- Blog記事一覧 -秋の気温低下で増える脳疾患を早期発見のために知っておきたい症状と対処法

秋の気温低下で増える脳疾患を早期発見のために知っておきたい症状と対処法

2024.11.19 | Category: 予防,冬,冷え,指のしびれ,救急,朝,生活習慣,秋,血圧,血流,頭痛

 

皆さん、こんにちは。

加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

秋の訪れとともに、急に寒くなってきましたが、こういった時期は、体調の不良が起こりやすいです。

その体調の不良の中に、脳梗塞やクモ膜下出血など、脳に関する生命に関わる病気があります。

テレビで注意喚起の放送がされたり、ご近所のかたが発症されたというお話を聞いて、他人ごとではないと、不安に思われる方も多いのではないでしょうか?

当院でも、そういったことに不安を感じておられるお話をよくお聞きします。

私自身も、身内が脳梗塞の発症直後に現場に、3度、居合わせたことがあり、そのときは、病院で救急の対応をしていただいたおかげで大丈夫でしたが、素早く的確な判断と対処が必要なことを実感しました。

そこで今回は、秋の気温低下に起こりやすい脳の疾患の特徴とその際の対応方法について、紹介させていただきます。

このブログを最後まで読んでいただくことで、秋に起こりやすい脳の病気を理解して、適切な判断を下すためのヒントを得ることができます。

 

 

 

 

秋の寒さによって引き起こされる脳の病気の代表例

秋の寒さによって引き起こされる脳の病気として、以下のものが代表的なものと考えられますので、病名とその症状の特徴を説明させていただきます。

 

脳梗塞(のうこうそく)

・脳の血管が、何らかの影響で詰まり、血流が途絶えることによって発生する

・突然の片側のマヒやしゃべることの障害が起こる

・ご高齢の方や高血圧、糖尿病の方は、発症のリスクが高い

・朝方に発症しやすいとされている

 

脳出血(のうしゅっけつ)

・脳内の血管が破れて出血する状態

・突然の激しい頭痛、はき気やおうと、意識の障害が特徴

・主な原因は高血圧で、活動時に起こりやすいとされている

 

くも膜下出血(くもまくかしゅっけつ)

・脳動脈のこぶになっている部分が破裂して出血する病気

・「頭を殴られたような」激しい頭痛が突然起こる

・女性に多く見られ、季節や時間帯に関係なく発症する可能性がある

 

一過性脳虚血発作(TIA)

・一時的に脳への血流が不足する状態で起きる

・症状は24時間以内に消失するが、その後に脳梗塞を発症するリスクが高い

– 高齢者や心疾患患者にリスクがあります。

 

 

 

 

脳の病気で起きる共通した症状

これらの脳の血管の病気で、共通して現れる主な症状には以下のようなものがある。

1. 突然の頭痛

特に、くも膜下出血では「バットで殴られたような」激しい頭痛が特徴。

2. 意識の障害

軽度の意識がもうろうとすることや意識がなくなるなど、意識の障害の程度はさまざまです。

3. マヒ

片側の手足や顔面のマヒが、突然、現れることが多い。

4. 言語の障害

しゃべろうとしても言葉が出にくい、ろれつが回らないなどの症状が現れる。

5. 視覚の異常

視野が欠ける、物が二重に見えるなどの症状が起こることがある。

6. めまいや平衡感覚の障害

立ったり歩いたりしようとしても、めまいが起こったり、バランスが取れなかったりと、動作に障害が出ることがある。

7. はき気やおうと

突然、頭痛や意識の障害に伴って、はき気やおうとが起きることがある。

8. 感覚障害

手足のしびれや感覚が鈍くなる症状が現れることがある。

共通した症状の中でも特に、

・顔のゆがみ

・腕のマヒ

・言語の障害

が突然現れた場合は、速やかに、専門の医療機関を受診することが重要です。

ただし、症状の現れ方や程度は、障害を受けた脳の部位や範囲によって異なります。

また、これらの症状が全て同時に現れるわけではなく、個人差があることに注意が必要です。

 

 

 

 

秋に脳の病気が起こりやすい環境条件

寒暖差が大きいと脳の病気のリスクが高まることが確認されています。

以下に、そのメカニズムと影響について説明します。

 

寒暖差による発症リスク

寒暖差が激しい環境では、体が気温の変化に対応しようとして血管が収縮し、血圧が急上昇することがあります。

特に、朝方の寒さから昼間の気温上昇にかけて、その日の気温の差が、8〜10度以上になると、脳梗塞や脳出血などが発症するリスクが高まります。

 

時間帯の発症リスク

脳の病気が発症しやすい時間帯は、特に、午前6時から午前10時頃です。

この時間帯は、「モーニングサージ」と呼ばれる時間帯であり、この時間帯に血圧が急上昇しやすいことから、脳卒中や脳梗塞などの発症リスクが高まります。

このため、ご高齢の方や高血圧の方は、この時間帯の活動を控えたり、適切な室温や体温の管理をおこなうことが推奨されています。

 

 

 

脳の疾患が疑われる場合の対応方法

脳梗塞や脳出血などが疑われる場合、迅速な対応が生命を救うカギです。

以下に、具体的な対処法を説明させていただきます。

 

すぐに救急車を呼ぶ

脳梗塞や脳出血などの疑いがある場合、まず、最初に行うべきことは、冷静に「119番」に電話して、救急車を呼ぶことです。

電話をした以降は、電話先のオペレーターの指示を受けて、動いてください。

 

救急医療相談に電話をする

脳の病気の症状がそれほど出ていなくて、救急車を呼ぶと大ごとになると思われ、迷われる方もいらっしゃると思われます。

その際には、「♯7119」に電話をしてください。

7119は、急な病気やケガで救急車を呼ぶべきかどうか迷ったときに、医師や看護師、専門の相談員に電話相談できるサービスです。

しかし、「♯7119」のサービスを受けられる地域は限られています。

7119のサービスを受けられる地域は、

https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/items/appropriate006_01_kyukyu_anshin_01.pdf 

からご確認ください。

7119のサービスを受けることができない地域にお住まいの方は、各市町村が設置している救急医療相談を、ネット調べたり役場に電話をしていただき、適切なアドバイスを受けてください。

例えば、兵庫県加古川市の場合は、

https://www.city.kakogawa.lg.jp/soshikikarasagasu/kenkouiryou/tiikiiryou/yakankyujitsunotaionitsuite/40481.html 

兵庫県全体でしたら、

https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf15/hw11_000000003.html 

に救急医療相談への電話番号が書かれています。

 

専門の病院に受診する

脳梗塞や脳出血は、早く対応する必要があります。

少しでも脳の疾患の疑いがある場合は、救急車を呼ぶ以外の対応として、すぐに、かかりつけの医師への相談するか、脳外科へ受診されることをおすすめします。

 

アプリで活用する

脳の病気で救急車を呼ぶべきか、医療機関に受診すべきかの判断に迷ったときに、全国版救急受診アプリ「Q助」を利用してください。

アプリ内で、質問に回答し、病気への救急対応のアドバイスを提供してもらえます。

詳しくは、

https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/items/appropriate003_01_qsuke_chirasi.pdf

に書かれています。

スマホに無料でダウンロードできますので、あらかじめダウンロードされておくことをおすすめします。

 

 

 

 

まとめ

今回のブログでは、秋の寒暖差で起こりやすい脳の病気とその特徴、そして、その対処法について紹介させていただきました。

脳梗塞やくも膜下出血などの脳の病気は、生命に関わる病気であり、迅速な対応が鍵です。

また、一過性脳虚血のように、一時は脳の病気の症状が出るが、24時間以内に消えて、その後、再び脳梗塞が起きる可能性が高い脳の病気もあります。

救急車を呼んだり脳外科に受診するのは、たいそうだと思いがちですが、少しでも疑いがある場合は、今回、紹介させていただいた対応を適切におこなってください。

また、秋になって、今回のケース以外でも、他のお体の不調を感じられる場合は、お近くの病院や治療院など専門の医療機関を受診されることをおすすめします。

当院でも、秋のお体の不調に対する施術をおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。

当院のブログでは、他に、以下のような秋に起こりやすいお体の不調への対策を書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

シニア女性に起きる秋の胃の不調の原因とそれを和らげるツボによるケア方法

急な寒暖差でシニアの方に引き起こる秋のめまいとその予防法

 

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広


月別アーカイブ

カテゴリ一覧

アクセス情報

所在地

〒675-0008
兵庫県加古川市新神野5-7-7 津田ビル1F-A

駐車場

1台あり

当院に向かい右側に駐車場がございます。駐車場入り口より、左列4番目が当院の駐車スペースとなっております。

休診日

水曜日・日曜日

予約について

当院は完全予約制となっております。

治療中は電話対応ができない場合もございます。留守番電話へお名前・電話番号・診察番号をご伝言ください。後ほど折り返しご連絡いたします。
ホームページからネット予約も出来ますのでご利用ください。