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金縛りで睡眠を妨げられている方に知ってほしいその要因と予防法

2024.05.18 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,生活習慣,疲労,睡眠,睡眠時無呼吸症候群,金縛り

 

夜、就寝すると金縛りをたびたび体験するので、何か霊的なものがご自身や寝室についているのではと、不安か感じるというお話をお聞きすることがあります。

確かに、心霊現象という面もあるかもしれません。

しかし、一方で、金縛りは医療用語で、「睡眠マヒ」と呼ばれる現象とされ、科学的に説明できるものでもあります。

金縛りがたびたび起こると、寝起きのスッキリ感が損なわれて、気持ちの不安感も発生して、日常生活に支障が出ます。

そこで今回は、金縛りの発生のメカニズムや発生を予防するための方法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、金縛りの発生を防ぐことで、不安の解消や睡眠の質が上がります。

 

金縛りの症状

金縛りは、

・体が動かない

・声が出ない

・恐怖感

・体に何かがのっている感覚

・人や物の気配がする

・幻覚や幻聴

・誰かに触られている感覚 などの症状がみられます。

 

睡眠のメカニズム

 

 

金縛りのほとんどが睡眠中に起きるかと思われます。

睡眠のメカニズムは、金縛りと密接な関係があります。

人間は、眠っているときは、「レム睡眠」「ノンレム睡眠」 と呼ばれる2つの周期が、交互に脳や体で起こっています。

それぞれの睡眠について、以下で紹介させていただきます。

 

ノンレム睡眠

寝始めると、まずはノンレム睡眠から始まります。

眠り始めてから最初の数時間はノンレム睡眠が多いです。

ノンレム睡眠の役割としては、体がしっかりと休む時間です。

筋肉もリラックスして、ホルモンの分泌が増えて、体の回復や修復がされます。

また、脳も休み、それによって脳を使うためのエネルギーが回復します。

体と脳が休み、深い眠りになるため、ノンレム睡眠の時間帯は、夢をあまり見ない時間帯でもあります。

 

レム睡眠

朝方に近づくにつれて、レム睡眠の時間帯が増えます。

一晩に、4〜5回ほど繰り返します。

レム睡眠の時間帯は、脳が活発に働いて、日中に起きたことや記憶を整理します。

脳が活発に活動しているため、眠りが浅くなります。

また、それによって、レム睡眠の時間帯は、夢を見やすくなります。

一方、レム睡眠の時間帯の体の筋肉は、一時的にマヒしたように緩み体が動かない状態になる。

これは、夢の中で起こったことに反応して、体が動かないようにするための仕組みです。

体は動きませんが、レム睡眠中は、目だけはキョロキョロと動きます。

 

ノンレム睡眠とレム睡眠の役割

ノンレム睡眠は、体がしっかり休まることで、成長したり、疲れからの回復を促します。

レム睡眠は、脳が情報を整理することで、記憶をしっかりと定着させます。

 

睡眠のリズム

違った役割のあるノンレム睡眠とレム睡眠ですが、入眠後、90分おきに、交互に入れ替わります。

その順番ですが、

・入眠後、最初はノンレム睡眠となり、深い眠りで体を休めます。

・次にレム睡眠に移行して、浅い眠りで脳が活動し、夢を見ます。

・そして、またのノンレム睡眠に移行するといったように交互にあらわれ、 一晩の間にノンレム睡眠とレム睡眠が何度も交互に現れます。

ノンレム睡眠とレム睡眠が、スムーズに交互におこなわれることで、体も脳も回復して、翌日も元気に過ごすことができます。

 

金縛りが発症しやすい条件

日常生活の習慣や環境から、夜、寝たときに金縛りが起こりやすくなります。

その条件とは、

・ 1時間以上の長い仮眠をとっている

・夜、寝る時間が23時以降である

・疲れている

・生活が不規則である

・ストレスや不安が続いている

・寝るときに、上向きで寝る習慣がある

といったことです。

 

金縛りが発症しやすい条件が与える睡眠への影響

金縛りが起こりやすい条件がそろうことで、ノンレム睡眠の時間が短くなり、レム睡眠に早く入ります。

つまり、深い睡眠ができず、すぐに浅い睡眠に移行し、目を覚ましやすい睡眠の状態です。

浅い眠りで夢をよく見るレム睡眠の特性は、「夢を見たときに、夢に合わせて体を動かさないように、一時的に体の筋肉がゆるみ、マヒして動けないようにしている状態」をです。

この状態で、目を覚ますと、脳は起きたが体が動かないという、いわゆる、「金縛り」の状態が発生します。

 

金縛りが発症しやすい条件がノンレム睡眠を短くする理由

金縛りになりやすい条件が、なぜ、ノンレム睡眠の時間を短くするのかを以下で紹介していきます。

日中に長い仮眠をとる 

日中に長い仮眠を取ることで、夜、入眠する際に、最初に起こる深い眠りとなるノンレム睡眠が、日中ですでにおこなわれています。

そのため、夜に寝始めたときに、ノンレム睡眠の時間帯が短くなり、浅い睡眠状態となるレム睡眠へすぐに移行しやすくなります。

 

就寝する時間が遅い 

人間は、体を動かしたり休めたりする時間帯を自動的に調整する、「体内時計」が備わっています。

体内時計で設定されている時間帯より遅く寝ることで、体は回復のための睡眠に急いで移行しようとします。

その結果、深いノンレム睡眠を飛ばして、より体を休めるレム睡眠への移行が早まります。

これによって、ノンレム睡眠の時間帯が少なくなり、レム睡眠に早く移行します。

 

体が極度に疲労する 

適度な疲労は、深い睡眠を促します。

しかし、極度の疲労は、体の緊張がとれず、覚醒状態が続き、スムーズにノンレム睡眠に入れなくなります。

その結果、体が十分に休まる前に、レム睡眠の時間帯に入ってしまいます。

 

不規則な生活をする 

毎日、異なる時間に、寝たり起きたりすると、体の体内時計のリズムが乱れます。

これにより、体がノンレム睡眠とレム睡眠に入る時間帯を調整するバランスが崩れ、深い眠りのノンレム睡眠が短くなる場合があります。

 

ストレスや不安が続く 

ストレスや不安があると、ストレスに対応するためのホルモンの分泌が増えます。

ストレスに対応するためのホルモンは、血糖値や血圧をあげて、エネルギーを生産して体が覚醒しやすい性質があります。

そのため、このホルモンの分泌が多くなると、眠りの質を低下させて、深いとなるノンレム睡眠に入るのを難しくします。

 

向きで寝る習慣がある

 寝るために寝具に横たわったときに、上向きで寝ると、重力の影響で、舌がのどに落ちて、気道が狭くなり、その結果、呼吸が浅くなります。

そうすると、体は生命の危機を感じて、呼吸をより多くとるために、体が覚醒モードとなる。

そうなることで、深い眠りをすることを妨げ、ノンレム睡眠の時間帯が短くなります。

上記のような条件が発生することで、睡眠のリズムが、深いノンレム睡眠が短くなり、レム睡眠に早く入ります。

レム睡眠中は、脳の活動が活発になり、体の筋肉は動かないようにリラックスしています。

この状態で急に目覚めることで、脳は起きているのに体が動かない、「金縛り」 の状態が発生しやすくなります。

 

金縛りの症状を引き起こす病気

生活習慣や環境によって、金縛りは起こりやすくなります。

しかし、一方で、睡眠や精神に関する病気によっても起こる場合があります。

金縛りが起こりやすい病気として、以下のようなものがあります。

 

ナルコレプシー

ナルコレプシーは、過度の眠気と突然の眠りに襲われる病気です。

この病気は、レム睡眠が異常に早く現れることが特徴で、これにより、金縛りが頻繁に発生する場合があります。

詳しくは、以下のNPO法人ナルコレプシー協会のサイトをご参考にしてください。https://narukokai.or.jp/about_nalco.html

 

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が繰り返し止まってしまう病気です。

呼吸が苦しくなることで、レム睡眠中に目が覚めやすくなり、金縛りを引き起こす症状がでます。

詳しくは、以下の一般法人日本呼吸器学会のサイトをご参考にしてください。https://www.jrs.or.jp/citizen/disease/i/i-05.html

 

うつ病や不安障害

うつ病や不安障害などにより、睡眠の質に影響が出ることで、睡眠サイクルを乱れ、金縛りの症状が引き起こす場合があります。

 

慢性疲労症候群

慢性疲労症候群は、極度の疲労感が続く病気です。

これにより、ノンレム睡眠が短くなり、レム睡眠の時間帯が増えることで、金縛りが起こる場合があります。

金縛りがあまりにも頻繁に発生し、日常生活に支障をきたしている場合は、一度、医師に相談し、適切な診断と治療を受けることをおすすめします。

 

 

金縛りを予防するための方法

金縛りによって睡眠の質を下げないためにも、その方法を以下で紹介させていただきます。

短い昼寝を心がける 

昼寝をする場合は、15~30分程度の短時間にとどめることをおすすめします。

また、昼寝をする時間帯を、午後の早い時間にして、夕方以降に仮眠をとることを避けるようにしてください。

一定の時間に就寝する 

毎晩、同じ時間に寝る習慣をつけることで、体内時計を整えてください。

就寝する時間は、理想としては、22時~23時の間までに設定するのがベストです。

それによって、金縛りの発生を予防する可能性が高まります。

休息をこまめに取る 

睡眠に影響が出るほどの極度の疲労を防ぐために、日中に適度な休息を取るように心がけることで、体が過度に疲れないようしてください。

それによって、寝ているときに金縛りが起きるのを軽減できます。

規則正しい生活をする 

平日だけでなく休日でも、毎日、同じ時間に寝起きして、体内時計を整えてください。

また、朝、起きたらすぐに日光を浴びてください。

それによって、体内時計がリセットされますので、体が規則正しいリズムで機能しやすくなり、入眠後に金縛りをしにくくなります。

ストレスの管理をおこなう 

ストレスや不安を軽減するために、運動や深呼吸、趣味などをおこなうことで、心身をリラックスやリフレッシュさせる時間帯を作ってください。

また、寝る前に、カフェインやアルコールを過度に摂取することをひかることで、眠りの質を上げ、金縛りを防ぐことができます。

寝る姿勢や環境を見直す 

寝はじめは、上向きで寝るのではなく、横向きで寝ることを試してください。

横向きで寝る際には、左側を下にして寝ると、呼吸がしやすくなります。

また、枕の高さや硬さを調整し、寝返りを打っても横に妨げるものがない状態など、睡眠の環境を改善することで、快適な睡眠が可能となり、金縛りを予防できます。

 

 

まとめ

睡眠は、1日の疲れを回復させるには非常に重要な時間帯です。

実際、当院でも、睡眠の質が良い方は、施術したときの効果が伝わりやすく、回復が早い傾向があります。

科学的に解明されている金縛りの要因を知っていただいて、睡眠の質を上げていただくためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも、金縛りがしばしば起こって寝ても体の疲れが取れないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

また、他に、睡眠に関するブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

 

睡眠に関してお悩みの退職後の男性の方に知ってほしい改善法

 

夜中に何度も目がさめるのはなぜ?睡眠の質をたかめる対策とは

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

長時間、会合で座り続けることで腰痛が発症した方に知ってほしい効果的な対処法

2024.05.17 | Category: 予防,体操・ストレッチ,姿勢,座り方,日常生活の動作,生活習慣,疲労,筋肉疲労,背骨,腰痛,関節,骨盤

 

先日、60歳代女性の方が、腰痛で来院されました。腰が痛くなったきっかけをお聞きすると、町内会の収支報告の会合で、2時間近く、パイプイスに座ったためだそうです。

会議中に腰が痛くなり始めたのですが、周囲に町内の方もいらっしゃったので、途中で立ち上がって腰を伸ばすわけもいかず座り続けたと。

家に帰ってからも腰の痛みが続いて、今に至っているとのことでした。

このように、どうしても座り続けるシチュエーションのため、腰が痛くなっても我慢される方が少なくありません。

そこで今回は、イスに座り続けることで腰が痛くなる理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、座り続けざるえないことで腰が痛くなった後に、フォローする方法がわかり、腰痛を軽減できます。

 

 

 

イスに座り続けることで腰が痛くなる理由

 

立っているときより、イスに座っている方が、腰にとって楽だと思われがちです。

しかし、実は、腰痛を発症している要因の50パーセントは、イスに座っているときの姿勢によるものだと研究報告がされています。

それは、立っているときより、座っていている方が、腰にかかる圧力が、

 

“1.4倍”

 

も増加します。

さらに、姿勢が崩れて前屈みに座っていると、

 

“2.2倍”

 

にもなります。

座ることで腰にかかる圧力が増加することで、腰の組織に以下のような負荷がかかり、腰痛が引き起こされます。

 

筋肉への負担

長時間、座った姿勢を維持するためには、背骨や骨盤を支える筋肉が緊張し続けるため、疲労が蓄積します。

背骨を支える筋肉の疲労がたまると、筋肉が硬くなります。

その状態で、座り姿勢を維持しようと、筋肉を収縮させても対応できず、腰に痛みが発生します。

また、長時間の座位で、背骨や骨盤周辺の筋肉の柔軟性が低下すると、瞬発的な動きが低下して、立ち上がったり歩いたりといった動きに支障がでます。

 

椎間板への負担

 

長時間、座っていると、姿勢が崩れがちです。

座っている姿勢が、「仙骨座り」と呼ばれる腰が丸まり骨盤が後ろに倒れる姿勢で座っていると、腰の背骨のクッションの役割をする椎間板にかかる圧力が増加します。

この圧力が、長時間、続くと、椎間板が変形し、椎間板ヘルニアのリスクが高まります。

椎間板ヘルニアになると、腰の神経が圧迫されて、炎症が起こり、腰に痛みが発生しやすくなります。

 

腰の関節への負担

背骨の腰の部分は、本来、前に弓形にたわんで、腰の関節が正常に合わさります。

長時間、座っていることで、腰が丸くなる姿勢になりがちです。

そうすると、背骨の腰の部分は、弓形にたわみが減少して、腰の関節面に不均衡な圧力がかかります。

この圧力が続くと、関節面がすれて炎症を引き起こし、腰痛の原因となる。

 

 

 

イスに座り続けることで腰が痛なった後におこなってほしいケアの方法

 

長時間、座り続けることで、腰の組織のバランスが崩れ、体にゆがみが生じ、痛みが発生します。

それを整えることで、腰痛が軽減できますので、そのための体操を以下で紹介させていただきます。

 

体そらし体操

下向きで寝て、肘を曲げて、肩の下で立て、上半身の重みが腕にかかった状態で、体を反らしてください。

ゆっくりと呼吸をしながら、この姿勢を10秒間続けてください。

 

これを5回、繰り返してください。

 

前屈み体操 

イスに座り、足を肩幅より広く開いて、太ももの上に両手を置いてください。

 

足首をつかんで、ゆっくりと息をはきながら、足の間に体を前に倒してください。

 

この状態を、10秒間、キープしてください。これを5回、繰り返してください。

 

 

 

まとめ

 

イスに座ることによる腰痛を予防するなら、こまめに立ち上げることが有効なのですが、町内や学校の会合の場では、そうもいかないことが多いと思われます。

そういったときは、腰痛をひきずらないためにも、自宅に帰ってから、腰へのケアをおこなうことをおすすめします。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも長時間、イスにすわらざるえないことで起こった腰の痛みのお悩みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に、腰痛への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

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監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

低気圧による天候の崩れが引き起こす頭痛への対処法

2024.05.16 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,入浴,,天候,天気,,睡眠,血圧,血流,頭痛

 

5月は、比較的穏やかな天気となり、過ごしやすい日が多くなります。

しかし、この時期には、突如として、低気圧が発生して、激しく強い雨風の天気になる場合があります。

先日も、地元で車や建物に被害が出るほどの、激しい雷雨・大粒の雹が降りました。

こういった天気になると、体に不調、特に、“頭痛”を訴える方が多くなります。

そこで今回は、天気の崩れから頭痛が発生する理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、天気の変化すると起こる頭痛を軽減し、日常生活に支障がでるのを防げます。

 

 

 

天気の崩れから頭痛が発生する理由

 

激しい雨や風、雷などが起こるなど、天気が崩れることで頭痛が発生しやすくなる理由は、

 

「気圧の低下」

 

によるものです。

  雨が降るときの気圧は低下する、つまり、低気圧になります。

気圧というものは、ざっくり言うと、空気の重量を表します。

ということは、低気圧になると、体にかかる空気の重さが軽くなることで、外部から体にかかる圧力が減少します。

そうすると、体の内部が緩み、その過程で体の中にある血管が緩みます。

血液の流れは、血管が収縮することで押し出されて流れていきます。

血管が緩むということは、血液の流れが悪くなり、血液を介して供給される栄養や酸素が脳に十分に届かなくなります。

特に、脳は、エネルギーの消費が激しい臓器であり、血流の悪化は、脳はストレスを与えます。

それによって、脳の神経が過敏になったり、脳内から分泌される物質のバランスが崩れすくなることなどで、頭痛が発生しやすくなります。

 

 

 

低気圧の天気で頭痛が起こったときの対処法

 

気圧の低下や天候の変化によって、頭痛が引き起こされた場合の対処法について、以下で紹介させていただきます。

 

十分な睡眠をとる 

 

睡眠は体を回復させる時間帯です。

十分な睡眠をとることで、気圧の変化によって過敏になった脳の神経の興奮を抑えて、通常の神経状態に回復させるように働きます。

それによって、頭痛が軽減されます。

 

十分な水分をとる

 

十分な水分をとることで、血液の粘度を下げてサラサラで流れやすい状態に変化させます。

それによって、脳への血液供給量が上がり、頭痛を緩和できます。

 

十分に深呼吸をする

 

気圧の低下により、体の中が緩むと、呼吸するための筋肉も緩み、呼吸量が低下します。

深呼吸を意識的に十分にすることで、脳に酸素が供給されて、過敏になった神経活動を抑えることができ、その結果、頭痛も抑えることができます。

 

十分に温める 

 

湯船につかって首や肩を温めたり、首周りにスカーフやタオルを巻いて保温をすることで、首を通過して脳へいく血行が良くなります。

それが、効果的に頭痛を緩和します。

 

十分にツボを刺激する 

 

天候が悪くなることで起きる頭痛に対して効果的とされるツボとして、

 

「合谷(ごうこく)」

 

があります。

ツボの位置は、手の甲側で、親指と人さし指の骨が交わる部分から、人さし指側のくぼんだ部分にあります。

気持ちがいい圧力で、1~2分ぐらいを目安に押してください。

 

 

 

まとめ

 

人間の体は、気候の変化に体が対応するのに、2週間はかかるとされ、時間がかかります。

春から初夏にかけての突然の天候の崩れは、どうしても体が対応できないことが多いため、その度に対処が必要になります。

特に頭痛が起きると、その不快な痛みから集中力や注意力が落ちて、仕事や家事などをおこなう際に、支障が出やすい傾向があります。

それを軽減するためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも天候の崩れによる頭痛のお悩みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に、季節による体調の崩れへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

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監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

季節の変わり目でおこなう布団入れ替えで起こりがちな腰痛防止するための工夫

2024.05.15 | Category: 予防,,姿勢,日常生活の動作,,生活習慣,疲労,筋肉疲労,脇腹の痛み,腰痛,関節

 

5月になると、気温が上がってきます。

室温が25度以上になる日が続くと、これまで寝ているときに寒くないようにしていた分厚めもしくは重たい布団を、薄い布団にかえて、寝やすい状態にするようにします。

それまで使っていた布団は、次の秋や冬で気温が下がるまで使わないので、自宅の洗濯機やコインランドリーで洗濯をしたり、乾燥や殺菌目的で日光にあてるなどするために、洗濯物を持ち上げて運ぶ動作が増えます。

こういった布団の入れ替え時期に、布団を持ち上げて運ぶ動作によって、腰痛を引き起こされる方が少なくありません。

そこで今回は、布団を持ち上げて運ぶ動作によって腰痛が引き起こされる理由とそれを予防するための方法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、季節の変わり目におこなう布団の入れ替えで起こる腰の痛みを防ぐことができます。

 

 

 

季節の変わり目におこなう布団の入れ替えで腰が痛くなる理由

 

布団を入れ替えるために、短期間で、持ち上げたり運んだりすることで、腰が痛くなる理由を以下で紹介させていただきます。

 

布団を持ち上げたときの姿勢 

寒さを防ぐための布団は、分厚いものや重くなる傾向にあります。

そのため、持ち上げた際に、布団の厚さや重さを支えたりバランスをとるために、おなかや胸で布団を受けて、腰が反ってしまう姿勢をとりがちです。

そういった、自然な姿勢をとることで、腰に負荷がかかり、痛みが発生しやすくなります。

 

布団を持ち上げるときの姿勢

布団を持ち上げる際、腰を曲げて持ち上げる、いわゆる「中腰」でおこないがちです。

荷物を持って腰を曲げて持ち上げると、立っているときより腰への負荷が、

 

“2倍”

 

も増大します。

そのために、腰の筋肉や関節などに過度なストレスがかかり、腰を痛めてしまいます。

 

布団を持ち上げる筋力の不足

腰の骨は、腹筋や脇腹と背筋などで支えられています。

これらの筋肉が弱かったりバランスが悪いことで、重いものを持ち上げる際に、腰の関節を支えることができず負担がかかります。

そうすると、腰の関節に炎症が起こり、腰の痛みが発症する可能性が高まります。

 

布団の持ち下ろしの動作の繰り返し

布団を持ち上げたりおろしたり、運んだりするといった同じ動作を繰り返すことで、腰周辺の筋肉に負荷がかかるのが続き、だんだんと疲労し固くなります。

その状態で、さらに腰を使おうとすると、対応できず痛みがでてしまいます。

 

 

 

季節の変わり目におこなう布団の入れ替えで腰痛を予防するための方法

 

布団を持ち上げたり運んだりする動作によって、腰に痛みが出るのを防ぐための方法を以下で紹介させていただきます。

 

腰に負担をかけない持ち方をする

 

布団を持ち上げる際には、中腰を避けて、いったん、ひざを曲げて腰を落とし、背中をまっすぐに保ちながら持ち上げてください。

足の力を使って荷物を持ち上げることで、腰への負担が軽減できます。

 

コルセットを使う 

 

荷物を運ぶことで腰痛を予防するためには、腹筋や背筋の筋力の増加が効果的です。

しかし、それらの筋肉は、一長一短ではつかないものです。

ですので、腰をサポートする道具であるコルセットをうまく活用することをお勧めします。

布団を持ち運びするときは、コルセットを腰に巻いて、腰をサポートしてください。

ただし、コルセットは、正しく巻かないと効果が出ませんので、

 

・コルセットの上縁がおへそ、下縁が骨盤の上部になるように装着する

・息を吸っておなかをへこました状態で、骨盤にかかるように装着する

・腰からおなかにむけて、斜めにバンドを伸ばし固定する

・コルセットをしめるテープやひもは、強めに引っ張り止める

・コルセットの中心と背骨を合わせて装着する

 

ことを意識してコルセットを装着してください。

また、コルセットをつけて布団も持ち運びするうちに、コルセットの固定が緩んできます。

こまめに、コルセットを締め直して、布団の入れ替え作業をおこなってください。

 

布団を分けて持ち上げ運ぶ

 

冬布団は重たいもしくは分厚いので、持ちにくいものです。

ですので、面倒かもしれませんが、腰に負担をかけるのを減らすためにも、一度に運ぶのではなく、分けて運ぶことをおすすめします。

 

適度に休みながら作業をおこなう

 

こういった布団の入れ替えは、モチベーションや集中力がいるため、一気に作業をやりがちです。

しかし、長時間、同じ姿勢や動作を繰り返すことで、腰に負担がかかるため、適度に休憩をはさんで、腰を休める時間帯を作ってください。

 

 

 

まとめ

 

布団の機能は進化して、どんどん軽くてあったかくなっています。

とはいえ、冬布団は、その大きさや枚数の多さで、仕舞う作業には大きな労力が入ります。

また、次の秋や冬になって布団がいい状態で取り出せるためにも、頑張っておこなわれる方も多いと思われます。

頑張られて布団の入れ替え作業をされている方が、腰を痛めるのを防ぐためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも布団の入れ替えのために腰の痛みが発生するようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に、腰痛への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

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寝違えによる首の痛みへのやるべきこと・やってはいけない対処法

2024.05.14 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,体操・ストレッチ,冷え,姿勢,寝起き,寝違え,日常生活の動作,生活習慣,疲労,肩こり,血流,関節,首の痛み

 

5月も中旬ですが、過ごしやすい季節ではありますが、朝晩の寒暖差が激しい時期でもあります。

こういった気温の変動がある時期は、それに体が対応しきれずに、いろいろな体の不調を起こしやすい季節でもあります。

この季節に起こりやすい体の不調の一つとして、

 

「寝違え」

 

です。

寝違えが発症すると、顔を下に向けたり、腕を使っての作業をするたびに、首や肩に痛みが走り、仕事や家事などの日常生活に支障がでます。

そこで今回は、寝違えが発症する要因や対処法などについて紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、寝違えの回復期間を早めることができます。

 

 

 

寝違えが発症する要因

 

寝違えが発症する要因は、以下のことが考えられます。

 

睡眠中の姿勢

枕や寝具が体の形状に合わなかったり、寝床でパートナーや子供、ペット、ぬいぐるみなどと一緒に寝ることで、首が不自然な角度で曲がるような睡眠姿勢となる場合があります。

そのために、首の関節や筋肉に負荷がかかりすぎるために発症します。

突然の動き

睡眠中は、血流や体温が下がり、動きも少なくなるため、筋肉は硬くなりやすい。

筋肉が硬い状態で、朝、目覚めた際に、急に首を動かすことで、首の筋肉が引っ張られて、それに対応できずに痛みが発生する可能性が高まります。

 

日中の疲労やストレス

日常的なストレスや肉体的な疲労、運動不足などにより、筋肉の緊張や筋力の低下により、頭の重さを支えることができず、寝違いが生じやすくなる。

 

気温の低下環

日中に比べて、朝方は気温が低下します。首は寝る服に覆われずに、朝方の冷たい空気に皮ふが直接触れやすいため、首が冷えやすくなります。

その結果、首周辺の筋肉が硬直し、寝違いが発生すやすくなる。

 

 

 

寝違えの治癒までの期間

 

一般的な寝違えは、そのままにしておいても、1週間ほどで徐々に痛みが軽減されます。

1週間以上、寝違えが軽減せずに、寝違えが発症した直後と同じ程度の痛みが続くようでしたら、ヘルニアや腫瘍などの他の重篤な病気が隠れている場合があります。

その場合は、お近くの病院で精密検査を受けられることをおすすめします。

 

 

 

寝違えが起こった際にやってはいけないこと

 

寝違えを発症した直後に行ってはいけないことは、

 

・首のマッサージ

・首のストレッチ 

 

です。寝違えを起こしているということは、首の関節や筋肉が炎症を起こしている可能性が高いです。

その首に直接、強い刺激を入れることで、首周辺の炎症が増加し、かえって症状が悪化する場合があります。

 

 

 

寝違えが起こった際にやってほしいこと

 

寝違えによって、首の周辺の組織の損傷します。

それをなおすために、首の損傷した部分に、血液を通して、栄養な酸素を提供して、老廃物を回収する必要があります。

そのために、お風呂に入り首を温めたり、首にタオルやスカーフを巻いて保温することをおすすめします。

寝違えの発症直後の1日目で、首を触ると熱く感じて、どうしても痛みがきついようでしたら、アイスパックで冷やしてください。

寝違えが発症して、2日目以降は、首を温めた方が治りが早まります。

 

 

 

寝違えを軽減するためのストレッチとツボ

 

寝違えの際には、首を直接刺激すると、かえって痛みが増加することを、「寝違えが起こった際にやってはいけないこと」の章で紹介させていただきました。

首の筋肉や関節へ直接刺激するのではなく、首の筋肉や関節に連携している遠方の部分から刺激を入れることで、寝違えを軽減する効果があります。

そのためのストレッチを以下で紹介させていただきます。

 

ストレッチその1 

壁の前に立ち、指を床方向に向けるように手首を曲げて、手のひらを壁に当ててください。

 

壁に当てた手と反対側に体をねじって、腕の力コブあたりが伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。

 

反対側の腕も同じようにおこなってください。

 

ストレッチその2

壁の横たち、肘を曲げた状態で腕を肩の高さまで上げて、前腕の小指側を壁につけます。

 

壁に当てた前腕と反対側に体をねじって、壁につけた前腕側の胸のあたりが伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。

 

反対側の腕も同じようにおこなってください。

 

寝違いに効果があるツボ 

 

寝違いに効果があるツボは、「落沈(らくちん)」です。

このツボは、手の甲側の人差し指と中指の骨の交わる所に位置します。

 

 

 

まとめ

 

寝違えによって首が動きづらくなると、肉体的な痛みだけでなく、不安やイライラなど精神的な不調も引き起こします。

放置しても徐々になおってはいく症状とはいえ、日常生活を送る上で、心身に影響が大きいので、なるべく早く回復を促すべき症状です。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも寝違えによる首の痛みのお悩みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に、首の痛みへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

40歳代女性の小学校教師の方の首の痛みと指のしびれへの対処法

デスクワーク中だけでなく家に帰っても首の痛みが続く理由と対策のためのストレッチ

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

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