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予防 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 20の記事一覧
冬の寒さが本格的になると、その寒さで血管が閉まり、血圧が上がりやすくなります。
急になぜか、フラフラしたり、頭痛が起こったりと、体に異変が起こったときは、高血圧によるものだったとおっしゃる方は少なくありません。
そこで今回は、自宅でできる高血圧への対応について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、高血圧hの不安や疑問を解消できます。
高血圧は、「万病のもと」とも言われ、日本人にとっては、最大の生活習慣病のリスクの要因であります。
そのような高血圧について、以下で紹介させていただきます。
血圧は、体が必要とする酸素や栄養などを、体のすみずみに供給できるように、血液を押し出して、循環させる役割があります。
そして血圧の中でも、「高血圧」とは、血液が血管を通るときに、血液が血管の内部の壁に与える圧力が正常より高く、それが慢性的に続く状態のことをいいます。
高血圧の症状には、
・手がしびれる
・足がむくむ
・めまい
・耳鳴り
・頭痛
・肩こり
・不眠が続く
・動きや息切れ
があります。
しかし、これらの症状は、風邪や疲労でも起きることです。
ですので、こういった自覚症状だけでは、高血圧によるものかそうでないかは、判別がむずかしいため、検査が必要です。
血管の内部の壁は、弾力がありますが、高血圧の状態が慢性的に続くと、血管はいつも押し広げる力が加わります。
それによって、血管の内の壁が、分厚く硬くなり、血管の柔軟性が失われていきます。
また、その圧力で血管の内部の壁に傷をつけ、その傷口がコブとなって、血管の空洞を狭くしてしまいます。
高血圧によって起こりやすい病気としては、
・脳出血
・脳梗塞
・くも膜下出血
・心臓心肥大
・狭心症
・心筋梗塞
・腎臓の障害
などがあります。
血圧は健康の重要な指標です。
特に、自覚もなく潜む病気のリスクを知るためには、血圧を知ることです。
そのためには、血圧計で調べることが、最も手軽におこなえます。
正確にご自身の血圧を知るためにも、以下で、正しい血圧の測り方を紹介させていただきます。
2019年に改定された「高血圧ガイドライン」に、高血圧の人がどこまで血圧を下げるべきかが記されています。
それによると、家で血圧を測った場合は、
・75歳未満は、135/85未満
・75歳以上は145/85未満
という数値目標となっています。
ちなみに、病院で血圧を測る場合は、緊張して血圧が上がることを考慮して、
・75歳未満は、140/90未満
・75歳以上は150/90未満
と血圧の目標が家で測る数値よりも上げた設定になっています。
家で血圧を正しく測り、日々の変動を比べるためには、なるべく同じ条件で測る必要があります。
血圧を測る際のポイントを以下にあげていきます。
朝は起きてから30分以内、トイレを済ました後で、朝食の前に血圧を測ってください。
夜は寝る30分前に血圧を測ってください。
アルコールを摂取した後やお風呂に入った後は血圧が低くになりますので避けてください。
血圧やはその日の気分や行動の影響を受けやすいので、事前に1分から2分ほど、深呼吸などしてリラックスしてからの測定をしてください。
2回測り、どちらの数値も記録しておいてください。
血圧を測るとき、腕に巻いたり腕を入れたりする測定の器具が、心臓と同じ高さになるようにします。
測定位置が低い時は、肘の下にタオルなどを置いたり、机や椅子の高さを調節しておこなってください。
血圧を測定中は、血圧の数値が気になって、血圧計の画面をついつい凝視しがちです。
そうすると、息を止めて緊張している状態となるので、血圧が上がり、正常な数値が出ません。
ですので、血圧を測っている最中は、呼吸をゆっくりしながら、血圧計ではなく、遠くを見つめて、リラックスしておこなってください。
血圧を測ると、右腕と左腕では、違いがでる場合があります。
それによって、本来、高血圧であるのに見逃される場合があります。
時々は、左右の腕で測ってみて、血圧の違いを比べてみてください。
両腕を測るときの注意点としては、右腕を測った後は、1から2分ほど開けて、左腕を測るようにしましょう。
もし、左右の腕で血圧の違いが大きいようでしたら、かかりつけの病院で相談されることをおすすめします。
高血圧を防ぐためには、血管を広げて、血液の流れをよくする必要があります。
日常生活で、簡単にできる方法を以下で紹介させていただきます。
皮ふを優しくさすることで、血管の細胞から、血管を広げる物質がでることが報告されています。
その方法としては、 さする部分の皮ふに手のひらをぴったりと密着させ、そのまま皮膚を上下左右に、スライドさせるように動かします。
さする部位は、頭や顔、腕や足、胸や背中など、手が届く範囲で全身を刺すってください。
皮ふをさするスピードは、1秒で10センチぐらいでおこなうことが理想です。
皮ふを強く刺激すると、体が緊張して、帰って血圧があがてしまうので、優しくさすることを心がけてください。
カナダで高血圧の予防として、ハンドグリップ法という研究が発表されました。
この研究で、自身の握力の30パーセントの力で、週3回ほど握るだけで、血圧が10パーセントも下がったと報告されています。
この方法を実践するためには、タオルでおこなうことができます。その方法ですが、
①フェイスタオルと四つ折りにする
②タオルを端から丸める
③丸めたタオルと握ったときに、指につかないぐらいの太さにする
④丸めたタオルを握る。その際に、
⑤握った指同士がつかない程度、自信の握力の大体30パーセントの力でタオルを2分間、握り続ける
⑥ タオルを持っていた手の力を緩めて1分間休む
この手順で、 左右の手で2回ずつ、 週に3日を目安におこなってください。
血圧を下げるツボというものがあります。
以下で紹介させていただきます。
合谷(ごうこく)
手の親指と人差し指の骨が、手首の方向で合流する部分にあります。
内関(ないかん)
手のひら側の手首の横じわの中心から、ひじ方向に、指の幅の3本分を測ったところにあります。
触りやすい部分にありますので、テレビをみているときやお風呂に入っているときなどに刺激してください。
高血圧に関して、いろいろ不安に感じておられるお話をよくお聞きします。
薬で血圧を調整する以外に、血圧を安定させるためには、日常での生活習慣が大切となってきます。
今回、紹介させていただいたことが、寒い冬でも、室内でできる高血圧へのケアとして、皆様のお役に立てれば幸いです。
それでも解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みについての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、寒い冬に起きる体の変化への対策のブログも書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
50歳代女性の方が、床に座っているときに起こる股関節の違和感で来院されました。
床に座るとき、よく左に足をだしての横すわりをして、洗濯物をたたんだりテレビを見ることが多いと。
長い時間、座って、腰が痛くなってきたので、足を入れ替えて右に足を出して横割りをしようとすると、股関節が痛くてできないと気がついたそうです。
自分の股関節の動きに左右差があるのが、心配で診てもらおうということでした。
このように、同じ座り方でも、左右差がでるという方は少なくありません。
そこで今回は、横すわりに左右差がでる理由とと対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、家の床でより快適に座ってすごすことができます。
女性の方は、床で座るときに、横すわりされる方が多いです。
以下で、横すわりによって起きる影響について紹介させていただきます。
股関節が内側や外側にねじれる角度は、それぞれ45度です。
左に足をだしての横すわりの場合ですと、左の股関節を90度近く内側にねじって、右の股関節を外側に90度近くねじることを強制します。
長時間、股関節の可動域以上にねじることを続けると、股関節を構成している、太ももの骨と骨盤の結合にズレが生じます。
また、横すわりで股関節周辺の筋肉が、無理やり伸ばされたる筋肉と縮んだままの筋肉が発生して、筋肉のバランスが崩れます。
雑巾を一度、思いっきり水をしぼってから、反対方向にしぼりなそうと思っても、雑巾が固くしまってスムーズにしぼれませんよね。
それと同じで、長時間、片方の横すわりによってねじれて、ズレて固まった股関節は、反対方向に横すわりする際に、股関節がスムーズに反対にねじれず、痛みが発生します。
長時間の横すわりは、本来、45度しかねじれない股関節を、90度近く捻るように強制します。
しかし、股関節がねじりきれないので、骨盤や背骨を反対側に傾けくことで、バランスをとります。
骨盤や背骨が傾くことで、さらにバランスをとるために、首や頭を反対側に傾けます。
こうして、長時間の横すわりによって、体をジグザグに体をゆがませます。
このことによって、股関節の痛みのほかに、 血流の悪化や、腰痛、肩こり、生理痛、便通の乱れ、胃腸の機能低下、冷え性などさまざまな症状が発症します。
こういった、2次的な症状がでないためにも、横すわりを左右した際に違和感を感じたら対処が必要です。
床で座る正しい方法は、いろいろとありますが、正しい座り方はないというのが現状です。
それぞれに、メリット・デメリットがあります。
ですので、どんな座り方でもいいのですが、共通して言えることは、長時間、同じ座り方をしないということです。
最低でも、30分に一回は、座る姿勢を変えてください。
それはそれとして、長時間の横すわりで崩れた股関節を整える方法を以下で紹介させていただきます。
床に足を伸ばして、上向きでねます。
まず、片方の足のひざを曲げます。
そのまま、ゆっくり、ひざを外に倒します。
そして、力を抜いて軽く蹴るように、ひざを伸ばして、元の位置に足をもどします。
左右の足で各10回してください
両手を支えやすい位置に置き、片ひざ立ちの状態にセットします。
床にひざをついている方の足を後ろに引き、太ももの付け根を伸ばします。
10秒キープしたら反対側も同様におこなってください。
左右2回ずつおこなってください。
上向きに寝て、片方のひざを両手で持ちます。
そのまま、ひざを曲げて抱えた足を胸に向かって曲げます。
その状態を10秒キープしたら反対側も同様におこなってください。
左右2回ずつおこなってください。
以上のようなことを、日常生活の隙間時間で、やってみてください。股関節を整えることで、横すわり崩れた体の他の部分も整っていきます。
日常生活において、イスより床にすわる方が、安定感がでて、リラックスして過ごせるというメリットがあります。
そんな床で座って過ごす生活を、楽しむためにも、今回紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
それでも横すわりによって左右差がでたり、股関節が痛くなった場合は、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも、今回のようなお悩みについての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に股関節の痛みに対するブログも書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
今年に入って早々に、周辺でインフルエンザやコロナに感染したいうお話をよくお聞きします。
2024年1月の第一週目ですでに、インフルエンザおよびコロナに感染者は三万人をこえていると国立感染症研究所に報告されています。
インフルエンザやコロナに限らず風邪の症状は、冬という季節におきやすいものです。
こういった感染症にかからないためには、自身に免疫の機能が正常に働くかが、重要になってきます。
免疫が正常に働くためには、実は体温が重要なポイントです。
そこで今回は、体温が免疫におよぼす影響と体温を保つための方法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいいただくことで、この冬、感染症にかかりにくい体が作れます。
免疫とは、体を異物から守ろうとする機能です。
ウイルスやがん細胞などを撃退するための細胞が、血液を介して、体のさまざまな部分で働き、体の内側と外側の両方で異物からマモてくれます。
人間に備わっているこの機能を免疫といいます。免疫で活躍する細胞は、体温が高いほど動きやすく性質を持っています。
逆に体温が低くなると、その活動は低下します。
免疫の研究で、体温を1度低くなると、免疫は30パーセント低下し、逆に、体温を1度上げると、免疫力は6倍にアップすると報告されています。
このように、体温と免疫は密接な関係があります。
そんな体温が下がることについて、以下で紹介していきます。
人間の体温は、自律神経によって自動的に、36度から37度を維持できるようになっています。
体温が上がりすぎると汗をかいて体内の熱を放出したり、体温が下がると震えたり毛穴を閉じて体温を体に閉じ込めます。
体温が低下する理由としては、
・ストレス
・運動の不足に筋肉の低下
・長時間、寒い環境いる
・栄養の不足
・不規則な生活
があげられます。
体温が下がることで、体にさまざまな影響がでます。
体温は血液の温度でもあります。血液から温度が放出されると、体温が低下します。
体温が低下するのを防ぐために、血液の流れが、自動的に低下します。
そうすると、健康面では、内臓の機能や免疫の機能が低下したり、美容面では、お肌やが荒れたり太りやすくなったり、精神面では、疲労や気分の落ち込むなどといったデメリットが派生します。
免疫の低下以外にも、体温の低下はさまざまな症状を引き起こしすので対策が必要です。
冬はその寒さから、体温が下がりやすくなります。
感染症から体を守るために、免疫の機能が正常に活動させるためにも、体温の維持や向上が必要です。その方法を以下で紹介していきます。
体温は、一日中同じではなく、24時間の間で変動しています。
1日の中で一番、体温が低いのは起床時で、一番、体温が高くなるのが夕方で、就寝前には徐々に下がってきます。
生活のリズムと整えることで、血圧やホルモン、自律神経など体温にかかわる機能が、適切な時間帯に正常に活動します。
結果的に、免疫も正常に働きます。
体温より高い温度のお湯の中に体をつけることで、手軽で効率的に体温を上げることができます。
正しい入浴方法については、こちらのブログで詳しく紹介しておりますので、参考にしてください。
筋肉は熱を作る機能があります。体の中でも特に下半身の方が筋肉量が多いです。
できる範囲で、下半身に刺激を与える運動をおこなってください。
なかなか運動する時間が取れないようでしたら、その場で、「足踏み」や「つま先立ちからのかかとを落とし」などをやってみてください。
食事によって体内部にアプローチして、体温を上げることができます。
食べ物で、体温を上げるための5つの方法として、
糖質、脂質、タンパク質、ミネラル、ビタミンをバランスよくとることが理想です。
なかなか、とる栄養素の細かくは調整できないようでしたら、
・主食、主菜、副菜の組み合わせを心がける
・汁物をとることで足らない栄養をカバーするプラスする
・単品ではなく、いろいろな食品を食べる
ことを意識して食事の選択をしてください。
よくかんで食べることで、消化吸収が上がり、結果、体温が上がりやすくなります。
日本そしゃく学会では、一回につき30回のそしゃくすることを目安におこなうことを推奨しています。
温かいものを食べることで、内臓が温まり、活動が促進し、消化吸収が高まります。
よくかんで食べる時と同じように、こちらも、結果、体温が上がりやすくなります。
冬場に体温をあげる食材は、
・りんごやレンコンなど冬に旬の食材
・唐辛子や赤みの肉などの赤い食材
・カボチャや味噌などダイダイ色の食材
・黒豆、ひじきなどの黒い食材
で見分けて摂取してください。
腹巻きやスカーフ、カイロや足湯など、グッズによって体温を上げるようにしてください。
グッズによって体を温める方法のブログもかいておりますので、よろしければ参考にしてください。
感染症は、ご家族の1人がかかってしまうと、ご家族全体に広がってしまうことが少なくありません。
ご自身の体温が正常なら、感染症を引き起こすウイルスや菌が入ってきても、撃退できます。
ご自身だけでなくご家族を感染症から守るためにも、今回紹介させていただいたことがお役に立てれば幸いです。
もし、体温がなかなか上がって行かないようでしたら、一度、お近くの治療院を受診されて体を整えることをおすすめします。
当院でも、今回のようなお悩みへの施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
冬場の過ごし方についてのブログもかいておりますので、よろしければそちらも参考にしていただけると幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
70歳代の女性の方が、ひざの痛みでご来院されました。
生活に困るほどではないが、ひざの痛みが常にある。
ひざを痛そうに歩いておられる人を見ると、自分も将来、そうなるのではないかと不安になってしまうと。
友人が、お風呂の中では、正座をする訓練をしていると聞いて、自分もやっているけれども、曲げきれない。
ひざを鍛えるための運動をするべきだけども、何をしていいかわからない。
といったようなご相談を受けました。
ひざの関節に関するこういった不安のお話をよくお聞きします。
そこで今回は、年齢が上がると、ひざに痛みが出たり機能が低下する理由とその予防法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、ひざへの将来の不安を解消できます。
ひざの関節と筋肉の関係が痛みを引き起こします。
下半身の筋肉量は、25歳ごろがピークとされています。
65歳をすぎると、25歳のときの筋肉量よりも、60パーセント低下するという統計がでています。
この筋肉量の低下が、ひざの関節の特性に大きく影響します。
それを以下で紹介していきます。
ひざの関節の面は、平面なので、不安定な関節です。
ひざの関節を維持して、機能をさせるためには、しっかりした筋肉が必要です。
ですので、下半身の筋力が低下することは、ひざ関節が不安定となり、結果、痛みや機能低下を引き起こしてしまいます。
立っているだけで、体重の44パーセントが片ひざにかかります。
歩行時は体重の3倍、階段の昇降は体重の7倍もかかります。
このように、寝ているとき以外は、ひざは体重を支えるために、常に大きな負荷がかかります。
年齢が上がり、下半身の筋肉が低下することで、このひざの関節への衝撃を受けきれなくなると、ひざに痛みを引き起こしてしまうのです。
こういった理由から、年齢が上がっていった際のひざの痛みを防ぐためには、ひざの関節周りの筋力の維持する・向上が必要となってきます。
話がそれますが、正座とひざの関係についてです。
日本人ということもあって、ひざの機能の基準として、正座ができるかできないかとしている方が多いです。
しかし、ひざの最大の可動域は、「130度」です。
正座は、180度近く曲げ込みます。
その差は、50度もあります。
つまり、正座をすることは、ひざにかなり無理をさせて曲げ込みます。
ですので、正座ができないからといって、ひざが悪いとは言えない。
かえって、無理に正座をすることで、ひざを痛めてしまいます。
正座する方が、落ち着くと言われる方も多いですが、できれば、正座をする際には、かかととお尻の間を開けるように、座布団や枕をはさんで座ってください。
ホームセンターや通販などでは、正座するためクッションも販売されております。
ひざを守るためにも、正座する際には、気をつけておこなってください。
ひざの機能を維持するためには、太ももやふくらはぎの筋肉をトレーニングする必要があります。
トレーニングといっても、隙間時間でできる簡単なものを、以下で3つ紹介していきます。
楽な姿勢でイスやベッドの前方に座り、両手を体の脇について、体を安定させます。
その状態で片方の前に伸ばします。
地面についたカカトを、地面から20センチあげて、5秒間維持します。
これを一日20回、左右の足でおこなってください。
横を向いて寝ます。
床の足はひざを軽く曲げて、天井側の足はまっすぐに伸ばします。
天井側の足を床から10センチあげて、5秒間静止します。
これを一日20回、左右の足でおこなってください。
床に足を伸ばして座る。
床を枕の厚さに広げて、両足で枕をはさみます。
そのまま、両方の太ももで枕をつぶすようにはさみこみ、5秒間維持します。
これを一日20回、左右の足でおこなってください。
ひざが痛くなると、自分が今までどうやって動いていたかわからなくなります。
それほど日常生活を送る上で、ひざの役割が大きい。
年齢が上がっても、ひざの機能を維持させるためには、ある程度のひざの周りの筋肉へのアプローチが必要です。
今回、ブログで紹介させていただいたことが、皆様にとってその助けになれば幸いです。
それでもひざの痛みや不安が解消されないようでしたら、お近くの治療院に受診されることをおすすめします。
当院でも、今回のようなお悩みについての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他にひざの痛みへの対策のブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
2月、3月は受験シーズンです。
この時期は、受験する方から、
「目に疲れ」
からくる肩こりや頭痛のお悩みをよくお聞きします。
特に最近は、デジタルの教材が多くなっていることもあり、目への負担が大きくなっています。
昨年、文部科学省によって、デジタルの教科書や学習用端末を使用した授業後の健康調査がおこなわれました。
すると、小学校低学年では3割近く、小学中高学年と中学生では4割が、「目の疲れ」を感じていると報告されています。
デジタルの教材を使うために疲れたことで、いずれのグループでも4割が「昼間に眠く感じる」と回答しています。
このように、勉強の方法が、デジタルを多用することで目に疲れを及ぼし、学習効率にも影響がでます。
そこで今回は、勉強でデジタル機器を使うことによって受験する方の目が疲れやすくなる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、目の疲れを解消して勉強に集中できます。
デジタル機器の普及により体の不調は、「VDT症候群」「IT眼症」「テクノストレス眼症」など、いろいろな病名で呼ばれています。
その中でも代表的な目の症状としては、「眼精疲労」「ドライアイ」ですが、以下でその発症する過程を紹介していきます。
デジタル機器を見ることで、不快な疲労感を自覚して、作業の疲労度が著しく、一定の休息でも十分に目の疲れが回復しないことを、「眼精疲労」といいます。
デジタル機器が眼精疲労を起こすのは、ディスプレイの環境にあります。
デジタル機器のディスプレイは、写真や印刷物に比べると、画像の鮮明度が落ち、見えにくく、目を疲れさせます。
他に、室内の照明や窓から差し込む太陽光が、ディスプレイに映り込むことで見えにくくなり、目に負担をかけます。
こういった理由で、眼精疲労を引き起こします。
デジタル機器を見ることで、まばたきの回数が減り、目の表面が外気に触れる時間が増えます。
また、ディズプレイを見るときに、視点が上方になるため、目の表面が外気に触れる面積が増えます。
目の表面が外気に触れる時間や面積が増えることで、目の表面の潤いが蒸発しやすくなり、ドライアイを発症します。
眼精疲労やドライアイになると、
・疲れ
・ぼやけ
・痛み
・充血
・眩しい
といった症状を目に引き起こします。
また、2次的に、
・肩こり
・けん怠感
・頭痛
・めまい
・吐き気
などといった体の不調をも引き起こします。
デジタル機器のディスプレイの状況に応じて、ピントを合わせるために、目の筋肉をつかいすぎて、目に疲労がでます。
また、デジタル機器のディスプレイを見続けることで、目に潤いがなくなることも、目の疲労につながっています。
それらの理由で起こる目の疲れへの対策を、以下で紹介させていただきます。
ディスプレイを見るために、目のレンズを近くに見るためのモードにするために、目の筋肉を緊張させます。
ディスプレイを見る時間が長くなれば、目の筋肉を緊張させる時間も増えて、目の疲れにつながります。
ですので、デジタル機器のディスプレイを見始めて、20分たったら、20メートル先の景色を、20秒間見るといった「20−20−20」の法則が理想的です。
そうすることで、目のレンズを調整する筋肉が、短時間で回復します。
1時間、眼を使い続けると、目の疲労を回復させるのに、5分~10分必要です。
また、ディスプレイを見る作業を1時間すぎると、ミスをしやすくなるという統計もでています。
こまめに見る景色を変えることをおすすめします。
先ほど、「遠くを見る」ことで目の疲労への対策を紹介しましたが、集中している場合は、なかなか、難しい方もいらしゃるかもしれません。
その場合は、
「目を閉じる」
ことをおこなってください。
ディスプレイの画面に視点を合わせているけれども、考え事をしているときは、視覚を必要としていない時間帯があります。
こういった時間帯に、目を閉じることで、目を休めることができます。
これは、自分の好きなタイミングでおこなえます。
今、考えていて、目を使っていないときは、「目を閉じる」という習慣を身につければ、目を休める時間を膨大にとることができます。
注意点としては、コンタクトを着用している場合は、深い瞬き程度の時間で目を閉じてください。
目の疲れは、目の血流が悪くなり、栄養や酸素が行き渡らないことでもおこります。
そのときに、目薬をさす選択をされる方が多いかもしれません。
目薬は、目の血管を急激に広げる成分がはいっているため、短期的に目の血流が改善します。
しかし、目の血管に負担をかけるため、長期的には、目を痛めてしまいます。
ですので、自然と目の血管を広げて、血流を良くするためには、まぶたの上に、蒸しタオルを置いて温めることをおすすめします。
やり方は簡単です。
水で湿らせ軽く絞ったタオルを電子レンジで温めます。
タオルの温度が、40度ほどのお風呂と同じぐらいの温かさにします。
まぶたの上に載せて、5分ほど目を温めてください。
そうすることで、目に負担をかけずに、血流を改善して、目の疲れを取ることができます。
デジタル機器を利用した受験勉強は、いつでもどこでもできるため、非常に便利ですが、目の負担が大きくなります。
目の疲れによって、肩こりや頭痛が発症して、勉強に集中できないことになるのは、避けたいところです。
今回、ブログで紹介させていただいたことが、受験される方々のお役に立てれば幸いです。
もしそれでも目の疲れが解消できない場合は、お近くの治療院を受診されることをおすすめします。
当院でもそのようなお悩みの方への施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に目の疲れや受験に関する対策のブログも書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広