





- Blog記事一覧 -年末年始の台所作業も安心!簡単にできる腰痛予防の方法

皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
年末年始の食事に関する調査がおこなわれ、
・約7割の人が基本的に自炊を予定
・自炊を選択する主な理由は物価高の影響
・多くの人が自炊を負担に感じており、主な理由は献立作成、買い出し、休めないこと
・本音では自炊以外のデリバリーやテイクアウト方法を希望する人が多い。
・完全に自炊するのではなく、時々デリバリーやテイクアウトを利用して負担を軽減する傾向がある
・健康面やゴミの排出などを考慮し、自炊を選択する人も多い
といった、年末年始は無理をしない程度の自炊が主流となっている結果が報告されています。
当院でも、患者様に年末年始の過ごし方をお聞きすると、この調査で示されたようなことと合致することが多いです。
さて、年末年始に、家族の帰省や親族の訪問などで、ご自宅で楽しい時間を過ごすのは素晴らしいことです。
しかし、多くの人が家に集まると、家族の中で、調理や洗い物を担う方の負担が大きくなります。
当院でも、毎年、年末年始の長時間の台所作業で、お体の不調、特に、腰痛を訴える方が多くなります。
そういった訴えをされる方の中には、ほとんど、座る時間がないほど、年越し料理や正月料理を作るのに忙しいために、今年は乗り越えられるか不安を訴える方が少なくありません。
そこで今回は、年末年始の長時間の調理や洗い物作業によって腰痛が起きる原因とその予防法について紹介していきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、年末年始の腰にかかる負担を軽減でき、家族との大切な時間を痛みに悩まされずに、楽しく過ごすせます。

年末年始の台所での、長時間、調理や洗い物によって腰痛が起きる主な原因として、以下のことが考えられます。
長時間、台所での立ち仕事の影響は、腰痛の主要な原因の一つです。
台所で、食材を切ったり焼いたり、洗い物をする際の姿勢は、ほぼ同じ状態です。
台所での作業のために、長時間、同じ姿勢で立ち続けると、その姿勢を維持するために、腰周辺の筋肉に過度の負担がかかります。
これらの筋肉の緊張状態が続き疲労すると、腰周辺の筋肉が台所作業をするための姿勢を支えることができず、腰に痛みが発生します。
台所での作業中、多くの方が無意識のうちに前かがみの姿勢になっています。
前屈みの姿勢は、立っている時に比べて、腰への負担を、1.5倍に増加させます。
台所作業のために、このような腰に負担がかかる前屈みの姿勢を続けると、腰周辺の筋肉やじん帯、椎間板などの組織に負担がかかり、それによって微細に損傷が発生し炎症が起こります。
炎症が起きると、痛みを感じる物質が発生するため、炎症が起きている腰に痛みを感じやすくなる。
家の中で、特に冷えやすい場所は、台所・お風呂・トイレといった水回りです。
冷たい空気より冷たい水にさらされる方が、約24倍、冷えやすいとされています。
ですので、水回りがある台所での、長時間の作業は、体を冷えやすくします。
冷えると、筋肉が硬くなったり、血管が収縮して血行の不良を引き起こします。
そうすると、筋肉の柔軟性が低下し、台所作業で特に負担のかかる腰が、その動きに対応できす、痛みが発生しやすくなります。

年末年始の台所での、長時間、調理や洗い物による腰痛への有効な対処法として、以下のことを紹介させていただきます。
台所作業中に冷えることで、筋肉の緊張を引き起こし、腰痛を悪化させる原因となるので。それを防止するためには、
・腹巻きの着用して腰を保温する
・カイロを、おなか、腰、背中、内くるぶしに貼り付けて温める
・足元に小型の電気ストーブやセラミックファンヒーターなどの暖房機器を稼働させる
といったで、腰周りの血行が促進され、筋肉の緊張が和らぎ、腰痛の発生を予防できます。
台所での腰痛対策として、流し場や調理場での立ち方の工夫も有効です。
以下の方法をお試しください。


三脚のカメラスタンドでも、三脚が広がりが広いほど、その安定感がますご経験があるかと思われます。
それと同じように、台所での作業中は、足を肩幅よりも広く開いて立つことで、立つ姿勢の安定感が増します。
その結果、腰への負担が軽減され、腰痛が予防できますので、調理台の前に立つ時は、この立ち方を意識してみてください。

10~20cm程度の高さの台を用意し、調理台の前に置き、その台に片足を乗せて立ちます。
これにより、腰から股関節への筋肉の緊張は緩み、前屈みの姿勢が、より楽にしやすくなる。
台がないようでしたら、本や雑誌を重ねたものでも構いませんので、15分ごとに、台に乗せた足を交代させると、より効果的です。

調理台の真正面に、体を向けるのではなく、片足を引いて、体を調理台に向かって、斜めになるように立ってください。
特に、包丁を使う時などは、利き手側の足を後方に引くことで、台に足を載せるのと同様に、腰から股関節への筋肉の緊張は緩み、前屈みの姿勢が、より楽にしやすくなる。
利き手を集中的に使わない場合は、15分ごとに、後方に引く足を交代させると、より効果的です。

洗い物をする際は、キッチンに、おなか、太もも、ひざなどを当てて、軽く体重を預けることで、腰の筋肉への負担が軽減されます。
その際に、足幅は広げて立つと、より効果的に腰への負担が軽減できます。

今回のブログでは、年末年始の台所での長時間の調理や洗い物による腰痛が発症する主な原因として、以下のことを説明させていただきました。
・長時間の立ち仕事による筋肉の疲労
・前屈みの姿勢による腰への負担
・冷えと筋肉のこわばりによる影響
また、この腰痛の対処法として、以下を紹介しました。
・腰の保温や温めで筋肉の緊張を和らげる
・台所での腰の負担を軽減する立ち方
年末年始の台所での腰痛は、日常生活に大きな支障をきたす可能性が高いため、早めの予防とケアをおすすめします。そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、それでも腰痛のお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関への受診をおすすめします。
当院でも、今回のブログで取り上げたケースの腰痛にも対応していますので、お気軽にご相談ください。
また、他に、腰痛対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:
日本整形外科学会:腰痛診療ガイドライン2019
URL: https://www.joa.or.jp/public/guideline/yotsu_2019.html