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2月、3月は受験シーズンです。
この時期は、受験する方から、
「目に疲れ」
からくる肩こりや頭痛のお悩みをよくお聞きします。
特に最近は、デジタルの教材が多くなっていることもあり、目への負担が大きくなっています。
昨年、文部科学省によって、デジタルの教科書や学習用端末を使用した授業後の健康調査がおこなわれました。
すると、小学校低学年では3割近く、小学中高学年と中学生では4割が、「目の疲れ」を感じていると報告されています。
デジタルの教材を使うために疲れたことで、いずれのグループでも4割が「昼間に眠く感じる」と回答しています。
このように、勉強の方法が、デジタルを多用することで目に疲れを及ぼし、学習効率にも影響がでます。
そこで今回は、勉強でデジタル機器を使うことによって受験する方の目が疲れやすくなる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、目の疲れを解消して勉強に集中できます。
デジタル機器の普及により体の不調は、「VDT症候群」「IT眼症」「テクノストレス眼症」など、いろいろな病名で呼ばれています。
その中でも代表的な目の症状としては、「眼精疲労」「ドライアイ」ですが、以下でその発症する過程を紹介していきます。
デジタル機器を見ることで、不快な疲労感を自覚して、作業の疲労度が著しく、一定の休息でも十分に目の疲れが回復しないことを、「眼精疲労」といいます。
デジタル機器が眼精疲労を起こすのは、ディスプレイの環境にあります。
デジタル機器のディスプレイは、写真や印刷物に比べると、画像の鮮明度が落ち、見えにくく、目を疲れさせます。
他に、室内の照明や窓から差し込む太陽光が、ディスプレイに映り込むことで見えにくくなり、目に負担をかけます。
こういった理由で、眼精疲労を引き起こします。
デジタル機器を見ることで、まばたきの回数が減り、目の表面が外気に触れる時間が増えます。
また、ディズプレイを見るときに、視点が上方になるため、目の表面が外気に触れる面積が増えます。
目の表面が外気に触れる時間や面積が増えることで、目の表面の潤いが蒸発しやすくなり、ドライアイを発症します。
眼精疲労やドライアイになると、
・疲れ
・ぼやけ
・痛み
・充血
・眩しい
といった症状を目に引き起こします。
また、2次的に、
・肩こり
・けん怠感
・頭痛
・めまい
・吐き気
などといった体の不調をも引き起こします。
デジタル機器のディスプレイの状況に応じて、ピントを合わせるために、目の筋肉をつかいすぎて、目に疲労がでます。
また、デジタル機器のディスプレイを見続けることで、目に潤いがなくなることも、目の疲労につながっています。
それらの理由で起こる目の疲れへの対策を、以下で紹介させていただきます。
ディスプレイを見るために、目のレンズを近くに見るためのモードにするために、目の筋肉を緊張させます。
ディスプレイを見る時間が長くなれば、目の筋肉を緊張させる時間も増えて、目の疲れにつながります。
ですので、デジタル機器のディスプレイを見始めて、20分たったら、20メートル先の景色を、20秒間見るといった「20−20−20」の法則が理想的です。
そうすることで、目のレンズを調整する筋肉が、短時間で回復します。
1時間、眼を使い続けると、目の疲労を回復させるのに、5分~10分必要です。
また、ディスプレイを見る作業を1時間すぎると、ミスをしやすくなるという統計もでています。
こまめに見る景色を変えることをおすすめします。
先ほど、「遠くを見る」ことで目の疲労への対策を紹介しましたが、集中している場合は、なかなか、難しい方もいらしゃるかもしれません。
その場合は、
「目を閉じる」
ことをおこなってください。
ディスプレイの画面に視点を合わせているけれども、考え事をしているときは、視覚を必要としていない時間帯があります。
こういった時間帯に、目を閉じることで、目を休めることができます。
これは、自分の好きなタイミングでおこなえます。
今、考えていて、目を使っていないときは、「目を閉じる」という習慣を身につければ、目を休める時間を膨大にとることができます。
注意点としては、コンタクトを着用している場合は、深い瞬き程度の時間で目を閉じてください。
目の疲れは、目の血流が悪くなり、栄養や酸素が行き渡らないことでもおこります。
そのときに、目薬をさす選択をされる方が多いかもしれません。
目薬は、目の血管を急激に広げる成分がはいっているため、短期的に目の血流が改善します。
しかし、目の血管に負担をかけるため、長期的には、目を痛めてしまいます。
ですので、自然と目の血管を広げて、血流を良くするためには、まぶたの上に、蒸しタオルを置いて温めることをおすすめします。
やり方は簡単です。
水で湿らせ軽く絞ったタオルを電子レンジで温めます。
タオルの温度が、40度ほどのお風呂と同じぐらいの温かさにします。
まぶたの上に載せて、5分ほど目を温めてください。
そうすることで、目に負担をかけずに、血流を改善して、目の疲れを取ることができます。
デジタル機器を利用した受験勉強は、いつでもどこでもできるため、非常に便利ですが、目の負担が大きくなります。
目の疲れによって、肩こりや頭痛が発症して、勉強に集中できないことになるのは、避けたいところです。
今回、ブログで紹介させていただいたことが、受験される方々のお役に立てれば幸いです。
もしそれでも目の疲れが解消できない場合は、お近くの治療院を受診されることをおすすめします。
当院でもそのようなお悩みの方への施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に目の疲れや受験に関する対策のブログも書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
おしゃれなサンダルであるクロックスは、2007年から3年間で300万足も売り上げたほど、日本で大ブームとなりました。
それ以来、さまざまなメーカーが、さまざまなバリエーションのサンダルを作られ、日常生活に浸透しています。
室内のお仕事の方などは、仕事の靴としても使われている方が多いです。
仕事靴としても、靴自体が軽いことや、ヒモ靴のようにカカトを入れるときのわずらわしさがないこと、また、長時間、はいていても蒸れにくいなど、たいへん便利です。
しかし、保育士さんや介護士さんなど、歩き回るご職業の方が、サンダルを、長時間、はくことで、ひざの内側の痛みを訴える方が多いです。
ひざに痛みがでると、歩くことはもちろんん、ひざの曲げ伸ばしもスムーズにできず、仕事に支障がでてきます。
そこで今回は、長い時間、サンダルをはいて歩き回るお仕事の方が、ひざの内側が痛くなる理由とその予防法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、サンダルによって痛めたひざの内側の痛みを解消できます。
正しい歩くフォームは、ひざになるべく負荷をかけないよういできています。
そのフォームがサンダルによって崩れることで、ひざの痛みを引き起こします。
どのようにサンダルによって、歩くフォームが崩されているのかを以下で紹介させていただきます。
歩くときの一連の動作は、足が地面に触れて、次に同じ足が地面に触れるまでがサイクルです。
そのサイクルは、大きく2つに分かれていて、右の足も左の足も地面についている時期と、片足が地面から浮いている時期です。
細かく説明すると、これを右足と左足の単語を使って、以下のように説明してみました。
①歩行サイクルで両足が地面についている時期
右足 歩行サイクルの始まりで、右足の足の裏が、段階的に地面に触れていきます。
左足 同時に、左足は地面に触れてはいますが、浮き始めて、前に進むための準備をしています。
②歩行サイクルで片足は地面から浮いている時期
右足 右足の足裏全体が地面に触れ、右足だけで体を支えます。
左足 左足が地面から浮き上がり、進む方向に向かってスイングします。
③歩行サイクルで両足が地面についている時期
右足 右足は地面に触れてはいますが、浮き始めて、前に進むための準備をしています。
段階的に地面に触れていきます。
左足 浮かせた左足は地面に着地して、左足の足の裏が、段階的に地面に触れていきます。
④歩行サイクルで片足は地面から浮いている時期
右足 右足が地面から浮き上がり、進む方向に向かってスイングします。
左足 左足の足裏全体が地面に触れ、左足だけで体を支えます。
①に戻る
このように、①から④のような流れで、両足が地面についている時期と片足で立っている時期を繰り返して、人間は自然な二足歩行動作を実現しています。
歩行時には、股関節・ひざ関節・足関節の構成上、ひざの内側に体重の3倍の負荷がかかります。
ひざの内側に3倍もの負荷がかかりますが、一般的には、この程度でしたら耐えられるだけの強さを、ひざの関節は持っています。
サンダルでの歩行は、足首がしっかり固定されません。
なので、歩く際には、サンダルが脱げないように、足の指を曲げて、つま先をすくいあげるように歩く必要があります。
そうすると、通常の歩き方より、股関節とひざ関節をあげて歩くフォームになる。
そのフォームでは、歩行のサイクルの、両足が地面についている時期が減り、片足で立っている時期が増えます。
つまり、サンダルで歩いていると、歩行中、片足で体重をささる時間が増え、両足で体重を支える時間が減るということです。
結果、サンダルで歩くとひざに負荷を、よりかけることなり、ひざの痛みを発症してしまいます。
また、人間の足の構造では、普通に歩いていても、ひざの内側に負荷がかかります。
その上に、サンダルで歩くことで、ひざの内側に負荷をかけ続けることともなるので、ひざの内側の痛みが発症しやすくなるのです。
室内で歩き回るお仕事でしたら、何かしらの靴を履く必要があります。
ひざを痛めないための靴の条件として、
・足が着地時への衝撃を緩和する適度なクッション性
・ヒールの高さが3センチ以下
・かかとや足首が安定している
・足の甲へのフィット感
があげられます。
靴としては、ウォーキングシューズのヒモ靴がベストです。
ヒモ靴をはくときには、ひもをゆるめて足を入れ、そのままの状態で足首を90度にして、かかとを床にトントンと打ちつけて、靴の後方にカカトを合わせます。
そして、靴ヒモを結んで、足の甲にフィットさせます。
どうしてもサンダルでしかダメな場合、カカトを引っ掛けることができるヒールバンド付きのものを選択をしてください。
つまり、結局のところは、サンダルが脱げないようにつま先を引っ掛けるような歩き方にならないように、靴の選択をしてください。
そうすることで、室内の仕事で歩き回ることによって、ひざの内側を痛めることを予防できます。
靴を脱いだり履いたりする室内の仕事ですと、サンダルはとても便利で効率的です。
ですが、ひざは日常生活をスムーズにおくるうえで、非常に重要な役割を担います。
ひざを大切に扱うためにも、ひざへの負担が少ないような靴の選択をしてみてください。
今回のブログが、皆様のそのお役に立てれば幸いです。
それでもひざの内側の痛みが解消されないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みの方への施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他にひざの痛みへの対策についてのブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
「年末年始は、ゆっくり休んだけど」
「年が明けて仕事が始まったら忙しくて」
「疲れが全然取れなくて」
と、年末年始の長期の休暇でせっかく回復した体が、あっという間に疲労こんぱいになっていませんか?
ましてや、冬は気温が低下するために、それに対応するために、体力を消耗します。
このような新年早々の冬場の疲労回復に有効で簡単に取り掛かれる方法は、
「入浴」
です。
そこで今回は、入浴の効果と効果をあげるための入浴の方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、年明けの仕事始めの忙しさによってたまった疲労を解消できます。
入浴をすることで、体にさまざまな良い影響をでます。
入浴によるメリットを以下で紹介していきます。
毎日、入浴することで、重大な病気を予防できるということがわかっています。
統計では、毎日、入浴しているしている人は、週2回以下の入浴の人に比べて、
・心筋梗塞を起こすリスクが35パーセント低い
・脳出血を起こすリスクが46パーセント低い
などといった報告がされています。
また、毎日、入浴している人の方が、血糖値のコントロールが良く、糖尿病予防にも役立つんではないかと言われ始めています。
入浴 入浴することで、ストレスを受けたときに発生するストレスホルモンが、血液の中で減ります。
逆に、ストレスを緩和する幸福ホルモンが、血液の中で増えることがわかっています。
このように入浴するだけで、ストレスが緩和されます。
人間が生命を維持するために、自動で体の機能を調整してくれるのが、自律神経です。
自律神経は、基本的には、自動で動く神経なので、自分の意思ではコントロールできません。
自律神経には、交感神経と副交感神経のふたつの神経に分かれます。
交感神経は、体が活動するために、体を調整します。
副交感神経は、体を回復またはリラックスするために働きます。
自律神経は、環境に応じて自動的に体を対応させるので、入浴時のお湯の温度で体を対応させることで、自律神経を調整できます。
39から41度の温度のお湯に入浴することで、副交感神経が働き始め、体をリラックスして回復モードにします。
また、42度以上のお湯に入浴すると、交感神経が働き始め、体がシャキッとして活動モードとなる。
このように、自分の意思ではコントロールできない自律神経ですが、入浴の環境を変えることで、自律神経を調整する方向に持っていけます。
成人の5人に1人は不眠に悩んでいると言われています。
睡眠の質は、眠り始めの90分に、いかに深く眠れるかにかかっています。
それには、いったん体温を上げて、下がっていくタイミングで寝始めると、最初の90分に深い眠りができるということが、さまざまな研究でわかっています。
つまり、いったん入浴で体の体温を上げる、お風呂から出てから体温が下がっていく適切な時間で、入眠を始めることで、質の良い睡眠を手に入れることができます。
しかも、先ほど自律神経の項で説明させていただきましたが、39度から41度内のお湯で入浴することで、副交感神経が働き、体がリラックスと回復モードになる。
そのことで、さらに睡眠の質を上げることができます。
血液は、人間の細胞に、酸素や栄養を体に運び、老廃物を回収します。
血液の流れがとどこおると、体の回復が遅れて、疲労がたまります。
入浴することで、血管が開き、体に水圧がかかることで、血流がよくなります。
その結果、疲労からの回復が促進します。
体温が1度上がると、免疫力が5〜6倍になる。
しかし、体温が1度下がると、免疫が30パーセントも下がります。
冬は、特に、寒い季節なので、体温が下がりやすくなります。
入浴によって、体温を上げることで、免疫力を回復できます。
医学的に正しい入浴のスタイルは、
「40℃・10分・全身浴」
が基本です。
入浴する際の温度、時間、湯船のつかり方について、それぞれを以下で紹介さえていただきます。
入浴で最もほしい効果は、温熱効果です。
体の温度を上げることで、体の中でさまざまな効果が発揮されます。
ですので、お湯の温度が38℃では、体温と同じぐらいですので、環境が入浴前と変わらず、体は変化しません。
また、お湯の温度が42℃以上に入浴すると、体が興奮しすぎて、血圧が上がり、血液に粘りが増したりと、副反応がでてしまいます。
ですので、適切な温度は、39℃、40℃、41℃となります。
39℃では日本人はややぬるいと感じ、41℃では論文によっては血圧が上がると書かれています。
そうなると、40℃のお湯の温度で入浴するのが最適です。
湯船につかる時間が短すぎても、入浴による体への効果が得られにくくなります。
10分入浴することで、体温は、0.5〜1℃上がり、血流も上がることがわかっています。
また、10分以上となると、体温が上がりすぎて、脱水症状や熱中症の発症の心配もでてきます。
長くとも、15分ぐらいまで、ベストは10分です。
もう少し長く入りたい方は、入浴の途中で水分を補給するか、入浴して10分たったら、いったん湯船からでて、洗い場で体を洗ったり涼んだりして、体温を下げてからまた湯船に入りなおしてください。
入浴する際に、全身浴をすることで、
「温熱」
「浮力」
「水圧」
の効果が体に受けられます。
全身浴を10分することで、体温を0.5〜1℃上げることができます。
体温が上がれば、内臓の機能向上や筋肉の疲労が改善、睡眠の質の向上など、ざまざまな効果を生み出します。
入浴中は、体重を軽く感じますが、これは浮力の効果です。
首まで湯船につかった場合は、体重が10分の1ほどです。
陸上では、重力によって常に体に負荷がかかっています。
入浴中は、その重力から解放され、関節や筋肉の緊張が緩み、疲労が回復モードになる。
ですので、たっぷりお湯をはった湯船に体を沈ませて入浴することをおすすめします。
湯船に入ったときに、お湯の重さ分、体にかかる圧が水圧です。
この水圧がかかることで、体が軽く締め付けられて、全身がほぐされます。
また、この締め付け効果で、温熱効果と同様に、筋肉や血管に圧がかかり、血流の流れが良くなります。
入浴は、体によい影響を与えますが、危険を呼び込む場合もあります。
入浴時の注意点について以下で紹介さていただきます。
毎年、約2万人の方が入浴中に亡くなられています。
特に、持病のある方やご高齢者の方の率が高いです。
入浴時のリスクを減らすためのブログを書いておりますので、詳しくはそちらを参考にしてください。
外出後に、家に帰ってきたとき、ご飯を先に食べるべきか、お風呂を先に入るべきか迷うところです。
医学的には、食事の方が先がよいとされています。
ただ、食後すぐに入浴すると、食べたものを消化や吸収するために、胃腸に集まった血液が、全身に散らばってしまいます。
そのことで、胃腸の機能が低下して、消化不良を引き起こしやすくなります。
ですので、少なくとも、食後、30分から1時間開けてから入浴することが理想です。
全身浴に対して、半身浴があります。
半身浴は、ダイエットや美容への効果があるとして、すすめられることがあります。
半身浴自体は、悪くなはないのですが、その名の通り、効果が半分になる。
例えば、全身浴は体温を0.5〜1℃上げるために10分で済むところを、半身浴では20分かかります。
そのため、入浴の基本は、全身浴なのです。ただ、場合によっては半身浴の方が良い場合があります。
湯船に肩までつかったら息苦しさを感じた場合や心臓や肺の持病をお持ちの場合は、半身浴が適しています。
全身浴で体に違和感を感じる場合で、何かしら体に不調が隠れている場合もありますので、かかりつけの病院で、一度相談してください。
冬場でも、湯船につからず、シャワーですまされる方も少なくありません。
湯船につかると、少なくとも0.5℃の体温が上がりますが、シャワーでは0.2℃程度しか体温が上がりません。
このように、温熱効果が低下するほかに、浮力や水圧の効果もほぼない状態です。
ですので、シャワーは湯船につかる入浴に比べて、疲労を回復する効果が期待できません。
湯船につかるのは気が乗らないことや、湯船の清掃が面倒なこともありますが、長い目で見て、体の健康のためには、湯船につかられることをおすすめします。
1月は、新年からの仕事の忙しさや冬の寒さによって、体が疲労しやすくなる月です。
それを回復するためにも、正しく入浴することをお勧めします。
今回、ブログで紹介させていただいたことが、皆様にとってその助けになれば幸いです。
それでも、1月の環境で起こりやすいお体の疲労が取れない場合は、お近くの治療院に受診されることをおすすめします。
当院でも、今回のようなお悩みへの施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に疲労に関してのブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
冬になって寒くなってくるとよくお聞きするお悩みが、「冷え性」です。
冷え性の中でも、「足先の冷え」に関しては、女性の方から、なかなか改善できないというお話をよくお聞きします。
足先が冷えると、ジンジンという痛みに近い感覚があり、足先の感覚が鈍くて歩きづらいとのこと。
そこで今回は、冬になって寒くなると足先が冷える理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただけることで、この冬に足先の冷えを解消できます。
日本人女性の2人に1人は「冷え性」だという調査報告がされています。以下で、「冷え性」とはどのようなものかを紹介させていただきます。
「冷え性」とは、
“通常の人は苦痛を感じない程度の温度環境下において、腰背部、手足の先、両下肢、片身、あるいは全身に異常な寒冷感を自覚し、この異常を一般的に年余にわたって持ち続ける病態を言う。多くの場合は、この異常に関する病識を有する。”
とされています。
もともと、冷え性であるところに、冬は冷えるという環境であるため、さらに冷え性が増していきます。
「冷え性」とは人間は、体の奥の体温が、22〜42度の範囲でしか生きられないとされています。
人は体の機能を自動調節する自律神経の働きによって、体温を一定に保とうとします。
心臓からでたときの血液は38度ぐらいの温度があり、それが体に巡ることで、体温が維持されます。
体が冷えて体温が下がってくると、体温を維持するために、血管を縮めて、皮膚の血流量が低下させ、血液から熱が放散しないようにシフトします。
また、それでも体温が上がらなければ、筋肉を震わせて、筋肉から熱を生産して体温を上げる機能があります。
寒いときに、体が震えるのは、体温を上げるための自動機能によるものなのです。
冷え性になると、筋肉や内臓の機能が低下するために、それに伴っていろいろな症状が伴います。
例えば、 肩こり、疲労、頭痛、便秘、気分の落ち込み、腰痛、めまい、ふらつき、貧血、慢性胃炎、生理の不順 などが冷え性によって発症する可能性が上がります。
足の指は、体の土台とも言える部分です。その役割としては、
・歩く、走る際に衝撃を吸収する
・立っているときに体を支える
・動くときに体のバランスをコントロールする
などといった日常生活で重要な役割を担います。
足先が冷え性によって、うまく稼働できないと、転けやすくなったり、兄をするにも体がブレて疲労しやすくなったり、姿勢がゆがんで腰や肩の痛みが起こりやすくなります。
血液は体温の他に、酸素や栄養を運び、生命活動には欠かせません。体温が下がってくると、まず命を守るために、内臓がある体の中心部に血液を優先的に集めます。
そうすると、心臓から遠い位置にある足先に血液が回ってこなくなります。
また、温かい血液が冷えないように血管を締めて、血液が流れる量を減らします。
足先の血管は細いため、血管が閉まることで、余計に冷え性が進みます。
前章で述べたように、足先に冷え性が続くと、体にさまざまな障害を起こして、日常生活に影響します。そこで足先の冷え性への対処法を以下で紹介させていただきます。
足先の裏や足の甲にカイロを貼ってもなかなか、足先が温まらないというお話をよくお聞きします。
足先の裏や足の甲を温める工夫はすごくいいケアです。
それにプラスして、足の内側のくるぶしにカイロを当てたり、サポーターやレッグウォーマーをかぶせて保温することをおこなってください。
内側のくるぶしに手をあてると、血液が流れる拍動を感じられます。
これは、太い血管が体の表面を通っている証拠です。心臓からでた際には、温かい血液でも、足先に来る頃には、血液の温度が低くなっています。
内くるぶしを温めることで、そこを通る血管に流れる血液を温めることで、足先に温かい血液を送ることができます。
また、東洋医学では、内くるぶしには「照海(しょうかい)」というツボがあります。
内くるぶしの一番高い部分から、親指の一本分の下のくぼみにあります。
このツボの効用の一つは、血行を良くすることです。
このように、内くるぶしを温めることで、足先の冷え性への改善が期待できます。
足先の血行をよくしようと、足先をもんでも反応が薄い際には、
「八風(はっぷう)」
というツボを刺激してください。
このツボの効用は、足先の冷えや高血圧の改善です。
ツボの位置は、足の親指から小指までの、指の付け根と指の付け根の間で、足の甲側にあります。
このツボは左右の足で、合計で8カ所あります。
刺激方法は、指の付け根と指の付け根の間を指ではさんで、気持がちいいぐらいの圧でつまんでください。
各ツボを10秒づつつまんでいってください。
冬場になると、温めてもすぐ足先が冷えてしまい、歩きにくい動きにくいというストレスを感じられる方が少なくありません。
今回、紹介させていただいたことが、解決するために、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
それでも足先の冷えがなかなか取れない場合は、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも、今回のようなお悩みに対しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に冷えに関するブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
冬の外の寒さに思わず首をすくめてしまいますよね。
そうしていると、なんだか普段よりも肩コリを感じることはないですか?
暑い夏より寒い冬の方が着込んだらなんとかなるから、冬の方が好きという話をおくお聞きします。
しかし、寒い冬は、肩コリが発症しやすくなり、それに伴って、頭痛・吐き気・不眠・疲労感など訴える方も増加します。
外でお仕事をされている方などは、特に、冬は常に低い気温の中で作業をされているので、肩コリで悩まれる方が少なくありません。
そこで今回は、寒くて肩をすくめると肩コリが発症しやすくなる理由と、その対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、寒い冬を肩こりに悩まされずにすごすことができます。
夏と冬、どちらに季節が肩コリとを感じるかを調査したところ、約60パーセントの方が冬の方が肩コリを感じると回答しています。
冬ならではの肩コリが発生する理由を以下で紹介させていただきます。
冬の寒さを感じたとき、思わず、肩をすくませる、つまり、と肩を上に引っ張り上げる筋肉が働きます。
肩を上に引っ張り上げる主要な筋肉は、首、肩、背中と非常に広い範囲に存在します。
この肩をすくませるという無意識におこなってしまうのは、肩の筋肉は緊張させることで、筋肉から熱を生産して、体温を上げようとする行動なのです。
しかし、この肩をすくめる続けることで、肩の筋肉は疲れて硬くなります。
そして、この筋肉の緊張は、筋肉を通る血管を圧迫して、血液の流れを低下させます。
血液は、筋肉に酸素や栄養などを届けて、老廃物を回収します。
このような働きをする血液が、肩をすくめることで緊張した肩の血管がせばまり、肩への血流が低下します。結果、さらに肩が硬くなり、肩こりが発生します。
人間の筋肉は、約600ほどあります。筋肉は、体を支え動かすのが主な機能です。
一つの動作をするときに、一つの筋肉だけを動かすのではなく、多数の筋肉が協力して働きます。
筋肉を協力して働くシステムは、いろいろとあります。
その一つに、互いに反対の動きをする役割を果たす2つの筋肉が、協力した動きをすることで、動きが円滑に行われ、体のバランスが保たれます。
例えば、立つという姿勢は、太ももの前の筋肉と太ももの後ろの筋肉が、均等に互いに引っ張り合うことで、維持されます。
背筋を伸ばす姿勢を維持するときも、冬の肩こりの原因となる肩をすくめる筋肉と、腰から背中、腕にかけて走行する筋肉が、お互いに均等に引っ張りあって保持されます。
肩をすくめる時間が長くなることで、この二つの筋肉のバランスが崩れてしまい、結果、肩こりが発生します。
ですので、この二つの筋肉のバランスを整える方法を以下で紹介させていただきます。
やり方は簡単です。
まず、肘を曲げて、脇につけます。
次に、肩をしっかりすくませます。
そして、肩の力を一気に抜いて、ストンっと肩を下に落とします。
これを10回ほど繰り返してください。
これをすることで、2つの筋肉のバランスが取れ、肩の血行も回復して、肩こりが解消されます。
全日本国民の40〜85パーセントは、肩コリを感じているという調査結果がでています。
もはや国民病とも言える肩コリは、体的にも精神的にもストレスがかかり、日常生活に影響がでます。特に、冬場は肩コリが発症しやすい季節なので、こまめなケアが必要です。
今回のブログが皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、それでも、肩コリが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも、冬場にその寒さで肩をすくめることが多くなることで起こる肩コリへの施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に肩こりに関するブログも書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広