





Blog記事一覧

先日、今年一年、治療の講習会を受けて、その総仕上げということで、学んだ治療方法をおこなった際の症例発表会がおこなわれました。
その今回の症例発表会で、私が発表させていただく機会を機会をいただきました。

当日は、治療の先生方の前でおこなうこともあり、緊張しましたが無事終了。
発表後には、先生方からたくさん質問をいただき、発表について興味を持っていただいたようです。
今回の症例発表するにあたって、解剖学や生理学、症例にまつわる論文を調べ、より深く知識を得ることができました。

症例の事例をあげるにあたって、ご協力いただいた多数の患者様に感謝を申し上げます。
そして治療方法をご指導いただいた先生方、またこういった症例発表をおこなう機会を設けて先生方に深く感謝を申し上げます。

また、ご清聴いただいた治療家の先生方からの、私の発表した内容に対するご意見も、新たな視点をいただきありがたかったです。
今回の学びを、また自院に持ち帰り、患者様により良い治療を提供していきます。

今回のは症例発表会を通じて、本当により治療が楽しくなりました。
そして、患者様のお体のお悩みにより応えるためにも、今年と同様に来年も治療を学び続けていきます。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

12月に入るといきなりの寒さで、例年より冬の到来が早い気がします。
寒くなってくると、怖いのが“ヒートショック現象”による心臓機能停止による入浴事故です。
東京都健康長寿医療センター研究所の研究で、2011年の1年間で約17000人の方が、入浴中に急死したと推計されています。
その大半は冬場の12月、1月、2月に発生しており、また、入浴中に体調が急変することと“ヒートショック現象”との関わりが深いとも報告されています。
比べるものではないかもしれませんが、2011年の交通事故死者数が約4600人ですので、いかに年間の入浴事故が多いのかがわかります。
また、心臓機能停止による入浴事故による救命率は、約1%ととても低いものです。
ですので特にこれからの冬場は、“ヒートショック現象”による入浴事故を、未然に防ぐ必要があります。
そこで今回は、冬場に“ヒートショック現象”による入浴事故がおこりやすい理由とその対策を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、入浴中に起きるヒートショックを防ぐことができます。

ヒートショックとは、温度の急激な変化で、血圧が上下に大きく変動するなどによって体調の不良を引き起こされることです。
ヒートショックの症状としては、・失神・心筋梗塞・不整脈・脳梗塞などを起こします。
ヒートショックは、特に冬場の入浴の際に起こりやすいとされています。
入浴中にヒートショックを起こし意識を失うと、お風呂で溺れてしまうというリスクもあります。
入浴中にヒートショックを起こす過程としては、
暖かい部屋で過ごしていることで血圧が安定している
↓
入浴のために寒い脱衣所で衣服を脱ぐことで血管が縮み血圧が上昇
↓
寒い風呂場に入ることで血圧がさらに上昇
↓
熱い湯船につかることで血管が一気に広がり急激な血圧低下
↓
脳内の血流量が減るため失神や心臓や脳に負荷がかかり心筋梗塞・不整脈・脳梗塞を発症
とされています。
入浴中のヒートショックを起こすのは、高齢者が多いとされています。
しかし、若い世代でもヒートショックのリスクが存在しますので、しっかりとした予防策を立てる必要があります。

先日、来院された50歳男性の方が、ヒートショックを起こされたお話をお聞きしました。
普段はお車で通勤されていたのですが、車が故障したため、車が修繕されるまでバイクでの通勤に切り替えたそうです。
そしてその直後に、間の悪いことにちょうど気温が低下して、仕事からバイクで帰宅中に冷たい風を受けて走ることで、の体の芯まで凍えたと。
帰宅後、たまらずお風呂に直行して、いつもよりも湯船の温度を上げて熱い風呂に入ったら、頭が痛くなり、吐き気もして、風呂からでたら汗が止まらなくというヒートショック現象を起こしてしまったそうです。
幸いなんとか翌朝には頭痛や吐き気は止まったのですが、数日、体調が思わしくなかったそうです。
普段から外でお仕事をされて、体力もある方なのですが、そんな方でも体に急激な寒暖差を受けると、ヒートショックを引き起こしてしまうことを教えていただいた症例でした。

冬場の入浴でヒートショックを起こしてしまった事例が、厚生労働省や消防庁に報告されています。
その事例から、以下のような冬場のヒートショックへの対策をたてることで発症を抑えることができます。

急激な温度変化を避けるため、入浴前には脱衣所や浴室を温めておくことが大切です。
脱衣所や浴室に暖房設備がない場合は、浴槽の湯が沸いたところで、十分にかき混ぜてフタを外しておく、シャワーで温水を出しっぱなしにして、蒸気を立てて、できるだけ風呂の室内を温め、 温度差が小さくなるように工夫しましょう。
また湯につかる前にかけ湯を入念に行いましょう。

食後に血圧が下がりすぎる食後低血圧によって失神する可能性もあるため、食後、すぐの入浴は避けてください。
また、飲酒によっても一時的に血液血圧が下がりますので、飲酒した直後は入浴しないようにしてください。
また、入浴前に精神安定剤、睡眠薬などを服用するも避けてください。

湯船の温度が42度で10分入浴すると、体温が38度近くまで達します。
体温が上がりすぎると意識障害を起こす可能性があり、そのため浴槽から出られなくなったり、浴槽内で溺れる恐れがあります。
湯船のお湯の温度は41度以下、湯船につかる時間は10分までを目安にし、長時間の入浴は避けてください。

入浴中には湯で体に水圧がかかっています。
その状態から急に立ち上がると体にかかっていた水圧がなくなり、圧迫されていた結果は一気に拡張し、脳に行く血液が減り、脳が貧血状態になることで、一過性の意識障害を起こすことがあります。
浴槽内に倒れて溺れる可能性がありますので、浴槽から出る時は手すりや浴槽のへりを使ってゆっくり立ち上がるようにしましょう。
特に熱い浴槽内から立ち上がったときに、めまいや立ちくらみを起こすような方は注意が必要です。
入浴中に気を失ってしまうと、そのまま湯船に倒れて溺れてしまう危険があります。
万が一、意識がもうろうとした場合は、浴槽の栓を抜いて顔が湯に沈まないようにしてください。
また、入浴中に体調の悪化などの異変があった場合、同居者に早期に発見してもらうことが重要です。
そのためにも、入浴前に同居者へ声をかけてから入浴するようにしてください。

居間や脱衣所の室温が18度未満の住宅では、入浴事故のリスクが高いとされる42度以上に温度をあげた「熱めの入浴」が増加するという研究報告もあります。
部屋や浴槽の温度・入浴時間など、こまめにチェックして、普段から意識しにくい部分について見える化してください。

入浴中による発汗により、血圧上昇・脱水症などを防ぐために、入浴前に十分な水分補給をして、入浴中でも喉が渇いたと感じたらこまめに水分補給をしてください。

夏は暑くて、熱中症というリスクがありましたが、冬は寒くてヒートショックというリスクがでてきます。
ヒートショックは統計から見ると、いつ誰がおこってもおかしくない身近なものです。
特に入浴時はヒートショックの発生率も高いので、十分な対策が必要になります。
このブログを読んでいただくことで、ヒートショックへの対策への助けになれば幸いです。
また、冬場は寒さによって、体が硬くなりがちです。
そのことによって、自律神経や血圧や呼吸に影響が出ます。
冬の寒さに順応しやすい体を作るためにも、お近くの治療院でお体を整えることをおすすめします。
当院でも冬の寒さの影響によって起きる体の変調に対しての施術をおこなておりますので、お気軽にご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

冬は魚が美味しいシーズン。
しかし、釣り人にとっては、冬は季節の中で一番釣果が上がらないシーズンだと言われます。
しかも、冬の海沿いの環境は過酷です。
それでも、楽しさが上回るので、時間があれば行きたくなるとのこと。
その代償として、冬に釣りへ行かれると、他のシーズン以上に体のあちこちが痛いと訴えられるます。
その中でも特に「腰痛」の率が高い。
そこで今回は、冬の海で釣りをすると腰が痛くなりやすい理由とその対策を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、腰痛に悩まされずに冬の釣りを楽しむことができます。

海の景観は、リラックス効果が高いという研究結果が出ています。
ですので、日常のストレスを解消するのためにも、釣りにいくことは望ましい。
そんな釣りですが、堤防での釣りでは立位で、船釣りでは座位で、同じ姿勢を長時間でいることが多いです。
しかも、冬の海に向かって釣りをすることは、冷風が吹いている吹きっさらしの環境下で行います。
この二つの条件が、腰痛を引き起こします。
冬の寒さで体が冷えてくると、体の機能を保つために約40度の温度をもつ血液の温度を下げてしまいます。
低体温になると、体の機能が低下するため、血液温度を保つために、血管を縮めて体の表面状の血流を減らします。
そのため、寒さで体を動かさないでいると、筋肉に供給される血流が低下します。
そのような状態で急に体を動かそうとしても、筋肉が伸びず、痛みが出てしまいます。
さらに、同じ姿勢を続けると、その状態で筋肉が固まり、動かす際に痛みを助長します。
そして、立位や座位を保つのに、体の中で一番負荷がかかるのが体の中心部である「腰」です。
冬の寒い環境下で同じ姿勢を続けてしまう釣りでは、腰痛が起こってしまうのは必然ですので、何らかの対策が必要となってきます。

50歳男性が、船釣り後に腰痛が起こったとのことで来院されました。
タチウオのシーズンということで、夜中から船に乗って釣りに出掛けて、釣りを開始して5時間ほどで40匹ほどのタチウオを釣られたそうです。
釣果は嬉しかったのですが、寒い夜の冬の海で、重たい電動リールと持って座りっぱなしで釣り続けたことで、船を降りる頃には腰が痛くなったとのことです。
この方は2週間前にメンテナンスに来られていたのですが、いつもよりも体のゆがみがキツくなていたので、冬の海での釣りが与える体の影響が見て取れる症例でした。
冬場の釣りで腰痛を起こさないために、その原因となる、
・循環
・姿勢
・筋肉
への対策を紹介させていただきます。

冬場に釣りをしていると、外部からの冷えや体を動かさないことから循環が悪くなり、腰痛を引き起こします。
ですので、外部から温める必要があります。
外部から体を温める道具としては、カイロが一番効果的です。
腰痛対策としてカイロを貼る場所ですが、
・腰
・お尻
・おなか
・うちくるぶし
この4ヶ所に当てると、外部から冷えることを防ぎ、腰痛を対策できます。
ただし、長時間、押し当てすぎると低温やけどする可能性がありますので、十分ご注意ください。

コルセットで腰を支え姿勢を補助することで、冬場の釣りでの腰痛への対策ができます。
よくコルセットをすると筋肉が落ちるからしないほうが良いという声を聞きます。
確かにその一面もあります。
しかし、長時間、同じ姿勢でいると筋肉は疲れてしまい、筋肉は疲れすぎると消耗して痩せてしまいます。
ですので常時、日常生活でコルセットを使うのではなく、同じ姿勢でいる時、今回の場合は釣りをしている時だけ、コルセットを使うというやり方で行いましょう。

固まらないようにストレッチを定期的に入れていく必要があります。
立って釣りざおを持ったままできる腰痛ストレッチとしては、

立った状態で片足を斜め前に伸ばし、足首を90度にして、体を軽く前に倒します。
前に出した足の膝裏当たりが伸びた感覚があればOKです。
20秒伸ばしたら、反対の足も行ってください。

座って釣りざおを持ったままできる腰痛ストレッチとしては、

座った状態で、しっかり息をはきながらおなかをへこませつつ、骨盤を後ろに倒すように腰を丸め、5秒間この状態をキープします。

その後、息を大きく吸いつつゆっくり腰から背中を伸ばして、5秒間この状態をキープします。
立位、座位のストレッチともに、30分に一回のペースで行ってください。

コロナ禍で釣りをする方が増えました。
釣りは楽しい反面、海難事故も引き起こします。
海での事故は、海に転落することが一番多いのですが、冬場が特に多発するシーズンです。
堤防のテトラポットでの釣りや船での釣りなど、足場が不安定な場所で踏ん張るには、腰の安定が必要です。
楽しく釣りをするためにも、腰痛対策をしっかりして臨んでいただきたい。
今回のブログを読んでいただくことで、その助けになれば幸いです。
それでも釣りをすると腰の痛みが出てしまう場合は、お近くの治療院で検査・治療を受けていただくことをおすすめします。
もちろん当院でも、釣りをすると腰が痛くなってしまう方の診療もお受けしております。
お気軽にご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

寒くなってくると、腰の痛みを訴える方が増えてきます。
腰が痛いと、日常生活でいろいろな支障がでます。
その中の一つに、椅子からの立ちあがりが困難になることです。
仕事や家事などをしているときに、椅子から立ち上がりがスムーズにできなければ、ストレスがたまりますし、周囲の人にも心配や迷惑をかけてしまいます。
そんなお困りごとをお持ちの方から、どうやって椅子から立てばよいですか?とよくご質問をいただきます。
そこで今回は、腰痛のために椅子から立ち上がるのがスムーズにできない方のために、その原因と対処法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、楽に椅子からの立ち上がることができます。

座っている時には、椅子に接地しているお尻と地面に接地している足の裏で体を支えています。
その時の重心は、お尻と足の裏の間にあることで、体を安定して座り続けることができます。
立ち上がる時には、お尻が椅子から離れるため、接地面が足の裏だけとなり、体を支える面が狭くなります。
その狭くなった接地面である足の裏の方に、重心を持っていかなければ立ち上がることができません。
その重心の持っていき方は、上半身を前方と上方に移動させる必要があります。
前方と上方移動のどちらか一つでもできなければ、立ち上がりが困難になります。
そんな上半身を前方と上方に移動させ椅子から立ち上がる時のフォームですが、骨盤を前に倒して、腰を反らした姿勢を立ち上がる前にする必要があります。
腰が痛い方は、どうしても体を丸めた猫背姿勢の方が楽なので、そのままの姿勢で立とうとすると、重心が後ろにかかったまま、上半身を上方移動のみで立ちあがろうとするので、立ち上がりが困難になってしまうのです。
足腰だけでの立ち上がり困難が長引くと、腕を使って歯を食いしばって、体を引き上げることが多くなります。
そうすると、背中や腕に負荷がかかり、肩こりや首の痛みなども追加で発生してしまいます。
ですので、こういった椅子からの立ち上がり困難は、早めに解決する必要があります。

80歳女性の方が、腰痛で来院されました。
立ってしまえば大丈夫なんだが、とにかく立ち上がる時に、腰が痛くて、毎度大変だということでした。
楽に椅子から立ち上がる方法ってあるんですか?
という質問をいただいたので、その方法をお伝えしました。
その場でやっていただくと、スムーズに立ち上がれることができ、やられたご本人も、びっくりされたのか、きょとんとされていました。
ちょっと体の使い方を変えることで、お困りのことが解決できるという症例でした。

腰痛のお持ちの方は、座っている姿勢の崩れから、立ち上がりのフォームが崩れてしまっています。
ですので、フォームの再獲得が必要になってきます。
フォームを修正することは大変簡単で、立ち上がり動作を分解して動けばいいだけです。
その方法ですが、
①ひざはに手のひらを当てて、地面の方向に押し付けます。

②腰を軽く反らして座ります。
ひざは90度より浅く曲げます。

③腰を軽く反らしたまま体を前に倒して、お尻を上げます。


④顔を上に向け、ひざを伸ばして体を上方にあげて立ち上がります。

このように、立ち上がり動作を、一つ一つ分解して行うと、スムーズに楽に立ち上がることができます。

腰が痛い時、イタタタと声を上げながら、毎度なんとか立ち上がることを繰り返すのは、本当に疲れます。
今回のブログで、スムーズに椅子から立ち上がることの助けになれば幸いです。
それでも、なかなか椅子から立ち上がれない場合は、お近くの治療院で検査や治療を受けていただくことをおすすめします。
もちろん当院でも、そういったことでお困りの方に対しても施術をおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

朝、起きて、身支度を整えたり、家事をしようと布団から出て歩き始めると、ひざの裏が痛くて動きにくい。
そして、その痛みを我慢して、しばらく動いていると、なぜか痛みがなくなって動けるようになるということはないですか?
朝は何かと忙しいのに、サクサク動けないと困りますよね。
そこで今回は、朝、起きた時にひざの裏が痛む理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、朝、起きた時にひざの裏が痛んで困ることが解消されます。

朝、起きた時にひざの裏が痛むのは、睡眠中に起きる体の状態が影響します。
睡眠中は、体がリラックスモード、回復モードになるため、起きている時よりも心臓がゆっくり動きます。
そのため全身の血流は、ゆっくり流れます。
また、一晩寝ているうちは、寝返りを平均20回ほどうつのですが、それでも起きている時よりは、体を動かさない状態が、大体の方は6から7時間ぐらいは続きます。
睡眠中は、そういった状態になるので、必然的に朝、起きる頃には、
・筋肉が固くなる
・関節の動きが悪くなる
・ひざの潤滑油が減る
・体の体温が低下する
ことが体におきます。
ですので、朝の寝起きは、体が一番動きずらいのです。
そして歩くという動作は、ひざを中心に体の各部位との連携が必要です。
朝の寝起きの体が固まっている状況では、歩いて体を前に押し出すのに使う、ひざ裏の組織がうまく機能せずに、痛みを引き起こしてしまうのです。
では、朝の寝起きに体が痛いのに、しばらく動いてると痛みが低下するのでしょうか?
例えば、寒い日に車をいきなり動かすと、エンジンを構成している金属が縮んでいたり、オイルが固まって、エンジンの回転力がうまく発揮できないので、しばらくエンジンをかけて暖気した方がスムーズに車が動きます。
それと同じで、体の血流が悪く体温の下がった寝起きに、いきなり体を動かすと、固くなった筋肉や関節に負荷がかかり、痛みが発生します。
しかし、しばらく動いていると、血液が全身に巡り出し、体もあったまることで、筋肉や関節に柔軟性が出て動けるようになるのです。
しばらく動いていてもひざの裏の痛みが取れない場合は、検査を受けるべき疾患の可能性もありますので、医療機関で相談されることをおすすめします。
ひざ裏の痛みが特徴の検査を受けるべき疾患としては、
・ベーカー嚢腫
・変形性膝関節症
・半月板損傷
・関節リウマチ
・エコノミークラス症候群
・後十字靭帯損傷 など

60歳代女性、主婦の方がひざの裏の痛みで来院されました。
先週から朝食を作ろうと、朝、布団から起き上がって台所に行こうとすると、ひざ裏が痛くて、うまく歩けないと。
それを我慢してしばらく台所で作業していると、いつの間にか痛みがなくなるとのことでした。
また、朝、起きた時の足のむくみがあるので、動脈がどうかなっているのではないかと心配になって、内科にかかったが、内科的には特に問題がなくて、筋肉や靭帯がおかしいのではないかと整形外科の受診を勧められたそうです。
実際に見させていただくと、確かに足のむくみがあり、ひざの最終までの曲げ込み付近で痛みがでて、股関節の回旋制限もありました。
むくみをとる手技と股関節、ひざ関節、足関節を矯正すると、動きやすくなったと感想をいただきました。
朝、起きた時にひざの裏の痛みについて、何か病気が隠れているのではとすごく心配されていたので、内科的なものはないと病院の方で診断されていましたし、整形外科的検査では特に重大な問題もなかったので、朝に起きる体の状態の傾向を説明して、その対策を紹介させていただいた症例でした。

朝起きたときに、ひざ裏が痛む対策としては、原因となっている睡眠するとどうしても起きてしまう筋肉や関節の硬さを取るために、血流と体温を上げ、柔軟性を上げる必要があります。
ひざを揺らして潤滑油を増やす
ひざの関節は袋に包まれており、その中にはトロッとした潤滑液が入っています。
寝ている間、関節が動かない状態が続くと、その潤滑油が袋に吸収されて、減ってしまいます。
そうすると、ひざを動かす際の潤滑液が不足して、うまく稼働できません。
ひざの関節をおおう袋の中の潤滑油を増やすには、関節を動かして袋に刺激を与える必要があります。
ひざに負担をかけずに袋から潤滑油を増やす刺激を入れる方法として、
・ひざの裏すぐ上の太ももあたりで、手を組んで、足を軽く持ち上げます。
.jpeg)
・その状態のまま、ふくらはぎを前後にぶらぶらと10回ほど揺らしてください。左右を3セットすればオッケーです。
-1.jpeg)
-1.jpeg)
ひざを滑り伸ばす
ひざ裏が痛くて歩きづらい際には、実はひざを曲げるより、伸ばす機能のほうが重要です。ひざがスムーズに伸びれば、歩きやすくなります。
・上向きに寝た状態で、曲げられる範囲でひざを曲げて立てます。

・そのまま、床を滑らすようにひざを伸ばして、足全体を地面に着地さえます。


この際に、ひざを伸ばすために力を入れてキックするように伸ばすのではなく、出始めだけひざを伸ばす力を加えて、あとは足の重みで床を滑るように脱力して、ひざを伸ばしてください。
そうすることで、ひざの曲げ伸ばしの柔軟性が上がります。
左右5回ずつ1セット行ってください。
太ももをさする
太ももの表と裏の筋肉は、協調関係にあります。
太ももの前が緩めば、太もも裏からひざ裏の筋肉が緩んでいきます。
・まず、手のひらを股関節前面に当てます。

・そこから膝に向かってさすってください。

・ひざまで到達したら、また股関節前面に戻って、ひざに向かってさすってください。

これは股関節前面からひざへと、さする方向が筋肉を緩めるための肝です。
両足同時に10回やってください。

今回、紹介させていただいたように、朝が1日の中で体が硬い状態となってしまいます。
その状態で、無理をして動いていると、体に負荷がたまって、ぎっくり腰や寝違えなど、ひざ以外の症状も引き起こしかねません。
朝は忙しいかもしれませんが、少し時間をとっていただいて、紹介させていただいた対処をしていただくことで、朝を気持ちよく動ける助けになれば幸いです。
この対処法でも、なかなかひざの裏の痛みが取れないようでしたら、お近くの治療院で治療を受けることをお勧めします。
もちろん、当院でも朝のひざの裏の痛みへの施療を行っておりますので、ご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広