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帰省前に知っておきたい疲れにくい車の運転術

2023.12.24 | Category: 予防,姿勢,座り方,疲労

 

これから年末に向けて、車で里帰りされるというお話をよくお聞きします。

コロナによる帰省の自粛ががようやく緩和されて喜ばしいことです。

今年の年末と年始の高速道路の状況は、長い渋滞が予想されるそうです。

高速道路の各社にすと、2023年12月28日〜2024年1月4日までの高速道路の混雑は、

 

・年末→下り線で12月29日と30日

・年始:上り線で1月2日と3日、下り線でも1月2日

 

にそれぞれ渋滞する見通し。

こういった渋滞の中で里帰りのために、車での長距離で長時間の運転は、運転手に大変な負担がかかります。

そこで、今回は、車を運転する際に、安全に疲れにくい方法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただけることで、車での楽しい年末年始の帰省ができます。

 

 

 

帰省するときに交通事故をおこす要因

 

旅行中に車で事故を起こした方にその原因を調査したところ、

 

・運転時の判断ミス

・運転時に安全確認を怠った

 

といった回答が多い。いわゆる「うっかり」で発生してしまう事故です。

こうした運転中に「うっかり」を起こしてしまう理由として、

 

「疲労感の増大」

「注意力の低下」

「眠気」

 

があげられます。

 

「疲労感の増大」「注意力の低下」により車の運転中にでひきおこされること 

人間は体や脳が疲労を起こすと、集中力や注意力が低下します。

疲労によって集中力や注意力が低下している状態で運転すると、まんぜんとした運転をおこないがちとなり、危険の発見や判断が遅れます。

また、運転の操作がにぶくなったり、雑になったりして、適正なハンドルやブレーキの操作の邪魔をします。

そうしたことで、車での事故が引き起こされます。道路交通法では、疲労がひどい影響で、正常な運転ができない場合は、運転してはならないとしています。

つまり、疲労がひどい状態での運転は立派な交通違反なのです。

 

「眠気」により車の運転中にひきおこされること

「眠気」がある状態で、車を運転ことは、飲酒して運転をしているのと同じくらい危険です。

居眠り運転は、危険を回避せず事故をおこすため、重大な事故につながります。

高速道路における居眠りによる運転の死亡重傷する率は、他の交通事故を起こす要因に比べて4倍以上と言われています。

 

こういった交通事故を起こす要因を見ていくと、車での里帰りの帰省を安全におこなうには、運転中に「疲労」や「眠気」がでないように対策を立てる必要があります。

 

 

 

運転中に「疲労」「眠気」を防ぐための対策

 

運転は、複数の作業を同時に、短時間で切り替えながらこなす必要があります。そうした作業をスムーズにおこなうためにも、「疲労」「眠気」が防ぐ対策が必要となる。その方法を以下で紹介させていただきます。

 

 

車の運転で「疲労」を防ぐ姿勢

車で運転する姿勢は、軽トラックに乗ったときの姿勢が理想です。

軽トラの座席には、リクライニングの機能はありません。

そのために、背もたれは直角に立ち上がっているため、背中が伸びた姿勢で運転します。

車の運転するしているとき、背筋が伸びて、耳、肩、腰が一直線になっている姿勢は、運転中に軸がブレず、重力のダメージが抑えられるため、 筋肉が疲れにくくなります。

また、軽トラックは、座席とハンドルの位置が近いため、常に肘を軽く曲げた状態で運転します。

座席とハンドルの位置が遠い場合、腕を伸ばした状態でハンドルを握るので、どうしても肩が内にねじることとなり、体がゆがみ、上半身に疲労がたまりやすくなります。

ですので、一般車を運転するときは、軽トラックを運転する時のような環境にセッティングしてください。

つまり、リクライニング機能は使わず、肘を軽く曲げた状態が望ましいということになります。

 

車の運転で「疲労」を防ぐハンドルの握り方

車が右ハンドルの場合は、右手でハンドルを持ったまま、左手でシフトレバーやカーナビなどを操作します。

このため、いつの間にか左肩が下がってしまい、左右の肩のラインと腰のラインがずれて、体のバランスが崩れること疲労します。

疲れの原因となることがあります。

ですので、左右の肩のラインと腰のラインが平行な姿勢にすることを意識してください。

 

車の運転で「疲労」を防ぐ動き

運転する際に、よい姿勢やハンドルの握り方をしても、同じ体勢を長時間、続けることは禁物です。

正しい姿勢やハンドルの握り方で運転しても、その体勢をずっと続けると、それを保つために働いている筋肉が疲労します。

正しい姿勢やハンドルの握り方で運転しつつ、、肩や腰、お尻を軽く揺らしたり動かすことで、運転に使っている筋肉がかたまらないようにすることが大切です。

また、長距離、長時間の運転をするときは、必ず定期的に休憩をはさみ、運転席から降りて軽くで良いので歩いてください。

同じ姿勢で座っていると、足の血流がとどこおって、場合によっては血が固まって心臓や肺の血管を詰まらせる「エコノミー症候群」にもなりかねません。

人間の体は、

 

「動かさないと疲れる」

「動かすと疲れが取れる」

 

という特性がありますので、こまめに姿勢を変えながら運転することを意識してください。

 

車の運転で「疲労」を防ぐ運転時間 

運転のプロである運送業の方の、1日の運転時間の規制があります。

その規制で運転手が連続して運転させて良い時間は、

 

「運転開始から4時間以内、もしくは4時間が経過した直後に休憩を30分以上が確保」

 

することです。運転による疲労によって事故を防止するための規制でもあるので、これを基準に運転時間をコントロールしてください。

 

居眠り運転を防ぐ座り方

居眠り運転防止のための研究によると、人間が最もリラックスする着座する姿勢は、

 

「背もたれの角度が33度」

 

の時だそうです。

33度というのは、かなり座席がたおれた状態です。

この角度で運転はできませんが、運転中に眠くなってしまうのは、座席がたおれていることが一因と言えます。

そのため、運転中の「眠気」を防止するためには、背もたれを立てて、体をリラックスした状態にさせないことが大切です。

また、居眠り運転を防ぐには、十分な睡眠と休息が大切です。

運転する前の理想の睡眠時間は7時間以上で、睡眠時間が短くなるほど居眠り運転の発生確率が高まります。

それでも「眠気」を感じたら、サービスエリアなどの駐車場に停車して仮眠をとってください。

仮眠の時間は10~15分で十分で、長くても20~30分以内です。

それ以上寝てしまうと、深い眠りのレベルに達する可能性がありますので、そこから脳や体を目覚めさせるのに苦労します。

「眠気」を取るためにカフェイン入りの飲料や食べ物を摂取したときは、眠気を抑えるその効果が表れ始めるのが15分後に運転を再開してください。

 

このように、紹介させていただいた「疲れ」「眠気」が起こりにくい運転方法は、リラックスしては運転はできないのですが、交通事故防止の観点から実践していただくことをおすすめします。

 

 

 

まとめ

 

先日、車が信号機の鉄柱に突っ込んだ事故の現場を見ました。

信号機の鉄柱が折れ曲がってしまっていたので、改めて車での事故の怖さを感じました。

こういった事故を防止するためにも、車で少しでも疲れにくく安全に運転をしていただけるように、今回紹介させていただいたことが皆さ間のお役に立てれば幸いです。

里帰りのために長距離の運転の予定されて方は、ご本人も同乗者の方も安全に目的地まで行って、無事に帰省するために、お体に少しでも違和感やお疲れがあるようでしたら、お近くの治療院で体を整えることをおすすめします。

当院でも、車での帰省のご予定に備えて、お体のメンテナンスの施術をおこないますので、ぜひご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広


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