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立ち方 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 12の記事一覧

ウォーキングをすると股関節前面の痛みが・・・、その原因と解決法

2024.03.02 | Category: 予防,体操・ストレッチ,太ももの痛み,姿勢,日常生活の動作,歩き方,生活習慣,疲労,立ち方,股関節の痛み,背骨,腰痛,関節

 

60歳代の女性の方が、股関節の前面の痛みで来院されました。

きっかけをお聞きすると、ウォーキングを30分ほどして、家に帰ったら痛みが発生したとのこと。

健康のためにとウォーキングを始めたら、かえって痛みが出てしまって、再開する自信がないとも。

ウォーキングは、

・生活習慣病の予防

・呼吸や心臓機能の向上

・持久力の強化

・体脂肪の燃焼

・筋力の増加

・骨密度の強化

・ストレスの解消

・腸の機能改善

・睡眠の質の向上

など効果が高い運動です。

長期的に健康を考えても、ウォーキングすることをあきらめないでほしい。

そこで今回は、ウォーキングをすることによって、股関節の前面に痛みが出る理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、ウォーキングで股関節を痛めずに健康を続伸できます。

 

 

 

ウォーキングをすることによって、股関節の前面に痛みが出る理由

 

股関節は、人間の体の中で最も大きい関節です。

それだけに、ウォーキングをする際には、主力の動力となる大切な部位です。

そのウォーキングする際のモーターとなる股関節の前面に痛みがでる理由を、以下で紹介させていただきます。

 

骨盤が前方に倒れている

 

歩くと股関節の前面に痛みが出る場合は、骨盤が前に倒れて、筋肉に負荷をかけている可能性があります。

股関節の前面には、「大体四頭筋」や「腸腰筋」といった歩行や姿勢の維持に重要な働きをする筋肉があります。

骨盤が前に倒れた状態で歩き続けると、これらの筋肉が過剰に引き伸ばされて硬くなり、股関節の前面に痛みが発生します。

 

 

背中の筋力低下

背中の筋肉は、体をまっすぐな姿勢に保つ働きがあります。

背中の筋肉が弱ることで、体を支える力が弱くなります。

弱くなった背中の筋肉を補い、姿勢を維持するために、股関節の前面を突き出すように、骨盤を前に倒して、体の前後の筋肉をバランスをとります。

その結果、股関節の前面に負荷がかかり、痛みが発症します。

 

重心がつま先

歩行する際に、つま先はブレーキの働きをして、かかとはアクセルの働きをします。

常に重心がつま先にある状態で歩くと、ブレーキを常にかけながら歩いています。

そうすると、歩行時にブレーキの衝撃が股関節の前面にかかり、痛みが生じます。

 

 

 

ウォーキングで股関節の前面を痛めないための対処法

 

ウォーキングの際に股関節前面に負荷をかけすぎないための対処法を以下で紹介させていただきます。

 

股関節の可動域を上げるエクササイズ

床に座り、ひざを曲げ、足は肩幅に広げ、つま先は外に向けます。

両腕の手のひらを、体の後ろについて、体を支えます。

 

両手で体を支えながら、両方のひざを同じ方向にゆっくり倒します。

 

このとき、足の裏は床から離れても大丈夫です。

反対方向にも、同じようにおこなってください。

これを10回繰り返してください。

 

背筋へのエキササイズ

床に、親指側を天井方向に向けて、両手を前に突き出し、下を向いてます。

その際に、枕もしくは折り畳んだタオルを胸の下に入れます。

片手は伸ばしたまま床につけて、もう片方の腕を上げ、上半身をゆっくり起こします。

腕を交代して、同じようにもあげてくだい。

この動きを、5回ずつおこなってください。

 

かかと重心へのエクササイズ

足を肩幅に開いて立ち、股関節の前面を軽く前に突き出し、つま先に重心をかけて立ちます。

少しずつ、突き出した股関節と腰を後ろに引きながら、足の裏の重心をかかとに移行して、重心がかかとに乗る位置で止めます。

これを10回繰り返してください。

 

 

 

まとめ

 

 

ウォーキングは、お体の状態に合わせて、その頻度や負荷のかけ方を調整しながら行う必要があります。

ご自身にあったウォーキング量を探っている最中に、股関節の前面を痛めることもあります。

それによって、せっかく健康のために始めたウォーキングへの意欲を低下させないためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも股関節前面の痛みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に股関節前面のへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

股関節トラブルを未然に防ぐ!自己チェックとセルフケアのポイント」

歩くと股関節がぬけそう感覚がでる理由とそれを和らげるための3つのストレッチ法

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

骨粗しょう症を診断されて不安を感じる方に読んでほしいその理由・リスク・検査・予防法

2024.02.28 | Category: 予防,体操・ストレッチ,圧迫骨折,姿勢,日常生活の動作,更年期障害,栄養・食事・飲み物,歩き方,水分,生活習慣,疲労,疲労骨折,睡眠,立ち方,腰痛,血流,骨粗鬆症

 

シニアの女性の方から、ご自身が骨粗しょう症であると病院からいわれたというお話をよくお聞きします。

骨粗しょう症とは、骨の密度が低下して、骨が弱くなる病気です。

骨粗しょう症に関する統計では、約1,590万人が隠れ骨粗しょう症であるとされています。

また、男女比では、男性が300万人、女性が980万人と、女性が多い傾向にあります。

年代別では、50歳代では9人に1人、60歳代では3人に1人、70歳代ではは2人に1人の割合で骨粗しょう症がみられます。

このように多くの方に発症する可能性がある骨粗しょう症ですが、診断されると、すごく不安に感じてし回れる方が少なくありません。

そこで今回は、骨粗しょう症がおこる理由やリスク、その対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、骨粗しょう症に備えることができます。

 

 

 

骨粗しょう症がおこる理由

 

骨粗しょう症がおこる理由として、以下の要因があげられます。

 

栄養のアンバランスによるカルシウムの不足

人が活動したときに骨に刺激が加わると、古い骨を壊す細胞と新しい骨を作る細胞が働き、骨の入れ替わりがおこなわれます。

全身の骨が、新しいものに入れ替わる期間は、3年といわれます。

古い骨が壊されてて、新しい骨を作るときに材料となるのが、カルシウムやタンパク質です。

なかでもカルシウムは、骨を再生させる材料となるだけではなく、 心臓や血管、筋肉を正常に動かす重要な成分です。

心臓や血管、筋肉の機能は、生命活動に必要なため、優先的、そちらにカルシウムが使われます。

食事の不足や偏りで、カルシウムの体への取り込みが足りない場合は、骨にあるカルシウム成分を溶かして、心臓や血管、筋肉へ補給することもあります。

そのことによって、骨の再生が遅れて、骨の密度が低下し、骨粗しょう症を引き起こします。

 

日光にあたる時間の不足

骨の材料となるカルシウムを、骨に取り込むためには、ビタミンDが必要です。

ビタミンDは、体に日光があたることで作り出されます。

外に出る機会が少ない生活習慣や環境にいることで、ビタミンDが作り出せず、結果、骨の再生がとどこおり、骨粗しょう症が発生します。

 

運動の不足

骨は、古い骨が壊れることで、作り出されます。

古い骨を壊す細胞が働くためには、適度な負荷が体にかかり、その刺激で活動が活発になります。

日頃の運動が不足すると、骨の入れ替わりる循環がおきなくなります。

そうなることで、骨の質が低下して、骨粗しょう症がおこります。

 

女性ホルモンの分泌低下

女性ホルモンは、古い骨を壊す細胞と新しい骨を作る細胞が働きのバランスをとる働きもあります。

女性が閉経すると、女性ホルモンの分泌が減ります。

そうすると、骨を破壊する細胞の働きが、骨を再生する細胞の働きを上回るスピードで活動する場合があります。

それによって、男性より女性の方が骨粗しょう症になる割合を増やしています。

 

 

 

骨粗しょう症によるリスク

 

骨粗しょう症になった際に、体におこるリスクを以下で紹介させていただきます。

 

骨折しやすくなる

骨粗しょう症による骨の密度の低下は、骨折をしやすくなる可能性が高くなります。

転倒や打撲などの強い衝撃だけではなかく、くしゃみや荷物を持ち上げるといった弱い骨への負荷でも骨折が引き起こされてしまいます。

 

寝たきりになる

骨粗しょう症で起こりやすい手や足、背骨などの骨折によって、日常の活動が著しく低下します。

それがきっかけで、家に引きこもり、寝たきりや認知症へ移行する傾向が高いという調査報告がされています。

 

姿勢の悪化 

骨粗しょう症により、いつの間にか骨折と呼ばれる背骨の骨折を引き起こしやすくなります。

それによて背骨が曲がり、背中が丸くなる姿勢になる。

そのことによって、歩行や家事などの生活動作に支障をきたします。

 

免疫の低下 

骨粗しょう症によって骨密度が下がり、骨の細胞が働かなくなると、免疫の細胞がの数が減るという研究データがあります。

また、肝臓の機能にも関係して、免疫の低下だけでなく、肥満や老化などにも影響が出ます。

 

 

 

骨粗しょう症の検査

 

ご自身の骨の密度が気になる方は、一度、精密検査をされることをおすすめします。

骨の密度の主な検査法は、

 

・QUS法(超音波法)

・MD法(両手のX線撮影法)

・DXA法

 

があります。

それぞれの検査法について、以下で紹介していきます。

 

QUS法

超音波を足のかかとの骨に当てて骨の質を検査する方法です。

手軽で安心なので広くおこなわれている検査法です。

しかし骨の密度自体を測っているわけではないので、骨粗しょう症であるという診断には用いることができません。

 

MD法

手のひらをアルミの板の上に乗せ、手の甲の骨の密度を測定する検査法です。

この検査法のメリットは、レントゲン撮影ができる病院なら、この検査を受けることができます。

しかし、デメリットとしては、ある程度、骨粗しょう症が進行している場合の方の適応検査で、早期では発見しにくいとされています。

 

DXA法 

現在、骨粗しょう症へおこなわれている検査としては、最も信頼性が高い検査とされています 。

種類の医療。2種類の微量なX線を体に照射します。

その際に、背骨や太ももの骨を通過できなかったX線の量から骨密度を測る方法です。

ただ、DXA法ができる検査機器を、全ての病院が所有しているわけではないので、検査を希望する際には調べる必要があります。

 

 

 

骨粗しょう症はどこで診てもらうのか?

 

病院で骨粗しょう症の診断や治療を診てもらう科は、基本的には、整形外科です。内科や産婦人科の医師の方も診てくれる場合があります。

骨粗しょう症に関する専門医は、以下のリンクで紹介されていますので、参考にしてください。

 

日本骨粗しょう症認定医リストhttps://smms.kktcs.co.jp/smms2/c/josteo/option_josteo/board_certified/pub/Search.htm

 

 

 

骨粗しょう症を予防する方法

 

骨粗しょう症を予防するための方法を、以下で紹介していきます。

 

バランスの取れた食事

骨を作るための材料となる栄養素は、

 

・カルシウム

・ビタミンD

・タンパク質

・ビタミンK

・マグネシウム

・カリウム

 

などが挙げられます。

 

カルシウムを多く含む食材は、 ヨーグルト、チーズ、牛乳、ししゃも、イワシ、じゃこ、小松菜、高野豆腐、納豆、などがあります。

ビタミンDを多く含む食材は、 シャケ、うなぎ、キクラゲ、ほししいたけ、マグロ、卵 などがあります。

タンパク質を多く含む食材は、 鶏の胸肉、味、豆腐、卵などがあります。

ビタミンKを多く含む食材は、 ブロッコリー、ほうれん草、納豆、乾燥わかめ、キャベツ、モロヘイヤ、ニラ、などがあります。

マグネシウムを多く含む食材は、 雑穀、米昆布、わかめ、のり、豆腐、納豆、油揚げ、などがあります。

カリウムを多く含む食材は、 バナナ、メロン、アボカド、ほうれん草、さつまいもなどがあります。

 

以上のような必要な栄養素を、日常でしっかり取ることで、丈夫な骨を作れます。

 

 

適度な運動

骨に刺激を与える運動をすることで、骨の細胞が活性化して、骨の強度が向上します。

そのための、いつでもできる運動としては、

 

「かかと落とし運動」

 

をおすすめします。

かかとを床に当てて刺激することで、体の骨に体重の約3倍もの負荷をかけることができます。

そのやり方は簡単です。

 

足を肩幅に開いて、足先をまっすぐ前に向けて、手は自然に下の方向へたらして立ちます。

目線は前に向けてください。かかとを上げて、つま先立ちになる。

その際に、体が不安定な場合は、テーブルやイス、壁などをつかまってください。

つま先立ちから、足の力を抜き、かかとをストンと床に落とします 。

かかとに少し、響くような刺激を感じる程度が適度です。

これを10回、繰り返してください。1日に3回はおこなってください。

 

 

日光浴をする

1日に15分程度の日光浴をしてください。

それによって、ビタミンDが体で生成されて、骨へのカルシウムの吸収を助けます。

また、食事やサプリメントからも摂取することを心がけてください。

 

 

カフェインやアルコールの摂取はほどほどに

カフェインの入った飲み物やアルコール飲料を過剰に摂取すると、尿の量が増えます。

尿の排出に伴って、カルシウムも体外に排出されます。

骨の材料となるカルシウムを失わないためにも、適度な量の摂取を心がけてください。

 

 

喫煙をひかえる

タバコを吸うことで、骨の形成の材料となるビタミンDやカルシウムの吸収が低下します。

また、喫煙することで、血液中の酸素量が低下して、骨に供給される酸素量も低下します。

それによって、骨の形成や修復が妨げられます。

骨粗しょう症の予防の面から見ると、禁煙されることは効果的です。

 

睡眠の質を上げる

睡眠中は、成長ホルモンの分泌が増加します。

このホルモンは、骨の形成を促す働きがあります。

また、成長ホルモンの分泌が最も活発になるのは、入眠後、3時間の間とされています。

ですので、睡眠の質を上げることは、骨の強化につながります。

睡眠の質を上げる方法は、当院のブログでも紹介しておりますので、参考にしてください。

夜中に何度も目がさめるのはなぜ?睡眠の質をたかめる対策とは

 

 

 

まとめ

 

骨粗しょう症によるリスクが起こることで、日常の生活の質が著しく低下してしまいます。

それを防ぐためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

また、骨粗しょう症を予防するための一つとして、体を動かして骨に刺激を入れて、骨を強くする必要があることを、今回のブログで紹介させていただきました。

体の動きに何かしら違和感をお持ちでしたら、一度、お近くの治療院で、お体をメンテナンスされることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、お体全体のメンテナンスの施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に骨粗しょう症によるリスクへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

60歳からできる歩行中に転倒するリスクを減らすためエキササイズ

ご高齢者の方がウォーキングする際に、杖を2本使うのがおすすめ

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

床からの立ち上がりができないことでお悩み方へ知ってほしいポイント

2024.02.22 | Category: 予防,体操・ストレッチ,太ももの痛み,姿勢,座り方,日常生活の動作,生活習慣,立ち方,股関節の痛み,背骨,腰痛,膝の痛み,足首の痛み,関節

 

結婚をされて、都心部から農村部に移って来られて方から、生活スタイルが変わって戸惑っているというお話をお聞きしました。

特に、自宅ではイスに座って過ごしていたのが、畳を引いた床で座っての生活時間が増えたとのこと。

洗濯物を床に座ってたたんだりテレビをみたりしていて、そこから立ち上がろうとすると、すっとできず、なにかとしんどいとのことでした。

イスに座っての生活習慣と床に座っての生活習慣について、内閣府の調査がされています。

その中で、家での食事をするときのスタイルについて、「テーブルで椅子に座って食べる」が約70パーセント、「畳や床に座って食べる」が約26パーセントという調査結果が出ています。

現在の日本は、床に座って生活するという和式の生活習慣から、イスに座って生活するという洋式の生活習慣に移行しつつあることがわかります。

このように、床からイスの生活が多くなることは、床からの立ち上がり動作が不慣れな方が増えるるということです。

イスでの生活の習慣が増えるデメリットもあります。

例えば、転倒したときには、床からの立ち上がりの動作が不慣れだと、起き上がることができず、助けも呼べないので重大な事故にもつながりかねません。

そこで今回は、床からの立ち上がりのパターンや特徴を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、体に負担の少ない床からの立ち上がりの方法がわかります。

 

 

 

3つの立ち上がりのパターン 

 

立ち上がりのパターンは、

 

・お尻を高く上げるパターン

・片ひざ立ちパターン 

・しゃがみパターン

 

の3パターンがあります。

お尻を高く上げるパターンは、いったん、四つんばいになり、お尻を高く上げてから、立ち上がる方法です。

 

片ひざ立ちパターンは、片足を前に出して、ひざ立ちをしてから立ち上がる方法です。

 

しゃがみパターンは、両ひざを折り曲げてから立ち上がる方法です。

ちなみに、子供が床から立ち上がるパターンを身につけるのは、

 

「お尻を高く上げるパターン→片ひざ立ちパターン→しゃがみパターン」

 

の順番で獲得していきます。

これは成長により、身体能力が上がることで、獲得できる順番でもあります。

 

 

床からの立ち上がりパターンによる体への負荷 

この3つの床からの立ち上がりパターンのうち、

 

最も難易度の高い、床からの立ち上がり動作は、「しゃがみパターン」

 

です。そして、

 

最も簡単にできる、床からの立ち上がり動作は、「お尻を高く上げるパターン」

 

です。

床からの立ち上がりの研究では、お尻を高く上げるパターンしかできない人に比べて、片ひざ立ちパターンとしゃがみパターンができる人は、筋力やバランス能力が大きく上回っていると報告されています。

このことからも、床からの立ち上がり動作は、ご自身の身体能力に合わせて選択する必要があります。

安全性の面から言えば、身体能力に自信がない場合は、腕の力で体を支えることができる「お尻を高く上げるパターン」「片ひざ立ちパターン」をおすすめします。

 

 

「お尻を高く上げるパターン」と「片ひざ立ちパターン」の比較

お尻を高く上げるパターンは、片ひざ立ちパターンより総合的に、体への負荷が少ないという研究報告がされています。

しかし、腰痛をお持ちの方にとっては、お尻を高く上げるパターンより、片ひざ立ちパターンで立つ方がメリットもあります。

お尻を高く上げるパターンで、床から立ち上がる時には、体を前に30度曲げる必要があります。

 

体を前に曲げるほど、背中から腰の筋肉への負荷が大きくなります。

片ひざ立ちパターンで床から立つ場合は、体の角度は90度ぐらいなので、背中から腰の筋肉への負荷が少なく、骨や関節で体を支持する割合が増えます。

 

結果、腰痛をお持ちの方にとっては、片ひざ立ちパターンで床から立ち上がることをおすすめします。

 

 

 

立ち上がりで腰に負荷をかけない股関節の向き

床から立ち上がりをする動作の際、股関節のねじる方向で、腰の筋肉への負担が変わってきます。

股関節を外側方向にねじって立ち上がる動作の方が、股関節を内側方向にねじって立ち上がるより、負荷が少ないという研究データがあります。

 

立ち上がる際には、股関節の向きも意識しながらおこなうことをおすすめします。

 

 

 

床から立ち上がるために必要な筋肉 

立ち上がりの動作に必要な足の筋肉を、を比較研究したところ、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)と呼ばれる太ももの前面の筋肉が最も重要であるという結果になりました。

つまり、この筋肉を、鍛えることで立ち上がりの動作がおこなえます。

鍛え方としては、

・イスに座り、3秒かけて片足のひざをゆっくり伸ばし、その状態で5秒間、キープします。

そしてまた、3秒かけてゆっくりと足を下ろします。

反対側の足もおこなってください。これを左右の足で、5回ずつおこなってください。

 

 

 

床から立ち上がるために必要な足首の柔軟性

床から立ち上がる際には、足首の関節、ひざ関節、股関節、の柔軟性も必要となってきます。

床から立ち上がる際、足首は足の甲側の方向に曲げる角度は、10度は必要とされています。

足の甲側の方向に足首の関節を曲げるときは、内くるぶしと外くるぶしの間にある骨が、後方のカカトの方向に滑って移動します。

この移動がないと、足首の関節は曲がりにくくなります。

立ち上がる時に足首に違和感を感じましたら、以下のような方法でアプローチしてみてください。

片足をひざの上にのせます。ひざにのせた足の内くるぶしと外くるぶしの後下方を、親指と人差し指でつまみ、後方に引っ張ります。

 

その状態のまま、もう片方の手で、足の甲側の方向に足首を曲げて、5秒間、キープしてください。

これを左右の足で、5回ずつおこなってください。

 

股関節、ひざ関節に関しては、当院のブログでその方法を紹介しておりますので、参考にしてください。

将来、ひざに不安に感じる方へ:ひざの健康維持のための3つの簡単トレーニング

股関節トラブルを未然に防ぐ!自己チェックとセルフケアのポイント」

 

 

まとめ

 

床からの立ち上がりをスムーズにおこなうためには、

 

・お尻を高く上げるパターンが体の負担が最も少ない

・腰が痛い方は片ひざ立ちパターンがおすすめ

・立ち上がるときは、股関節は外側に方向にねじると腰への負荷が減少

・床から立ち上がりには太ももの前面の筋肉が重要

・床からの立ち上がりには、足・ひざ・股関節の可動性が必要 

 

ということがポイントです。

日常の何気ない動作ですが、床からの立ち上がりは、そのやりかた次第で、腰やひざを痛めてしまうことも少なくありません。

そういったことを回避するためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも床からの立ち上がりがしにくいようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に日常生活の動作のお困りごとへの対策ブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

イスに座り続けるリスク!女性のためのデスクワーク健康キープ法

横すわりを左から右に変えたときに股関節が痛むのはなぜ?その理由と股関節痛を防ぐ3つの体操

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

60歳からできる歩行中に転倒するリスクを減らすためエキササイズ

2024.02.19 | Category: 予防,体操・ストレッチ,姿勢,日常生活の動作,歩き方,生活習慣,立ち方,関節

 

60歳の女性の方が、お体のメンテナンスで来院されたときに、これから年齢を重ねていったとき、ちゃんと歩けるのか自信がないというお悩みを訴えられました。

患者様のご近所のご高齢者の方が、最近、お見かけしないと思ったら、外出中に転んで太ももの骨を骨折したことがわかったと。

将来、自分もそうなりそうで、怖いということでした。

厚生労働省による令和元年国民生活基礎調査によれば、高齢者の方が、介護が必要となった主な原因は、

 

1位 認知症

2位 脳卒中

3位 高齢による衰弱

4位 骨折・転倒

 

という報告がされています。

こういった調査を見ても、高齢者にとって、転倒は健康寿命に大きく関わってきます。

また、厚生労働省による令和3年人口動態調査によると、高齢者の転倒・転落・墜落による死亡者数は9590人で、交通事故による死亡者数が2150人と報告されています。

つまり、交通事故に比べて、転倒による死亡率は4倍以上で、転倒は重大な事故につながることがわかります。

そして、転倒によるケガは、骨折の中でも、最も治るのに時間がかかる太ももの骨の骨折が最も多いとのことです。

高齢者のかたが転倒を経験すると、その不安や恐怖で、活動の意欲が低下します。

それが筋力やバランス感覚などの低下を招き、さらに、転倒のリスクの増加させるという悪循環を招きます。

そこで今回は、加齢によって歩いているときに転倒しやすくなる理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、将来の歩行中の転倒の不安を解消できます。

 

 

 

ご高齢の方が歩行中に転倒しやすくなる理由

 

ご高齢者の方が、歩行中に転倒して骨折や死亡につながる重大な事故をおこしやすくなる理由を、以下で紹介していきます。

 

筋力の低下

筋肉の量は、25歳あたりが最も多くなり、55歳ごろから急激に低下し、70歳ごろには20歳のときに比べて30パーセントの筋力が低下します。

筋力の低下により、歩行中に姿勢を保持することが難しくなり、転倒につながります。

 

視覚の障害

70歳を過ぎると9割の人が白内障となり、1割が緑内障を発症します。

また、老眼は、ほぼ100パーセント%の方が発生します。

そのため視力が低下して、視界が狭くなるため、歩行時に障害物や段差など、周囲の環境の把握が遅れて、転倒のリスクが増加します。

 

バランス感覚

バランス感覚は、

 

・目から入ってくる情報

・耳からの情報

・足の裏からの情報

 

の3つの情報が必要です。

この3つの情報を、脳が整理して、体のバランスをとります。

加齢によって、このうちの一つでも悪くなると、歩行中のバランスが悪くなり、転倒する可能性が上がります。

 

神経系の問題 

反射神経は30歳後半あたりから低下します。

またご高齢の方は、判断する選択肢が増えると、脳が処理するのに時間がかかり、反応時間が遅れると研究で報告されています。

そのため、体の制御が遅れて転倒する危険性が増えます。

 

持病やお薬の影響

高血圧や糖尿病、脊柱管狭さく症や変形性ひざ関節症など、持病によって歩行の安定性に影響を与える場合があります。

また、服用しているお薬の副作用によっても、歩行中のバランスに悪影響がでて、転倒につながることもあります。

 

 

 

60歳からできる将来の転倒するリスクを避けるために方法

 

加齢による歩行中の転倒リスクをいろいろと前章であげました。

結局のところ、それによって、歩行のフォームが崩れてしまい、転倒することが多くなります。

歩行は、前後に足を交互にだします。

その際に、つま先から股関節にかけての関節が連動して動き、筋肉がブレーキとアクセルの役割を担います。

歩行中に、この一連の流れが、スムーズにできるように身につけば、転倒するリスクは低下します。

その方法を以下で紹介していきます。

 

歩行のためのエキササイズ

高さが20センチぐらいの台を用意して、お尻の横に手を当てて、背筋を伸ばして台の前に立ちます。

バランスに不安があるときは、壁に手を当てて体を支えてもOKです。

片足をつま先を上げて、台の上にのせます。

 

反対側の足は、まっすぐひざを伸ばした状態にする。台にのせた足のひざを、まっすぐ前方に移動させながら、足の指先をおろしていきます。

 

姿勢をまっすぐに保ったまま、曲げたひざをさらに前方に移動して曲げます。

 

台にのせた反対側の足のカカトを上げて、体を上に持ち上げてください。

 

終わったら、反対側の足も同じようにしてください。

これを交互に10回おこなってください。

 

 

 

まとめ

 

歩行がしっかりできることは、健康に日常生活を送る上で非常に重要な動作です。

普段は、何気なく歩いてしまいますが、将来に向けて、転倒予防のためにも歩くフォームを見直されることをおすすめします。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも歩くことに不安を解消できないようでしたら、お近くの治療院で体のバランスを整えられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に歩くことへのブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

階段転倒のリスクとその対策:安心して階段を昇降するために

サンダルでの歩行がもたらすひざの内側の痛みとその解消法

シニア女性の方がスクワットをしてお体を痛める理由と安全におこなうための方法

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

ご高齢者のお母さんが身長が縮んだことを話し始めたら伝えて欲しい予防法

2024.02.15 | Category: 予防,円背,姿勢,生活習慣,疲労,立ち方,背骨,関節,骨粗鬆症

 

「最近、棚の上のものが取りにくいなと思っていたら、身長が縮んでいたみたい・・・」

 

と身長の変化にショックを受けられたことをシニア女性の方からよくお聞きします。

40歳以上の日本人を対象にした加齢による身長の変化の研究によると、2年間の身長が縮む平均の長さは、0.2センチ。

また、2年間で身長が0.5センチ以上身長が縮んだ方は、死亡されるリスクが1.26倍も上昇することが報告されています。

このリスクを男女別で見ると、男性は1.24倍、女性は1.28倍と、女性の方が高い結果となっています。

このように身長の短縮は、健康に直結します。

そこで今回は、身長が縮む要因とその予防法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、シニア女性の方が急激な身長の低下することを予防できます。

 

 

 

シニア女性の方の身長が縮んでしまう要因

 

シニア女性の方の身長が縮む要因を、以下で紹介していきます。

シニア女性の方が、身長が縮んでいく要因を以下で紹介していきます。

 

骨密度の減少による骨折 

加齢や閉経後のホルモンの減少により、シニア女性の方は骨密度が低下しやすくなります。

骨密度の低下は、背骨の骨折や変形のリスクを高めます。

特に、「いつの間にか骨折」と呼ばれる背骨が圧迫されたことで起こる骨折は、60歳以上の女性の3人に1人が発症する可能性があります。

背骨が変形することで、背骨の幅が縮まり、結果、身長が縮んでしまいます。

 

椎間板の圧縮

背骨は、いわば31個のブロックが積み重なって構成されています。

背骨のブロックとブロックの間に「椎間板」が存在します。

この椎間板は、ゼリーのような水分を含んだ弾力性のあるクッションで、背骨を支えたり背骨にかかる衝撃を和らげる働きをしています。

加齢によって、血管の柔軟性や筋力の低下によって、体の血液循環は低下し、それは椎間板にも影響します。椎間板への血流の低下すると、椎間板内の水分が減少し、縮んでしまいます。

こうして加齢によって、背骨と背骨の間の椎間板が縮むことは、身長の低下を招いてしまいます。

 

筋力の低下による姿勢の変化

地球上で生活をしていると、常に重力の負荷が体にかかってきます。

重力の負荷に対して、筋肉が働くことで、姿勢が保たれます。

加齢とともに筋肉の繊維が細くなったり、筋肉を作るホルモンが少なくなることで、筋力が低下しやすくなります。

筋力が低下すると、重力に負けて、姿勢を良い状態に維持することが難しくなり、背骨が曲がりやすくなります。

背骨が曲がることで、身長が縮む可能性が高まります。

 

 

 

シニア女性の方の身長の低下の進行を予防する方法

前章であげたシニア女性の方が身長が縮んでしまう要因は、一つだけで起こるのではなく、複数の要因が組み合わさって起こります。

40歳を過ぎると、加齢による体の生理現象のため、身長の低下はある程度は進みます。

しかし、急激にそれを進ませないためにも、骨や筋肉に刺激を与えて予防する必要があります。

その方法を以下で紹介させていただきます。

 

おなかを伸ばす体操

まっすぐ背筋を伸ばして立ち、おへその下あたりをさすってください。

おなかをさすりながら、鼻からゆっくりと息を吸い込みます。

そのとき、おへその下に空気を送り込むようなイメージでおなかを膨らまして伸ばします。

息を十分吸い込んだら、おなかをさすったまま、ゆっくりと息をはいてください。

息をはくときは、息を吸うときよりも、さらにゆっくり長くはいてください。

これを7回、続けてください。

 

お尻をあげる体操 

イスに、つま先は正面に向けて、足は肩幅に広げて座ってください。

体を前に倒して、おなかを太ももにつけ、両手で両足首を後ろから握ってください。

息をはきながら、両手で足首を握ったまま、お尻を持ち上げてひざを伸ばして、5秒間、キープしてください。息を吸いながら、元の姿勢に戻ってください。

これを3セットおこなってください。

 

肩甲骨の引き寄せ体操

背筋を伸ばして、足を肩幅に広げて立ちます。肩は90度あげて、肘を90度曲げます。

その状態で、息を吸いながら、肩甲骨と肩甲骨をゆっくり引いて寄せたら、10秒間キープします。

その後、20秒間かけて、ゆっくりと息をはきながら元に戻します。これを3セットおこなってください。

 

 

 

まとめ

 

身長の維持は、健康は密接な関係があり、また、日常の生活動作にも大きな影響を与えます。

シニア女性の方が、身長を維持していくための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも身長の低下がすすむようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に姿勢の関するブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

ご高齢者の背中がまるまる姿勢である円背となる理由とそれを予防する体操3選

シニア女性の方がスクワットをしてお体を痛める理由と安全におこなうための方法

歩くと左右に体が揺れるのは体のゆがみ?ゆがんだ体が引き起こす不調とその解消法

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

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