- Blog記事一覧 -歩き方 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 3の記事一覧

歩き方 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 3の記事一覧

春先にシニア女性の方が足の指の冷えお困りなら伝えて欲しいストレッチ法

2024.03.14 | Category: 冷え,冷え性,土踏まず,姿勢,指の痛み,日常生活の動作,,歩き方,生活習慣,疲労,立ち方,筋肉の損傷,血流,足のアーチ,足の小指,足の指の痛み,足首の痛み,関節

 

春先は、まだまだ寒いので家にじっとしているか、外出するときも車で移動して、体を動かすことが少なくなる、シニア女性の方が少なくありません。

寒さを避けるように生活を送っているのに、足先が冷えて、体がゾクゾクするので、お風呂やカイロで温めても、なかなか温まらないというお悩みをよくお聞きします。

そこで今回は、日中の活動量が減った生活を送ることで足先の冷えが発症しやすくなる理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、足先の冷えによる不快な感覚を解消できます。

 

 

 

春先に足先が冷えやすくなる理由

 

春先に寒さのために、家でじっとしている時間が長くなったり、外出するにしても車で移動するといった生活をおくりがちです。

そうすると、「歩く」という日常生活の動作の機会が減ります。

歩くときに起こる足裏の接地面の順番は、

 

かかと→ 外側の足の縁→足全体→内側の足の縁→足の指

 

です。特に、最後の足の指には、推進力とバランスの調整といった重要な役割を担います。

日中の歩く量が減るということは、足の指への刺激が減るということです。

そのため、足の指の筋力が低下しやすくなります。

足の指の筋力が低下すると、足の指を地面に押し付ける力が低下して、「浮き指」と呼ばれる足の指が地面から浮いてしまう現象が起きやすくなります。

そうすると、ますます日常の動作で、足の指への刺激が減っていきます。

また、足の指の刺激の低下は、血管の成長が止まり、そのことで血流の悪化や感覚の低下を招きます。

こういった足の指の筋肉への刺激の低下や足先に血流を促す力が低下により、冷えを感じやすく、回復もしづらくなります。

 

 

 

足先の冷えへの対処法

 

足の指の冷えを解消するためには、ウォーキングで足の指を含めた下半身を動かすことが最も効果的です。

しかし、春先の寒さで、なかなか外出してのウォーキングがしづらいかと思われます。

ですので、外出しやすい気候になるまでは、イスや床に座ったままで、簡単にできる、足の指へ刺激を入れるためのストレッチを、以下で紹介していきます。

 

ストレッチその1

座って片方のひざを軽く曲げて、足の甲を包むように横から持ちます。

 

そのまま重心を後ろに移動させながら、足関節を胸の方向に曲げます。

 

その状態を10秒間、キープします。

反対側も同じようにおこなってください。

それを交互に3回繰り返してください。

 

ストレッチその2

イスに座って、片方の足のひざを曲げて、後外方におき、足の甲を床につけます。

 

そのまま、体の重心を後方に移動させて、後外方においた足の曲げたひざを、外方に開きます。

 

その状態を10秒間、キープします。

反対側も同じようにおこなってください。

それを交互に3回繰り返してください。

 

ストレッチその3

イスに座り、片方の足のひざを曲げて、かかとをイスにのせます。

両手で、親指以外の足の指の先を包むように持ちます。

 

足の指先を包んだ手で、胸の方向に、足の指と足首を曲げます。

 

その状態を10秒間、キープします。

反対側も同じようにおこなってください。

それを交互におこなってください。

 

 

 

まとめ

 

いくら温めても、なかなか足の指の冷えが回復しないと、ストレスや不眠を引き起こします。

温かい気候になるまで、もう少しというところまで来ていますので、そこを健康で乗りこえるためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも足の指の冷えが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に冷えへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

冬の手先冷えでお困りの女性の方に知ってほしいその理由と解消法

冬の寒さと体調不良:冬バテの理由とその対策

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

座りっぱなしで長時間の確定申告の作業中に血圧が上昇:その要因と予防法

2024.03.10 | Category: ストレス・自律神経障害,デスクワーク,テレワーク,予防,体操・ストレッチ,姿勢,座り方,日常生活の動作,,歩き方,水分,生活習慣,疲労,目の疲れ,肩こり,背骨,血圧,血流,関節,首の痛み

 

今の時期は、確定申告の締め切りがまもなくということで、パソコン相手に座りっぱなしで作業をされている方も多いと思われます。

中には、作業中に、肩がつまった感じで、頭痛とはき気をもよおし、血圧を測ったら180まで上がっていたという方もいらっしゃいました。

このように、長時間、座りっぱなしのデスクワークは、血圧が上がり、体にとって危険な状況を引き起こす場合もあります。

そこで今回は、パソコンを使ってのデスクワークを座りっぱなしで続けることで、血圧が上がってしまう理由とその予防法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、確定申告の書類作製の追い込み時期に、血圧で体調を崩してしまうことを防ぐことができます。

 

 

 

長時間の座ってのパソコン作業が血圧に与える影響

 

確定申告のために、長時間、座りっぱなしの作業によって、

 

「血流の障害」

 

が起こることで、血圧が上がります。血流の障害を引き起こす要因は、以下のようなことが考えられます。

 

姿勢の維持による筋肉の疲労と刺激の不足

   長時間、パソコンで作業するために座り続けることで、その姿勢をキープするために、同じ筋肉を使い続けます。

そうすると、筋肉が疲労して硬くなり、血液の流れが悪くなります。

また、 長時間、座りっぱなしでの作業は、特に、体の筋肉の60〜70パーセントを占める下半身の筋肉への刺激が低下します。

そのことによって、下半身でとどまっている血液の量が増えて、血液に粘りが生じます。結果、血圧が上がることにつながります。

 

ストレスによる血管の収縮

確定申告の作業は、煩雑で正確性を求められ、期限もあるため、プレッシャーやストレスが心身ともにかかります。

人間はストレスがかかると、生命の危機を感じて、体を自動的に調整する自律神経の機能により、血管を縮める反応を起こします。

その結果、高血圧を引き起こすこともあります。

 

水分の摂取する機会の低下

確定申告の作業は、時間を忘れてを集中しておこないがちです。

休憩時間が減ることで、お茶や水などの飲料をとる機会が減ります。

そのことで、体の水分が減って、血液の濃度が上がり、血流が悪くなることを引き起こします。

 

姿勢の不良による呼吸量の低下 

座って作業する姿勢は、猫背や巻き肩など、不良な姿勢になりがちです。

そうすると、胸の開きが制限されて、呼吸が浅くなります。

呼吸が浅くなると、体を活動させるための血液の中の酸素の不足してきます。

そうすると、心臓が心拍数を上げて、より多くの血液を流して酸素を送ろうとします。

その結果、血圧が上がっていきます。

 

 

 

座ってパソコン作業を続けることで起こりやすい血圧の上昇への予防法

 

確定申告のためのデスクワーク中に、血圧が上がるのを防ぐためには、作業中に休憩の機会を増やすことが必要です。

具体的には、1日に4時間以上、デスクワークをおこなう場合は、

 

・連続で作業する時間は1時間をこえない

・作業の途中に1~2回の休憩を取る

・休憩時間は10~15分 

 

を目安にしてください。

人間の集中力は、40分程度だと言われています。

休憩をはさむことで、脳や体をリフレッシュさせて、血圧を上げることを防ぎつつ、作業効率を上げることができます。

休憩中におこなってほしいことを以下で紹介していきます。

 

体に刺激を入れる

休憩時間は、イスからな立って、動くようにしてください。

少しでも歩くことがベストですが、スペースがなければ、その場で足踏みや、つま先立ちからかかとを落とす、といった下半身に刺激を入れる動作をおこなってください。

 

水分を補給する

のどの渇きを覚えなくとも、最低、2時間に一回のペースで、200ミリリットル程度の水分を補給してください。

なるべく、温かい飲料を選択して、ゆっくり体に水分を取り入れることで血圧の上昇を防げます。

 

深呼吸をする

パソコン作業によって丸まった姿勢を伸ばすように、胸を開き、背中は肩甲骨を寄せることを意識して、大きく深呼吸をおこなってください。

5秒かけて息を吸って、10秒かけて息をはいてください。これを6回繰り返してください。

 

 

 

まとめ

 

毎年の確定申告の時期は、無理をして短期間に集中して作業をおこなうため、体調を崩される方が少なくありません。

特に、無理することによって起こる血圧の不調に関しては、長期的に見ても、体に与える影響がおおきです。

無事に確定申告の時期を乗り切るためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも長時間の座位でのデスクワークによる体の疲労が解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に血圧やデスクワークによる体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

寒い冬の日常生活でもできる!高血圧予防のための簡単な方法

イスに座り続けるリスク!女性のためのデスクワーク健康キープ法

新たな職場での環境によるストレスからくる吐き気を伴う肩こりが発症する理由とその解消法

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

転倒する不安を抱えておられる親御さんにツアてほしい転倒予防のトレーニング

2024.03.04 | Category: ウォーキング,ふくらはぎの痛み,予防,体操・ストレッチ,姿勢,日常生活の動作,,歩き方,生活習慣,立ち方,転倒,関節

 

内閣府による「高齢社会白書」によると、シニアの方の寝たきりの要因の4位に、「転倒・骨折」が報告されています。

ちなみに、1位は認知症、2位は脳の血管の病気、3位は加齢による衰弱 が上位の要因となっています。

当院でも、昨年は、数人のご高齢者のかたが、転倒することで、骨折や打撲などのゲガをされました。

ケガが治った後も、それをかばった部分に2次的な痛みが発生して、完全に治癒するまでに時間がかかってしまいます。

また、転倒をしてしまうと、ご自身の体力に自信がなくなって、引きこもりがちになり、生活の活動レベルがどんどんさがるという、「転倒後症候群」と呼ばれる悪循環も呼び込みます。

そういったことを防ぐために、今回のブログでは、シニアの方が転倒しやすい理由と、その対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、家の中や外出時などで転倒することを予防できます。

 

 

 

ご高齢者の方が転倒しやすい理由

 

厚生労働省による令和3年人口動態調査によって、65歳以上の方が、転倒・転落・墜落することで9,509人が死亡されてと報告されています。

その死亡事故数は、交通事故の4倍にもなります。このように、ご高齢のかたが転倒し、重大な事故を引き起こす身体的な理由を以下で紹介させていただきます。

 

筋力の低下

筋力の低下は、40歳代ぐらいから始まります。

また、50〜60歳は年間、1〜2パーセント、60歳以上は年間、3パーセントづつ筋肉量が低下が見られる場合があります。

地球上に暮らす人間は、常に重力が体にかかっています。

筋肉の機能の一つとして、重力で体が倒れないように支える働きがあります。

筋力が落ちることで、重力の負荷を支えることができなくなり、転倒につながります。

 

バランスの悪化

人間が立ったり歩いたりするときに、バランスを取るために、視覚・三半規管・足の裏の感覚などいった感覚を使います。

加齢によって、これらの機能が低下することで、バランスを崩しやすくなり、転倒しやすくなります。

 

持病や慢性的な体の痛み

慢性的な病気、もしくはひざや腰などの痛みによって、立位や歩行などの日常生活の動作をする際に、ふらつきやすくなり、転倒のリスクを高めます。

 

 

 

ご高齢のかたの転倒を予防するためにしてほしいトレーニング

 

転倒を予防するためには、地面に近く、重要な働きをするふくらはぎをトレーニングする必要があります。

そのトレーニングとして、

・ふくらはぎの筋肉を強くする運動

・ふくらはぎの筋肉を柔らかくする運動

・バランスを強化する運動

を以下で紹介させていただきます。

 

ふくらはぎの筋肉を強くする運動

壁に手を置いて、ひざを軽く曲げて立ちます。

 

ゆっくりとかかとを持ち上げてつま先立ちをしてください。その状態で5秒間、キープします。

 

5秒間、かかとを持ち上げたら、ゆっくりと下ろしてください。

これを5回繰り返してください。

 

ふくらはぎの筋肉を柔らかくする運動

壁に手を置いて、片足を前に出して、出した足のつま先をあげて、壁にあてます。

 

前に出した足のかかととを床につけたまま、股関節とひざお軽く曲げてます。

前に出した足のつま先を、壁に押し付けるようにすることで、ふくらはぎが伸ばされます。

 

この状態を10秒間、キープしてください。

終了したら、反対側の足も同じようにおこなってください。

これを交互に2回づつおこなってください。

 

バランスを強化する運動 

背筋を伸ばしてまっすぐに立ちます。

 

片方の足を前に出して、出した足に体重を移していきます。

 

後ろの足から前の足に体重を移動します。体重が前の足に移動できたら、両足をそろえます。

 

足を後ろに引き、後ろの足に体重をかけます。

 

後ろの足に体重がかかれば、残った足を戻し、足をそろえます。

 

 

まとめ

 

春になると衣替えや花見など、家の内外での活動機会が増えてきます。

そういった季節に、転倒するリスクや不安を少しでも減らすために、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも転倒する不安が解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられて、お体のバランスを整えることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に歩行に関するブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

ご高齢者の方がウォーキングする際に、杖を2本使うのがおすすめ

大股でウォーキングして股関節が痛い…、知ってほしい3つの歩き方のポイント

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

ウォーキングをすると股関節前面の痛みが・・・、その原因と解決法

2024.03.02 | Category: 予防,体操・ストレッチ,太ももの痛み,姿勢,日常生活の動作,歩き方,生活習慣,疲労,立ち方,股関節の痛み,背骨,腰痛,関節

 

60歳代の女性の方が、股関節の前面の痛みで来院されました。

きっかけをお聞きすると、ウォーキングを30分ほどして、家に帰ったら痛みが発生したとのこと。

健康のためにとウォーキングを始めたら、かえって痛みが出てしまって、再開する自信がないとも。

ウォーキングは、

・生活習慣病の予防

・呼吸や心臓機能の向上

・持久力の強化

・体脂肪の燃焼

・筋力の増加

・骨密度の強化

・ストレスの解消

・腸の機能改善

・睡眠の質の向上

など効果が高い運動です。

長期的に健康を考えても、ウォーキングすることをあきらめないでほしい。

そこで今回は、ウォーキングをすることによって、股関節の前面に痛みが出る理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、ウォーキングで股関節を痛めずに健康を続伸できます。

 

 

 

ウォーキングをすることによって、股関節の前面に痛みが出る理由

 

股関節は、人間の体の中で最も大きい関節です。

それだけに、ウォーキングをする際には、主力の動力となる大切な部位です。

そのウォーキングする際のモーターとなる股関節の前面に痛みがでる理由を、以下で紹介させていただきます。

 

骨盤が前方に倒れている

 

歩くと股関節の前面に痛みが出る場合は、骨盤が前に倒れて、筋肉に負荷をかけている可能性があります。

股関節の前面には、「大体四頭筋」や「腸腰筋」といった歩行や姿勢の維持に重要な働きをする筋肉があります。

骨盤が前に倒れた状態で歩き続けると、これらの筋肉が過剰に引き伸ばされて硬くなり、股関節の前面に痛みが発生します。

 

 

背中の筋力低下

背中の筋肉は、体をまっすぐな姿勢に保つ働きがあります。

背中の筋肉が弱ることで、体を支える力が弱くなります。

弱くなった背中の筋肉を補い、姿勢を維持するために、股関節の前面を突き出すように、骨盤を前に倒して、体の前後の筋肉をバランスをとります。

その結果、股関節の前面に負荷がかかり、痛みが発症します。

 

重心がつま先

歩行する際に、つま先はブレーキの働きをして、かかとはアクセルの働きをします。

常に重心がつま先にある状態で歩くと、ブレーキを常にかけながら歩いています。

そうすると、歩行時にブレーキの衝撃が股関節の前面にかかり、痛みが生じます。

 

 

 

ウォーキングで股関節の前面を痛めないための対処法

 

ウォーキングの際に股関節前面に負荷をかけすぎないための対処法を以下で紹介させていただきます。

 

股関節の可動域を上げるエクササイズ

床に座り、ひざを曲げ、足は肩幅に広げ、つま先は外に向けます。

両腕の手のひらを、体の後ろについて、体を支えます。

 

両手で体を支えながら、両方のひざを同じ方向にゆっくり倒します。

 

このとき、足の裏は床から離れても大丈夫です。

反対方向にも、同じようにおこなってください。

これを10回繰り返してください。

 

背筋へのエキササイズ

床に、親指側を天井方向に向けて、両手を前に突き出し、下を向いてます。

その際に、枕もしくは折り畳んだタオルを胸の下に入れます。

片手は伸ばしたまま床につけて、もう片方の腕を上げ、上半身をゆっくり起こします。

腕を交代して、同じようにもあげてくだい。

この動きを、5回ずつおこなってください。

 

かかと重心へのエクササイズ

足を肩幅に開いて立ち、股関節の前面を軽く前に突き出し、つま先に重心をかけて立ちます。

少しずつ、突き出した股関節と腰を後ろに引きながら、足の裏の重心をかかとに移行して、重心がかかとに乗る位置で止めます。

これを10回繰り返してください。

 

 

 

まとめ

 

 

ウォーキングは、お体の状態に合わせて、その頻度や負荷のかけ方を調整しながら行う必要があります。

ご自身にあったウォーキング量を探っている最中に、股関節の前面を痛めることもあります。

それによって、せっかく健康のために始めたウォーキングへの意欲を低下させないためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも股関節前面の痛みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に股関節前面のへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

股関節トラブルを未然に防ぐ!自己チェックとセルフケアのポイント」

歩くと股関節がぬけそう感覚がでる理由とそれを和らげるための3つのストレッチ法

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

骨粗しょう症を診断されて不安を感じる方に読んでほしいその理由・リスク・検査・予防法

2024.02.28 | Category: 予防,体操・ストレッチ,圧迫骨折,姿勢,日常生活の動作,更年期障害,栄養・食事・飲み物,歩き方,水分,生活習慣,疲労,疲労骨折,睡眠,立ち方,腰痛,血流,骨粗鬆症

 

シニアの女性の方から、ご自身が骨粗しょう症であると病院からいわれたというお話をよくお聞きします。

骨粗しょう症とは、骨の密度が低下して、骨が弱くなる病気です。

骨粗しょう症に関する統計では、約1,590万人が隠れ骨粗しょう症であるとされています。

また、男女比では、男性が300万人、女性が980万人と、女性が多い傾向にあります。

年代別では、50歳代では9人に1人、60歳代では3人に1人、70歳代ではは2人に1人の割合で骨粗しょう症がみられます。

このように多くの方に発症する可能性がある骨粗しょう症ですが、診断されると、すごく不安に感じてし回れる方が少なくありません。

そこで今回は、骨粗しょう症がおこる理由やリスク、その対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、骨粗しょう症に備えることができます。

 

 

 

骨粗しょう症がおこる理由

 

骨粗しょう症がおこる理由として、以下の要因があげられます。

 

栄養のアンバランスによるカルシウムの不足

人が活動したときに骨に刺激が加わると、古い骨を壊す細胞と新しい骨を作る細胞が働き、骨の入れ替わりがおこなわれます。

全身の骨が、新しいものに入れ替わる期間は、3年といわれます。

古い骨が壊されてて、新しい骨を作るときに材料となるのが、カルシウムやタンパク質です。

なかでもカルシウムは、骨を再生させる材料となるだけではなく、 心臓や血管、筋肉を正常に動かす重要な成分です。

心臓や血管、筋肉の機能は、生命活動に必要なため、優先的、そちらにカルシウムが使われます。

食事の不足や偏りで、カルシウムの体への取り込みが足りない場合は、骨にあるカルシウム成分を溶かして、心臓や血管、筋肉へ補給することもあります。

そのことによって、骨の再生が遅れて、骨の密度が低下し、骨粗しょう症を引き起こします。

 

日光にあたる時間の不足

骨の材料となるカルシウムを、骨に取り込むためには、ビタミンDが必要です。

ビタミンDは、体に日光があたることで作り出されます。

外に出る機会が少ない生活習慣や環境にいることで、ビタミンDが作り出せず、結果、骨の再生がとどこおり、骨粗しょう症が発生します。

 

運動の不足

骨は、古い骨が壊れることで、作り出されます。

古い骨を壊す細胞が働くためには、適度な負荷が体にかかり、その刺激で活動が活発になります。

日頃の運動が不足すると、骨の入れ替わりる循環がおきなくなります。

そうなることで、骨の質が低下して、骨粗しょう症がおこります。

 

女性ホルモンの分泌低下

女性ホルモンは、古い骨を壊す細胞と新しい骨を作る細胞が働きのバランスをとる働きもあります。

女性が閉経すると、女性ホルモンの分泌が減ります。

そうすると、骨を破壊する細胞の働きが、骨を再生する細胞の働きを上回るスピードで活動する場合があります。

それによって、男性より女性の方が骨粗しょう症になる割合を増やしています。

 

 

 

骨粗しょう症によるリスク

 

骨粗しょう症になった際に、体におこるリスクを以下で紹介させていただきます。

 

骨折しやすくなる

骨粗しょう症による骨の密度の低下は、骨折をしやすくなる可能性が高くなります。

転倒や打撲などの強い衝撃だけではなかく、くしゃみや荷物を持ち上げるといった弱い骨への負荷でも骨折が引き起こされてしまいます。

 

寝たきりになる

骨粗しょう症で起こりやすい手や足、背骨などの骨折によって、日常の活動が著しく低下します。

それがきっかけで、家に引きこもり、寝たきりや認知症へ移行する傾向が高いという調査報告がされています。

 

姿勢の悪化 

骨粗しょう症により、いつの間にか骨折と呼ばれる背骨の骨折を引き起こしやすくなります。

それによて背骨が曲がり、背中が丸くなる姿勢になる。

そのことによって、歩行や家事などの生活動作に支障をきたします。

 

免疫の低下 

骨粗しょう症によって骨密度が下がり、骨の細胞が働かなくなると、免疫の細胞がの数が減るという研究データがあります。

また、肝臓の機能にも関係して、免疫の低下だけでなく、肥満や老化などにも影響が出ます。

 

 

 

骨粗しょう症の検査

 

ご自身の骨の密度が気になる方は、一度、精密検査をされることをおすすめします。

骨の密度の主な検査法は、

 

・QUS法(超音波法)

・MD法(両手のX線撮影法)

・DXA法

 

があります。

それぞれの検査法について、以下で紹介していきます。

 

QUS法

超音波を足のかかとの骨に当てて骨の質を検査する方法です。

手軽で安心なので広くおこなわれている検査法です。

しかし骨の密度自体を測っているわけではないので、骨粗しょう症であるという診断には用いることができません。

 

MD法

手のひらをアルミの板の上に乗せ、手の甲の骨の密度を測定する検査法です。

この検査法のメリットは、レントゲン撮影ができる病院なら、この検査を受けることができます。

しかし、デメリットとしては、ある程度、骨粗しょう症が進行している場合の方の適応検査で、早期では発見しにくいとされています。

 

DXA法 

現在、骨粗しょう症へおこなわれている検査としては、最も信頼性が高い検査とされています 。

種類の医療。2種類の微量なX線を体に照射します。

その際に、背骨や太ももの骨を通過できなかったX線の量から骨密度を測る方法です。

ただ、DXA法ができる検査機器を、全ての病院が所有しているわけではないので、検査を希望する際には調べる必要があります。

 

 

 

骨粗しょう症はどこで診てもらうのか?

 

病院で骨粗しょう症の診断や治療を診てもらう科は、基本的には、整形外科です。内科や産婦人科の医師の方も診てくれる場合があります。

骨粗しょう症に関する専門医は、以下のリンクで紹介されていますので、参考にしてください。

 

日本骨粗しょう症認定医リストhttps://smms.kktcs.co.jp/smms2/c/josteo/option_josteo/board_certified/pub/Search.htm

 

 

 

骨粗しょう症を予防する方法

 

骨粗しょう症を予防するための方法を、以下で紹介していきます。

 

バランスの取れた食事

骨を作るための材料となる栄養素は、

 

・カルシウム

・ビタミンD

・タンパク質

・ビタミンK

・マグネシウム

・カリウム

 

などが挙げられます。

 

カルシウムを多く含む食材は、 ヨーグルト、チーズ、牛乳、ししゃも、イワシ、じゃこ、小松菜、高野豆腐、納豆、などがあります。

ビタミンDを多く含む食材は、 シャケ、うなぎ、キクラゲ、ほししいたけ、マグロ、卵 などがあります。

タンパク質を多く含む食材は、 鶏の胸肉、味、豆腐、卵などがあります。

ビタミンKを多く含む食材は、 ブロッコリー、ほうれん草、納豆、乾燥わかめ、キャベツ、モロヘイヤ、ニラ、などがあります。

マグネシウムを多く含む食材は、 雑穀、米昆布、わかめ、のり、豆腐、納豆、油揚げ、などがあります。

カリウムを多く含む食材は、 バナナ、メロン、アボカド、ほうれん草、さつまいもなどがあります。

 

以上のような必要な栄養素を、日常でしっかり取ることで、丈夫な骨を作れます。

 

 

適度な運動

骨に刺激を与える運動をすることで、骨の細胞が活性化して、骨の強度が向上します。

そのための、いつでもできる運動としては、

 

「かかと落とし運動」

 

をおすすめします。

かかとを床に当てて刺激することで、体の骨に体重の約3倍もの負荷をかけることができます。

そのやり方は簡単です。

 

足を肩幅に開いて、足先をまっすぐ前に向けて、手は自然に下の方向へたらして立ちます。

目線は前に向けてください。かかとを上げて、つま先立ちになる。

その際に、体が不安定な場合は、テーブルやイス、壁などをつかまってください。

つま先立ちから、足の力を抜き、かかとをストンと床に落とします 。

かかとに少し、響くような刺激を感じる程度が適度です。

これを10回、繰り返してください。1日に3回はおこなってください。

 

 

日光浴をする

1日に15分程度の日光浴をしてください。

それによって、ビタミンDが体で生成されて、骨へのカルシウムの吸収を助けます。

また、食事やサプリメントからも摂取することを心がけてください。

 

 

カフェインやアルコールの摂取はほどほどに

カフェインの入った飲み物やアルコール飲料を過剰に摂取すると、尿の量が増えます。

尿の排出に伴って、カルシウムも体外に排出されます。

骨の材料となるカルシウムを失わないためにも、適度な量の摂取を心がけてください。

 

 

喫煙をひかえる

タバコを吸うことで、骨の形成の材料となるビタミンDやカルシウムの吸収が低下します。

また、喫煙することで、血液中の酸素量が低下して、骨に供給される酸素量も低下します。

それによって、骨の形成や修復が妨げられます。

骨粗しょう症の予防の面から見ると、禁煙されることは効果的です。

 

睡眠の質を上げる

睡眠中は、成長ホルモンの分泌が増加します。

このホルモンは、骨の形成を促す働きがあります。

また、成長ホルモンの分泌が最も活発になるのは、入眠後、3時間の間とされています。

ですので、睡眠の質を上げることは、骨の強化につながります。

睡眠の質を上げる方法は、当院のブログでも紹介しておりますので、参考にしてください。

夜中に何度も目がさめるのはなぜ?睡眠の質をたかめる対策とは

 

 

 

まとめ

 

骨粗しょう症によるリスクが起こることで、日常の生活の質が著しく低下してしまいます。

それを防ぐためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

また、骨粗しょう症を予防するための一つとして、体を動かして骨に刺激を入れて、骨を強くする必要があることを、今回のブログで紹介させていただきました。

体の動きに何かしら違和感をお持ちでしたら、一度、お近くの治療院で、お体をメンテナンスされることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、お体全体のメンテナンスの施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に骨粗しょう症によるリスクへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

60歳からできる歩行中に転倒するリスクを減らすためエキササイズ

ご高齢者の方がウォーキングする際に、杖を2本使うのがおすすめ

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

月別アーカイブ

カテゴリ一覧

アクセス情報

所在地

〒675-0008
兵庫県加古川市新神野5-7-7 津田ビル1F-A

駐車場

1台あり

当院に向かい右側に駐車場がございます。駐車場入り口より、左列4番目が当院の駐車スペースとなっております。

休診日

水曜日・日曜日

予約について

当院は完全予約制となっております。

治療中は電話対応ができない場合もございます。留守番電話へお名前・電話番号・診察番号をご伝言ください。後ほど折り返しご連絡いたします。
ホームページからネット予約も出来ますのでご利用ください。