- Blog記事一覧 -歩き方 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 5の記事一覧
歩き方 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 5の記事一覧
自宅の階段が、ちょっと階段で足を踏み外しかけて、ヒヤッとしたことはないですか?
階段は住宅の中で、最も事故が起こりやすい場所です。階段から転倒したことが原因で死亡された方は、年間で約1500人ものぼります。
そこで今回は、自宅の階段で転倒事故を起こす理由とその対策を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、自宅の階段の上り下りをストレスがなくできます。
階段での事故の原因は、
・足を滑らせる
・足を踏み外す
・足を引っかける
・バランスを崩す
・他の人とぶつかる
などです。
階段を下り中に転倒する方が、階段を登っているときに転倒した際よりも、ケガの程度がひどくなる傾向があります。
こういった階段での事故を起こすのは、身体的な面にも理由があります。
階段での動作は、不安定を伴うことから、バランスが必要になります。
体がバランスをとるために、主に3つの器官から情報を集めます。
それは、
・眼
・耳
・筋肉
です。これらの器官の機能が低下する、もしくは、階段の環境が悪いことから働きずらい状況があると、階段でスムーズに動作にできません。
階段の上り下りで使われる足の筋肉は、全体にある筋肉の6〜7割が集中しています。
つまり、足の筋肉が低下したり、柔軟性がなくなることで、階段での動きが悪くなります。
こういった理由を踏まえて、対策を立てる必要があります。
今回のテーマと話がそれるかもしれませんが、階段の上り下りは、体を鍛えるためのトレーニングとして良いということをテレビや雑誌でいわれています。
ただ、階段の上り下りは、体重の7倍の負荷がひざにかかる運動です。
負荷が大きい分だけトレーニング効果が高いのですが、それ以前に、その負荷にたえれる基礎体力が必要です。
当院でもよくテレビで見たからと、階段の上がり下りのトレーニングをなさって、結果、体を痛めてしまい来院されることがよくあります。
階段は前章でも述べましたが、転倒リスクも高い場所ですし、いきなり階段の上がり下りによるトレーニングではなく、まずは平地でウォーキングをおこなってみてください。
平地で歩くだけでも、ひざには体重の3倍の負荷がかかりますし、安全で、なおかつ体をバランスよくトレーニングができます。
もし、ご自身のお体が、階段の昇降トレーニングができるかどうか判断に迷われるようでしたら、医療関係者やトレーナーといった専門の方に相談してみてください。
階段での事故が起こる理由から考えれば、それを防ぐには、身体の能力を上げるのが良いのですが、すぐにできるものではありません。
ですので、すぐにできる階段での事故への対策を以下で紹介させていただきます。
階段をスムーズに上がり下りするためには、階段の環境を整備する必要があります。
その項目として、
・階段には手すりを設置する
・階段には天井や足元に明るい照明をつける
・階段につまずきそうな荷物を置かない
・靴下やスリッパをはいての階段の上り下りは滑りやすいので、できるだけ避ける
・階段に滑り止めをつける
・階段を上がり下がりする際は片手は必ず空けておく
こういった階段の環境整備をすることで、階段を登ったり降ったりする際のバランスをつかさどる、目や耳や筋肉が働きやすくなり、転倒を予防できます。
階段をスムーズに上がる方法は、
・左右の足が着地する位置を骨盤の幅より外側にする
・足の裏全体で着地する
・骨盤や腰で足を引き上げる
・骨盤を引き上げると同時に背骨をしなやかに足を上げた側に曲げる
・頭の位置は体の中心にキープする
このように意識すれば、足の筋肉だけに頼らず、体全体で階段を登れます。
最初は、難しいかもしれませんが、なれてくると楽に上がれるようになりますので、お試しください。
階段を下る方法は、階段をあがるときと同じ意識に加えて、
・つま先から下ること
を意識してください。
この方法で降りると、体が安定して、階段を降りることができます。
特に階段の下りは、体への負荷が大きいので、手すりで体を支えながらで結構ですので、この方法を試してみてください。
当院の患者様の中でも、階段から落ちて、幸い骨折はしなかったものの、首や背中の痛みが発生して、後遺症で苦しんでおられた方もいらっしゃいました。
冬は、分厚めの靴下をはいたり、床が乾燥して、階段で滑りやすい季節です。
階段での事故を未然に防ぐためにも、今回のブログが皆様のお役に立てれば幸いです。
それでも、階段が昇降が不安であるのでしたら、お近くの治療院で体を整えることで、身体の機能を上げていくことをおすすめします。
当院でも今回のブログで取り上げた内容のようなお悩みの方への施術をおこなっておりますので、ご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
階段を昇降を安全にスムーズにするためには、今回の対策のほかに、時間がかかりますが、体力のアップも必要です。
体力を上げるための運動としては、ウォーキングが最も適しています。
そのウォーキングについての注意点と方法に関するブログも書いておりますので、そちらの方もご参考になれば幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
ネットで買い物をされる方の利用率は、コロナ禍がおさまりつつある今年も伸びているという調査の結果がでています。
特に、この年末は、昨年よりも利用率が高く、運送会社が軒並み配達が遅延する可能性があることをアナウンスしています。
そうした状況で、宅配した際に自宅に住人が不在でも、玄関先に荷物を置いて届ける「置き配」の文化も一般的になってきました。
この文化は、再配達しなくてすむ宅配業者にとっても、再配達を連絡する手間が省ける受け取る側にとってもメリットが多いです。
しかし、宅配された箱を家に運びこもうと、何気なく持ち上げた時に、腰を痛めてしまったことをよくお聞きします。
そこで今回は、宅配された箱を持つ際に腰を痛めてしまう理由と、腰を痛めない荷物の持ち方を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、年末に荷物が届き、家に運びこむ際に、体を痛めることなくすごすことができます。
宅配される1個の荷物の平均重量は、約11キログラムという統計がでています。
何気なく持ち上げるには、宅配の荷物が11キログラムだった場合は、結構、重たいです。
荷物を持つ際に何気なく持ち上げた時の動作をお聞きすると、足を伸ばしたまま腰を前に折り曲げる、いわゆる
「中腰」
の姿勢で荷物をつつかみ、そこから体を起こして持ち上げる方が多いです。
この「中腰」という姿勢は、立っている時より、
1.5倍の負荷
が腰にかかることが研究で報告されてします。
そうした負荷のかかる姿勢で、荷物を持ち上げた結果、腰の関節の炎症や筋肉の損傷を起こし、腰痛を引き起こしてしまいます。
荷物を持ち上げる際には、いくつかの注意事項やコツがあります。それらを以下で紹介していきますので、参考にしてください。
厚生労働省によると、常時、ものを持つ際に、腰痛にならない、機械や道具を使わずに人間の力のみで取り扱う目安の重量は、
・満18歳以上の男性の場合は、体重の40%以下
・満18歳以上の女性の場合は、体重の24%以下
とされています。
例えば、日本人の40歳代の平均体重は、
男性が72キログラム
女性が56キログラム
ですので、腰痛を引き起こさないためには、一度に持つ荷物の重量を、
男性が29キログラム以下
女性が13キログラム以下
とする必要があります。
このように、ご自身の体重に、男性なら0.4、女性なら0.24をかけ算して、ご自身が腰を痛めない荷物の重量を把握してください。
荷物を持つ際に、腰を痛めないように正しいフォームで行うことをおすすめします。
その方法は簡単です。
①荷物を持ち上げる際、荷物に対して体の斜め前に、ファイティングポーズで立ちます。
②背筋を伸ばしたまま、ひざを曲げて段ボールに近づきます。そして右利きの場合は、荷物の左下と右上を持つようにします。
③そこから体がぶれないように、上半身全体を荷物を密着させて、囲い込むように、垂直に立ち上がります。
このように、荷物を何気なく中腰の姿勢から手だけで持ち上げるのではなく、荷物を対角で持血。荷物を体に密着させて、ひざを使ってたちあがることで、最も効率的に重い荷物を持ち上げることができます。
荷物を運ぶときは、正面で持たないようにします。
正面で持って運ぶことで、荷物の重みで姿勢が前に倒れる力が働くため、背中や腰に負担がかかります。
また、荷物が体の正面にあることで、歩行のリズムが崩れ、股関節や骨盤の動きに影響がでます。
「腰を痛めない荷物の持ち上げ方」で、荷物を持ち上げたとき、右利きの人は、荷物がファイティングポーズで前にでた右の骨盤の出っ張りに引っかかる位置します。
持ち運ぶときも、この位置をキープし、右の骨盤の出っ張りに荷物を引っ掛けて、左手を荷物の手前の後ろで左下、右手は脇をしめて、荷物の前で右上にもちます。
つまり、荷物を運ぶときも、荷物を持つ手の位置が対角線上になるようにすると、安定して運ぶことができます。
何気なく荷物を持って腰を痛めたばかりの時は、慎重に持ったり運んだりします。
しかし、痛みを忘れると、ついつい雑に荷物を持ち上げて、後で後悔することはよくあります。
今回、紹介したような荷物の持つ時の注意事項やコツを、自然とクセを付けていただいて腰痛を予防していただけるようになれば幸いです。
それでも、荷物を持ったときに腰の痛むようでしたら、お近くの治療院で、体を整えることをおすすめします。
当院でも、荷物を持ち上げるたびに、腰に痛みがある方への施術をおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他の腰痛に関してのブログを書いておりますので、ご参考になれば幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
年末年始の準備に向けて、食材をそろえるためお買い物に行かれることが多いかと思われます。
コロナ禍になって以降、コストコや業務スーパーのようなお店も増え、一度の買い物で大量に買って保存といった買い物の形式をされているというお話をよくお聞きします。
その際に、買った量が多すぎて、持ち運びが大変で、家に運び込んだ時には腕がパンパンになるということはないですか?
そこで今回は、年末年始の買い出しに備えて、荷物の持ち運びの方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただけることで、重くなった買い物カゴや買い物袋を、体を痛めることはなく楽に運べことができます。
お買い物の重い荷物を運ぶとき、手や腕の筋肉が張ってきて、何度も持ち変えたり、途中で休憩した経験があるかと思います。
なぜ、重い荷物を持って運ぶと、すぐに疲れてしまう理由は、荷物を体の軸より前方に持っているからです。
体の前で荷物を持つと、手や腕の力だけで荷物の重さを支えなければならず、筋肉はすぐに緊張してしまいます。
また、肩の関節は、前後左右上下と自由に動かせますが、その分、関節が緩いです。
その証拠に、体の脱臼した部位を統計したところ、半数は肩関節という結果がでています。
普通に何も持たずに立っているだけでも、緩い分、腕の重さを支え、関節を維持するために、肩関節周辺の筋肉が踏ん張る必要があります。
ただでさえ負荷がかかっている肩の関節が、荷物を持つことで、さらに負荷がかかり、痛みがでやすかったり、疲れやす買ったりするのです。
さらに、買い物の荷物を体に軸より前に持つと、その重さで体が前のめりの姿勢でフラフラとした歩き方となり、体の軸も崩れ、肩や腰・足へも負担がかかります。
要するに、買い物をした重い荷物に体が振り回されて、倒れないようにバランスをとるために、過度に筋肉に力を入れることですぐに疲れてしまうのです。
50歳女性の方が、肩と肘の痛みで来院されました。
痛めたきっかけをお聞きすると、ある日、それまで大丈夫だったのに、重たい買い物袋下げて家まで帰った後、痛くなったとのこと。
買い物の荷物を持って歩くのも運動だと思い、毎回、自転車や買い物カートを使わずに頑張ってやっていたそうです。
検査すると、体が全体的にゆがみが発生しており、肩や肘だけではなく、腰や股関節などの動きまで制限が出ていました。
治療後は、運動をしようという前向きな気持ちはすごくいいことなので、体にかかる負荷を軽減できる荷物の持ち方をお伝えさせていただきました。
重い買い物の荷物を持って歩くことを積み重ねていくと、体にかなり負担をかけるということがよくわかる症例でした。
荷物を持って歩き始めは大丈夫だけど、だんだんとつらくなっていく経験がある方も多いかと思われます。
重い買い物の荷物持って歩く際には、初動が大切です。
その方法を紹介させていただきます。
重い荷物を運ぶためには、まずは正しい持ち上げ方が必要です。
その方法とはまずファイティングポーズとなって、体の斜め前方に買い物を入れた袋が来るようにします。
この時、肩のラインと腰のラインを平行にしておくことが大切です。
持ち上げる際には、買い物袋のヒモを持つ手だけに力を入れると、筋肉に負担がかかります。買い物袋を持ち上げるときに、
“肩(背中)”→“ひじ”→“手”
の順番で、持ち上げる力を買い物袋に伝えるように意識します。
この動作が慣れてくると、次第に手だけなく、大きく力の強い筋肉がある背中を使って持ち上げる感覚が自然と身につきます。
そうすると、腕の筋肉の負担が減り、重い荷物を持ち上げるのが楽になります。
まず荷物を持つ位置が大切です。荷物を持った手を体の前ではなく、体の後ろ側お尻のあたりに持ってきてください。
その際、腕は胴体に密着させるようにして、手首は曲げないで伸ばしたままにします。
手は、手の甲がお尻につけ、手のひらが外側に向くように買い物の荷物を持ってください。
ポイントは親指を体の内側に回し、肩甲骨が外に開くように手首を返す。
そうすることで、腕力ではなく、自分自身の胴体を使って荷物の重さを支えることができます。
こういった一連の動作をおこない、買い物の荷物を運べば、腕の筋肉が疲れず、歩行時の体の軸もブレが少なくなるため、体にかかる負担が減ります。
結果、買い物の荷物を運ぶ際の疲れが軽減します。
買い物する際に、エコバッグを持参することが当たり前になってきました。
エコバッグも工夫されてきて、持ちやすいものでてきました。
買い物袋が無料のビニールであったときに比べれば、運びやすくなったとは思いますが、それでも持ち方次第では、体に負荷をかけてしまいます年末に向けて買い物する機会も増えてくるかと思いますので。
今回のブログが皆様の助けになれば幸いです。
それでも痛みがでる場合は、今回、症例で紹介させていただいた方のように、肩や腕だけではなく、体の他の部位もゆがみや疲労が蓄積してる可能性があります。
ですので、お近くの治療院で体を整えていただくことをおすすめします。
当院でもこのようなお悩みについても、治療をおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、年末年始に起こりがちなこととして、年末の大掃除で窓ふきをする際に、体を痛めたり疲れたりすることを軽減できる、やっていただきたい体の使い方のブログをあげておりますので、そちらも参考になれば幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広