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体操・ストレッチ | ひさき鍼灸整骨院 - Part 8の記事一覧

春のだるさは花粉症じゃない人花粉の隠れた影響を受けているかも?

2026.04.13 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,体操・ストレッチ,免疫,姿勢,春,栄養・食事・飲み物,水分,生活習慣,疲労,肩こり,花粉症,血流

みなさん、こんにちは。  加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

春になり、花粉が大量に飛ぶシーズンになってきました。

こういった時期は、花粉症を発症して体にいろいろと不調が起こっている方をよくお見かけします。

それと同時に、“花粉症じゃないのに” 体がだるい・首肩がこって頭が重い・疲れが抜けないなどと訴える方も少なくありません。

実は、花粉症の明らかな症状が出ていない方でも、花粉による反応が体に起きているため、そのような症状が出ている可能性があります。

そこで今回は、花粉が及ぼす体への影響のメカニズムと対処法についてつたえさせていただきます。

 

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花粉が全身に影響するメカニズム

花粉症を発症していない人でも、花粉の影響で体に不調を引き起こすメカニズムについて、以下で紹介させていただきます。

 

過剰な免疫反応のため

花粉症は、体の外部では、くしゃみ・鼻水・目のかゆみなどの症状が目立ちます。

そして、体の内部では、免疫が花粉に対する過剰な反応を起こして、炎症反応を起こす物質が免疫の細胞から大量に放出されています。

この炎症を起こす物質が、血流を介して全身に拡散し、体のあちこちで低レベルの炎症を誘発します。

この現象は、花粉症を発症している人だけではなく、花粉症を発症していない健常者でも、血液中の炎症を引き起こすヒスタミンなどの数値が上昇が研究で報告されています。

花粉が炎症を誘発されることで、体に異常が起きていることになります。

体に起きた異常のサインは、「痛み」という感覚で認識されやすくなります。

特に、花粉は脳の痛みへの感度を鋭くすることが、研究でもわかっています。

花粉症による炎症で痛みへの感度が上がることで、無自覚に体が常に緊張を強いられ、それが日常生活の中で、だるさやこりなどの発生につながります。

 

浅い呼吸の割合が増えるため

花粉による炎症は、花粉が最も侵入する入り口の鼻の中の粘膜で起こりやすくなります。

鼻の粘膜の炎症は、健常者でも軽度の鼻づまりを招くこともあり、それが、無意識の口で呼吸する機会が増えます。

呼吸する方法には、鼻で息を吸って口で息を吐き出す腹式呼吸と、口で息を吸って口で息を吐き出す胸式呼吸があります。

日常生活では、この両方の呼吸の方法を複合的に使って、「胸腹式呼吸」が行われています。

花粉による鼻詰まりが起きると、自然と口のみで呼吸を行う胸式呼吸の比重が高まります。

胸式呼吸は、1回の呼吸で肺に空気を入れる量は約250ml、腹式呼吸は約500mlですので、胸式呼吸の比重が高まると、浅い呼吸が増えることになります。

この浅い呼吸が増えることが原因で、以下のようなことが起こり、体の不調が発生しやすくなります。

睡眠の質が低下する

浅い呼吸が増えると、体を機能を自動調整してれる自律神経のバランスが崩れ、体が活動モードの状態が続き、回復やリラックスしにくい状態にもなります。

その影響で、特に、睡眠において、眠りにくくなったり、睡眠の途中で目が覚めやすくなったりなど、睡眠の質が低下しやすくなります。

実際の研究でも、花粉症で浅い呼吸で睡眠をしているをしているグループは、深い睡眠状態の時間が20%減少していると報告されています。

こういった花粉の影響による浅い呼吸からの浅い睡眠が、体の回復を阻害して、だるさやこりなどの不調を引き越しやすくしています。

脳の機能が低下するため

呼吸が浅くなると、体の中から二酸化炭素が必要以上に抜けて、低CO2の状態になります。

すると脳の血管は、CO2が少ないなら血流を減らしてよいと判断し、血管を縮めます。

その結果、脳の考える・判断する・感情を落ち着かせる働きがある部分の血流が減りやすくなります。

その結果、頭がぼんやりする、集中しにくい、気分が上がらないなどといった状態につながりやすくなる。

 

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花粉による体のだるさを解消するためのケア方法

花粉症を発症していなくても、花粉の影響によって起きる体の不調を改善するため、以下の日常で行えるケアの方法を紹介させていただきます。

 

深い呼吸を意識的に行う

花粉期は、どうしても口呼吸を行いがちで、浅い呼吸になり、それが体の不調に繋がります。

ですので、深い呼吸ができる鼻呼吸を意識した訓練を日常的に行うことをおすすめします。

具体的には、座った姿勢で4秒かけて鼻からゆっくり息を吸い、6秒かけて口から吐く、といった呼吸のサイクルを、1日5分繰り返すことです。

また、お風呂の蒸気やホットタオルを顔に当てて、加湿された蒸気を吸入することも心がけてください。

それによって、花粉によって悪くなった鼻の空気の通りも良くなり、自然な深呼吸が促されます。

深い呼吸ができるようになることで、血中CO2が正常化し、自律神経のバランスを整えやすくなり、体の不調を改善することが期待できます。

 

睡眠の環境を整える

花粉で鼻がつまって口呼吸が増えると、寝ている間にのどの乾燥や浅い睡眠が起こりやすくなります。

ですので、睡眠の環境を整えることが重要になります。

具体的には、まずは、寝室には花粉を持ち込まないよう、帰宅後は玄関で上着の花粉を払ってから入り、寝室に外出時の服を持ち込まないようにしてください。

また、部屋の換気で窓を開けると、寝具やカーテンは花粉がたまりやすいので、こまめに掃除や空気清浄機を設置することも必要です。

寝室内の空気が乾燥しすぎると、のどが乾燥して荒れやすいので、加湿器や濡れタオルで湿度を保持するようにしてください。

寝る前に鼻うがいをして、鼻の中の過剰な粘液を流してから就寝することも良いかと思われます。

花粉の影響を抑えるように睡眠の環境を整えて、睡眠の質を上げることで、体調の回復を促しやすくなります。

 

軽い運動を習慣化する

軽い運動をすると、血流や呼吸の促進や自律神経のバランスが整い、体調に良い影響を及ぼします。

しかし、屋外で運動をすると、花粉による影響を体にすますます大きくすることに繋がりかねません。

ですので、運動するなら、屋内でできるものが良いと思われます。

屋内で気軽にできる運動として、例えば、「ラジオ体操」がおすすめです。

ラジオ体操は、軽い有酸素運動と全身ストレッチの要素を持ち、3分間という短時間で心肺機能向上、筋力維持、柔軟性アップが期待できます。

ラジオ体操は、NHK公式の音声アプリやYouTube動画で、聴いたりみたりすることもできますので、是非、体に刺激を入れて体調を整えるきっかけを作ってください。

 

栄養環境を整える

花粉による免疫の過剰反応によって、体の不調が起こりやすくなります。

免疫細胞の多くは、腸内に存在していますので、腸内改善することが、その不調の改善にも繋がりやすくなります。

腸内環境を整えるためには、具体的には、ヨーグルト・納豆・味噌などの発酵食品を意識して食事に取り入れて、免疫バランスを整えるようにしてください。

また、サバ・イワシなどの青魚に多く含まれるオメガ3という栄養素は、炎症の抑制作用がありますので、花粉による炎症を抑える効果も期待できます。

他には、海藻・きのこ・ごぼうなどの食物繊維が多く含まれる食材は、腸内細菌のエサになり免疫の調整に役立ちます。

白湯・緑茶・ルイボスティーなど、積極的に水分を摂ることも重要です。

避けるべきものとしては、甘いものや油もののお菓子などは、腸内環境を乱したり炎症を増加させる恐れもあります。

 

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まとめ

春は、ただでさえ、寒暖差や天気の激しい変化などによって、それに体調を対応させることが大変な時期です。

それに加えて、花粉の影響を受けてしまうと、ますます体調を崩しやすくなります。

そういったことを抑えて、日常生活をスムーズに過ごすためにも、今回、紹介させていただいたことが皆様のお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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春なのに熱中症!?季節の変わり目に体調を崩さないための3つの習慣

春の朝に突然襲う首の寝違えの原因とツボの刺激による対処法

気づいたら五十肩に…、そうならないために知っておきたい4つの予防法

2026.04.09 | Category: デスクワーク,テレワーク,予防,五十肩,体操・ストレッチ,姿勢,日常生活の動作,生活習慣,筋肉の損傷,肩こり,肩の痛み,肩甲骨,血流,関節

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、お身体のメンテナンスで来院された50歳代の女性から、

「最近、職場の何人かの人が、五十肩になって本当にしんどそうで…」

「あれって何でなるんですか?」

「ならないようにするにはどうしたらいいですか?」

と相談されました。

五十肩は、突然に発症するイメージがありますが、実は、日々の生活習慣や全身の状態が少しずつ悪い方向に進み、それが積み重なり、ある時点で症状として爆発するケースがほとんどです。

そこで今回は、五十肩の特徴と発症する要因、その予防法について、伝えさせていただきます。

 

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五十肩とは

五十肩の正式には、「癒着性関節包炎(ゆちゃくせいかんせつほうえん)」または「凍結肩(frozen shoulder)」という名称です。

主な症状は、肩関節の激しい痛みと可動域制限。

特徴的なのは、この症状によって、髪をとかす、服を着替える、運転する、重い荷物を持つなどといった日常生活では当たり前の動作が、非常に苦痛になり、日常生活の質が低下することです。

五十肩が進行する過程は、一般的に以下のような3段階に分けられます。

・痛み期(凍結前期):突然の激痛、特に、夜間に悪化し、軽く動かしたり触れるだけでも痛く、この症状が数週間~数ヶ月続く

・拘縮期(凍結期):痛みは徐々に減るが、肩が固まって動かなくなり、数ヶ月~1~2年続き、可動域が正常の半分以下になることも。

・回復期(解凍期):徐々に動きが戻り、自然回復しますが、1~3年かかる場合も。

解剖学的には、肩関節を包む「関節包(かんせつほう)」という薄い膜が炎症を起こし、固まったり癒着を起こします。

すると関節を動かす際に潤滑油の役割がある関節内の滑液が減少し、さらに粘っこい液体状態になります。

肩は人体で最も可動域が広い関節ですが、肩関節がこのような状態になると、この関節包が硬く、まるで錆びついたドアのようにきしみます。

その状態になってしまうため、肩関節は、可動域が低下して、無理に動かそうとすると、痛みを感じるようになります。

日本では40~60歳代、特に女性に多く、年間の五十肩の発症率は1000人に5~10人程度と報告されています。

 

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五十肩になる要因

五十肩は、急に発症すると思われがちですが、医学研究の分野では、長期に何らかの要因が蓄積されたことから起きると報告されています。

急性の肩の組織の炎症ではなく、微小な炎症からの組織が固まったり癒着したりするなどのプロセスが、数ヶ月~数年続き、それが限界値を超えると症状化するとされています。

その主な要因を、以下で説明させていただきます。

 

生活習慣病による要因

生活習慣病が、五十肩の発症リスクになりやすいとされています。

生活習慣病の代表格の糖尿病は、五十肩が発生するリスク要因の一つとされています。

台湾で数万人規模で調査したところによると、糖尿病患者の五十肩が発生する危険度は、1.2~2.3倍と報告されています。

血液中の血糖が高いことで、関節包を形成しているコラーゲンと糖が結びついて、関節包を硬くしてしまいます。

関節包が固まることは、特に、可動性の広い肩関節が影響を受けやすいため、五十肩の発症につながります。

また、肥満や高いコレステロール値がある方も、五十肩の発症リスクが高いと言われています。

生活習慣の乱れでも起こり、代表例は、睡眠の不足です。

睡眠不足によって、自律神経が乱れ、体が炎症が起こりやすくなります。

生活の中で睡眠不足が頻繁化して、それによる炎症が肩関節で繰り返し発症することになると、五十肩の発症リスクも高まるようになる。

 

生活環境による要因

肩関節を長期に不使用や固定することで、発症するリスクは高まります。

研究によると肩を2週間以上動かさないと、関節包が萎縮と報告されています。

肩をあまり動かさず刺激を加えない生活を送っている例として、デスクワークでパソコン作業ばかりしている、スマホを眺めているなどがあげられます。

つまり、運動の不足や職場の環境、不良姿勢など、生活の環境によって、肩関節周辺の刺激が減ることで、五十肩が起こりやすくなります。

 

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五十肩を予防するための方法

五十肩を予防するためには、生活習慣病の管理と肩周辺のケアが必要です。そのためのポイントを、以下で紹介させていただきます。

 

生活習慣病を予防・管理する


五十肩の発症を防ぐためには、まず全身の健康状態を整えることが重要です。

特に、糖尿病や高コレステロール症といった生活習慣病は、関節包を硬くする要因となります。

ですので、定期的に病院で、血液検査を受け、自分の体の状態を把握することが大切です。

その上で、必要ならば薬の処方をしてもらったり、生活習慣の改善をすることが必要になります。

例えば、生活習慣の予防には、運動することが有効です。

週に2~3回、軽い有酸素運動となるウォーキングを継続することで、血糖値や体重のコントロールにつながります。

食事についても、糖質や脂質の過剰摂取を控え、タンパク質や野菜をバランスよく摂取するようにしてください。

特に、甘いものを過剰に摂取すると、体は炎症を起こしやすくなりますので、肩の関節の組織を良好に保つためにも、食事のコントロールを普段から意識して行ってみてください。

 

肩関節全体を動かす運動を行う

便利になった現代の生活では、肩関節を大きく動かすことが少なくなっています。

それによって、肩関節周辺の組織に刺激が入ることが少なくなり、肩関節周辺の組織が硬くなりがちです。

ですので、1日の中で、肩を意識して動かすことが、五十肩予防には必要になってきます。

その肩の関節ですが、一般的に、肩を動かす関節は、腕と胸の境目にある部分で、一つだけだと思われがちです。

しかし実際には、肩を動かすために使っている関節は、

・肩甲上腕関節

・肩鎖関節

・胸鎖関節

・肩甲胸郭関節

など、複数の関節が連動して動いています。

そのため、単純に腕だけを回す運動では、不十分で、肩甲骨を含めた広い範囲を意識して動かすことが大切です。

肩関節周辺んを大きく動かすためのおすすめの方法としては、

①両方の腕の肘を曲げて、指先を肩に当てる

②そのまま背中の肩甲骨を動かすことを意識して、肘の先を大きく円を描くように、前に10回、まわす

③次に、肘の先を大きく円を描くように、後ろに10回、まわす

この一連の流れを3回繰り返し行うのを1セットとして、隙間時間に意識して行ってください。

この運動をすることで、肩周囲全体に適度な刺激を与えることができます。

 

肩周辺を温めて血流を改善する

肩関節の組織を良い状態に保つためには、血流の良さが非常に重要です。

血流が低下すると、関節包や筋肉が硬くなりやすく、炎症の回復も遅れてしまいます。

そのため、日常的に肩周辺を温めることが効果的です。

入浴時にしっかり湯船に浸かることはもちろん、蒸しタオルを肩に当てる、使い捨てカイロを肩甲骨周囲に貼るなども有効です。

デスクワークやスマホの操作、工場でのラインでの作業など、長時間、同じ姿勢を取った後は、温めることで血流を回復させることが、五十肩の予防につながります。

 

専門機関での定期的なメンテナンス

毎日の仕事や家事が忙しく、自分でケアをする時間が取れない場合は、整骨院や鍼灸院などの専門機関で定期的にメンテナンスを受けることも有効です。

日常生活の動作で、肩関節の負担がかかってしまう要因は、肩以外にもある場合があります。

ですので、肩関節だけでなく、姿勢や背骨、骨盤の状態を含めて全身を調整することで、肩にかかる負担を軽減できます。

五十肩は、自分が知らないままで発生する要因がご自身の体にたまっていることが多い病気です。

たとえ肩が痛くなくても、自分では気づきにくい可動域の低下や筋肉の硬さを早期に発見し、症状が出る前に対応できることが、第三者にケアをしてもらう大きなメリットです。

 

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まとめ

いったん、五十肩を発症してしまうと、治るのに1~2年はかかり、苦しまれる方が多くみられます。

当院でも、発症理由についてお話をしている際に、もっと早く自分の体を普段から体調管理やメンテナスするべきだったとおっしゃられる方も少なくありません。

そういった状況になるリスクを減らすためにも、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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五十肩で腕が上がらない痛みを改善するためのデスクワーカー向けセルフケア方法

寒い冬の日常生活でもできる!高血圧予防のための簡単な方法

春のジャガイモの植え付けで腰痛が起こる原因とセルフケアのための3つの体操

2026.04.06 | Category: ゆがみ,予防,体操・ストレッチ,入浴,姿勢,日常生活の動作,春,生活習慣,疲労,立ち仕事,筋肉の損傷,筋肉疲労,筋肉痛,職業病,背骨,腰痛,血流,農作業,関節

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

春は、野菜や花の植え付けが盛んに行われるシーズンです。

当院でも農作業をされておられる患者様と話していると、特に、ジャガイモの栽培に関するお話をよくお聞きします。

その際に、ジャガイモの栽培はやりがいがあるけれども、特に、ジャガイモの種芋を畝に植え付ける作業を、長時間、続けていると腰が痛くなって支障が出るとおっしゃられる方は少なくありません。

そこで今回は、ジャガイモの植え付け作業で腰が痛くなる理由と、作業後に自分でできるケア方法をお伝えします。

 

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ジャガイモの植え付けで腰が痛くなる理由

ジャガイモの植え付け作業は、畑全体をよく耕し、畝を立て、その畝の中央に軽く穴を掘り、種芋を植えて、上から数センチ土をかぶせるといったことが一連の流れです。

この作業の中で、特に、畝にジャガイモの種芋を植え付ける作業が、腰にこたえるということをよくお聞きします。

その理由について、以下で説明させていただきます。

 

上半身の重みが腰椎に集中するため

ジャガイモの植え付けは、作業効率から、完全にしゃがみ込まずに、立ったまま体を前に折り曲げる、いわゆる、「中腰姿勢」で行うことが多い。

中腰での姿勢で作業をするということは、体重の約60%をもしめる上半身の重さを、腰が支え続けることになります。

そんな負荷がかかる中腰姿勢を維持するために、腰の筋肉を強く緊張させることになります。

その状態が、長時間、継続することで、腰の筋肉が疲労して硬くなり、痛みの原因となります。

 

椎間板への圧力が増大するため

頭から骨盤までの間にある背骨は、短い円柱状の形をしており、首が7個・胸が12個・腰が5個と、合計で24個の骨が積み重なって背骨が構成されています。

特に、背骨の腰の部分は、体の中心部に位置しているため、上半身の重みや下半身からの衝撃がかかりやすく、背骨の中でも腰の骨は大きく作られています。

どれぐらい腰に圧力がかかるかといえば、例えば、60kgの体重の人であれば、立っているだけで100kgの圧力が腰にかかるとされています。

そんな圧力がかかりやすい背骨には、背骨と背骨の間に「椎間板」と呼ばれるクッションの役割をするゼリー状の組織が挟み込まれています。

姿勢と腰の部分の椎間板にかかる圧力に関する研究では、立っている状態より、ジャガイモの植え付けでよくとる姿勢である「中腰」になると、腰にかかる負担は、1.4倍に一気に上がると報告されています。

それほど腰に負荷がかかる中腰の姿勢が、長時間で高頻度で行われた場合、椎間板がその負荷に耐えれず、微細な損傷や炎症を起こす場合があります。

 

骨盤後傾と脊柱アライメントの崩れ

背骨はまっすぐ積み上げられているのではなく、衝撃を受けやすいように、S字のカーブでたわみを持って構成されています。

腰の部分の背骨は、通常は、弓のように前方に湾曲しています。

しかし、ジャガイモの種芋の植え付けで中腰となり背中が丸まると、その姿勢を維持するために、骨盤が後ろに倒れて、腰の前方へのたわみが減少します。

そうすると、背骨の腰の部分にかかる衝撃を受ける機能が低下して、筋肉や関節・靭帯・椎間板などの腰周辺の組織に過度なストレスがかかりやすい。

その結果、腰周辺の組織に損傷が起こり、それが腰の痛みへと発展しやすくなる。

 

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畑作業をした後に行ってほしい腰へのセルフケア

中腰は腰にかかる負担を増やすことがわかったいても、ジャガイモの植え付けの際には、その姿勢をとることは避けれないと思われます。

ですので、作業後にしっかりとケアされることが重要になります。

作業を行った日の晩は、湯船につかるお風呂にゆっくり入ってください。

その上で、寝る前に以下のような体操をしていただけると、腰痛の発生が軽減できることが期待できます。

 

四つ這いの体操

①床に肩の真下に手をつき、足は膝を曲げて股関節の真下にひざ頭がくるように四つ這いになります。

②その状態から、息を吸いながら背中を反らします。

③次に、息を吐きながら背中を丸めます。

この一連の動作を、ゆっくりと、10回、繰り返してください。

 

太もも裏を伸ばす体操

①背筋を伸ばしてイスに座り、片足を前に出して足首を90度に曲げ、もう片方の足は足裏を床にしっかりつけます。

②背筋を伸ばしたまま、体を前方にゆっくり倒して、太もも裏が伸びるを感じたら、10秒間 キープします。

③10秒たったら、体をあげて元の姿勢に戻し、左右の足を入れ替えて、同様の動作を行います。

この一連の動作を、ゆっくりと、5回、繰り返してください。

 

背中をそらす体操

①うつ伏せになります。

②肘を曲げて床に手をつき、ゆっくりを状態を起こして、無理にない程度に体をそらし、10秒間、キープします。

③10秒たったら、ゆっくりと元の姿勢に戻します。

この一連の動作を、ゆっくりと、5回、繰り返してください。

 

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まとめ

腰は体を動かすためには、いわば中心となる部分であるので、痛めてしまうと、特に日常生活に支障が出てし今います。

春以降は、ジャガイモだけでなく、春野菜や夏野菜、そしてお米の植え付けや世話など、農作業の量がグッと増えるスタートのシーズンです。

そんな時期に起こる腰痛を軽減するためにも、こまめなケアが必要です。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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春の農繁期に畑のしゃがみ作業で腰が痛くなる原因と予防ストレッチ3選

農作業中に屈もうとひざを曲げると力抜けしてしまう農家さんに伝えたい解消法

春の宴会シーズンにお酒の飲み過ぎ後に体の不調を起こさないための予防法

2026.04.02 | Category: 予防,体操・ストレッチ,入浴,排尿,春,朝,栄養・食事・飲み物,生活習慣,睡眠,胃痛,胃腸,脱水症,血流,飲酒

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

春になると、花見や歓迎会など、お酒を楽しむ機会が一気に増えてきます。

こういった「飲みの文化」は、人間関係を深める大切で楽しい時間でもあります。

しかし、その一方で、ついつい、飲み過ぎてしまい、飲んだ次の日から、体が重くて起きられない・頭痛がぬけない・だるさが続くなど、体に不調を感じる方も少なくありません。

そこで今回は、お酒が体の中で分解されるメカニズム、お酒を飲み過ぎたことで不調が起こる理由、具体的な対策について伝えていきます。

 

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お酒が体の中で処理される仕組み

飲んだお酒中に含まれている「アルコール」は、主に、肝臓で分解され、無害な物質へと変えられています。

その分解の流れは、大きく2ステップで行われます。

まず、飲んだアルコールは、胃や腸から吸収されて肝臓へ運ばれます。

そこで「アルコール脱水素酵素(ADH)」という働きによって、「アセトアルデヒド」という強い毒性を持つ物質に変わります。

この「アセトアルデヒド」は、

・顔が赤くなる

・動悸がする

・気分が悪くなる

といった「酔い」の症状を起こす原因となる物質です。

次に、「アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)」によって、アセトアルデヒドが分解され、酢酸へと変わります。

この酢酸はさらに分解されて、最終的に水と二酸化炭素になり体外へ排出されます。

一つのポイントとして、日本人の約4割は、アセトアルデヒドを分解する力が弱い体質だと言われています。

そのため、お酒を飲む量が少量でも、気分が悪くなる・二日酔いになりやすい・不調が長引く、などということが起こりやすいと考えられます。

 

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お酒を飲んだ翌日に体の不調が起きる理由

 

お酒を飲みすぎた翌日に、体調が悪くなるのは、以下のような原因が、いくつか重なって起こると考えられています。

 

有害物質であるアセトアルデヒドが蓄積するため

アルコールを分解する過程で発生するアセトアルデヒドは強い毒性を持つため、アセトアルデヒドから酢酸への分解がしきれず体に残ると、

・頭痛

・吐き気

・倦怠感

・イライラ

などといった症状が出ます。

この症状が起きるということは、アルコールによる軽い中毒状態が出ているとも言える状態です。

 

水分とミネラルが不足するため

お酒をよく飲まれる方は、トイレに行く回数も多くなる経験をされたこともあるかと思われます。

これは、アルコールには、強い利尿作用があるためです。

つまり、水分が体から出ていくことが多くなるということです。

筋肉の約70~75パーセントは水分で構成されています。

筋肉から2パーセント程度の水分がなくなれば、筋肉の機能が低下すると言われています。

アルコールを摂取することに伴う大量の利尿は、筋肉の水分不足を引き起こし、

・体のだるさ

・筋肉のけいれん

・精密な動作ができない

などといったことが起こりやすくなる。

 

睡眠の質の低下

アルコールを飲むと、一時的に眠気が出るため、寝つきは良くなるように感じます。

しかし、これは自然な睡眠ではなく、アルコールによって脳の働きが抑えられ、無理やり活動が停止して寝ているように感じてしまう状態です。

お酒を飲むことによって脳の働きが抑えられて寝た状態の間に、アルコールが分解される過程で、アルコールで抑えられていた脳が再び活動を開始しします。

そうすると、夜中に目が覚めたり、眠りが浅くなったりします。

また、アルコールを飲むことで、脳の回復に重要な睡眠も減少するため、結果として、睡眠の質が低下し、寝たはずなのに疲れが取れない状態になります。

 

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お酒を飲んだ翌日に不調を残さないための対策

お酒は体にとってある意味“毒”でもあるので、アルコールを摂取すれば、どうしても体にダメージを与えます。

そのダメージを完全に防ぐことは難しくても、対策をすればかなり軽減できます。

そのための具体的な方法を、以下で紹介させていただきます。

 

お酒を飲む前にしっかりと準備を

お酒を飲む機会がある際に、最も大事なのは、お酒は、空腹で飲まないことです。

空腹でアルコールを摂取すると、胃腸のアルコールを吸収することが早くなり、酔いやすくなります。

ですので、飲む前には、500ml程度の水を飲んでおいたり、チーズ・納豆・卵などのたんぱく質や脂質が多く含まれるものを少しでも食べてから飲み会に臨んでください。

そうすることで、胃腸のアルコールを吸収を遅らせ、肝臓によるアルコール分解もゆっくり行われ、次の日にアルコールが体に残ることを軽減することが期待できます。

 

お酒を飲んでいる最中の注意点

飲み会の最中に、アルコールを体に溜めないように、薄めるように、分解を助けるように意識して行動することで、翌日の体調は大きく変わってきます。

具体的には、まず、お酒1杯飲むのにつき、水を1杯分飲むことが基本になります。

アルコールは利尿作用が強く、体の水分をどんどん奪います。

ですので、水を一緒に飲むことで、体が脱水状態になるのを防ぎ、血中アルコール濃度の上昇をゆるやかにする効果があります。

お酒を飲むと、トイレに行く回数も増えますので、トイレから帰ってきたら、脱水予防のために、アルコール以外の水分を摂るようにしてください。

水分を摂るのと同時に、食べながらお酒を飲むことも重要です。

特におすすめは、枝豆・豆腐・肉・魚などのたんぱく質やチーズやナッツ類など脂質が豊富な料理を食べることで、胃に入ったこれらの内容物が、アルコールの吸収スピードをゆるやかにします。

他には、いきなりアルコール度数がきついお酒から飲まなこと、飲むペースをゆっくりにすることも重要です。

これらをすることで、肝臓でのアルコール分解がしやすくなり、飲み会の翌日に起きる体の不調をかなり防げます。

 

飲んだ後~翌日の過ごし方

飲み会後の過ごし方は、アルコールによる体の脱水症状の解消とアルコールの分解の促進が最優先です。

飲酒後30分~就寝前は、500ml程度の水分の補給を行い、枕元にも水を置き、睡眠途中に目覚めたらいつでも水分補給ができるようにしてください。

飲み会の帰宅後にお腹が空き、軽食を食べるなら、味噌汁やゆで卵を食べて、お酒を飲むことで失った水分と電解質を補給してください。

入浴は、熱いお風呂に入ると脱水が促進するので、38-40℃程度のぬるま湯のシャワーや湯船につかるようにしてください。

また、飲み会の翌朝は、起きたらすぐに水分補給をし、朝食は、おかゆやバナナなどの消化がいいものでエネルギー補給することを心がけてください。

日中は余裕があれば、10~20分程度ウォーキングしてください。

軽い有酸素運動をすることで、全身の血流が改善して、体内に残ったアルコールの分解を助けます。

 

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飲酒後に体の不調が良くならない場合はすぐに検査を

飲み会後、体の不調が一向に良くならない場合、二日酔い以外の重篤疾患が隠れている可能性が高くなります。

通常の二日酔いは、24~48時間で改善しますが、3日以上続くもしくは悪化する場合は、

・胃潰瘍

・十二指腸潰瘍

・アルコール性肝炎

・急性膵炎

・胆嚢結石

・肝硬変

などの重篤な病気の可能性もあります。

というのも、アルコールは、体に入れることで、病気の症状が明らかになる引き金となることもあるからです。

飲み会後に体の不調が続く場合は、必ず内科や胃腸科などの専門の医療機関を受診してください。

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まとめ

春は1年の中でも、飲み会が多くなる時期です。

飲み会自体の参加することは、とても有意義なことと思われます。

春の飲み会シーズンを、体調を崩さずに過ごすために、アルコールの「飲み方」がとても重要です。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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座っていては平気なのに立ち上がると後頭部がズキッ…その原因とセルフケア方法

2026.03.23 | Category: ストレス・自律神経障害,スマホ首,デスクワーク,テレワーク,予防,体操・ストレッチ,姿勢,日常生活の動作,生活習慣,疲労,立ち方,筋肉疲労,肩こり,背中の痛み,血流,関節,頭,頭痛,首の痛み

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、50歳代の女性の方が、頭の後ろ部分と首の境目、髪の毛の生え際あたりの痛みを訴えて来院されました。

詳しくお話をお聞きすると、座っているときは大丈夫だけれども、立ち上がるたびに、後頭部と首のつなぎめあたりがズキっとした痛みを感じるので、どうなっているのかが不安だということでした。

こういった体勢を変えるときに、後頭部に痛みが発生される方は少なくありません。

そこで、今回は、座位から立位へ姿勢を変えた際に後頭部に痛みが発生する理由とその対処法について伝えさせていただきます。

 

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座位から立位に体勢を変えた際に後頭部に痛みを感じる理由

座っている状態から、立ち上がると首と頭の後ろ付け根部分に痛みを感じる理由を、以下で紹介させていただきます。

 

急激な脳の血流低下のため

座っている状態から立ち上がると、重力の影響で一時的に下半身に血液が流れてたまることで、心臓からの血液の排出量や血圧が一瞬低下します。

下半身に血液が流れ込むことで、脳へ提供される血液の量も一時的に低下します。

脳は体の司令塔であり、体全体の20%の血液が必要なほど、血液からのエネルギーを必要としている期間です。

その脳への血液量が低下すると、それを察知するセンサーが反射的に働いて、心拍数や血圧を上げて回復させます。

その脳への血流を調整する過程で、脳への血流量の急激な増減が、「起立性頭痛」と呼ばれる頭痛や、「起立性低血圧」と呼ばれる立ちくらみ・後頭部から首への痛みを発生させることがあります。

 

脳のクッションが低下するため

頭がい骨の中には、髄液という水で満たされており、その中で脳は浮いている状態になっています。

髄液は、外部からの衝撃に対して、脳を守るためにクッションの役割や、脳への栄養や酸素の供給の役割などを担います。

この髄液が漏れたり量が減ったりすると、このクッションが薄くなり、立ったときに、重力の影響で脳が下に少し引っ張られるような状態になります。

その結果、脳を包む膜やその周りの血管が引っ張られ、そこに痛みを感じる神経がたくさんあるため、頭痛として感じます。

特に後頭部~首の付け根あたりに痛みが出やすく、立つ・座る・長く立っているといった頭の位置が変わる動きで痛みが強くなり、横になって寝転ぶと髄液による脳のクッションが戻って負担が減るので楽になるというパターンが特徴です。

 

背骨の首の部分の筋肉の過緊張のため

一般的に、成人の頭の重さは、約4~5kgあるとされています。

その重みのために、背骨の首の部分、特に、頭と首の付け根部分には、常に大きな負荷がかかります。

その負荷に対して、頭と首の付け根部分周辺には、筋肉が細かく配置されて、それによって支えられています。

座っていると、動かないことで頭が首の上で比較的に安定して支持された状態でも、座位から立位へ姿勢が変わるときに、揺れる頭の重みを支えるために、後頭部から首周辺の組織への負荷が急に増えます。

そうすると、筋緊張や関節ストレスが、立ち上がりの瞬間にピークとなり、後頭部~背骨の首上部に痛みとして自覚されることがあります。

さらに、猫背や頭が前方に突き出しているといった姿勢の不良が、座っているときからある場合は、首から肩甲骨・背中にかけての筋肉や関節の機能が低下します。

その状態で、立つという動作を行えば、後頭部周辺の組織が頭の重みや揺れを支えきれず、後頭部に痛みが誘発するリスクが高まると考えられます。

 

筋肉への血流の急激な増減のため

長時間、同じ姿勢を続けると、その姿勢を維持するために局所の筋肉を集中的に使い続けることになります。

例えば、座っている姿勢を維持し続けると、頭の重みを支えるために首の後面の筋肉を使い続けるといった状態が起こります。

一部分の筋肉の緊張は、その周辺の血管を圧迫や刺激の低下で、首周辺への血流が減少します。

そして、座っている状態から立ち上がるといった姿勢を変えるタイミングで、頭を支えるために他の筋肉が使われることで、首後面への負荷が軽減されると、血管への負荷も軽減して、首の筋肉への血流が急激に増加することが起きることがあります。

特に、筋肉を曲げた状態から伸ばすといった動作では、そのような反応が起こりやすく、このような血流の増減は、痛みを感知するセンサーを刺激しやすいとされています。

首でも、軽くうなだれ姿勢で座り続けていた後に立ち上がると、首を曲げた状態から伸ばすといった変化によって、筋肉の血流が急変し、後頭部~首の痛みを感じるセンサーが反応して、痛みとして感じると考えられます。

 

平衡感覚の情報がうまく協調できないため

座っている状態から立ち上がるときに、姿勢を制御するために、体の中の平衡感覚を司るセンサーが働きます。

姿勢の制御は、目や耳や筋肉や皮膚にあるセンサーからの平衡感覚にまつわる情報が脳に届けられて、その情報を脳が統合して、脳から体の筋肉や関節などの各部署に命令を送ることで行われています。

この情報の統合が脳でうまく行われないことで、姿勢を制御するために過度な負荷を体に強いることが起きます。

特に、後頭部の頭痛や首の後面に痛みが発症している場合、その傾向が顕著で、立位時のバランスの障害が報告されています。

その情報の統合性の不調は、立ち上がり動作で姿勢制御のために首周辺の組織への活動が一気に変化させ、この一過性のストレスが後頭部や首の後面に痛みとしてとして発生することが起こりえます。

 

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立ち上がり時の後頭部の痛みで精密な検査を受けるべき病気

座位から立位への体勢の変化による後頭部~首の後面に痛みが出る際、場合によっては体調が急変し生命の危機となる場合もあります。

その場合は、必ず脳外科や神経内科など、専門の医療機関を受診して、精密な検査を受けてください。

その判断をするためのチェックリストとして、

・突然の発症で、これまでに経験のない激しい後頭部に痛みを感じる

・首~後頭部の急な鋭い痛みが出現し、その後数時間~数日でめまい、ふらつき、視覚の障害、うまく喋れないなどが出てくる

・頭痛とともに、片麻痺、しびれ、言語障害、視野障害、歩行障害、意識障害、けいれんなどの神経症状を伴う

・たったり座ったりすると悪化し、横になって寝ると速やかに軽快する頭痛

・頭痛に加え、発熱、首の後面が固くなる、光に過敏になる、音に過敏になる、意識が朦朧としたりはっきしりたりと変化が激しい

などの症状が伴った場合は注意が必要です。

こういった症状が伴った場合、起きている病気の代表例として、

・くも膜下出血

・椎骨動脈解離

・脳出血

・脳梗塞

・髄膜炎

・脳炎

・脳脊髄液減少症

・低髄液圧症候群

・脳腫瘍

などがあげられます。

いずれも早期発見・早期治療が必要な病気でありますので、疑わしい場合や判断に迷った場合は、まずは専門の医療機関に相談してください。

 

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立ち上がった際に後頭部に感じる痛みへのセルフケア方法

前章に述べたような危険な疾患の可能性がない場合でしたら、立ち上がった際に起きる後頭部の痛みに対するセルフケアとして、以下の方法を紹介させていただきます。

 

首~後頭部の軽いストレッチ

 

後頭部から首周辺の筋肉や関節の動きを良くすることで、立ち上がりの際に起きる後頭部の痛みを軽減することが期待できます。

ただ、首周辺の組織はとても繊細なので、きつい刺激はかえって痛みを増加させてしまいます。

ですので、痛みが出ない範囲で、小さくゆっくり行うことがポイントです。

具体的には、

①イスに浅く座り、背筋を軽く伸ばす

②アゴを軽く引き、首の後ろをスッと伸ばす意識で10秒間キープする

③右耳を右肩に近づけるように横に軽く倒し、首の左側が伸びているのを感じながら10秒間キープする。

④左耳を左肩に近づけるように横に軽く倒し、首の右側が伸びているのを感じながら10秒間キープする。

この一連の動作を3回繰り返し行ってみてください。

 

後頭部~首を温める

立ち上がった際に後頭部の痛みが起こる要因として、後頭部から首の後面に筋緊張や血流の低下が起こっている場合、首周辺を温めることが、最も簡単で効果的です。

具体的には、蒸しタオルやホットパック・カイロなど温めるものを用意し、うつむきすぎない楽な姿勢でイスにもたれ、後頭部~首の付け根にそれらを当ててください。

5~10分程度を目安に、じんわり温まる程度で、やけどに注意しながら行ってみてください。

湯船に首まで使ったり、首に温水のシャワーを当てること方法で首を温めていただいてもオッケーです。

 

立ち上がる前の準備動作と立ち上がり方のポイント

立ち上がる際に後頭部に痛みが起きる要因として、血流の急な変化が関係している場合は、立つ前に準備動作や立ち上がり方を意識して行うことがセルフケアになります。

具体的な立つ前に行ってほしい動作として、

・座ったまま足首をその場で10回ほど曲げ伸ばしをする

・座ったままかかとの上げ下げし足踏みを10回ほどする

座った上体から立つときは、

・椅子で座っている場合は、一度、浅く腰を掛け直す

・背筋を伸ばし、少し前かがみになってお尻を上げてから、股関節を意識して上半身を起こしながらゆっくり立ち上がる

・立ち上がった直後は一歩も動かず、その場で5秒ほど静止してから動き出す

なとといった感じで、何気なく立ち上がるのではなく、立ち上がり方を工夫することで、後頭部の痛みを軽減することが期待できます。

 

日常の姿勢の見直し

座っている際に起きる首周囲の筋肉のストレスを減らす目的で、座り方のフォームを意識して修正することもセルフケアにつながります。

具体的なイスの座り方としては、

・イスに深く座り、お尻を背もたれに軽く当てる

・骨盤を少し前に起こし、背筋を反らしすぎないように軽く伸ばす

・あごを少し引き、耳・肩・骨盤が横から見て縦に一直線に並ぶような位置を意識する

・スマホや読書の際に、画面や紙面を目線の高さに近づけるようにし、頭を前に突き出さないようにする

ようにしてください。

また、長時間、座って同じ姿勢をしていること自体が体の局所に負荷をかけることになります。

ですので、ソファや床に座っている場合でも、30分に一回は、いったん立ち上がって歩くいたり肩を回すなど、体に刺激を入れるようにしてください。

 

体をリラックスさせてから動く

座って作業をしてると、首~後頭部周囲の組織に何かとストレスがかかり、体を緊張させてしまいます。

ですので、意識して体の緊張をとることが重要で、そのためには、「呼吸で力を抜く」方法でセルフケアを入れておくのも良いと思われます。

具体的には、イスに座り、背筋を軽く伸ばし、両手は太ももの上に置き、

・目を軽く閉じ、鼻から4秒かけて息を吸う

・口をすぼめて6秒かけてゆっくり吐く

といった呼吸の方法を、7回、繰り返し行ってください。

他に、体の力を抜く方法としては、肩をすくめてストンと落とす動きや、手や足の指をグー・パーに開いたり閉じたりすることも有効です。

 

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まとめ

立ち上がるたびに、後頭部に痛みを感じるのは、不快ですし何かあるのではないかと不安になります。

この症状は重大な疾患のリスクがある場合もあるので、それらをしっかり対処する必要もあります。

それらのリスクがない場合は、立ち上がるたびに感じる後頭部の痛みを軽減させるために、今回、紹介させていただいたセルフケア方法がみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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