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立ち仕事 | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧

落ち葉掃除で腰痛が起きる原因とそれを防ぐための3つのコツ

2024.12.11 | Category: ぎっくり腰,ゆがみ,予防,体操・ストレッチ,体温,,冷え,冷え性,姿勢,掃除,日常生活の動作,生活習慣,疲労,立ち仕事,筋肉の損傷,筋肉疲労,筋肉痛,腰痛,血流,農作業,関節

皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

自宅周辺に桜やイチョウなどの街路樹があると、花が咲いたり葉っぱが紅葉したりと、季節の移り変わりを身近に感じることができます。

その季節の移り変わりの風物詩の一つとして、道を落ち葉が色づかせることがあります。

落ち葉が広がる風景はキレイな一面、落ち葉を拾う掃除が必要になります。

落ち葉のは、一時的に大量に落ちるため、その掃除には結構な労力が必要になります。

先日も、自宅周りの落ち葉を集めるために、長時間、掃き掃除をしていたら、腰の痛みを発症された方が来院されました。

お話をお聞きすると、落ち葉の掃除は大変だけど、落ち葉によって足元が滑りやすくなったり、排水溝を詰まらせたりするので、やっておかなければならないそうです。

落ち葉の掃除で腰が痛くなると、イスから立ち上がる際に腰が伸びない、靴下を履くときに腰が曲がらない、車の運転中に痛みが続くなどなど、いろいろと日常生活に支障が出るとのこと。

治療では、腰だけではなくて、背中や股関節のゆがみも起こっており、落ち葉の掃除がいかに大変かがうかがえました。

治療後は、腰が楽になったというお言葉をいただけましたが、街路樹の葉っぱが全て落ちるまで、落ち葉の掃除が続くので、今後、また腰痛が再発しないか不安とのことでした。

今回の患者様のように、この時期、自宅周りの落ち葉の処理のために、腰に痛みを訴える方が少なくありません。

そこで今回は、落ち葉掃除中に発症した腰痛の原因や、その予防法について詳しく解説していきます。

このブログを最後まで読んでいただくことで、落ち葉掃除による腰痛の原因を理解し、それを予防するための日常生活での工夫が分かります。

 

 

 

 

落ち葉掃除で起こる3つの腰痛の原因

落ち葉を掃除していると腰痛が発症する原因として、以下のことが考えられます。

 

長時間の前屈みの姿勢による筋肉への負担

落ち葉の掃除では、長時間にわたって前かがみの姿勢を取ることが多くあります。

この姿勢が、腰痛の主な原因となる。

前屈みの姿勢は、立っているときより、腰にかかる負担が、1.5倍に増加すると研究報告がされています。

このように腰に負担のかかる前屈みの姿勢を、落ち葉の掃除をするために続けると、腰部の筋肉やじん帯に過度の負担がかかり、疲労や炎症を引き起こします。

前屈みの姿勢による過度の腰への負担の結果、腰痛が引き起こされます。

 

急激な動作による腰への衝撃

落ち葉掃除中の急な動きをすることでも、腰痛が生じます。

例えば、重い落ち葉を集めた袋を急に持ち上げたり、掃き掃除中に掃く方向を変えるために急に体をねじる動作は、腰に瞬間的な強い負荷をかけます。

これらの動作は、腰周辺の筋肉やじん帯に、急激に伸ばしり縮めたりすることを強いります。このような急激な動作による腰への衝撃の結果、腰痛が引き起こされます。

 

寒さによる筋肉の硬直

外での落ち葉の掃き掃除と腰痛の関係を考える上で、気温の影響も重要です。

寒い環境下での作業は、体温を維持するために、血管を収縮させたり筋肉を硬直させやすくなります。

硬くなった筋肉は柔軟性が低下し、急な動きや負荷に対して適切に対応できなくなります。

また、血管の収縮は、血行の不良を引き起こし、筋肉や関節の働きを低下させます。

この筋肉の硬直と血行の不良の結果、腰痛が引き起こされます。

 

 

 

 

落ち葉の掃除で腰痛を予防するための工夫

落ち葉を掃除による腰痛への有効な予防法として、以下のことを紹介させていただきます。

適切な掃除道具選びと使用方法

落ち葉の掃除による腰痛を予防するためには、適切な道具選びが重要です。

落ち葉を集めるときの主な道具となるのは、「ほうき」です。

その「ほうき」への工夫で、落ち葉掃除のときに起きる腰痛予防が期待できます。

大まかに落ち葉を集める際は、胸の高さぐらいの長い柄のほうきを使用されることをおすすめします。

長い柄のほうきを使用することで、前屈みの姿勢を減らし、腰への負担を軽減できます。

また、できれば、竹ほうきのような、毛の部分が硬めのものを選ぶと、落ち葉に絡みやすく集めやすい。

それと、最後に落ち葉を集める際は、80センチ前後の短めのほうきを使用するのが適しています。

短いほうきを使うことで、細かい作業がコントロールしやすくなり、腰を過度に曲げる時間が短くなります。

また、ほうきの柄の太さも重要です。

ほうきの持ち手部分が、「直径35mm前後」の柄が、最も力が入りやすいため、効率的に作業ができます。

ほうきの握り部分が細すぎる場合は、バドミントンやテニスなどで使うグリップテープで太さを調整してください。

これにより、手にフィットし、力を効率よく伝えることができます。

グリップテープがない場合は、握り方を小指を絞めるように握ると、細い柄でも力が伝わりやすくなります。

適切なグリップ感は、長時間の作業による手や腕の疲労を軽減し、結果として腰への負担も減らすことができます。

 

腰に負担をかけない掃除姿勢

落ち葉の掃除をする際の姿勢を適正にすることで、腰痛が予防できます。

落ち葉を掃き掃除をする際は、腰を曲げすぎず、足幅を肩幅以上にとり、ひざを軽く曲げてください。

また、背筋をまっすぐに保ち、おなかに軽く力を入れることで、腰への負担を軽減できます。

いくらいい姿勢での作業でも、長時間、同じ姿勢を続けることは、腰に大きな負担をかけます。

落ち葉の掃除中は、5分ごとに腰を伸ばしたり回したりと、こまめに姿勢を変えることが大切です。

これにより、腰周辺の組織に負担が集中するのを防げます。

 

腰を温める工夫

寒い季節の落ち葉掃除では、腰を温めることが重要です。

カイロを腰やおなかに貼ったり、腹巻きやコルセットを着用したりすることで、腰周りの筋肉を温め、血行を促進します。

これにより、筋肉の柔軟性が高まり、急な動きによる腰痛のリスクを軽減できます。

また、寒い環境での落ち葉の掃除の作業前には、必ずウォーミングアップをおこなってください。

ラジオ体操や軽いストレッチ、その場で足踏みや駆け足など、5分程度、体を動かすことで、筋肉の温度を上げ、柔軟性を高め、落ち葉の掃除での体の動きに即応できます。

 

 

 

 

まとめ

今回のブログでは、落ち葉の掃除をしている際に発症する腰痛の要因として、以下のことを説明させていただきました。

・長時間の前屈み姿勢による筋肉への負担

・急激な動作による腰への衝撃

・寒さによる筋肉の硬直

また、腰痛の予防法として、以下のことを紹介させていただきました。

・適切な掃除道具選びと使用方法

・腰に負担をかけない掃除姿勢

・腰を温める工夫

落ち葉の掃除による腰痛は、日常生活に大きな支障をきたす可能性が高まるため、早めにケアされることをおすすめします。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

もし、それでも腰痛のお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関に受診されることをおすすめします。

当院でも、今回のブログで取り上げさせていただいたケースの腰痛にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

また、他に腰痛によるお体の不調への対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

中腰での草刈り作業による腰痛を撃退!農家のシニア男性のための作業後の対処法

主婦の冬の朝を快適にするために寝起きの腰痛を解消する簡単ストレッチ3選

 

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

参考文献:

1. 厚生労働省「職場における腰痛予防対策指針」

   https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/anzen/anzeneisei02.html

2. 日本整形外科学会「腰痛診療ガイドライン2019

   https://www.joa.or.jp/public/guideline/

収穫の作業で起こる女性の方のひざの内側の痛みを予防するための立ちかがみ動作のコツ

2024.12.10 | Category: ふくらはぎの痛み,ゆがみ,予防,体操・ストレッチ,,冷え,太ももの痛み,姿勢,座り方,日常生活の動作,立ち仕事,立ち方,筋肉の損傷,筋肉疲労,膝の痛み,血流,農作業,関節

 

皆さん、こんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、ひざの内側の痛みを訴えて、60歳代の女性の方が、来院されました。

お話をお聞きすると、庭の柿の収穫をする際に、ご主人に枝から切ってもらって地面に落ちた柿を軽くひざを曲げて、中腰で拾った後、ひざの内側に痛みを感じるようになったそうです。

ひざの内側が痛いことで、畳から立ち上がるときや階段を降りるときに痛みを感じ、スムーズに動けなくなり、家事や買い物などの、日常生活の活動を制限してしまうとのこと。

これから、冬野菜の収穫も始まり、屈むことも多くなるので、ひざの痛みが続くのは困るということで、来院されたとのことでした。

治療としては、ひざだけではなくて、股関節や足首にも動きの制限が出ていたので、その調整をおこなうことで、痛みが軽減するのが感じてもらえたようです。

また、治療後に、今後、こういった立った状態で屈む動作で、ひざを痛めない動作の方法をお伝えしました。

毎年、この時期は、柿や栗、冬のお野菜などの収穫に、長時間、立ち鏡の姿勢での作業をされる方も少なくありません。

そこで今回は、立ちかがみの作業によるひざの内側の痛みの原因とそれを予防するための立ち屈む際の動作方法をて紹介させていただきます。

このブログを最後まで読んでいただくことで、ひざの内側の痛みの原因が解消されて、冬野菜の収穫や家事を楽しみながら、健康的な生活を送ることができます。

 

 

 

立ちかがみの収穫作業でひざの内側に痛みが生じる原因

 

女性の体の構造の特徴として、男性に比べて骨盤が横長になります。

それによって、股関節からひざ関節に伸びる太ももの骨が、斜め内側の角度に入り、内股になりやすい構造を持っています。

また、女性の方は、男性に比べて筋力が弱かったり、じん帯が柔らかいことで、ひざ関節や股関節の安定性が低いため、内股になりやすい。

女性の方に多い内股の状態は、ひざの関節同士の隙間が狭くなり、負荷が内側に集中しやすくなります。

そういった内股になりやすい女性の方が、物を拾う際に踏ん張るとき、体を安定させるために足先は外に向けることが多くなります。

そうすると、ひざが内側に入ってつま先が外に向く「ニーインツーアウト」の姿勢になりやすくなります。

この姿勢を繰り返すことで、ひざに内側へねじる負荷がかかり、より負荷が大きくなります。

柿や栗、冬野菜の収穫など、長時間の立ちかがみの作業で、この負荷が蓄積されると、ひざの内側の軟骨や半月板などのクッションの働きをする組織が損傷や、ひざの内側の負荷を支える筋肉やじん帯が、損傷を起こして痛みが発生しやすくなる。

実際、サッカーやバスケットなどのスポーツにおいても、ひざが内側に入ってつま先が外に向く「ニーインツーアウト」の状態でプレーを繰り返すことで、ひざの内側を痛めることはよく起きることです。

 

 

 

ひざの内側を痛めない立ちかがみの動作方法

 

立ちかがみ姿勢での作業によるひざの内側の痛みを軽減・予防するためには、立ちかがみの一連の動作や姿勢を改善することが重要です。

その動作方法として、以下の3つの方法をご紹介させていただきます。

 

足をクロスさせる立ちかがみ

1. 背筋を伸ばした状態で、肩幅に足を広げます。

 

2. 背筋を伸ばしたままで、お尻を引くようにして、股関節を軸にして体を前に屈めます。

 

3. 片足のかかとを、反対側の足の後ろに回しながら引き、後ろに引いた足のひざを、前にある足のふくらはぎに軽くつけます。

 

4. 後ろに回した足を元の位置に戻しながら、股関節を軸に、体を起こします。

 

5. 左右の足で交互に変えながら、立ちかがみでの作業を繰り返します。

 

片足を後方に引く立ちかがみ

1. 背筋を伸ばした状態で、肩幅に足を広げます。

 

2. 背筋を伸ばしたままで、片方の足を後方に引き、前に残った足のひざを軽く曲げます。

 

3. 前に残った足の太ももに手を当てて体を支えながら、股関節を軸にして体を前に屈めます。

 

4. ひざと股関節を伸ばしながら、体を起こして、後ろに引いた足を元の位置に戻します。

 

5. 左右の足で交互に変えながら、立ちかがみでの作業を繰り返します。

 

ひざを曲げこむ立ちかがみ

1. 背筋を伸ばした状態で、肩幅に足を広げます。

 

2. 背筋を伸ばしたままで、片方の足を後方に引き、前に残った足の太ももに手を当てます。

 

3. 前に残った足の太ももに当てた手で体を支えながら、腰を真下に落とすように、両方のひざを曲げて屈みます。

 

4. いったん、お尻を上げてから、ひざと股関節を伸ばしながら、体を起こして、後ろに引いた足を元の位置に戻します。

 

5. 左右の足で交互に変えながら、立ちかがみでの作業を繰り返します。

 

 

 

まとめ

 

今回のブログでは、立ちかがみでの収穫作業により、ひざの内側に痛みが発症する主な要因について、以下のようなことを説明させていただきました。

女性特有の骨盤の構造による内股の傾向

筋力の不足や柔らかいじん帯による関節の不安定性

「ニーインツーアウト」姿勢の繰り返しによる負荷

また、ひざの内側の痛みの対処法として、以下の立ちかがみ姿勢の改善方法を紹介しました。

足をクロスさせる立ちかがみ

片足を後方に引く立ちかがみ

ひざを曲げこむ立ちかがみ

ひざの内側の痛みは、日常生活に大きな支障をきたす可能性が高いため、早めのケアをおすすめします。

皆さまの生活の質を向上させるために、ぜひ今回ご紹介した方法をお試しください。

もし、それでも痛みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関への受診をおすすめします。

当院でも、今回のようなケースのひざの内側の痛みにも対応していますので、お気軽にご相談ください。

 

また、庭での作業によるお体の不調への対策についての他のブログ記事も、参考にしていただければ幸いです。

脚立に登っての剪定作業後の太ももの裏の筋肉の痛みの原因と痛みを和らげるストレッチ

草抜き後の背中痛に悩む60代女性へ伝えたい背中痛解消ストレッチ5選

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

参考文献:

1. 日本整形外科学会. “変形性膝関節症診療ガイドライン2019″. https://www.joa.or.jp/public/knee_osteoarthritis/

2. 日本臨床整形外科学会. “半月板損傷“. https://www.jcoa.gr.jp/public/illness/knee/meniscus.html

冬の草刈りのために草刈り機の使いすぎにことによる腕の痛みを和らげるストレッチ3選

2024.12.08 | Category: ゆがみ,予防,体操・ストレッチ,体温,,冷え,冷え性,姿勢,日常生活の動作,疲労,立ち仕事,筋肉の損傷,筋肉疲労,筋肉痛,職業病,腕の痛み,血流,農作業,関節

 

皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

冬の畑に生える雑草が枯れ始めると、草がとても刈りやすくなります。

そのために、畑を持っておられる方は、草刈機を使って、天気がいい日に、一気に草刈り作業をされる方が多くいらっしゃいます。

青草のときより、草が枯れた状態の方が、草刈りに草が巻き込まれることが少なくなり、サクサクと作業が進みます。

ただ、一気に、長時間、草刈機を操作するため、この時期は、当院でも草刈り作業のために、両腕に負担がかかり、痛みを訴えられて来院される方が少なくありません。

詳しくお話をお伺いすると、草刈り作業後に両腕が痛くなることで、刈った草を集めて持ち上げる動作がつらくなったり、運転中にハンドルを握って回す際に痛みが出るなど、日常的な動作にも支障が出てしまうとのこと。

これからの時期は、両腕の痛みがあると、冬野菜の手入れや収穫作業にも影響が出て、農作業全体の効率低下につながる不安があるそうです。

そこで今回は、草刈機使用後の腕の痛みの原因とその対処法について紹介していきます。

このブログを最後まで読んでいただくことで、草刈機使用後の腕の痛みの原因を理解し、効果的な対処法を実践することで、回復を早めて、快適に農作業を続けることができます。

 

 

 

冬に草刈り機での作業後に腕が痛む3つの原因

 

冬の草刈機を使っての草刈り作業後に腕の痛み生じる原因として、以下の要因が考えられます。

 

反復動作による筋肉の疲労と微細な損傷

草刈り機を使用する際、機械を左右に振る反復動作は、その動作を維持するために、腕の筋肉に持続的に過度な負担をかけます。

しかも、草刈機自体の重さは、約4〜8kgもの重さがあり、この重さが草刈りの反復作業による筋肉への負荷をかける要因になる。

さらに、草刈機からの振動にブレを補正するために、腕の筋肉の負担も加わります。

この結果、長時間、草刈機を使った草刈り作業は、両腕の筋肉が疲労したり、微細な損傷を起こすことで、痛みが引き起こされます。

 

不適切な姿勢による筋肉と関節への負担

冬の農作業中、草刈り機を持って前かがみの姿勢を長時間維持することで、背中から腕への連動した動きが制限されます。

これにより、本来、背中が担うべき負荷を、腕が補わなければならなくなります。

この姿勢の問題により、肩から肘にかけての上腕に痛みが引き起こされやすくなります。

 

寒冷による血流低下と筋肉の硬直

冬の寒い中での農作業で、血管が収縮し、筋肉への血液の供給が減少すると、筋肉が十分に酸素や栄養を得られず、疲労が蓄積しやすくなります。

草刈機の持っていることで、特に、腕の筋肉を使っているのに、寒さにより血液を通してエネルギーの供給がされないことで、体の中でも疲労度が高くなります。

こうした寒冷による影響の結果、草刈り後の腕の痛みが引き起こされます。

 

 

 

冬の草刈り作業後の腕の痛みを解消するためのストレッチ

 

冬の草刈り作業後の腕の痛みを回復を早めるための有効なストレッチ方法を、以下で紹介させていただきます。

 

腕の前面のストレッチ

1. イスに座って、背筋を伸ばし、両腕を体の横に下ろし、手のひらを後方に向けます。

2. 胸を広げるように意識しながら、肘をまっすぐに伸ばした状態で、両腕を後ろに伸ばします。

3.腕の前面が伸びるのを感じたら、10秒間、キープします。

4.10秒、たったらゆっくりと元の位置に戻します。

5.この一連の動作を、5回、繰り返してください。

 

腕の後面のストレッチ

1. イスに座って、片方の腕の肘を曲げ、指先を肩に当て、反対側の手を曲げた肘に当てます。

2. 肘に当てた手で、腕を後上方に押し上げます。

3. 腕の後方が伸びるのを感じたら、10秒間、キープします。

4.10秒、たったらゆっくりと元の位置に戻します。

5.反対側の腕も同じようにおこなってください。

6.この一連の動作を、左右の腕で交互に、5回、繰り返してください。

 

肩甲骨周辺のストレッチ

1. イスに背筋に座って、片方の手で反対側の背中(肩甲骨)を触れます。

2. 触れている腕の肘を、反対側の手えあてます。

3. 肘に当てた手を使って、肘を押し上げ、背中(肩甲骨)を外側に引き伸ばします。

4.背中が伸びるのを感じたら、 10秒間、キープします。

5. ゆっくりと元の位置に戻し、反対側も同様に行います。

6.この一連の動作を、左右の腕で交互に、5回、繰り返してください。

 

 

 

まとめ

 

今回のブログでは、冬の草刈り作業後の腕の痛みが発症する要因として、以下のことを説明させていただきました。

反復動作による筋肉の疲労と微細な損傷

不適切な姿勢による筋肉と関節への負担

寒冷による血流低下と筋肉の硬直

また、草刈り後の腕痛の対処法として、以下のストレッチ方法を紹介させていただきました。

腕の前面のストレッチ

腕の後面のストレッチ

肩甲骨周辺のストレッチ

草刈り後の腕の痛みは、日常生活に大きな支障をきたす可能性が高いため、早めのケアをおすすめします。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

もし、それでも腕の痛みのお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関に受診されることをおすすめします。

加古川市の当院でも、今回のブログで取り上げさせていただいたようなケースの腕の痛みにも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

 

また、他の農作業によるお体の不調への対策のブログも書いておりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

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クワを使った庭での作業後の肩の痛みで眠れない原因とそれを緩和するための寝方の工夫

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

参考文献:

滋賀医科大学「農作業における熱中症と筋骨格系障害」

https://www.shiga-med.ac.jp/~hqpreve/kyouiku/socmed_fw/pdf/2011/2014_5.pdf

冬の厚着で肩こりが増える理由と寒さと厚着で固まる肩を楽にするストレッチ3選は

2024.12.01 | Category: ゆがみ,予防,五十肩,体操・ストレッチ,体温,,冷え,冷え性,姿勢,家事,掃除,日常生活の動作,生活習慣,疲労,立ち仕事,筋肉疲労,肩こり,肩の痛み,肩甲骨,血流,運動,関節,首の痛み

 

皆さん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

寒くなってきたこの季節、厚着をすることで肩こりを感じることはないですか?

風邪をひかないように暖かく過ごすことは大切ですが、厚着は肩こりを引き起こしてしまう場合があります。

当院でも、寒さをしのぐために厚着をしたことで肩こりを感じるようになったというお悩みをよくお聞きします。

寒さが増し厚着をすることより、肩こりを感じやすくなると、日常生活に大きな支障が出てきます。

例えば、洗濯物を干したり掃除機をかけるなど、いつもやっている家事作業でも、すぐに疲れてしまいます。

また、肩こりがひどくなると気分が悪くなったり頭痛が起こることで、何をするにもやる気が起こらないということを引き起こす場合もある。

そこで今回は、気温が低下することで厚着をすることで肩こりが起きる原因とその対処法について紹介していきます。

このブログを最後まで読んでいただくことで、肩こりの原因が解消されて、快適に家事や趣味を楽しむことができます。

 

 

 

冬の厚着が引き起こす肩こりの原因

 

寒くなり、厚着をすることで肩こりを感じるようになった原因として、以下のことが考えられます。

 

筋肉の機能の不調による肩こり

寒さが厳しくなると、体は自然に筋肉を緊張させて体温を保とうとします。

この筋肉の緊張が続くと、肩周りの筋肉が硬くなり、血行の不良を引き起こします。

それによって、家事や買い物で腕を動かすために負荷がかかる肩周辺の筋肉に、十分な酸素や栄養素が供給されず、疲労物質が蓄積します。

さらに、厚着をすると、服の重さや圧迫感が肩に負担をかけ、筋肉の疲労を増加させます。その結果、寒さと厚着によって肩こりが発生しやすくなります。

 

姿勢のゆがみによる肩こり

寒さから身を守るために自然と猫背になったり、首をすくめたりする姿勢は肩に負担をかけます。

このような姿勢は、肩周辺の筋肉を緊張させ、肩こりを引き起こします。

また、厚着をしたまま、日常的に体を動かすと、服の厚みが肩の可動性をさまたげて、肩を動かす姿勢が無意識にゆがむ場合があります。

姿勢のゆがみは、筋肉のアンバランスを生み出し、肩こりにつながります。そういった姿勢がゆがむ条件が重なる寒さと厚着によって、肩こりが起こりやすくなります。

 

 

 

寒さと厚着で固まった肩を楽にする3つのストレッチ

 

寒さによって厚着をすることで起きる、肩周辺の筋肉の血流の低下やゆがみを改善するためのストレッチを、以下で紹介させていただきます。

 

首から肩への筋肉へのストレッチ

1. 肩幅に足を広げて立ちます。

2. 右手を腰に回して当てて、頭を左斜め下方に傾けます。

3. 左手で頭の後ろを持ち、腕の重みを使って、頭をさらに左斜め下方に倒します。

4. 右の首から肩にかけて伸びるのを感じたら、10秒間、キープします。

5. 10秒たったら、ゆっくり元の姿勢に戻して、次に反対側も同様におこないます。

6.この一連の動作を、3回、繰り返しおこなってください。

 

肩甲骨の間を広げるストレッチ

1,イスに座ったままで、両手を胸の前で組み、息を吸います。

2.息をはきながら、腕を前に伸ばし、その際に、肩甲骨と肩甲骨の間を広げるように意識します。

3.肩甲骨と肩甲骨の間が広がるのを感じたら、10秒間、キープします。

4.10秒たったら、ゆっくり元の姿勢に戻します。

5.この一連の動作を、3回、繰り返しおこなってください。

 

胸から脇の筋肉を伸ばすストレッチ

1. 壁の横に立ち、軽く肘を曲げて、手のひらを肩の高さに上げて、肩の軽く後方に腕を持っていき壁に手をつきます。

2. 壁についたてで体を支えるように、壁方向に体をたれかけます。

3.胸から脇が伸びるのを感じたら、、10秒間、キープします。

4.10秒たったら、ゆっくり元の姿勢に戻し、反対側の腕でも同じようにおこなってください。

5.この一連の動作を、3回、繰り返しおこなってください。

 

 

 

まとめ

 

今回のブログでは、寒くなり厚着をすることで肩こりが発症した原因として、筋肉の緊張による血行の不良や姿勢のゆがみが考えられることを説明しました。

また、肩こりの対処法として、首から肩へのストレッチや肩甲骨の間を広げるストレッチ、胸から脇の筋肉を伸ばすストレッチを紹介しました。

冬の寒さで厚着になることで肩こりが引き起こると、日常生活に大きな支障をきたす可能性があるため、早めにケアされることをおすすめします。

そのための方法として、今回、紹介した内容がお役に立てれば幸いです。

もし、それでも肩こりのお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門医療機関に受診されることをおすすめします。

当院でも、このようなケースの肩こりに対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

 

また、他にも寒さによる体調の不良への対策ブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

秋の冷え込みによる腰痛を防ぐ!車両整備士の方のための腰痛予防法

秋の気温低下がもたらすインフルエンザのリスクが増加するの理由と対策

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

参考文献:厚生労働省「国民生活基礎調査」

https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/20-21.html

寒冷環境での前屈みの立ち作業中に太もも裏がつったときの適切な対処法

2024.11.30 | Category: ゆがみ,予防,体操・ストレッチ,,冷え,太ももの痛み,姿勢,日常生活の動作,生活習慣,疲労,立ち仕事,立ち方,筋肉の損傷,筋肉疲労,職業病,肉離れ,血流,関節

 

皆さん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

寒い中で作業をしていたら、太ももの裏の筋肉がつって、痛い思いをされたことはないですか?

特に、暖房設備のない工場などで、長時間の前屈みでの立ち仕事をしていると、太ももの裏に負担がかかります。

当院でも、寒い環境での作業による太ももの裏の筋肉がケイレンを起こしやすくなることへのお悩みをよくお聞きします。

寒い環境で前屈みになって作業を続けると、太ももの裏がつる症状は日常生活にも大きな影響を及ぼします。

例えば、足がつったことで、仕事を中断しなければならなかったり、軽く歩いただけで太もも裏が突っ張ってすぐに疲れてしまうことも。

そこで今回は、寒い中での前屈みの姿勢での作業で太ももの裏がつりやすくなる理由と太もも裏のけいれんをおさめるための足の伸ばし方について紹介していきます。

このブログを最後まで読んでいただくことで、太ももの裏がつりやすくなる原因が解消されて、より快適な仕事に打ち込むことができます。

 

 

 

寒冷環境での作業が引き起こす太もも裏のけいれんの原因

 

寒い環境下で、立って前屈みの姿勢での作業によって、太もも裏がつりやすくなる理由を、以下で紹介させていただきます。

 

寒冷環境による体への影響

寒冷な環境でいることで、生命維持に必要な内臓に血液を集めるために、体表の血管が収縮して血流が減少します。

それによって、ちょうど冷蔵庫の中に入れっぱなしの食材が固くなるように、筋肉や関節を硬直させます。

長時間、暖房施設がないもしくは暖房が効きにくい工場などの作業場で働く方々にとって、この影響は特に顕著です。

血流が悪くなると、筋肉に十分な酸素や栄養が行き渡らず、疲労物質が蓄積されやすくなります。

その結果、ちょっとした刺激でも、太もも裏の筋肉やその周辺の関節が、その刺激に対応できず、突然つる症状が引き起こされます。

 

前屈み姿勢による筋肉への負荷

長時間の前屈み姿勢は、体が前に倒れないように支えるために、太もも裏の筋肉に持続的な負荷をかけます。

これは、ゴムバンドを、長時間、引っ張り続けるようなものです。

前屈みの姿勢により、太もも裏の筋肉は、常に伸ばされた状態になり、筋肉が疲労し、柔軟性を失います。

金属加工や調理などの工場での作業では、このような姿勢をとることが多いため、作業によって筋肉が疲労し硬くなると、突然の動きに対応できず、けいれんを起こしやすくなります。

その結果、太もも裏がつる症状が発生します。

 

前屈み姿勢による関節への影響

前屈みの姿勢が続くと、上半身の重みが前に倒れる状態のため、それを支える腰の骨や骨盤、股関節に大きな負担がかかります。

これは、バランスの悪い状態で、重い荷物を持ち続けるようなものです。

その結果、各関節にゆがみが起こり、関節の可動性が低下します。

これにより、腰から足にかけての連動した動きができず、太もも裏に負荷がかかってしまう場合、突然のけいれんや痛みが引き起こされます。

 

 

 

太ももの裏のけいれんを素早くおさめるための方法

 

太もも裏がつった場合、筋肉を痛めないためにも、早くそのけいれんをおさめる必要があります。

そのための方法として、仕事中でも立った状態でできる方法を、以下のような手順でおこなってください。

 

1. 準備

壁の前に立ち、壁に手をついて体を支えます。

 

2. 足の位置

つった側の足を前に出し、かかとを地面につけ、つま先を軽く上げ、このとき、つま先は壁に当てるようにします。

 

3. 体の動き

体重を後ろの足に乗せ、お尻を引くようにしてゆっくりと体を前に倒します。

前に出した足の太もも裏に軽い張りを感じるところまで体を倒し、その際には、無理に伸ばそうとせず、痛みが出ない範囲でおこなってください。

 

4. 戻る動作

けいれんが収まったら、急激な動きは避け、ゆっくりと元の立ち位置に戻ってください。

 

5.  戻った後のケア

太もも裏の筋肉を、秒速5センチのスピードで、軽く優しくさすってください。

 

以上のような一連の動作は、太もも裏がつったときだけではなく、仕事が始まる前や終わった後におこなうことで、太ももの裏をつることへの予防体操にもなります。

特に、寒い時期は、こまめに太ももの裏を伸ばすことをおすすめします。

 

 

 

まとめ

 

今回のブログでは、寒い環境下で前屈みの姿勢で立って作業をしていた結果、以下のような太もも裏がつる原因について説明しました。

寒冷環境による体への影響

前屈み姿勢による筋肉への負荷

前屈み姿勢による関節への影響

また、太もも裏がつった場合、仕事中でもできる症状をおさめるための壁を使った足の伸ばし方を紹介しました。

仕事中に起きる太もも裏の痛みは、日常生活に大きな支障をきたす可能性が高まるため、早めにケアされることをおすすめします。

そのための方法として、今回紹介させていただいたことが皆様のお役に立てれば幸いです。

もし、それでも太もも裏がつる症状のお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院など専門の医療機関に受診されることをおすすめします。

当院でも、今回のブログで取り上げさせていただいたケースの太ももの症状にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

また、他にも太もも裏の痛みへの対策についての記事を書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

脚立に登っての作業後に起きる太もも裏とふくらはぎの痛みを素早く改善するための方法

看護師さんに起きる患者さんの抱き上げ作業による太もも内側痛へのケア方法

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

参考文献:

1. 日本整形外科学会ガイドライン: https://www.joa.or.jp/public/index.html

2. 厚生労働省「職場における腰痛予防対策指針」: https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000034et4-att/2r98520000034pjn_1.pdf

 

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