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立ち仕事 | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
初夏に入り、そろそろ、田植えが始まる時期になってきました。
このシーズンになると、長時間、用水路の泥かきや畦の草刈り、田んぼに水を入れてすく作業などを、足元がぬれないように、長靴をはいておこないます。
そうすると、その作業の途中や作業をしたその日の睡眠中に、
「足の筋肉がつる」
ことが多くなります。
太ももの内側や後面、ふくらはや足の裏など、足がつる場所はさまざまです。
その中でも、特に、「足のスネの筋肉」がつってしまい、お困りな方が少なくありません。
そこで今回は、長靴をはいての田植えの作業をすることで、足のスネの筋肉がつりやすくなる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、田植えのシーズンに足のスネの筋肉がつりやすくなることを予防し、スムーズに作業にあたれます。
電話でのご予約はこちら>>079−490−5955
長靴の特徴は、
・靴のはき口がくるぶしよりも上にあり、ふくらはぎまでおおうデザイン
・足の甲の部分が、ゴムや合成樹脂などの素材で作られている
・靴底の構造が、厚みと硬さがある
・靴ひもやベルトはなく、足を差し込むだけで着脱できる構造
となっています。
それによって、水や泥などの侵入を防ぎ、路面の突起物や衝撃から足を守ることができます。
その反面、活動する際に、
「足首が曲げ伸ばしする動きが制限される」
状態が強いられます。
足首の動きが悪くなると、足首の動きをコントロールする足のスネの筋肉が、伸び縮みしながら力を発揮する収縮よりも、筋肉の長さを変えずに力を発揮する収縮が多くなります。
筋肉の長さを変えないで力を発揮する状態は、バネがきかず突っ張っている状態なので、歩行時に体にかかる衝撃の吸収や前に進むための推進力が低下します。
そうすると、姿勢の保持やバランスの維持のために、足のスネの筋肉に過剰な負荷がかかり、疲労や損傷を引き起こします。
その結果、筋肉が伸び縮みを自動的に調整する機能が低下して、ちょっとした刺激が足のスネの筋肉に入ることで、けいれんを起こし、足のスネの筋肉がつってしまう現象が起こりやすくなる。
(参考文献:「理学療法士から見た足病患者に対するフットケア」)
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足のスネの筋肉は、主に「前脛骨筋(ぜんけいこつきん)」と呼ばれる筋肉で構成されています。
この筋肉がつったときの伸ばし方法は、以下の通りです。
方法1:「イスに座り、スネがつった足を後ろにひいて、つま先を床につけ、そのまま、足の甲を床につけるようにしてゆっくり伸ばす」
方法2:「壁の前に立ち、手で体を支えて、スネがつった足を後ろにひいて、つま先を床につけ、そのまま、足の甲を床につけるようにしてゆっくり伸ばす」
方法3:「イスに座り、つった方の足を、もう片方の足のひざの上におき、乗せた足のつま先を手で持って、足の甲をゆっくり伸ばす」
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長靴をはいて、田植えの準備や作業をした日に、足のスネの筋肉をつらないようにするための予防法について、以下で紹介させていただきます。
長靴での作業で疲れた足の筋肉をケアするためには、足の血流を良くすることが必要です。
血流が良くなると、血液を通して、筋肉へ栄養や酸素が届けられ、回復が促されます。
そのためには、足を温めることが重要です。
足を温める方法として、足湯に足をつけたり、お風呂で湯船につかることが最も有効です。
お湯に足をつける時間としては、15~20分程度を目安にしてください。
シャワーで足を温めるだけでは、なかなか、足の筋肉の深部までその温かさが届かないので、足だけでも湯船につけることが理想です。
筋肉は、70~76%が水分で構成されています。
その内の2%でも消耗すると、筋肉にけいれんや損傷を引き起こします。
田んぼでの作業は、汗や呼吸で、体の水分が失われがちです。
ですので、作業中や作業が終わった後、十分な水分を意識してとるようにしてください。
アルコール飲料やかカフェイン飲料は、体の水分を体外に出す作用があるので、なるべく避けるようにしてください。
また、甘すぎるジュースやスポーツ飲料を飲みみすぎると、体の水分のバランスを崩しますので、飲む飲料が偏らないように、麦茶やミネラルウォーターなどを一緒に飲んでください。
オーエスワンやアクアサポートなどの経口補水液は、飲む点滴とも言われて、水分の吸収に有効です。
筋肉の収縮には、マグネシウム・ナトリウム・カリウム・カルシウムなどといったミネラルと呼ばれる栄養が重要な働きを担います。
田植えなどで、体を活動させると、ミネラルが消費されて不足して、筋肉の回復が低下しがちです。
ですので、ミネラルが含まれた食材を意識して、体に取り込むようにしてください。
食材としては、以下のようなものがあります。
・マグネシウム:スルメ、アーモンド、ほうれん草、納豆など
・ナトリウム:梅干し、味噌、しらすぼし、ちくわなど
・カリウム:バナナ、アボカド、キウイ、スイカなど
・カルシウム:牛乳、小松菜、煮干し、チーズ、豆腐など
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田植えは、田植え自体も重労働ですが、その準備や後片付けも、手間や時間がかかり、大変な作業です。
その作業中は、長靴をはくことは避けられません。
ですので、その期間中に足のスネの筋肉がつって痛めないためにも、今回、紹介させていただいた対処や予防法が、お役に立てれば幸いです。
もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。
その際には、当院にご相談ください。
当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。
完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。
監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
電話でのご予約はこちら>>079−490−5955
みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
先日、保育士の30歳代の女性の方が、腰痛を訴えて来院されました。
きっかけをお聞きすると、保育園で、今年に担当する体重も20kg近くある3歳のお子さんを、抱っこする機会が多くなってからだそうです。
最近は、床に寝転がっているお子さんを抱き上げようとしたときや、抱っこして歩いていると、特に、腰に痛みを感じるとのこと。
今で腰がこんな状態なら、これから、ますます成長して重たくなる子供さんたちを、担当する1年間、お世話するのに腰が保つのか心配ということでした。
保育士の方は、業務の中で、預かったお子さんを抱っこする機会が多い職業であるため、腰に痛みを訴える方は少なくありません。
そこで今回は、お子さんを抱っこすることで、腰に痛みが発生する理由と、その対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、腰の痛みを軽減でき、保育業務を快適におこなうことができます。
電話でのご予約はこちら>>079−490−5955
保育業務の調査の中でも、子供を抱っこする時間が多いとされ、それが腰痛発生の原因と報告されています。
調査結果のように、お子さんを抱っこすることで、腰痛がひき起こるメカニズムを以下で紹介させていただきます。
0歳から6歳までの乳幼児の平均体重は、
・0歳:約3kg
・1歳:約8kg
・2歳:約10kg
・3歳:約12kg
・4歳:約15kg
・5歳:約17kg
・6歳:約19kg
とされています。
子供を抱っこしたときに、自分の上半身の重みに加えて、こういった子供の体重分の重さが腰にかかります。
抱っこする姿勢は、「座った状態」「立った状態」「前屈みの状態」といろいろあります。
その中でも、保育業務の中で、前屈みの姿勢で抱っこすることが多いですが、その姿勢は、立って抱っこしているときより、
「2,2倍」
もの腰への負荷が増加します。つまり、
・0歳:約3kg×2.2倍=約6.6kg
・1歳:約8kg×2.2倍=約17.6kg
・2歳:約10kg×2.2倍=約22kg
・3歳:約12kg×2.2倍=約26.4kg
・4歳:約15kg×2.2倍=約33kg
・5歳:約17kg×2.2倍=約37.4kg
・6歳:約19kg×2.2倍=約41.8kg
の負荷の増加が腰にかかります。
こういった腰への負荷のかかる保育業務で抱っこした姿勢を維持するために、腰周辺の組織が緊張します。
その時間が長くなったり、毎日、頻繁に繰り返されることで、腰周辺の組織が疲労して硬くなり、血流が悪化し、エネルギーの不足や回復に遅れが起こり、その結果、腰に痛みが発生しやすくなる。
(参考文献:「平成 22 年乳幼児身体発育調査報告書(概要)」)
保育士の方が業務の中で、預かった子供さんを、片手で抱っこしながら、もう片方の空いた手で作業をすることが多いです。
この片手で子供を抱っこしている姿勢は、腰の片方に負荷をかけるため、自然と重心が傾き、腰がねじられます。
このねじる圧力が、腰に負荷をかけます。
例えば、水にぬらした雑巾を、水気を取るためにねじって絞ると、雑巾の布の繊維が痛んだり、雑巾を広げて伸ばそうとしても、シワができて広げにくくなります。
それと同じように、片手で抱っこすることで、腰にねじる圧力が続くと、腰周辺の組織が損傷して、腰痛を引き起こすリスクが高まります。
(参考文献:「保育活動「抱っこ」「おむつ交換」と腰痛・肩こりとの関連」)
690名の保育士を対象にした調査によると、「1日50回以上の抱き上げ」をおこなっている保育士は、腰痛が発生している率が高いと報告されています。
保育施設で預かった子供を、抱っこしたり、抱っこから下におろしたりする動作を繰り返すことは、腰の前後の曲げ伸ばしでおこなわれます。
この動作の繰り返しは、腰に大きな負担をかけます。
例えば、硬い針金を、数回、曲げたり伸ばしたりしても、針金は折れませんが、何度も曲げたり伸ばしたりしていると、針金の金属に折り目がついて亀裂が走り、ついには、ボキッと折れてしまいます。
これと同じように、抱っこしたり、抱っこから下におろしたりと、同じ動作の繰り返しは、腰への負担が集中して、腰に痛みが生じやすくなります。
(参考文献:「保育教諭の業務姿勢および動作と腰痛の関係」)
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保育士の業務形態で起きる腰痛を予防するために、以下のようなストレッチを紹介させていただきます。
業務の合間や自宅での寝る前など、隙間時間を利用しておこなってください。
背筋を伸ばし、正座をした状態で、右手を左耳の上にあて、左手を左太ももと左ふくらはぎの間にはさみます。
頭をおいた右腕の重みを利用して、右耳を肩に近づけるイメージで、頭を右側にゆっくり傾け、左首から肩が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。
10秒たったら、元の姿勢にゆっくり戻し、右手と左手の位置を変えて、反対側でも同じようにおこないます。
この一連の動作を、3回、繰り返しおこなってください。
壁に手を当てて立ち、足を前後に開きます。
後ろに引いた足のかかとを床につけたまま、前に出した足のひざを軽く曲げて、体重を前に移し、後ろに引いた足のふくらはぎやアキレス腱の伸びを感じたら、10秒間、キープしてください。
10秒たったら、元の姿勢にゆっくり戻し、右あしと左足の位置を変えて、反対側でも同じようにおこないます。
この一連の動作を、3回、繰り返しおこなってください。
足を前後に開いて、前に出したひざをを曲げて立ちの状態になり、後ろに引いた足のひざと足の甲を床につけ、片ひざ立ちの状態になります。
後ろに引いた足のひざと足の甲を床につけたまま、前に出した足のひざを曲げて、前方に重心を移動させて、後ろに引いた足の股関節の前面が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。
10秒たったら、元の姿勢にゆっくり戻し、右足と左足の位置を変えて、反対側でも同じようにおこないます。
この一連の動作を、3回、繰り返しおこなってください。
床にお尻をつけて座り、足を左右に開いて、片方のひざを曲げて、もう片方の足を伸ばした状態にします。
伸ばした足の先に向けて、同じ側の腕をの伸ばし、手の親指を下に向けならが、体を倒して、太もも裏の筋肉が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。
10秒たったら、元の姿勢にゆっくり戻し、右足と左足の位置を変えて、反対側でも同じようにおこないます。
この一連の動作を、3回、繰り返しおこなってください。
上向きで寝て、両膝を立てて、片方の腕が肩の高さに上げ、肘を曲げます。
体をゆっくりと、上げた腕と反対方向へねじり、上げた腕の胸の前面が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。
10秒たったら、元の姿勢にゆっくり戻し、上げる手を変えて、反対側でも同じようにおこないます。
この一連の動作を、3回、繰り返しおこなってください。
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「腰痛は、仕事の中で発生する傷病の6割を占める労働災害である」と厚生労働省で発表されているほど、腰痛は仕事の中で起こりやすいケガです。
特に、保育士の方は、その業務の性質上、腰に負担がかかるお仕事であるため、こまめなケアが必要と思われます。
ですので、今回のブログで紹介させていただいたことが、保育士の方の腰痛予防のお役に立てれば幸いです。
もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。
その際には、当院にご相談ください。
当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。
完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。
監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
電話でのご予約はこちら>>079−490−5955
みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
先日、事務職の30歳代女性の方が、腰から背中にかけての痛みを訴えて来院されました。
きっかけをお聞きすると、10センチの高さがあるヒールを履いて、友人の結婚式に出席した後から、この症状が発生したそうです。
普段の仕事中の靴は、スニーカーなので、久々にヒールを履いたそうです。
腰から背中が突っ張る感じで、体を前に曲げるのがしんどいとのことで、仕事も家事も支障が出て困っているとのこと。
ヒールは、重要な行事ごとでは、必要なファッションアイテムですし、ヒールを履くことでふくらはぎがしまって、美しく見えるという利点があります。
しかし、その反面、ヒールの形状によって、つま先の状態を強いられるため、体に大きな負荷がかかる靴でもあります。
特に、久しぶりにヒールを履かれた方が、腰や背中に痛みを訴える方は少なくありません。
そこで今回は、久々にヒールを履くことで腰から背中に痛みが発生する理由と、ヒールを履いて動いた後に行うべきセルフケアの方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、慣れないヒールを履くことがあっても、それによって起きる腰から背中にかけての痛みのリスクを軽減できます。
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ヒールを、常に履いている人と、履いていない人の、ヒールを履いたときの体に起きる影響についての研究によると、以下のことが理由として考えられます。
ヒールを履くと、つま先立ち状態になります。
そうすると、足の先の方に体重がかかり、骨盤も前に倒れて、重心が前にいきます。
そのままにしていると、前のめりに転んでしまうので、立っている姿勢を維持して、腰から胸にかけての背骨を後方に反るような姿勢を取ります。
ヒールを常に履いている人より、ヒールの着用に慣れていない人の方が、姿勢を保持するために、背筋や腰まわりの筋肉に過剰に緊張させると、研究報告がされています。
その結果、腰や背中に疲労や損傷を引き起こし、痛みが生じやすくなる。
研究では、ヒールを、普段、履き慣れていない人は、歩く際に、ヒールの高さが上がるほど、ひざの関節を曲げたり伸ばしたりする角度が増加すると報告されています。
これは、ヒールで歩いた際に体に受ける衝撃を吸収させるための動作とされています。
歩くときにおこなわれるひざの曲げ伸ばしは、骨盤を介して、腰や背中の筋肉も連動して働きます。
ヒールを履くことで、普段より、ひざの動きの増加することで、腰や背中にも大きな負荷をかけ、それにより、痛みが発生しやすくなる。
ヒールを常に履いている人は、つま先に体重がかかるつま先立ちの姿勢が習慣化しており、体幹や骨盤の角度をある程度、効率よくコントロールできます。
しかし、久々に、ヒールを履いた人は、ヒールを履いて立ったり歩いたりする際に起きる、ふらつきや重心の移動などで起きる姿勢のブレに対して、保持や補正のためのコントロールがうまくできない。
そのため、ヒールを履いた姿勢を維持しようと、腰や背中の筋肉や関節に、必要以上の無理な負荷がかかってしまいます。
そのために、腰から背中にかけての突っ張るような痛みが発生する原因となる。
(参考文献:「ヒール高の違いが立位姿勢および歩行時の骨盤角度に及ぼす影響」)
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久しぶりにヒールを履いた後、腰や背中の痛みの発生を予防するために、以下のセルフケアを紹介させていただきます。
ヒールを履くことで、骨盤が前に倒れ、この姿勢の状態が続くと腰や背中の痛みが引き起こされます。
前に倒れた骨盤を、適正な位置に戻すためのストレッチとして、
①上向きで寝て、ひざを軽く曲げます。
②両手でひざを抱えて、胸の方にゆっくり引き寄せ、10秒間、その姿勢をキープします。
③10秒たったら、ゆっくり元の姿勢に戻します。
この一連の動作を、5回、繰り返しおこなってください。
ヒールを履いた姿勢は、骨盤が前に倒れるため、腰から背中を反らす状態になります。
それによって、腰や背中に起きる緊張を緩めるために、
①背筋を軽く伸ばしてイスに座り、両足を肩幅程度に広げて、足裏を床にしっかりとつけます。
②息をはきながら、腰から背中を丸めるようにして、上半身を広げた足と足の間に向かって倒し、10秒間、その姿勢をキープします。
③10秒たったら、ゆっくり元の姿勢に戻します。
この一連の動作を、5回、繰り返しおこなってください。
ヒールを履くことで、つま先立ちになります。
つま先立ちに姿勢をキープするためには、ふくらはぎの筋肉がかかとを引き上げる役割を担います。
久々にヒールを履くことで、普段より、ふくらはぎの筋肉に大きな負荷をかけ、疲労を引き起こします。
疲労によりふくらはぎの機能が低下すると、その機能を代償するために、腰や背中に余計な負荷をかけます。
ですので、ふくらはぎの機能を整えることは、腰や背中の痛みを緩和させるためには重要です。
ふくらはぎの筋肉を緩和させる方法として、
①床に座り、片方の足をまっすぐに伸ばし、足の裏に、タオルを引っ掛け、タオルのそれぞれの端を手で持ちます。
②ひざを伸ばしたまま、足の裏に引っ掛けたタオルを手前に引き寄せ、ふくらはぎが伸びるのを感じたら、10秒間、キープします。
③10秒たったら、元の位置に戻して、足を入れ替えて同じようにおこないます。
この一連の動作を、5回、繰り返します。
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女性の方が、結婚式や入学式などの行事に行く際には、どうしてもヒールを履くことを避けられない場面があります。
その場合は、仕方がないので、そういった行事でヒールを履いた後は、負担がかかった部分のケアをすみやかにされることをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。
その際には、当院にご相談ください。
当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。
完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。
監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
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みなさん、こんにちは。ひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
先日、倉庫に配送された食料品を仕分けをされておられる40歳代の女性の方が、ひざの裏の突っ張りを訴えて、来院されました。
詳しく仕事の内容をお聞きすると、にんじんやジャガイモ、氷入りの発泡スチロールに入れられたブロッコリーなど、仕分けするために、重たい荷物を台車に乗せて、足で踏ん張って運搬する作業をが多いとのこと。
人手でも不足しているので、無理しておこなっていると、ひざ裏がつぱってきて、うまくひざを曲げなくなって、歩くのがつらく、仕事に支障が出てしまう状態だそうです。
今回、ご相談いただいた患者様のように、足を踏ん張って、物を前に押し出す動作を繰り返すと、ひざ裏が突っ張って、ひざの動きに不調を起こす方が少なくありません。
そこで今回は、足を踏ん張って、重い荷物が乗った台車を前に押して運搬する作業を繰り返すことで、ひざの裏の突っ張りを起こす理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、倉庫内での荷物の運搬や仕分け業務を、快適にスムーズにおこなえます。
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重い荷物が乗った台車を押して、前にすすむ際に起きる、太ももの裏からふくらはぎの筋肉のメカニズムと不調が起きる理由は、以下のことが考えられます。
台車を押し始めは、ふくらはぎの外側の筋肉を収縮させて、足首を床方向に曲げて、足裏で床を押して、前に進むためのエネルギーを生み出します。
そして、太ももの裏の内側の筋肉が、ひざの動きを制御して安定させながら、股関節を後方に伸ばし、荷物が乗った台車を前に押し出す力を生み出します。
台車の荷物が重いほど、押し出すためのパワーと動作の安定性のために、ふくらはぎの外側と太ももの裏の内側の筋肉への負荷が増加します。
重たい荷物を台車に乗せて前に押し出す動作を繰り返すと、ふくらはぎの外側と太ももの裏の内側の筋肉が疲労して、筋肉に緊張が起きます。
太もも裏とふくらはぎの筋肉は、連結しています。
互いに、引っ張ったり緩めたり協調して動くことで、股関節やひざ関節、足関節が働き、動き、台車を押して前に進む動作がおこなえます。
しかし、太もも裏とふくらはぎの筋肉が、どちらも疲労により突っ張ると、協調して動かせなくなり、
・ひざ関節の内圧が上昇
・ひざ関節の曲げ伸ばしの動き阻害
・太もも裏とふくらはぎの筋肉の連結部の滑りが悪くなる
などが起こり、ひざの裏に突っ張り感を感じるようになります。
言うなれば、電車の車両同士の連結部分が固い場合、走行中に線路のカーブや凹凸に対応できず、スムーズに電車を走らせることができなくなる状況と同じようなこととなります。
それでも無理に動かすと、突っ張り感ににとどまらず、筋肉の損傷や関節の炎症を引き起こすリスクが高まります。
(参考文献:「大腿二頭筋長頭と腓腹筋のレバーアームの特性が膝関節屈伸運動への与える影響」)
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重たい台車を押すことでおこったひざ裏の突っ張りへの対処法として、以下の3つの体操が有効です。
その方法を紹介させていただきます。
安定したイスに浅めに座ります。
片ひざの裏から両手で抱え込、軽くひざを持ち上げます。
その状態で、ふくらはぎを前後に揺れるように、10回 、前後にゆらします。
反対側の足も同様に行います。
この一連の動作を、3回、繰り返し行ってください。
壁の前に立ち、両手を壁について立ちます。
片足を前、もう一方の足を後ろに引きます。
両足のつま先は正面に向けたまま、足のかかとは床につけます。
前のひざを軽く曲げ、体重を前方に移動させます。
後ろに引いた足のふくらはぎが伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。
10秒たったら、元の姿勢にもどってください。
反対側の足も同様に行います。
この一連の動作を、3回、繰り返し行ってください。
立った姿勢で、軽くひざを曲げてかがみ、左右それぞれの手で、同側の足首をつかみます。
ゆっくりとひざを伸ばして、太もも裏の筋肉が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。
10秒たったら、ゆっくりひざを曲げて、元の姿勢にもどってください。
この一連の動作を、3回、繰り返しおこなってください。
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倉庫で重たい商品を台車で運搬して仕分け作業は、ひざ裏の突っ張りがあると、スムーズに動けないことで、仕事がはかどらないだけではなく、作業中のケガのリスクも上がります。
そういったことを避けるためにも、ひざ裏の突っ張りへのケアが必要になります。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。
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みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
先日、お花の卸元に勤めておられる50歳代の男性の方が、肩の付け根の後方で脇の上あたりに痛みを訴えられて来院されました。
詳しくお話をお聞きすると、重たい荷物を、持ち上げたり下ろしたしする際に、痛みを感じるとのこと。
お花なので、丁寧に扱わないといけないので、慎重にゆっくり動作を行わないといけないので、余計にしんどいそうです。
今回、ご相談いただいた方のように、ゆっくりと荷物の上げ下ろしの動作を繰り返し行うことで、肩の後方に痛みを感じる方は少なくありません。
そこで今回は、重量物を持ち上げたり下ろしたりとゆっくり動かすことで、肩の後方に痛みが発生する理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、仕事で荷物の移動を繰り返すことによる肩の後方の痛みを軽減し、快適にお仕事に打ち込むことができます。
電話でのご予約はこちら>>079−490−5955
花やガラスなど、乱暴に扱うと壊れてしまったり、痛めてしまったりするので、どうしても、ゆっくりと持ち上げたり、下ろしたりします。
それによって、肩の後方に負荷がかかり、痛みが発生してしまう理由を、以下で紹介させていただきます。
筋肉トレーニングの方法として、「スロートレーニング」というものがあります。
このトレーニングは、ゆっくりと筋肉を動かすことで、軽い負荷でも効率的に鍛えることができるものです。
適正な状態でおこなえば、ケガが少なく、ご高齢の方でも有効な筋肉トレーニングです。
このトレーニングをする際には、
・筋肉の動作の速度が、3秒間曲げて、3秒間伸ばす
・関節を伸ばすのを90%に止める
・息をはきながら力を入れる
をすることで、最大限に効果が発揮されます。
そうすることで、
・筋肉の血流が低下
・筋肉の低酸素
・筋肉の疲労物質の蓄積
・成長ホルモンの分泌の増加
・多くの筋肉を使う
・筋肉の損傷
・神経の活性化
などが起こり、ここから回復する過程で筋肉が大きくなります(参考文献:「スロートレーニング」)。
ゆっくり荷物を持ち上げたり下ろしたりする作業は、このスロートレーニングのメカニズムによく似ています。
違う面は、トレーニングは体力に合わせて回数や負荷量を調整できますが、仕事ではその調整ができず、限界以上に動作を強いられます。
その結果、自身の回復力以上の損傷が筋肉に起こり、特に、荷物の持ち下ろしで負荷がかかりやすい肩の後面に痛みが発生しやすくなります。
肩の関節は、関節の凹凸が浅くできているため、体の他の関節に比べて、動く角度が大きく自由に動かせる関節です。
その反面、とても不安定な関節で、実際、体の中で、最も脱臼する関節は、肩関節であることからも、その不安定性がわかります。
その不安定な肩関節を支えるために、肩周辺の筋肉に大きな負担をかけます。
特に、荷物を持って上げ下ろしをする際に、肩の後方の筋肉が、肩関節同士を引きつける役割を担います。
ただでさえ、荷物を持って上げ下ろしをする際に肩の後方に負荷がかかる上に、動作がゆっくりであると、負荷が上乗せされて、肩の後方の筋肉や腱などの損傷や炎症が起こり、痛みが発生するリスクが高まります。
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肩の後方の痛みを軽減するためには、特に、荷物を持ち上げたり下ろしたりする際に使う筋肉に適切な刺激を入れて、血流を良くして回復を促すことが有効です。
そのためのストレッチを、以下で紹介させていただきます。
イスに座り、右腕を真っ直ぐ上にあげてから、右肘を曲げて右手を右肩に置きます。
左手を右肘に当てて、後方にゆっくり押して、腕の後面が伸びるのを感じたら、10秒間、キープします。
10秒たったら、腕を下ろして、左右の腕を入れ替えて、同じように行います。
この一連の動作を、3セット繰り返し行ってください。
イスに座り、体の前から右手を左肩の後面に置きます。
左手を右肘下方に当てて、その手で上方にゆっくり押しあげて、背中が伸びるを感じたら、10秒間、キープします。
10秒たったら、腕を下ろして、左右の腕を入れ替えて、同じように行います。
この一連の動作を、3セット繰り返し行ってください。
イスに座り、右腕を体の正面のみぞおちあたりの高さにあげて、右肘を曲げてます。
左手を右肘の外側(右側)に当てて、肘に当てた左手を支点に、右腕を外側(右側)に倒して、肩の後面がのびるのを感じたら、10秒間、キープします。
10秒たったら、腕を下ろして、左右の腕を入れ替えて、同じように行います。
この一連の動作を、3セット繰り返し行ってください。
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生花やガラス細工など、壊れやすかったり痛めやすい商品を、毎日、丁寧に動かすのは本当に大変な作業と思います。
そういった作業の性質上のために、どうしても肩の後面に負担がかかるのは避けられないことです。
ですので、作業をスムーズに続けるためにも、こまめにセルフケアをおこなって、回復を促すことをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。
その際には、当院にご相談ください。
当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。
完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。
監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
電話でのご予約はこちら>>079−490−5955