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先日、70歳代女性の方から、睡眠についてご相談を受けました。
お話を詳しくお聞きすると、寝つきはいいのだけれども、夜中に何度も目が覚めて、そのためなのか、日中にたまらなく眠たくなると。
ひどい時には、イスに座って100歳体操をしているときに、眠たくなってふっと意識が飛んでしまった時間帯があったそうです。
夜中から、一度、睡眠に入ってから翌朝起床するまでの間に、何度も目が覚めてしまうこと睡眠障害のことは、「中途覚醒」と呼ばれ、眠りの質に影響を及ぼします。
特に、ご高齢者の方は、夜中に何度も目が覚める「中途覚醒」で、お困りや不安などお持ちの方が少なくありません。
そこで今回は、ご高齢者の方が中途覚醒を起こしやすい理由と改善するための方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、中途覚醒を改善して睡眠の質を向上できます。

ご高齢者の方が、睡眠中に何度も目が覚めてしまう中途覚醒の睡眠障害は、以下のことが発症する要因です。
年齢が上がるとともに、総合の睡眠時間がだんだんと短くなります。
仕事から離れる年代になると、日常生活の活動量が減り、若い頃よりは睡眠時間を必要としなくなります。
年齢別の平均の睡眠時間を研究では、20歳代のときの必要な睡眠時間は7時間であったが、70歳代の方の必要な睡眠時間は6時間を下回わると報告されています。
ご高齢の方が、こうした必要な睡眠時間が低下することで、中途覚醒の頻度が増加します。
睡眠は、4段階に分けて深い眠りになる「ノンレム睡眠」と2段階の浅い眠りになる「レム睡眠」が交互に起こり、睡眠のリズムが構成されています。
ご高齢になると、生理的に、深い眠りが、4段階から2段階に減少します。
それによって、浅い眠りの時間が増加するために、一回の睡眠中に目が覚めやすくなります。
ご高齢になると、屋外での活動が減少しがちです。
それに伴って、日中に太陽の光にあたる時間が少なくなります。
太陽の光を浴びる時間が少なくなることで、「メラトニン」というホルモンが夜中に分泌される量が少なくなります。
「メラトニン」というホルモンはは、体内時計を調整し、睡眠を促進する役割があります。
夜間にメラトニンの分泌が適切におこなわれないことで、本来、寝るべき時間帯に眠気が発生されないなど、睡眠のリズムが乱れ、睡眠の質が低下します。
これによる影響の一つとして、中途覚醒が増える可能性があります。
尿をためる機関は、ぼうこうで、一定量の尿がたまると排尿の必要性を感じます。
加齢に伴い、ぼうこうの弾力性が低下し、尿をためれる容量が減少します。
そのため、少量の尿がたまっても、尿意を感じやすくなります。
こういったぼうこうの器質の変化が、夜間に尿意を頻繁に感じさせて、目が覚めることを増やします。
ご高齢者の方が、目が覚めて、時計を見て確認すると、
「何時に目が覚めてしまった」
「起きる予定時間まで、何時間はあるな」
などと考えてしまい、それによって脳が興奮して覚醒します。
また、時計から発する強い光がある場合は、睡眠を促すホルモンが抑制されて、体内時計が乱れる可能性があります。
以上のように、一回、目が覚めたときに時計を確認することで、体が活動モードになり、その後、何度も目が覚めてしまうことが引き起こされます。

夜中に目が覚めてしまう中途覚醒を改善するためには、睡眠のリズムを整えることが必要です。
そのためには、日中の生活の送り方が重要になります。そのポイントを以下で紹介させていただきます。

毎日、同じ時間に起床し、極端に早い就寝を避けることで、睡眠リズムを安定させます。
後ほど述べますが、太陽の光を浴びることで、体内時計はいったんリセットされます。
起きる時間が同じになれば、太陽の浴び体内時計がリセットされる時間も同じになる。
そうすると、体内時計が安定し、夜間に起きる眠気、を適切なタイミングで感じます。
これにより、寝つきが良くなり、夜間の覚醒が減少します。

人間の体は、1日のうち、2回は眠たくなる時間帯があります。
それは、朝、起きてから8時間後、大体の方はお昼過ぎあたりに、まずは一回めの眠気が発生。
それに加えて、中途覚醒がある場合は、この時間帯はより眠気が増加します。
ここで、長時間、昼寝をしてしまうと、睡眠リズムが崩れてしまう可能性が高まる。
ですので、昼寝をする場合は、
「15時より前の時間帯」
「20〜30分間」
の短い昼寝をおすすめします。
昼寝をするコツとしては、カフェインを含む飲料を飲んでから昼寝をすることです。
カフェインは、覚醒成分が含まれていて、飲んでから20〜30分後に、その効果が出始めます。
昼寝をする前に、カフェインを含む飲料を飲むことの効果で、長い時間、昼寝をすることを予防できます。

人間の体は、太陽の光を浴びることで、体内時計をリセットされるようにできています。
特に、朝の太陽の光は強力です。毎日、同じ時間に、太陽光を浴びることで、体内時計がリセットされ、夜間の眠気と日中の覚醒のリズムが安定します。
毎朝、起床後に、少なくとも15分から30分間、直接、太陽光を浴びることを心がけてください。
外に出られない場合は、窓際で日光を浴びるだけでも効果があります。

ご高齢の方が、中途覚醒しないようにするためには、睡眠する寝室の環境を改善することも重要です。
寝室は、できるだけ静かに保ち、 寝室の温度を18〜22度、湿度を40〜60%に保ち、睡眠をするのに快適な環境を作ってください。
寝る前や途中で起きた際に、脳を覚醒させる強い光を浴びるのを避けるために、スマホやタブレット、目覚まし時計を、寝室に持ち込まないことをおすすめします。

ご高齢の方は、夜中に尿意を感じて、目が覚める方が少なくありません。
それを軽減するには、昼間に、十分な水分を摂取し、夕方以降は控えめにすることで、夜間の尿意を減らすことができます。
また、カフェインやアルコールを含む飲料は、利尿作用がありますので、特に、夕方以降は控えることをおすすめします。
他には、尿意がなくても、日中に定期的にトイレにいく習慣をつけることで、ぼうこうの容量が適度に保たれます。
さらに、寝る前に必ずトイレにいくことを習慣とし、ぼうこうを空の状態にしてから寝てください。
あまりにも、夜間の尿意が続くときは、血圧や内臓機能の低下などの場合があります。
一度、泌尿器科や内科などの専門の病院を受診して、検査と診断を受けることをおすすめします。

ご高齢の方の健康年齢を維持するためには、睡眠の質を上げることはとても重要なことです。
しかし、日本老年医師学会によると、ご高齢者の40パーセントは、一度の睡眠に何度も目が覚める中途覚醒を発症していると報告しています。
これほど発症率が高い中途覚醒ですが、生活習慣を改善することで、その発症を軽減できます。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも、夜中に何度も目が覚めしまう状態が解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、睡眠に関する対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

先日60歳代の女性の方から、
「朝、起きたときに、ひざに違和感があるんです」
「起き上がって動き始めに、ひざがうまく曲げ伸ばしできなくて」
「でも、動いているうちに、だんだんとひざの違和感がなくなってくるんですけどね」
とご相談をいただきました。お話をさらにお聞きしていると、今回、リウマチやひざの骨の変形もないし、毎日、30分ほどの散歩もされ、活発に生活を送られているとのこと。
今回、ご相談いただいた患者様のように、特に、ひざに問題がないにも関わらず、毎朝、このようなひざの違和感を感じられるシニア女性の方が少なくありません。
そこで今回は、シニア女性の方が、朝、起きたときにひざに違和感を感じる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、朝に起きるひざへの違和感を素早く解消できます。

シニアの女性の方が、朝、起きたときにひざに違和感があり、動き始めはひざの曲げ伸ばしがしにくく、動いているうちにだんだんと違和感がなくなる理由について、以下で紹介していきます。

睡眠中は、体をほとんど動かない時間となるため、筋肉への血流が低下して、硬直しやすくなる。
これは「モーニング・スティフネス」と呼ばれ、特に、多くのご高齢者の方に共通する朝に体に起きる現象です。
また、朝、起きた後に動き始めることでひざの違和感が軽減するのは、動くことでひざ周辺の筋肉への血流が促されたり、体温が上が離、ひざ周辺の筋肉の機能が上昇するためです。

ひざ関節の中には、関節液が入っています。
この関節液は、潤滑油の働きをして関節の滑らかな動きを助け、摩擦を減らす働きをしています。
また、ひざの関節の表面にある柔らかい軟骨が、スポンジのように関節液を吸収することで、弾力性を持ち、クッションの役割を果たします。
しかし、寝ることで、長時間、体を動かさないと、ひざの関節の中にある関節液の循環が低下しします。
これにより、ひざ関節の軟骨に、十分に関節液を潤滑・吸収されず、ひざ関節自体の弾力性、クッション機能が一時的に減少します。
そして、朝、起きて動き始めると、関節が動くことで滑液の循環が促進され、軟骨が再び関節液を吸収し、弾力性を取り戻します。
これにより、ひざの関節の動きがスムーズになり、違和感が軽減されます。

朝、起きたときのひざの違和感を解消するために、布団の中や寝起きにできる簡単な体操を以下で紹介させていただきます。
これらの体操は、ひざ周辺の血流を促進し、関節液の循環を改善し、寝起きに動こうとすると感じるひざ関節の違和感を解消するのに役立ちます。
上向きで寝たまま、足首をゆっくりと大きく回します。
右回りと左回りを、それぞれ5回ずつおこなってください。

上向きに寝たまま、片ひざを曲げて、両手で胸に引き寄せて、10秒間、キープしてください。
その後、曲げたひざをゆっくりと伸ばしてください。
反対側の足も、同じようにおこなってください。これは左右の足で交互に、3回ずつ繰り返しおこなってください。

上向きに寝たまま、両ひざを両手で抱えて、胸の方に引き寄せてください。
そのまま、10秒間、キープして、その後、ゆっくりと足を伸ばしまてください。
これを、3回繰り返してください。

朝、起きてからは、食事の用意や洗濯。掃除など、何かと忙しい時間帯です。
動き始めに、ひざに違和感があると、それらの作業に支障が出て、1日のスタートが快適に過ごせなくなります。
ですので、朝、起きたときに、ひざに適度な刺激を入れることで、ひざに違和感を起こす要因を解消し、スムーズに動き出せます。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも朝、起きたときにひざの違和感を感じて動きにくいことが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、ひざの不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

当院では、胃の痛みを訴えた患者様への施術をおこなうことがありますが、初期症状が胃痛とまちがいやすい病気として、“虫垂炎”があります。
「おなかが痛くて、最初は胃が痛いかと思っていたら、盲腸だったんですよ」
というご経験をされたお話をお聞きすることは少なくありません。
ここで言われる「盲腸」というのは、いわゆる「虫垂炎(ちゅうすいえん)と呼ばれる病気で、急におなかが激しく痛くなることが主な症状です。
虫垂炎を生涯で発症する確率は、7〜12パーセントとされ、発症する確率としては高い病気です。
最近は、虫垂炎になっても抗生物質で対処することが多くなりましたが、発見が遅れるとおなかを開いての手術が選択される場合がありますので、早めの対処が必要です。
そこで今回は、虫垂炎を胃痛と間違えないためのポイントを紹介します。
このブログを読んでいただくことで、虫垂炎の発症に早めに気づくことができます。

「虫垂炎」、一般的には略して「盲腸」と呼ばれることが多いおなかの病気ですが、この「盲腸」と「虫垂」は、別々の器官です。
「盲腸」「虫垂」は、人間のおなかの中にある器官で、おなかの右下の方に位置します。
また、虫垂もおなかの右下にあり、盲腸の先について、小さな袋のような形をしています。
盲腸や虫垂の役割は、まだまだ不明なことが多いのですが、免疫に関わる役割があるとされています。

虫垂の中に、硬くなった便などがつまると、その中で細菌がたまり、虫垂の内部が膨れ上がり始めます。
つまった虫垂の中で細菌が増えることで、細菌に対する免疫反応が起こり炎症を引き起こします。
虫垂の炎症が進行すると、周囲のおなかの組織に炎症が広がり、痛みが発生します。
虫垂が炎症で腫れ上がり、圧力が増すと、最悪の場合には虫垂が破裂して、おなか全体に細菌が流れ出して、腹膜炎などの命に関わる深刻な合併症を引き起こすことがあります。

虫垂炎の初期症状として、最初はおなかの上部の“みぞおち”周辺に痛みを感じることがあります。
これは虫垂に炎症が始まったことを示す初期的な兆候ですが、この痛みを胃痛と誤解しやすいのです。
また、胃痛と虫垂炎の初期症状には、食欲不振や軽度の発熱などの一般的な症状が共通して現れることがあります。
これも、虫垂炎を胃痛と間違える要因となる。

虫垂炎を胃痛と勘違いしないように、以下ののポイントに気をつけて、虫垂炎を見逃さないようにしてください。
最初は、おへそやみぞおちで鈍い痛みがあり、その後、右下腹部に強い痛みが移動します。
この痛みの移動が、虫垂炎の典型的な症状です。
おなかの痛みはだんだん強くなり、動くと痛みが増したり、セキや深呼吸をしたりすると痛みが増すことがある。
食欲が低下することが多く、これは虫垂炎によっておなかの痛みが始まる初期の兆候です。
おなかが痛くなってから、はき気やおうとが起こることがあります。
特に、食後にこれらの症状が出ることが多い。
虫垂炎を発症すると、初期には微熱がでて、重症になると高熱になることもある。
おなかを軽く押して、手を急に離したときに、おなかの痛みが増す兆候が発現します。
これは、反跳痛と言われるもので、虫垂炎が発症したときに見られるものです。

虫垂炎になると、左下腹部を押すと、右下腹部に痛みが広がる兆候が出ます。
これはロブシング徴候と呼ばれるもので、虫垂炎の診断に使われる検査の一つです。
以上のような症状が、複数、重なってでている場合や自分で判断するのは難しいと思われた場合は、すぐに病院を受診して、適切な検査と処置を受けることが大切です。

虫垂炎を胃痛と間違えないように、典型的な症状を知って、早く治療して受けることで、重症になることを防ぎ、回復を助けることができます。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
また、他に、胃の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

ご高齢者の方から、
「2階に上がったものの、何を取りに来たのか忘れてしまった・・・」
「顔はわかるのだけれども、あの俳優の名前が思い出せない・・・」
などといった“物忘れ”が、日常生活ででると、自分が認知症ではないかと心配になるというお話をよくお聞きします。
一般的に、「物忘れ=認知症」というイメージがありますが、必ずしもそうとはかぎりません。
そこで今回は、物忘れのメカニズムと対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、物忘れへの不安を解消できまます。

記憶には大まかに分けると、
・長期記憶
・短期記憶
の二つに分けられます。
短期記憶に属するものの中に、「ワーキングメモリ」と呼ばれる記憶の分類があります。
ワーキングメモリは、“脳のメモ帳”とも呼ばれる記憶で、一時的に記憶を保存する働きをします。
これは、いくつもの作業を同時に行うためには必要な記憶です。
この「ワーキングメモリ」の働きを、「道順を聞きながら歩く」という具体的な状況に例えてみます。
①友人の家に向かっていますが、道に迷ってしまったので、友人に電話をかけて、道順を聞きました。
②友人は、「次の角を右に曲がって、3つ目の信号を左に曲がって、その後、2ブロック進んで右側にある青い建物です」と教えてくれたとします。
③そうすると、ワーキングメモリが、これらの情報を一時的に記憶します。
④そして、実際に歩きながら、次の角を右に曲がり、その後、3つ目の信号を数え、友人に教えてもらった道順の情報を頭の中で思い出しながら進んでいきます。
このように、①〜④過程がおこなえるのは、ワーキングメモリという記憶の特質な仕組みにより、「すぐに覚える」「すぐに思い出す」ことができることで、今すぐに起こそうとする行動ができるのです。
ワーキングメモリは、大変便利なものですが、その容量はとても小さく、書き込めるスペースに限りがあります。
そのため、このワーキングメモリの中に、新しい情報が入ってくると、前の情報がワーキングメモリから弾き出されて、すっかり忘れてしまいます。
これが、「物忘れ」の要因です。
先ほどの、「道順を聞きながら歩く」という具体的な状況に例えの中で、「④友人が言った情報を頭の中で繰り返し確認しながら進んいく」途中で、⑤別の知り合いとたまたま会って話し込む状況になったとします。
そうすると、別の知り合いと話すことで、ワーキングメモリに新しい情報が入り、もともとワーキングメモリにあった友人から聞いた道順の情報が弾き出されて、道順を忘れてしまう可能性があります。
ですので、一般的な「物忘れ」は、記憶力の低下ではなく、ワーキングメモリの記憶の特性によって引き起こされるのです。

前章で物忘れは、ワーキングメモリの記憶の特性によって引き起こされることを紹介させていただきました。
とはいえ、一般的には「物忘れ=認知症」というイメージされる方も多く、心配される方が少なくありません。
物忘れと認知症の違いについて理解するためには、それぞれの特徴を明確にすることが重要です。
以下に、物忘れと認知症の違いを説明させていただきます。
・具体的な情報、例えば、名前や場所、会話の一部などを忘れてしまうことがある。
・忘れていたことを他人に指摘されるなど、ヒントを与えられると思い出すことができる場合が多い。
・日常生活や仕事、社会的な活動において、ほとんど、大きな支障をきたすことはない。
・時間がたつにつれて、記憶だけでなく、物事を計画したり、問題を解決したりするなどの認知能力が全般に悪化してくる。
・最近の出来事や新しい情報を覚えることが難しくなる。
・日常的なタスクやスケジュール管理が困難になり、日常の生活や仕事、社会的な活動に重大な影響を及ぶようになる。
・行動や性格に変化が見られる。
以上の特徴のように、物忘れは日常生活に大きな影響を与えることはありませが、認知症は日常生活や社会的活動に重大な支障をきたします。
認知症が発症する要因として、
アルツハイマー病・脳の血管性認知症・レビー小体型認知症など病気が進行している場合があります。
もし物忘れが頻繁に起こり、日常生活に支障をきたすようであれば、早めに専門の医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることをおすすめします。

ワーキングメモリは、日常生活を送る上で、必要な記憶の機能です。
以下で、ワーキングメモリを強化する対策を紹介させていただきます。
記憶したい単語に対して、イメージする訓練をおこなうことで、ワーキングメモリを強化できます。
これは、単語を文字として認識するだけでなく、その単語に対応してイメージすることで、脳に二重の記憶が刻まれて、記憶の保持が向上します。
以下はそのための方法です。
記憶したい単語や概念に対応する絵を描く。
例えば、「リンゴ」という単語を覚えたい場合、そのリンゴの絵を描くことで、情報を文字と視覚で入力することとなり、記憶の保持を助けます。
記憶したい単語や概念に対応する視覚イメージを、心の中で具体的に思い浮かべる。
例えば、「山」という単語を覚えたい場合、その山の形や色、周囲の風景を詳細に心な中でイメージすることで、脳の中でその情報への深い処理が促進されます。
ポジティブな気持ちになる行動をすることで、脳に刺激が送られて、ワーキングメモリが強化されます。そのための具体的な行動として、以下のようなことが効果がみられます。
毎日、5つほどの短い文で良いので、「天気が良くて気持ちよく散歩ができた」「電車が時間通り来てくれたので出勤できた」など、今日おこった感謝できることを書き出してみる。
汗ばむ程度の軽いウォーキングやジョギング程度の運動や、庭仕事で草木を触る作業をする。
コメディの番組を見たり、家族や友人とコミュニケーションをとり楽しい時間を過ごす。
ワーキングメモリを強化するためには、質の高い睡眠を確保することが非常に重要です。
以下に、睡眠の取り方を改善するための具体的なポイントをあげていきます。
毎日、同じ時間に寝ることと起きることを心がけることで、規則正しい生活リズムがを送ることで、睡眠の質が向上します。
静かで暗い部屋、快適な寝具、適温の部屋など、睡眠する環境を整えることで、深い眠りに入りやすくなる。
寝る1時間前には、スマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイスを使用するのを避けることで、眠りを妨げる可能性が緩和される。
就寝前に、軽いストレッチ、深呼吸、読書などで心身を落ち着かせ、リラクゼーションの時間を設けることで睡眠の質を向上できます。

記憶を忘れることで、無駄な記憶を整理するという面も持ち合わせています。
ですので、忘れるということも重要な能力だという認識を持っていただき、物忘れをむやみに心配せずに、認知症と区別して対応していだければと思っております。
また、記憶力を鍛えて向上することで、行動に自信が伴い、健康な生活を送ることにもつながります。
物忘れに関する記憶への考え方や対策について、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも物忘れすることへのお悩みが解消されないようでしたら、お近くの専門の医療機関にかかられることをおすすめします。
また、記憶力は、睡眠やストレスなどの影響が大きいとされていますので、そういった生活習慣の不調を整えるために、お近くの治療院にかかられることもおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
また、他に、睡眠の不調やストレスへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

先日、50歳代の女性の方が、体調が急激に悪くなってどうしようもなくなり、救急車を呼んで救急病院に搬送されてというお話を、ご本人からお聞きする機会がありました。
自分では、電話をかけれないぐらいの状況だったため、隣に寝ていた旦那様に、救急車を呼んでもらうようにお願いしたそうです。
そうすると、ご主人が飛び起きて、救急車を呼ぼうとしたのですが、
「どこに連絡したらいいんや?」
「何番やったけ?」
と慌ててしまって、呼ぶまでにバタバタしたとのこと。
今回、お話しさせていただいた方のご主人のように、救急を求める状況では、なかなか冷静ではいられないものです。
体の不調に対して救急を求める際、最近、ネットワークの進化によって、その手段もいろいろとでてきました。
そこで今回は、いざというときに備えて、いろいろな救急を求める方法について紹介していきます。
このブログを呼んでいただくことで、生命を救うための手段を知っておくことで、緊急時に冷静に対処できます。

救急車を呼ぶときの電話番号は、「119」です。
以下で、「119」に電話した後に行われることや行うべきことを紹介してきます。
119に通報すると、指令員が救急車の出動に必要なことを以下のような順番に尋ねられるので、慌てずゆっくりと答えてください。
①救急であることを伝える
②救急車に来てほしい住所を伝える
③具合の悪い方の症状を伝える
④具合が悪い方の年齢を伝える
⑤「119」に電話をかけた本人の名前と連絡先を伝える
上記のことが一般的におこなわれる聞き取り内容ですが、他にも詳しい状況やかかりつけの病院などについて尋ねられる場合もありますので、答えられる範囲で伝えてください。
応急手当てをしている人以外にも、人手がある場合は、救急車の到着しそうなところまで案内に出ると到着が早くなります。
救急車を呼んだ後、以下のようなものを用意しておくと、病院到着後に役立ちます。
・保険証
・診察券
・お金
・靴
・飲んでいる薬もしくはお薬手帳
救急車が到着した後、救急隊員の方に以下のようなことを伝えてください。
・事故や具合が悪くなった状況
・救急隊員が到着するまでの体調の変化
・おこなった応急手当の内容
・具合の悪くなった方の持病やかかりつけの病院などの情報

体調を崩したりケガをしたときに、救急車を呼んだ方がいいのか、自分で病院を受診した方がいいのか迷う場合があります。
そういった際には、住んでいる都道府県や市町村に、救急に関する相談窓口があります。
「〇〇県、救急相談窓口」とネット検索をすると、各都道府県や市町村で設置している救急を相談できる電話番号が表示されます。
例えば、「兵庫県、救急相談窓口」とネット検索をすると、兵庫県庁のホームページ「医療安全センターのご案内」、
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf15/hw11_000000003.html
の中に兵庫県もしくは兵庫県下の市町村に設置された救急を相談できる電話番号が表示されています。
また、消防庁が作成した、 全国版救急受診アプリ「Q助」というアプリがあります。
スマホの画面上で質問された症状を選ぶだけで、救急度合いに応じた対応をアドバイスしてくれるアプリです。アプリは以下のリンクで無料で公開しております。
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/appropriate003.html

救急通報システムに、
「NET119」
というものがあります。
これは聴覚や言語の機能に障害があり会話が不自由な方が、全国どこからいつでも、スマートフォンなどの画面上のボタン操作や文字入力し、チャットでやり取りができる、119番通報システムです。
持病がお持ちの方も、発作が起こった際に会話が困難になる場合もあるので、このシステムは有効かと思われます。
この「NET119」のシステムは、ごく一部の地域で導入されていない場合があります。
お住まいの地域が「NET119」を導入されているかは、以下のリンクでご確認ください。
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/kyukyumusen_kinkyutuhou/net119.html
注意点としては、「NET119」と使うためには、
“直接、所定の申請窓口のある場所に出向いて、事前の登録”
が必要です。
「NET119」の申請窓口の場所は、お住まいの地域を管轄する消防本部や市町村の役所へ問い合わせるか、ネットで検索してください。
例えば、兵庫県加古川市のNET119への申請窓口を探す場合は、「兵庫県加古川市 NET119」と検索すると、
https://www.city.kakogawa.lg.jp/soshikikarasagasu/syobohonbu/sireka/osirase/28163.html
に申請できる場所の情報が提示されています。

まだ、全国の一部の市町村でしか導入されていませんが、動画で救急の指示が受けられる
「Live119」
という救急システムがあります。
「Live119」とは、スマートフォンからの119番通報時に、現場の状況を音声に加えて、動画でも通報できる映像伝送システムです。
「Live119」を使うことで、通報者と通信指令員の間で、リアルタイムに映像通話ができたり、応急処置の動画を通報者へ送信できます。
また、現場の状況を動画で確認することで、消防隊はより現場に適した準備ができます。
「Live119」を利用するには、以下のような手順でおこなわれます。
①119番に電話で通報する
②通報者が、消防指令センターの指令員から、Live119による映像送信の協力をお願いされる
③通報者が協力に同意することで、指令員から通報者のスマートフォンにショートメッセージを送信される
④ショートメッセージに添付されているURLをタップすると、通報者と指令員が映像も交えてつながる
現在、兵庫県では、神戸市、西宮市、姫路市、豊岡市、小野市で、「Live119」が導入されています。
今後、「Live119」を導入する市町村が増える可能性が高いので、お住まいの場所が「Live119」を導入されているかを確認されることをおすすめします。

いざというときのために、正しく多数の119番への通報する方法を身につけることで、ご自身やご自身の周りの大切な方を救うことができます。
そのための方法を、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広