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胃もたれ。お腹の張り・胃の痛みといった症状による胃の不調が続く要因と対処法

2024.06.11 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,日常生活の動作,栄養・食事・飲み物,生活習慣,胃腸

 

・食べすぎたわけでもないのに、胃もたれや痛み、不快感を感じる

・週に2〜3回と、不定期に、頻繁に胃の不調が続いている

・病院の胃の検査では異常が見られない

こういった胃の不調の場合は、

 

「機能性ディスペプシア」

 

の可能性が高いとされています。

現在の日本では、約2000〜3000万人の多くの方が、機能性ディスペプシアの症状を抱えておられると予測されています。

こういった胃の不調が続くて、何をするにも影響して、日常生活の質を落としてしまいます。

そこで今回は、機能性ディスペプシアが生じる要因とその対処法について紹介させていただきます。

 

 

 

機能性ディスペプシアが発症する要因

 

機能性ディスペプシアについて、以下で紹介させていただきます。

 

機能性ディスペプシアとは

機能性ディスペプシアとは、胃の中に異常がないにもかかわらず、

胃の機能が異常を起こして、みぞおちを中心にしてさまざまな症状が発生する病気です。

 

機能性ディスペプシアの要因 

機能性ディスペプシアが発症する大きな要因は、「ストレス」です。

それに加えて、

 

・不規則な生活

・ピロリ菌の感染

・胃酸の刺激

 

なども同時に起こることで発症します。

 

機能性ディスペプシアの症状

機能性ディスペプシアの胃の状態は、

 

・胃の動きが悪くなる

・胃が刺激に過敏になる

 

などといった状態になるため、

 

・空腹時や食後の胃の痛みや不快感

・少量の食事で満腹感を感じる

・食後におなかが張る

・はき気を感じる

・過剰にげっぷやおならが出る

・胸やけ

 

機能性ディスペプシアの診断基準

機能性ディスペプシアと診断される基準は、

 

・胃もたれ、すぐにおなかがいっぱいになる、胃の痛みなどの胃の症状が出ている

・胃のなかを内視鏡で検査をしても異常がない

・ 週に2〜3回以上起こる、または、それが6か月以上前から始まり、3か月以上胃の症状が続いている

 

といった場合は、機能性ディスペプシアと診断されます。

 

機能性ディスペプシアのメカニズム

一般的に、健康な胃に食べ物が入ってきた時は、

 

① 胃の上部が膨らみ食べ物を受けいれる

② 強い酸性の胃酸が分泌され食べ物を溶かす

③ 胃が波打つように動き胃酸と食べ物を混ぜ合わせかゆ状にする

④ かゆ状になった食べ物を胃の出口から腸に送り出す

 

といった順番で食べ物が処理されていきます。

このような胃の活動は、体を自動的に調整してくれる自律神経によってコントロールされています。

機能性ディスペプシアの主な原因である「ストレス」を脳が感じると、体を自動的に調整してくれる自律神経の機能が乱れます。

それによって、

 

・胃の動きが悪くなる

・胃のなかの知覚が過敏になる

 

状態がひき起こります。

機能性ディスペプシアによって「胃の動きが悪くなる」と、「④ かゆ状になった食べ物を胃の出口から腸に送り出す」ができず、食べたものが長く胃にとどまり、胃もたれが起きます。

また、「① 胃の上部が膨らみ食べ物を受けいれる」ができないことで、食べたものをためるスペースが狭くなり、少量を食べただけでもおなかがすぐにいっぱいになる。

機能性ディスペプシアによって「胃のなかの知覚が過敏になる」になると、「② 強い酸性の胃酸が分泌され食べ物を溶かす」といった過程で分泌される胃酸の刺激を過剰に感じて、胃酸の分泌量にかかわらず、胃に痛みが発生します。

 

 

 

機能性ディスペプシアへの対処法

 

現在、主に進められている機能性ディスペプシアへの対処法は、

 

・生活リズムを整える

・運動をする

・食事の工夫

・薬の投与

 

の4つを組み合わせることでおこなわれています。

以下で、それぞれの方法を紹介させていただきます。

 

生活リズムを整える 

胃の機能を整えるためには、自律神経の機能を整える必要があります。

自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の二つの神経があり、役割がそれぞれが違います。

交感神経は、主に日中に働き、心臓を動かし胃腸の機能を制限して、体を活動やストレスに対応するためのモードにします。

副交感神経は、胃腸を動かして栄養を体に吸収させるなど、主に睡眠中に働き、体を回復モードにします。

機能性ディスペプシアの主な原因であるストレスによって、働きすぎている交感神経を抑えて、副交感神経の働きを上げることで、自律神経を通じて胃の調子を整えることができます。

副交感神経は、主に睡眠中に機能が優位に働くため、質の良い睡眠が取ることが、胃の機能を回復させることができます。

睡眠の質を上げるために、

 

・決まった時間に寝起きする

・朝、起きたら太陽の光を浴びて体内時計をリセットする

・毎日、朝昼晩の3食をきちんと取る

・寝る前のテレビやパソコン、スマホの使用などは控える

 

などといったことで可能です。

 

運動をする

機能性ディスペプシアを発症している方は、研究で運動量が少ない傾向があると報告されています。

運動することで、ストレスの解消、胃の空腹感、睡眠のためのホルモン分泌増加などの効果があります。

運動としては、週に2〜3回程度でいいので、30分程度のウォーキングがおすすめです。

息切れしない程度のペースでリズミカルにリラックスして歩いてください。

 

食事の工夫

機能性ディスペプシアによって、胃の機能が低下しているため、まずは胃に負担をかけない食事の取り方を意識する必要があります。

食事をするルールとして、

 

・ よくかんでゆっくり食べて、早食いにならないようにする

・脂肪分の多い食事は控えめにする

・腹八分目を心がけて、食べ過ぎを防ぐ

・食後、30分は横になって寝転ばない

・辛い酸っぱいといった刺激物、冷たい飲み物、お酒、は適量もしくは控え気味に摂取する

 

を意識しておこなってください。

食べるものを制限しすぎるのもストレスとなるので、神経質になりすぎずに、ポイントを押さえて、胃をいたわりながら食事を楽しんでください。

 

薬の投与 

機能性ディスペプシアへの薬は、胃の働きを良くする薬、胃酸の分泌を抑える薬、漢方、抗不安薬、抗うつ薬が代表的なものです。

日本消化器病学会ガイドラインによると、機能性ディスペプシアを治すためには薬だけはなく、薬による治療とともに生活習慣の改善を推奨しております。

薬に関しては、専門の病院や専門医に相談されることをおすすめします。

日本消化器病学会が認定している病院の一覧と認定専門医のリンクを下記に貼り付けましたので、参考にしていただければ幸いです。

(日本消化器病学会認定病院)

https://www.jsge.or.jp/wp-content/uploads/2023/10/jsge_shisetu2023.pdf

(日本消化器病学会認定専門医)

https://www.jsge.or.jp/wp-content/uploads/2023/08/JSGEBCG202403.pdf

 

 

 

胃の症状に効果的なツボ

胃の症状に効果があるとされているツボを以下で紹介させていただきます。

ツボを押す圧力は、気持ちがいい程度で優しく軽くおこなってください。

きつい刺激は、帰って体を緊張させてしまい、逆効果になる場合がありますのでご注意ください。

ツボは指で刺激するだけでなく、ドライヤーやカイロなどでツボ周辺を温めたり、歯ブラシや布でさすったりしても効果がでます。

 

裏内庭(うらないてい) 

裏内庭(うらないてい)は、足の裏で、足の人差し指の付け根あたりのふくらんでいる部分にあります。

 

足三里(あしさんり)

足三里(あしさんり)が、膝のお皿のすぐ下の内外側に2つのくぼみかがあり、外側のくぼみから約5cm下にあります。

 

太衝(たいしょう)

太衝(たいしょう)は、足の親指と人差し指の骨の間にあります。

 

 

 

まとめ

 

機能性ディスペプシアが発症することで、

・食事により症状が悪化するので、特定の食品や飲料を避ける必要がでてくる

・すぐにおなかがいっぱいになるので、食べる量が減り、栄養の不足や体重減少のリスクが増加

・持続的な胃の痛みや不快感により、仕事や学業、趣味活動などに支障が出る

・ 慢性的な症状により、ストレスや不安などの精神的な負荷が増加

・夜間に胃の症状が悪化することがあり、睡眠の質が低下し、日中の疲労感や眠気が増加

・食事の場面での不安や制限が、家族や友人との交流を難しくなる

などと日常生活を送る上で大きな影響がでます。

対処するには、総合的なアプローチが必要となり、そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも胃の不調のお悩みが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に、生活習慣と健康に関するブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

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