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「腰のヘルニアについて知ってほしいこと」

2018.10.12 | Category: 腰痛

腰が痛くて病院で診てももらったときに、

 

「ヘルニアですね」

 

という診断を受けて、注射や痛み止めの薬・湿布を処方してもらったものの、なかなか治らない・・・。

 

腰の痛みや足のしびれで仕事や家事をするどころでなく、これ治るの?どうなってるの?とイライラしたりや不安・恐怖感でてきますよね。

 

病院でヘルニアと診断してもらったという方とお話をさせていただくと、ヘルニアがどういった傷病で、どう治っていくのか説明されていないことも多いです。ヘルニアのことがわからない、見通しがもてないことが、さらにそのイライラや不安・恐怖感に拍車をかけていると思われます。

 

そこで今回は、腰のヘルニアについての病態や特徴・治療経過などについて説明をしていきます。

 

ヘルニアについての知識をつけていただくことで、今ある不安を軽減することができます。

 


【腰のヘルニアとは】

腰のヘルニアの正式傷病名は、

 

“腰椎椎間板ヘルニア”

 

といいます。分解して説明すると、

 

▶腰椎(ようつい)というのは、背骨の中で腰の部分のことで、人間の腰の骨は5個あります。

▶椎間板(ついかんばん)というのは、背骨と背骨の間にあるゼリーのような円盤型のクッション。

▶ヘルニアとは、語源的な意味としては「もともとあったところから逸脱する・外れる・飛び出す」という意味です。

 

つまりこの腰椎椎間板ヘルニアというのは、

 

「腰の骨と腰の骨の間にあるクッションの一部が飛びだし、その飛びだした部分が神経を圧迫してしまうことで、痛みやしびれなどの症状がでる」

 

傷病です。クッションが飛び出る?ということがイメージしにくいかもしれませんが、それをわかっていただくために、まず椎間板について説明していきます。

 

 

【椎間板とは】

椎間板の役割としては、水分をたっぷり含む弾力をもったクッションで、背骨を前や後ろ・横に動くに合わせて形を変え、背骨にかかる衝撃をやわらげてくれます。

 

構成としては、外側にバームクーヘンのような層があるコラーゲンでできた“線維輪(せんいりん)”と、その内側にゴムボールのような形の水分を88パーセント含むゼラチン物質でできた“髄核(ずいかく)”でできています。

 

 

【椎間板が飛びでる過程】

椎間板は、20歳を過ぎたあたりから劣化が始まります。その劣化の内容は、

 

▶椎間板内の水分量が低下して弾力性がなくなりひしゃげてしまう。

▶椎間板に繰り返しの圧がかかることで線維輪に亀裂が走る

▶椎間板に繰り返しの圧がかかることで線維輪の一部が変形してしまう。

この椎間板の劣化により、椎間板の中心にある髄核を押しつぶされ、そとに飛び出してヘルニアになります。その飛びだし方にはいろいろとタイプがありますが、椎間板の後ろ部分にある神経を圧迫して痛みやしびれの症状をだす原因となります。

 

【腰椎椎間板ヘルニアの特徴・原因・症状】

20~40歳の男性に多く、スポーツ・重たいものを持ち上げる・肉体労働・ケガにより、腰へ繰り返して圧力をかけることが原因。また、精神的なストレスも原因と報告されています。

 

症状としては、片方の腰からお尻・太もも・ふくらはぎ・足にかけての熱い痛み・皮膚の感覚がぼやける・力が入らない症状がでます。また、咳やくしゃみ、トイレでの力み、前かがみになると痛みがきつくなります。

 

 

【腰椎椎間板ヘルニアの検査】

映像としてヘルニアの状態を調べるのでしたら、MRI検査が有効です。MRI検査は、下の映像のような骨・椎間板・神経を映しだしてくれます。

 

レントゲンでは、骨の映像しかとることができませんので、椎間板ヘルニアの判定できません。(行ったその日にすぐMRI検査をしてくれるかはその病院によりますが)MRIの施設がある病院を選ぶか、通っている病院の先生にMRI検査希望を伝えて、施設のある病院を紹介してもらうかしてください。

 

MRI検査による映像と身体にでている症状が一致すれば、腰椎椎間板ヘルニアと診断がくだせます。

 

 

【ヘルニアが治っていく経過】

多くの場合は、

 

椎間板から飛びでた部分は、2~3ヶ月で自然に分解され小さくなります。それにより、椎間板が飛びでていることで神経が圧迫されている部分が解放され、痛みやしびれが改善されていきます。」

 

2~3ヶ月で痛みが取れないようでしたら、脊柱管狭窄症・すべり症・馬尾腫瘍など他の傷病の可能性や合併が考えられますので、精密検査されることをおすすめします。

 

【治療方法】

①保存療法

先ほど治っていく経過でも記述しましたが、椎間板から飛びでた部分は、2~3ヶ月で自然に分解され小さくなり症状が軽減することからまずは、「保存療法」が選択されます。つまり、特別なことをしなくても、そのままにしておいても治るということです。保存療法中に気を付けていただくことは、

 

▶前かがみの姿勢を避ける

立っている姿勢が椎間板にかける圧力を100パーセントとすると、前かがみは150パーセントの圧力かかってしまいます。面倒かもしれませんが、物を取る時や荷物を持ち上げるときは、膝をまげてかがんでください。仕事の間だけ簡易のコルセットを装着するのも、選択肢の一つとして試してください。

 

▶動ける範囲で動いてもらう

保存=安静ではありません。動かないことで下半身の筋力が落ちてしまうことは、腰を支える力がなくなり、痛みを増強します。ゆっくりでもいいので、動ける可能な範囲で結構ですので動いてください。寝っぱなし、座りっぱなしという同じ姿勢でいることは、同じ部分に圧力がかかり、かえって腰に負担をかけてしまいます。

 

私の経験上でも、2~3ヶ月で腰椎椎間板ヘルニアの症状が軽減されていくことが実際多いです。しかし腰をかばって動くかげんで身体にゆがみがでて、2次的痛みがでてしまいますので、保存療法中に身体を全体的に整えていく必要はあります。

 

 

②手術

椎間板ヘルニアによる神経圧迫で、排便にうまくできなくなる・耐えることができないほどの痛みがでる・全く足が動かなくなるような運動麻痺などがおこった場合は手術適応になります。

 

メリットとしては、手術により神経圧迫は取り除かれるので、緊急の症状は軽減されます。デメリットとしては、手術は筋肉や骨を切って行いますので、切った手術の痕が引きつり、後遺症として痛みが出てしまう場合があります。手術によって痛みが軽減した後も、定期的なケアが必要になります。

 

 

【ヘルニアの再発防止】

理論的には腰椎椎間板への衝撃・圧力を軽減する必要があります。ウォーキングやジョギング・筋トレなどで腰や下半身を筋力強化して支える、ストレッチや入浴などによって柔軟性を強化して腰椎椎間板への衝撃や圧力を緩和することで腰椎椎間板ヘルニアの再発を防いでください。

 

 

 

それでも検査を受けても納得がいかない、なかなか腰の痛みが取れない、ご自身でケアする時間がない方は『接骨鍼灸院じんぎゅう』にご相談ください。椎間板ヘルニアによる腰痛に最適な治療を提案させていただきます。

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修


ご予約は、電話番号 079-490-5955 よりお願いいたします。

ネット予約は、ホームページよりお取りください。https://sekkotsushinkyu-jingyu.com/

治療中のため、電話にでられない場合もございます。折り返しお電話させて頂きますので、お手数をおかけしますが、お名前とお電話番号を留守電へお願いいたします。

完全予約制となっております。事前に電話もしくはネットにて、ご予約をお願いいたします。

【診療時間】
月曜日~土曜日 11:00~21:00
日曜日     13:00~19:00
休診日     火曜日

講習会などの為、臨時で休診させていただく場合もございます。お電話にてご確認のほど、よろしくお願いいたします。

【料金】
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兵庫県加古川市新神野5丁目7-7 津田ビル1F-A
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「座りっぱなしのお仕事で疲れときにしてほしい体操」

2018.10.06 | Category: 体操・ストレッチ

先日、東京の講習会へ行くために、往復深夜バスを使いました。

 

普段は立ち仕事なので、集中して座るということが少ないのですが、今回8時間ほど座り続けましたが、なかなかの苦行。

 

ホントにお尻もちろんこと、首枕をしていても首・肩が痛くなり、座りっぱなしというのはつらいということを久々に体験しました。

 

私の場合は久々の体験でしたが、普段から仕事で初めから最後まで、座りっぱなしで作業されている方は少なくないかもしれません。

 

そうなるとどうしても身体に疲労がでてしまいます。

 

長い時間座っているのは身体にとって悪いことはわかっていても、頻繁に席を立って身体のコリをとるような行動は、仕事をしている周りの目もありますのでできませんよね。

 

しかし、長時間座りっぱなしというのは色々なリスクがあります。

 

そこで今回は、長時間座りっぱなしをしていると、どのようなリスクがあり、それを防ぐための体操をご紹介させていただきます。

 

これを知っていただくことで、座りっぱなしによる身体へのリスクを回避して、座っての作業を続けていけるようになります。

 


【座りっぱなしのリスク】

長時間座りっぱなしで作業をしていると、

 

「身体の老化が進む」

 

ということが、身体の反応としてでてきます。

 

アメリカで、座り続けると太ももの血管がどのように変化するのかを、二つのグループに分けて実験されました。

 

一つのグループは、座った状態を3時間保ちました。

結果は、血管のしなやかさが50パーセントも落ちてしまいました。つまり、長時間座り続けると、血管にダメージを与え老化してしまうということです。

 

もうひとつの実験で、同時に3時間座るなかで、30分に1回ルームランナーで5分間歩いてもらいました。

結果は、こちらのグループは血管のしなやかさは保たれました。つまり、座り続けることを避け、少しでも動けば血管の若さは保たれるということです。

 

座りっぱなしによる血管の老化は、不定愁訴である肩こり・首の痛み・頭痛・吐き気・めまいなど引き起こし、将来的に脳梗塞・心筋梗塞・糖尿病・認知症などを引き起こすといわれています。

 

また、WHO(世界保健機関)でも、

 

『座りっぱなしの生活が世界の死因と障害の10大要因の一つとなる可能性が高い』

『座りっぱなしの生活は、たばこや不健康な食事とともに、心臓病や糖尿病、肥満など急速に病気を増やす原因になっている』

 

という警鐘を鳴らしています。

 

【座りっぱなしが老化を止めるには?】

血液の中に「一酸化窒素」と呼ばれる物質があります。

 

この物質は、「血管を広げて血流を良くし、血圧を安定させる」「傷ついた血管を修復する」という身体にとって非常にありがたい働きをしてくれます。一酸化窒素は、血管内に血液が流れることで刺激され、血管の内側の細胞から分泌されます。

 

つまり、血流が良くなれば一酸化酸素の分泌が多くなり、血管が若返るということです。この働きを見つけた学者は、ノーベル賞を受賞されたほどの画期的な発見でした。座っていても血流を良くする方法を考えることが、座りっぱなしによる老化を防ぐ方法になります。

 

血流を良くするための手っ取り早い方法は、身体を動かすことです。身体を動かすときに使う筋肉は、同時に血管に圧をかけ血流を促進してくれます。例えば、ふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」とよばれるほど活発に機能すれば、下半身にたまった血液を心臓へ戻す役割を担います。筋肉を動かすことは、血流を良くすることにつながります。

 

しかし事務作業中に身体は動かせないとお思いでしょうが、大事なのは、座りっぱなしでも少しでもいいので身体を動かすことなのです。少しでも動かせば、一酸化窒素が分泌され老化をふせぐことができます。次節で座りながらできる、血流を良くする身体の使い方を紹介していきます。

 

【座りながらの体操】

①肩・背中の体操

背筋を伸ばして椅子に座り、顔を上に向けて、脇を開いて手を胸に当てます。

 

顔を上に向けたまま、肘を横へ開き、肩甲骨と肩甲骨を寄せるように胸を開きます

 

顔を上に向けたまま、肘を下に落とし腕を脇につけ、肩甲骨と肩甲骨を寄せるように胸を開きます

 

顔を上に向けたまま、肘を前に突き出し、肩甲骨と肩甲骨の間を開くように肩を内側に巻き込みます

 

顔を上に向けたまま、肘を斜め上に向け、肩甲骨と肩甲骨の間を開くように肩を内側に巻き込みます

 

という体勢をとるように肘を横⇒下⇒前⇒上と10回まわした後、逆回しで肘を上⇒前⇒下⇒横と10回まわしてください。一日3セットおこなってください。コツは背中を意識して肩甲骨をまわすイメージでおこなってください。

 

 

②首の体操

イスに座って顔をまっすぐ前を向き両手を下に下げます

 

顔をまっすぐ前を向き、左手でイスの端をつかみ、右手で左の耳の上あたりにあてます。

 

顔をまっすぐ前を向いた状態で、息を吐きながら、右手で頭をゆっくり右側に倒し、左の首を伸ばし10秒ほどその体勢を保つ。

 

顔をまっすぐ前を向き、右手でイスの端をつかみ、左手で右の耳の上あたりにあてます。

 

顔をまっすぐ前を向いた状態で、息を吐きながら、左手で頭をゆっくり左側に倒し、右の首を伸ばし10秒ほどその体勢を保つ。

 

※同じような手順で、顔を上向けたり、下に向けたり角度を変えてやってみてください。

※首の筋肉は繊細なので、くれぐれもゆっくり無理のない程度に曲げてください。

 

 

③膝あげ

背筋を伸ばしてイスに座る

 

座ったまま右足を20センチ上げて20秒その状態でキープする

 

足を上げた状態で、つま先を上下させふくらはぎに刺激を送る

 

座ったまま左足を20センチ上げて20秒その状態でキープする

 

足を上げた状態で、つま先を上下させふくらはぎに刺激を送る

 

左右交互に10回行う

 

 

④脚上げ

背筋を伸ばしてイスに座る

 

座ったまま右足を床と平行になるように上げ、つま先を伸ばし太ももをイスから少し浮くように、20秒その状態でキープする

 

座ったまま右足を床と平行になるように上げ、足首を直角にしてつま先を上にあげ太ももをイスから少し浮くように、20秒その状態でキープする

 

座ったまま左足を床と平行になるように上げ、つま先を伸ばし太ももをイスから少し浮くように、20秒その状態でキープする

 

座ったまま左足を床と平行になるように上げ、足首を直角にしてつま先を上にあげ太ももをイスから少し浮くように、20秒その状態でキープする

 

このサイクルを一回として、2~3回行う。

 

仕事中や自宅に帰ってテレビのCM中の空いた時間に行ってみてください。

 

 


長時間座ってすごすリスクの実例として、災害時に避難所で横になって就寝せず、車の中で座って長時間すごされた方が、血液が固まり肺に飛んでエコノミークラス症候群や脳梗塞を引き起こして問題となりました。

 

座りながら少しでも身体を動かす意識をしていただいて、座りっぱなしによる身体の老化を防いでください。

 

それでも座りっぱなしで仕事することで身体の疲れがたまってしまうようでしたら、『接骨鍼灸院じんぎゅう』にご相談ください。筋肉や血管に刺激を加え座りっぱなしによる身体の老化を防ぐお手伝いをさせていただきます。

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修

 


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「なぜストレスは身体に不調を引き起こすのか?原因と対処法」

2018.10.04 | Category: ストレス・自律神経障害

化粧品会社が、人間がストレスを感じたときにかく汗の臭い成分を特定したというニュースがありました。

 

この「ストレス臭」というべき体臭は、ネギやニンニクのようなにおいがして、その臭いを嗅ぐと疲労や混乱が起き、緊張や抑うつの原因となるそうです。

 

ストレスは身体に色々な不調を呼びますが、体臭まで影響するのかと驚きました。

 

ストレスがたまると、

 

「イライラする」

「眠れない」

「頭痛がする」

「肩がこる」

「疲労が抜けない」

「やる気が起こらない」

 

などなど、心身共に不調がでてきます。

 

実際に身体を診させていただいても、ストレスの高い方は身体の緊張度が高いです。「なにかストレス解消してみてくださいね」とお話させていただいても、

 

「わかっているけどね・・・、(忙しくて)そんな時間ないわ~」

「どうやってストレスとったらいいのかわからへん」

「そんなに貯めてるつもりはないんやけどね」

 

というような、時間がない・やり方がわからない・自覚がないという答えが返ってきます。ストレスはある程度あっても自分は大丈夫だろうと、軽くみてあまり対策を立てない方が多いかと思います。

 

しかし、ストレスを放っておくと、脳が損傷して萎縮がおこったり、将来的に脳梗塞・心筋梗塞・癌になる確率が高くなるという報告がされています。

 

ストレスは命を奪う可能性をもっています。

 

そこで今回は、ストレスを受けることで身体がどのように反応して不調を引き起こしているのかと、ストレスに対する対処法を紹介させていただきます。

 

ストレスが身体に引き起こす原因をしり、対策を立てていただくことで、ストレスによる体調不良を回避して、健康で快適な生活を送ることができます。

 


【ストレスの起源】

ストレスを受けることで身体に不調を引き起こしている原因は、

 

「先祖が進化して獲得した命を守る機能のため」

 

です。

 

人間の天敵である猛獣と命を懸けて対峙しないといけないとき、“戦う”もしくは“逃げる”の必要があります。

 

その時に身体に起こるストレス反応は、心臓が激しく動いて血液を全身に回し、肝臓で瞬発的なエネルギーとなる糖が分解・放出するなどの反応を起こします。

 

そうすることで、体中にエネルギーを回し、“戦う”もしくは“逃げる”準備が瞬時にできるようになりました。

 

 

【現代におけるストレス要因】

ストレスは、命を守るために進化した機能で、現代のように“悪者”ではなかったのです。

 

現代では、太古の昔のように猛獣に命を狙われることはなくなりましたが、“戦う”もしくは“逃げる”準備が瞬時にできる機能は現在でも人間の身体に残っています。

 

猛獣に代わり現代においては、仕事や子育て・人間関係などによる恐怖や不安が、身体にストレス反応を引き起こしています。

 

身体にストレス反応を起こすことは、命を守るために身体能力をあげるよう、一時的に心臓や血管・内臓へ負荷を与える、いわばドーピングのようなものです。

 

現代においては、仕事や子育て・人間関係などによるストレス反応は、一過性のものでなく常時引き起こされています。

 

そのため、ストレス反応による身体の負荷が常時かかることで、耐えきれなくなり不調を訴えるようになります。

 

また、人間に備わっている「記憶力」と「想像力」もストレスの要因となります。

 

その他の動物のように、目の前にある危険にストレスを感じるだけなら、安全な場所に移動すればストレスを感じなくなるはずです。

 

しかし、例えば仕事で上司に叱られたことや失敗を、家に帰っても思い出し考えてしまい、ストレスとなっているようなことはないでしょうか?

 

これはまさに、安全な場所に移動しても、目の前にないことを「記憶力」と「想像力」から引き起こしてしまい、常にストレスを感じてしまいます。

 

さらに最近は、スマートフォンの発達で、常にいじって調べることで「記憶力」と「想像力」を刺激され、知らず知らずにストレスを引き起こしてしまいます。

 

実際、スマートフォンの普及とともに、うつ病や不安症がふえたという報告がされています。

 

 

【ストレスの対処法】

①運動

アメリカの心理学会では、ストレスに対する対処法として、

 

▶ストレスの原因を避ける

▶笑い

▶家族や友人のサポートを受ける

▶瞑想

運動

 

の五つを推奨しています。

 

その中でも運動をすることは、ストレス反応による自律神経の暴走を食い止め、ストレスによって傷められた脳や神経の修復にもつながることが報告されています。

 

運動量としては、

 

「少し息が上がる程度の速さで、30分程度を週3回歩く」

 

いわゆる早歩きを継続的に行うことが必要で、運動を辞めると身元のストレス反応が暴走している身体に戻ってしまいます。

 

確かに私もランニングや剣道をした後は、身体は疲れますが気持ちが妙に軽くなって、数日調子が良いことが多いです。

 

普段、なかなか運動する時間が取れない方も、通勤や帰宅時のちょっとした時間に、早歩きをやってみてください。

 

 

②食事

フィンランドやオランダの研究で、“n-3不飽和脂肪酸”が、ストレスに効果がある栄養素として確認されました。

 

このn-3不飽和脂肪酸の代表格は、DHA(ソコサヘコサエン酸)・EPA(エイコサペンサエン)という、一時期頭がよくなるといって流行った栄養素です。

 

DHA(ソコサヘコサエン酸)・EPA(エイコサペンサエン)が主に含まれている食物は、

 

『魚』

 

です。食べることによって、ストレスによって損傷した脳や神経に栄養を与え、活動を高めることができます。その他には、ホウレン草やレバーに含まれる葉酸や肉や魚に含まれるビタミン12、ヨーグルトやチーズなどに含まれる乳酸菌・ビフィズス菌なども効果があるとされています。

 

また、ストレスを対処するための食生活で気を付けることとして、

 

▶食事は規則正しくゆっくりと

▶十分な水分補給(ジュースは避けて、特に緑茶を推奨)

▶魚は週3回程度

▶ナッツ・アボガド・オリーブの油が良い

▶玄米などの全粒穀物

▶緑の野菜やレバーで葉酸を補給

▶乳酸菌やビフィズス菌で腸を活性化

▶砂糖・塩分・アルコールは控えめに

 

インスタントやフィーストフードでなくバランスの取れた食事を心がけましょう。

 

 

③睡眠

ストレスによって分泌されるホルモンは、目を覚まさせる役割もありますので、ストレスがたまると睡眠障害につながります。

 

まずは身体も気持ちもリラックスする環境を整える必要があります。

 

▶お湯の温度が38~41℃のぬるいお風呂につかる

▶肩や足をゆっくりとストレッチをする

▶寝る1時間前は、音楽を聴く・読書をするなどリラックスタイムを作る

※スマートフォンは逆に覚醒するので避けてください

 

 


ごく一部ですが、生まれながらにストレスに強い遺伝子を持っている方がいるという報告がされています。人類が進化すれば、ストレスに強い体になってくるかもしれませんし、遺伝子操作でそのような身体が作れるかもしれません。

 

しかし、今現在に生きる私たちは、運動・食事・睡眠といった生活習慣を整えることで対応していかなければなりません。

 

最初に書きましたが、ストレスがたまると、血圧が上がったり血液が固まりやすくなることから、心筋梗塞や脳梗塞につながります。またストレスは、癌を攻撃してくれる免疫細胞の働きをとめてしまうという報告もされています。

 

今だけでなく将来にそなえて、ストレス対策をとってみてください。

 

 

それでもストレスにより身体に不調がでる場合は、『接骨鍼灸院じんぎゅう』にご相談ください。身体のバランスを整えることで、ストレスを軽減できるようお手伝いさせていただきます。

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修


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「ご高齢者の転倒の原因とその予防法」

2018.09.29 | Category: 予防

台の上にのって棚の上のものをとろうとしたときに、バランスを崩して転倒し足を骨折。それ以来、膝の動きが悪なり、立ち上がりや歩行・階段の上がり降りに支障がでて困っているというご相談を受けました。

 

80歳女性の方でお一人暮らしをされているということで、お話を色々うかがうと、

 

「身体のことで、息子に迷惑かけたくない」

「洗濯や掃除をテキパキやりたい」

「身体のことに不安を感じず、お芝居を観に行きたい」

 

などなど、治すことへのモチベーションが高いので、答えなければと治療に熱がはいります。

 

しかし“転倒”というのは、ホントに後々まで身体や心に影響をあたえます。

 

私の経験でも、2・3ヶ月かけて整えた身体が、一回の転倒でここまで崩れてしまうかと驚いてしまうことが何度もあります。

 

これは転倒による打ち身や衝撃とともに、身体を守ろうと緊張した状態が続くためでもあります。

 

また心理的にも一回転んでしまうと、また同じことをしてしまうのではないかという恐怖心で、外出ができず引きこもってしまう場合もあります。

 

転ばないようにするためには、杖や押し車を使い、高いところには登らないといった工夫や注意が必要です。ただ“転ぶ”ということは、思いもかけない状況でやってしまいます。

 

そこで今回は、年齢が上がるにつれ転倒が多くなるという統計がでていますが、どうしてそうなるのか、転倒予防はどうしたらよいのかを紹介させていただきます。

 

これを知っていただくことで、転ばないためにはどうしたらよいのかわかり、当たり前のことを当たり前にできる生活を守ることができます。

 


年齢が上がるにつれ転倒が多くなるのは、

 

①バランス能力の低下

②筋力の低下

③骨・関節の病気(骨粗しょう症・変形性関節症・脊柱管狭窄症など)

 

からきています。

 

これは“ロコモティブシンドローム”、和訳すると“運動器症候群”といい、運動器の衰えによるものです。

 

この症状の方は、全国でおよそ4700万人、50歳以上では約7割の方が該当されているか予備軍だとされています。

 

“運動器”というのは、

 

「骨」⇒身体を支える

「筋肉」⇒身体を動かす

「関節」⇒身体を動かす

「脳・脊髄」⇒身体の動かすことを命令する

 

というもので、このうちどれか一つでも支障があれば、転倒しやすい危険性があります。

 

この運動器の衰えによるロコモティブシンドローム(運動器症候群)は高齢化社会において、非常に大きい影響をあたえています。

 

「要介護」「要支援」という、お一人では生活困難でヘルパーさんの手伝いがいる方が、そうなってしまった主な原因として、昔は「脳梗塞」でした。

 

しかし現在では脳梗塞の治療法も進み予防法の浸透してきたため減少傾向にあります。

 

それにかわり注目されている原因として、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)なのです。

 

運動器の衰えにより、外出するといった活動が低下・骨が弱くなる事で骨折をしやすくなる・関節の変形などから、“寝たきり”とつながり「要介護」「要支援」が必要となるという悪循環を引き起こします。

 

転倒防止も含めその負の連鎖を止めるためにも、運動器の衰えへの対策は必要となります。

 

また、“健康寿命”という言葉があります。自分のことは自分でおこない健康に生活できる年齢のことです。

 

平成22年の厚生労働省による健康年齢の統計では、

 

男性の健康年齢 約70歳

女性の健康年齢 約73歳

 

つまり、男性でしたら70歳以降・女性でしたら73歳以降、それまでのような健康的な生活ができなくなる可能性があり、その原因となるロコモティブシンドローム(運動器症候群)から、転倒しやすくなる身体となる可能性が高くなるため、予防が必要となります。

 

 


【検査】

ご自身がロコモティブシンドローム(運動器症候群)であるかどうかは、

 

①片足立ちで靴下がはけない

②家の中でつまずいたり滑ったりする

③階段をあがるのに手すりが必要

④横断歩道を青信号で渡り切れない

⑤15分くらい続けて歩けない

⑥2キログラム程度の買い物をして持ち帰るのが困難である

⑦家で掃除機を使用するときや布団の上げ下ろしなど、やや重たい仕事が困難である

 

この①~⑦の一つでも該当すれば、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)であり、転倒しやすい身体である可能性があります。

 

基準としてはかなり厳しく、若年者でもできない方が多いかもしれませが、反対に言えばできるようでしたら、まだまだお身体は元気ということですし、①~⑦のことができることを目標に運動をしていただければと思います。

 

【運動】

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)による転倒予防として、バランスや筋力強化の運動をおこないます。

 

一日10分ほどの運動なので、テレビを見ながらでもけっこうですので、ご自身の状態に合わせてやってみてください。

 

①目を開けて片足立ち

(目的)身体のバランスと骨の強度をきたえるため

▶転倒しないように必ずつかまる場所があるところでおこなう

 

▶目を開けたまま床から5㎝ほど片足をうかせる

▶指や手で支えながらおこなってもよいです

▶この状態を1分間キープする

 

▶左右の足で各1分間を1回

▶1日3回おこなう

 

②スクワット

(目的)足の筋力強化

▶転倒予防のため、机に両手をついてイスを後方に用意してください

▶両膝と肩幅を同じぐらいに開き、足先はカカトより30度外へ開きます。

 

▶膝がつま先より出ないように沈み込みます

 

▶上記のように中腰がとれないようでしたら、イスに座った状態から

 

▶机に手をつき、膝がつま先よりでないように身体を上に持ち上げます。

 

▶5~6回おこなってください

▶1日3回おこなう

 


運動器である骨・筋肉・関節・脳脊髄の機能低下が、転倒をひきおこすことを記述してきました。

 

基本、運動器は使わなければ、身体の方がもう支えなくていいのだと運動器が勝手に解釈して、各器官が弱くなり転倒へもつながります。

 

しかし、いくら転倒予防のためとはいえ、年齢が上がると身体を鍛えても効果がないと考えがちです。

 

私は剣道をしていますが、70歳代・80歳代の剣道の先生はざらにおられますし、また強い!90歳代で試合にでておられる先生もいらっしゃいます。

 

生涯意欲をもって身体を動かすと、このような年齢の重ね方ができるのかと私にとって目標になります。

 

こういう実例もありますので、「転ばぬ先の杖ならぬ運動」ということで、身体を鍛えて転倒予防を実践してみてください。

 

 

 

それでも転びやすい状態が続くようでしたら、『接骨鍼灸院じんぎゅう』にご相談ください。身体のバランスを整え、安定した身体になるようお手伝いさせていただきます。

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修


ご予約は、電話番号 079-490-5955 よりお願いいたします。

ネット予約は、ホームページよりお取りください。https://sekkotsushinkyu-jingyu.com/

治療中のため、電話にでられない場合もございます。折り返しお電話させて頂きますので、お手数をおかけしますが、お名前とお電話番号を留守電へお願いいたします。

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「首の痛み・肩こりを防ぐ“枕”の選び方」

2018.09.28 | Category: 肩こり

“枕”といえば、奈良県吉野にある「脳天神社」をお参りしたときのことでした。

 

この神社は「脳天」というその名の通り、脳梗塞・学業といった“脳”にまつわることに関してご利益のある神社です。

 

私は向かっている最中に胸が締め付けられる感じを受ける場所だったので、結構なパワースポットだと思います。

 

その神社でお札やお守りとともに、睡眠にも神社としてのご利益があるということで“枕”も売られていました。

 

とうとう神様も睡眠に関してのお願いも多くなったことから枕にまで手をだされたかと、おもわず感心したという思い出があります。

 

という話はさておき、首の痛みや肩こりが普段からひどくて、寝つきも悪ければ寝起きもどうもすっきりしない。そんな時に、

 

「枕があっていないかも・・・」

 

と考えてしまうことはないですか?

 

枕を購入するときは、機能性よりデザインや色を決め手に買ってしまいがちです。

 

一時期、高級低反発枕が流行ったり、オーダーメイドの枕が注目されたりもしましたが、一般的にはそのような枕を持っておられる方の方が少ない。

 

そこで今回は、首の痛みや肩こり予防してくれる枕の選び方についてご紹介させていただきます。

 

このことを知っていただくことで、ご自身の身体にあった枕を選ぶ基準がわかり、またご自身の身体にあった枕を作ることで、首の痛みや肩こりを軽減することができるようになります。

 


首の痛みや肩こり予防してくれる枕の選ぶ基準として私の意見としては、

 

「首を優しく支える枕」

 

です。

 

枕というのは頭をのせるものではないの?と思われるかもしれません。

 

確かにそうなのですが、睡眠時に枕を使うのは「首を休ませる」ということが目的なのです。

 

頭の重さは通常4~5キログラムあります。重さ的にはだいたいスイカを常に首の上にのせている感じです。

 

日常生活で上や下・横へ頻繁にそんな重たい頭を動かすと、それを支える首や肩周りが疲れてしまいます。

 

ようやく寝るときに、頭の重さを床に預けることができるはずです。しかし枕で頭だけ乗せてしまうと、首筋と床との間に隙間ができ、首が宙づり状態になります。

 

そうすると首の形状を保つために、首から肩の骨・筋肉・靭帯に負担がかかり、目が覚めたときには首の痛みや肩こりがひどくなってしまうのです。

 


首の痛み・肩こり予防の枕となるための目安として、

【自然に立った姿勢をキープできる枕】

普通に立った時に首の骨は、前へ緩やかにカーブをえがいています。これは身体にとって自然で負担が少なく機能的な状態です。その状態で支えてあげることが、首や肩回りに負担をかけないことになります。

ですから、

 

「自然に立った姿勢の状態で横になる」

 

ことが理想になります。

 

 

枕が高すぎて首が前に倒れた状態や、顎が上がってしまうほど低い枕ですと、首の骨のカーブが不自然となり、血管や神経・筋肉に余分な負担をかけてしまいます。負担をかけてしまうことで、首の痛みや肩こりだけでなく、いびきや高血圧を引き起こしてしまう場合もあります。

 

体形によって立ち姿は違いますので、枕に頭を置いて自然に立った姿勢の状態で横になっているかどうかの確かめ方として、

 

①枕に頭をのせて寝る

②その状態で真横から写真を撮る

③普段の立った状態を真横から写真でとる

④撮った②と③の写真を比べる

⑤比べてみたときに、立ち姿と寝ている姿が同じであるなら、首の痛み・肩こり予防となる枕となります。

 

【隙間を埋める枕】

先ほども記述しましたが、首を休ませるためには首筋の隙間を埋める必要があります。そのためには、

①枕に頭だけでなく首ものせて安定させる

枕を使う時に、クセで頭の後ろ部分や横の部分だけ枕に当てた状態で寝ている場合があります。そうすると首筋と床の間に隙間が空いてしまいます。枕を使う時には、頭と首筋をのせることを意識して寝てみてください。

 

 

 

 

②いつも寝る体勢で隙間を埋める

普段から仰向け(上向き)で寝る場合でしたら、首筋と床との隙間を埋めるように調節してください。

普段から横向きで寝る体勢が多い場合は、首筋と床と肩幅との隙間を埋めるように調節してください。

普段からうつぶせ(下向き)で寝る体勢が多い場合は、寝た状態で、自然に立った姿勢の状態を再現することが難しい寝る体勢です。首を真横にキープして向けることは、首の痛みや肩こりの方にはオススメできないので体勢の寝方です。どうしてもという場合は、胸の下にクッションを入れ、それより若干低い枕を合わせてみてください。多少は首・肩への負担がへります。できれば、上向きか横向きの体勢で寝る習慣をつけてください。

 

【枕の大きさと素材】

成人は、6時間前後の睡眠の内、寝返りを20~30回うちます。小さい枕ですと、寝返りをうつと枕が外れてしまい、首・肩に負担がかかってしまいます。身体の大きさによって違いがありますが枕の大きさとしては、

 

「横幅60~70センチ×奥行40センチ以上」

 

を目安に選んでみてください。

 

また、枕の素材はウレタンフォーム・ポリエルテル綿・フェザー(羽毛)・パイプ・そば殻など色々ありますが、柔らかすぎる素材以外でしたら基本的にはどれを選んでもらっても大丈夫です。

 

枕の素材選びのもう一つのポイントは、中身を出し入れできる素材を選んでください。

 

その理由としては、お店で使ってみてしっくりすると思って買ってみても、実際に家で一晩使うと合わない場合があります。

 

そんな時は、枕の中身を出し入れしてしっくりくる状態を調節してみてください。

 

枕の中身の調整に関しては、私自身の四苦八苦した経験があります。私が今現在使っている枕は、ストロー状のプラスチックを輪切りにしたパイプです。使っている現状に不満はなかったのですが、長年使っているので衛生上のこともあるので枕の中身を新しいパイプと入れ替えました。入れ替えたその晩から、枕が全然頭や首にフィットせずに、眠りにくくなってしまったのです。枕の中身のパイプを出し入れして調整するのに、しばらく時間がいりました。

 

という経験から、中身を調整して身体にフィットするまで時間がかかりますので、根気強く調整をおこなってみてください。

 

 


首は体の中でも非常に繊細で、しかも非常に重要な機能が集まっている場所です。枕で優しく支えて休ませてあげることで、首の痛みや肩こりだけでなく、体調を整えることにもつながっていきます。

 

お店に行くと枕の種類は豊富にありますので迷いますが、今回のブログで書いた枕選びの条件を踏まえて、吟味して選んでください。

 

 

 

枕を変えても首の痛みや肩こりが軽減できないようでしたら、『接骨鍼灸院じんぎゅう』にご相談ください。首の痛みや肩こりを軽くして、快適な睡眠・快適な生活が送れるようにお手伝いさせていただきます。

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修


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