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生活習慣 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 20の記事一覧

デジタル勉強の落とし穴: 目の疲れからくる学習効率低下とその対策

2024.01.19 | Category: 予防,,日常生活の動作,生活習慣,目の疲れ

 

 

2月、3月は受験シーズンです。

この時期は、受験する方から、

 

「目に疲れ」

 

からくる肩こりや頭痛のお悩みをよくお聞きします。

特に最近は、デジタルの教材が多くなっていることもあり、目への負担が大きくなっています。

昨年、文部科学省によって、デジタルの教科書や学習用端末を使用した授業後の健康調査がおこなわれました。

すると、小学校低学年では3割近く、小学中高学年と中学生では4割が、「目の疲れ」を感じていると報告されています。

デジタルの教材を使うために疲れたことで、いずれのグループでも4割が「昼間に眠く感じる」と回答しています。

このように、勉強の方法が、デジタルを多用することで目に疲れを及ぼし、学習効率にも影響がでます。

そこで今回は、勉強でデジタル機器を使うことによって受験する方の目が疲れやすくなる理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、目の疲れを解消して勉強に集中できます。

 

 

 

デジタル機器を見ることで目の疲れが発症する理由

 

デジタル機器の普及により体の不調は、「VDT症候群」「IT眼症」「テクノストレス眼症」など、いろいろな病名で呼ばれています。

その中でも代表的な目の症状としては、「眼精疲労」「ドライアイ」ですが、以下でその発症する過程を紹介していきます。

 

眼精疲労

 

デジタル機器を見ることで、不快な疲労感を自覚して、作業の疲労度が著しく、一定の休息でも十分に目の疲れが回復しないことを、「眼精疲労」といいます。

デジタル機器が眼精疲労を起こすのは、ディスプレイの環境にあります。

デジタル機器のディスプレイは、写真や印刷物に比べると、画像の鮮明度が落ち、見えにくく、目を疲れさせます。

他に、室内の照明や窓から差し込む太陽光が、ディスプレイに映り込むことで見えにくくなり、目に負担をかけます。

こういった理由で、眼精疲労を引き起こします。

 

ドライアイ

デジタル機器を見ることで、まばたきの回数が減り、目の表面が外気に触れる時間が増えます。

また、ディズプレイを見るときに、視点が上方になるため、目の表面が外気に触れる面積が増えます。

目の表面が外気に触れる時間や面積が増えることで、目の表面の潤いが蒸発しやすくなり、ドライアイを発症します。

 

眼精疲労やドライアイの症状 

眼精疲労やドライアイになると、

 

・疲れ

・ぼやけ

・痛み

・充血

・眩しい

 

といった症状を目に引き起こします。

また、2次的に、

 

・肩こり

・けん怠感

・頭痛

・めまい

・吐き気

 

などといった体の不調をも引き起こします。

 

 

 

デジタル機器を見ることで目の疲れへの対策

 

デジタル機器のディスプレイの状況に応じて、ピントを合わせるために、目の筋肉をつかいすぎて、目に疲労がでます。

また、デジタル機器のディスプレイを見続けることで、目に潤いがなくなることも、目の疲労につながっています。

それらの理由で起こる目の疲れへの対策を、以下で紹介させていただきます。

 

遠方を見る 

ディスプレイを見るために、目のレンズを近くに見るためのモードにするために、目の筋肉を緊張させます。

ディスプレイを見る時間が長くなれば、目の筋肉を緊張させる時間も増えて、目の疲れにつながります。

ですので、デジタル機器のディスプレイを見始めて、20分たったら、20メートル先の景色を、20秒間見るといった「20−20−20」の法則が理想的です。

そうすることで、目のレンズを調整する筋肉が、短時間で回復します。

1時間、眼を使い続けると、目の疲労を回復させるのに、5分~10分必要です。

また、ディスプレイを見る作業を1時間すぎると、ミスをしやすくなるという統計もでています。

こまめに見る景色を変えることをおすすめします。

 

目を閉じる

先ほど、「遠くを見る」ことで目の疲労への対策を紹介しましたが、集中している場合は、なかなか、難しい方もいらしゃるかもしれません。

その場合は、

 

「目を閉じる」

 

ことをおこなってください。

ディスプレイの画面に視点を合わせているけれども、考え事をしているときは、視覚を必要としていない時間帯があります。

こういった時間帯に、目を閉じることで、目を休めることができます。

これは、自分の好きなタイミングでおこなえます。

今、考えていて、目を使っていないときは、「目を閉じる」という習慣を身につければ、目を休める時間を膨大にとることができます。

注意点としては、コンタクトを着用している場合は、深い瞬き程度の時間で目を閉じてください。

 

蒸しタオルを目にあてる 

目の疲れは、目の血流が悪くなり、栄養や酸素が行き渡らないことでもおこります。

そのときに、目薬をさす選択をされる方が多いかもしれません。

目薬は、目の血管を急激に広げる成分がはいっているため、短期的に目の血流が改善します。

しかし、目の血管に負担をかけるため、長期的には、目を痛めてしまいます。

ですので、自然と目の血管を広げて、血流を良くするためには、まぶたの上に、蒸しタオルを置いて温めることをおすすめします。

やり方は簡単です。

水で湿らせ軽く絞ったタオルを電子レンジで温めます。

タオルの温度が、40度ほどのお風呂と同じぐらいの温かさにします。

まぶたの上に載せて、5分ほど目を温めてください。

そうすることで、目に負担をかけずに、血流を改善して、目の疲れを取ることができます。

 

 

 

まとめ

 

デジタル機器を利用した受験勉強は、いつでもどこでもできるため、非常に便利ですが、目の負担が大きくなります。

目の疲れによって、肩こりや頭痛が発症して、勉強に集中できないことになるのは、避けたいところです。

今回、ブログで紹介させていただいたことが、受験される方々のお役に立てれば幸いです。

もしそれでも目の疲れが解消できない場合は、お近くの治療院を受診されることをおすすめします。

当院でもそのようなお悩みの方への施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

他に目の疲れや受験に関する対策のブログも書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。

冬の寒さのせいだけではない指先の冷えは、スマートフォンによる目の疲れから?その理由と対策

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サンダルでの歩行がもたらすひざの内側の痛みとその解消法

2024.01.18 | Category: 予防,日常生活の動作,歩き方,生活習慣,膝の痛み

 

 

おしゃれなサンダルであるクロックスは、2007年から3年間で300万足も売り上げたほど、日本で大ブームとなりました。

それ以来、さまざまなメーカーが、さまざまなバリエーションのサンダルを作られ、日常生活に浸透しています。

室内のお仕事の方などは、仕事の靴としても使われている方が多いです。

仕事靴としても、靴自体が軽いことや、ヒモ靴のようにカカトを入れるときのわずらわしさがないこと、また、長時間、はいていても蒸れにくいなど、たいへん便利です。

しかし、保育士さんや介護士さんなど、歩き回るご職業の方が、サンダルを、長時間、はくことで、ひざの内側の痛みを訴える方が多いです。

ひざに痛みがでると、歩くことはもちろんん、ひざの曲げ伸ばしもスムーズにできず、仕事に支障がでてきます。

そこで今回は、長い時間、サンダルをはいて歩き回るお仕事の方が、ひざの内側が痛くなる理由とその予防法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、サンダルによって痛めたひざの内側の痛みを解消できます。

 

 

 

サンダルで歩き回ることでひざの内側が痛む理由

 

正しい歩くフォームは、ひざになるべく負荷をかけないよういできています。

そのフォームがサンダルによって崩れることで、ひざの痛みを引き起こします。

どのようにサンダルによって、歩くフォームが崩されているのかを以下で紹介させていただきます。

 

歩行のフォーム

歩くときの一連の動作は、足が地面に触れて、次に同じ足が地面に触れるまでがサイクルです。

そのサイクルは、大きく2つに分かれていて、右の足も左の足も地面についている時期と、片足が地面から浮いている時期です。

細かく説明すると、これを右足と左足の単語を使って、以下のように説明してみました。

 

①歩行サイクルで両足が地面についている時期

右足 歩行サイクルの始まりで、右足の足の裏が、段階的に地面に触れていきます。

左足 同時に、左足は地面に触れてはいますが、浮き始めて、前に進むための準備をしています。

 

②歩行サイクルで片足は地面から浮いている時期

右足  右足の足裏全体が地面に触れ、右足だけで体を支えます。  

左足 左足が地面から浮き上がり、進む方向に向かってスイングします。

 

③歩行サイクルで両足が地面についている時期

右足 右足は地面に触れてはいますが、浮き始めて、前に進むための準備をしています。

段階的に地面に触れていきます。

左足 浮かせた左足は地面に着地して、左足の足の裏が、段階的に地面に触れていきます。

 

④歩行サイクルで片足は地面から浮いている時期

右足  右足が地面から浮き上がり、進む方向に向かってスイングします。  

左足 左足の足裏全体が地面に触れ、左足だけで体を支えます。

 

①に戻る

 

このように、①から④のような流れで、両足が地面についている時期と片足で立っている時期を繰り返して、人間は自然な二足歩行動作を実現しています。

 

歩行時のひざにかかる荷重

歩行時には、股関節・ひざ関節・足関節の構成上、ひざの内側に体重の3倍の負荷がかかります。

ひざの内側に3倍もの負荷がかかりますが、一般的には、この程度でしたら耐えられるだけの強さを、ひざの関節は持っています。

 

サンダルでの歩行の特徴 

サンダルでの歩行は、足首がしっかり固定されません。

なので、歩く際には、サンダルが脱げないように、足の指を曲げて、つま先をすくいあげるように歩く必要があります。

そうすると、通常の歩き方より、股関節とひざ関節をあげて歩くフォームになる。

そのフォームでは、歩行のサイクルの、両足が地面についている時期が減り、片足で立っている時期が増えます。

つまり、サンダルで歩いていると、歩行中、片足で体重をささる時間が増え、両足で体重を支える時間が減るということです。

結果、サンダルで歩くとひざに負荷を、よりかけることなり、ひざの痛みを発症してしまいます。

また、人間の足の構造では、普通に歩いていても、ひざの内側に負荷がかかります。

その上に、サンダルで歩くことで、ひざの内側に負荷をかけ続けることともなるので、ひざの内側の痛みが発症しやすくなるのです。

 

 

 

サンダルで歩き回ることでひざの内側が痛みへの予防法

 

室内で歩き回るお仕事でしたら、何かしらの靴を履く必要があります。

ひざを痛めないための靴の条件として、

 

・足が着地時への衝撃を緩和する適度なクッション性

・ヒールの高さが3センチ以下

・かかとや足首が安定している

・足の甲へのフィット感

 

があげられます。

靴としては、ウォーキングシューズのヒモ靴がベストです。

ヒモ靴をはくときには、ひもをゆるめて足を入れ、そのままの状態で足首を90度にして、かかとを床にトントンと打ちつけて、靴の後方にカカトを合わせます。

そして、靴ヒモを結んで、足の甲にフィットさせます。

どうしてもサンダルでしかダメな場合、カカトを引っ掛けることができるヒールバンド付きのものを選択をしてください。

つまり、結局のところは、サンダルが脱げないようにつま先を引っ掛けるような歩き方にならないように、靴の選択をしてください。

そうすることで、室内の仕事で歩き回ることによって、ひざの内側を痛めることを予防できます。

 

 

 

まとめ

 

靴を脱いだり履いたりする室内の仕事ですと、サンダルはとても便利で効率的です。

ですが、ひざは日常生活をスムーズにおくるうえで、非常に重要な役割を担います。

ひざを大切に扱うためにも、ひざへの負担が少ないような靴の選択をしてみてください。

今回のブログが、皆様のそのお役に立てれば幸いです。

それでもひざの内側の痛みが解消されないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みの方への施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

また、他にひざの痛みへの対策についてのブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

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バス旅行に行ってから膝のお皿の上あたりの筋肉が痛い…

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

足先の冷え性に悩む女性へ:冬の足先冷えの理由と効果的な対策」

2024.01.16 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,,冷え,冷え性,指の痛み,生活習慣

 

 

冬になって寒くなってくるとよくお聞きするお悩みが、「冷え性」です。

冷え性の中でも、「足先の冷え」に関しては、女性の方から、なかなか改善できないというお話をよくお聞きします。

足先が冷えると、ジンジンという痛みに近い感覚があり、足先の感覚が鈍くて歩きづらいとのこと。

そこで今回は、冬になって寒くなると足先が冷える理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただけることで、この冬に足先の冷えを解消できます。

 

 

 

冷え性とは

 

日本人女性の2人に1人は「冷え性」だという調査報告がされています。以下で、「冷え性」とはどのようなものかを紹介させていただきます。

 

「冷え性」の定義

「冷え性」とは、

 

“通常の人は苦痛を感じない程度の温度環境下において、腰背部、手足の先、両下肢、片身、あるいは全身に異常な寒冷感を自覚し、この異常を一般的に年余にわたって持ち続ける病態を言う。多くの場合は、この異常に関する病識を有する。”

 

とされています。

もともと、冷え性であるところに、冬は冷えるという環境であるため、さらに冷え性が増していきます。

 

冷えたときに自動的に起こる体の対応

「冷え性」とは人間は、体の奥の体温が、22〜42度の範囲でしか生きられないとされています。

人は体の機能を自動調節する自律神経の働きによって、体温を一定に保とうとします。

心臓からでたときの血液は38度ぐらいの温度があり、それが体に巡ることで、体温が維持されます。

体が冷えて体温が下がってくると、体温を維持するために、血管を縮めて、皮膚の血流量が低下させ、血液から熱が放散しないようにシフトします。

また、それでも体温が上がらなければ、筋肉を震わせて、筋肉から熱を生産して体温を上げる機能があります。

寒いときに、体が震えるのは、体温を上げるための自動機能によるものなのです。

 

冷え性のデメリット

冷え性になると、筋肉や内臓の機能が低下するために、それに伴っていろいろな症状が伴います。

例えば、 肩こり、疲労、頭痛、便秘、気分の落ち込み、腰痛、めまい、ふらつき、貧血、慢性胃炎、生理の不順 などが冷え性によって発症する可能性が上がります。

 

足先が冷え性のデメリット

足の指は、体の土台とも言える部分です。その役割としては、

 

・歩く、走る際に衝撃を吸収する

・立っているときに体を支える

・動くときに体のバランスをコントロールする

 

などといった日常生活で重要な役割を担います。

足先が冷え性によって、うまく稼働できないと、転けやすくなったり、兄をするにも体がブレて疲労しやすくなったり、姿勢がゆがんで腰や肩の痛みが起こりやすくなります。

 

足先が冷えやすい理由 

血液は体温の他に、酸素や栄養を運び、生命活動には欠かせません。体温が下がってくると、まず命を守るために、内臓がある体の中心部に血液を優先的に集めます。

そうすると、心臓から遠い位置にある足先に血液が回ってこなくなります。

また、温かい血液が冷えないように血管を締めて、血液が流れる量を減らします。

足先の血管は細いため、血管が閉まることで、余計に冷え性が進みます。

 

 

 

足先の冷えへの対策

 

前章で述べたように、足先に冷え性が続くと、体にさまざまな障害を起こして、日常生活に影響します。そこで足先の冷え性への対処法を以下で紹介させていただきます。

 

足首の内側を温める

 

足先の裏や足の甲にカイロを貼ってもなかなか、足先が温まらないというお話をよくお聞きします。

足先の裏や足の甲を温める工夫はすごくいいケアです。

それにプラスして、足の内側のくるぶしにカイロを当てたり、サポーターやレッグウォーマーをかぶせて保温することをおこなってください。

内側のくるぶしに手をあてると、血液が流れる拍動を感じられます。

これは、太い血管が体の表面を通っている証拠です。心臓からでた際には、温かい血液でも、足先に来る頃には、血液の温度が低くなっています。

内くるぶしを温めることで、そこを通る血管に流れる血液を温めることで、足先に温かい血液を送ることができます。

また、東洋医学では、内くるぶしには「照海(しょうかい)」というツボがあります。

内くるぶしの一番高い部分から、親指の一本分の下のくぼみにあります。

このツボの効用の一つは、血行を良くすることです。

このように、内くるぶしを温めることで、足先の冷え性への改善が期待できます。

 

足の指の間を刺激する

 

足先の血行をよくしようと、足先をもんでも反応が薄い際には、

 

「八風(はっぷう)」

 

というツボを刺激してください。

このツボの効用は、足先の冷えや高血圧の改善です。

ツボの位置は、足の親指から小指までの、指の付け根と指の付け根の間で、足の甲側にあります。

このツボは左右の足で、合計で8カ所あります。

刺激方法は、指の付け根と指の付け根の間を指ではさんで、気持がちいいぐらいの圧でつまんでください。

各ツボを10秒づつつまんでいってください。

 

 

 

まとめ

 

冬場になると、温めてもすぐ足先が冷えてしまい、歩きにくい動きにくいというストレスを感じられる方が少なくありません。

今回、紹介させていただいたことが、解決するために、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

それでも足先の冷えがなかなか取れない場合は、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも、今回のようなお悩みに対しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

他に冷えに関するブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。

冬の寒さと体調不良:冬バテの理由とその対策

その頭痛、冬の天気のせいかも?その理由と対処法

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

寒暖差アレルギーの謎:なぜ鼻水が止まらないのか?その対処法は?

2024.01.13 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,,冷え,天気,生活習慣

 

 

 

暖かい部屋から、寒い外にでると、急に鼻水が出始めることはないですか?

この症状は、「寒暖差アレルギー」と呼ばれるものです。

寒暖差アレルギーがきっかけで大量にでる鼻水によって、体にいろいろな不調を起こしてしまいます。

また、コロナやインフルエンザがはやっているシーズンですので、鼻水が止まらないと、周囲に気を使います。

そこで今回は、寒暖差アレルギーによって鼻水がでる理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、冬の寒さを感じるたびにでる鼻水による不快感を解消できます。

 

 

 

寒暖差アレルギーによって鼻水がでる理由とデメリット

 

 

寒暖差アレルギーとは

寒暖差アレルギーは、急激な気温の差によって自律神経が乱れておこる鼻炎の一種です。

自律神経は、人間が生活する環境に合わせて、体を自動的に調整してくれる神経です。

冬は、室内外の寒暖差が、特に激しい。

そのため、暖かい部屋から寒い外に出たとき、体を暖かい環境に合わせるべきか、寒い環境に合わせるべきか、自律神経が混乱してしてしまいます。

そうして寒暖差アレルギーが発症してしまいます。

 

寒暖差アレルギーの症状

寒暖差アレルギーには次のような症状があります。

・鼻づまり・透明の鼻水・くしゃみ・頭痛・けん怠感・かゆみ・ノドの痛み・不眠

 

風邪や花粉症との違い

寒暖差アレルギーは、風邪や鼻炎と似たような症状もありますが、違いとしては、

風邪:発熱 濁った鼻水

花粉症:目のかゆみ 目の充血

といった特徴的な症状が、風邪や花粉症の場合には出ますが、寒暖差アレルギーでは見られません。

 

寒暖差アレルギーの影響でおこること

寒暖差アレルギーによって、大量の鼻水がでます。

鼻をかむだけでは対処できない場合は、鼻水がノドにながれこみます。

そうすると、「後鼻漏(こうびろう)」という症状を発症する場合があります。

「後鼻漏(こうびろう)」とは、大量に流れ込む鼻水によって、ノドの神経を刺激して、・ノドの痛み・ノドの違和感・せき・口臭の異常 などといった症状を引き起こします。

これによって、不快感が増し、日常生活を過ごす際に支障をきたします。

 

 

 

寒暖差アレルギーへの対処法

 

 

 

寒暖差アレルギーの症状は、気温差がない環境や季節になると、自律神経の乱れが落ち着いて、自然と解消されていきます。

しかし、冬という季節は、少なくとも3か月はあります。

その期間、寒暖差アレルギーを繰り返すということは、自律神経も乱れるということです。

そうなると、体の自動調節機能が乱れるということなので、体が不調におちいりやすくなります。

寒暖差を感じるたびにでるので、根本治療は難しい症状ですが、体調を保つためにも、発症するたびに対処が必要です。

その対処の方法を、以下で紹介させていただきます。

 

寒暖差による刺激を防ぐ

 

寒暖差によって自律神経が刺激されることによってアレルギーがおこります。

ですので、寒暖差による刺激を体に入れないように工夫が必要です。

寒暖差の刺激を受けやすい部位は、首や鼻ですので、マスクやマフラーで守ってください。

また、寒暖差アレルギーは下半身を温めることで、緩和されるという研究報告がされています。

レッグウオーマーやタイツ、腰やお尻にカイロなどをして、下半身を温める、または保温するようにしてください。

 

寒暖差アレルギーが発症したら薬ゆびをもむ

 

 

寒暖差アレルギーでは、透明な鼻水がでます。

透明な鼻水が出る場合は、自律神経は副交感神経のモードになっている可能性が高いです。

自律神経は交感神経と副交感神経に分かれており、その働きもそれぞれが違います。

自律神経について詳しくは、以下のブログでも書いておりますので参考にしてください。

副交感神経が優位のモードとなっているので、それを抑制する必要があります。

爪の指の根本は「井穴(せいけつ)」と呼ばれる自律神経に関わりが深いツボがあります。

親指、人差し指、中指、薬指、小指のうちの、副交感神経を抑制するのは、薬指の井穴のみです。

ですので、下の写真のように、薬指の爪を、他の指ではさんで揉んでください。

 

 

 

鼻水を止めるツボを刺激する

 

鼻水や鼻づまりには、「迎香(げいこう)」というツボが効果的です。

ツボの場所は、小鼻が最も出っ張ったところから少し外側で、ほうれい線の中にあります。

敏感なツボですので、静かにゆっくり押してください。

 

病院で薬を処方してもらう

 

寒暖差アレルギーによって、日常生活に支障をきたす場合は、迅速に症状を抑える必要があります。

市販薬では症状と合致しない場合がありますので、耳鼻咽喉科や内科を受診して、適切な薬を処方してもらってください。

 

 

 

まとめ

 

 

 

寒暖差アレルギーによって、呼吸が邪魔されると、体に酸素が取り込む量が減ります。

そうなると、体はエネルギーが作れず、疲労や免疫低下、低体温を引き起こします。

ですので、寒暖差アレルギーには、こまめに対処療法をする必要があります。

今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、それでも解消されない場合は、お近くの治療院で治療を受けられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

自律神経の不調に対しての対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

新年、自律神経を整えて仕事のスタートをスムーズに

新生活によるストレスや疲労の症状を改善する方法

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

歩くと左右に体が揺れるのは体のゆがみ?ゆがんだ体が引き起こす不調とその解消法

2024.01.12 | Category: ストレス・自律神経障害,むくみ,予防,体操・ストレッチ,姿勢,日常生活の動作,生活習慣,疲労

 

歩いていると、いつもより体が左右に揺れていることに、ふと気がつくことはないですか?

それは、体がゆがんいるためかもしれません。

実際に、当院でも、初詣にでかけたときに、歩いているといつもより体が揺れていて、やたら疲れたと訴えられた70歳代の女性の方がおられました。

歩く際に体のゆがみからくる体のブレは、エネルギーの消費が激しくなり、疲れやすい体となってしまいます。

そこで今回は、体がゆがんでしまう理由とその対処法を紹介させていただきます。このブログを読んでいただくことで、体が整い疲れにくくなります。

 

 

 

体がゆがむ理由

 

日常生活の中で、体がゆがむ理由はいろいろあります。以下で要因をあげていきます。

 

姿勢の悪さ

デスクワークや調理するなど、長時間、同じ姿勢で保ったり、一定の体の部分に負荷のかかる不適切な姿勢をすることで、体にゆがみを引き起こします。

 

運動の不足

運動の不足が続くと、筋肉が弱くなったり硬くなったりして、姿勢の維持ができず、体がゆがんでいきます。

 

重い荷物の持ち運び

買い物や仕事などで、長時間、もしくは不適切な状態で、重い荷物を持ち上げたち、運んだりすると、体の一部に集中的に負担をかけて、体にゆがみを引き起こします。

 

ストレス

日常生活でのストレスは、無意識に緊張した状態となる。

そうした時間が長くなると、血流が悪くなったり筋肉が硬くなることで、体がゆがんでいきます。

 

生活習慣の乱れ

食生活や睡眠の乱れは、体の回復が低下して、体に疲れが残ることで活動する際にバランスが崩れて、体にゆがみを引き起こします。

 

ケガや病気

ケガや手術で体に傷が入った場合、どの部分の動きが悪くなり、体にゆがみが生じます。

 

 

このように、先天的な骨の変形は除外して、今回紹介した歩く際に体の揺れを感じるようになったことのように、以前にはなかった体の違和感は、日常生活のさまざまな要因が体にゆがみを引き起こします。

 

 

 

体がゆがむデメリット

 

人間の体は、よく家に例えられます。

家の中の構造と体の対比としては、

 

・柱は骨

・壁は筋肉

・水道管は血管

・電気線は神経

 

といった感じです。

家がまっすぐに立っている時には、家に負荷がかからず、長年、快適に住めます。

しかし、家の柱がゆがむと、壁が崩れて、水道管が曲がり、電気線が圧迫されて、家のあちこちで故障や壊れがでてきます。

これと同じで、人間の体もゆがむことで、骨や筋肉・血管・神経に負荷がかかります。

そうなると、内臓の機能や代謝・体温が低下して、肩こりや腰痛、冷え、むくみ、肥満、疲労など、さまざまなを引き起こします。

 

 

 

体のゆがみへの対策

 

家事や仕事などをおこなう際には、その作業特有の動作があるため、どうしても多かれ少なかれ、体はゆがみます。

それが、体に不調を引き起こすほどのゆがみにならないように、ケアするための方法を以下で紹介させていただきます。

 

体のばし

最初に顔を上に向けて寝て、手足をのばして、大きく背伸びをします。

 

その後、手足の4本を均等に伸ばすだけではなくて、

 

・右足と右足の伸ばす

・左足と左手を伸ばす

・右手と左足を伸ばす

・左手と右足を伸ばす

 

というパターンでも伸ばしてください。

いろいろなパターンをすることで、気持ちよく伸ばせるパターンと違和感のあるパターンを感じるかと思います。

この時に見つけた、気持ちよく伸ばせるパターンを主におこなってください。

こうすることで、全身のゆがみを調整することができます。

 

ひざ倒し

立てたひざをゆっくりと左右に倒してみてください。

このとき、右も左もどちらも気持ちよくひざが倒れてくれれば大丈夫です。

もし、どちらかの方向に違和感を感じれば、無理はなく倒しやすい方向に倒しておいて、ゆっくりと深呼吸をしてください。

そうすることで背中や腰周辺のゆがみが調整できます。

 

 

足首回し

上向きでリラックス状態で顔を上にして寝て、足首を、

・伸ばす

・そらす

・外側に倒す

・内側に倒す

・右に倒す

・左に倒す

といった感じで足首を動かしてください。

そうすることで、下半身のゆがみを調整することができます。

 

 

 

まとめ

 

「体のゆがみ」というワードはよく聞くけど、自分がどのような状態かはなかなか把握しづらいものです。

仕事や家事などをしながら日常生活を送っていると、体はどうしてもゆがみます。

それが限界に達すると、ぎっくり腰や五十肩、高血圧や頭痛など、生活に支障をきたす症状を引き起こします。

今回、体のゆがみについて紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

もしそれでも、体のゆがみが解消されないようでしたら、お近くの治療院で体のゆがみへの治療を受けられることをお勧めします。

当院でも、今回のお悩みに対しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。

 

生活習慣での体の使い方についてのブログも書いておりますので、そちらも参考んしていただけると幸いです。

“年末年始の料理で腰痛が心配な方へ:疲れない立ち方のコツ”

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予約について

当院は完全予約制となっております。

治療中は電話対応ができない場合もございます。留守番電話へお名前・電話番号・診察番号をご伝言ください。後ほど折り返しご連絡いたします。
ホームページからネット予約も出来ますのでご利用ください。