- Blog記事一覧 -座り方 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 2の記事一覧
座り方 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 2の記事一覧
今年は桜の開花が遅れたために、ちょうど小学校や中学校の入学式あたりがピークになりそうですね。
保護者の方にとって、お子さんの一生に一回の入学式に参加されるのは、楽しみなことだと思われます。
大体の学校では、入学式は、1時間ほどかけて体育館でおこなわれ、保護者の方も用意されたイスに座って、それを見られます。
保護者の方が入学式に参加するにあたって、注意していただきたいのは、春先の体育館はとても冷えるということです。
体を冷やしてしまう環境でじっとしていると、入学式後に体に不調が発症する可能性があります。
そこで今回は、入学式に参加される保護者の方に向けて、冷えた体育館にいることで体調に与える影響とその対策を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、冷えた体育館で入学式に参加後も、体調を維持できます。
雪がよく降る地域の体育館は別として、普通の体育館は暖房の設備がないところが多いかと思われます。
また、暖房があったとしても、天井が高く、鉄筋コンクリートの体育館全体を温めるのは、なかなか難しいかと思われます。
春は、まだまだ気温が低いために、体育館も寒い状態の中、入学式のために居続けることで、健康上の影響を以下で紹介していきます。
寒い環境では、体温を一定に保つために、エネルギーの消費が増えます。
そうすると、体力の消耗や疲労、不快感などを引き起こします。
寒冷な環境下では、体温が1度でも下がると、
・免疫力が30~40パーセントの低下
・エネルギーを消費する力が約10パーセントの低下
・体内の酵素のはたらきが約50パーセントの低下
など生命を維持す流ための機能が低下します。
寒い環境では、血管を収縮させて、体の表面の血流を少なくして、生命維持に必要な内臓や脳など体の深部に血液を集めます。
その結果、筋肉は血流が不足して硬くなり、肩こりや腰痛などを引き起こしやすくなります。
入学式のために、寒い体育館で座っていることで、体に不調を起こさないための対策を以下で紹介していきます。
入学式に参加する日の朝ごはんをしっかり食べてください。
そうすることで、持続的に体温を上げるためのエネルギーを蓄えることができます。
朝食のメニューは、
・エネルギーに変わりやすい糖質が含まれるごはんやパン
・良質なたんぱく質が含まれる卵や納豆、焼き魚など
・ビタミン・ミネラルがとれる野菜、乳製品、果物
といった栄養をフルコースでとれるメニューが理想的です。
入学式に参加する際には、首やそでなどの服の開口部をふさいだ暖かい服装を着用するように心がけてください。
また、体が保温できる、ひざ掛けやブランケット、座布団、スリッパなどのアイテムを持参してください。
カイロを、
・背中
・腰
・おなか
・うちくるぶし
といった体の冷えやすい部分に貼ることで、体が冷えるのを抑制できます。
筋肉を動かすことで、体は熱を生み出して、体温が上がります。
入学式中にイスに座りながらできる筋肉への刺激方法としては、
・手のひら同士を合わせて指を組み、グッと握りこんで、指と指の間を刺激する
・座ったまま、細かくカカトを上げ下ろしする、いわゆる貧乏ゆすりをおこなう
・お尻にかかる重心を左右に移動させて、体を揺らす
・腕の力をぬいて両肩を持ち上げ、息をはきながら両肩をストンと下げる
のうちのどれでもいいのでおこなってみてください。
コロナ禍による規制が緩和し始めて、ようやく入学式といったイベントに保護者が参加しやすくなってきました。
そういった、めでたい行事の会場となる体育館の寒い環境で、体調をキープするために、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも寒い環境にいたことによる体の不調が解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に寒さへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
花見のシーズンがやってきました。コロナ禍のためにひかえられていましたが、今年からは、多人数での花見を、桜の木の下でおこなうお話をよく聞きします。
花見は、友人や職場の方などと交流を深めるためことができる楽しいイベントです。
一方で、ブルーシートをひいた地面で、長時間、過ごしていると、花見中や花見後に腰やひざなどの不調が出ないか心配で、参加するか迷っているというお悩みもお聞きします。
そこで今回は、花見で座っているとこで体に与える影響とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、花見に参加しても体の不調が出ることを防げます。
花見のために、土の地面に引いたブルーシートの上で、長時間、座っていることで体に与える影響を以下で紹介させていただきます。
春はまだまだ気温が低く、その影響で地面は冷えています。
その冷えた地面の上に、ブルーシートを敷いても、地面からの冷気が伝わりやすいため、体が冷えやすくなります。
また、ブルーシートを介して、地面に座ることで、体の熱も地面に伝わりやすくなり、結果、体温が地面に奪われ、体が冷えていきます。
花見のために、長時間、ブルーシートの上で座り続けることで、腰やお尻、ひざなどの関節や筋肉に圧力やねじれの力が加わります。
そうすると、血管が圧迫されて、血行が悪くなり、痛みを引き起こす可能性があります。
また、筋肉や関節のねじれ座っていることで、下半身は特にときに、血液の循環が阻害され、冷えが引き起こされます。
花見をすると、このような要因で体が冷えやすくなります。体が冷えて体温が低下すると、
・筋肉のこわばりと痛み
・関節の痛み
・胃腸の不調
・免疫機能の低下
・睡眠障害
などの体の不調を引き起こす可能性があります。
ですので、花見にのぞむ際には、冷え対策が必要です。
花見で体を冷やさないために、3つの持参して装備をほしいグッズを紹介さえていただきます。
花見でブルーシートを介して地面と一番接するのが、お尻です。
地面とお尻の間にクッションを入れて、体温が奪われないようにしてください。
座面に引くものとしては、段ボールやエアークッションでもオッケーです。
厚手の防災アルミシートでしたら、折りたたんでお尻にひけますし、体に巻いて防寒具として使えるのでおすすめです。
厚手のアルミシート製品のリンクを貼り付け置きますので、参考にしてください。
コンパクトな毛布やひざかけを体に巻いて保温して、体温が放出しないようにすることをおすすめします。
花見中に体を温めるものとしては、コンパクトバッテリー付きの電気毛布が便利です。
コンパクトバッテリー付きの電気毛布の製品のリンクを貼り付け置きますので、参考にしてください。
東洋医学では、冷えは足首から入ってくるとされています。
ですので、保温効果の高い、足先からふくらはぎまでをおおう靴下をはいてください。
保温効果の高い靴下の製品のリンクを貼り付け置きますので、参考にしてください。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07Q36TLJ9?tag=mybest_presses_3867-22
きれいな桜を見つつ、美味しいご飯やお酒を飲みながら談笑する花見は、本当に楽しめるイベントです。
そんな花見を思う存分に楽しむためにも、十分な防寒対策をしてのぞんでいただくことをおすすめします。
そのために、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも花見によって体の不調が起きてしまった場合は、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に冷えへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
腰痛を訴えるデスクワークをされている女性の方の姿勢を見ていただくと、
「反り腰」
の状態の方が少なくありません。
またその姿勢になっていることに、自覚がないということも多いです。
反り腰の状態が続くと、姿勢のバランスが崩れるために、腰痛だけではなく、肩こりや頭痛・胃腸の不調など、体調に影響します。
そこで今回は、デスクワークの女性の方が反り腰になる要因とそれを改善するための体操について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、デスクワークで腰痛を引き起こす反り腰を改善できます
反り腰になっている姿勢は、外見から見ると、以下のような特徴があります。
腰が前方にそっている
腰の骨が弓形に前方へそり曲がっているため、腰部が内側に凹んだ形状になっています。
お尻が突き出ている
反り腰の場合は、アヒルのお尻のように後方に突き出ている傾向があります。りも強調された曲線を形成します。
腰が分厚くなる
反り腰の方は、腰が反ることで、腰の筋肉が引き伸ばされて緊張し膨隆します。
また、腰が反ることで、おなかが前に突き出されてます。
反り腰によって、腰部と腹部ともに膨れることで、腰部全体が分厚くいえることがある。
反り腰の場合、背筋を伸ばして、壁にもたれたときにできる腰の隙間が広く見える。
ちなみに、壁にもたれたときの腰の隙間に、手のひらが2枚以上、入るようなら反り腰の兆候がでています。
以上のようなことが、反り腰の外見の特徴です。
反り腰の状態でデスクワークを続けると、・腰痛・背中の痛み 股関節の痛み・首肩こり・胃痛・尿もれ・外反母趾 などといった体の不調が引き起こされる可能性があります。
デスクワークをされている女性方は、
骨盤が前に倒れる
↓
背骨が前に傾く
↓
腰の骨をそって体を上半身を起こしてバランスをとる
↓
反り腰の姿勢になる
という流れによって反り腰が起こりやすくなります。
なぜ、デスクワークがこのように骨盤や背骨に影響するのかは、以下のようなことが考えられます。
デスクワークでは、長時間、イスに座って作業することが多いです。
デスクワークでは、パソコンや書類を見るために、画面やデスク方向、つまり前方に上半身の重心が傾けて仕事をこなします。
その状態が続くと、イスと接地して上半身を支える土台となる骨盤も前方に引っ張られて傾きます。
デスクワークの作業による長時間の座位で、上半身が前に倒れすぎるのを防ぐために、ブレーキをかけなければなりません。
そのブレーキをかけるために、腰の骨をそって、デスクワークをするための姿勢を調整します。
イスに座る姿勢をキープするためには、腰とお尻の筋肉が、綱引きのようにお互いに引っ張り合いをすることで維持できます。
正しい姿勢で座っているときには、腰とお尻の筋肉の均衡が取れやすい。
しかし、デスクワークのように長時間、前に倒れるような姿勢を続けると、特に骨盤を支えるためのお尻の筋肉に負荷がかかり、疲れて支えきれなくなります。
それを代償するために、より腰の骨をそらして、姿勢を維持する傾向が高くなります。
これらの要因が組み合わさることで、デスクワークの仕事をされておられる女性の方が反り腰になるリスクが高くなり、腰痛を引き起こしてしまいます。
デスクワークによってクセがついた、骨盤の前傾や腰の骨の反りを、正しい位置へ矯正するための体操を以下で紹介していきます。
上向きで寝て、ひざを曲げます。おなかに手をあてて、めいいっぱい息をはいてください。
そのとき、お尻が緩むように意識をして、息をはいてください。
次に、お尻にしめるよう意識をしながら、めいいっぱい息をすてください。
これを3回繰り返してください。
四つんばいになってください。
お尻を引き上げ、腰をそらしてください。
お尻を引き下げて、背中を丸くして腰を曲げてください。
これを10回、繰り返しておこなってください。
四つんばいになってください。
お尻を両足の上に乗せ、両手をできるだけ前に伸ばした状態で、背中をしっかり伸ばす。
この状態で深呼吸をしながら、10秒間、キープします。
これを3回、繰り返してください。
デスクワークのお仕事で、集中していると、どうしても前のめりの姿勢になるのは避けられないと思われます。
それによって引き起こし起こされる反り腰は、筋肉や内臓などへの影響が大きので、普段から少しでも体に必要な刺激を入れて、体を整えることをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでもデスクワークでの腰痛が解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他にデスクワークによる腰痛への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
春になると、いろいろな花が開花し始めて、特にシニアの女性の方から、ご自宅でガーデニングの作業をされるお話をよくお聞きします。
ガーデニングで、体を動かしたり、日光や風にあたって感覚を刺激することで、心身ともに健康を促進する効果が高いと言われています。
その一方、地面に近づいて作業する必要があるため、長時間、「しゃがむ」動作を取るため、体に負荷をかけることが多くなります。
それによって、肩や背中・腰・ひざなどに、痛みが出てしまうシニアの女性の方が、当院でも少なくありません。
そこで今回は、ガーデニング作業でしゃがむ姿勢を体に負荷を少なくスムーズにとれる条件とそれを促進させる方法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、しゃがみこんでのガーデニング作業によって、体を痛めることを防ぐことができます。
ガーデニング作業でのしゃがむ姿勢をスムーズにとるための条件
一昔前の日本では、畳の部屋での寝起きや和式トイレなど、しゃがみ姿勢は日常的にとっていました。
しかし、近年、日常生活が洋式になり、しゃがみ姿勢をする機会が減少しました。
そのため、しゃがみ姿勢の研究によると、年齢に関係なく、全体の20パーセントの方が、安定的にしゃがみ姿勢ができないという報告がされています。
以下で、スムーズにしゃがみ姿勢をとることができるための条件について紹介させていただきます。
しゃがみこむ姿勢は、・股関節・ひざ関節・足関節を最大限に曲げ込むことでおこなえます。
各関節に支障があると、それを代償するために他の関節に過剰な負荷をかけてしまいます。
特に、足関節の可動性が、しゃがみ姿勢が安定的にできるかを左右されると研究報告がされています。
足関節は、一般的には足の甲側に20度に曲がれば、正常とされています。
しかし、しゃがみ姿勢の足首の曲がる角度は、21〜34度あたりまで曲がることが必要とされます。
反対に、足関節が、足の甲側に曲がる角度が、15度以下になるとしゃがみ姿勢が困難になります。
ですので、股関節、ひざ関節、そして特に足関節の可動域を広げていくことが、しゃがみ姿勢を柔軟にできる条件となる。
立っているときは、多少、重心バランスが崩れても、動ける幅が広いので、ある程度は柔軟に対応できます。
しかし、しゃがみ姿勢は、各関節を曲げ込んでいいるため、重心のバランスをとる幅がせまくなり、非常に不安定な姿勢です。
しゃがみ姿勢での重心バランスは、足の裏が地面にしっかりと接地して、重心が前方にあることで安定します。
反対に、しゃがみ姿勢で重心バランスを後ろにすると、そのままひっくり返るか、ひっくり返らないよう踏ん張るために、筋肉を過剰に使います。
そのことで、しゃがみ姿勢が体に痛みや疲労を発生させます。
先ほどの「正常な関節可動域」の項目で、足関節の可動域が重要だと述べました。
それは、しゃがみ姿勢で前に重心バランスを持っていくために、足首をしっかり曲げることが必要なためです。
しゃがみ姿勢をスムーズにとるためには、以下のような筋肉の状態であることが重要です。
・姿勢を安定させる背中とおなかの筋肉の共同するバランスが良いこと
・最大可動域まで曲げる股関節、ひざ関節、足関節周辺の筋肉の柔軟性が高いこと
・しゃがみ姿勢の時に前方に重心を維持するスネの筋力が十分であること
・しゃがみ姿勢で土台となる骨盤の位置を維持するためにお尻の筋肉量と柔軟性が十分であること
以上のような条件が整うことで、しゃがみ姿勢をスムーズに取ることができます。
ガーデニングでしゃがむ動作をする際に、体への負荷を最小限にするためのポイントを以下で紹介していきます。
しゃがむ姿勢をとるために必要な、股関節・ひざ関節・足関節の可動域とその周辺の筋肉の柔軟性を促進するストレッチを以下で紹介していきます。
片方の足を前に出して、ひざを90度に曲げます。
もう一方の足を後ろに伸ばし地面にひざをつけます。
両手で地面につけて体を支えながら、重心を前に移動します。
後ろに引いた股関節の前面が伸びるのを感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。
反対の足も同じようにおこなってください。
足をクロスした状態で立ちます。
その状態のまま、体の力を抜いて前に倒したときに、後ろの足の太ももからひざ裏が伸びるのを感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。
反対の足も同じようにおこなってください。
足を軽く前後にひざを伸ばした状態でひらき、かかとも地面につけます。
前に出した足のひざを曲げながら、体の重心を前に移送して、ふくらはぎが伸びるのを感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。
反対の足も同じようにおこなってください。
片方の足のつま先と足の甲を床につけます。
そのまま、すねを前に押しだし、足のつま先と足の甲を床に押し付けてください(強くすると痛めますので軽い力で押し付けてください)。
足首の前面が伸びるのを感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。
反対の足も同じようにおこなってください。
以上のようなストレッチを、しゃがんでガーデニングをする前に準備体操としておこなうことと、ガーデニングを終えた後に整理体操としておこなってください。
体に負荷をかけるしゃがみ姿勢は、
、・頭が前方に突っ込みすぎている
・あごがひざに近づけすぎ
・腰や背中が丸く曲げすぎている
です。
重心バランスを前方に維持して、なおかつ筋肉バランスや関節への負荷を減らすためのしゃがみ方は、
・頭と背筋を一直線に維持する
・アゴを引いて必要な分だけ目線を下げる
・重心を足の指や前方足底にかける
・しゃがんだときの足幅は肩幅ぐらいにする
・しゃがんだときにひざと足先の方向をまっすぐにする
を意識することで、余分な力を使わずに楽にしゃがめます。
しゃがんでいるときだけではなく、立っている状態からしゃがむ動作、しゃがんでいる状態から立つ動作でも、体を痛めてしまうことも少なくありません。
その要因としては、体の中で一番重たいのは、お尻の筋肉の移動の仕方にあります。
お尻の筋肉を効率よく動かせば、安定したしゃがみ姿勢をとったり、解除できます。
肩幅ぐらいに足を広げて、足先とひざの方向をまっすぐ前にそろえて、足裏がしっかり接地しているのを感じて立つ。
股関節とひざを曲げて、両手を地面について体を支えて、お尻を上げた状態にする。
そのままお尻を下げて、アゴを引いて背筋を伸ばす。
両手を地面について体を支えて、ひざを軽く伸ばし、お尻を上げる。
お尻を上げたまま、両手をひざを上において、体を支える。
ひざにおいた手で体を支えながら、顔を上げて股関節、腰を伸ばして立ち上がる
ガーデニングは、手をかけてあげるほど答えてくれる充実感のある趣味です。
それだけに、熱心に時間を忘れて、しゃがみ姿勢を続けることで、体を痛めてしまいがちです。
春に好きなガーデニングを思う存分におこなうために、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでもしゃがむ姿勢が取りずらいようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に座り続けたことで起こる体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
先日、工業用ミシンを使って縫製のお仕事をされている40歳代の女性の方が、背中の痛みで来院されました。
工業用ミシンはどのように使っているかをお聞きすると、イスに座って、両手で縫製する布をコントロールしながら、右足や右ひざでミシンのペダルやレバーを操作していると。
また、職場の工業用ミシンで縫製するときは、背中を丸める姿勢をとって、ミシンに体を合わせる状態だそうです。
そうしていると、背中が痛くなって、仕事中に手が止まってしまい、仕事に支障が出てしまう状況。
背中の痛みもしんどいが、職場で、この職歴が長い方を見ていると、背中が曲がっている人も多いので、将来、自分もそうなるのかと不安に思い来院されたとのことです。
今回の患者様のように、扱いが難しい工業用のミシンを使い続けることで、背中に痛みが出る方が少なくありません。
そこで今回は、工業用ミシンを使うことで背中の痛みが発症する理由とお仕事中にできるケアする方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、工業用ミシンで縫製している最中に起こる背中の痛みを解消できます。
工業用ミシンを使っている際に背中の痛みが発生する要因を以下で紹介していきます。
ミシンで縫製する際は、手元をのぞきこむため、背中を丸めて、頭が前にたれ下がっている状態になりがちです。
頭の重さは、一般的に4〜5キログラムもあります。
その重たい頭が、前にたれさがった姿勢を保つためには、頭と首肩の筋肉を介してつながっている背中の大きな筋肉で引っ張る必要があります。
仕事のために、長時間、そのような姿勢をキープすることで、背中に負担をかけます。
その結果、背中の組織が疲労を起こし支えきれなくなることで、痛みを引き起こす可能性があります。
工業用のミシンは、手で操作するだけではなく、右足や右ひざでペダルやレバーでも操作します。
右の足やひざで自由に操作するためには、重心を左のお尻にもっていき、右のお尻への重心を軽くする必要があります。
そうすると、体が左に傾きます。ミシンで正確に縫製する際は、体をミシンの針の真正面に持ってくる必要があります。
左に傾いた体を、ミシンの針の正面に持っていくために、背中の筋肉で引っ張って、体を右方向にゆがませます。
この体のゆがませた姿勢をキープすることで、背中の筋肉に不均衡な負荷をかけて、痛みを引き起こす可能性があります。
ミシンの作業では、縫製する布を腕で動かしコントロールします。
それには、腕を自由に動かすための土台となる肩甲骨を固定する必要があります。
関節面同士は、通常、凹凸があり、かみ合う構造になています。
しかし、肩甲骨は、ろっ骨の上にのっているだけです。
そのままでは、ろっ骨から肩甲骨が滑り落ちてしまいます。
ろっ骨に肩甲骨を固定するのに、主に使われるのが背中の筋肉です。
長時間、ミシンの作業で腕を使うことは、土台となる肩甲骨を支える背中の筋肉にも負荷もかかります。
その結果、肩甲骨周辺の背部の筋肉が疲労して、痛み要因となる可能性がでてきます。
ミシンをおく作業台や椅子の高さ、照明の明るさなど、職場の作業環境が適切でない場合、それに体を無理に合わせる必要があります。
その過程で、背中への負荷がかかることで、痛みを引き起こす要因になる可能性があります。
このような要因が組み合わさって、女性の方が工業用ミシンを使用する際に背中の痛みが発生している可能性が考えられます。
ミシンをすることで起こる背中の痛みをケアするには、絞った雑巾を広げるように、体の全体がゆがみ取ることが必要です。
その方法を、以下で紹介させていただきます。
イスに座った状態で、アゴを後ろに引いて、背筋を伸ばします。
股関節を意識して、背筋を伸ばしたまま、体を前に倒してお尻を軽く上げます。
そのまま、トンっとお尻を下ろして座ります。これを3回繰り返してください。
イスに座ったまま、背筋を伸ばして、手を頭の後ろに当てて、肘を開いてください。
顔を上げて頭を後ろに倒して、頭の後ろに当てた手を押し、同時に、胸を開いて、肩甲骨を寄せてください。
その状態を10秒間、キープしてください。
これを3回繰り返してください。
イスに座ったまま、両足を伸ばして、手をお尻の横に当てます。
そのまま、両方の足首を、前後左右に、10秒間、動かしてください。
これを3回繰り返してください。
立ち上がって、かかとに重心がかかることを意識して、その場で足ふみを10秒間、おこなってください。
工業用のミシンが操作できることは、特殊な技術のため、体にかかる負担が独特です。
また、仕事内容としても、集中力や持久力も必要なお仕事であるのを感じます。
その分、布を使った服やカーテン縫製することで、物が出来上がっていく達成感があるということもお聞きします。
そんなやりがいのある工業用のミシンを使ったお仕事を続けていくためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでもミシン作業による背中の痛み解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他にイスに座ってのお仕事で起こる体の痛みへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広