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歩き方 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 11の記事一覧

骨粗しょう症を診断されて不安を感じる方に読んでほしいその理由・リスク・検査・予防法

2024.02.28 | Category: 予防,体操・ストレッチ,圧迫骨折,姿勢,日常生活の動作,更年期障害,栄養・食事・飲み物,歩き方,水分,生活習慣,疲労,疲労骨折,睡眠,立ち方,腰痛,血流,骨粗鬆症

 

シニアの女性の方から、ご自身が骨粗しょう症であると病院からいわれたというお話をよくお聞きします。

骨粗しょう症とは、骨の密度が低下して、骨が弱くなる病気です。

骨粗しょう症に関する統計では、約1,590万人が隠れ骨粗しょう症であるとされています。

また、男女比では、男性が300万人、女性が980万人と、女性が多い傾向にあります。

年代別では、50歳代では9人に1人、60歳代では3人に1人、70歳代ではは2人に1人の割合で骨粗しょう症がみられます。

このように多くの方に発症する可能性がある骨粗しょう症ですが、診断されると、すごく不安に感じてし回れる方が少なくありません。

そこで今回は、骨粗しょう症がおこる理由やリスク、その対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、骨粗しょう症に備えることができます。

 

 

 

骨粗しょう症がおこる理由

 

骨粗しょう症がおこる理由として、以下の要因があげられます。

 

栄養のアンバランスによるカルシウムの不足

人が活動したときに骨に刺激が加わると、古い骨を壊す細胞と新しい骨を作る細胞が働き、骨の入れ替わりがおこなわれます。

全身の骨が、新しいものに入れ替わる期間は、3年といわれます。

古い骨が壊されてて、新しい骨を作るときに材料となるのが、カルシウムやタンパク質です。

なかでもカルシウムは、骨を再生させる材料となるだけではなく、 心臓や血管、筋肉を正常に動かす重要な成分です。

心臓や血管、筋肉の機能は、生命活動に必要なため、優先的、そちらにカルシウムが使われます。

食事の不足や偏りで、カルシウムの体への取り込みが足りない場合は、骨にあるカルシウム成分を溶かして、心臓や血管、筋肉へ補給することもあります。

そのことによって、骨の再生が遅れて、骨の密度が低下し、骨粗しょう症を引き起こします。

 

日光にあたる時間の不足

骨の材料となるカルシウムを、骨に取り込むためには、ビタミンDが必要です。

ビタミンDは、体に日光があたることで作り出されます。

外に出る機会が少ない生活習慣や環境にいることで、ビタミンDが作り出せず、結果、骨の再生がとどこおり、骨粗しょう症が発生します。

 

運動の不足

骨は、古い骨が壊れることで、作り出されます。

古い骨を壊す細胞が働くためには、適度な負荷が体にかかり、その刺激で活動が活発になります。

日頃の運動が不足すると、骨の入れ替わりる循環がおきなくなります。

そうなることで、骨の質が低下して、骨粗しょう症がおこります。

 

女性ホルモンの分泌低下

女性ホルモンは、古い骨を壊す細胞と新しい骨を作る細胞が働きのバランスをとる働きもあります。

女性が閉経すると、女性ホルモンの分泌が減ります。

そうすると、骨を破壊する細胞の働きが、骨を再生する細胞の働きを上回るスピードで活動する場合があります。

それによって、男性より女性の方が骨粗しょう症になる割合を増やしています。

 

 

 

骨粗しょう症によるリスク

 

骨粗しょう症になった際に、体におこるリスクを以下で紹介させていただきます。

 

骨折しやすくなる

骨粗しょう症による骨の密度の低下は、骨折をしやすくなる可能性が高くなります。

転倒や打撲などの強い衝撃だけではなかく、くしゃみや荷物を持ち上げるといった弱い骨への負荷でも骨折が引き起こされてしまいます。

 

寝たきりになる

骨粗しょう症で起こりやすい手や足、背骨などの骨折によって、日常の活動が著しく低下します。

それがきっかけで、家に引きこもり、寝たきりや認知症へ移行する傾向が高いという調査報告がされています。

 

姿勢の悪化 

骨粗しょう症により、いつの間にか骨折と呼ばれる背骨の骨折を引き起こしやすくなります。

それによて背骨が曲がり、背中が丸くなる姿勢になる。

そのことによって、歩行や家事などの生活動作に支障をきたします。

 

免疫の低下 

骨粗しょう症によって骨密度が下がり、骨の細胞が働かなくなると、免疫の細胞がの数が減るという研究データがあります。

また、肝臓の機能にも関係して、免疫の低下だけでなく、肥満や老化などにも影響が出ます。

 

 

 

骨粗しょう症の検査

 

ご自身の骨の密度が気になる方は、一度、精密検査をされることをおすすめします。

骨の密度の主な検査法は、

 

・QUS法(超音波法)

・MD法(両手のX線撮影法)

・DXA法

 

があります。

それぞれの検査法について、以下で紹介していきます。

 

QUS法

超音波を足のかかとの骨に当てて骨の質を検査する方法です。

手軽で安心なので広くおこなわれている検査法です。

しかし骨の密度自体を測っているわけではないので、骨粗しょう症であるという診断には用いることができません。

 

MD法

手のひらをアルミの板の上に乗せ、手の甲の骨の密度を測定する検査法です。

この検査法のメリットは、レントゲン撮影ができる病院なら、この検査を受けることができます。

しかし、デメリットとしては、ある程度、骨粗しょう症が進行している場合の方の適応検査で、早期では発見しにくいとされています。

 

DXA法 

現在、骨粗しょう症へおこなわれている検査としては、最も信頼性が高い検査とされています 。

種類の医療。2種類の微量なX線を体に照射します。

その際に、背骨や太ももの骨を通過できなかったX線の量から骨密度を測る方法です。

ただ、DXA法ができる検査機器を、全ての病院が所有しているわけではないので、検査を希望する際には調べる必要があります。

 

 

 

骨粗しょう症はどこで診てもらうのか?

 

病院で骨粗しょう症の診断や治療を診てもらう科は、基本的には、整形外科です。内科や産婦人科の医師の方も診てくれる場合があります。

骨粗しょう症に関する専門医は、以下のリンクで紹介されていますので、参考にしてください。

 

日本骨粗しょう症認定医リストhttps://smms.kktcs.co.jp/smms2/c/josteo/option_josteo/board_certified/pub/Search.htm

 

 

 

骨粗しょう症を予防する方法

 

骨粗しょう症を予防するための方法を、以下で紹介していきます。

 

バランスの取れた食事

骨を作るための材料となる栄養素は、

 

・カルシウム

・ビタミンD

・タンパク質

・ビタミンK

・マグネシウム

・カリウム

 

などが挙げられます。

 

カルシウムを多く含む食材は、 ヨーグルト、チーズ、牛乳、ししゃも、イワシ、じゃこ、小松菜、高野豆腐、納豆、などがあります。

ビタミンDを多く含む食材は、 シャケ、うなぎ、キクラゲ、ほししいたけ、マグロ、卵 などがあります。

タンパク質を多く含む食材は、 鶏の胸肉、味、豆腐、卵などがあります。

ビタミンKを多く含む食材は、 ブロッコリー、ほうれん草、納豆、乾燥わかめ、キャベツ、モロヘイヤ、ニラ、などがあります。

マグネシウムを多く含む食材は、 雑穀、米昆布、わかめ、のり、豆腐、納豆、油揚げ、などがあります。

カリウムを多く含む食材は、 バナナ、メロン、アボカド、ほうれん草、さつまいもなどがあります。

 

以上のような必要な栄養素を、日常でしっかり取ることで、丈夫な骨を作れます。

 

 

適度な運動

骨に刺激を与える運動をすることで、骨の細胞が活性化して、骨の強度が向上します。

そのための、いつでもできる運動としては、

 

「かかと落とし運動」

 

をおすすめします。

かかとを床に当てて刺激することで、体の骨に体重の約3倍もの負荷をかけることができます。

そのやり方は簡単です。

 

足を肩幅に開いて、足先をまっすぐ前に向けて、手は自然に下の方向へたらして立ちます。

目線は前に向けてください。かかとを上げて、つま先立ちになる。

その際に、体が不安定な場合は、テーブルやイス、壁などをつかまってください。

つま先立ちから、足の力を抜き、かかとをストンと床に落とします 。

かかとに少し、響くような刺激を感じる程度が適度です。

これを10回、繰り返してください。1日に3回はおこなってください。

 

 

日光浴をする

1日に15分程度の日光浴をしてください。

それによって、ビタミンDが体で生成されて、骨へのカルシウムの吸収を助けます。

また、食事やサプリメントからも摂取することを心がけてください。

 

 

カフェインやアルコールの摂取はほどほどに

カフェインの入った飲み物やアルコール飲料を過剰に摂取すると、尿の量が増えます。

尿の排出に伴って、カルシウムも体外に排出されます。

骨の材料となるカルシウムを失わないためにも、適度な量の摂取を心がけてください。

 

 

喫煙をひかえる

タバコを吸うことで、骨の形成の材料となるビタミンDやカルシウムの吸収が低下します。

また、喫煙することで、血液中の酸素量が低下して、骨に供給される酸素量も低下します。

それによって、骨の形成や修復が妨げられます。

骨粗しょう症の予防の面から見ると、禁煙されることは効果的です。

 

睡眠の質を上げる

睡眠中は、成長ホルモンの分泌が増加します。

このホルモンは、骨の形成を促す働きがあります。

また、成長ホルモンの分泌が最も活発になるのは、入眠後、3時間の間とされています。

ですので、睡眠の質を上げることは、骨の強化につながります。

睡眠の質を上げる方法は、当院のブログでも紹介しておりますので、参考にしてください。

夜中に何度も目がさめるのはなぜ?睡眠の質をたかめる対策とは

 

 

 

まとめ

 

骨粗しょう症によるリスクが起こることで、日常の生活の質が著しく低下してしまいます。

それを防ぐためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

また、骨粗しょう症を予防するための一つとして、体を動かして骨に刺激を入れて、骨を強くする必要があることを、今回のブログで紹介させていただきました。

体の動きに何かしら違和感をお持ちでしたら、一度、お近くの治療院で、お体をメンテナンスされることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、お体全体のメンテナンスの施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に骨粗しょう症によるリスクへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

60歳からできる歩行中に転倒するリスクを減らすためエキササイズ

ご高齢者の方がウォーキングする際に、杖を2本使うのがおすすめ

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

足の不安で外出をひかえている高齢者のご両親に伝えて欲しい足の指と裏のアーチケア

2024.02.26 | Category: 予防,体操・ストレッチ,土踏まず,外反母趾,捻挫,日常生活の動作,歩き方,生活習慣,疲労,足のアーチ,足の小指,足の指の痛み,足首の痛み,関節

 

総務庁「高齢者の日常生活に関する意識調査」で、「自分から積極的に外出する方である」という内容のアンケートをしました。

60歳以上の約40パーセントの方が、「自発的に外出をしない」と答えました。

また、ご高齢者の方が、外出しない理由は、身体的・心理的・環境的といった3つの要因があります。

その中でも身体的な要因内容としては、

・転倒の不安

・足腰の筋力の低下

・疲労しやすくなった

などがあげられます。

実際、当院でも、散歩したいけど足がふらついて、転倒や疲れて帰れるか心配で外出する自信がというお話をお聞きすることが少なくありません。

しかし、家にこもって体を動かさないことで、筋力が低下したり骨も弱くなるため、身体能力が低下して、ますます外出ができなくなるという悪循環を引き起こしかねません。

そこで今回は、外出する自信がなくなる要因である足のふらつきがでる理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、歩くことに自信が出て、外出がしやすくなります。

 

 

 

歩くと体がふらつく理由

 

地面と接しているのは、足の指であり、足の裏です。足の指や足の裏は、木で言えば根っこの部分にあたります。

木の根っこがしっかりしていたら、多少、雨が降ったり風が吹いたりしても、木は倒れることはありません。

人も同じで、足の指や足の裏が正常に機能していれば、歩いたり立ち続けても、体は安定しています。

以下で、体が不安定になる足の指や足の裏の状態を紹介していきます。

 

体を不安定にさせる足の指の状態

足の指の働きは、

 

・重心をコントロール

・歩行時の推進力を発生させる

・床との設置面積を広げて体を安定させる

 

などあります。どの指が異常を起こしても体に支障が出ますが、特に重要なのが、実は

 

「小指」

 

です。

足関節は、足の外側方向の小指側に傾いた構造になっています。

ですので、捻挫をするときは、足の関節が外側方向にねじれることが多いです。

足関節が外側方向にねじれねいように支えるのが「小指」です。

小指で踏ん張れないと、足首が外側に傾き、それをカバーするために、ひざや股関節、腰や肩を無理に使うことになり、痛みが発生します。

ご自身の小指の状態を検査するには、 足の外側の側面に定規を当ててください。

定規と小指の間に5ミリ以上の隙間ができていたら小指がゆがんでいます。

歩いたり立っているときに、ふらつきやすくなったら、小指の状態をチャックしてみてください。

 

体を不安定にさせる足の裏の状態 

足の裏は、体を動かすときにバネやクッションとなる「土踏まず」というアーチが形成されています。

土踏まずは、足の内側だけではなく、外側と前方にも形成されています。

それぞれの土踏まずの働きは、

 

・内側のアーチ→前後の揺れをコントロール

・外側のアーチ→体をひねる動作をコントロール

・前側のアーチ→左右の揺れをコントロール

 

といった機能があります。

この足の裏にある3つのアーチの1つでも崩れると、他のアーチにも影響が出て、結果、体全体が不安定になります。

体の安定のためには、この3つのアーチを健全にする必要があります。

 

 

 

体を安定させるための足のケア方法

 

体の安定に欠かせない、足の指と足の裏のアーチへのケアの方法を以下で紹介させていただきます。

 

足の指伸ばし

座って、片方の足のひざを曲げて、太ももの上にのせます。

太ももの上にのせた足の指の間の上部に、その足とは反対側の手の指を差し込み、優しく握ります。

その際には、差し込んだ指と足の指の付け根に、隙間を作ってください。

手の指を、無理に足の指の付け根まで、無理に差し込んだり、強く足の指を握り込まないようにしてください。

足の指の間に差し込んで手のひらを使って、足の裏側の方向に、ゆっくり伸ばして5秒間、キープしてください。

この際、足の指は、30度ほど曲がれば十分です。

それ以上の角度で無理に曲げれば、足の指周りが固くなるので気をつけておこなってください。

次に、足の甲側方向に、ゆっくり優しく伸ばし、5秒間、キープします。

 

これを10往復、おこなってください。

終われば反対側の足も同様におこなってください。

 

足のアーチへのケア

内くるぶしから親指に幅分前方に降りていくと、足の内側の土踏まずのアーチの縁に、ぽこっととがった足の骨の出っ張りが触れます。

 

これを足裏側から足の甲側の方向に、10秒間、押します。

その際に、足の親指が外側に動いたらベストです。

 

足の外側の縁をなぞっていくと、外くるぶしの斜め前あたりで、ぽこっと凹む場所があります。

この凹みを、足裏側から足の甲側の方向に、10秒間、押します。

 

その際に、足の小指が外側に動いたらベストです。足の裏の土踏まずの中央の上部、足の指を曲げる凹む部分を、10秒間、押します。

 

 

まとめ

 

足の裏は、体を制御するために、非常に重要な機関です。

しかし、足は靴下や靴などで締め付けられて、動きを制限されています。

その生活が長くなることで、足に異常が発生して、体の制御に狂いが生じます。

ですので、障害の健康寿命を伸ばすためにも、日頃の足へのケアが必要です。

その方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも足の機能が低下することにより、体の不安定さを解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に歩行に関するブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

60歳からできる歩行中に転倒するリスクを減らすためエキササイズ

サンダルでの歩行がもたらすひざの内側の痛みとその解消法

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

60歳からできる歩行中に転倒するリスクを減らすためエキササイズ

2024.02.19 | Category: 予防,体操・ストレッチ,姿勢,日常生活の動作,歩き方,生活習慣,立ち方,関節

 

60歳の女性の方が、お体のメンテナンスで来院されたときに、これから年齢を重ねていったとき、ちゃんと歩けるのか自信がないというお悩みを訴えられました。

患者様のご近所のご高齢者の方が、最近、お見かけしないと思ったら、外出中に転んで太ももの骨を骨折したことがわかったと。

将来、自分もそうなりそうで、怖いということでした。

厚生労働省による令和元年国民生活基礎調査によれば、高齢者の方が、介護が必要となった主な原因は、

 

1位 認知症

2位 脳卒中

3位 高齢による衰弱

4位 骨折・転倒

 

という報告がされています。

こういった調査を見ても、高齢者にとって、転倒は健康寿命に大きく関わってきます。

また、厚生労働省による令和3年人口動態調査によると、高齢者の転倒・転落・墜落による死亡者数は9590人で、交通事故による死亡者数が2150人と報告されています。

つまり、交通事故に比べて、転倒による死亡率は4倍以上で、転倒は重大な事故につながることがわかります。

そして、転倒によるケガは、骨折の中でも、最も治るのに時間がかかる太ももの骨の骨折が最も多いとのことです。

高齢者のかたが転倒を経験すると、その不安や恐怖で、活動の意欲が低下します。

それが筋力やバランス感覚などの低下を招き、さらに、転倒のリスクの増加させるという悪循環を招きます。

そこで今回は、加齢によって歩いているときに転倒しやすくなる理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、将来の歩行中の転倒の不安を解消できます。

 

 

 

ご高齢の方が歩行中に転倒しやすくなる理由

 

ご高齢者の方が、歩行中に転倒して骨折や死亡につながる重大な事故をおこしやすくなる理由を、以下で紹介していきます。

 

筋力の低下

筋肉の量は、25歳あたりが最も多くなり、55歳ごろから急激に低下し、70歳ごろには20歳のときに比べて30パーセントの筋力が低下します。

筋力の低下により、歩行中に姿勢を保持することが難しくなり、転倒につながります。

 

視覚の障害

70歳を過ぎると9割の人が白内障となり、1割が緑内障を発症します。

また、老眼は、ほぼ100パーセント%の方が発生します。

そのため視力が低下して、視界が狭くなるため、歩行時に障害物や段差など、周囲の環境の把握が遅れて、転倒のリスクが増加します。

 

バランス感覚

バランス感覚は、

 

・目から入ってくる情報

・耳からの情報

・足の裏からの情報

 

の3つの情報が必要です。

この3つの情報を、脳が整理して、体のバランスをとります。

加齢によって、このうちの一つでも悪くなると、歩行中のバランスが悪くなり、転倒する可能性が上がります。

 

神経系の問題 

反射神経は30歳後半あたりから低下します。

またご高齢の方は、判断する選択肢が増えると、脳が処理するのに時間がかかり、反応時間が遅れると研究で報告されています。

そのため、体の制御が遅れて転倒する危険性が増えます。

 

持病やお薬の影響

高血圧や糖尿病、脊柱管狭さく症や変形性ひざ関節症など、持病によって歩行の安定性に影響を与える場合があります。

また、服用しているお薬の副作用によっても、歩行中のバランスに悪影響がでて、転倒につながることもあります。

 

 

 

60歳からできる将来の転倒するリスクを避けるために方法

 

加齢による歩行中の転倒リスクをいろいろと前章であげました。

結局のところ、それによって、歩行のフォームが崩れてしまい、転倒することが多くなります。

歩行は、前後に足を交互にだします。

その際に、つま先から股関節にかけての関節が連動して動き、筋肉がブレーキとアクセルの役割を担います。

歩行中に、この一連の流れが、スムーズにできるように身につけば、転倒するリスクは低下します。

その方法を以下で紹介していきます。

 

歩行のためのエキササイズ

高さが20センチぐらいの台を用意して、お尻の横に手を当てて、背筋を伸ばして台の前に立ちます。

バランスに不安があるときは、壁に手を当てて体を支えてもOKです。

片足をつま先を上げて、台の上にのせます。

 

反対側の足は、まっすぐひざを伸ばした状態にする。台にのせた足のひざを、まっすぐ前方に移動させながら、足の指先をおろしていきます。

 

姿勢をまっすぐに保ったまま、曲げたひざをさらに前方に移動して曲げます。

 

台にのせた反対側の足のカカトを上げて、体を上に持ち上げてください。

 

終わったら、反対側の足も同じようにしてください。

これを交互に10回おこなってください。

 

 

 

まとめ

 

歩行がしっかりできることは、健康に日常生活を送る上で非常に重要な動作です。

普段は、何気なく歩いてしまいますが、将来に向けて、転倒予防のためにも歩くフォームを見直されることをおすすめします。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも歩くことに不安を解消できないようでしたら、お近くの治療院で体のバランスを整えられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に歩くことへのブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

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ご高齢者の背中がまるまる姿勢になりやすい理由とそれを予防する体操3選

2024.02.08 | Category: 予防,体操・ストレッチ,円背,圧迫骨折,姿勢,日常生活の動作,歩き方,生活習慣,疲労,背中の痛み,背骨,関節,骨粗鬆症

Smiling children signing OK

 

70歳代の女性の方が、友人から背中が丸くなって姿勢が悪くなっていることを指摘されたというお話をお聞きしました。

そのときに、これから年齢を重ねると、どんどん背中が丸くなっていくのではないかと不安に思われたそうです。

ご高齢の方によく見られる背中が大きく丸まった姿勢は、

 

「円背(えんぱい)」

 

と呼ばれています。

これは、背骨の変形によって引き起こされます。

男性は60歳、女性は50歳を過ぎると、背骨が変形しやすくなると研究報告がされています。

いったん、背骨が変形してしまうと、元には戻らないんで、背筋を伸ばして姿勢を維持することが難しくなります。

背中が丸くなる姿勢は、転倒しやすくなったり、上のものを取りにくくなったりなど、日常生活に支障が出やすくなります。

ですので、なるべく背骨が変形する進行を防ぐ必要があります。

そこで今回は、背骨の変形が進む要因と、それお予防するための方法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、年齢を重ねても背筋が伸びた姿勢を維持できます。

 

 

 

ご高齢の方の背骨の変形が進む要因

ご高齢の方が、背骨の変形が進むことで背中が丸くなる姿勢になってしまう要因について、以下で紹介させていただきます。

 

筋肉量の減少

地球上ですごすときに、体には常に重力がかかります。

重力に負けず姿勢を維持するには、それを支える筋力が必要です。

しかし、加齢によって、姿勢を維持すための筋力は低下します。

その研究では、20歳の時に比べて、70歳前後では、筋肉量は約30%も減少するという報告がされています。

これは、若いときより髪の毛が細くなるように、筋肉の線維も加齢とともに細くなるためです。

また、高齢になると、仕事や子育てで忙しく過ごしていたときより、活動が低下することも、筋力低下の要因です。

姿勢を維持する筋力が低下することで、体が重力に引っ張られて、背骨に負荷もかかり、背中が丸くなる姿勢となっております。

 

背骨が弱くなる

70歳の骨の強さは、20歳のときと比較して、約20〜30パーセントも低下します。

背骨が弱くなると、背骨に軽く圧がかかっただけでも、変形が進んだり、いつの間にか骨折と呼ばれる、背骨がつぶれる骨折を起こしやすくなります。

そうなると、背骨を積み重ねている角度が変化して、背中が丸い姿勢となってしまいます。

このように、筋肉の量や骨の強さの低下が背中が丸くなる姿勢を進行させる要因となっています。

 

 

 

背中が丸くなる姿勢の予兆を知るためのポイント

 

気がついた時には、背中が曲がった姿勢になっていたというお話をよくお聞きします。

背中が丸くなる姿勢になっていくときには、以下のような状態が体におきますので、チェックが必要です。

 

正座が困難である

背中が丸くなる姿勢は、太ももの前の筋肉に非常に負荷をかけます。

そのため、太ももの前の筋肉が疲れて硬くなり、伸びなくなります。

正座は、太ももの前の筋肉が伸びることで、可能な座り方です。

ですので、正座が困難である場合は、姿勢が背中が丸くなってきていることが要因となっている可能性があります。

 

ペットボトルのキャップが開けられない

筋力が低下は、ペットボトルのキャップが開けられるかどうかが、わかりやすい一つの目安となっております。

ペットボトルのキャップが開けることができないようせしたら、背中が丸くなる要因である筋力低下が起こり始めている可能性があります。

 

歩くとふらつく

背中が丸い状態の姿勢は、歩くときに重心が定まらず、フラフラしたり、つまずきやすくなります。

歩きづらくなったことを感じた場合は、背中が丸くなる姿勢になり始めている可能性があります。

 

 

 

ご高齢の方の背骨の変形によって背中が丸くなる姿勢を防ぐ方法

 

背中が丸くなる姿勢を予防するためには、筋力の維持と増加が必要です。

筋肉を刺激することで、骨も刺激され強くなります。

しかし、無理をするとかえって筋肉も骨も痛めてしまう場合があります。

ですので、安全で簡単にできる筋肉を刺激する体操を以下で紹介していきます。

 

呼吸で腹筋を刺激する 

上向きで寝て、ひざを曲げます。

大きく鼻で息を吸った後で、床に接する背中から腰を床に押し付けるように口から息をはいてください。

これを7回繰り返してください。

 

腕を上げて背筋を刺激する

イスに両足を床にしっかりとつけて背中を伸ばして座る。

両手を組んで、下から体の前に円を描くように、肩の高さまで上げていきます。

その状態を10秒キープします。これを5回、繰り返しておこなってください。

 

カカトの上げ下げで足の筋肉を刺激する

足は肩幅ぐらいに開き、壁に手をつけます。

息を吸いながら、かかとを上げてつま先立ちの姿勢にして、5秒間、キープします。

息をはきながら、かかとをゆっくりと下ろします。

この動作を5回、繰り返してください。

 

 

 

まとめ

 

背中が丸くなる姿勢が続くと、呼吸が浅くなったり、内臓が圧迫されて機能も低下しやすくなります。

健康で年齢を重ねるためにも、背中が丸くなりすぎない姿勢を維持する必要があります。

そのための方法として、今回のブログで紹介させていただいたことが皆様のお役に立てれば幸いです。

もしそれでもお悩みが解消しないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のお悩みに対して施術を施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

他に姿勢に関するブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

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監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

サンダルでの歩行がもたらすひざの内側の痛みとその解消法

2024.01.18 | Category: 予防,日常生活の動作,歩き方,生活習慣,膝の痛み

 

 

おしゃれなサンダルであるクロックスは、2007年から3年間で300万足も売り上げたほど、日本で大ブームとなりました。

それ以来、さまざまなメーカーが、さまざまなバリエーションのサンダルを作られ、日常生活に浸透しています。

室内のお仕事の方などは、仕事の靴としても使われている方が多いです。

仕事靴としても、靴自体が軽いことや、ヒモ靴のようにカカトを入れるときのわずらわしさがないこと、また、長時間、はいていても蒸れにくいなど、たいへん便利です。

しかし、保育士さんや介護士さんなど、歩き回るご職業の方が、サンダルを、長時間、はくことで、ひざの内側の痛みを訴える方が多いです。

ひざに痛みがでると、歩くことはもちろんん、ひざの曲げ伸ばしもスムーズにできず、仕事に支障がでてきます。

そこで今回は、長い時間、サンダルをはいて歩き回るお仕事の方が、ひざの内側が痛くなる理由とその予防法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、サンダルによって痛めたひざの内側の痛みを解消できます。

 

 

 

サンダルで歩き回ることでひざの内側が痛む理由

 

正しい歩くフォームは、ひざになるべく負荷をかけないよういできています。

そのフォームがサンダルによって崩れることで、ひざの痛みを引き起こします。

どのようにサンダルによって、歩くフォームが崩されているのかを以下で紹介させていただきます。

 

歩行のフォーム

歩くときの一連の動作は、足が地面に触れて、次に同じ足が地面に触れるまでがサイクルです。

そのサイクルは、大きく2つに分かれていて、右の足も左の足も地面についている時期と、片足が地面から浮いている時期です。

細かく説明すると、これを右足と左足の単語を使って、以下のように説明してみました。

 

①歩行サイクルで両足が地面についている時期

右足 歩行サイクルの始まりで、右足の足の裏が、段階的に地面に触れていきます。

左足 同時に、左足は地面に触れてはいますが、浮き始めて、前に進むための準備をしています。

 

②歩行サイクルで片足は地面から浮いている時期

右足  右足の足裏全体が地面に触れ、右足だけで体を支えます。  

左足 左足が地面から浮き上がり、進む方向に向かってスイングします。

 

③歩行サイクルで両足が地面についている時期

右足 右足は地面に触れてはいますが、浮き始めて、前に進むための準備をしています。

段階的に地面に触れていきます。

左足 浮かせた左足は地面に着地して、左足の足の裏が、段階的に地面に触れていきます。

 

④歩行サイクルで片足は地面から浮いている時期

右足  右足が地面から浮き上がり、進む方向に向かってスイングします。  

左足 左足の足裏全体が地面に触れ、左足だけで体を支えます。

 

①に戻る

 

このように、①から④のような流れで、両足が地面についている時期と片足で立っている時期を繰り返して、人間は自然な二足歩行動作を実現しています。

 

歩行時のひざにかかる荷重

歩行時には、股関節・ひざ関節・足関節の構成上、ひざの内側に体重の3倍の負荷がかかります。

ひざの内側に3倍もの負荷がかかりますが、一般的には、この程度でしたら耐えられるだけの強さを、ひざの関節は持っています。

 

サンダルでの歩行の特徴 

サンダルでの歩行は、足首がしっかり固定されません。

なので、歩く際には、サンダルが脱げないように、足の指を曲げて、つま先をすくいあげるように歩く必要があります。

そうすると、通常の歩き方より、股関節とひざ関節をあげて歩くフォームになる。

そのフォームでは、歩行のサイクルの、両足が地面についている時期が減り、片足で立っている時期が増えます。

つまり、サンダルで歩いていると、歩行中、片足で体重をささる時間が増え、両足で体重を支える時間が減るということです。

結果、サンダルで歩くとひざに負荷を、よりかけることなり、ひざの痛みを発症してしまいます。

また、人間の足の構造では、普通に歩いていても、ひざの内側に負荷がかかります。

その上に、サンダルで歩くことで、ひざの内側に負荷をかけ続けることともなるので、ひざの内側の痛みが発症しやすくなるのです。

 

 

 

サンダルで歩き回ることでひざの内側が痛みへの予防法

 

室内で歩き回るお仕事でしたら、何かしらの靴を履く必要があります。

ひざを痛めないための靴の条件として、

 

・足が着地時への衝撃を緩和する適度なクッション性

・ヒールの高さが3センチ以下

・かかとや足首が安定している

・足の甲へのフィット感

 

があげられます。

靴としては、ウォーキングシューズのヒモ靴がベストです。

ヒモ靴をはくときには、ひもをゆるめて足を入れ、そのままの状態で足首を90度にして、かかとを床にトントンと打ちつけて、靴の後方にカカトを合わせます。

そして、靴ヒモを結んで、足の甲にフィットさせます。

どうしてもサンダルでしかダメな場合、カカトを引っ掛けることができるヒールバンド付きのものを選択をしてください。

つまり、結局のところは、サンダルが脱げないようにつま先を引っ掛けるような歩き方にならないように、靴の選択をしてください。

そうすることで、室内の仕事で歩き回ることによって、ひざの内側を痛めることを予防できます。

 

 

 

まとめ

 

靴を脱いだり履いたりする室内の仕事ですと、サンダルはとても便利で効率的です。

ですが、ひざは日常生活をスムーズにおくるうえで、非常に重要な役割を担います。

ひざを大切に扱うためにも、ひざへの負担が少ないような靴の選択をしてみてください。

今回のブログが、皆様のそのお役に立てれば幸いです。

それでもひざの内側の痛みが解消されないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みの方への施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

また、他にひざの痛みへの対策についてのブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

歩く時に膝のお皿の下が痛いのは、お尻の筋肉の動きが悪いから?

バス旅行に行ってから膝のお皿の上あたりの筋肉が痛い…

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

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