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前腕の痛みや張り | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧

前腕の張りに悩むデスクワーカー必見!その原因と簡単にできる対策

2024.10.07 | Category: デスクワーク,テレワーク,予防,体操・ストレッチ,前腕の痛みや張り,姿勢,日常生活の動作,生活習慣,疲労,職業病,腕の痛み,血流

 

皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

デスクワークをされている方の中には、パソコン作業中に前腕の筋肉が張ったような違和感を感じたことはないですか?

デジタル化が進む現代社会では、パソコンは仕事に欠かせないツールですが、長時間の使用は体に負担をかけてしまう場合があります。

当院でも、デスクワークの方から前腕の痛みについてのお悩みをよくお聞きします。

実は、デスクワーカーの約60%が腕や手首の不快感を経験しているという調査結果もあるのです。

このような症状は、日常生活に大きな影響を及ぼします。

パソコンのキーボードを打つ際のキータッチに集中できなくなったり、マウス操作がスムーズにできないことがあります。

さらに、箸やコップを持つ際にもだるさを感じ、食事の時間さえも楽しめなくなってしまうかもしれません。

これらの問題は、仕事の効率低下だけでなく、プライベートの時間の質にも影響を与えかねません。

そこで今回は、パソコン作業にで前腕の痛みが起きる原因とその対処法について紹介していきます。

デスクワークによる腕の痛みは、適切な知識と対策があれば改善できる可能性が高いのです。

このブログを最後まで読んでいただくことで、前腕の痛みの原因が解消されて、快適なパソコン作業を行うことができます。

 

 

 

知らぬ間に進行!デスクワークによる前腕が張ってくる原因を解説

 

デスクワークでパソコンを使用することで、前腕の筋肉が張ったような違和感が発症する原因として、以下の3つが考えられます。

 

反復動作による筋肉の疲労

デスクワークでのパソコン作業は、同じ動作を繰り返し行うことが多いです。

特に、キーボード打鍵やマウス操作は前腕の筋肉を酷使します。

これらの動作を、長時間、続けると、筋肉に疲労が蓄積されます。

例えば、18時間のデスクワークで、約3万回のキーボード入力を行うと言われています。

これは、前腕の筋肉に大きな負担をかけます。筋肉が十分な休息を取れないまま、使い続けられることで、筋肉の張りや痛みが引き起こされます。

 

姿勢の不良による腕の痛み

デスクワークでは、長時間、同じ姿勢を維持することが多く、これが腕の痛みの原因となることがあります。

特に、肩が前に出た姿勢や、手首が机の端に乗った状態でタイピングを行うと、前腕の筋肉に余計な負担がかかります。

この状態を、重い荷物を持ち続けているようなものだと考えてみてください。

最初は問題なくても、時間が経つにつれて腕が疲れてきますよね。

それと同様に、不適切な姿勢を、長時間、維持することで、前腕の筋肉に過度の緊張が生じ、痛みや違和感を引き起こします。

 

パソコン作業による腕の張り

パソコン作業中の腕の張りは、血行の不良が主な原因です。

長時間、同じ姿勢でキーボードやマウスを操作していると、腕の血流が滞りやすくなります。

血液の流れが悪くなると、筋肉に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなります。

これを、水道管の詰まりに例えると分かりやすいでしょう。水の流れが悪くなると、蛇口から水が出にくくなるのと同じように、血流が悪くなると筋肉の働きも悪くなります。

その結果、腕の張りや違和感が生じるのです。

 

 

 

デスクワーカーに伝授したい前腕の張りを解消するための3つの方法

 

前腕の筋肉が張ったような違和感への有効な対処法として、以下のことを紹介させていただきます。

 

デスクワークによる前腕の張りを改善する手首の屈伸ストレッチ

1. 背筋を伸ばして、足を肩幅に開いて立ってください。

2.両腕を前に伸ばし、手のひらを下に向けます。

3. 伸ばした腕の手首を手の甲側に反らせて、10秒間、保持します。

4.その後、伸ばした腕の手首を手のひら側に曲げて、10秒間、保持します。

5. これを交互に3回づつ、繰り返しておこなってください。

 

デスクワークによる前腕の張りを改善するグーパー運動

1. 両方の腕を体の横で軽くあげて、肘を曲げ、手のひらを前に向けます。

2. 両手を同時に強く握ってグーにして、5秒間、保持します。

3. その後、指を大きく広げてパーにして、5秒間、保持します。

4. この動作を、10回、繰り返します。

 

デスクワークによる前腕の張りを改善するツボ刺激

デスクワークによる前腕の張りを改善するツボである「手三里(てさんり)」の取り方と刺激方法について、以下のように詳しく解説します。

・手三里の位置は、肘を90度に曲げま、肘の外側にできるシワから、手首方向に指3本分(4cm)下がったところにあります。

・手三里の刺激する方法は、指の腹を使って、ゆっくりと5秒かけて押し、そのまま5秒間押し続け、ゆっくりと5秒かけて力を緩めます。

手三里の刺激する際の注意点は、強く押しすぎないようにします。心地よい程度の刺激を心がけて、痛みを感じたら、すぐに中止してください。

 

 

 

まとめ

 

今回のブログでは、前腕の筋肉が張ったような違和感が発症する原因として、以下のことを説明させていただきました。

・反復動作による筋肉の疲労

・姿勢の不良による腕の痛み

・パソコン作業による腕の張り

また、前腕の張りへの対処法として、以下を紹介させていただきました。

・手首の屈伸ストレッチ

・グーパー運動

・手三里(てさんり)のツボ刺激

前腕の張りは、パソコン作業だけではなく、鍵をつかんだり、箸を扱うといったちょっとした動作などにも大きな支障をきたす可能性が高まるため、早めにケアすることをおすすめします。

皆さま、ぜひ今回ご紹介した方法を実践してみてください。

これらの簡単にできる対策が、皆さまの腕のケアに役立てば幸いです。

もし症状が続く場合は、お近くの専門医療機関への受診をおすすめします。

当院でも、前腕の張り改善に対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

 

また、他のデスクワークによる体の不調への対策ブログも参考にしていただければと思います。

座りっぱなしのデスクワークで腰痛のお困りの方に知ってほしい原因とその解消テクニック

足を組む習慣がもたらすデスクワーク中の健康リスクとその対処法

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

参考文献:

1. 日本整形外科学会. (2021). “デスクワークによる上肢障害の予防と対策“. https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/desk_work_disorder.html

2. 厚生労働省. (2020). “VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン“. https://www.mhlw.go.jp/content/000539604.pdf

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