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前腕の痛みや張り | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
皆さんこんにちは。
加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
先日、50歳代のデスクワークの方が、利き腕側の右の肩こりを訴えて来院されました。詳しくお聞きすると、
「両肘を置いてパソコン作業をしていると、肘で体が支えれないぐらい右肩の痛みがひどくなって・・・」
「右肘にもしびれを感じて、頭痛もひどくなって、これはダメだと思って・・・」
「20年前から肩こりはあったけど、こんなことは初めてで・・・」
とのことでした。
パソコンを使ってのデスクワークは、作業の効率は上がりますが、今回、ご相談いただいた患者様のように、体に不調、特に、肩こりを訴える方が少なくありません。
そこで今回は、パソコン作業によって肩こりが発生する理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、デスクワークによる肩こりを解消して、集中して快適に業務にあたることができます。
電話でのご予約はこちら>>079−490−5955
今回、取り上げたようなパソコン作業で利き腕側の右の肩こりが起きやすい理由として、
「肘の使い方」
がポイントとなります。
長時間、パソコン作業をしていると、体が前のめりになり、
「肘を曲げて、机に肘や前腕を当てて、体を支えながらマウスやキーボードを操作」
といった姿勢になりやすい。
厚生労働科学研究データーベースによると、肘を曲げた状態でのパソコン作業は、
・自然と肩が内側に巻き込まれる
・肩甲骨が外側に広がる
・背中が丸まり猫背になる
・頭が前に突き出す
といった姿勢となり、それによって肩こりが発生しやすくなると報告しています。
また、本体は、背骨や骨盤で支えて座位の姿勢をキープするところを、肘で体を支えながらパソコンをすることで、肘から肩方向に突き上げられる力が集中します。
特に、利き腕である側は、マウスやキーボード操作が多いため、片側の肩に負荷がかかりすぎることとなり、利き腕側の肩に痛みが発生しやすくなる。
そして、肘で体を支えていると、肘の関節の動きが固定されるために、肩にかかる負荷を肘から指先方向に逃すことができず、肩こりや肩の痛みが起きやすくなります。
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肘を机につけて体を支えながらパソコン作業をすることで、肩や肘周辺の筋肉に負荷がかかりすぎたり、肩甲骨に位置が悪くなることで、肩こりが起こります。
それを調整するためのストレッチを、以下で紹介させていただきます。
ストレッチをする際は、利き腕側の肩こりが起きている場合でも、利き腕側だけでなく、左右両方することをおすすめします。
そうすることで、脳に右と左の刺激が入り、自動で体のバランスを調整する力が高まります。
体の前に、手のひらを天井に向けて片方の腕を肘を伸ばした状態であげ、もう片方の手のひらを伸ばした腕の手の指に置きます。
伸ばした腕の手の指において手で、手首を体側に引くように曲げて、肘の周辺が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。
10秒たったら腕を下ろして、反対側の腕でも同じようにおこなってください。
この一連の動作を、左右の腕で交互に、3回、繰り返しおこなってください。
片方の腕の肘を曲げて指を肩につけ、もう片方の手のひらを曲げた肘の後面に当てます。
肘を当てた手で、斜め上方の肘を曲げた腕を持ち上げ、持ち上げた腕の後面が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。
10秒たったら腕を下ろして、反対側の腕でも同じようにおこなってください。
この一連の動作を、左右の腕で交互に、3回、繰り返しおこなってください。
両腕を体の後ろに回して、お尻の辺りで両手を組みます。
そのまま、腕を上方にあげて、胸が開き肩甲骨が内側に寄るのを感じたら、10秒間、キープしてください。
10秒たったら腕を下ろして、この一連の動作を、3回、繰り返しおこなってください。
電話でのご予約はこちら>>079−490−5955
長時間、パソコン作業をしていると、最初はいい姿勢ではじめても、集中したり疲れたりすることで、姿勢の崩れが起こり肩こりや肩の痛いが発生しやすくなります。
その一つの例として、肘で体を支えながらパソコン作業を行うことで、利き腕側の肩こりが起こります。
デスクワーク中に肩こりが起きることで、頭痛や腕のしびれ、集中力ややる気の低下なども伴って起こり、仕事に支障が出るためるため、早めのケアが必要です。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。
当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。
完全予約制で対応しておりますので、まずはお気軽にインターネットまたはお電話でご予約ください。
監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
電話でのご予約はこちら>>079−490−5955
皆さん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
最近は、セカンド冷凍庫を保有される方も多くなったことと、普段の食生活の手間を減らすために、一気に多くの料理を作り、冷凍庫で保存される方が多くなりました。
作った料理を冷凍してストックすることで、調理時間も短縮や食品ロスを防げるため、今後もその傾向は続くと考えられます。
一度に大量の料理を作り冷凍保存するのはメリットが多いですが、その調理作業がお体に負担をかかる場合もあります。
調理作業の中でも、包丁や食材を握ることを繰り返していると、特に、手の親指の付け根に痛みが発症する方が少なくありません。
当院でも、先日も、家事を担っておられる女性の方が、ご家族やご近所の方に向けて、保存食をたくさん作られた後、親指の付け根の痛みで困って来院されました。
お話をお聞きすると、手の親指の付け根の痛みで、野菜を切るのに包丁をしっかり握ることができないことや、洗い物の際に食器を持ち上げるのがつらくなるとのこと。
また、調味料のボトルを持って注ぐ動作も困難になり、台所の作業が滞ってストレスを感じるそうです。
このように、手の親指の付け根に痛みによって、日常生活に大きな影響を与えかねません。
そこで今回は、一気に調理作業をしたことによる手の親指の付け根の痛みの原因とその対処法について紹介していきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、親指の痛みの原因を理解し、台所での作業での不便さを軽減する方法を知ることができます。
調理や洗い物作業をよくされる女性の方が、手の親指の付け根に痛みを感じるようになる理由は、以下のことが考えられます。
親指はものを握るときに主力の働きをし、他の指に比べて動く角度の自由度が高いです。
しかし、この自由な動きが関節の不安定さを引き起こします。
親指を支える筋肉は他の指に比べて少ないため、繰り返し使いすぎると、親指の根本の関節にゆがみが生じ、可動機能が低下します。
その状態で、さらに調理作業を続けると、親指の根本周辺にある筋肉やじん帯に過剰な負荷がかかり、炎症を起こします。その結果、親指の根本に痛みを感じるようになる。
女性ホルモンの減少も、親指の付け根の痛みを引き起こす要因の一つです。
特に、閉経後は、関節の表面にあるクッション材の役割をする軟骨を維持するためのホルモンが、急激に減少します。
これは、植物に水をやるのを急に止めてしまうようなものです。
ホルモンの減少により、関節の軟骨の弾力性が低下し、すり減りやすくなります。
特に、調理中に油や醤油のボトルを持ち上げる動作など、親指に負荷がかかる作業を繰り返すと、軟骨の損傷が進行しやすくなります。
その結果、親指の付け根に痛みが引き起こされ、日常生活に支障をきたすことがある。
親指の付け根の痛みを解消させるためには、手首の関節のゆがみを整える必要があります。そのたの方法を、以下で紹介させていただきます。
1.親指の付け根が痛い側の腕を伸ばし、手のひらは床に向けます。
2.反対側の手で親指を、伸ばした腕の手のひら側の手首のしわにあて、他の指は手の甲に当てて、手のひらを挟みます。
3.伸ばした腕の手のひら側の手首のしわにあてた親指を天井側に持ち上げるように押しながら、手の甲に当てた指を使って手のひら側に手首を曲げます。
4.その状態で、5秒間、キープし、ゆっくり元に戻します。
5.この一連の動作を、5回、繰り返すことで、親指の根本の関節部分が整います。
6.次に、親指の付け根が痛い側の手首の下に、反対側の手をあてます。
7.手首に当てた手で、手首を軽く閉めるように、握り込みしめます。
8.その状態で、5秒間、キープし、ゆっくり元に戻すことで、整えた親指の根本の関節部分が安定します。
今回のブログでは、女性の方が、保存食を作るために 一気に調理作業をしたことによる手の親指の付け根の痛みの原因として、以下のことを説明させていただきました。
・親指の根本の関節のゆがみ
・女性ホルモンの減少
また、手の親指の付け根の痛みの対処法として、親指の付け根の関節を整えるための一連の操作方法を紹介させていただきました。
調理による手の親指の付け根の痛みは、日常生活に大きな支障をきたす可能性が高まるため、早めにケアされることをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役にたてれば幸いです。
もし、それでも、手の親指の付け根の痛みのお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関に受診されることをおすすめします。
当院でも、今回のブログで取り上げさせていただいたケースのような手の親指の付け根の痛みにも対応しておりまますので、お気軽にご相談ください。
また、他に、台所作業によるお体の不調への対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:
1. 日本整形外科学会. (2022). 母指CM関節症診療ガイドライン. https://www.joa.or.jp/public/guideline/
2. 厚生労働省. (2023). 国民生活基礎調査. https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/20-21.html
皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
デスクワークをされている方の中には、パソコン作業中に前腕の筋肉が張ったような違和感を感じたことはないですか?
デジタル化が進む現代社会では、パソコンは仕事に欠かせないツールですが、長時間の使用は体に負担をかけてしまう場合があります。
当院でも、デスクワークの方から前腕の痛みについてのお悩みをよくお聞きします。
実は、デスクワーカーの約60%が腕や手首の不快感を経験しているという調査結果もあるのです。
このような症状は、日常生活に大きな影響を及ぼします。
パソコンのキーボードを打つ際のキータッチに集中できなくなったり、マウス操作がスムーズにできないことがあります。
さらに、箸やコップを持つ際にもだるさを感じ、食事の時間さえも楽しめなくなってしまうかもしれません。
これらの問題は、仕事の効率低下だけでなく、プライベートの時間の質にも影響を与えかねません。
そこで今回は、パソコン作業にで前腕の痛みが起きる原因とその対処法について紹介していきます。
デスクワークによる腕の痛みは、適切な知識と対策があれば改善できる可能性が高いのです。
このブログを最後まで読んでいただくことで、前腕の痛みの原因が解消されて、快適なパソコン作業を行うことができます。
デスクワークでパソコンを使用することで、前腕の筋肉が張ったような違和感が発症する原因として、以下の3つが考えられます。
デスクワークでのパソコン作業は、同じ動作を繰り返し行うことが多いです。
特に、キーボード打鍵やマウス操作は前腕の筋肉を酷使します。
これらの動作を、長時間、続けると、筋肉に疲労が蓄積されます。
例えば、1日8時間のデスクワークで、約3万回のキーボード入力を行うと言われています。
これは、前腕の筋肉に大きな負担をかけます。筋肉が十分な休息を取れないまま、使い続けられることで、筋肉の張りや痛みが引き起こされます。
デスクワークでは、長時間、同じ姿勢を維持することが多く、これが腕の痛みの原因となることがあります。
特に、肩が前に出た姿勢や、手首が机の端に乗った状態でタイピングを行うと、前腕の筋肉に余計な負担がかかります。
この状態を、重い荷物を持ち続けているようなものだと考えてみてください。
最初は問題なくても、時間が経つにつれて腕が疲れてきますよね。
それと同様に、不適切な姿勢を、長時間、維持することで、前腕の筋肉に過度の緊張が生じ、痛みや違和感を引き起こします。
パソコン作業中の腕の張りは、血行の不良が主な原因です。
長時間、同じ姿勢でキーボードやマウスを操作していると、腕の血流が滞りやすくなります。
血液の流れが悪くなると、筋肉に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなります。
これを、水道管の詰まりに例えると分かりやすいでしょう。水の流れが悪くなると、蛇口から水が出にくくなるのと同じように、血流が悪くなると筋肉の働きも悪くなります。
その結果、腕の張りや違和感が生じるのです。
前腕の筋肉が張ったような違和感への有効な対処法として、以下のことを紹介させていただきます。
1. 背筋を伸ばして、足を肩幅に開いて立ってください。
2.両腕を前に伸ばし、手のひらを下に向けます。
3. 伸ばした腕の手首を手の甲側に反らせて、10秒間、保持します。
4.その後、伸ばした腕の手首を手のひら側に曲げて、10秒間、保持します。
5. これを交互に、3回づつ、繰り返しておこなってください。
1. 両方の腕を体の横で軽くあげて、肘を曲げ、手のひらを前に向けます。
2. 両手を同時に強く握ってグーにして、5秒間、保持します。
3. その後、指を大きく広げてパーにして、5秒間、保持します。
4. この動作を、10回、繰り返します。
デスクワークによる前腕の張りを改善するツボである「手三里(てさんり)」の取り方と刺激方法について、以下のように詳しく解説します。
・手三里の位置は、肘を90度に曲げま、肘の外側にできるシワから、手首方向に指3本分(約4cm)下がったところにあります。
・手三里の刺激する方法は、指の腹を使って、ゆっくりと5秒かけて押し、そのまま5秒間押し続け、ゆっくりと5秒かけて力を緩めます。
・ 手三里の刺激する際の注意点は、強く押しすぎないようにします。心地よい程度の刺激を心がけて、痛みを感じたら、すぐに中止してください。
今回のブログでは、前腕の筋肉が張ったような違和感が発症する原因として、以下のことを説明させていただきました。
・反復動作による筋肉の疲労
・姿勢の不良による腕の痛み
・パソコン作業による腕の張り
また、前腕の張りへの対処法として、以下を紹介させていただきました。
・手首の屈伸ストレッチ
・グーパー運動
・手三里(てさんり)のツボ刺激
前腕の張りは、パソコン作業だけではなく、鍵をつかんだり、箸を扱うといったちょっとした動作などにも大きな支障をきたす可能性が高まるため、早めにケアすることをおすすめします。
皆さま、ぜひ今回ご紹介した方法を実践してみてください。
これらの簡単にできる対策が、皆さまの腕のケアに役立てば幸いです。
もし症状が続く場合は、お近くの専門医療機関への受診をおすすめします。
当院でも、前腕の張り改善に対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
また、他のデスクワークによる体の不調への対策ブログも参考にしていただければと思います。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:
1. 日本整形外科学会. (2021). “デスクワークによる上肢障害の予防と対策“. https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/desk_work_disorder.html
2. 厚生労働省. (2020). “VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン“. https://www.mhlw.go.jp/content/000539604.pdf