





- Blog記事一覧 -血流 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 52の記事一覧
血流 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 52の記事一覧

70歳代女性の方が、肩こりを訴えて来院されました。
きっかけをお聞きすると、ケガをして足の不自由な友人を、日常生活の買い物に困っているだろうと、車に乗せて買い物に出かけた後に、肩こりを感じだしたとのこと。
他人を乗せていたし、不慣れな道だったので、安全に運転することを意識したため、普段より非常に緊張し、疲れたそうです。
そんな運転をした2・3日後に、急にひどく肩こりを感じて、気分が悪くなり、ふらつきやすい状態になったと。
今回の患者様のように、ストレスのかかる状態での車の運転で、運転後にきつい肩こりが発症される方が少なくありません。
そこで今回は、不慣れな道の運転や人が同乗して緊張した状態での車の運転後に肩こりが起こる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、いつもより緊張した状況での車の運転後に起こった肩こりを解消できます。

不慣れな道を運転したり、同乗者がいるための安全に運転しなければという思いなど、状況での車の運転後に、肩こりが発症する理由として、感情へのストレスがあげられます。
車の運転は、「怒り・ イライラ」「事故の不安」「焦り」「不快・悩み」「眠気・疲労」「神経質」といった主に6つの感情へのストレスがかかると言われています。
特に今回、ご相談いただいたような、自分一人だけ車に乗って運転していたとは違う状況によって、「事故の不安」や「焦り」といった感情へのストレスが増加します。
こういったストレスを感じると、体が「危ないかもしれない」と感じて、筋肉を緊張させてすぐに動けるように準備します。
それによって普段の車の運転より、ハンドルを握っている腕から肩にかけての筋肉が過剰に緊張します。
その結果、肩周辺の筋肉の疲労や損傷により、筋肉痛が起こります。
筋肉痛は、その原因となる動作の24〜72時間後に発症することが多いため、運転後しばらくしてから、肩こりを感じるようになるのです。

不慣れな道の運転や同乗者がいることで心身にストレスがかかり、その結果として、肩こりが発症します。
いつもとは違う状況や環境となる車の運転となると感じた場合は、運転前、運転中、運転後のそれぞれにおこなっていただきたい対処法を以下で紹介します。


運転前に、肩のストレッチをおこい体温を上げることで、筋肉の柔軟性が上がります。
指を組んだ手のひらを頭の後ろに当てて、肘をゆっくり開いて胸をそらします。

胸が開き、両方の肩甲骨が背骨の方向に寄ったのを感じたら、その状態を10秒間、キープしてください。これを3回、おこなってください。

両手で肩を抱きしめてください。

左にゆっくり上半身を大きく上半身をねじって、10秒間、キープしてください。

右にゆっくり上半身を大きく上半身ねじって、10秒間、キープしてください。

これを3回、おこなってください。
右の手のらを上に向けて、右腕を前にまっすぐに伸ばし、左手で右手の指先をつかみます。
右手の指先を左手で軽く引き、右の前腕の手のひら側が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。
反対側の腕も同じようにおこなってください。

これを交互に、3回、おこなってください。

運転するために意識的に、リラックスした状態を作ってください。
そのための方法として、深呼吸を繰り返すと効果的です。
深呼吸は、「鼻から4秒間、息を吸って、口から6秒間、息をはく」リズムでおこなうとより効果的です。

運転前までに、目的地までのルートを確認し、道順を少しでも把握しておくことで、運転中の不安を減らせます。
カーナビやスマホのマップなどを運転前に事前に設定して、活用することをおすすめします。

同乗者をされる方へ、事前に、自分が不慣れな道を運転するなど、緊張しながらの運転になることを伝えておいてください。
それによって、同乗者の協力を得られると、車の運転のプレッシャーが軽減できます。


車のシートに深く座り、背中とシートがしっかり接触するようにします。
必要でしたら、腰や座面に補助シートや補助まくらを当ててください。
ハンドルは、肘は軽く曲げた状態で、時計の文字盤で言えば、左手が9時、右手が3時の位置にあてることが理想です。
ハンドルは、親指を内側に優しくそえて、人差し指から小指を軽くあてて、指ではなく手のひらで握ってください。
ハンドルの内側に深く親指をかけると、ハンドルと強く握り過ぎ、肩に力が入り、肩こりの要因となります。

長時間の運転になる場合は、1時間ごとに休憩を取り、いったん、車から外に出てください。
その際に、軽く足踏みをしたり、背伸びをして、体を動かしてください。


運転後に、軽く体操をおこなって、運転で使った肩周辺の筋肉に刺激を加えてください。
それによって、血行が促進されて、運転後に肩こりを防げます。
肘を曲げて手を肩にあてて、両肩をゆっくり回します。
10回、前に回したら、10回、後ろに回してください。

これを、3回、おこなってください。
両手を肩の高さで前に伸ばし、体の前方で手を組んでください。

頭をくんだ両手の間に倒して、肩甲骨を外側に引き離すように、組んだ手を前に伸ばして、10秒間、キープしてください。

これを、3回、おこなってください。
手を腰の後ろで組みます。

肩甲骨を寄せるようにして胸を張りながら、組んだ手を伸ばしながら上に上げ、10秒間、キープしてください。

これを3回、おこなってください。

運転後は、温かいお風呂にゆっくり入ってください。
お風呂に入り体温を上げることで、血行が促進されて、運転で疲れた肩周りの筋肉への回復がうながされます。

車の運転は、その緊張で多くのエネルギーが消費されて、その過程で体の水分が失われます。
特に、筋肉の水分の2%でも失われると、けいれんや痛みが発症します。
運転後は、喉が渇いていなくても、意識的に十分な水分の補給をおこなってください。

今回、ご相談いただいた患者様は、ケガで買い物も行きづらくなったお困りのご友人のためにと、頑張って車の運転をされたとのことで、本当に素晴らしいと思いました。
こういった人のために起こした行動のために、肩こりなど、お体の不調の発症を少しでも軽減していただけるために、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも緊張した状況で車を運転後に起こる肩こりが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、車の運転による体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

趣味で洋裁を楽しまれている方々にとって、デザインを決め、型紙作り、布を裁断し、ミシンや手芸による刺繍のうえ、仕上げにアイロンをかけるなど、やることは多岐にわたります。
洋裁をすることで、服や小物などが完成していく手応えの楽しさから、時間を忘れ、一日中、没頭される方も多いことでしょう。
洋裁をすることは、脳が活性化して、学習能力や記憶力が向上する効果があると言われています。
しかし同時に、長時間、洋裁に没頭するあまり、首から背中にかけて痛みが発症する方が少なくありません。
そこで今回は、洋裁の多様な作業工程によって首から背中に痛みが出る理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、首や背中の痛みに悩まされずに洋裁を楽しんでおこなえます。

長時間、洋裁をおこなうことで、首から背中にかけての痛みが発症する理由を、以下で紹介させていただきます。
洋裁の一連の作業で、共通していることは、布を見ながらの手作業のために、
・頭を前に倒す
・腕を上げる
といった状態で、前かがみの姿勢を取ることが多いです。
成人の頭や腕は、約5キログラムの重さを有しています。
前屈みの姿勢で、重たい頭や腕が体の前方にあることは、それを支える首と胸の背骨に負担をかけます。
洋裁をすることで、そうした時間が長くなると、首や背中の筋肉が疲労して硬くなり、結果、首や背中に痛みが生じます。
洋裁のために、布の裁断やミシンやアイロンを使う際、布を安定して見つめるために、同じ姿勢を長時間、保ちます。
これにより、首や背中の特定の同じ筋肉や関節に過度な負荷がかかり、結果、疲労や炎症、血行の不良が生じ、痛みが発生してしまう可能性が高まります。
洋裁をおこなう際、首や背中など体に負荷をかけないためには、作業する環境が重要です。
例えば、ミシンに向かうときに、ミシンを置いた作業台の高さ、イスの高さ、肘の位置、などが合っていないことで、首や背中の筋肉や関節に負担がかかり、痛みを引き起こします。

同じ姿勢で洋裁の作業を、長時間、おこなうことで首から背中周辺の組織の柔軟性や可動性が低下します。
そこから回復させるためには、首や背中周辺の組織に刺激を入れ、血流を促して血液を通して酸素や栄養を供給する必要があります。
そのための方法として、以下のようなストレッチを紹介させていただきます。

背筋を伸ばして、視線はまっすぐ前を向き、指をアゴにあてます。
頭を斜め上に引く(頭を前に倒さない)ように、アゴを引いて、首の後ろを伸ばします。
この状態を、10秒間、キープしてください。
これを3回、繰り返しおこなってください。

背筋を伸ばして、鼻から息を吸いながら両肩を上にあげて、5秒間、キープしてください。
口から息をはいて、肩の力を一気に抜いて、肩を下にストンと落としてください。
これをこれを3回、繰り返しおこなってください。

首の後面に両手を当てます。髪の毛の生え際から首の付け根にかけて、皮ふを伸ばすように、5秒かけて、優しく下方向になぜてください。
首の付け根まで、なぜ下ろしたら、今度は髪の毛の生え際に向け、5秒かけて、上方向に優しく皮ふを伸ばすようになぜてください。
これを5往復、おこなってください。

壁に両手をついて、足を前後に開いてください。
両手を伸ばして壁を押し、その際に、両方の肩甲骨を意識的に内側(背骨の方向)によせて、10秒間、キープしてください。
これを3回、繰り返して行ってください。

指先をそろえて、左の手のひらを天井に向け、右手で左手の指先を持ちます。
肘を伸ばしながら、左手の指先を持った右手で指先を手前に引いて反らし、天井側に向いている前腕の筋肉が伸びているのを感じたら、10秒間、キープしてください。
反対側の腕でも同じようにおこなってください。これを交互に、3回、繰り返しおこなってください。

洋裁は、一つのことに没頭できる時間が作れるということは、ストレスの解消としても非常に有効ですので、ぜひ続けていただきたい趣味です。
ただ、熱中するあまりお体に負担がかかる趣味でもあるので、こまめなお体のケアが必要です。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも洋裁を長時間、おこなうことで首や背中の痛みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、首の痛みへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

先日、50歳男性の方が、腰痛を訴えて来院されました。
きっかけをお聞きすると、肩の手術のために3週間ほど入院をしてからとのこと。
入院時はそれほど感じていなかったが、退院して家に帰ってから、何もしてなくても腰に痛みを感じるようになったそうです。
肩は手術したばかりなので、徐々にしか動かないのはわかっているが、あと1週間で職場復帰するので、腰までしんどいのは仕事がちゃんとできるか不安だということです。
この方のように、入院中はそれほど感じなかったが、退院後、自宅で過ごしていると、特に思い当たる理由もなく腰に痛みが発生する方が少なくありません。
そこで今回は、長期入院後、自宅に帰ってから腰の痛みが発生する理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、退院後に腰の痛みによって仕事ができるかどうかの不安を解消できます。

入院後、特に思い当たる理由もなく腰痛が発生する理由は、以下のことが考えられます。
入院中は、まだまだコロナの影響もあって、動けるスペースが制限されることもあって、活動量が減り、1日のほとんどをベッドの上で過ごします。
研究によると、寝たきりで筋力の使用量が低下した場合、1日で約3〜5%、1週間で約20%の筋肉が減少すると報告されています。
寝たきりでないにしても、入院による活動量の低下により筋力の低下は避けられないところです。
退院後は、入院時よりは、活動量が増えます。腰は、 上半身の重さを支えたり、立ち上がる・歩く・物を持ち上げるなどの動きの中心でありるため、体の中で最も負荷がかかりやすい部分です。
つまり、入院による腰を支える筋力の低下が、日常生活動作による腰への負荷に対応できないため、退院後に腰痛が発生しやすくなります。
入院により活動が低下すると、関節が十分に動かされない状態が続きます。
そうすると、関節周囲の組織が硬くなり、関節の動きが制限されます。
退院後、関節の動きが悪くなっている状態で活動量が増えると、ぎこちない動作となり、それにより、特に腰の関節に不自然な負荷がかかります。
これが腰の痛みが生じることにつながります。
入院により、長時間の安静状態でいると、1週間もすると、血管の弾力が低下し固くなっていきます。
これは、活動の低下により、血管の細胞に刺激が入らず、血管の古い細胞が新しい細胞に入れ替わるスピードが落ちるからです。
血管の弾力が落ちると、血液を体に送り出す力が低下して、特に下半身や腰の血行が悪くなります。
そうすると、退院後に活動を再開したことによって、必要な酸素や栄養素といったエネルギーが、血液を通して腰周辺の組織への供給が滞りやすくなります。
これにより、腰周辺の組織がエネルギーが不足を起こして、腰痛を引き起こすことがあります。
入院による長期間の活動制限により、脳から痛みを抑える神経の機能が低下することがあります。
この機能が低下すると、今まではそれほど感じなかったちょっとした痛みの信号を強く感じます。
入院中の活動低下により、この抑制する機能が弱まり、退院後に活動が増え腰に負荷をかけることで、腰の痛みを感じやすくなります。

入院中は活動量が減るため、腰周辺のの機能が低下して、腰痛が引き起こされます。
ですので腰痛の要因となっている低下した腰周辺の機能を回復させる方法を、以下で紹介させていただきます。

徐々に運動を再開することで、筋力は回復できます。
その方法として、 無理のない範囲でウォーキングから始めることをおすすめします。
最初は15分程度から始め、徐々に時間を延ばしていってください。
その際にが、ヒモ靴のウォーキングシューズで、足元に力が入りやすい状態でおこなってください。
腰を中心に、以下のような軽いストレッチをおこなって、関節に刺激を入れて、柔軟性を向上させることをおすすめします。

上向きで寝て、両ひざを曲げます。そのままひざを横に倒し、その状態で10秒間、キープしてください。
反対側も同じようにおこなってください。これを3回ずつ繰り返してください。

上向きで寝て、両ひざを両手で抱えます。
腰の筋肉が伸びるのを感じたら、シーソーのように体を上下に。10秒間、揺らします。
これを3回、繰り返してください。

四つんばいの状態になり、ひざは股関節の真下に置きます。
両手を前方に伸ばしながら、お尻の位置を動かさずに、胸を床へ近づけ、おでこを床につけます。
胸やおなかが伸びるのを感じたら、その状態で10秒間、キープしてください。
これを3回、繰り返してください。

39〜41度に設定した湯船にゆっくりつかったり、ホットパックを腰やおなかにあて、外部から温熱を体に入れてください。
そうすることで、筋肉や血管が緩み、血流が向上します。
また温熱が体に入ることで、血管の細胞の活動が活発となり、血管の弾力性が促されます。

痛みを抑える機能の脳は、大量の酸素を必要とします。脳に酸素を十分に供給することで、痛みの調整する機能が正常に働きます。
ですので、脳に酸素を取り込むため、意識的に深呼吸をおこなうことが有効です。
その方法ですが、4秒間かけて鼻から息をゆっくりと吸い込みます。
息を吸い込む際、おなかがふくらむように意識してください。
その後、6秒間かけて口からゆっくりと息をはき出します。
息をはき出す際、おなかがゆっくりと凹むように意識してください。
これを10回、繰り返してください。
吸うときには「息を吸っている」、息をはくときには「息をはいている」ということに意識を集中すると、より効果が高くなります。

筋力だけを見ても、入院で1日安静にしていると回復に1週間、1週間安静にしていると回復に1か月を要すると言われています。
こういたことを見ても、退院後にいきなりフルで活動することは難しいものです。
特に、体の動きの中心になる腰への負荷が耐えられないために、今回のような症状が起こりがちです。
入院で低下した腰周辺の機能を回復させるには少し時間がかかることを前提に、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも退院後に発生した腰の痛みがなかなか回復しないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、腰痛への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

田植えのシーズンがもうすぐやってきます。
田植え自体も大変なのですが、その前の準備である、ため池や用水路の掃除、あぜの草刈り、田んぼのしろかき、などはさらに大変だというお話をよくお聞きします。
そして、そのどれも重労働のため、田植えの準備作業をおこなった後の就寝中に、ふくらはぎがつる、いわゆる、
「こむら返り」
が発生しやする方が少なくありません。
そこで今回は、田植えの準備作業した日の就寝中にこむら返りが発症しやすい理由とその予防、こむら返りが起きた際のなおし方について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、こむら返りによって痛い思いをすることを解消できます。

こむら返りとは、ふくらはぎの筋肉にけいれんが起きることです。
筋肉がけいれんするということは、ざっくりいえば、「筋肉の伸び縮みを調整するセンサーの誤作動」です。
筋肉の伸び縮みを調整するための命令をだす中枢は、背骨の中を通る神経の束である「脊髄(せきずい)」がおこないます。
その脊髄に、筋肉の状態の情報を送るセンサーが、「筋肉の中」と「筋肉の端っこにある腱」にあります。
「脊髄(せきずい)」・「筋肉の中のセンサー」・「筋肉の端っこにある腱のセンサー」が互いに働きあって、筋肉が調整されます。
例えば、
①寝ているときに背伸びなどをしてふくらはぎの筋肉が伸びる
⬇︎
②筋肉のセンサーが「ふくらはぎの筋肉が伸びすぎている!」という情報を発信
⬇︎
③脊髄がその情報を受けて「ふくらはぎの筋肉を縮めろ!」と命令
⬇︎
④ふくらはぎの筋肉が縮む
⬇︎
⑤筋肉の端にある腱の中のセンサーが「ふくらはぎの筋肉が縮みすぎている!」という情報を発信
⬇︎
⑥脊髄がその情報を受けて「ふくらはぎの筋肉を緩めろ!」と命令
というループが起きて、筋肉の状態を調整されています。
このループの中で、『⑤筋肉の端にある腱の中のセンサーが「ふくらはぎの筋肉が縮みすぎている!」という情報を発信』の機能が、
・水分不足
・血流不足
・冷え
・筋肉疲労
・筋肉量の低下
・活動量の低下
・薬の副作用
・糖尿や腎臓病
などの要因によって機能が低下する場合があります。
そうすると、『③脊髄がその情報を受けて「ふくらはぎの筋肉を縮めろ!」と命令』が止めることができず、筋肉が縮む状態が強くなりすぎて、ついには、ふくらはぎの筋肉がけいれんを起こします。
これが、「こむら返り」です。
特に、田植えの準備は、筋肉の疲労や水分不足が著しい場合が多くなるため、こむら返りが起こりやすくなります。

田植えの準備作業をした日の就寝中に、こむら返りが発症を予防するための方法を以下で紹介させていただきます。

体から水分が失われると、筋肉の情報を脊髄に伝える筋肉の中のセンサーや筋肉の端っこにある腱のセンサーが誤作動を起こしやすくなります。
日中の田植えの準備作業で発汗することで、体の水分が失われます。
また、睡眠中でも300ミリリットルの水分が失われるとされています。
ですので、就寝前には、意識して水分をとてください。お酒を飲むと、アルコールの分解に体の水分を使います。
田植えの準備作業後にお酒を飲んだ場合は、摂取したお酒の量分以上の水もしくはノンカフェインの飲料を摂取してください。

筋肉の冷えや血流不足でも、筋肉の情報を脊髄に伝える筋肉の中のセンサーや筋肉の端っこにある腱のセンサーが誤作動を起こしやすくなります。
田植えの準備作業後は、シャワーで終わらさずに、湯船にゆっくりつかって、体を温めてください。
また、寝る際には、ふくらはぎが冷えないように、パジャマを長ズボンにしたり、レッグウォーマーを履くなどして保温を心がけてください。

就寝中のこむら返りは、寝ているときの何気ない背伸びで、つま先を伸ばすことがきっかけで起こることが多い。
つま先が伸ばしにくいように、足首にサポーターをはいたり、包帯を巻いたりして、足首を軽く固定してください。

寝る前に、両手をふくらはぎに当てて、上下に軽く優しくさすってください。
そうすることで、ふくらはぎの筋肉がリラックスして、就寝中に刺激を受けてもこむら返りが起こりにくくなります。

芍薬甘草湯は筋肉を緩め、けいれんを収め、血管を広げて血量を増やすことで、筋肉の痛みを和らげ、こむら返りに顕著な効果をもたらす漢方薬です。
田植えの準備作業で、ご自身の筋肉の疲労が予想される場合は、病院の方で処方してもらってください。

寝ているときに、こむら返りが起こった対処法は、「ふくらはぎをゆっくり優しく伸ばす」が有効です。
その方法は、
・足を伸ばして、手でつま先を持ち、体の方に引っ張り、ふくらはぎをゆっくり伸ばす

・タオルと爪先にかけて、体の方に引っ張り、ふくらはぎをゆっくり伸ばす

・壁に足の裏を押し付けて、ふくらはぎをゆっくり伸ばす

という感じで、やりやすい方法でおこなってください。
ふくらはぎを伸ばしても、こむら返りが治らないようでしたら、
・両手でふくらはぎを包んで優しくさする
・水や経口補水飲料などで水分をとる
・いったん足首を伸ばしてふくらはぎを縮めてから、もう一度、ふくらはぎを伸ばす
・お風呂に入ったりシャワーふくらはぎにあてて温める
ことを試してください。
こむら返りの発作が収まっても、それによって筋肉痛や肉離れが起こり、ふくらはぎの痛みが続く場合があります。
その痛みの度合いが、こむら返りをしてから1週以上、変わらないようでしたら、お近くの病院や治療院を受診して、診断と処置を受けられることをおすすめします。

私も少し田植えをお手伝いさせていただいたことがあるのですが、田植えに関わる作業をした後の2〜3日は筋肉痛で思うように動けず、お米作りってこんなに大変なのかと思い知った経験があります。
そんな大変なお米づくりは、初夏から収穫する秋まで、大変な作業が続きます。
まず、そのスタートの作業となる田植えの準備期間に、こむら返りを予防することで、スムーズに作業に当たっていただきたい。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも田植えの準備作業をした日の就寝中にこむら返りが起きやすいお悩みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、農作業による体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

5月は、比較的穏やかな天気となり、過ごしやすい日が多くなります。
しかし、この時期には、突如として、低気圧が発生して、激しく強い雨風の天気になる場合があります。
先日も、地元で車や建物に被害が出るほどの、激しい雷雨・大粒の雹が降りました。
こういった天気になると、体に不調、特に、“頭痛”を訴える方が多くなります。
そこで今回は、天気の崩れから頭痛が発生する理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、天気の変化すると起こる頭痛を軽減し、日常生活に支障がでるのを防げます。

激しい雨や風、雷などが起こるなど、天気が崩れることで頭痛が発生しやすくなる理由は、
「気圧の低下」
によるものです。
雨が降るときの気圧は低下する、つまり、低気圧になります。
気圧というものは、ざっくり言うと、空気の重量を表します。
ということは、低気圧になると、体にかかる空気の重さが軽くなることで、外部から体にかかる圧力が減少します。
そうすると、体の内部が緩み、その過程で体の中にある血管が緩みます。
血液の流れは、血管が収縮することで押し出されて流れていきます。
血管が緩むということは、血液の流れが悪くなり、血液を介して供給される栄養や酸素が脳に十分に届かなくなります。
特に、脳は、エネルギーの消費が激しい臓器であり、血流の悪化は、脳はストレスを与えます。
それによって、脳の神経が過敏になったり、脳内から分泌される物質のバランスが崩れすくなることなどで、頭痛が発生しやすくなります。

気圧の低下や天候の変化によって、頭痛が引き起こされた場合の対処法について、以下で紹介させていただきます。
十分な睡眠をとる

睡眠は体を回復させる時間帯です。
十分な睡眠をとることで、気圧の変化によって過敏になった脳の神経の興奮を抑えて、通常の神経状態に回復させるように働きます。
それによって、頭痛が軽減されます。

十分な水分をとることで、血液の粘度を下げてサラサラで流れやすい状態に変化させます。
それによって、脳への血液供給量が上がり、頭痛を緩和できます。

気圧の低下により、体の中が緩むと、呼吸するための筋肉も緩み、呼吸量が低下します。
深呼吸を意識的に十分にすることで、脳に酸素が供給されて、過敏になった神経活動を抑えることができ、その結果、頭痛も抑えることができます。

湯船につかって首や肩を温めたり、首周りにスカーフやタオルを巻いて保温をすることで、首を通過して脳へいく血行が良くなります。
それが、効果的に頭痛を緩和します。

天候が悪くなることで起きる頭痛に対して効果的とされるツボとして、
「合谷(ごうこく)」
があります。
ツボの位置は、手の甲側で、親指と人さし指の骨が交わる部分から、人さし指側のくぼんだ部分にあります。
気持ちがいい圧力で、1~2分ぐらいを目安に押してください。

人間の体は、気候の変化に体が対応するのに、2週間はかかるとされ、時間がかかります。
春から初夏にかけての突然の天候の崩れは、どうしても体が対応できないことが多いため、その度に対処が必要になります。
特に頭痛が起きると、その不快な痛みから集中力や注意力が落ちて、仕事や家事などをおこなう際に、支障が出やすい傾向があります。
それを軽減するためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも天候の崩れによる頭痛のお悩みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、季節による体調の崩れへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広