- Blog記事一覧 -筋肉疲労 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 3の記事一覧

筋肉疲労 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 3の記事一覧

冬の転倒を防ぐために──つまずきやすくなる理由とセルフケア法

2026.02.19 | Category: ウォーキング,ふくらはぎ,予防,体操・ストレッチ,体温,,冷え,冷え性,姿勢,日常生活の動作,生活習慣,筋肉疲労,背骨,腰痛,血流,運動

みなさん、こんにちは。加古川市の「ひさき鍼灸整骨院」院長の久木崇広です。

冬は、寒さによって体が固まり、動きが鈍くなる方が少なくありません。

それによって、物にぶつかったり、足をくじいたりなどとケガをする方が増えます。

特に怖いのが、歩行時に「転倒」すること。

これにより、打撲や骨折など、生活に支障をきたす大きなケガにつながってしまうケースもあります。

転倒には「前兆」があり、その代表的サインが「足がつまずきやすくなる」ことです。

そこで今回は、冬に歩いているとつまずきやすくなる理由とそのセルフケア方法について、伝えさせていただきます。

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

歩行の基本メカニズム

実は、歩行は、単に左右の足を交互に前に出す動作ではなく、股関節・膝・足首・腰・骨盤が同時に協調して動くとても高度な全身を使う運動です。

人間の歩行にはサイクルがあり、大きく分けると、歩行の約60%を占める「立脚期」と約40%を占める「遊脚期」に分かれます。

それぞれの期の特徴として、

立脚期:両方の足が地面に接地して体を支える時間

遊脚期:片方の足が地面から離れて前へ動く時間

この遊脚期で、片方の足の裏が地面を離れる瞬間があり、その平均の幅は健康な成人で約10mm~20mm(1~2cm)と研究報告されています。

そして、遊脚期に片方の足の裏が地面を離れる幅が、ほんの数ミリでも上がらないだけで、足が地面にこすれ、つまずきに直結します。

ちなみに、高齢者群や腰痛・股関節疾患の方では、この幅が、7~13mmまで下がることがあり、それによって、転倒リスクが高まるという報告もあります。

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

なぜ冬につまずきやすくなるのか

歩行は、股関節・膝・足首・腰・骨盤など、特に、下半身のいろいろな関節が同時に協調して動くことで行えます。

その協調した動きに制限がかかることで、歩行時につまずきが起こりやすくなります。

以下で、なぜ冬になると、下半身のいろいろな関節が同時に協調して動くことに制限がかかりやすくなるかを説明させていただきます。

 

冷えによる体の可動の制限のため

冬の低温下では、筋肉の温度が下がり、血流が減少して、筋肉や筋肉によって動かされている関節の柔軟性が低下します。

体全体の筋肉の約70%は、下半身に集まっているため、寒さによる下半身の筋肉や関節の柔軟性の低下は、特に、歩行時に大きく影響します。

歩行するために片方の足を地面から引き上げる股関節・膝・足首・腰・骨盤の動きが悪くなると、最終的に、つま先を上げる動きが小さくなります。

わずか数ミリのつま先を上げる動きが悪くなることで、歩行時に足がつまずくきっかけになります。

 

寒さで体を丸める姿勢になるため

冬場は自然に背中を丸めて、寒さに対する防御姿勢、いわゆる「猫背」で歩いてしまいます。

この猫背の姿勢は、骨盤を後ろに倒し腰部分の背骨のたわみを減少させることで、歩行時に背骨・骨盤・股関節の動きを制限してしまいます。

ざっくり言えば、歩行時に使う大きな5つの関節のうち、3つの関節に制限がかかることで、歩く際に前に足の振り出す幅や地面から足の裏が上がる高さが減少し、それがつまずきやすくなる要因となる。

重心の変化のため

姿勢よく歩く際は、人間の重心は、だいたいヘソのあたりにあります。

寒さによって猫背の姿勢で歩くと、重心が自然と低くなります。

そうすると、歩行時に地面から足の裏が上がる距離が低下します。

また、猫背姿勢は、視線が下がって首や背中が前傾し、足が前方に振り出す距離も制限がかかります。

それによって、歩行のリズムに影響がでて、つまずくという症状が引き起こされやすくなる場合がある。

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

つまずきを引き起こす代表的な病気

歩いている際に、つまずきやすい症状が起きるのは、単に、運動の不足や寒さだけの問題ではなく、病気によってひき起こる場合があります。

つまずきを引き起こす代表的な病気として、

・腰部脊柱管狭窄症:歩くと足のしびれやの足に力が入りづらく、休憩すると回復する

・変形性ひざ関節症:歩くとひざに痛みが起こり、ひざが曲げにくい

・変形性股関節症:歩くと股関節に痛みが起こり、股関節が曲げにくい

・脳梗塞:片方の足が持ち上がりにくい

・パーキンソン病:小幅でしか歩けず、歩いていると止まれず転倒しやすい

・糖尿病性末梢神経障害:足裏の感覚が鈍く、段差を感じにくい

などがあります。

歩いていると、頻繁につまずく、または床で足が引っかかる感覚、足の裏に感覚がないなどがある場合、整形外科や脳外科・内科などの専門の医療機関での精査をおすすめします。

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

冬のつまずきを防ぐためのストレッチ

冬の寒さによって、猫背姿勢になることで、歩行に使うための筋肉や関節が硬くなり、それがつまずきやすさにつながります。

ということは、下半身の動きを良くすることで、冬に起こりやすい歩行リスクを防ぐことができます。

そのために、誰でも簡単にできるストレッチを以下で紹介させていただきます。

腰のストレッチ

①腕は肩関節の真下、足は股関節の真下になるように、四つんばいになります。

②頭を両腕の間に入れるように曲げて、それと同時に背中を丸めます

③次に、顔を挙げて上を見て、それと同時に腰をそらします。

この一連の動作の流れを5回繰り返し行ってください。

 

お尻のストレッチ

①イスに座り背筋を伸ばして、片方のひざを曲げて、反対側の太ももの上に足を乗せる

②背筋を伸ばしたまま、体を前に倒し、太ももの足を乗せた側のお尻が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。

③10秒たったら、姿勢を元の位置に戻して、次に、足を反対に組み替えて、同じように体前に倒し、10秒間、キープしてください。

この一連の動作を、3回、繰り返し行ってください。

 

股関節のストレッチ

①背筋を伸ばして、片方の足を後ろに引いてひざを曲げて床につけ、もう片方の足を前に出してを膝を曲げて、片ひざ立ちになります。

②前に出した足のひざをさらに曲げて、背筋を伸ばしたまま体を前に押し出した際に、後ろに引いた足の股関節の前面が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。

③10秒たったら、姿勢を元の位置に戻して、次に、足を反対に組み替えて、同じように体前に倒し、10秒間、キープしてください。

この一連の動作を、3回、繰り返し行ってください。

 

太もも裏のストレッチ

①背筋を伸ばしてイスに座り、片方の足を前に出してひざを伸ばし、つま先をあげます。

②背筋を伸ばしたまま、体を前に倒して、太もも裏からひざ裏あたりが伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。

③10秒たったら、姿勢を元の位置に戻して、次に、足を反対に組み替えて、同じように体前に倒し、10秒間、キープしてください。

この一連の動作を、3回、繰り返し行ってください。

 

足首のストレッチ

①足を伸ばして上むきですわります。

②つま先を前後にゆっくりと倒して、ふくらはぎやすねが伸びるのを感じながら足首を動かします。

③次に、つま先をゆっくり内回し・外まわしして足首を動かします。

この一連の動作を、3回、繰り返し行ってください。

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

まとめ

日常生活の中で、歩くという動作は欠かせないものです。

歩く際に、つまずきやすい症状が起きて放置していると、転倒による大きなケガを引き起こすリスクが高まります。

当院でも、転倒することで、体のバランスを崩して、腰痛や首の痛みなどを引き起こして、辛い思いをされている方を多く見てきました。

そういったことを予防するためにも、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

お腹が硬い人は要注意!冬に下半身が冷える理由と予防法

冬の 寒さと共にやってくる気象病の「頭痛」がおきるメカニズムと4つの対策

受験期の要注意!長時間、同じ姿勢で勉強していると効率が落ちる?

2026.02.09 | Category: スマホ首,予防,体操・ストレッチ,姿勢,生活習慣,疲労,筋肉疲労,肩こり,背中の痛み,血流,,首の痛み

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

2月に入り、本格的な受験シーズンに入りました。

受験をがんばるお子さん本人も大変ですが、その様子を見守る親御さんも、

「体調は大丈夫かな?」

「このままの生活で最後まで走り切れるだろうか?」

と、心配や不安を抱えながら日々を過ごしておられると思います。

その中でも、とくに見落とされやすいのが、「勉強中の体の姿勢」です。

お子さんが長時間、同じ姿勢で机に向かっていると、頑張っている姿に見えますが、実はその姿勢が原因で、脳への血流や呼吸の状態が悪くなり、かえって集中力や勉強の効率を下げてしまうことが分かってきています。

そこで今回は、お子さんが長時間、同じ勉強姿勢でいると集中力が落ちてしまう理由と親御さんが気をつけてみてあげて、受験生の姿勢と集中力を助ける具体的な方法についてお伝えします。

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

同じ姿勢で勉強を続けると集中力が落ちる理由

入試直前の受験生の勉強に費やす時間の調査によると、平日は5時間以上、休日は10時間以上と報告されています。

それだけ長い時間、机に向かっているということは、体を動かさない、つまり、「同じ姿勢」でいる状態が1日の中で多くなります。

勉強をしようとするモチベーションは素晴らしいですが、その一方で、体の構造上、勉強効率が落ちてしまうというデメリットも発生します。

以下で、そうした事態が起きてしまう理由を紹介させていただきます。

 

筋肉疲労が発生しやすくなる

最近の受験勉強では、ノートや参考書だけではなく、タブレット・スマホを利用することも多いとお聞きします。

そうすると、多くの場合、

「顔を前に突き出して下を向く姿勢」

になりがちです。

この姿勢が続くと、約4~6kgほどもある頭の重さを、首の筋肉が支えることになり、それによってそれらに筋肉が疲労しやすくなります。

さらに言えば、顔を前に突き出す角度が深くなればなるほど、負担が増大すると研究報告がされてします。

具体的には、頭の重さを約5kgとすると、 首を傾ける角度と負荷との関係は、

・0度(直立姿勢):約5kg

・15度傾く: 約12kg

・30度傾く: 約18kg

・45度傾く: 約22kg

・60度傾く: 約27kg

といったように、傾ければ傾けるほど首にかかる負荷が増大します。

こういった受験勉強でなりがちな姿勢によって、首の筋肉が疲労しやすくなります。

首の筋肉の疲労が、それと連結して助け合っている肩の筋肉が疲労し、それがまた連結して助け合っている背中の筋肉が疲労する・・・、と全身の筋肉にその疲労感が広がっていきます。

このように姿勢を変えないまま勉強を頑張り続けていると、少しずつ疲労が積み重なって広がり、ついには、なんとなくしんどい、集中できないといった状態を引き起こします。

 

脳が酸欠を起こす

机に向かって勉強する姿勢は、体を丸める姿勢、いわゆる「猫背」の姿勢になります。

人間は、胸やお腹が膨らんだり縮めたりすることで、呼吸することができますが、猫背は、胸やお腹がつぶれたような形になります。

そうすると、深い呼吸ができず、呼吸が浅く短くなり、その結果、取り込める酸素の量が減ります。

猫背によって、呼吸が浅くなる状態が長く続くと、全身や脳への酸素の供給も少なくなります。

体の司令塔である脳は、体重の約2%ほどしか重さがありませんが、1日に使うエネルギーの20%ものエネルギーを消費します。

エネルギーの消費には、酸素は欠かせない材料であり、特に、受験勉強では激しくなる脳の活動には、酸素は必要不可欠なものです。

その酸素が、脳への供給が滞ると、脳の機能が低下傾向となり、その結果、ぼーっとする・頭が働きにくい・ミスが増えるといった状態になりやすくなる。

 

血流が低下する

勉強する際にとってしまいがちな姿勢そのものだけでなく、同じ姿勢でじっとし続けることも問題になります。

長時間、座りっぱなしでいると、体に流れる血液の量、いわゆる「血流」が明らかに減ることが、いくつかの研究で示されています。

血流が悪くなると、筋肉や脳・内臓に、血液の中にある栄養や酸素が届きにくくなり、疲労がたまり回復が遅れる傾向が見られます。

そうすると、筋肉では頭の重さを支え続ける首や肩、背中にどんどん疲れが溜まり、集中力が持たなくなっていきます。

また、脳の血流が不十分になると、計算や問題解決、記憶の定着といった認知の機能が落ちることが、さまざまな研究で報告されています。

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

受験生を親御さんはどう見てあげればいいか?

受験期のお子さんを見守っておられる親御さんは、お子さんの勉強への集中力の現在の状況は、なかなかわかりにくいかと思われます。

勉強中のお子さんが、

・机に覆いかぶさるように、背中が丸くなっている

・顔がノートに近づきすぎている

・首を前に突き出して、あごを前に出している

・肩に力が入りすぎている

・勉強後に頭が重い・首や肩がこる・目がしんどいと言う

・何度もあくびをする

・何度も読み直している

などといった様子が見られる場合、すでに勉強で同じ姿勢でいることによる負担がかなりかかって、集中力が落ちてきているサインとも考えられます。

このようなときは、一度しっかりとリセットしてもらう必要があります。

その具体的な方法を、以下で紹介させていただきます。

 

勉強時間の区切りの声かけ

勉強に集中する効率を上げるためには、勉強する時間の長さではなく、メリハリをつけた勉強時間がポイントになります。

メリハリをつけた勉強となる時間のおすすめの目安は、

「25~40分ぐらいの勉強→5分前後の休憩」

という1サイクルを繰り返す方法です。

5分前後の休憩の際には、必ず、立ち上がる・伸びをする・トイレに行くなど、姿勢を動かすことをしてください。

これは「ポモドーロ・テクニック」とも呼ばれ、集中力を保つために世界中で用いられている時間の管理法の一つです。

ですので、親御さんができることは、

「30分たったら一度、立ってお茶を飲もうか」

「このページが終わったら、いったん背伸びしよう」

など、勉強時間の区切りの声かけをしてあげてみてください。

 

姿勢リセット体操

勉強中、少しでも体を動かすことが、勉強の効率アップにつながります。

勉強中のお子さんが疲れたり、集中できていないような仕草をした際には、お子さんと一緒に以下のような体操をいてみてください。

胸を開く体操

①イスに座ったまま、背筋を軽く伸ばし、手は体の横に置く

②両手を体の横に広げて、鼻で息を深く吸いながら、ゆっくり胸を広げて肩甲骨同士を寄せる

③口で息をゆっくり吐きながら元の姿勢に戻る

これを2~3回繰り返してください。

肩の脱力体操

①イスに座ったまま、背筋を軽く伸ばし、手は体の横に置く

②両肩をすくめるようにしてギューッと肩を上に持ち上げ、5秒間キープ

③5秒たったら一気に肩の力を抜いてストンと下に落とす

これを2~3回繰り返してください。

足首回し体操

①イスに座ったまま、背筋を軽く伸ばす

②イスに座ったまま、足首をぐるぐる回す

③イスに座ったまま、足首を前後に曲げ伸ばしをする

これを2~3回繰り返してください。

勉強する環境を整える

お子さんが勉強をする机やイスといった環境を整えることも大切です。

親御さんがチェックしてほしいポイントは、

・イスに深く座れているか(浅く腰かけていないか)

・足の裏が床についているか(足がブラブラ宙に浮いていないか)

・テーブルの高さとイスの高さが合っているか(肩がすくむほど高すぎないか)

などをチェックして、改善できそうなところがあれば整えてください。

すぐに全部整えることが難しくても、

・イスの座面にクッションを敷いて高さを調整する

・床から足が浮いてしまう場合は、古本や段ボールなどほ敷いて足置きにする

・勉強に使うタブレットを三脚や重ねた本の上などで固定して目線を上げさせる

といったような工夫するだけでも、猫背の程度が変わり、勉強の効率が上がることが期待できます。

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

まとめ

勉強時間は、時間の長さだけでなく、勉強の姿勢を変化させることも大切です。

お子さんご本人が頑張られることはもちろん重要ですが、サポートされる親御さんのちょっとしたお声かけや工夫もお子さんを大きく助けます。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

長時間のスマホ視聴で起きる首こりの原因と自宅でできる3つのツボ刺激法

座りっぱなしのデスクワークで腰痛のお困りの方に知ってほしい原因とその解消テクニック

中腰作業でひざの裏が張る原因と仕事中にできる簡単セルフケア方法

2026.01.26 | Category: ふくらはぎ,ふくらはぎの痛み,予防,体操・ストレッチ,太ももの痛み,姿勢,日常生活の動作,生活習慣,疲労,立ち仕事,立ち方,筋肉の損傷,筋肉疲労,職業病,腰痛,膝の痛み,血流,関節

 

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、金属加工業に勤めておられる50歳代男性の方が、お体のメンテナンスで来院されました。

お体の調子をお聞きすると、ひざの裏が張る感じがあって、ひざが曲げにくいのが気になると。

特に、長時間、仕事で中腰作業をしていた後、かがもうと思うと、ひざが曲がらずスムーズに動けないとのことでした。

今回、ご相談いただいたような、中腰作業のお仕事で、ひざの裏の張りを訴えて、それがひざの動きが悪くなる方は少なくありません。

そこで今回は、中腰作業によってひざの動きが悪くなる理由とその対処方法について紹介させていただきます。

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

中腰作業によってひざの動きが悪くなる理由

 

金属加工や溶接などの作業は、前屈みの状態を持続して行うことが多いと思われます。

そういった環境の中で仕事をしていると、ひざの裏が張って、ひざが曲げにくくなることはよく起こります。

そうした症状が起こる理由を、以下で紹介させていただきます。

 

中腰作業がひざに与える負担

人間の体には、骨と骨同士が接するたくさんの関節があります。

骨同士が接合する関節面の形状によって、関節の安定性は色々と変わってきます。

例えば、股関節は、太ももの骨と骨盤の骨との間で接合していますが、その骨の接合面の凹凸が深く、骨性の安定性が高い関節です。

一方で、ひざの関節は、太ももとふくらはぎの骨の間で接合していますが、その骨の接合面の凹凸は少なく、平面に近い状態で、安定性に乏しい関節になっています。

そんな不安定な構造のひざの関節が、それでも最も安定する姿勢が、ひざをまっすぐ伸びっきた状態です。

ひざの関節が伸びると、ふくらはぎ側の骨の外へのねじれ、ひざ周辺のじん帯が最大緊張となり、ひざの関節がロック状態となり安定します。

ひざを伸ばした状態は安定はするのですが、その状態では、足元や上半身からくる衝撃の吸収や素早い動き、姿勢の調整などの体の動きのコントロールにはかけます。

ですので、金属加工や溶接などの作業を立って中腰でする際には、作業の効率を上げるために、自然とひざは軽く曲げた状態になることが多いと考えられます。

その状態が続くということは、ひざを安定させるロックが外れた状態となり、安定させるのはひざの周辺の筋肉に依存する率があがります。

ひざの関節を軽く曲げた状態でも、ひざ関節を安定させようとすると、

・ハムストリングス(太もも裏の筋肉)

・膝窩筋(ひざ裏の深い筋肉)

・腓腹筋(ふくらはぎの筋肉)

といったひざ周辺の筋肉が縮んだまま力を出して支えます。

この状態が続くと、これらのひざ周辺の筋肉の血流が低下し疲労物質がたまったり、微細な損傷による軽度の慢性的な炎症の発生で、筋肉が硬くなる。

上記に挙げたひざ周辺の筋肉は、ひざを曲げる機能を持つので、その筋肉の機能低下が起こると、ひざの裏に張りや動かしにくさが生じさえます。

 

半月板の動きが悪くなる

太ももの骨とふくらはぎの骨とでひざの関節は構成されていますが、その関節の間には、ふくらはぎの骨側の関節面には、「半月板」という組織が存在します。

半月板は、一つのひざ関節に、C字状の内側半月板とO字状の外側半月板とがあり、硬すぎず、柔らかすぎないクッション状の組織です。

ひざの関節にとって、この半月板は非常に大きな役割をになっており、その働きは、

・ひざの曲げ伸ばしをスムーズにする

・ひざの関節面の適合を高めて安定させる

・ひざにかかる荷重や衝撃を分散させる

・ひざにかかっている負荷の状態を脳に伝えるセンサーの働き

・姿勢の制御やバラン

など動作や姿勢の制御があります。

この半月板ですが、ひざを曲げとき、ひざの関節面の間は狭くなるので、半月板は圧迫されます。

そのままだと、半月板が痛んだりひざの関節面で挟み込まれたりするので、直接もしくは関節的にひざ裏の筋肉が、半月板を後方に引っ張り、障害されることを防ぎます。

しかし、前章でも述べたように、持続的な中腰によってひざ周辺の筋肉が疲れると、ひざを曲げる際の半月板の逃げが悪くなり、その結果、ひざの曲げ動作で引っかかり感が出て、かがみにくい症状が発生します。

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

仕事中にできる簡単な対処方法

仕事中に、ひざの裏に張りを感じてひざの曲がりが悪くなるのを感じた際に、働いている最中でもできるケア方法を以下で紹介させてただきます。

 

ひざの裏の皮ふを動かす

立った状態で、片方の足のひざを曲げて、両手の指先をひざの裏に当てます。

ひざの裏に当てた指をゆっくり優しく上下に動かして、ひざ裏の皮ふを10回動かします。

10回動かしたら、反対側のひざの裏の皮ふも同じように行ってください。

この一連の動作を3回繰り返し行ってください。

 

かかとの上げ下げ

壁に向かって立った状態で、壁に両手をつきます。

かかとをゆっくり上げて、ゆっくりを下げます。

これを10回。3セット行ってください。

 

ひざ裏を伸ばす

背筋を伸ばして立った状態で、片方の足の前に出して、つま先をあげます。

 

背筋を伸ばしたまま、上半身を前にゆっくり曲げていくと、太もも裏からひざ裏が気持ちがいいぐらいに伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。

 

10秒たったら、体を起こして元の姿勢に戻り、次に反対側の足を前に出して、同じような動作を行います。

この一連の動作を3回繰り返し行ってください。

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

まとめ

ひざの裏のはりを感じてひざの動きが悪くなることで、それをカバーしようと、股関節や腰・足首など体の他の部分に負荷がかかります。

それによって、2次的3次的に症状が出て、仕事や家事などさらに日常生活に支障が出るリスクが高まります。

ですので、ひざの裏に張りを感じた際には、早めにケアされることをおすすめします。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

低いイスでのしゃがみ姿勢作業で起きる腰痛の原因と予防ストレッチ

シニア女性の方に知ってほしい快適にしゃがみ姿勢でガーデニング作業をする方法

休憩で座っているとお尻が痛い…、立ち仕事の方に多いその痛みの正体とセルフケア方法

2026.01.19 | Category: お尻の痛み,ストレス・自律神経障害,予防,体操・ストレッチ,太ももの痛み,姿勢,座り方,日常生活の動作,生活習慣,疲労,立ち仕事,立ち方,筋肉の損傷,筋肉疲労,筋肉痛,職業病,背骨,血流

 

みなさん、こんにちは。加古川のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、50歳代女性の看護師の方が、お尻の痛みで来院されました。

詳しくお話をお聞きすると、

「普段は、歩き回ったり、立った状態で仕事をしていることが多くて・・・」

「昼休憩で座ってしばらくするとお尻にピリピリ痛みを感じるんです・・・」

「休憩中なのに、こんな不快感が出るのはストレスで不安でもあるし・・・」

とのことでした。

今回、ご相談いただいた方のように、立ち仕事の方が、いざ休憩しようと座ることで、立っているときには感じないお尻の痛みが発生することは少なくありません。

そこで今回は、座ってしばらくするとお尻に痛みが発生する理由とその対処法について紹介させていただきます。

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

座ってしばらくするとお尻に痛みが発生する理由

普段は、立ち仕事が中心で、仕事中は大丈夫だが、休憩時間にじっと座っているとお尻にピリピリとした痛みや違和感が出てしまう理由は、以下ことが考えられます。

 

立ち仕事によるお尻の筋肉の疲れのため

お尻は、

・大きく動かす表層の3つの筋肉

・姿勢や関節を安定させる深層の4つの筋肉

と多くの筋肉で構成されています。

そして人間の各部位の筋肉量の中でも、お尻をの筋肉はトップクラスの量を誇ります。

それだけお尻は、日常生活に使われているといえます。

特に、立位を保ったり二足歩行をする際には、お尻の筋肉の活動は高まります。

立ち仕事では使用頻度の高いお尻の筋肉を、長時間、毎日、使っているとお尻の筋肉は疲労し硬くなります。

お尻の筋肉の間には、

「坐骨神経」

という体の中で最大の太さがある神経が通ります。

仕事の休憩時間にイスに座ることで、立ち仕事で硬くなった状態のお尻の筋肉とイスの座面や坐骨(イスの座面に接する骨盤の尖った骨部分)の間で、坐骨神経が挟まれる圧は高くなります。

その結果、お尻にピリピリ・ジンジンといった電気が走るような違和感や痛みは出現します。

 

座位で坐骨に圧が集中するため

座ったときに、体重を支える骨の部分が、「坐骨結節」と呼ばれるお尻の骨です。

長時間、立ち仕事が続くことで、お尻や太もも裏の筋肉を伸ばし立ち縮めたりと継続的に動かしたり緊張させます。

お尻や太もも裏の筋肉は、坐骨結節に付着しているものが多いため、坐骨結節の付着部に持続的な牽引のストレスがかかります。

そのために、坐骨周辺の筋肉が疲労して硬くなります。

この状態で、休憩中に動かずに座り続けると、座面に接する坐骨結節に上半身の重みが集中するので、硬くなった坐骨周辺の筋肉が坐骨周辺の神経や滑液包などの組織を圧迫します。

坐骨周辺の組織にかかる圧力が高まることで、坐骨周辺の組織に分部する神経が反応して、ピリピリ感を伴う痛みが発生します。

 

立位から座位によって起こる血流変化のため

長時間、立って仕事をしていると、下半身に血液やリンパ液が下がり、たまりやすくなります。

この状態で座ると、骨盤周囲の血流の分布に変化が生じて、一時的なむくみが発生して、お尻周辺の神経に栄養や酸素を送る血流の不良が発生する場合があります。

神経は血流が不足すると、その状況を脳に知らせるために一時的に感度が上がります。

その結果、普段は感じないような軽い圧迫刺激でもピリピリとした痛みを感じやすくなることもあります。

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

休憩中にできるお尻の痛みへのセルフケア方法

休憩中にできる|お尻のピリピリ感を和らげるセルフケア3選(エビデンスベース)

 

立ち仕事をしている方が、休憩中や帰宅後に座っていると、お尻のピリピリ感とした痛みが起きるのは、神経の圧迫・血流低下などが重なって生じることが多い。

ですので、座っているときに、お尻にかかる圧を分散することや血流を促し筋緊張をゆるめることが重要になります。

以下で、休憩中でも行える短時間で簡単に行えるセルフケア方法を紹介させていただきます。

座ったままのお尻の体重を移動する


イスに座った状態で、お尻にかかった重心をゆっくり左右に移動させることを繰り返してください。ポイントは、

「左⇄中央⇄右」

と、反動をつけずに静かに動かしてください。

これを、30秒から60秒程度おこなってください。

余裕があれば、お尻にかかった重心をゆっくり前後に移動させることを繰り返しておこなってください。

 

足を組んでお尻のストレッチ

背筋を伸ばしてイスに座り、片足を反対側の太ももに軽く乗せます。

背すじを伸ばしたまま、軽く体を前に倒します。

太ももの上に乗せた足側のお尻がじんわり伸びのを感じたら、10秒間、キープしてください。

10秒たったら、足を組み替えて同じように行ってください。

この一連の動作を3回、繰り返し行ってください。

 

足首を動かす

イスもしくは床に座って、かかとを床につけ、つま先を前・後・左・右・外回し・内回しとゆっくり足首を動かします。

その際は、呼吸は深くするように意識してください。

 

受診を考えたほうがよいケース

お尻の痛みとともに以下のような場合は、整形外科や脳外科などの専門の医療機関への相談をおすすめします。

・休憩後だけでなく歩行中や夜間の睡眠中にも痛みが出る

・痛みやしびれが太もも・ふくらはぎ・足先まで広がる

・何週間も症状が続いている

・片側だけ強いしびれや力の入りにくさがある

・尿もれが起きている

これらの症状がある場合は、背骨や脊髄・脳などのトラブルが関係している可能性がありますので、すみやかに精密な検査を受けてください。

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

まとめ

立ち仕事の方が、昼休憩や帰宅後に、やっと座れてほっとしていたらお尻に痛みを感じるようになると、肉体的にも辛いですが精神的にもストレスがたまります。

また、お尻は腰や足にも繋がっているので、お尻の異変を放置していると、腰痛の発生や足が上がらずつまずいて転倒するなど、他に色々なことが起きるリスクが高まります。

ですので、休憩中に、今回、紹介させていただいたことのような短時間でできるセルフケアを取り入れることをおすすめします。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

40歳代男性がデスクワークで腰痛が続く理由とそれを防ぐための日常的な対策

デスクワークのパソコン作業中に肩こりで仕事に集中できない方におすすめ解消法

デスクワークの疲れでぶつかりやすくなる本当の理由と簡単にできる対処法

2025.12.22 | Category: ストレス・自律神経障害,デスクワーク,テレワーク,ゆがみ,予防,体操・ストレッチ,姿勢,日常生活の動作,生活習慣,疲労,目の疲れ,筋肉疲労,職業病,血流,運動,関節

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、デスクワークをされておられる30歳代女性の方が、お体のメンテナンスで来院されました。お体の調子をお聞きすると、

 

「仕事がありえんぐらい忙しくて疲れがとれなくて・・・」

「そしたらやたらとドアとか机とかぶつかることが多くなって・・・」

「そしたら青あざができるほど転んでしまって・・・」

 

とのことでした。

転んだ影響か、検査させていただくと、お体が今年一番ぐらいゆがんで、呼吸も浅く、体が自動的に回復する能力が低下している状態でした。

年末に近づくにつれて、お仕事が忙しく疲れを訴える方も多くなります。

それに伴って、今回の患者様のように、やたらと物や人にぶつかりやすくなったという方が少なくありません。

そこで今回は、長時間のデスクワークによって、物や人にぶつかりやすくなる理由とその対処法について紹介させていただきます。

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>0794905955

 

デスクワークの疲れでぶつかりやすくなる理由

 

長時間のデスクワークで疲れることによって、ドアや机や人とすれ違うときに、普段は避けれているのに、なぜか頻繁にぶつかってしまう現象が起きる理由を、以下で紹介させていただきます。

 

脳の疲労でぶつかりやすくなる

長時間のデスクワークでは、脳の中でも司令塔の役割を果たす前頭部の脳を中心に、強い負荷をかけます。

前頭部の脳は、

・注意

・判断

・空間の把握

・行動の抑制

などを司る部位です。

デスクワークによって前頭部の脳に疲労が蓄積すると以下のような影響から、ぶつかりやすくなります。そのメカニズムを以下で紹介させていただきます。

 

▶︎注意力の範囲の低下

人間の脳が処理する注意力の範囲には限界があります。

PC作業や書類作成、電話対応などデスクワークで同時進行で作業をすることが多くなると、脳が作業のみに集中して、周囲の環境に注意を向ける余裕がなくなります。

そうすると、

・通路にある机の情報が入っているが意識できない

・ドアの開閉の幅や角度を予測できない

・歩行のいく先で起きることの先読みができない

などといった、目で見えているのに脳が処理したり反応できない状態になります。

その結果、ぶつかりやすくなる状況が引き起こされます。

 

▶︎空間の距離感の把握力が低下

疲労した脳では、自分の体と周囲の環境との距離感を正確に把握する力が落ちます。

人間の脳には、

「身体図式(ボディスキーマ)」

と呼ばれる体の地図があります。

これは脳が無意識に持っている機能で、自分の体の各部位の位置や姿勢、動きの可能性を把握し、姿勢の維持やスムーズな動作を調整するための感覚と運動のシステムです。

脳にある体の各部位の位置の地図は、目で見たり耳で音を聞いたり、皮ふや筋肉が感じる刺激などの情報が脳に送られることで、常に更新されます。

デスクワークをしていると、パソコン画面を見つめてじっとしていることが多く、脳に送られる情報が限定されます。

それによって、脳にある体の各部位の位置の地図が更新されず、机やドアの幅に対して体の幅が通れるかの把握ができず、ぶつかるミスが増えます。

 

▶︎行動に対する微調整の低下

前頭部の脳が疲れると、その働きの一つである行動に対する微調整の能力が弱まります。

この能力が弱まると、「見えた → 判断 → 動作」という一連の流れが遅れ、見えてから避けるまでに間に合わずぶつかるという現象が起こります。

 

視覚の機能の低下によってぶつかりやすくなる

人間の外部から脳に伝わる情報は、その60%は目で見たものから得られているとされています。

デスクワークが、視覚に影響することで、物や人にぶつかりやすい状況が生じます。

以下でそのメカニズムを紹介させていただきます。

 

▶︎自律神経のバランスの乱れ

人間は、戦ったり逃げたりストレスがかかると、それに対応するために自動的に体を活動モードにします。

これは自律神経の働きによっておこなわれます。

自律神経は、交感神経と副交感神経の2つが存在して、体を活動モードに働くのが交感神経です。

ちなみに、副交感神経は、体をリラックスさせたり回復させるモードに働きます。

デスクワークが続くと、自律神経の交感神経の働きが優位になり、

・瞳孔が固定的に開く

・目のピントを調節する筋肉が緊張

することによって、目の疲れが進行します。

目の疲れが進行することで、外部の情報が取り込めず、ぶつかりやすいリスクが高まります。

 

▶︎周辺の視野が狭くなる

視覚は、状況や環境に応じて、

「中心重視視野モード」

「周辺重視視野モード」

に脳が切り替えます。

中心重視視野モードは、一点に集中して見て考えるための視覚であり、視線が一点に固定されます。この視覚のモードは、

・文字、画面、細かい作業に強い

・脳が目の前の対象の意味や内容などを考える

・周囲への注意は後回しになる

などという「集中して見るモード」が特徴です。それに対して、周辺重視視野モードは、周り全体を感じながら動くための視覚であり、

・視線が自然に動く

・横や下の動きに気づきやすい

・どこにあるか、どう避けるかを優先

・体の動きと連動する

などという「安全に動くモード」が特徴です。

デスクワークでのパソコンや書類作業は、

・画面を凝視する時間が長い

・視線移動が極端に少ない

という状態が続きます。

それによって脳は「中心視野重視モード」になります。

視覚や脳が「中心視野重視モード」のまま動き出すと、周りの環境や状態を把握しきれず、行動する際に障害物にぶつかることが起きます。

 

感覚のセンサーの機能低下によってぶつかりやすくなる

筋肉、腱、関節、皮ふには、固有受容器が存在し、それらに刺激が加わることで、

「固有受容感覚」を獲得することができます。

「固有受容感覚」とは、関節の角度や筋肉の張力、体の位置や動きを感じる感覚で、例えば、

・腕がどの高さにあるか

・肘や膝がどれくらい曲がっているか

・体が傾いているか、まっすぐか

・今、どこに力が入っているか

などがわかるの感覚で、また、歩く・曲がる・避けるといった動作は、この感覚に大きく依存しています。固有受容感覚をわかりやすく言えば、

「目をつむっていても体の場所や動きが自然にわかる感覚」

というものです。

この固有受容感覚の機能が低下することで、体の動きや位置が把握できず、何かとぶつかりやすくなります。

デスクワークで固有受容感覚の機能が低下が起こるメカニズムを以下で紹介させていただきます。

 

▶︎体への刺激の低下

デスクワークは、長時間、同じ姿勢で座り続けることが多い職種です。

そうすると、筋肉、腱、関節、皮ふを伸ばしたり縮めたりするなどの刺激が減ります。

それによって、体が今どのような動きをしいるのか?どんな位置にあるのか?などといった情報が脳に伝わらなくなります。

その結果、自分の体が今どこにあるかの情報が曖昧となり、ぶつかりやすくなる危険性が上がります。

 

▶︎体の動きを制御のエラー

デスクワークは、長時間、同じ姿勢でいることで、筋肉、腱、関節、皮ふをの刺激が減り、固有受容感覚が鈍ります。

そうすると、脳への情報不足で、脳か筋肉、腱、関節に対しての動きや力の入れ方などを指令する際に、加減や制御がコントロールできなくなります。

そうすると、歩いていて角を曲がるときに体を内側に寄せられない、肩や肘の位置が予測とズレる、足運びが雑になるといった動作の制御エラーが生じます。

体の動きがコントロールできなくなることで、動作中にぶつかってしまうことが起きます。

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>0794905955

 

デスクワークで低下する機能を整えるアプローチ

長時間、忙しくデスクワークをすることで、脳と視覚と感覚の機能が疲労し、それが障害物にぶつかりやすくなる要因となります。

ということで、以下で、脳と視覚と感覚の機能を回復させるための方法を紹介させていただきます。

 

脳の疲労への対策

デスクワークでは、脳の前頭部が使われることが多いため、脳の使われる部分を切り替えることで、脳の前頭部の回復が促されます。

そのための方法として、以下の3つのことを意識して仕事中におこなってみてください。

 

▶︎小休憩を入れる


仕事をしている際に、30~60分に1回、1~3分の短い休憩を入れてください。小休憩中は、

・席を立つ

・窓の外を見る

・立ったまま軽く背伸びをする

といった動作をおこなってください。

 

▶︎深呼吸をする

浅い呼吸が続くと、脳の前頭部は過緊張状態になりやすい。

ですので、深呼吸を意識的におこなうことが重要です。

深呼吸は、「4秒間で鼻から吸い6秒間で口からはく」といった方法を5回繰り返しおこなうことで、脳疲労の回復が期待できます。

 

▶︎動きながら考えない時間をつくる

歩行などの単純な運動は、脳の前頭部の過剰な活動を一時的に抑えます。ですので、

・トイレに行く

・コピーを取りに行く

・廊下を少し歩く

など歩く機会を増やすことで、脳の疲労がリセットできます。

 

視覚の疲労への対策

デスクワークで問題になるのは、一点を集中的に見るといった視覚の使い方が偏ることです。

それを解除して、周辺を見るモードに視覚にすることです。以下の3つのことを意識して仕事中におこなってみてください。

 

▶︎目を動かす

デスクワーク中は、一点を見つめて眼球の動きが少なくなります。

眼球を大きく動かすことで、周辺視野の感度が回復します。そのためには、意識して、

「眼球を動かしてだけで右・左・上・下を見る」

ことをゆっくり5回繰り返しおこなってください。

 

▶︎遠くを見る

長時間、デスクワークのため、近くを見ることで、目の筋肉が固まります。

ですので、仕事をしている際には、20分に一回は遠くを見ることをおすすめします。

遠くを見る際のポイントは、

・最低でも5~10m先を見る

・焦点を合わせずぼんやりと見る

・遠くを見る状態を20秒間キープする

といったことを意識しておこなってください。

 

▶︎周りを見る

デスクワーク中、机から立ち上がる前に、

「顔を上げてうゆっくり部屋全体を見渡す」

行動をしてください。そうすると、デスクワークで、視覚が一点に集中してみるモードから、周囲をみながら動くモードに切り替わり、ぶつかるリスクを下げる効果が期待できます。

 

感覚センサーの機能低下への対策

筋肉や関節などから感じる固有受容感覚は、デスクワークで動きが少ないことで、機能が低下します。

その低下した固有受容感覚を回復させるために、以下の3つのことを意識して仕事中におこなってみてください。

 

▶︎関節を動かす

関節を動かすことで、固有受容感覚の回復が見込まれます。その際には、速い動きよりも、ゆっくり大きな動きの方が固有受容器を刺激できます。特に動かして欲しい関節は肩甲骨・股関節・背骨です。ですので、

・肩回し

・足の上げ下ろし

・背伸び

といった体操を意識してこまめにおこなってください。

 

▶︎足裏を刺激する

足裏は、固有受容器が多く分布している場所のため、足裏を刺激することで、固有受容感覚の回復につながります。足の裏を刺激するためには、

・その場で足踏み

・かかと・つま先立ちをする

・足の指を曲げたり伸ばしたりする

といった動作をこまめにおこなってください。

 

▶︎目を閉じて動く

視覚に頼りすぎた状態では、固有受容感覚が働きにくくなります。ですので、

・目を閉じて片脚立ち

・目を閉じて肩を上下する

・目をつぶって手や足の指を触る

といったことをおこなってみてください。

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>0794905955

 

まとめ

デスクワークによる疲れがある状態でぶつかりやすくなるのは、注意力や反射神経の反応が悪くなったからではなく、脳・視覚・感覚の使い方が偏ったためです。

この状態のままでいると、障害物にぶつかってケガにつながり、年末に向けて忙しくなる日常生活に影響が出てしまいます。

ですので、それを防ぐためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>0794905955

 

下を向いて作業する方に多い首と目の不調が連鎖する理由と自宅でできる簡単ケア

40歳代男性がデスクワークで腰痛が続く理由とそれを防ぐための日常的な対策

月別アーカイブ

カテゴリ一覧

アクセス情報

所在地

〒675-0008
兵庫県加古川市新神野5-7-7 津田ビル1F-A

駐車場

1台あり

当院に向かい右側に駐車場がございます。駐車場入り口より、左列4番目が当院の駐車スペースとなっております。

休診日

水曜日・日曜日

予約について

当院は完全予約制となっております。

治療中は電話対応ができない場合もございます。留守番電話へお名前・電話番号・診察番号をご伝言ください。後ほど折り返しご連絡いたします。
ホームページからネット予約も出来ますのでご利用ください。