- Blog記事一覧 -筋肉疲労 | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧

筋肉疲労 | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧

長時間、会合で座り続けることで腰痛が発症した方に知ってほしい効果的な対処法

2024.05.17 | Category: 予防,体操・ストレッチ,姿勢,座り方,日常生活の動作,生活習慣,疲労,筋肉疲労,背骨,腰痛,関節,骨盤

 

先日、60歳代女性の方が、腰痛で来院されました。腰が痛くなったきっかけをお聞きすると、町内会の収支報告の会合で、2時間近く、パイプイスに座ったためだそうです。

会議中に腰が痛くなり始めたのですが、周囲に町内の方もいらっしゃったので、途中で立ち上がって腰を伸ばすわけもいかず座り続けたと。

家に帰ってからも腰の痛みが続いて、今に至っているとのことでした。

このように、どうしても座り続けるシチュエーションのため、腰が痛くなっても我慢される方が少なくありません。

そこで今回は、イスに座り続けることで腰が痛くなる理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、座り続けざるえないことで腰が痛くなった後に、フォローする方法がわかり、腰痛を軽減できます。

 

 

 

イスに座り続けることで腰が痛くなる理由

 

立っているときより、イスに座っている方が、腰にとって楽だと思われがちです。

しかし、実は、腰痛を発症している要因の50パーセントは、イスに座っているときの姿勢によるものだと研究報告がされています。

それは、立っているときより、座っていている方が、腰にかかる圧力が、

 

“1.4倍”

 

も増加します。

さらに、姿勢が崩れて前屈みに座っていると、

 

“2.2倍”

 

にもなります。

座ることで腰にかかる圧力が増加することで、腰の組織に以下のような負荷がかかり、腰痛が引き起こされます。

 

筋肉への負担

長時間、座った姿勢を維持するためには、背骨や骨盤を支える筋肉が緊張し続けるため、疲労が蓄積します。

背骨を支える筋肉の疲労がたまると、筋肉が硬くなります。

その状態で、座り姿勢を維持しようと、筋肉を収縮させても対応できず、腰に痛みが発生します。

また、長時間の座位で、背骨や骨盤周辺の筋肉の柔軟性が低下すると、瞬発的な動きが低下して、立ち上がったり歩いたりといった動きに支障がでます。

 

椎間板への負担

 

長時間、座っていると、姿勢が崩れがちです。

座っている姿勢が、「仙骨座り」と呼ばれる腰が丸まり骨盤が後ろに倒れる姿勢で座っていると、腰の背骨のクッションの役割をする椎間板にかかる圧力が増加します。

この圧力が、長時間、続くと、椎間板が変形し、椎間板ヘルニアのリスクが高まります。

椎間板ヘルニアになると、腰の神経が圧迫されて、炎症が起こり、腰に痛みが発生しやすくなります。

 

腰の関節への負担

背骨の腰の部分は、本来、前に弓形にたわんで、腰の関節が正常に合わさります。

長時間、座っていることで、腰が丸くなる姿勢になりがちです。

そうすると、背骨の腰の部分は、弓形にたわみが減少して、腰の関節面に不均衡な圧力がかかります。

この圧力が続くと、関節面がすれて炎症を引き起こし、腰痛の原因となる。

 

 

 

イスに座り続けることで腰が痛なった後におこなってほしいケアの方法

 

長時間、座り続けることで、腰の組織のバランスが崩れ、体にゆがみが生じ、痛みが発生します。

それを整えることで、腰痛が軽減できますので、そのための体操を以下で紹介させていただきます。

 

体そらし体操

下向きで寝て、肘を曲げて、肩の下で立て、上半身の重みが腕にかかった状態で、体を反らしてください。

ゆっくりと呼吸をしながら、この姿勢を10秒間続けてください。

 

これを5回、繰り返してください。

 

前屈み体操 

イスに座り、足を肩幅より広く開いて、太ももの上に両手を置いてください。

 

足首をつかんで、ゆっくりと息をはきながら、足の間に体を前に倒してください。

 

この状態を、10秒間、キープしてください。これを5回、繰り返してください。

 

 

 

まとめ

 

イスに座ることによる腰痛を予防するなら、こまめに立ち上げることが有効なのですが、町内や学校の会合の場では、そうもいかないことが多いと思われます。

そういったときは、腰痛をひきずらないためにも、自宅に帰ってから、腰へのケアをおこなうことをおすすめします。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも長時間、イスにすわらざるえないことで起こった腰の痛みのお悩みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に、腰痛への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

決算報告の書類作りのためのデスクワークで腰痛が発症する要因と対処法

春の寝起きに寝返りをしたときに感じる腰痛を予防する方法とは?

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

季節の変わり目でおこなう布団入れ替えで起こりがちな腰痛防止するための工夫

2024.05.15 | Category: 予防,,姿勢,日常生活の動作,,生活習慣,疲労,筋肉疲労,脇腹の痛み,腰痛,関節

 

5月になると、気温が上がってきます。

室温が25度以上になる日が続くと、これまで寝ているときに寒くないようにしていた分厚めもしくは重たい布団を、薄い布団にかえて、寝やすい状態にするようにします。

それまで使っていた布団は、次の秋や冬で気温が下がるまで使わないので、自宅の洗濯機やコインランドリーで洗濯をしたり、乾燥や殺菌目的で日光にあてるなどするために、洗濯物を持ち上げて運ぶ動作が増えます。

こういった布団の入れ替え時期に、布団を持ち上げて運ぶ動作によって、腰痛を引き起こされる方が少なくありません。

そこで今回は、布団を持ち上げて運ぶ動作によって腰痛が引き起こされる理由とそれを予防するための方法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、季節の変わり目におこなう布団の入れ替えで起こる腰の痛みを防ぐことができます。

 

 

 

季節の変わり目におこなう布団の入れ替えで腰が痛くなる理由

 

布団を入れ替えるために、短期間で、持ち上げたり運んだりすることで、腰が痛くなる理由を以下で紹介させていただきます。

 

布団を持ち上げたときの姿勢 

寒さを防ぐための布団は、分厚いものや重くなる傾向にあります。

そのため、持ち上げた際に、布団の厚さや重さを支えたりバランスをとるために、おなかや胸で布団を受けて、腰が反ってしまう姿勢をとりがちです。

そういった、自然な姿勢をとることで、腰に負荷がかかり、痛みが発生しやすくなります。

 

布団を持ち上げるときの姿勢

布団を持ち上げる際、腰を曲げて持ち上げる、いわゆる「中腰」でおこないがちです。

荷物を持って腰を曲げて持ち上げると、立っているときより腰への負荷が、

 

“2倍”

 

も増大します。

そのために、腰の筋肉や関節などに過度なストレスがかかり、腰を痛めてしまいます。

 

布団を持ち上げる筋力の不足

腰の骨は、腹筋や脇腹と背筋などで支えられています。

これらの筋肉が弱かったりバランスが悪いことで、重いものを持ち上げる際に、腰の関節を支えることができず負担がかかります。

そうすると、腰の関節に炎症が起こり、腰の痛みが発症する可能性が高まります。

 

布団の持ち下ろしの動作の繰り返し

布団を持ち上げたりおろしたり、運んだりするといった同じ動作を繰り返すことで、腰周辺の筋肉に負荷がかかるのが続き、だんだんと疲労し固くなります。

その状態で、さらに腰を使おうとすると、対応できず痛みがでてしまいます。

 

 

 

季節の変わり目におこなう布団の入れ替えで腰痛を予防するための方法

 

布団を持ち上げたり運んだりする動作によって、腰に痛みが出るのを防ぐための方法を以下で紹介させていただきます。

 

腰に負担をかけない持ち方をする

 

布団を持ち上げる際には、中腰を避けて、いったん、ひざを曲げて腰を落とし、背中をまっすぐに保ちながら持ち上げてください。

足の力を使って荷物を持ち上げることで、腰への負担が軽減できます。

 

コルセットを使う 

 

荷物を運ぶことで腰痛を予防するためには、腹筋や背筋の筋力の増加が効果的です。

しかし、それらの筋肉は、一長一短ではつかないものです。

ですので、腰をサポートする道具であるコルセットをうまく活用することをお勧めします。

布団を持ち運びするときは、コルセットを腰に巻いて、腰をサポートしてください。

ただし、コルセットは、正しく巻かないと効果が出ませんので、

 

・コルセットの上縁がおへそ、下縁が骨盤の上部になるように装着する

・息を吸っておなかをへこました状態で、骨盤にかかるように装着する

・腰からおなかにむけて、斜めにバンドを伸ばし固定する

・コルセットをしめるテープやひもは、強めに引っ張り止める

・コルセットの中心と背骨を合わせて装着する

 

ことを意識してコルセットを装着してください。

また、コルセットをつけて布団も持ち運びするうちに、コルセットの固定が緩んできます。

こまめに、コルセットを締め直して、布団の入れ替え作業をおこなってください。

 

布団を分けて持ち上げ運ぶ

 

冬布団は重たいもしくは分厚いので、持ちにくいものです。

ですので、面倒かもしれませんが、腰に負担をかけるのを減らすためにも、一度に運ぶのではなく、分けて運ぶことをおすすめします。

 

適度に休みながら作業をおこなう

 

こういった布団の入れ替えは、モチベーションや集中力がいるため、一気に作業をやりがちです。

しかし、長時間、同じ姿勢や動作を繰り返すことで、腰に負担がかかるため、適度に休憩をはさんで、腰を休める時間帯を作ってください。

 

 

 

まとめ

 

布団の機能は進化して、どんどん軽くてあったかくなっています。

とはいえ、冬布団は、その大きさや枚数の多さで、仕舞う作業には大きな労力が入ります。

また、次の秋や冬になって布団がいい状態で取り出せるためにも、頑張っておこなわれる方も多いと思われます。

頑張られて布団の入れ替え作業をされている方が、腰を痛めるのを防ぐためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも布団の入れ替えのために腰の痛みが発生するようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に、腰痛への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

掃除機をかけていると腰の痛みを訴えるシニア女性に知ってほしい腰痛を予防する方法

デスクワークの女性の方に起きる腰痛は反り腰のせい?その要因と改善するための体操3選

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

安全靴を履いて歩いたり走ったりしていると太ももの裏が痛くなる理由とその対処法 

2024.05.13 | Category: お尻の痛み,予防,体操・ストレッチ,太ももの痛み,歩き方,疲労,筋肉疲労,職業病,股関節の痛み,膝の痛み

 

工事の現場や重い機械・部品、荷物などをあつかうお仕事では、つま先に硬いカバーを入れて保護する

 

「安全靴」

 

を履かれている方が多いと思われます。

労働安全衛生規則第558条2項でも、事業者が作業中の労働者に、職場にあった安全靴を指定し使用させなければならないと定めています。

また、実際、安全靴を履いていたおかげで、危ない状況でも、ケガせずに助かったことが何度もあったというお話をよくお聞きすることからも、安全靴は有用さを感じます。

最近の安全靴などは、昔の重い・動きにくいといったデメリットが軽減されて、少し値段が張りますが、機能性と耐久性が上がり、仕事をしていても楽になったというお話もよくお聞きます。

しかし、そうはいっても、やはり、安全性も確保するため、通常の靴のように歩いたり走ったりする際には、ある程度の制限がでます。

それによって、安全靴を履いて歩いたり走ったりしていると、太ももの裏あたりに痛みを感じる方が少なくありません。

そこで今回は、安全靴を履いて歩いたり走ったりすることで太ももの裏が痛くなる理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、安全靴を履くことで起きる太ももの裏の痛みを予防し、ストレスを感じることなく仕事を従事できます。

 

 

 

安全靴を履いて歩いたり走ったりすることで太ももの裏が痛くなる理由

 

安全靴を履くことで、足先や足首の動きが制限されます。地面に足裏をつけて立ったときに、人間の体重分の圧力が地面に伝わります。

地面の方も、この圧力に負けないように、足の裏に同じ分の圧力を押し返します。

この足の裏へ地面から押し返してくる圧力を利用して、走ったり歩いたりします。

地面から跳ね返ってくる圧力を利用するためには、足先の関節、足首の関節、ひざ関節、股関節が連動して動く必要があります。

 

安全靴は、足先や足首周辺を守るために硬い構造をしており、足先や足首の関節の動きが制限されます。

それによって、安全靴を履いて歩いたり走ったりする際は、足先や足首の関節分の動きをカバーするために、ひざの関節と股関節への負荷が大きくなります。

歩いたり走ったりする際には、

 

・ひざの関節と股関節を伸ばす

・ひざの関節と股関節を曲げる

 

ことが交互におこなわれることで前進できます。

この動きは、

 

「太ももの前面の筋肉」

「太ももの裏の筋肉」

 

が伸びたり縮んだり、綱引きをするように交互に活動することでおこなえます。

歩いたり走ったりする際に使う「太ももの前面の筋肉」と「太ももの裏の筋肉」を比べると、太ももの裏の筋肉のほうが弱いとされています。

安全靴を履いて歩いたり走ったりする際に、「太ももの前面の筋肉」と「太ももの裏の筋肉」に負荷が続くと、弱い方の筋肉である「太ももの裏の筋肉」が、先に疲労し硬くなります。

その状態で歩いたり走ったりすると、太ももの裏の筋肉が対応できず、痛みが発生します。

 

 

 

安全靴を履いて動くと太ももの裏に痛みを感じた時の対処法

 

安全靴を履いて走ったり歩いたりする際に、

 

・太ももの前面の筋肉

・太ももの裏の筋肉

・お尻の筋肉

 

に負荷がかかりやすくなります。

この3つの筋肉を刺激し柔軟性を上げバランスを整えることで、太ももの裏の筋肉への負荷が軽減できます。

そのためのストレッチの方法を、以下で紹介させていただきます。

 

太ももの前面の筋肉へのストレッチ

壁に手をついて体を支えて、右ひざを曲げて、右手で右の足の甲を持ってください。

 

右手で持った右の足の甲を上方に引き上げて、太ももの前面の筋肉が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。

 

左の足も同じようにおこなってください。

これを、左右の足で交互に3回、繰り返しておこなってください。

 

太ももの裏の筋肉へのストレッチ

右手を壁につけて体を支えながら、台の上に、左足をまたいで左斜めに方向に右足を乗せます。

 

右斜め前に体を倒して、右の太ももの裏の筋肉が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。

 

左の足も同じようにおこなってください。

これを、左右の足で交互に3回、繰り返しておこなってください。

 

お尻の筋肉へのストレッチ

イスに座って、左の太ももの上に、右の足のひざを曲げてのせます。

 

そのままの状態で、体を前に倒して、右のお尻の筋肉が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。

 

左のお尻も同じようにストレッチをおこなってください。

これを、左右の足で交互に3回、繰り返しておこなってください。

 

 

 

まとめ

 

ケガを予防するための安全性が優先される職場では、安全靴は欠かせないアイテムです。

安全靴によって安全性を引き換えにかかる体への負荷を最小限にするためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも安全靴を履いて走ったり歩いたりすることで起きる太もも裏の痛みへのお悩みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に、職業の特性による体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

花屋さんが母の日シーズンを乗り切るために:肩甲骨周辺の痛みの原因と解消ストレッチ法

調理の仕事による腰痛でお悩みの50歳代女性の方に知ってほしいその理由とケアの方法

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

母の日特集:母の健康を守るためにおこなってほしい肩こりへのケア方法

2024.05.12 | Category: 予防,姿勢,日常生活の動作,生活習慣,疲労,筋肉疲労,肩こり

 

「母の日」は、アメリカの少女が母の死をきっかけに、

 

「お母さんが生きている間に感謝の気持ちを伝える機会を設けるべき」

 

ということを訴えたことをきっかけに始まったとされ、それが明治時代に日本に伝わり、現在に至っているようです。

そんな母の日は、お母さんに感謝の意を伝えるために、どんなプレゼントをしようか迷われておられる方もいらっしゃかもしれません。

お母さん方の健康面でのお悩みで最も多いのが、「肩こり」という調査報告がされています。

ですので、お母さん方へ、「肩こりへ効果の高いツボへの刺激」をプレゼントがわりに提供するのはどうでしょうか?

そこで今回は、お母さん方が肩こりになりやすい理由と肩こりに効果の高いツボを紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、お母さんへ健康になるためのスキンシップをとりながら、感謝の意を伝えることができます。

 

 

 

お母さん方が肩こりを発症しやすい理由

 

お母さん方が、肩こりを発症しやすい理由としては、以下のようなことが考えられます。

 

同じ姿勢での手作業が多いため 

お母さん方が調理や掃除などの家事や育児にたずさわる場合、長時間、中腰や立ちっぱなしで手作業をすることが多いです。

同じ姿勢を手作業をすることで、肩に負荷がかかり疲労することで、肩こりが発症しやすくなります。

 

重たいものを持つ機会が多いため 

掃除や洗濯など、家事をする際には、重たいもを持つことで、肩へ負荷がかかる作業が多くおこないます。

これらの作業が繰り返して行うことで、肩の筋肉が緊張し疲労することで、肩こりが生じます。

 

日常生活でのストレスのため 

家庭や子育て・お仕事など、日常生活でのストレスが、お母さん方に多くかかる場合があります。

ストレスがかかると、歯を食いしばり肩をすくめて緊張する動作が無意識に多くなり、それによって肩の筋肉の緊張を引き起こし、肩こりがでやすくなります。

 

運動する時間の不足のため 

家事や育児などに忙しいお母さん方は、ご自分の健康や体力維持のための時間がなかなか取れません。

適度に運動するための時間が取れないことは、筋力の低下や刺激不足により、日頃、負荷をかける肩の筋肉の血行を悪化させ、肩こりを引き起こす可能性があります。

 

こういった理由が組み合わさることで、お母さん方が肩こりを発症する可能性があります。

肩こりが続くと、その痛みや不快感から、心身の不調を招く場合があります。早めにケアをして上げることをおすすめします。

 

 

 

肩こりに効果があるツボ3選

 

肩こりに効果がある3つのツボを以下で紹介していきます。ツボを刺激する注意点としては、痛いほどキツく押しすぎると、筋肉が体を防御するための反射を起こして、かえって肩こりをひどくさせます。

ツボを押す圧は、ごく優しく、心地よい強さでおこなってください。

また、ツボを触る手が温かいと、さらに効果が上がります。

 

肩井(けんせい)

肩井(けんせい)のツボは、首を前に曲げた時にでっぱっている背骨があります。

また、肩の外側になぞっていくと肩の外側に出っ張っ骨があります。

この体の中央にある背骨と体の外側にあつ肩の二つの出っ張った骨を、結んだ線の真ん中あたりに位置します。

 

兪府(ゆふ) 

兪府(ゆふ)のツボは、鎖骨の下の端から鎖骨の下縁のラインをなぞり、鎖骨の中央部分に位置します。

 

合谷(ごうこく)

合谷(ごうこく)のツボは、手の甲側の、親指の骨と人差し指の骨が合流した部分に位置します。

 

 

 

まとめ

 

お母さん方は、家族のことを優先して、ご自身のことを後回しにする傾向にあります。

それは、健康面についても言えることで、肩こりが重症化してから、疲れ果てて当院におこしになるお母さん方が少なくありません。

お母さん方に健康でいてもらうためにも、母の日を利用して、ご家族でお母さんの肩こりをケアすることをおすすめします。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでもお母さん方の肩こりのお悩みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に、肩こりへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

親御さんがお子さんの遠征付き添いの疲れで起こる朝の手のしびれを伴う肩こりへの解消法

片方の肩にバッグをかけて歩くと肩が痛む女性の方にやってほしい体操を軽減する体操

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

花屋さんが母の日シーズンを乗り切るために:肩甲骨周辺の痛みの原因と解消ストレッチ法

2024.05.11 | Category: 予防,体操・ストレッチ,姿勢,,疲労,筋肉疲労,職業病,肩こり,肩の痛み,肩甲骨,背中の痛み,腕の痛み

 

「母の日」は、花屋さんにとって、とても忙しいイベントだそうです。

母の日の贈り物にする花と言えば、カーネションというイメージがありますが、今は、紫陽花を送るのが人気だそうです。

そんなお花をあつかうお仕事の方とお話をさせていただくと、仕事内容がとてもハードなことに驚かされます。

花屋のお仕事の特性から、特に、腕と肩の付け根の後面、つまり、肩甲骨あたりの痛みでお悩みの方が少なくありません。

そこで今回は、花屋でお勤めの方が、肩甲骨周辺に痛みを発症しやすい理由とその対処法について紹介させていただきます、

このブログを読んでいただくことで、花屋にお勤めの方が、母の日の繁忙期を、肩甲骨周辺の痛みを解消して、スムーズに作業ができます。

 

 

花屋にお勤めの方が肩甲骨あたりの痛みを発症しやすい理由

 

 

花屋にお勤めの方が、肩甲骨の後面あたりが痛くなる理由は、以下のような、花をあつかうお仕事による特有の理由が考えられます。

 

 

重量物の取り扱うため 

花屋では、花束や植木鉢など、重い荷物を頻繁に持ったり運んだりします。

また、お花という商品がとても繊細なため、取り扱いは慎重におこなうことが多くなります。

重たい植物を、頻繁にかつ慎重に持ち運びをするために、腕をしっかりとコントロールする必要があります。

その腕をコントロールするために重要な役割を果たすのが、肩甲骨です。

肩甲骨は腕の動かす際に、その土台となるため、それを支える肩甲骨の周辺の筋肉が緊張します。

花をあつかう作業は、長時間、腕を繰り返し過度に使うことになるため、肩甲骨周辺の筋肉に負荷をかけて、やがて疲労して硬くなります。

その状態で、さらに作業を続けることで、肩甲骨周辺の筋肉が対応できず、痛みが発生する可能性が高まります。

 

 

不安定な作業姿勢のため 

花束や植木鉢を取り扱う際に、体を前に倒したり捻ったり、不安定な姿勢で、腕を使うことで、肩や背中に負担がかかります。

特に、そういった不安定な姿勢で、長時間、維持する場合、背中や肩の筋肉が緊張し、痛みや不快感が生じてしまいます。

 

 

湿気のある職場環境のため  

花を扱うということは、花に与えるための水を扱います。

そうなると、職場環境は、湿気が高くなります。

湿気は、東洋医学では、全身の血流の流れを悪くするとされています。

血液の流れが悪くなると、酸素や栄養を含む血液が筋肉に供給されないということです。

特に、花を扱う作業で負荷がかかりやすい肩甲骨周辺の筋肉への血流が悪くなると、エネルギーが供給されないことより、肩甲骨周辺の筋肉の機能が低下して、痛みが発生しやすくなります。

 

 

花を扱う作業で負荷がかかる肩甲骨周辺の筋肉をケアするためのストレッチ

 

 

花屋での作業で負荷がかかりやすい肩甲骨周辺の筋肉の疲労をケアするためには、ストレッチで刺激を与える必要があります。

その方法を以下で紹介していきます。

 

ストレッチその1 

イスに座って、左腕を右腕と右脇の下から回して、右の肩甲骨に左手を当てます。

 

 

顔を右に回しながら、右腕を左腕で下から上に持ち上げて、右の肩甲骨周辺が伸ばされているのを感じたら、10秒間、キープします。

 

 

その次に、反対側も同じようにおこなうため、右腕を左腕と左脇の下から回して、左の肩甲骨に右手を当てます。

 

 

顔を左に回しながら、左腕を右腕で下から上に持ち上げて、左の肩甲骨周辺が伸ばされているのを感じたら、10秒間、キープします。

これを左右交互に3回繰り返しておこなってください。

 

ストレッチその2 

イスに座り、顔を右に回して、両手を腰に回して、左手で右の手首をつかみます。

 

 

右手首をつかんだ左手で、左方向に引っ張り、10秒間、キープします。

 

 

その次に、反対側も同じようにおこなうため、顔を左に回して、両手を腰に回して、右手で左の手首をつかみます。

 

 

左手首をつかんだ右手で、右方向に引っ張り、10秒間、キープします。

それを左右交互に3回繰り返しておこなってください。

 

ストレッチその3 

イスに座って、右手を左の太ももの上に置き、左手を右の肩におきます。

 

 

頭を右に倒して、左手で右肩を、斜め前下方に引き寄せて、10秒間、キープします。

 

 

その次に、左手を右の太ももの上に置き、右手を左の肩におきます。

 

 

頭を左に倒して、右手で左肩を、斜め前下方に引き寄せて、10秒間、キープします。

これを左右交互に3回繰り返しておこなってください。

 

 

まとめ

 

母の日は、花屋さんにとっては、彼岸やお盆と並んで、重要なイベントだそうです。

そういったお花屋さん特有の繁忙期に、肩甲骨周辺の痛みで、作業が滞るのを防ぐためにも、今回、紹介させていただいたことが、お花屋にお勤めのみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも花屋での作業で肩甲骨周辺の痛みのお悩みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

また、他に、肩の痛みへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

 

農業者必見!イチゴ収穫作業の肩こり解消ストレッチ3選

パートナーを支えながら散歩することで起こる介助者の肩の痛みを軽減する方法

 

 

 

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

月別アーカイブ

カテゴリ一覧

アクセス情報

所在地

〒675-0008
兵庫県加古川市新神野5-7-7 津田ビル1F-A

駐車場

1台あり

当院に向かい右側に駐車場がございます。駐車場入り口より、左列4番目が当院の駐車スペースとなっております。

休診日

水曜日・日曜日

予約について

当院は完全予約制となっております。

治療中は電話対応ができない場合もございます。留守番電話へお名前・電話番号・診察番号をご伝言ください。後ほど折り返しご連絡いたします。
ホームページからネット予約も出来ますのでご利用ください。