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体操・ストレッチ | ひさき鍼灸整骨院 - Part 20の記事一覧
5月に入り、コロナによる行動制限が大幅に解除され、季節的にも外出しやすくなりましたね。
休止していたヨガや体操、ウォーキングを再開したというお声をよく聴くようになりました。
そういった健康意識の高い方は、テレビや健康雑誌の情報を取り入れて、熱心に実践されておられます。
しかし、忠実に実践されたことで、かえってお体を痛めて来院される方もいらっしゃいます。
特に、「大股でウォーキング」をされた方が、股関節を痛めてしまう傾向が高い。
そこで今回は、大股でウォーキングしたら股関節を痛めてしまう理由と、股関節に優しいウォーキング方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、ウォーキングによる股関節の痛みを解決できます。
「大股」で歩くイメージは、自分ができる最大の歩幅で歩くという感じです。
よく推奨されている大股の歩幅は、「身長の45〜50%」
私の場合ですと、身長が175センチなので、大股歩幅は78〜87センチとなります。
実際にやると、ジャンプするように歩かないとその歩幅になりません。
大股で歩くことは、ウォーキングというよりはランニングに近く、運動としてのジャンルが違ってくるようにも思えます。
このジャンプするように歩くということが、股関節に大きな負担をかけて、痛めてしまう原因となります。
歩行するときの一連の流れで重要なことは、床に足が着地したときの「衝撃」を、体がいかにうまく受けられるかにあります。
そんなに歩くことで体に衝撃がかかるかな?と思われるかもしれません。
しかし、自分の体重をかけて足を床に着地した際の、その反動による衝撃は侮れません。
普通の歩行でさえ、股関節への負荷は、体重の約5倍もかかるとされています。
さらに、大股で歩くということは、先ほど記したようにジャンプに近い状態です。
ジャンプをすることで股関節にかかる負荷はなんと、体重の約12倍とされています。
そんな負荷がかかる大股ウォーキングを繰り返せば、股関節を痛めてしまうのも無理はありません。
大股でウォーキングしたことから股関節を痛めて当院に来られた、70歳代女性の方がいらっしゃいました。
その方は、
「歩いてたらピキって股関節の痛いんです」
というお悩みでご来院されました。
ウォーキングを普段からされているということだったので、距離や歩数など聞いていくと、
「大股で歩いてるんです、テレビで大股で歩かないと鍛えることができないって言ってたから」
とご自身がされているウォーキング方法を話していただきました。
大股で歩いていると、途中で痛くなって立ち止まり、痛みがおさまるまた歩くということを繰り返していたそうです。
また、途中で股関節が痛くなって家に帰れなくなることが怖くて、自分が行きたい景色がいい場所でウォーキングできないと。
ご自身の健康のためにされていることが、かえってご自身が希望することができないという非常にもったいない事例でした。
股関節を痛めないためのウォーキングのポイントは3つ。
歩行は足の裏を地面に着地した後、足首→ひざ→股関節の順番で連動していきます。
その過程で、床からの衝撃を吸収するためには、ひざと股関節が、クッションの役割ができるように、軽く曲げ伸ばしができるように、柔らかい状態でいることが必要です。
大股で歩くと、負荷がかかりすぎる上に、ひざや股関節を固める状態となり、余計に股関節を痛めてしまいます。
意識せず普通に歩ける歩幅は、自分の体にあっている証拠です。
ご自身が無理なく歩ける歩幅で歩いてみてくださいね。
大股での歩きは、歩くスピードが速くなります。
そうすると、体が揺れながら歩くこととなり、骨盤にブレが生じます。
骨盤がブレると、股関節も不安定になるため、それを補うために股関節周りの靭帯や筋肉に大きな負荷をかけます。
結果、股関節が疲れて、硬くなり、痛みを引き起こします。
ですので、体がブレない程度のスピードで歩いてみてください。
目安としては、頭が左右に揺れていない意識しながら歩いてみてください。
大きく揺れているようでしたら、歩くスピードの出し過ぎなので、ペースを落とすようにしてみてください。
①で述べたように、歩行は足の裏が着地してから、足首→ひざ→股関節の順番で連動していきます。
それをキレイに連動していくには、足先やひざ、股関節の方向がバラバラだとスムーズにはいけません。
ギクシャクしてしまうと、最終的に到達する股関節が帳尻を合わせるために、無理な動きや負荷がかかり、痛める原因にもなります。
ですので、歩行の一番最初の足先の向きをまっすぐにして安定させると、歩行がスムーズに連動して股関節に優しい歩き方となります。
ウォーキング中に、気がついたら足先をまっすぐに歩くように修正するで結構ですので、徐々に足先をまっすぐに歩くフォームを身につけていただければと思います。
「大股で歩くことで、理論的にこの筋肉が鍛えられる」
「カロリー計算上、大股で歩くと痩せられる」
という情報をよく見かけます。
確かに理にかなっていることなのですが、いかんせん大股で歩くことにお体がついていけず、股関節を痛めてしまう方を多く診てきました。
前述しましたが、自然な歩幅でウォーキングするだけでも、しっかりした運動になります。
今回ブログに紹介したことを参考に、楽しくウォーキングを続けていただければと思います。
また当院のブログで、股関節のケア方法も紹介しています。
リンクを貼り付けておきますので、併せてご参考にしてください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
60歳代女性の方が来院されて、
「娘に歩く姿勢が悪いって言われて」
「それで歩く時に使う杖を2本くれたんです」
「ちょっと使い方がわからなくて…」
というご相談を受けました。
2本の杖で歩く方法は、日本では、
「ポールウィーキング」
と呼ばれています。
発祥は、北欧のスキートレーニング「ノルディックウォーキング」として始まりました。
それを日本でより手軽に健康のためにできるように改良されましたのが「ポールウォーキング」です。
2本の足で歩いていたのを、急に4本足(足2本+杖2本)ので歩くのは最初は難しいものです。
しかし、ポールウォーキングはメリットが多い歩行法なので、ご高齢者の方は特にお勧めです。
そこで今回は、「ポールウォーキング」のポイントやコツについて紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、ポールウォーキングをより快適に行うことができます。
健康のため、ウォーキングは特にお勧めする運動です。
基本的に安全な運動ですが、唯一のリスクは、
「転倒」
です。
転倒することで、骨折までいかないまでも、その衝撃で全身に歪みが発生して体に支障がでて、元に戻すために時間を要します。
それを防ぐ方法として、杖(ポール)を使うことは有効です。
2本の杖を使うことで体を支える面積が増え安定し、転倒を予防することができます。
また、杖を左右2本つくことで、ウォーキング中、上半身もトレーニンングすることができます。
さらに、杖に支えられることで、背筋が伸びやすく姿勢が良くなり、体のバランスが自然と矯正されていきます。
ポールウォーキングのポイントは、
「準備」
「フォーム」
「意識」
の3つです。
ポールウォーキングで必要なものは、
「杖(ポール)」
です。
できれば専門のポールをお使いいただくことをお勧めします。
というのも、山岳用の杖とは違い、ポールウオーキング専用の杖は、街中で歩くことを想定した作りとなっています。
それによって歩き方も違ってきます。ポールウォーキングの杖を作っているメーカーとしては、
「SINANO」
「 LEKI 」
「SWIX」
「KOMPERDELL」
「EXEL」
「LAPIN」
「NAITO」
「KIZAKI」
「MIZUNO」
「HATACHI」
などがあります。
また、杖の長さも調整できる伸縮性のものが良いです。
ポールウォーキングに適した杖の長さは、まっすぐ立って、肘を直角に曲げた時に、手から地面までの長さですに合わせるのがベストです。
ホームセンターで木の棒を買って代用する場合は、
身長✖️0.63〜0.65
を目安に作ってみてください。
理想のフォームは、
顎を引く
グリップは軽く握り、肩の力を抜く
背筋をすっと伸ばす
腕は自然にふる
足をしっかり伸ばす
を気をつけて歩いてみてください。
ポールウォーキングをする際に意識するポイントは、
目線を、目の高さで15メートル以上前を見るように意識する
普段より「半歩」広い歩幅を意識する
前に出した足と逆側の手で持ったポールを踵のあたりに置く
以上のことを参考にしてポールウォーキングを楽しんでください。
最初は、15分ほどでいいので、平坦な道で、ご自身のペースで行ってみてください。
ポールウォーキングは、普段使わない筋肉や関節を使うこととなります。
そのために、疲れたとか動かしにくい箇所があるとか、お体で気になることがございましたら、当院がお身体のメンテナンスをお受けします。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。
当院で治療を受けていただき、体を整えることで、ポールウォーキングを行っても、良い状態が維持できる体を作ることができます。
まとめ
今回ご来院いただいた患者様は、ポールウォーキングをすることで、
「いつもより歩きやすくなって、体が楽に動けるんです」
という感想をいただきました。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、今回のような普段の生活で起こる患者様の疑問やお悩みをしっかりとお受けしします。そして治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
80歳代女性の方がご来院されて、
「最初は膝の内側が痛かったのです」
「それがマシになったら膝のお皿の下あたりがピリピリして」
「そうしたら歩きずらくて」
というご相談を受けました。
このように膝に痛みを感じたときに歩行しづらくなったことはないですか?
そこで今回は、そうなった理由、対処法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、膝の痛みによる歩行に支障がでていることを解決することができます。
この患者様に、この膝の痛みに対して何か対処されましたか?とお聞きすると、
「整形外科で湿布だしてもらったので、それを膝に貼ってました」
とのことでした。お身体の動きや検査をさしていただくと、根本的な問題は、
「お尻」
にありました。
歩く時に足を着地している時は、膝から下は内側にねじれ、太ももより上は外側にねじれ、雑巾搾りのような動きで、膝の関節が安定して歩くことができます。
最初は膝の内側が痛かったということで、膝が内側にねじれず、太ももから上ばかりがねじられてしまったと考えられます。
そうすると、太ももと外にねじるお尻の筋肉を使いすぎて、硬くなります。硬くなったお尻の筋肉が、膝のお皿が外に引っ張り、膝の下に痛みを発生してしまっているのです。
そして、本来歩行で行われるべき、膝下と膝上の連動ができていないことが、歩きにくさにつながっています。
最初の膝の内側の痛みが、2次的に今回の症状を引き起こしてしまていると考えられます。
対処法としては、まずお尻の筋肉や関節の動きを良くすることです。
ケア方法ですが、テニスボールをお尻に当てて行います。
床にテニスボールを、膝を痛みのある側のお尻の横におきます。
テニスボールとお尻に敷いて、体重をかけます。10秒ぐらいを3回繰り返してください。
お尻にかける圧は、優しく気持ちいいぐらいにしておいてください。
これでも膝のお皿の下の痛みが取れず歩きづらいようでしたら、お尻周りが緩んでも、体が歪んで本来歩行で行われるべき、膝下と膝上の連動することができない状態になっている可能性があります。
その場合は、専門の治療院でお身体を整えることをお勧めします。
今回は膝の内側の痛みからの2次的な発症でしたが、体の歪みから3次的な症状がでる前に予防が必要かと思われます。
当院もこの膝のお皿の下の痛みに対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。
当院で治療を受けていただき、体を整えることで、膝の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
治療後は、
「膝が伸びやすいです、お尻から来てるとは思わんかった」
とご感想をいただきました。
痛みがあると、それを庇うために体の他の部分を痛めてしまうことはよくありますので、そうならないためにも早めに手当することをお勧めします。
今回のブログが、膝のお皿の下が痛くてある傷楽なっている方の参考になれば幸いです。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
60歳代の女性の方が来院されて、
「だいぶに腰の痛みが良くなったんですが」
「でも、朝起きる時に腰がなんか痛くて」
「食事の用意とか掃除がすっとできないんでちょっと困るんです」
というご相談をいただきました。
このように、朝の寝起きに腰が痛くてお困りになることはないですか?
そこで今回は、そうなった理由、対処法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、朝の腰の痛みを解決することができます。
朝の起床時の腰痛を感じる一つ目の理由は、自律神経の動きにあります。
自律神経とは、呼吸や血圧、発汗など自動的に体を調節してくれる神経です。
自律神経には、体を活動させるために働く交感神経と体を回復やリラックスさせるために働く副交感神経とに分かれます。
いわば、交感神経は体の自動アクセル、副交感神経は体の自動ブレーキの役割をしています。
寝ているときは、体を回復させる副交感神経が働き、心臓はゆっくり動いて血流がゆっくり流れ、栄養を吸収するために胃腸がよく動きます。
朝、起きてからは活動するための交感神経が働き、心臓が早く動き、血管が締まり、血流が早く流れます。
朝、起きた時に、いきなり動いて交感神経スイッチを入れると、急激に血流が良くなり、腰がその刺激を受けて痛みを発生してしまいます。
朝、起床時は、女性にとっては色々と忙しい時間帯ですが、腰痛を抑えるには、動き始めはゆっくりして、うまく自律神経のスイッチングを行う必要があります。
朝の起床時の腰痛を感じる二つ目の理由は、内臓の重みが腰の血管を圧迫していることです。
そうすると、腰への血流が悪くなり、腰の筋肉が固まってしまします。
内臓が腰にかかり続けないように、睡眠環境を見直す必要があります。
ご来院された患者様に、朝、腰が痛いときどうされていますか?とお話を聞くと、
「しばらく動いていたらマシになるから、我慢して動いてる」
とお答えいただきました。
毎日、このような状態を続けていると、脳が朝は腰が痛いものだと覚えてしまいますので、腰の痛みに敏感になってしまいます。
ですので、朝の腰痛習慣を少しずつでも改善していく必要があります。
今より30分早く起きる 朝は「自律神経の嵐」と呼ばれる時間帯です。
ギリギリまで寝ておきたい気持ちはすごく分かりますが、自律神経が不安定な状態で、いきなり起きて動くのは、体に無理がでてきます。
朝の寝起きに、自律神経を調整するための時間をまず作りましょう。
自律神経は呼吸でバランス調整ができます。
ですので、朝起きた時に、膝を立てて腹式呼吸を行うことをお勧めします。
息を吸う時は3〜4秒、吐くときは6〜8秒かけて、3分ほどやってみてください。
朝起きた時に、腰の筋肉へ柔らかい刺激を入れて、血流を良くします。
そうすることで、腰の痛みが緩和されていきます。
やり方は、布団の中で膝を曲げてゆっくり左右に倒して、同時に膝と曲げた逆方向に顔を向けます。10回ほどおこなてください。
起き上がってから、白湯を一杯飲んで、中から体を温めてください。
胃腸を温めることで、反射的に腰周辺の筋肉も緩んできます。
改善方法①〜④を行っても朝の腰痛がでるようでしたら、自律神経の働きがかなり悪くなっている可能性があります。
体の歪みを整えることで、自律神経の働きは良くなります。
そうするためには、お近くの専門の治療院にかかり、お身体を整えていくことをお勧めします。
当院もこの朝、寝起きに腰が痛い方に対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。当院で治療を受けていただき、体を整えることで、朝の腰の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
治療後は、
「マシになった感じがする、朝は教えてもらったことやってみます」
という感想をいただきました。
朝は動くまでにギリギリまで寝ておきたいところですが、腰のために少し余裕をもって動き始めるのがベストです。
今回のブログが、朝の寝起きに腰が言いたくてお困りな方にとって参考になれば幸いです。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
60歳代女性の方がご来院されて、
「孫の大学の入学式に行ってきたんです」
「車で連れて行ってもらったんだけど」
「2時間ほど乗ってたら腰が痛くなって…」
とご相談いただきました。
長時間、車に乗せてもらった際に、じっとしているしかなく、腰が痛くなってしまったことはないですか?
そこで今回は、そうなった理由、対処法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、じっと乗車していたことで起こった腰痛を解決することができます。
座っていれば楽なはずなのに、なぜ腰が痛くなるのでしょうか?
実は、座っていることで腰にかかる負担は、立っていることで腰にかかる負担より、
「1.4倍増す」
ことが研究報告されています。
今回の患者様に乗車状況をお尋ねすると、「乗車時間は2時間ほど」「後部座席でじっと乗車」「休憩は1回だけ」 ということなので、腰に負担をかなりかけていることになります。
また、車に座っている時の足の位置でも腰の負担が変わってきます。
座っている時に、足の裏しっかり地面につけていれば、体重の25%が足の裏にかかり、腰への負担を逃すことができます。
しかし、座っている時に足を浮かした状態だと、体重の23%がお尻に、21%が太ももにかかってしまいます。
お尻や太ももに負荷がかかることで、腰が引っ張られ負荷がかかってしまいます。
車の座席でリラックスしてもたれかかる姿勢は、前屈みの猫背、いわゆる「不良姿勢」となってしまうことが多いです。
そうすると、腰や背骨を支える筋肉の活動がほぼ消失すると言われています。
つまり、腰が緩みすぎて歪み放題となり、いざ降車した時に腰の動きが悪くなり痛みが発生してしまうのです。
長い時間の乗車によって腰痛へのやるべきことは、体の歪みをまず整えることです。
そして、腰や背骨の筋肉に刺激を与えて、支える力を取り戻すことです。
セルフケアとしては、
仰向けで背中の真ん中の筒状にしたタオルを当てます。
膝を曲げて、両手をあげて、深呼吸を7回行ってください。そうすることで、体の歪みを整えます。
自宅でできるセルフケア②
座った状態で台に足を乗せます。
体を前に倒して、太ももの裏が伸びるのを感じたら、その状態を10秒維持します。
これを3回行ってください。
体の歪みがかなりリカバーができないほど広範囲に出てしまっている可能性があります。おその際には、近くの専門の治療院で、しっかり体の歪みを整えることをお勧めします。
当院もこの長時間の車に乗ったことによって起こる腰痛に対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。
当院で治療を受けていただき、体を整えることで、腰の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
治療後は、「腰が伸びた感じがするわ〜」とのご感想をいただきました。
お孫さんの大学にまたお邪魔したいと楽しみにしておられましたので、車に乗せてもらっても腰痛が発症しにくいお体づくりのお手伝いをさせていただきたいとおもております。車にのていることで、腰の痛みを感じられる方に、今回のブログがお役立ちいただけるようでしたら幸いです。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広