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関節 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 4の記事一覧

春に雨が降ると起きる頭痛を解消するためにはどうしたらいいのか?

2026.04.30 | Category: ストレス・自律神経障害,デスクワーク,めまい,ゆがみ,予防,体操・ストレッチ,体温,入浴,天候,天気,姿勢,日常生活の動作,,栄養・食事・飲み物,梅雨,水分,生活習慣,疲労,睡眠,肩こり,肩の痛み,血流,運動,関節,,頭痛,首の痛み

雨が降るたびに頭がズキズキしたり、吐き気が出たりして、「またか…」と憂うつになっていませんか?

実は、こうした雨の日の頭痛は「自律神経の乱れ」が大きく関係しています。

結論からお伝えすると、雨の日の頭痛を和らげるためには

「自律神経を安定させること」

がとても重要です。

そのために今すぐできるセルフケアは、

・起床時間を一定にして規則正しい生活を送る

・鼻から4秒間息を吸い、口から6秒間息を吐くの深い呼吸を7回行う

・お風呂で首や肩を温めて血流を良くする

などといったシンプルなことをすることで改善が期待できます。

このブログでは、雨が降るたびに、

・頭がズキズキして吐き気がして気分が悪い

・頭の痛みで仕事に集中できない

・頭が重だるくてやる気が出ない

などといった経験がある方に向けて、春の雨の日に起こる頭痛に対して、すぐにできる対処法と降雨で頭痛が起こりやすい理由について、わかりやすく伝えさせていただきます。

 

降雨で乱れた自律神経の整える方法

雨が降るたびに頭痛が起きるのは、自律神経の乱れのためです。

その自律神経を安定させるための方法は、

・生活

・呼吸

・血流と神経の感度

の3つを整えることが重要です。以下で、その方法について紹介させていただきます。

 

生活を整える

自律神経は、規則正しい生活のリズムによって整いやすくなります。

そのための方法として、

・朝、起きたら太陽の光を15分は浴びる

・起床と就寝時間をできるだけ固定する

・寝る前にスマホを見すぎない

これだけでも、自律神経が安定し、雨が降り外部環境が変わっても、体が柔軟に対応することで、頭痛を減らすことができます。

忙しい方は、規則正しい生活を送るといっても、なかなか難しいところもあるかもしれません。

まずは、起床時間を一定にすることだけでも挑戦してみてください。

 

呼吸を整える

自律神経は、体を活動しやすいように調整する「交感神経」と体をリラックスや回復させやすいように調整する「副交感神経」に分かれます。

呼吸をしっかりすることで、自律神経は整いやすくなります。

その理由として、

・息を吸う=交感神経がやや働く

・息を吐く=副交感神経が働く

ということが呼吸活動の中で起こりますので、しっかり呼吸をすることで、交感神経と副交感神経のどちらにも刺激を与えることができます。

一概に呼吸といっても、呼吸が浅いと、息を吸うことに比重が傾きやすくなるため、交感神経側に偏って刺激が入り、自律神経が整いにくくなります。

ですので、“深い呼吸”をすることを意識して行えば、呼吸による交感神経と副交感神経の2つ自律神経のバランスが整いやすくなります。

深い呼吸をするためには、“腹式呼吸”をすることが最も効果的です。

腹式呼吸は、

・鼻から4秒間、息を吸う

・口から6秒間、息を吐く

のようなリズムで呼吸を、7回、繰り返しおこなってください。

そうすることで、深い呼吸が自律神経を整え、雨の日の頭痛を解消する助けになります。

血流と神経の感度を整える


体の血の巡り、つまり、血流と神経の感度が整うことで、自律神経のバランスが安定しやすくなります。

その具体的な方法として、

・38~40℃程度のぬるめのお風呂や蒸しタオルなどで首・肩を温める

・散歩・ストレッチなど軽い運動をおこなう

・水分をしっかりとる

ことを意識しておこなってみてください。

そうすることで、気圧変化による頭痛の緩和につながります。

春の雨の日に頭痛が起こりやすい理由

地球上で生活している私たちは、常に空気に包まれています。

空気には目に見えませんが重さがあり、気温や湿度によって変化するものの、1立方メートルあたり約1.2kgほどあります。

この空気の重さが、いわゆる「気圧」と呼ばれています。

私たちの体は、日常的にこの気圧によって外側から内側へと押されている状態にあります。

雨が降ると低気圧となり、それによって、体にかかる空気の圧が低下します。

これは、体にぴったりフィットしていたコンプレッションウェアを脱いで、体がゆるむようなイメージです。

このような急な圧の変化は、体にとって一種の刺激となります。

特に、耳の奥にある内耳は、気圧の変化を敏感に感知するセンサーの役割を持っており、その情報が脳へと伝えられます。

その情報が伝わる過程で、顔から頭にかけて分布する神経(三叉神経)が、敏感な状態になりやすくなります。

それによって、普段は感じないような刺激でも反応して、三叉神経の分布している箇所に痛みが発生して、それが頭痛につながります。

また、神経の周囲では炎症に関わる物質も放出され、血管が拡張しやすい状態になります。

血管の拡張で拍動が神経をさらに刺激して、ズキズキとした頭痛として感じやすくなります。

春は、雨が降ったり止んだりを繰り返すことで、気圧の変動が大きくなりやすい季節です。

そのため、このような刺激が繰り返し起こり、頭痛のリスクが高まります。

雨の日の気圧の変化と自律神経の関わり

自律神経は、気候の変化やストレスなど、外部環境の変動に対して、体を無意識に調整する重要な役割を担っています。

この働きによって、心拍数や血管の収縮・拡張、消化機能などがコントロールされ、体の状態が一定に保たれています。

自律神経は、体を活発に動かすモードにする「交感神経」と体をリラックスさせたり回復モードにする「副交感神経」の2つで成り立っており、このバランスによって体の調子が左右されます。

雨の日のように気圧が低下すると、耳の奥にある内耳の気圧センサーからの情報をもとに、交感神経と副交感神経の機能が無意識下で、体にかかる圧の変化に適応するように調整します。

春は、雨が降ったり晴れたりと、天気の変動が激しい時期です。

その激しい変動を繰り返していると、体を最適な状態にするための交感神経と副交感神経の働きのバランスが崩れてしまうことがあります。

自律神経のバランスが乱れることで、

・血管の収縮や拡張のコントロールが不安定になる

・神経が刺激に対して敏感になる

・体の回復と活動の切り替えがうまくいかなくなる

などといった状態が起こりやすくなります。

その結果、前章で述べたようなメカニズムが体に発生して、頭痛が発症しやすくなる。


雨の日以外でも頭痛が続く場合

頭痛が雨の日だけでなく、頻発で激しい場合、特に、

「突然の激しい頭痛+意識障害、麻痺、嘔吐などの神経症状」

がある場合は、

・脳出血

・脳梗塞

・髄膜炎

などといった重症な病気が隠れていることもありますので、速やかに内科や脳外科などの専門の医療機関を受診してください。

当院でのケース

当院では、次のような要素が重なっていることで、雨の日に頭痛が起こりやすいケースを多く見かけます。

・パソコンやスマホなどのデジタルデバイスを見る時間が多い方

・交通事故やスポーツによるケガをした既往歴がある方

・睡眠不足や睡眠の質が低下している方

・職場や学校などストレスがかかることが多い方

このような方は、首周辺の筋肉に過緊張が見られたり、呼吸が浅かったり、姿勢にゆがみがあることが多いです。

そこを治療で、何回かかけて整えていくと、改善していくケースが多いです。

雨の日に頭痛が起きたときに、施術によってある程度は軽減するための対処はできます。

しかし、普段から時間をかけて、専門の医療機関でもセルフケアでもいいので、体をメンテナンスして整えておくことが、雨に日の頭痛を改善する近道になると感じます。

【ブログ執筆者プロフィール】

氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)

資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)

得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調

整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。

整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。

痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。

まとめ

春は気温的には穏やかな時期なので、心や体を動かして、運動や趣味など新しいことに挑戦するにはいい時期です。

そういった時期に、天候の変化で、頭痛をはじめとする体調の不良を防ぐためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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冬の天気痛の予防は内耳から!3つの簡単セルフケアで快適な冬を

3月になんとなく体が重いと感じるのは春先特有の寒暖差疲労かも?

デスクワークでの肩こりは巻き肩が原因かも?そのセルフケアの方法は?

2026.04.23 | Category: スマホ首,デスクワーク,テレワーク,ゆがみ,予防,体操・ストレッチ,呼吸,姿勢,座り方,日常生活の動作,生活習慣,疲労,筋肉疲労,職業病,肩こり,肩の痛み,肩甲骨,背骨,関節

 

みなさん、こんにちは。 加古川市のひさき鍼灸整骨院、院長の久木崇広です。

肩こりでお悩みのデスクワークの方を診させていただくと、肩が前方にでて内側にねじれた、いわゆる、

「巻き肩」

の状態になっていることがよく見受けられます。

この巻き肩の状態が続くと、肩こりがなかなか改善しづらくなる原因になりことがあります。

また巻き肩による肩こりだけでなく、腰痛や首・背中の張り、頭痛、疲れやすさなどにつながることもあります。

そこで今回は、デスクワークの方が巻き肩になりやすい理由と、その対処法について伝えさせていただきます。

 

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デスクワークで巻き肩が発生しやすい理由

デスクワークでは、長時間、パソコンに向かう姿勢が続き、肩が前に出やすく、上腕が内側にねじれやすい動作が特徴です。

具体的には、マウス操作では肘を外に開き、手は体の中心に向けて動かすため、肩関節が内側にねじられて、肩甲骨が前方に傾きます。

また、キーボード入力でも、キーに向かって指を打ち下げる動作で前腕が内側にねじられ、肩全体が前方に引き込まれます。

肩を胸の方にねじる姿勢を、頻繁に長期間、続けると、胸から肩甲骨や鎖骨についている筋肉を徐々に短縮・硬化させます。

その結果、胸が開きにくくなり、なおかつ、腕を内側にねじった状態がクセづいて、巻き肩の姿勢が常態化するリスクが高まります。

さらに、仕事に集中していると、だんだん、パソコンの画面を見るために、腕を内側にねじりながら頭と首が前に出る前かがみ姿勢になりがちです。

そうすると、頭の重みと腕の内側のねじりから、背中の筋肉が引っ張られて過剰に緊張し、肩甲骨も外側に広げる状態になります。

この状態でタイピングやマウス移動をすると、肩甲骨周囲の筋肉バランスが崩れ、巻き肩が固定されてしまいます。

また、巻き肩がクセつく要因として、日常生活への影響も無視できません。

例えば、デスクワーク後に、腕を内旋したまま歩いたりすると、さらに肩が内側にねじれる方向に力のベクトルがかかり、仕事による巻き肩のクセが強化されるリスクが高まります。

 

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巻き肩による健康への影響

 

肩関節は、腕の骨(上腕骨)と肩甲骨によって構成されています。

肩甲骨は、肋骨の上を滑りながらスムーズに動くため、肩甲骨周囲の筋肉のバランスがとても大切です。

巻き肩の状態では、肩が前方に引き込まれ、それに伴って、肩甲骨も外側や前方へ引っ張られ、不自然な位置にとどまります。

その結果、肩甲骨まわりの筋肉に負担がかかりやすくなり、肩こりや首の張りを感じやすくなります。

さらに、胸の前側が縮こまることで、胸の動作が小さくなり、呼吸が浅くなりやすくなります。

また、腕を内側に巻き込むことで、姿勢が前方に傾きやすくなるため、体はバランスを保とうとして背中や腰まわりの筋肉に余計な負担がかかります。

その状態が続くと、首や肩だけでなく、背中や腰にも不調が広がります。

巻き肩は、見た目の問題だけではなく、全身に無理な負担を強いることになる姿勢のクセとも考えれます。

 

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自身が巻き肩であるかの調べ方

 

自分が巻き肩かどうかは、自分でなかなか気づきにくいものです。

確認の仕方ですが、まずは、鏡の前で、何も意識せずに自然に立って、自身の姿勢を観察することからやってみてください。

そのとき、横から見て、耳より肩が前に出ていないか、腕が体の前に出ていかいかを確認して見てください。

また、簡単な巻き肩の鑑別の目安としては、立ったときに、腕が内側にひねられいることで、正面から見て、手の甲が前方に向いている場合です。

もちろん、手の甲の向きだけで判断することはできませんが、肩が内側に入りやすい巻き肩のサインの一つとして考えることもできます。

そういったサインが見られた場合は、整形外科や整骨院などの専門の医療機関で治療を受けるか、ご自身で巻き肩に対するセルフケアをされることをおすすめします。

 

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巻き肩への対処法

巻き肩への対処法の基本は、前に入りやすくなった肩を、無理のない範囲で元の位置に戻すことです。

特に、胸の前側をゆるめることと、肩甲骨まわりを動かすことが大切です。

胸の筋肉が硬くなると、肩は前に引っ張られやすくなります。

そのため、胸を広げるストレッチを取り入れることが有効です。

また、肩甲骨を寄せる動きや、腕を外側にねじるストレッチを行うことで、肩まわりのバランスを整えやすくなります。

デスクワークをする中で、昼休みやトイレに行くときなど、隙間時間を利用して、そのための以下のようなストレッチをおこなってみてください。

 

体を伸ばすストレッチ

①背筋を伸ばして立ちます。

②両手を組み、手のひらを上に向けながら頭の上へ腕を伸ばします。

③背中から腕のラインが伸びるのを感じたところで、10秒ほどキープします。

④10秒たったら、ゆっくり元の姿勢に戻します。

この一連の動作を3回繰り返してください。

 

胸を広げるストレッチ

①体の前に、両手の甲同士を合わせて構えます。

②そこから手のひらを外側に向けるように、腕を外側にねじり開きながら、胸を優しく広げます。

③胸が伸びるのを感じたら、10秒ほどキープします。

④10秒たったら、ゆっくり元の姿勢に戻します。

この一連の動作を3回繰り返してください。

 

腕を後ろに伸ばすストレッチ

①背筋を伸ばして立ち、両腕を太ももの横に置きます。

②そのまま腕を体の後ろへ引き、肩甲骨を軽く寄せます。

③その状態から、手のひらが外側を向くように、手の親指が外回りして上になるように、腕を外側にねじります。

④背中や胸が伸びるのを感じたら、10秒ほどキープします。

⑤10秒たったら、ゆっくり元の姿勢に戻します。

この一連の動作を3回繰り返してください。

 

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まとめ

近年、仕事でもプライベートでも、パソコンやスマートフォンを使う時間が増えている傾向にあります。

それに伴い、巻き肩のような姿勢の乱れの方を、以前より多く見るようになりました。

巻き肩をそのままにしておくと、肩こりだけでなく、首や背中の張り、呼吸のしづらさ、疲れやすさなど、体にいろいろな不調を呼び込みます。

大切なのは、巻き肩を放置せずに、少しづつ短時間でもいいので、姿勢を整えるお時間を作られることをおすすめします。

そのための方法として、今回、紹介させていただいた内容が、デスクワークをされておられる皆様の肩こり対策にお役に立てば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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デスクワークで長時間座るとお尻から太もも痛む理由と職場でできる対処法

デスクワークの方が歩行時につまずきやすいのは体の不調のサインかも?その改善策は?

気づいたら五十肩に…、そうならないために知っておきたい4つの予防法

2026.04.09 | Category: デスクワーク,テレワーク,予防,五十肩,体操・ストレッチ,姿勢,日常生活の動作,生活習慣,筋肉の損傷,肩こり,肩の痛み,肩甲骨,血流,関節

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、お身体のメンテナンスで来院された50歳代の女性から、

「最近、職場の何人かの人が、五十肩になって本当にしんどそうで…」

「あれって何でなるんですか?」

「ならないようにするにはどうしたらいいですか?」

と相談されました。

五十肩は、突然に発症するイメージがありますが、実は、日々の生活習慣や全身の状態が少しずつ悪い方向に進み、それが積み重なり、ある時点で症状として爆発するケースがほとんどです。

そこで今回は、五十肩の特徴と発症する要因、その予防法について、伝えさせていただきます。

 

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五十肩とは

五十肩の正式には、「癒着性関節包炎(ゆちゃくせいかんせつほうえん)」または「凍結肩(frozen shoulder)」という名称です。

主な症状は、肩関節の激しい痛みと可動域制限。

特徴的なのは、この症状によって、髪をとかす、服を着替える、運転する、重い荷物を持つなどといった日常生活では当たり前の動作が、非常に苦痛になり、日常生活の質が低下することです。

五十肩が進行する過程は、一般的に以下のような3段階に分けられます。

・痛み期(凍結前期):突然の激痛、特に、夜間に悪化し、軽く動かしたり触れるだけでも痛く、この症状が数週間~数ヶ月続く

・拘縮期(凍結期):痛みは徐々に減るが、肩が固まって動かなくなり、数ヶ月~1~2年続き、可動域が正常の半分以下になることも。

・回復期(解凍期):徐々に動きが戻り、自然回復しますが、1~3年かかる場合も。

解剖学的には、肩関節を包む「関節包(かんせつほう)」という薄い膜が炎症を起こし、固まったり癒着を起こします。

すると関節を動かす際に潤滑油の役割がある関節内の滑液が減少し、さらに粘っこい液体状態になります。

肩は人体で最も可動域が広い関節ですが、肩関節がこのような状態になると、この関節包が硬く、まるで錆びついたドアのようにきしみます。

その状態になってしまうため、肩関節は、可動域が低下して、無理に動かそうとすると、痛みを感じるようになります。

日本では40~60歳代、特に女性に多く、年間の五十肩の発症率は1000人に5~10人程度と報告されています。

 

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五十肩になる要因

五十肩は、急に発症すると思われがちですが、医学研究の分野では、長期に何らかの要因が蓄積されたことから起きると報告されています。

急性の肩の組織の炎症ではなく、微小な炎症からの組織が固まったり癒着したりするなどのプロセスが、数ヶ月~数年続き、それが限界値を超えると症状化するとされています。

その主な要因を、以下で説明させていただきます。

 

生活習慣病による要因

生活習慣病が、五十肩の発症リスクになりやすいとされています。

生活習慣病の代表格の糖尿病は、五十肩が発生するリスク要因の一つとされています。

台湾で数万人規模で調査したところによると、糖尿病患者の五十肩が発生する危険度は、1.2~2.3倍と報告されています。

血液中の血糖が高いことで、関節包を形成しているコラーゲンと糖が結びついて、関節包を硬くしてしまいます。

関節包が固まることは、特に、可動性の広い肩関節が影響を受けやすいため、五十肩の発症につながります。

また、肥満や高いコレステロール値がある方も、五十肩の発症リスクが高いと言われています。

生活習慣の乱れでも起こり、代表例は、睡眠の不足です。

睡眠不足によって、自律神経が乱れ、体が炎症が起こりやすくなります。

生活の中で睡眠不足が頻繁化して、それによる炎症が肩関節で繰り返し発症することになると、五十肩の発症リスクも高まるようになる。

 

生活環境による要因

肩関節を長期に不使用や固定することで、発症するリスクは高まります。

研究によると肩を2週間以上動かさないと、関節包が萎縮と報告されています。

肩をあまり動かさず刺激を加えない生活を送っている例として、デスクワークでパソコン作業ばかりしている、スマホを眺めているなどがあげられます。

つまり、運動の不足や職場の環境、不良姿勢など、生活の環境によって、肩関節周辺の刺激が減ることで、五十肩が起こりやすくなります。

 

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五十肩を予防するための方法

五十肩を予防するためには、生活習慣病の管理と肩周辺のケアが必要です。そのためのポイントを、以下で紹介させていただきます。

 

生活習慣病を予防・管理する


五十肩の発症を防ぐためには、まず全身の健康状態を整えることが重要です。

特に、糖尿病や高コレステロール症といった生活習慣病は、関節包を硬くする要因となります。

ですので、定期的に病院で、血液検査を受け、自分の体の状態を把握することが大切です。

その上で、必要ならば薬の処方をしてもらったり、生活習慣の改善をすることが必要になります。

例えば、生活習慣の予防には、運動することが有効です。

週に2~3回、軽い有酸素運動となるウォーキングを継続することで、血糖値や体重のコントロールにつながります。

食事についても、糖質や脂質の過剰摂取を控え、タンパク質や野菜をバランスよく摂取するようにしてください。

特に、甘いものを過剰に摂取すると、体は炎症を起こしやすくなりますので、肩の関節の組織を良好に保つためにも、食事のコントロールを普段から意識して行ってみてください。

 

肩関節全体を動かす運動を行う

便利になった現代の生活では、肩関節を大きく動かすことが少なくなっています。

それによって、肩関節周辺の組織に刺激が入ることが少なくなり、肩関節周辺の組織が硬くなりがちです。

ですので、1日の中で、肩を意識して動かすことが、五十肩予防には必要になってきます。

その肩の関節ですが、一般的に、肩を動かす関節は、腕と胸の境目にある部分で、一つだけだと思われがちです。

しかし実際には、肩を動かすために使っている関節は、

・肩甲上腕関節

・肩鎖関節

・胸鎖関節

・肩甲胸郭関節

など、複数の関節が連動して動いています。

そのため、単純に腕だけを回す運動では、不十分で、肩甲骨を含めた広い範囲を意識して動かすことが大切です。

肩関節周辺んを大きく動かすためのおすすめの方法としては、

①両方の腕の肘を曲げて、指先を肩に当てる

②そのまま背中の肩甲骨を動かすことを意識して、肘の先を大きく円を描くように、前に10回、まわす

③次に、肘の先を大きく円を描くように、後ろに10回、まわす

この一連の流れを3回繰り返し行うのを1セットとして、隙間時間に意識して行ってください。

この運動をすることで、肩周囲全体に適度な刺激を与えることができます。

 

肩周辺を温めて血流を改善する

肩関節の組織を良い状態に保つためには、血流の良さが非常に重要です。

血流が低下すると、関節包や筋肉が硬くなりやすく、炎症の回復も遅れてしまいます。

そのため、日常的に肩周辺を温めることが効果的です。

入浴時にしっかり湯船に浸かることはもちろん、蒸しタオルを肩に当てる、使い捨てカイロを肩甲骨周囲に貼るなども有効です。

デスクワークやスマホの操作、工場でのラインでの作業など、長時間、同じ姿勢を取った後は、温めることで血流を回復させることが、五十肩の予防につながります。

 

専門機関での定期的なメンテナンス

毎日の仕事や家事が忙しく、自分でケアをする時間が取れない場合は、整骨院や鍼灸院などの専門機関で定期的にメンテナンスを受けることも有効です。

日常生活の動作で、肩関節の負担がかかってしまう要因は、肩以外にもある場合があります。

ですので、肩関節だけでなく、姿勢や背骨、骨盤の状態を含めて全身を調整することで、肩にかかる負担を軽減できます。

五十肩は、自分が知らないままで発生する要因がご自身の体にたまっていることが多い病気です。

たとえ肩が痛くなくても、自分では気づきにくい可動域の低下や筋肉の硬さを早期に発見し、症状が出る前に対応できることが、第三者にケアをしてもらう大きなメリットです。

 

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まとめ

いったん、五十肩を発症してしまうと、治るのに1~2年はかかり、苦しまれる方が多くみられます。

当院でも、発症理由についてお話をしている際に、もっと早く自分の体を普段から体調管理やメンテナスするべきだったとおっしゃられる方も少なくありません。

そういった状況になるリスクを減らすためにも、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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五十肩で腕が上がらない痛みを改善するためのデスクワーカー向けセルフケア方法

寒い冬の日常生活でもできる!高血圧予防のための簡単な方法

春のジャガイモの植え付けで腰痛が起こる原因とセルフケアのための3つの体操

2026.04.06 | Category: ゆがみ,予防,体操・ストレッチ,入浴,姿勢,日常生活の動作,,生活習慣,疲労,立ち仕事,筋肉の損傷,筋肉疲労,筋肉痛,職業病,背骨,腰痛,血流,農作業,関節

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

春は、野菜や花の植え付けが盛んに行われるシーズンです。

当院でも農作業をされておられる患者様と話していると、特に、ジャガイモの栽培に関するお話をよくお聞きします。

その際に、ジャガイモの栽培はやりがいがあるけれども、特に、ジャガイモの種芋を畝に植え付ける作業を、長時間、続けていると腰が痛くなって支障が出るとおっしゃられる方は少なくありません。

そこで今回は、ジャガイモの植え付け作業で腰が痛くなる理由と、作業後に自分でできるケア方法をお伝えします。

 

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ジャガイモの植え付けで腰が痛くなる理由

ジャガイモの植え付け作業は、畑全体をよく耕し、畝を立て、その畝の中央に軽く穴を掘り、種芋を植えて、上から数センチ土をかぶせるといったことが一連の流れです。

この作業の中で、特に、畝にジャガイモの種芋を植え付ける作業が、腰にこたえるということをよくお聞きします。

その理由について、以下で説明させていただきます。

 

上半身の重みが腰椎に集中するため

ジャガイモの植え付けは、作業効率から、完全にしゃがみ込まずに、立ったまま体を前に折り曲げる、いわゆる、「中腰姿勢」で行うことが多い。

中腰での姿勢で作業をするということは、体重の約60%をもしめる上半身の重さを、腰が支え続けることになります。

そんな負荷がかかる中腰姿勢を維持するために、腰の筋肉を強く緊張させることになります。

その状態が、長時間、継続することで、腰の筋肉が疲労して硬くなり、痛みの原因となります。

 

椎間板への圧力が増大するため

頭から骨盤までの間にある背骨は、短い円柱状の形をしており、首が7個・胸が12個・腰が5個と、合計で24個の骨が積み重なって背骨が構成されています。

特に、背骨の腰の部分は、体の中心部に位置しているため、上半身の重みや下半身からの衝撃がかかりやすく、背骨の中でも腰の骨は大きく作られています。

どれぐらい腰に圧力がかかるかといえば、例えば、60kgの体重の人であれば、立っているだけで100kgの圧力が腰にかかるとされています。

そんな圧力がかかりやすい背骨には、背骨と背骨の間に「椎間板」と呼ばれるクッションの役割をするゼリー状の組織が挟み込まれています。

姿勢と腰の部分の椎間板にかかる圧力に関する研究では、立っている状態より、ジャガイモの植え付けでよくとる姿勢である「中腰」になると、腰にかかる負担は、1.4倍に一気に上がると報告されています。

それほど腰に負荷がかかる中腰の姿勢が、長時間で高頻度で行われた場合、椎間板がその負荷に耐えれず、微細な損傷や炎症を起こす場合があります。

 

骨盤後傾と脊柱アライメントの崩れ

背骨はまっすぐ積み上げられているのではなく、衝撃を受けやすいように、S字のカーブでたわみを持って構成されています。

腰の部分の背骨は、通常は、弓のように前方に湾曲しています。

しかし、ジャガイモの種芋の植え付けで中腰となり背中が丸まると、その姿勢を維持するために、骨盤が後ろに倒れて、腰の前方へのたわみが減少します。

そうすると、背骨の腰の部分にかかる衝撃を受ける機能が低下して、筋肉や関節・靭帯・椎間板などの腰周辺の組織に過度なストレスがかかりやすい。

その結果、腰周辺の組織に損傷が起こり、それが腰の痛みへと発展しやすくなる。

 

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畑作業をした後に行ってほしい腰へのセルフケア

中腰は腰にかかる負担を増やすことがわかったいても、ジャガイモの植え付けの際には、その姿勢をとることは避けれないと思われます。

ですので、作業後にしっかりとケアされることが重要になります。

作業を行った日の晩は、湯船につかるお風呂にゆっくり入ってください。

その上で、寝る前に以下のような体操をしていただけると、腰痛の発生が軽減できることが期待できます。

 

四つ這いの体操

①床に肩の真下に手をつき、足は膝を曲げて股関節の真下にひざ頭がくるように四つ這いになります。

②その状態から、息を吸いながら背中を反らします。

③次に、息を吐きながら背中を丸めます。

この一連の動作を、ゆっくりと、10回、繰り返してください。

 

太もも裏を伸ばす体操

①背筋を伸ばしてイスに座り、片足を前に出して足首を90度に曲げ、もう片方の足は足裏を床にしっかりつけます。

②背筋を伸ばしたまま、体を前方にゆっくり倒して、太もも裏が伸びるを感じたら、10秒間 キープします。

③10秒たったら、体をあげて元の姿勢に戻し、左右の足を入れ替えて、同様の動作を行います。

この一連の動作を、ゆっくりと、5回、繰り返してください。

 

背中をそらす体操

①うつ伏せになります。

②肘を曲げて床に手をつき、ゆっくりを状態を起こして、無理にない程度に体をそらし、10秒間、キープします。

③10秒たったら、ゆっくりと元の姿勢に戻します。

この一連の動作を、ゆっくりと、5回、繰り返してください。

 

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まとめ

腰は体を動かすためには、いわば中心となる部分であるので、痛めてしまうと、特に日常生活に支障が出てし今います。

春以降は、ジャガイモだけでなく、春野菜や夏野菜、そしてお米の植え付けや世話など、農作業の量がグッと増えるスタートのシーズンです。

そんな時期に起こる腰痛を軽減するためにも、こまめなケアが必要です。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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足の親指が急に痛い…それは痛風かも?その可能性と判断の目安

2026.03.26 | Category: 予防,指のしびれ,指の痛み,捻挫,日常生活の動作,栄養・食事・飲み物,水分,治療について,生活習慣,肥満,膝の痛み,足の指の痛み,関節

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

人間の体の中で、感覚が一番に鋭い部分は、足や手の指先で、特に親指や人差し指だそうです。

感覚が鋭いということは、それだけ日常生活で重要な働きをして、よく使う部分だからです。

そんな感覚が鋭い指ですが、特に、足の親指がズキズキ痛むと、歩くのが痛い、靴を履くと当たってつらいなど、日常生活に大きく影響します。

当院でも、足の親指が痛いという相談は時々あります。

しかし、この症状も原因がさまざまで、単なる使いすぎやケガだけではない場合もあります。

今回のブログでは、先日、私自身が聞いた体験談をきっかけに、足の親指の痛みの原因の一つである「痛風」についてお話ししたいと思います。

 

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剣道仲間との食事会で聞いた痛風の体験談

先日、剣道の仲間と食事をする機会がありました。

その際に、稽古の話だけでなく、体のケガや痛みの話題になることもよくあり、ある仲間から、以前、足の親指がものすごく痛くなった話を聞きました。

最初は、剣道の稽古で痛めたのだと思ったそうです。

というのも、剣道では跳躍や踏ん張る動作が多く、足の指や足の裏にはかなりの負担がかかります。

そのため、親指の付け根が痛くなっても稽古で負担がかかったのだろうと、まずは考えてしまいがちです。

しかし、その剣道の仲間の方が曰く、これまで経験したことがないほどの足の親指の腫れと痛みであり、歩いたり靴を履いたりするのも痛いどころか、じっとしててもズキズキとたまらないものだったと。

足の指や足首が痛くなった時は、これまでは、冷やしても湿布を貼ったら、ある程度は収まっていたので、今回も同じように対処したそうです。

しかし、数日たっても、発症の当日に比べて、痛みの度合いが軽くならず、それでどうも普通じゃないと思って、病院を受診したところ、

“痛風”

と診断されたそうです。

本人もかなり驚いたそうですが、思い返せば、足の親指の痛みがでた前日は、激しい稽古をしたあと、仲間と打ち上げに行き、お酒を飲みながら魚卵などのおつまみをたくさん食べていたそうです。

こうした食事は、痛風の発症の原因となる尿酸の数値が上がってしまうことをうっすらは知っていたが、まさか自分がなるなんて思いもよらなかったそうです。

薬を飲んだら、痛みが引くのは早かったので、早くそうすればよかったと。

その飲み会では、そういった痛風を経験した方が、何人かいたので、その気もちわかるわ~っと、ちょっと話が盛り上がりました。

こういった体験談を聞いて、親指のトラブルが起こったときに、それが怪我によるものなのか、痛風によるものなのか、判断できず対処が遅れ、痛みで辛い思いをされている方が多いのだなっと感じました。

ですので、今回のブログでは、痛風による親指の痛みに関して、その情報を発信してみようと思いました。

 

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痛風の特徴

足の親指の付け根が痛くなる原因には、いくつかの可能性があります。

例えば、捻挫・使いすぎによる炎症・外反母趾・種子骨炎といったことが、歩き方や体のバランスの問題などで起こることもあります。

それらの原因と、痛風との判別は、いったん、痛風を経験をしていないと、自分で判断が難しい場合があります。

痛風自体は、発症から処置が早いほど、その痛みが治りやすいので、判断を早めるためにも、以下で痛風の特徴について紹介させていただきます。

 

痛風が起きるメカニズム

痛風は、血液の中の尿酸が長く高い状態が続き、関節に尿酸の結晶がたまることで炎症を起こす病気です。

尿酸は、プリン体という物質が体の中で分解されるときに作られ、ふつうは腎臓から尿として体の外へ捨てられます。

ところが、尿酸がたくさん作られすぎたり、腎臓などから尿酸がうまく体外へ排出されないといった状態が続くと、血液の中の尿酸が増えすぎてしまいます。

血液中の尿酸が多くなると、冷えやすい関節の中で、針のような結晶になりやすくなります。

そうすると、この尿酸の結晶を、体にとって有害な異物とみなして、排除しようと白血球が尿酸の結晶を攻撃します。

それによって、強い炎症が起こり、関節が赤く腫れて激しく痛むということが、痛風が発作するメカニズムです。

 

痛風の痛みの特徴

痛風による痛みには、いくつか特徴的なパターンがあります。

ある日、突然、何もしていないのに強い痛みが出ることが多いとされています。

また、最初は、ちょっと痛いかな?程度でも、それから数時間たつと、耐えがたい激痛に変化することもあります。

他には、夜中や明け方に、痛みが出やすいということも特徴の一つとしてあります。

痛みが起こっている部分は、赤く腫れあがり、熱をもって、触れるだけでも飛び上がるように痛く、その強い痛みは数日続き、その後、少しずつ引いていくとされています。

痛風という病気の名前の由来が、「風が当たっても痛い」と表現されることがあるほど、特徴的な激しい痛みでです。

痛風は、捻挫や打撲の痛みと比べても、何もしていないのに急に痛みが発生するという点が、大きく違うポイントになります。

 

痛風が起きる要因となる生活習慣

痛風は、生活習慣病の一つと言われます。

代表的な生活習慣の要因として、アルコールの飲みすぎがあげられます。

特に、ビールや日本酒などはプリン体を多く含むアルコール飲料は、飲みすぎることで尿酸値を上げやすいとされています。

また、アルコール自体、尿酸を体外に排泄することを停滞させる働きもあります。

アルコール飲料でなくとも、清涼飲料水、ジュース、スポーツドリンク、甘い缶コーヒーなどに含まれる果糖は、尿酸を作る量を増やす方向に働くので、日常的に飲んでいる場合は注意が必要です。

他には、プリン体の多い食品をよく食べることも要因の一つとされています。

代表的な食材としては、レバー、あん肝、白子、魚卵(たらこ・明太子・イクラなど)、干物などがあげられます。

例えこれらの食材や飲料を摂っていなくても、肥満の状態や食べ過ぎる習慣・高カロリー食をとることでも、尿酸が増えやすい体質をつくります。

内臓脂肪が多いほど、尿酸値が高くなりやすいことでも知られています。

反対に、飲食を取りすぎないことでも、痛風が発生しやすくなることもあります。

そのメカニズムとして、汗をたくさんかいたのに、水分を十分にとらないと、血液が濃くなり、尿酸濃度も上がりやすくなり、痛風の発生原因ともなります。

生活環境が要因となる場合もあり、強い精神的なストレスを受けることで、体の状態を調整するホルモンの状態がうまく機能せずに、尿酸値に影響を与えるとされています。

内臓由来による要因では、腎臓の機能が低下していると、尿酸を体外に捨てにくくなり、尿酸値が上がりやすくなります。

以上のような、要因が一つだけでなく、いくつも重なったときに、痛風発作を起こしやすくなります。

 

痛風が起きやすい体の部分

痛風発作が特に起きやすい体の部位は、

・足の親指の付け根

・足の甲や足首の関節

・ひざの関節

・手の指の関節

・手首

・肘の関節

・アキレス腱の周り

などで見られます。

特に、足の親指の付け根は、統計でも痛風の高頻度の発生部位と報告されています。

痛風は、関節の中で尿酸が結晶になって炎症を起こす病気なので、基本的には関節の周りに症状が出るのがポイントです。

 

痛風かどうか判別するための検査方法

痛風かどうかを最終的に判断するのは医師の役割であり、医療機関での検査が必要になります。

代表的な検査は、問診や診察によって、いつから痛いか、どこがどのように痛いか、どのくらい腫れているか、熱感があるか、過去に同じような痛みがあったか、飲酒や食生活の状況などを詳しく確認します。

そして、血液中の尿酸の値を、血液検査で調べます。

痛風や高尿酸血症では尿酸値が高くなっていることが多いですが、発作のタイミングによっては正常に近い値を示すこともあります。

他には、関節から少量の液を採取し、顕微鏡で尿酸の結晶を確認する検査です。

これが確認されると、より確実に痛風と診断できます。

場合によっては、X線やエコーなどで関節の状態を確認することがあります。

整骨院では、こうした血液検査や関節液の検査は行えませんので、痛風が疑われる場合には、まず医療機関での検査を受けていただくことがとても重要になります。

 

痛風の治療法

痛風の治療は、大きく分けると、

・発作の痛みをおさえる治療

・尿酸値を下げる治療

に分かれます。

痛風が発作してすぐの場合は、強い痛みや炎症をおさえる薬が使われます。

そして、痛みが落ち着いた後は、尿酸の産生をおさえる薬や尿酸の排泄をうながす薬などが処方されます。

そして、食事・お酒・体重管理・運動習慣・水分摂取など、生活習慣の見直しが指導されることもあります。

血液中の尿酸値が高い場合は、腎臓の病気や尿路結石、高血圧、糖尿病、脂質異常症などが関連することもあります。

痛風の治療とともに、必要に応じてこれらの病気のチェックや治療も行われます。

痛風や高尿酸血症を診てもらうには、内科・整形外科・腎臓内科などのな診療科が一般的です。

 

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まとめ

足の親指が急に赤く腫れて激しく痛む、夜間にズキズキして眠れない、触れるだけでも痛いといった症状があれば、まずは近くの内科や整形外科などの医療機関に相談していただくのが安心です。

それで痛風の疑いがない場合は、整骨院でも押しの親指の痛みに対しての治療でお手伝いができることもあります。

まずは、足の親指に痛みを感じた際に、それが痛風かそれとも他の要因なのかを判断するためにも、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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