- Blog記事一覧 -関節 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 10の記事一覧
関節 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 10の記事一覧
先日、個人経営でパンの製造をされておられる50歳代の女性の方が、お体のメンテナンスに来院されました。
その際に、お体で気になることがありますか?という質問をさせていただいたたところ、
「夕方になると指がむくんで握りにくくなるんです」
というお悩みをいただきました。
それによって、細かい作業や重たいものを持つときに支障が出るとのこと。
仕事の内容をお聞きすると、パンの生地を練ったり、形成したりするので、手は朝から晩まで使い込んでいるとのことでした。
今回ご相談いただいた患者様のように、調理系の手をよく使うお仕事の方は、1日の仕事時間の終盤になってくると、指にむくみがでる方が少なくありません。
そこで今回は、お仕事で手を使いすぎることで指にむくみがでる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、仕事の終わり時間に近づくにつれて起こる手のむくみを解消できます。
特に持病もなく、仕事時間の終盤に指にむくみがでるのは、手から心臓にまで帰る血液の通路のどこかがせき止められるためです。
それによって、血液が流れなくなり、血管に止まる血液量が増えます。
そうすると、血管がパンパンに膨らみ、血管の内側から外に向けての圧が高まります。
この圧が高まりすぎると、血管から粒子の細かい水分がしみだしてきます。
結果、血液が流れる最終の末端である手にむくみが派生します。
手のむくみの原因となる手から心臓にまで帰る血液の通路をせきとめる要因は、以下のようなことがあげられます。
パンをこねたり包丁で野菜を刻んだりするとき、頭を前にかたむけてうつむく姿勢や、肩や腕を内側にねじる動作が多くなります。
これによって、首や肩の筋肉が硬くなったり、関節がねじれることで、手から心臓にまで帰る血液の通路をふさぎます。
その結果、手や腕の血液の循環がとどこおり、指にむくみを引き起こします。
調理系のお仕事で、パンを形成したりフライパンを動かしたり、腕を下におろしての作業が多くなります。
そうすると、腕にかかる重力の影響で、血液の流れは、指先方向に流れやすくなり、心臓方向へ戻る流れが悪くなります。
結果、手の方に血液が滞留しやすくなり、むくみを引き起こします。
パンをこねたり、包丁で物を切るなどの手の動作は、指や手、腕の筋肉を長時間、使用します。
仕事時間が進むにつれて、筋肉の疲労が積み重なり、硬くなっていきます。
筋肉が動いて血管に圧をかけることで血液の流れが促進されます。
手や腕の筋肉が疲労することで、血液の流れを作る機能が低下して、血液が止まり、結果、手にむくみが発生します。
調理系の仕事場は、水を使うことが多いです。
そういった水が回っている場所は、冷えやすい環境です。
体が冷えを感じると、体温を外に放出しないために、筋肉を硬くしめます。
そのことで、特に血管が細い手の血液の循環が悪くなり、むくみを引き起こします。
こういった要因が重なることで、調理系のお仕事の方が、仕事時間の終盤になると、手にむくみが生じます。
調理系のお仕事の方の特性により、仕事終盤に、腕から手にかけての血液に循環が悪くなりやすく、指にむくみがでてしまいます。
特に、手や腕から心臓に戻るの血液の流れをふさぐ場所は、「手首」、「肘」、「胸」、です。
これらの部分を緩めて血液の流れを良くするための仕事中でもできるセルフケアの方法を以下で紹介していきます。
鎖骨と脇の内側は、血液の流れの大きな通路です。
ここをまず刺激して緩めることで、血液の流れる門が開き、この後におこなってほしいストレッチの効果が上がります。
やり方は簡単です。
鎖骨に手を当てて、左右に10回、優しくさすってください。
それを左右の鎖骨におこなってください。
それが終われば、腕を頭の上に上げて、上げた腕の反対側の手の親指以外の4本の指を、脇の内側に入れて、胸にあてた親指とで優しくはさんでください。
はさんだ上下左右に優しく10秒ほど揺らしてください。
それを左右の脇でおこなってください。
手のひら天井に向けて、腕を伸ばしてください。
伸ばした腕の反対側の手で、伸ばした腕の指先に当てて、手首をそらすように伸ばします。
この状態を10秒キープしてください。終わったら反対側の腕も同じようにおこなってください。
これを3セットおこなってください。
手の甲と手の甲を合わせるように、両方の腕も前に伸ばします。
手のひらを天井に向けながら、肘を曲げて、肩甲骨同士を寄せて、胸を開きます。
この状態を10秒間、キープします。これを3セットおこなってください。
指同士を組んで、手のひらを返しながら、顔を上に向けて、背中が伸びているのを感じながら、体を伸ばします。
この状態を10秒間、キープします。
これを3セットおこなってください。
パンや料理を作るお仕事の方は、どうしてもお体に負荷をかける姿勢で、長時間、作業することは避けられません。
そのことで、指にむくみがでて、お仕事に支障が出ることを防ぐためにも、今回、紹介させていただいたことが、調理系のお仕事をされているみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでもむくみが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他にむくみへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
朝、目覚めて、布団から起き上がって動こうとしたとき、ひざがこわばって動きづらい。
しかし、しばらく動いていると、大丈夫になるということはないですか?
特に、ひざを痛めた経験がある方が、このようなことを感じる方が多いです。
朝は、何かと忙しいのに、ひざのこわばりによって邪魔されることで、ストレスを感じられる方が少なくありません。
そこで今回は、朝、起きたときにおこる、ひざがこわばる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、朝、目覚めたときから、スムーズにひざを動かすことができます。
日中は大丈夫だけでど、朝、起きたときだけ、ひざにこわばりを感じる理由は、ひざの関節への刺激の低下によるものです。
睡眠中は、日中に比べて、横たわって寝るので、ひざの関節を動かすことが減ります。
睡眠中に体を動かすためにおこなう行動は、寝返りです。
成人の一回の睡眠でおこなう理想的な寝返りは、20回と言われています。
睡眠時間を6時間とすると、18分に一回は寝返りをする必要があります。
しかし、睡眠中、ひざ関節が動かさない時間を調べたところ、最短で40分、最長で120分、ひざ関節を動かさないで寝ている時間が続いたという研究報告がされています。
こういった睡眠中にひざの関節を動かさないことで、ひざの周辺組織にいろいろな影響がでることで、朝、起きたときにひざの関節にこわばりを発生させます。
それについて、以下で紹介していきます。
ひざの関節は、関節包という袋で包まれています。
その袋の中には、関節をスムーズに動かすための潤滑油のような成分を含んだ液体と関節の軟骨を潤し栄養を与える成分の液体が入っています。
その液体は、ひざ関節を包む袋の内側から分泌されます。
その分泌は、膝の関節を動かして刺激を与えることで促進されます。
睡眠中は、ひざ関節の動きが低下することで、関節の袋の中の分泌される液体が減ります。
そうすると、その液体が最も減った朝は、ひざの関節を動かすための潤滑油が少なく、ひざが栄養と潤い不足の状態になるため、こわばりを感じやすくなります。
睡眠中、ひざの動きが減ることで、筋肉が同じ長さの状態でいる時間が長くなります。
そうすると、その筋肉の長さで固まり、朝、起きて動こうとしても、筋肉が伸び縮みできず、ひざにこわばりを感じてしまいます。
ひざの関節は、太もものの骨とふくらはぎの骨で構成されています。
ひざを曲げるときは、太ももの骨に対して、ふくらはぎの骨は、内側方向にねじれながら近づきます。
また、ひざを伸ばすときは、太ももの骨に対して、ふくらはぎの骨は、外側方向にねじれながら離れていきます。
日中は、このひざ関節の動きのパターンに乱れがあっても、ひざの関節や筋肉の柔軟性で、ある程度は対応できます。
しかし、寝起きで関節や筋肉が硬くなているひざ関節では、その乱れを受け入れる余裕がなく、こわばりを感じてしまいます。
このような理由が、単独、もしくは複合的に重なることで、朝の寝起きにひざの関節にこわばりを発生させます。
朝、ひざのこわばりを感じることを予防するための方法を以下で紹介していきます。
朝、起きたときに、ひざ関節のこわばりを防ぐには、睡眠中、ひざの関節に刺激を入れる必要があります。
そのためには、寝返りをよくうつ必要があります。
寝返りを打つことができやすくするためには、ご自身の寝床の環境の改善が必要です。
寝返りがうちやすい環境のポイントとして、
・寝返りをうちうつため、幅が90センチある布団にする
・人やペットと別々に寝て、寝返りをうちやすくする
・寝るときのマットを硬めにして、体が転がりやすくさせる
・寝巻きを布団との摩擦が少ない、滑りやすいものにする
・夏の寝室の温度は26度・湿度は50~60パーセント、冬の寝室の16~19度・湿度は50~60パーセントに設定する
などを意識して整えてみてください。
日中、ひざ関節は、立っているだけで、体重の3倍です。
それだけ負荷がかかっていることで、寝る前には、ひざの関節の周辺の組織が固くなってしまいます。
寝る前に、ひざの関節を緩める体操をすることで、ひざ周辺の筋肉が緩み、ひざの中に新鮮な栄養の液体の分泌が促進されます。
その方法は簡単です。
イスに座り、床に足がつかない程度に、両手で太ももを持ち上げてます。
ひざから下を、前後に10回、軽くぷらぷらと振ります。
それが終われば、反対側の足も同じようにおこなってください。
これを3回ずつおこなってください。
片方のひざのお皿の下あたりを両手でかかえます。
胸の方向にひざを曲げながら、両手でひきあげ、その状態で10秒間、キープしてください。
その時に、両手でひざを内側に軽くねじりながら引き上げてください。
片足が終われば反対側の足もおこなってください。
これを3回ずつおこなってください。
イスに座って、片足をひざを軽く曲げた状態で、足を前に伸ばしてください。
片手をひざのお皿の上の太ももをつまみ、もう片方の手でひざのお皿の下のすねをつかんで押さえます。
軽く曲げたひざを伸ばすと同時に、ひざのお皿の上の太ももを内側方向に軽くねじってください。
あまり強く内側にねじると、かえって痛みがでますので、あくまでも軽くおこなってください。
その際に、すねが太ももと一緒に内側に向かないように、片方の手で押さえておいてください。
伸ばした状態を10秒間、キープしたら反対側もおこなってください。
これを3回ずつおこなってください。
日常生活をスムーズに健康的に活動すつためには、ひざが良い状態に保つことが必要です。
毎朝、寝起きに、動きの悪いひざを無理に動かしていると、ひざに痛みがでるきっかけを作ってしまう場合があります。
それを予防するためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも朝、起きたときにひざのこわばりが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他にひざに関するブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
60歳の女性の方が、お体のメンテナンスで来院されたときに、これから年齢を重ねていったとき、ちゃんと歩けるのか自信がないというお悩みを訴えられました。
患者様のご近所のご高齢者の方が、最近、お見かけしないと思ったら、外出中に転んで太ももの骨を骨折したことがわかったと。
将来、自分もそうなりそうで、怖いということでした。
厚生労働省による令和元年国民生活基礎調査によれば、高齢者の方が、介護が必要となった主な原因は、
1位 認知症
2位 脳卒中
3位 高齢による衰弱
4位 骨折・転倒
という報告がされています。
こういった調査を見ても、高齢者にとって、転倒は健康寿命に大きく関わってきます。
また、厚生労働省による令和3年人口動態調査によると、高齢者の転倒・転落・墜落による死亡者数は9590人で、交通事故による死亡者数が2150人と報告されています。
つまり、交通事故に比べて、転倒による死亡率は4倍以上で、転倒は重大な事故につながることがわかります。
そして、転倒によるケガは、骨折の中でも、最も治るのに時間がかかる太ももの骨の骨折が最も多いとのことです。
高齢者のかたが転倒を経験すると、その不安や恐怖で、活動の意欲が低下します。
それが筋力やバランス感覚などの低下を招き、さらに、転倒のリスクの増加させるという悪循環を招きます。
そこで今回は、加齢によって歩いているときに転倒しやすくなる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、将来の歩行中の転倒の不安を解消できます。
ご高齢者の方が、歩行中に転倒して骨折や死亡につながる重大な事故をおこしやすくなる理由を、以下で紹介していきます。
筋肉の量は、25歳あたりが最も多くなり、55歳ごろから急激に低下し、70歳ごろには20歳のときに比べて30パーセントの筋力が低下します。
筋力の低下により、歩行中に姿勢を保持することが難しくなり、転倒につながります。
70歳を過ぎると9割の人が白内障となり、1割が緑内障を発症します。
また、老眼は、ほぼ100パーセント%の方が発生します。
そのため視力が低下して、視界が狭くなるため、歩行時に障害物や段差など、周囲の環境の把握が遅れて、転倒のリスクが増加します。
バランス感覚は、
・目から入ってくる情報
・耳からの情報
・足の裏からの情報
の3つの情報が必要です。
この3つの情報を、脳が整理して、体のバランスをとります。
加齢によって、このうちの一つでも悪くなると、歩行中のバランスが悪くなり、転倒する可能性が上がります。
反射神経は30歳後半あたりから低下します。
またご高齢の方は、判断する選択肢が増えると、脳が処理するのに時間がかかり、反応時間が遅れると研究で報告されています。
そのため、体の制御が遅れて転倒する危険性が増えます。
高血圧や糖尿病、脊柱管狭さく症や変形性ひざ関節症など、持病によって歩行の安定性に影響を与える場合があります。
また、服用しているお薬の副作用によっても、歩行中のバランスに悪影響がでて、転倒につながることもあります。
加齢による歩行中の転倒リスクをいろいろと前章であげました。
結局のところ、それによって、歩行のフォームが崩れてしまい、転倒することが多くなります。
歩行は、前後に足を交互にだします。
その際に、つま先から股関節にかけての関節が連動して動き、筋肉がブレーキとアクセルの役割を担います。
歩行中に、この一連の流れが、スムーズにできるように身につけば、転倒するリスクは低下します。
その方法を以下で紹介していきます。
高さが20センチぐらいの台を用意して、お尻の横に手を当てて、背筋を伸ばして台の前に立ちます。
バランスに不安があるときは、壁に手を当てて体を支えてもOKです。
片足をつま先を上げて、台の上にのせます。
反対側の足は、まっすぐひざを伸ばした状態にする。台にのせた足のひざを、まっすぐ前方に移動させながら、足の指先をおろしていきます。
姿勢をまっすぐに保ったまま、曲げたひざをさらに前方に移動して曲げます。
台にのせた反対側の足のカカトを上げて、体を上に持ち上げてください。
終わったら、反対側の足も同じようにしてください。
これを交互に10回おこなってください。
歩行がしっかりできることは、健康に日常生活を送る上で非常に重要な動作です。
普段は、何気なく歩いてしまいますが、将来に向けて、転倒予防のためにも歩くフォームを見直されることをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも歩くことに不安を解消できないようでしたら、お近くの治療院で体のバランスを整えられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に歩くことへのブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
2月は、確定申告が始まる時期ですね。
昔は、確定申告をする会場では、長い行列ができていました。
しかし、今はパソコンやスマートフォンなどインターネット経由で、確定申告ができるようになって、本当に便利になりました。
とはいえ、やはり確定申告は、そのための作業時間が長くなります。
調査によると、確定申告にかかる作業時間は、平均752分もかかると報告されています。
先日も、習い事の教室を営んでおられる女性の方が、
「今年こそはコツコツつけていこうと思っていたけど、結局、この時期に一気に計算してやるから・・・、そのせいで肩がこるのよね。」
と確定申告をするためのパソコンの作業時間が増えたことで、肩こりのお悩みで来院されました。
この方のように、確定申告を提出するためるパソコン作業に集中しすぎて、肩こりを訴えるかたは少なくありません。
そこで今回は、確定申告をするためのパソコン作業によって肩こりがおこる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、肩こりに邪魔されずに、確定申告を終わらすことができます。
パソコン作業を長時間、することで、肩こりが起こる理由を以下で紹介させていただきます。
長時間のパソコン作業することは、同じ姿勢の状態が続きます。
そうすると、それを支持するために、首や肩の筋肉や関節に負担がかかります。
それによって、肩の緊張が増し、肩こりが発症します。
長い時間、マウスを使う動作を続けると、マウスを使っている利き腕側に重心が傾きます。
重心がマウス側に傾いた状態に体が固まると、肩周辺の筋肉や関節にひずみがでて、肩こりが発症します。
また、キーボードの動作は、腕を内回りにねじり、両腕を上げっぱなしで、肩に負荷をかけます。
長時間、キーボードを使うと、この動作の特性のため、肩周辺の筋肉や関節が疲労や炎症・ひずみがでて、結果、肩こりが発症します。
確定申告は、提出期限や計算や書き込み項目の多さなど、集中力や注意力が必要となり、ストレスが多い作業です。
ストレスがかかると、体の反応として、筋肉が過度に緊張したり、血管が収縮して血流が悪くなったり、ストレスホルモンの分泌が増えて炎症を引き起こしやすくなります。
そのストレス反応は、特に肩まわりに多くでることで、肩こりが生じやすくなります。
パソコン作業によって肩周辺の組織に負荷がかかることで、肩こりが発症した際の対処法を以下で紹介させていただきます。
首の根本の背骨から肩の外側の付け根を結んで線の中間に人差し指を置きます。
肩にあてた人差し指は、力を入れずに軽く当てる程度の圧で置いてください。
そのまま状態で、2秒をかけて肩を上にあげて、2秒かけて下にさげてください。
この往復を6回おこなったら、反対の肩も同じように行なってください。
イスに肩幅ぐらいに足を広げて、床にしっかり足をつけて座ってください。
そして、手を組んで前に伸ばしてください。
そのまま、腕を上にあげて、背伸びを伸ばしてください。
ご自身が上げることができる角度で、10秒間、キープしてください。
これを3セットおこなってください。
腕を肩の高さまで上げて、手のひらを上に向ける。
上に向けた手のひらの指先を、反対側の手で引っ掛けて、指先から手首にかけて反らし、この状態で20秒間、キープします。
おこなう回数は一回で大丈夫です。
終われば、反対側の手も同じようにおこなってください。
確定申告を終えると、いつも肩の荷が降りた感じで、ホッとします。
それだけ作業が大変で、ストレスになっているためだと思われます。
なるべく早くスムーズに確定申告の作業を終わらせるためにも、肩こりをケアされることをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも確定申告の作業中に肩こりがが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に肩こりの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
先日、70歳代の女性の方が、左の肩こりで来院されました。
きっかけをお聞きすると、
「娘の婿さんに頼まれて、ソックスの編み物をしているせいかな?」
とのことでした。
お話をお聞きしていると、編み物をしていると時間を忘れて没頭してしまうし、編み方が少しでも気に入らない部分がでると、おおかた完成近くになっていても解いて、また編み直すそうです。
長時間、編んでいると肩が痛くなるのはわかっているけど、ついついやりすぎてしまうと。
編み物は、肩こりを引き起こすかもしれませんが、メリットも多い趣味です。
編み物をすることで、
・編み物は、頭を使いながら手先を動かすため、脳にとって適度な刺激となり、神経が発達する
・編み物は、記憶力や集中力が必要なため、脳の認知機能の維持に役立つ
・編み物を通じて、他の人とのコミュニケーションが増えるため、思考することが増える
・無心で編むことだけに集中するため、めい想と近い状態になり、幸福感が高まる
といった効能があります。
そんな効能もある編み物を続けていただくために、今回は編み物をすると肩がこる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、肩こりに邪魔されずに編み物を楽しむことができます。
長時間、編み物をすることで、肩こりが発症する理由を以下で紹介していきます。
長時間、手の作業をする際に、同じ姿勢をしていると、頭や腕お重みを支えるために、肩や首に負担がかかります。
特に、編み物は、頭を前に倒すことで目線を下げ、手や肩を一定の位置に保持しながら、内へ外へとねじる動作が多くなります。
編み物は、そういった体に負荷のかかる姿勢や動きによって、肩に負荷がかかり、こりや痛みを引き起こします。
編み物は、腕を使う同じ動作が繰り返されます。
それが長時間、続くと、腕の動きをサポートし支える肩の周辺の筋肉が過度に使われ、疲労が蓄積していきます。
肩の筋肉が編み物によって疲労することで、筋肉が緊張して肩こりが発症します。
編み物をするときは、指・手首・肘・肩の関節を可動をさせておこないます。
長時間、編み物をしていると、筋肉が疲れて硬くなり、各関節の可動が悪くなっていきます。
各関節の可動域が悪くなると、そのしわ寄せは、指・手首・肘・肩の中で一番可動域の広い肩に、ストレスがかかります。
そのため、肩の関節が炎症を起こし、肩こりが生じます。
こういった理由が重なって、長時間、編み物を続けることで、肩こりが発症していきます。
編み物をしていると、夢中になって時間を忘れるお話をよくお聞きします。
編み物の途中で、お茶を飲んで休憩するときやトイレに行くときといった、手を止める時間があると思います。
そんなちょっとした時間にでもできる、簡単な肩こりを防止するための体操を以下で紹介させていただきます。
足をそろえて立ちつま先を開きます。
手のひらを前方に向けて、腕を軽く外側に開いて、肩を外に回し、腕を体より少しだけ後ろに置きます。
顔は正面の斜め上を見ます。
その姿勢のまま、外に開いた腕を、脇を閉じるように、体につけるように内側に寄せます。
そうすることで、背筋が伸びる感覚を感じたら、その状態で10秒間、キープしてください。
これを3セットおこなってください。
足を肩幅に広げて立ち体を前に通します。
ひざを軽く曲げて、片手をひざの上にそえて体を支えます。
もう一方の手を、だらっと床の方向に脱力し、腕をさげます。
床方向に下げた腕を、小さく円を描くように、時計回りや反時計回りに、各10回、回してください。
反対の腕も同じようにおこなってください。
上向きに寝て、両ひざを曲げ、腕を上にあげます。
手のひらは力を抜いた状態で、 天井方向に左右の腕を交互にあげたり、下ろしたりリズムカルに繰り返します。
それを10回繰り返してください。
冬の寒い時期は、編み物に集中する時間帯が増えると思います。
楽しく作品を完成させるためにも、今回、紹介させていただいた、編み物をすることで起きる肩こりを予防する方法がみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも編み物による肩こりが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に肩こりの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広