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腰痛 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 6の記事一覧

日常生活で脇腹の筋肉がつる?予防するためには腰と股関節の連動を整えることが必須

2024.03.08 | Category: 予防,体操・ストレッチ,姿勢,座り方,日常生活の動作,生活習慣,疲労,筋肉の損傷,筋肉痛,股関節の痛み,脇腹の痛み,腰痛,関節,骨盤

 

先日、お体のメンテナンスを定期的にされる60歳代の女性の方が来院されました。

最近のお体の状態をお聞きすると、脇腹の筋肉がよくつるようになったそうです。

玄関に座って靴をはこうと前屈みになったときに、脇腹の筋肉をつったのがきっかけで、寝返りとうったり、車の助手席に乗っていてもつってしまうとのこと。

脇腹の筋肉が硬いせいかと思い、セルフケアとして側屈の体操で脇腹を伸ばそうとすると、かえって脇腹がつりそうになったとのことでした。

ふくらはぎの筋肉がつるこむら返しと違い、脇腹の筋肉をつってしまうと、おさめるのがなかなか難しいです。

そこで今回は、体を前に倒したり、ねじることで、脇腹の筋肉がつってしまう理由とそれを予防するための方法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、日常の動作の中で脇腹の筋肉がつってしまうことを軽減できます。

 

 

体を前屈やねじることで脇腹の筋肉がつる理由

 

脇腹は3つの筋肉で構成されています。

3つの筋肉は、ろっ骨・骨盤・おなか・背中と、広範囲につながっています。

脇腹の筋肉の働きは、

 

・内臓の保護と支持

・肺から息をはきだす際の補助

・排便、排尿、分べんなど、力むときに腹圧をあげる

・体幹の前屈、側屈、回旋、固定

・物を持ち上げるときに腰や骨盤を支える

 

など多岐にわたります。体を前屈をさせるのは、脇腹の筋肉が主要な働きをしますが、関節としては、腰の骨と股関節が関わってきます。

体を前に倒したり後ろに反ったりする動作は、

 

「腰椎骨盤リズム」

 

 

と呼ばれる腰の骨と股関節が同時に連動しておこなわれます。

腰の骨と股関節の連動がうまくいっていないと、脇腹の筋肉に負荷がかかります。

その結果、脇腹の筋肉がつりやすくなります。

つまり、腰の骨と股関節の動いをケアすることが、脇腹の筋肉をつることへの予防につながります。

 

 

 

腰の骨と股関節の連動を整える方法

 

脇腹の筋肉に負担を減らすために、以下で腰の骨と股関節の連動を整える方法を紹介させてただきます。

 

四つんばい体操 

床に手とひざをつけて四つんばいの体制をとります。

 

息をはきながら、おなかを緩めて、ゆっくりと背中を丸めます。

 

四つんばいの姿勢に戻します。 息を吸いながら、背中を反らしてます。

これを3回、繰り返してください。

 

片ひざ立ち体操 

片方の足をひざを90度に曲げて前に出し、両手を前に出したひざの上にのせます。

もう一方の足を後ろに伸ばして床にひざをつけます。

 

前に出した足のひざをゆっくり曲げて、重心を前にかけます。

後ろに伸ばした股関節の前面が伸びるのを感じたらOKです。

 

ゆっくりと元の状態に戻します。反対側も同様におこないます。

これをこれを3回、繰り返してください。

 

足伸ばし体操

両足を伸ばして床に座り、台の上に両足をのせ、足首は90度に曲げます。

 

体を前屈をして、10秒間、キープします。

太ももの裏からひざ裏が伸びるのを感じたらOKです。

これを3回、繰り返してください。

 

 

 

まとめ

 

脇腹の筋肉は、いろいろな機能を担っているために、痛めてしまうと日常生活に支障が出ます。

それを予防するための方法を、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも脇の筋肉がつりやすいようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に筋肉がつることへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

春の朝、ふくらはぎの筋肉がつる理由と予防するための方法

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

春の到来で体に不調を感じる方に知ってほしいその理由と対処法予防法

2024.03.07 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,体操・ストレッチ,体温,免疫,入浴,冷え,天候,天気,感染症,日常生活の動作,,,生活習慣,疲労,睡眠,肩こり,肩の痛み,背中の痛み,腰痛,花粉症,血流,関節,頭痛,風邪,首の痛み

 

道端の草も、青々とし始めて、春が到来しつつあるのを感じます。

冬から春に季節が移る時期は、寒暖差や気圧差が激しい時期でもあります。

そういった季節は、外部の環境の変化に、体をついていけず、疲労を感じやすくなります。

今年は特に、雨が多く、日中と夜の寒暖差が激しいため、当院の患者様も、ふらつきやだるさなどを訴えられる方が増えております。

そこで今回は、冬から春の季節の変わり目で、体に不調が起こりやすい理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、季節が変化しても体が順応しやすくなります。

 

 

 

冬から春の季節の変わり目の特徴による体への影響

 

冬から春にかけて、外部の環境がいろいろと変化していきます。それによっておこる体への影響を以下で紹介していきます。

 

過剰な免疫の活動

春になると、花粉や黄砂が飛び始めます。

また、動植物が冬眠から目覚め活動し始めるように、ウィルスや細菌も活動が促進します。

春になるとこれらが盛んに体へ侵入するため、それを阻止する免疫が体の各所で戦いを始めます。

そのため、体のあちこちで炎症を起こしやすくなり、体に不調を引き起こしやすくなります。

 

寒暖差・気圧差による疲労 

冬から春の季節は、日中は暖かく、日没後はグッと気温が下がります。

また、菜種梅雨という言葉があるように、雨の日が多くなり、気圧の変化が激しくなります。

体にとって、寒暖差は体温の調整、気圧差は酸素量の調整をするため、他の季節よりエネルギーが必要となり、疲労を引き起こしやすくなります。

 

体内時計の調整の不良 

人間の体は、太陽に照らされると活動モードとなり、春先は、冬に比べて、日の出・日の入りの時間が変化して、日照時間が長くなります。

それに合わせて、体の機能をオンオフに切り替える時間、つまり体内時計を調整する必要があります。

春先は、気温や天候の変化も激しいこともあり、体内時計の調整が難しくなります。

そのため、体内時計に狂いが生じ、睡眠の質の低下を招き、体に不調を呼び込みます。

 

 

 

冬から春の季節の変わり目に体調を整える方法

 

体の機能の調整は、自律神経でおこなわれます。

自律神経とは、意識をせずに自動的に体を調整してくれる神経です。

この自律神経は、体を活動モードにさせる交感神経と、回復やリラックスモードにしてくれる副交感神経に分かれます。

この二つの神経が、バランスよく働くことで、体は正常に機能します。

自律神経にアプローチすることで、冬から春の季節の変わり目でも、健康を維持できます。その方法を以下で紹介していきます。

 

体をさする 

 

皮ふに直接、タオルや手で、全身をゆっくりを優しくタッチして、5分間、さすってください。

皮ふに直接、刺激を加えることで、自律神経の調整され、血流の向上や体温の上昇、細胞がエネルギーを作る機能が促進などの効果がでます。

湯船につかって皮ふをさすると、より効果が高まります。

 

深呼吸をする

 

息を吸い込むときは交感神経が働きが促進し、息をはくときは副交感神経の機能が促進されます。

このように、呼吸と自律神経は、深い関係性があります。

自律神経を整えるための深呼吸のコツは、まず息をはく方に重点を置いてください。

それも深々とため息をつくように、息をゆっくりはき切ってください。

そうすると、息を吸い込みやすくなり、二つの自律神経の調整がうまくいきます。

 

湯船につかる

 

活動モードの交感神経と回復モード副交感神経の切り替えが、しっかり必要な時間帯は睡眠です。

睡眠時は、回復モードの副交感神経が優位な状態にする必要があります。

就寝するときに、その切り替えをスムーズにおこなうには、湯船につかって体温をいったんあげる必要があります。

お風呂を出て、上がった体温が1時間ほどかけて、ゆっくり下がってくると、体が睡眠モードに切り替わってきます。

その結果、自律神経の切り替えにメリハリが出て、睡眠のしつも上がり、体調が整いやすくなります。

湯船の温度は、39度〜41度で、10分を目安に使ってください。

 

 

 

まとめ

 

春が来ると、植物も芽吹き、日中も明るくなるので、新しいことが始まりそうでワクワクします。

それと同時に、冬との切り替わりで、体を合わせるのにエネルギーを使う時期でもあります。

そんな春先に、スムーズに順応できるように、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも春先になんとなく体に不調をお覚えるようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に自律神経の調整に関するブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

新年、自律神経を整えて仕事のスタートをスムーズに

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

寒冷な環境下の仕事での尿意を我慢することで頭痛を伴う首や肩こりが発症する理由と対策

2024.03.06 | Category: 予防,体温,,冷え,冷え性,天候,姿勢,感染症,排尿,,水分,生活習慣,疲労,立ち方,肩こり,肩の痛み,腰痛,血圧,血流,関節,頭痛,風邪,首の痛み

 

寒い時期に外で、販売や受付、警備など、じっと立って動きの少ないお仕事中、頭痛を伴う肩や首のこりを発症する方が少なくありません。

その理由として、寒さにより体が冷えることで、血流の悪化や筋肉が硬くなりそのような症状を引き起こしてしまいます。

これに対する対処法については、当院のブログでも紹介しておりますので、参考にしていただければ幸いです。

また、そのほかに考えられる要因として、「排尿の我慢」です。

仕事中、尿意を感じても持ち場を離れることができず、これらの症状を引き起こす場合があります。

そこで今回は、尿意を感じても我慢することで、頭痛を伴う肩や首のこりが発症する理由と体への影響、その対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、寒い外でのお仕事をすることで、頭痛を伴う肩や首のこりを発症させるを予防できます。

 

 

 

寒い環境下で尿意が活発になる理由

 

寒い環境にいることで、体温の調節とぼうこうの反応によって、尿意が促進されます。

 

体温の調節

尿は、腎臓で血液から余分な水分と老廃物を取り除かれたもので作られています。

尿の元となる血液は37度前後の、いわば酸素や栄養の入った温かいお湯であり、それが全身に巡ることで、体温を保ち体の筋肉や内臓が機能します。

寒冷な環境では、血液を冷やさないように、皮膚表面に流れる血液の量を減らし、体の内側に血液を集めます。

内臓に血液が集まることにより、腎臓を通る血液も増えます。

結果、尿の精製量も増えることで、ぼうこうにたまる尿がたまりやすくなり、尿意を感じやすくなります。

 

ぼうこうの反応 

尿をぼうこうにためたり、排出したりるるのは、脳からの司令によって制御されています。

しかし、人の体は、寒さの刺激を感じると、その刺激の情報を脳に伝えるのと同時に、ぼうこうを支配している神経が独自で反応して、ぼうこうを収縮させる命令を発します。

そのことによって、寒さを感じると尿意が発生しやすくなります。

 

 

 

尿意を我慢することで首や肩こりが発生する理由

 

尿を排出することを我慢すると、頭痛を伴う首や肩のこりが発症する理由を以下で紹介していきます。

 

姿勢の調整

尿意を我慢すると、排尿しないためにぼうこうに尿がたまり膨らみます。

膨らんだぼうこうが、おなかの空間を圧迫して、腹圧が上昇させます。

腹圧が上昇すると、おなかが膨らみ、腰がそるような姿勢となる。

その姿勢の崩れを調整するために、首や肩の筋肉が過剰に働くことで疲労して、首や肩のこりを引き起こしやすくなります。

 

ストレスの増加

尿意を我慢することは、脳はストレスを感じます。脳と首や肩の筋肉は、極めて密接な関係にあります。

脳がストレスを感じると、同時に首や肩の筋肉も反応して、こりや痛みが発生しやすくなります。

 

 

尿意を我慢することで頭痛が発生する理由

 

排尿を我慢すると頭痛を引き起こす理由は以下のことが考えられます。

 

血圧の上昇

排尿を我慢するには、息を止めて力むという動作をとります。

便が出ない時に踏ん張ったり、高い場所で耳が詰まったときに耳抜きする動作でもあります。

これは、排尿を抑制するために腹圧を上げる動作であり、これによって胸の圧が上昇します。

心臓や肺がある胸の圧が上昇すると、血圧が上昇します。

それによって、頭部の血流に影響を与え、頭痛を引き起こす可能性があります。

 

筋肉の緊張

排尿を我慢することで、腹圧の上がり、首、肩の筋肉が緊張します。

これによって、頭部への血流が不足したり、神経が圧迫されることで、頭痛が生じる可能性があります。

 

 

 

排尿を我慢する体へのデメリット

 

排尿を我慢することで、健康に悪影響が出る可能性があります。以下で考えられるデメリットを紹介します。

 

ぼうこうの緩み 

ぼうこうは尿をためることができる袋です。

その袋から尿が排出されて空っぽのときは、袋の分厚さは1.5センチほどあります。

尿がたまっていくと、水風船のように膨らみ引き伸ばされて、袋は3ミリほどの厚さになります。

長時間にわたって排尿することを我慢していると、ぼうこうが伸びきって、縮まなくなる可能性があります。

そして、将来的に、尿を排出する能力が低下して、健康に影響を与える可能性が出てきます。

 

感染症へのリスク

排尿を我慢することで、尿が長時間、ぼうこうにたまり、それによって大腸菌などの細菌の増殖しやすくなります。

それによって、ぼうこう炎や尿道炎、腎盂腎炎などの感染症を引き起こすリスクが高まります。

 

排尿に関する筋肉の弱体化

尿を我慢することは、尿の通り道を閉めたり開いたりする筋肉を適切に使わない時間が増えます。

この筋肉が収縮したり弛んだりするバランスが崩れます。

それによって、意識的に排尿をコントロールする機能が低下します。

 

排尿時の失神 

長時間、排尿を我慢すると、血圧が上昇します。

その血圧が上昇した状態で、トイレにいって排尿を始めると、急激に血圧が下がります。そうすると、脳への適切な血液が供給されず、気を失うこともあります。

これは、「排尿失神」と呼ばれるもので、意識の喪失以外では一般的には無害とされています。

しかし、失神することによっての転倒により、打ちどころによっては、大きな事故につながります。

 

 

 

外の寒冷な環境で業務で排尿の頻度を抑える方法

 

基本的には、長時間、排尿を抑えるのは、体にとってデメリットしかありません。

しかし、業務上、何度も持ち場を離れるわけにはいかかない方も多いかと思われます。

以下で、外の寒冷な環境下でも、業務中になるべく尿意を感じる頻度を減らすための方法を紹介していきます。

 

貧乏ゆすりで体温を上げる

尿意は体に寒さを感じることで起こりやすくなります。

寒さを感じにくくするためには、体温を上げる必要があります。

そのためには、筋肉の活動が不可欠です。

しかし、仕事中に体を派手には動かせないかと思われます。

仕事中でもできる筋肉への刺激として、

 

「貧乏ゆすり」

 

をおすすめします。

その効果は、足を細かく5分間、ゆすることで、体温を2度も上がるとされています。

 

防寒着の着用

寒冷な気温の環境下で仕事をする際には、体の体温が外部に出ないように、十分に保温できる服装が必要です。

特に腹部や腰回りを、腹巻きやスパッツなどで温かく保つことで、ぼうこうに冷えが入るのを軽減できます。

 

温熱のグッズを使用する

カイロや電熱ベストなど、温熱グッズを使って体を温めてください。

これによって、外部からの寒冷刺激を防ぎ、排尿への頻度を減らすことができます。

 

暖かい飲み物の摂取

寒冷な環境で働く場合、温かい飲み物をとることも効果的です。

温かい飲み物は体を内側から温め体温を上げて、少し汗をかくことで、排尿の頻度を抑えるのに役立ちます。

 

深呼吸をする

寒い環境下では、呼吸が浅くなりがちです。

深呼吸をすることで、呼吸するための筋肉が動き、体が発熱します。

また、体に酸素が取り込まれることで、内臓の働きが活発になり、体温も上昇します。

そのことによって、尿意を感じる頻度を抑えることができます。

 

 

 

まとめ

 

長時間、外の寒冷の環境下でのお仕事後に、頭痛や首肩の痛みだけでなく、血尿やめまい、吐き気や発熱といった症状が出た場合は、すみやかに内科や泌尿器科の病院で検査・治療を受けてください。

排尿は体にとって、生命の維持にもかかわる必要不可欠な行為です。

しかし、寒い環境の中でお仕事をしている方にとっては、どうしても我慢を強いられることが多いと思われます。

原則としては、尿意に従ってトイレに行ってほしいのですが、業務に支障が出ないように排尿の頻度を抑える工夫として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

寒い環境下でお仕事をすることで、肩や首のこりでお困りでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に冷える環境への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

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監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

ウォーキングをすると股関節前面の痛みが・・・、その原因と解決法

2024.03.02 | Category: 予防,体操・ストレッチ,太ももの痛み,姿勢,日常生活の動作,歩き方,生活習慣,疲労,立ち方,股関節の痛み,背骨,腰痛,関節

 

60歳代の女性の方が、股関節の前面の痛みで来院されました。

きっかけをお聞きすると、ウォーキングを30分ほどして、家に帰ったら痛みが発生したとのこと。

健康のためにとウォーキングを始めたら、かえって痛みが出てしまって、再開する自信がないとも。

ウォーキングは、

・生活習慣病の予防

・呼吸や心臓機能の向上

・持久力の強化

・体脂肪の燃焼

・筋力の増加

・骨密度の強化

・ストレスの解消

・腸の機能改善

・睡眠の質の向上

など効果が高い運動です。

長期的に健康を考えても、ウォーキングすることをあきらめないでほしい。

そこで今回は、ウォーキングをすることによって、股関節の前面に痛みが出る理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、ウォーキングで股関節を痛めずに健康を続伸できます。

 

 

 

ウォーキングをすることによって、股関節の前面に痛みが出る理由

 

股関節は、人間の体の中で最も大きい関節です。

それだけに、ウォーキングをする際には、主力の動力となる大切な部位です。

そのウォーキングする際のモーターとなる股関節の前面に痛みがでる理由を、以下で紹介させていただきます。

 

骨盤が前方に倒れている

 

歩くと股関節の前面に痛みが出る場合は、骨盤が前に倒れて、筋肉に負荷をかけている可能性があります。

股関節の前面には、「大体四頭筋」や「腸腰筋」といった歩行や姿勢の維持に重要な働きをする筋肉があります。

骨盤が前に倒れた状態で歩き続けると、これらの筋肉が過剰に引き伸ばされて硬くなり、股関節の前面に痛みが発生します。

 

 

背中の筋力低下

背中の筋肉は、体をまっすぐな姿勢に保つ働きがあります。

背中の筋肉が弱ることで、体を支える力が弱くなります。

弱くなった背中の筋肉を補い、姿勢を維持するために、股関節の前面を突き出すように、骨盤を前に倒して、体の前後の筋肉をバランスをとります。

その結果、股関節の前面に負荷がかかり、痛みが発症します。

 

重心がつま先

歩行する際に、つま先はブレーキの働きをして、かかとはアクセルの働きをします。

常に重心がつま先にある状態で歩くと、ブレーキを常にかけながら歩いています。

そうすると、歩行時にブレーキの衝撃が股関節の前面にかかり、痛みが生じます。

 

 

 

ウォーキングで股関節の前面を痛めないための対処法

 

ウォーキングの際に股関節前面に負荷をかけすぎないための対処法を以下で紹介させていただきます。

 

股関節の可動域を上げるエクササイズ

床に座り、ひざを曲げ、足は肩幅に広げ、つま先は外に向けます。

両腕の手のひらを、体の後ろについて、体を支えます。

 

両手で体を支えながら、両方のひざを同じ方向にゆっくり倒します。

 

このとき、足の裏は床から離れても大丈夫です。

反対方向にも、同じようにおこなってください。

これを10回繰り返してください。

 

背筋へのエキササイズ

床に、親指側を天井方向に向けて、両手を前に突き出し、下を向いてます。

その際に、枕もしくは折り畳んだタオルを胸の下に入れます。

片手は伸ばしたまま床につけて、もう片方の腕を上げ、上半身をゆっくり起こします。

腕を交代して、同じようにもあげてくだい。

この動きを、5回ずつおこなってください。

 

かかと重心へのエクササイズ

足を肩幅に開いて立ち、股関節の前面を軽く前に突き出し、つま先に重心をかけて立ちます。

少しずつ、突き出した股関節と腰を後ろに引きながら、足の裏の重心をかかとに移行して、重心がかかとに乗る位置で止めます。

これを10回繰り返してください。

 

 

 

まとめ

 

 

ウォーキングは、お体の状態に合わせて、その頻度や負荷のかけ方を調整しながら行う必要があります。

ご自身にあったウォーキング量を探っている最中に、股関節の前面を痛めることもあります。

それによって、せっかく健康のために始めたウォーキングへの意欲を低下させないためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも股関節前面の痛みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に股関節前面のへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

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骨粗しょう症を診断されて不安を感じる方に読んでほしいその理由・リスク・検査・予防法

2024.02.28 | Category: 予防,体操・ストレッチ,圧迫骨折,姿勢,日常生活の動作,更年期障害,栄養・食事・飲み物,歩き方,水分,生活習慣,疲労,疲労骨折,睡眠,立ち方,腰痛,血流,骨粗鬆症

 

シニアの女性の方から、ご自身が骨粗しょう症であると病院からいわれたというお話をよくお聞きします。

骨粗しょう症とは、骨の密度が低下して、骨が弱くなる病気です。

骨粗しょう症に関する統計では、約1,590万人が隠れ骨粗しょう症であるとされています。

また、男女比では、男性が300万人、女性が980万人と、女性が多い傾向にあります。

年代別では、50歳代では9人に1人、60歳代では3人に1人、70歳代ではは2人に1人の割合で骨粗しょう症がみられます。

このように多くの方に発症する可能性がある骨粗しょう症ですが、診断されると、すごく不安に感じてし回れる方が少なくありません。

そこで今回は、骨粗しょう症がおこる理由やリスク、その対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、骨粗しょう症に備えることができます。

 

 

 

骨粗しょう症がおこる理由

 

骨粗しょう症がおこる理由として、以下の要因があげられます。

 

栄養のアンバランスによるカルシウムの不足

人が活動したときに骨に刺激が加わると、古い骨を壊す細胞と新しい骨を作る細胞が働き、骨の入れ替わりがおこなわれます。

全身の骨が、新しいものに入れ替わる期間は、3年といわれます。

古い骨が壊されてて、新しい骨を作るときに材料となるのが、カルシウムやタンパク質です。

なかでもカルシウムは、骨を再生させる材料となるだけではなく、 心臓や血管、筋肉を正常に動かす重要な成分です。

心臓や血管、筋肉の機能は、生命活動に必要なため、優先的、そちらにカルシウムが使われます。

食事の不足や偏りで、カルシウムの体への取り込みが足りない場合は、骨にあるカルシウム成分を溶かして、心臓や血管、筋肉へ補給することもあります。

そのことによって、骨の再生が遅れて、骨の密度が低下し、骨粗しょう症を引き起こします。

 

日光にあたる時間の不足

骨の材料となるカルシウムを、骨に取り込むためには、ビタミンDが必要です。

ビタミンDは、体に日光があたることで作り出されます。

外に出る機会が少ない生活習慣や環境にいることで、ビタミンDが作り出せず、結果、骨の再生がとどこおり、骨粗しょう症が発生します。

 

運動の不足

骨は、古い骨が壊れることで、作り出されます。

古い骨を壊す細胞が働くためには、適度な負荷が体にかかり、その刺激で活動が活発になります。

日頃の運動が不足すると、骨の入れ替わりる循環がおきなくなります。

そうなることで、骨の質が低下して、骨粗しょう症がおこります。

 

女性ホルモンの分泌低下

女性ホルモンは、古い骨を壊す細胞と新しい骨を作る細胞が働きのバランスをとる働きもあります。

女性が閉経すると、女性ホルモンの分泌が減ります。

そうすると、骨を破壊する細胞の働きが、骨を再生する細胞の働きを上回るスピードで活動する場合があります。

それによって、男性より女性の方が骨粗しょう症になる割合を増やしています。

 

 

 

骨粗しょう症によるリスク

 

骨粗しょう症になった際に、体におこるリスクを以下で紹介させていただきます。

 

骨折しやすくなる

骨粗しょう症による骨の密度の低下は、骨折をしやすくなる可能性が高くなります。

転倒や打撲などの強い衝撃だけではなかく、くしゃみや荷物を持ち上げるといった弱い骨への負荷でも骨折が引き起こされてしまいます。

 

寝たきりになる

骨粗しょう症で起こりやすい手や足、背骨などの骨折によって、日常の活動が著しく低下します。

それがきっかけで、家に引きこもり、寝たきりや認知症へ移行する傾向が高いという調査報告がされています。

 

姿勢の悪化 

骨粗しょう症により、いつの間にか骨折と呼ばれる背骨の骨折を引き起こしやすくなります。

それによて背骨が曲がり、背中が丸くなる姿勢になる。

そのことによって、歩行や家事などの生活動作に支障をきたします。

 

免疫の低下 

骨粗しょう症によって骨密度が下がり、骨の細胞が働かなくなると、免疫の細胞がの数が減るという研究データがあります。

また、肝臓の機能にも関係して、免疫の低下だけでなく、肥満や老化などにも影響が出ます。

 

 

 

骨粗しょう症の検査

 

ご自身の骨の密度が気になる方は、一度、精密検査をされることをおすすめします。

骨の密度の主な検査法は、

 

・QUS法(超音波法)

・MD法(両手のX線撮影法)

・DXA法

 

があります。

それぞれの検査法について、以下で紹介していきます。

 

QUS法

超音波を足のかかとの骨に当てて骨の質を検査する方法です。

手軽で安心なので広くおこなわれている検査法です。

しかし骨の密度自体を測っているわけではないので、骨粗しょう症であるという診断には用いることができません。

 

MD法

手のひらをアルミの板の上に乗せ、手の甲の骨の密度を測定する検査法です。

この検査法のメリットは、レントゲン撮影ができる病院なら、この検査を受けることができます。

しかし、デメリットとしては、ある程度、骨粗しょう症が進行している場合の方の適応検査で、早期では発見しにくいとされています。

 

DXA法 

現在、骨粗しょう症へおこなわれている検査としては、最も信頼性が高い検査とされています 。

種類の医療。2種類の微量なX線を体に照射します。

その際に、背骨や太ももの骨を通過できなかったX線の量から骨密度を測る方法です。

ただ、DXA法ができる検査機器を、全ての病院が所有しているわけではないので、検査を希望する際には調べる必要があります。

 

 

 

骨粗しょう症はどこで診てもらうのか?

 

病院で骨粗しょう症の診断や治療を診てもらう科は、基本的には、整形外科です。内科や産婦人科の医師の方も診てくれる場合があります。

骨粗しょう症に関する専門医は、以下のリンクで紹介されていますので、参考にしてください。

 

日本骨粗しょう症認定医リストhttps://smms.kktcs.co.jp/smms2/c/josteo/option_josteo/board_certified/pub/Search.htm

 

 

 

骨粗しょう症を予防する方法

 

骨粗しょう症を予防するための方法を、以下で紹介していきます。

 

バランスの取れた食事

骨を作るための材料となる栄養素は、

 

・カルシウム

・ビタミンD

・タンパク質

・ビタミンK

・マグネシウム

・カリウム

 

などが挙げられます。

 

カルシウムを多く含む食材は、 ヨーグルト、チーズ、牛乳、ししゃも、イワシ、じゃこ、小松菜、高野豆腐、納豆、などがあります。

ビタミンDを多く含む食材は、 シャケ、うなぎ、キクラゲ、ほししいたけ、マグロ、卵 などがあります。

タンパク質を多く含む食材は、 鶏の胸肉、味、豆腐、卵などがあります。

ビタミンKを多く含む食材は、 ブロッコリー、ほうれん草、納豆、乾燥わかめ、キャベツ、モロヘイヤ、ニラ、などがあります。

マグネシウムを多く含む食材は、 雑穀、米昆布、わかめ、のり、豆腐、納豆、油揚げ、などがあります。

カリウムを多く含む食材は、 バナナ、メロン、アボカド、ほうれん草、さつまいもなどがあります。

 

以上のような必要な栄養素を、日常でしっかり取ることで、丈夫な骨を作れます。

 

 

適度な運動

骨に刺激を与える運動をすることで、骨の細胞が活性化して、骨の強度が向上します。

そのための、いつでもできる運動としては、

 

「かかと落とし運動」

 

をおすすめします。

かかとを床に当てて刺激することで、体の骨に体重の約3倍もの負荷をかけることができます。

そのやり方は簡単です。

 

足を肩幅に開いて、足先をまっすぐ前に向けて、手は自然に下の方向へたらして立ちます。

目線は前に向けてください。かかとを上げて、つま先立ちになる。

その際に、体が不安定な場合は、テーブルやイス、壁などをつかまってください。

つま先立ちから、足の力を抜き、かかとをストンと床に落とします 。

かかとに少し、響くような刺激を感じる程度が適度です。

これを10回、繰り返してください。1日に3回はおこなってください。

 

 

日光浴をする

1日に15分程度の日光浴をしてください。

それによって、ビタミンDが体で生成されて、骨へのカルシウムの吸収を助けます。

また、食事やサプリメントからも摂取することを心がけてください。

 

 

カフェインやアルコールの摂取はほどほどに

カフェインの入った飲み物やアルコール飲料を過剰に摂取すると、尿の量が増えます。

尿の排出に伴って、カルシウムも体外に排出されます。

骨の材料となるカルシウムを失わないためにも、適度な量の摂取を心がけてください。

 

 

喫煙をひかえる

タバコを吸うことで、骨の形成の材料となるビタミンDやカルシウムの吸収が低下します。

また、喫煙することで、血液中の酸素量が低下して、骨に供給される酸素量も低下します。

それによって、骨の形成や修復が妨げられます。

骨粗しょう症の予防の面から見ると、禁煙されることは効果的です。

 

睡眠の質を上げる

睡眠中は、成長ホルモンの分泌が増加します。

このホルモンは、骨の形成を促す働きがあります。

また、成長ホルモンの分泌が最も活発になるのは、入眠後、3時間の間とされています。

ですので、睡眠の質を上げることは、骨の強化につながります。

睡眠の質を上げる方法は、当院のブログでも紹介しておりますので、参考にしてください。

夜中に何度も目がさめるのはなぜ?睡眠の質をたかめる対策とは

 

 

 

まとめ

 

骨粗しょう症によるリスクが起こることで、日常の生活の質が著しく低下してしまいます。

それを防ぐためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

また、骨粗しょう症を予防するための一つとして、体を動かして骨に刺激を入れて、骨を強くする必要があることを、今回のブログで紹介させていただきました。

体の動きに何かしら違和感をお持ちでしたら、一度、お近くの治療院で、お体をメンテナンスされることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、お体全体のメンテナンスの施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に骨粗しょう症によるリスクへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

60歳からできる歩行中に転倒するリスクを減らすためエキササイズ

ご高齢者の方がウォーキングする際に、杖を2本使うのがおすすめ

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

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