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日常生活の動作 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 10の記事一覧

ウォーキングをすると股関節前面の痛みが・・・、その原因と解決法

2024.03.02 | Category: 予防,体操・ストレッチ,太ももの痛み,姿勢,日常生活の動作,歩き方,生活習慣,疲労,立ち方,股関節の痛み,背骨,腰痛,関節

 

60歳代の女性の方が、股関節の前面の痛みで来院されました。

きっかけをお聞きすると、ウォーキングを30分ほどして、家に帰ったら痛みが発生したとのこと。

健康のためにとウォーキングを始めたら、かえって痛みが出てしまって、再開する自信がないとも。

ウォーキングは、

・生活習慣病の予防

・呼吸や心臓機能の向上

・持久力の強化

・体脂肪の燃焼

・筋力の増加

・骨密度の強化

・ストレスの解消

・腸の機能改善

・睡眠の質の向上

など効果が高い運動です。

長期的に健康を考えても、ウォーキングすることをあきらめないでほしい。

そこで今回は、ウォーキングをすることによって、股関節の前面に痛みが出る理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、ウォーキングで股関節を痛めずに健康を続伸できます。

 

 

 

ウォーキングをすることによって、股関節の前面に痛みが出る理由

 

股関節は、人間の体の中で最も大きい関節です。

それだけに、ウォーキングをする際には、主力の動力となる大切な部位です。

そのウォーキングする際のモーターとなる股関節の前面に痛みがでる理由を、以下で紹介させていただきます。

 

骨盤が前方に倒れている

 

歩くと股関節の前面に痛みが出る場合は、骨盤が前に倒れて、筋肉に負荷をかけている可能性があります。

股関節の前面には、「大体四頭筋」や「腸腰筋」といった歩行や姿勢の維持に重要な働きをする筋肉があります。

骨盤が前に倒れた状態で歩き続けると、これらの筋肉が過剰に引き伸ばされて硬くなり、股関節の前面に痛みが発生します。

 

 

背中の筋力低下

背中の筋肉は、体をまっすぐな姿勢に保つ働きがあります。

背中の筋肉が弱ることで、体を支える力が弱くなります。

弱くなった背中の筋肉を補い、姿勢を維持するために、股関節の前面を突き出すように、骨盤を前に倒して、体の前後の筋肉をバランスをとります。

その結果、股関節の前面に負荷がかかり、痛みが発症します。

 

重心がつま先

歩行する際に、つま先はブレーキの働きをして、かかとはアクセルの働きをします。

常に重心がつま先にある状態で歩くと、ブレーキを常にかけながら歩いています。

そうすると、歩行時にブレーキの衝撃が股関節の前面にかかり、痛みが生じます。

 

 

 

ウォーキングで股関節の前面を痛めないための対処法

 

ウォーキングの際に股関節前面に負荷をかけすぎないための対処法を以下で紹介させていただきます。

 

股関節の可動域を上げるエクササイズ

床に座り、ひざを曲げ、足は肩幅に広げ、つま先は外に向けます。

両腕の手のひらを、体の後ろについて、体を支えます。

 

両手で体を支えながら、両方のひざを同じ方向にゆっくり倒します。

 

このとき、足の裏は床から離れても大丈夫です。

反対方向にも、同じようにおこなってください。

これを10回繰り返してください。

 

背筋へのエキササイズ

床に、親指側を天井方向に向けて、両手を前に突き出し、下を向いてます。

その際に、枕もしくは折り畳んだタオルを胸の下に入れます。

片手は伸ばしたまま床につけて、もう片方の腕を上げ、上半身をゆっくり起こします。

腕を交代して、同じようにもあげてくだい。

この動きを、5回ずつおこなってください。

 

かかと重心へのエクササイズ

足を肩幅に開いて立ち、股関節の前面を軽く前に突き出し、つま先に重心をかけて立ちます。

少しずつ、突き出した股関節と腰を後ろに引きながら、足の裏の重心をかかとに移行して、重心がかかとに乗る位置で止めます。

これを10回繰り返してください。

 

 

 

まとめ

 

 

ウォーキングは、お体の状態に合わせて、その頻度や負荷のかけ方を調整しながら行う必要があります。

ご自身にあったウォーキング量を探っている最中に、股関節の前面を痛めることもあります。

それによって、せっかく健康のために始めたウォーキングへの意欲を低下させないためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも股関節前面の痛みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に股関節前面のへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

股関節トラブルを未然に防ぐ!自己チェックとセルフケアのポイント」

歩くと股関節がぬけそう感覚がでる理由とそれを和らげるための3つのストレッチ法

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

バイクでのフードデリバリー配達員に起こりやすい首の痛みへの対処法

2024.02.29 | Category: ストレス・自律神経障害,スマホ首,予防,体操・ストレッチ,体温,冷え,姿勢,日常生活の動作,生活習慣,疲労,筋肉痛,肩こり,背中の痛み,血流,関節,首の痛み

 

コロナ禍の中、食べ物をお店に注文して、自宅や職場に運んでもらうフードデリバリーが盛んになりました。

そして、コロナが落ち着きつつある現在も、市場は伸びているという統計がでています。

気軽に食べ物を配達してもらう文化が根付きつつありますが、問題点としては、配達員の不足で、それをカバーするため、1人の配達員にかかる負担が増えています。

実際、当院でも、配達が忙しすぎて、体を痛めて来院される方が少なくありません。

特に、バイクで配達される方からは、首の痛みを訴えられることが多いです。

そこで今回は、バイクでのフードデリバリーによって、配達員が首を痛めてしまう理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、首に痛みがあることで、バイクによる配達の仕事に支障が出ることを避けることができます。

 

 

 

フードデリバリーの配達員がバイクに乗ることで首を痛める理由

 

フードデリバリー用のバイクで配達した後、首に痛みが発生する理由は以下のことが考えられます。

 

バイクの搭乗の姿勢

配達用のバイクを運転するときは、長時間、同じ姿勢を維持します。

安全にバイクを運転をしようと、緊張を伴う姿勢が続くことで、首や背中に負担をかけ、筋肉の緊張や疲労を引き起こします。

 

バイクから伝わる振動

バイクが道路のデコボコや段差を通るときに、体へ振動が伝わります。

この振動による揺れが、体の頂点にある首や頭部に増幅して伝わり、負荷がかかることで、痛みや不快感が引き起こされます。

 

配達によるストレス

配達するときの時間の制約、配達中の交通事情、配達先の探索など、配達の作業はストレスが伴います。

ストレスがかかることで、無意識に、奥歯をかみしめ、首や肩が過剰に緊張する反応を起こします。

そのことで、バイクの運転後に、首に痛みが出やすくなります。

 

バイク運転による風圧

バイクに乗って走行すると、風がバイクや運転手へ、風による強い圧力をかけます。

バイクで前に進む時に起こる風圧に負けないように、体を支えるための筋肉が使われ、疲労を引き起こします。

特に、ハンドルから上の首や肩は、その風圧がかかりやすいため、痛めてしまう可能性があります。

 

バイクによる体温の低下

バイクの運転により、体温より低い温度の風が皮ふに当たり、体温が奪われます。

風速1m/秒で体感温度は、1℃も下がるといわれています。

体温が下がりすぎると、脳や内臓など、人間の生命維持に必要な機能が低下します。

下がった体温を上げるために、体のエネルギーを燃やします。

体温を1度上げるのに必要なカロリーは、約200キロカロリーもかかります。

バイクに乗ることで体温が下がることを防ぐために、エネルギーが消費されます。

特に、首は皮ふが露出しやすい部分のため、バイク運転中に風が当たりやすい部分でもあります。

そのことで、首の周辺の体温を下げないようにエネルギーが消費されて、首は疲労し、結果、首に痛みが発生します。

 

 

以上のような条件が、バイクを運転する配達員に単独、もしくは複数にかかり、首の痛みが発生する可能性があります。

 

 

 

フードデリバリーの配達員がバイクに乗ることで首を痛みを緩和するための方法

 

フードデリバリーの仕事をするためにバイクに乗らなければならないため、首に負荷がかかるのは避けられません。

まずは、バイクに運転するときに、ネックウォーマーやマフラー、タオルなどを首に巻き付けて、防風対策をしっかりおこなってください。

その上で、バイクの乗り降りをした際のちょっとした時間にやっていただきたい、簡単にできる、首へのセルフケアの方法を以下で紹介させていただきます。

 

首の回旋へのケア

 

首を左右に回転させる働きの50パーセントは、髪の毛の生え際部分あたりにあるの首の関節がおこないます。

この部分を刺激することで、首の回旋がスムーズになります。

その方法ですが、耳の穴のラインで、耳の後ろに出っ張った骨があります。その出っ張った骨の1センチほど内下方の、髪の毛の生え際あたりに凹みがあります。

この凹みに、親指を当てて、他の指は側頭部に当ててます。この凹みの部分に当てた親指で、頭を上に押し上げるように、ゆっくり押して、5秒間、キープします。

それを3回繰り返してください。

 

 

首の前面へのケア

 

手を背部に回して、手を組みます。組んだ手を背部で伸ばしながら、胸を張り、同時に、首の前面を伸ばすように、顔を斜め上に向けて、5秒間、キープします。

これを3回繰り返してください。

 

首の後部へのケア 

 

頭の後ろに手を組んで、後頭部に当てます。

息をはきながら、後頭部に当てた腕の重みで、頭を前に倒して、5秒間、キープします。これを3回繰り返してください。

 

 

 

まとめ

 

外出するには介助が必要な方や、締め切り間際の仕事を家でされている方・家で食事会を開かれる方などにとっては、フードデリバリーはとても助かります。

これからまだまだ根付いて成長する職種だと予想されるので、その担い手の配達員の方の健康維持のために、今回のブログがお役に立てれば幸いです。

それでもバイクの配達によって起こる首の痛みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に首の痛みへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

新たな職場での環境によるストレスからくる吐き気を伴う肩こりが発症する理由とその解消法

アゴから始まる美容師の首の痛み その理由と解消法

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

骨粗しょう症を診断されて不安を感じる方に読んでほしいその理由・リスク・検査・予防法

2024.02.28 | Category: 予防,体操・ストレッチ,圧迫骨折,姿勢,日常生活の動作,更年期障害,栄養・食事・飲み物,歩き方,水分,生活習慣,疲労,疲労骨折,睡眠,立ち方,腰痛,血流,骨粗鬆症

 

シニアの女性の方から、ご自身が骨粗しょう症であると病院からいわれたというお話をよくお聞きします。

骨粗しょう症とは、骨の密度が低下して、骨が弱くなる病気です。

骨粗しょう症に関する統計では、約1,590万人が隠れ骨粗しょう症であるとされています。

また、男女比では、男性が300万人、女性が980万人と、女性が多い傾向にあります。

年代別では、50歳代では9人に1人、60歳代では3人に1人、70歳代ではは2人に1人の割合で骨粗しょう症がみられます。

このように多くの方に発症する可能性がある骨粗しょう症ですが、診断されると、すごく不安に感じてし回れる方が少なくありません。

そこで今回は、骨粗しょう症がおこる理由やリスク、その対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、骨粗しょう症に備えることができます。

 

 

 

骨粗しょう症がおこる理由

 

骨粗しょう症がおこる理由として、以下の要因があげられます。

 

栄養のアンバランスによるカルシウムの不足

人が活動したときに骨に刺激が加わると、古い骨を壊す細胞と新しい骨を作る細胞が働き、骨の入れ替わりがおこなわれます。

全身の骨が、新しいものに入れ替わる期間は、3年といわれます。

古い骨が壊されてて、新しい骨を作るときに材料となるのが、カルシウムやタンパク質です。

なかでもカルシウムは、骨を再生させる材料となるだけではなく、 心臓や血管、筋肉を正常に動かす重要な成分です。

心臓や血管、筋肉の機能は、生命活動に必要なため、優先的、そちらにカルシウムが使われます。

食事の不足や偏りで、カルシウムの体への取り込みが足りない場合は、骨にあるカルシウム成分を溶かして、心臓や血管、筋肉へ補給することもあります。

そのことによって、骨の再生が遅れて、骨の密度が低下し、骨粗しょう症を引き起こします。

 

日光にあたる時間の不足

骨の材料となるカルシウムを、骨に取り込むためには、ビタミンDが必要です。

ビタミンDは、体に日光があたることで作り出されます。

外に出る機会が少ない生活習慣や環境にいることで、ビタミンDが作り出せず、結果、骨の再生がとどこおり、骨粗しょう症が発生します。

 

運動の不足

骨は、古い骨が壊れることで、作り出されます。

古い骨を壊す細胞が働くためには、適度な負荷が体にかかり、その刺激で活動が活発になります。

日頃の運動が不足すると、骨の入れ替わりる循環がおきなくなります。

そうなることで、骨の質が低下して、骨粗しょう症がおこります。

 

女性ホルモンの分泌低下

女性ホルモンは、古い骨を壊す細胞と新しい骨を作る細胞が働きのバランスをとる働きもあります。

女性が閉経すると、女性ホルモンの分泌が減ります。

そうすると、骨を破壊する細胞の働きが、骨を再生する細胞の働きを上回るスピードで活動する場合があります。

それによって、男性より女性の方が骨粗しょう症になる割合を増やしています。

 

 

 

骨粗しょう症によるリスク

 

骨粗しょう症になった際に、体におこるリスクを以下で紹介させていただきます。

 

骨折しやすくなる

骨粗しょう症による骨の密度の低下は、骨折をしやすくなる可能性が高くなります。

転倒や打撲などの強い衝撃だけではなかく、くしゃみや荷物を持ち上げるといった弱い骨への負荷でも骨折が引き起こされてしまいます。

 

寝たきりになる

骨粗しょう症で起こりやすい手や足、背骨などの骨折によって、日常の活動が著しく低下します。

それがきっかけで、家に引きこもり、寝たきりや認知症へ移行する傾向が高いという調査報告がされています。

 

姿勢の悪化 

骨粗しょう症により、いつの間にか骨折と呼ばれる背骨の骨折を引き起こしやすくなります。

それによて背骨が曲がり、背中が丸くなる姿勢になる。

そのことによって、歩行や家事などの生活動作に支障をきたします。

 

免疫の低下 

骨粗しょう症によって骨密度が下がり、骨の細胞が働かなくなると、免疫の細胞がの数が減るという研究データがあります。

また、肝臓の機能にも関係して、免疫の低下だけでなく、肥満や老化などにも影響が出ます。

 

 

 

骨粗しょう症の検査

 

ご自身の骨の密度が気になる方は、一度、精密検査をされることをおすすめします。

骨の密度の主な検査法は、

 

・QUS法(超音波法)

・MD法(両手のX線撮影法)

・DXA法

 

があります。

それぞれの検査法について、以下で紹介していきます。

 

QUS法

超音波を足のかかとの骨に当てて骨の質を検査する方法です。

手軽で安心なので広くおこなわれている検査法です。

しかし骨の密度自体を測っているわけではないので、骨粗しょう症であるという診断には用いることができません。

 

MD法

手のひらをアルミの板の上に乗せ、手の甲の骨の密度を測定する検査法です。

この検査法のメリットは、レントゲン撮影ができる病院なら、この検査を受けることができます。

しかし、デメリットとしては、ある程度、骨粗しょう症が進行している場合の方の適応検査で、早期では発見しにくいとされています。

 

DXA法 

現在、骨粗しょう症へおこなわれている検査としては、最も信頼性が高い検査とされています 。

種類の医療。2種類の微量なX線を体に照射します。

その際に、背骨や太ももの骨を通過できなかったX線の量から骨密度を測る方法です。

ただ、DXA法ができる検査機器を、全ての病院が所有しているわけではないので、検査を希望する際には調べる必要があります。

 

 

 

骨粗しょう症はどこで診てもらうのか?

 

病院で骨粗しょう症の診断や治療を診てもらう科は、基本的には、整形外科です。内科や産婦人科の医師の方も診てくれる場合があります。

骨粗しょう症に関する専門医は、以下のリンクで紹介されていますので、参考にしてください。

 

日本骨粗しょう症認定医リストhttps://smms.kktcs.co.jp/smms2/c/josteo/option_josteo/board_certified/pub/Search.htm

 

 

 

骨粗しょう症を予防する方法

 

骨粗しょう症を予防するための方法を、以下で紹介していきます。

 

バランスの取れた食事

骨を作るための材料となる栄養素は、

 

・カルシウム

・ビタミンD

・タンパク質

・ビタミンK

・マグネシウム

・カリウム

 

などが挙げられます。

 

カルシウムを多く含む食材は、 ヨーグルト、チーズ、牛乳、ししゃも、イワシ、じゃこ、小松菜、高野豆腐、納豆、などがあります。

ビタミンDを多く含む食材は、 シャケ、うなぎ、キクラゲ、ほししいたけ、マグロ、卵 などがあります。

タンパク質を多く含む食材は、 鶏の胸肉、味、豆腐、卵などがあります。

ビタミンKを多く含む食材は、 ブロッコリー、ほうれん草、納豆、乾燥わかめ、キャベツ、モロヘイヤ、ニラ、などがあります。

マグネシウムを多く含む食材は、 雑穀、米昆布、わかめ、のり、豆腐、納豆、油揚げ、などがあります。

カリウムを多く含む食材は、 バナナ、メロン、アボカド、ほうれん草、さつまいもなどがあります。

 

以上のような必要な栄養素を、日常でしっかり取ることで、丈夫な骨を作れます。

 

 

適度な運動

骨に刺激を与える運動をすることで、骨の細胞が活性化して、骨の強度が向上します。

そのための、いつでもできる運動としては、

 

「かかと落とし運動」

 

をおすすめします。

かかとを床に当てて刺激することで、体の骨に体重の約3倍もの負荷をかけることができます。

そのやり方は簡単です。

 

足を肩幅に開いて、足先をまっすぐ前に向けて、手は自然に下の方向へたらして立ちます。

目線は前に向けてください。かかとを上げて、つま先立ちになる。

その際に、体が不安定な場合は、テーブルやイス、壁などをつかまってください。

つま先立ちから、足の力を抜き、かかとをストンと床に落とします 。

かかとに少し、響くような刺激を感じる程度が適度です。

これを10回、繰り返してください。1日に3回はおこなってください。

 

 

日光浴をする

1日に15分程度の日光浴をしてください。

それによって、ビタミンDが体で生成されて、骨へのカルシウムの吸収を助けます。

また、食事やサプリメントからも摂取することを心がけてください。

 

 

カフェインやアルコールの摂取はほどほどに

カフェインの入った飲み物やアルコール飲料を過剰に摂取すると、尿の量が増えます。

尿の排出に伴って、カルシウムも体外に排出されます。

骨の材料となるカルシウムを失わないためにも、適度な量の摂取を心がけてください。

 

 

喫煙をひかえる

タバコを吸うことで、骨の形成の材料となるビタミンDやカルシウムの吸収が低下します。

また、喫煙することで、血液中の酸素量が低下して、骨に供給される酸素量も低下します。

それによって、骨の形成や修復が妨げられます。

骨粗しょう症の予防の面から見ると、禁煙されることは効果的です。

 

睡眠の質を上げる

睡眠中は、成長ホルモンの分泌が増加します。

このホルモンは、骨の形成を促す働きがあります。

また、成長ホルモンの分泌が最も活発になるのは、入眠後、3時間の間とされています。

ですので、睡眠の質を上げることは、骨の強化につながります。

睡眠の質を上げる方法は、当院のブログでも紹介しておりますので、参考にしてください。

夜中に何度も目がさめるのはなぜ?睡眠の質をたかめる対策とは

 

 

 

まとめ

 

骨粗しょう症によるリスクが起こることで、日常の生活の質が著しく低下してしまいます。

それを防ぐためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

また、骨粗しょう症を予防するための一つとして、体を動かして骨に刺激を入れて、骨を強くする必要があることを、今回のブログで紹介させていただきました。

体の動きに何かしら違和感をお持ちでしたら、一度、お近くの治療院で、お体をメンテナンスされることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、お体全体のメンテナンスの施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に骨粗しょう症によるリスクへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

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監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

ラジオ体操のメリットとリスク: その効果的な取り組み方

2024.02.27 | Category: 予防,体操・ストレッチ,体温,冷え,寝起き,日常生活の動作,水分,生活習慣,疲労,睡眠,筋肉の損傷,筋肉痛,肉離れ,脇腹の痛み,関節

 

昭和3年に作られたラジオ体操は、現在でも国民の体操として親しまれています。

子供の頃から親しんでいる体操なので、久しぶりにおこなっても、すぐにできてしまうほど体に染み込んでいます。

日本人のラジオ体操の体の染み込み具合は、ラジオ体操の音楽を聴くだけで、脳が活性化するという研究報告があるほどです。

そんな国民の体操であるラジオ体操は、健康への効果が高い反面、しっかりおこなうと、息が切れるほど激しい運動です。

また、一生懸命やりすぎることで、体を痛めてしまうことも少なくありません。

そこで今回は、ラジオ体操をおこなうメリットとリスクやおこなう上での注意点について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、体を痛めることがなくラジオ体操によって、健康を増進できます。

 

 

 

ラジオ体操をおこなうメリットとリスク

 

ラジオ体操をおこなうことのメリットとリスクを以下で紹介させていただきます。

 

ラジオ体操のメリット

ラジオ体操をおこなうことで体の健康に与えるメリットとして、

 

・全身を動かすことによる体力の維持

・血流の促進

・骨粗しょう症の予防

・呼吸機能の向上

・胃や腸の働きが改善

・肩こりや腰痛の解消

・脳の活性化

 

などあげられます。

 

ラジオ体操をおこなう際のリスク

ラジオ体操をおこなう上で、体を痛めてしまう可能性

 

ラジオ体操をおこなう時間帯

朝の寝起きは、体温も低く、睡眠中に体を動かさないため、関節や筋肉が一日で最も硬い状態です。

朝におこなうことが多いラジオ体操を、活動モードになっていない体で行ってしまった場合、筋肉や関節への負荷が大きくなり、体を痛めてしまう可能性があります。

 

反動をつけすぎる

ラジオ体操は、音楽にのってリズムのって連続でおこないます。

そうすると、ラジオ体操が進むにつれて、反動をつけて体を伸ばしたり、曲げたり、ねじったりすることで、関節や筋肉を痛めてしまいます。

 

水分の不足

寝ている間に、呼吸や汗をかくことで、朝は体の水分量が低下しています。

その状態で、ラジオ体操でしっかり体を動かすと、筋肉を痛めてしまう可能性があります。

なぜなら、筋肉の72パーセントは水分で構成されているため、水分が不足すると柔軟性や機能が低下するためです。

 

跳ぶ動作による負荷 

ラジオ体操には、跳ぶ運動があります。

跳ぶことは、体重の約5倍の負荷が体にかかります。その衝撃に、筋肉や関節が耐えられない場合、体を痛めてしまいます。

このような要因が、単独もしくは複数に重なることで、ラジオ体操中に負傷する可能性が出てきます。

 

 

 

ラジオ体操で体を痛めた実例

 

70歳代の女性の方が、脇の痛み当院に来院されました。

きっかけをお聞きすると、せっかく体を動かすためのラジオ体操なので、全力で一生懸命やっていたら、急に脇が痛くなったとのこと。

息を吸うたびに脇が痛くて、心配になって、整形外科でレントゲンを撮ってもらったそうです。

結果的には、骨には異常がなくて、湿布と痛み止めをもらったけれども、呼吸がしづらくて、困っているということでした。

検査してみると、ろっ骨を動かして呼吸を促進させる筋肉がかなり緊張して、そのためにろっ骨の可動性が低下している状態でした。

呼吸に関わる部分に整体と鍼の施術を施した後は、呼吸が楽になったというお言葉をいただきましたが、ラジオ体操でこれほど体を痛めてしまうこともあるのだという事例を体験しました。

 

 

 

ラジオ体操をする際に体を痛めないための注意点

 

ラジオ体操をフルにおこなうと、約400もの筋肉を、連続で短時間に動かします。

それだけの負荷がかかるラジオ体操をする際の注意点を以下で紹介してきます。

 

体温を上げる

筋肉の活動は、深部体温が38度になると筋肉の機能が活動しやすくなります。

ラジオ体操をする前に、朝食を取ったり、朝風呂に入るなど、体温を上げることをおすすめします。

体温を上げる方法は、以下の当院のブログで詳しく書いておりますので、参考にしてください。

冬の健康戦略:体温を上げて感染症から身を守る方法

 

余裕をもって動かす

筋肉は、限界以上に伸ばしすぎたりねじると、かえって危険を感じて体を守るために、硬くなってしまいます。

筋肉や関節に痛みを感じるほど、全力で伸ばしたりねじったりすることを避けて、6から8割程度の力加減で、余裕をもっておこなってください。

 

水分を摂取する 

朝、起きた際に、200〜300mlぐらいの水分、できれば、常温か温かい白湯やお茶をを摂取してください。

水分を飲んでから吸収されるまでには、30分ほどかかります。

ですので、ラジオ体操をおこなう30分前までには、水分をとてください。

また、ラジオ体操をした後にも、忘れずに水分をとってください。

 

ジャンプは避ける

ジャンプは心肺機能を上げることができる運動です。

しかし、体への負荷も大きい運動でもあります。腰やひざに不安を抱える方は、ラジオ体操のジャンプするシーンは、無理せずに足踏みに切り替えてください。

 

 

 

まとめ

 

ラジオ体操は、準備運動というイメージがあります。

しかし、ラジオ体操を3〜5回もすれば、1日に必要な運動量に達するというほど、体に負荷をかける体操です。

朝、健康の増進のためにおこなうのでしたら、全力でおこなうよりも、少し余裕をもって、ゆったりとおこなうことをおすすめします。

そのためのポイントとして、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでもラジオ体操をするたびに体に痛むようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、体を動かすことで起こる筋肉痛への対策のブログも書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

稲刈り後に体中が筋肉痛に・・・、その原因と解消法

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

足の不安で外出をひかえている高齢者のご両親に伝えて欲しい足の指と裏のアーチケア

2024.02.26 | Category: 予防,体操・ストレッチ,土踏まず,外反母趾,捻挫,日常生活の動作,歩き方,生活習慣,疲労,足のアーチ,足の小指,足の指の痛み,足首の痛み,関節

 

総務庁「高齢者の日常生活に関する意識調査」で、「自分から積極的に外出する方である」という内容のアンケートをしました。

60歳以上の約40パーセントの方が、「自発的に外出をしない」と答えました。

また、ご高齢者の方が、外出しない理由は、身体的・心理的・環境的といった3つの要因があります。

その中でも身体的な要因内容としては、

・転倒の不安

・足腰の筋力の低下

・疲労しやすくなった

などがあげられます。

実際、当院でも、散歩したいけど足がふらついて、転倒や疲れて帰れるか心配で外出する自信がというお話をお聞きすることが少なくありません。

しかし、家にこもって体を動かさないことで、筋力が低下したり骨も弱くなるため、身体能力が低下して、ますます外出ができなくなるという悪循環を引き起こしかねません。

そこで今回は、外出する自信がなくなる要因である足のふらつきがでる理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、歩くことに自信が出て、外出がしやすくなります。

 

 

 

歩くと体がふらつく理由

 

地面と接しているのは、足の指であり、足の裏です。足の指や足の裏は、木で言えば根っこの部分にあたります。

木の根っこがしっかりしていたら、多少、雨が降ったり風が吹いたりしても、木は倒れることはありません。

人も同じで、足の指や足の裏が正常に機能していれば、歩いたり立ち続けても、体は安定しています。

以下で、体が不安定になる足の指や足の裏の状態を紹介していきます。

 

体を不安定にさせる足の指の状態

足の指の働きは、

 

・重心をコントロール

・歩行時の推進力を発生させる

・床との設置面積を広げて体を安定させる

 

などあります。どの指が異常を起こしても体に支障が出ますが、特に重要なのが、実は

 

「小指」

 

です。

足関節は、足の外側方向の小指側に傾いた構造になっています。

ですので、捻挫をするときは、足の関節が外側方向にねじれることが多いです。

足関節が外側方向にねじれねいように支えるのが「小指」です。

小指で踏ん張れないと、足首が外側に傾き、それをカバーするために、ひざや股関節、腰や肩を無理に使うことになり、痛みが発生します。

ご自身の小指の状態を検査するには、 足の外側の側面に定規を当ててください。

定規と小指の間に5ミリ以上の隙間ができていたら小指がゆがんでいます。

歩いたり立っているときに、ふらつきやすくなったら、小指の状態をチャックしてみてください。

 

体を不安定にさせる足の裏の状態 

足の裏は、体を動かすときにバネやクッションとなる「土踏まず」というアーチが形成されています。

土踏まずは、足の内側だけではなく、外側と前方にも形成されています。

それぞれの土踏まずの働きは、

 

・内側のアーチ→前後の揺れをコントロール

・外側のアーチ→体をひねる動作をコントロール

・前側のアーチ→左右の揺れをコントロール

 

といった機能があります。

この足の裏にある3つのアーチの1つでも崩れると、他のアーチにも影響が出て、結果、体全体が不安定になります。

体の安定のためには、この3つのアーチを健全にする必要があります。

 

 

 

体を安定させるための足のケア方法

 

体の安定に欠かせない、足の指と足の裏のアーチへのケアの方法を以下で紹介させていただきます。

 

足の指伸ばし

座って、片方の足のひざを曲げて、太ももの上にのせます。

太ももの上にのせた足の指の間の上部に、その足とは反対側の手の指を差し込み、優しく握ります。

その際には、差し込んだ指と足の指の付け根に、隙間を作ってください。

手の指を、無理に足の指の付け根まで、無理に差し込んだり、強く足の指を握り込まないようにしてください。

足の指の間に差し込んで手のひらを使って、足の裏側の方向に、ゆっくり伸ばして5秒間、キープしてください。

この際、足の指は、30度ほど曲がれば十分です。

それ以上の角度で無理に曲げれば、足の指周りが固くなるので気をつけておこなってください。

次に、足の甲側方向に、ゆっくり優しく伸ばし、5秒間、キープします。

 

これを10往復、おこなってください。

終われば反対側の足も同様におこなってください。

 

足のアーチへのケア

内くるぶしから親指に幅分前方に降りていくと、足の内側の土踏まずのアーチの縁に、ぽこっととがった足の骨の出っ張りが触れます。

 

これを足裏側から足の甲側の方向に、10秒間、押します。

その際に、足の親指が外側に動いたらベストです。

 

足の外側の縁をなぞっていくと、外くるぶしの斜め前あたりで、ぽこっと凹む場所があります。

この凹みを、足裏側から足の甲側の方向に、10秒間、押します。

 

その際に、足の小指が外側に動いたらベストです。足の裏の土踏まずの中央の上部、足の指を曲げる凹む部分を、10秒間、押します。

 

 

まとめ

 

足の裏は、体を制御するために、非常に重要な機関です。

しかし、足は靴下や靴などで締め付けられて、動きを制限されています。

その生活が長くなることで、足に異常が発生して、体の制御に狂いが生じます。

ですので、障害の健康寿命を伸ばすためにも、日頃の足へのケアが必要です。

その方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも足の機能が低下することにより、体の不安定さを解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に歩行に関するブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

60歳からできる歩行中に転倒するリスクを減らすためエキササイズ

サンダルでの歩行がもたらすひざの内側の痛みとその解消法

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

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