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胃痛 | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧

年末年始の休みに入ると体調を崩すことが多いのはなぜ?その原因と対策

2024.12.31 | Category: ストレス・自律神経障害,ゆがみ,予防,体操・ストレッチ,体温,免疫,入浴,,冷え,感染症,日常生活の動作,,栄養・食事・飲み物,水分,生活習慣,疲労,睡眠,筋肉疲労,職業病,肩こり,胃痛,腰痛,血流,運動,飲酒

 

皆さん、こんにちは、ひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

年末年始の長期の休暇になる前は、お仕事がとても忙しくなる方が多くいらっしゃいます。

お仕事をやり遂げられて、ようやく正月休みに入って、ゆっくりできると、ホッと気が緩んだ途端、風邪をひいたり、肩こりや腰痛な起きたりと、せっかくの休暇に体調を崩す方が少なくありません。

そこで、今回は、年末に向けて仕事が忙しく、それをようやく終えて正月休みに入ったったん、なぜ体調を崩しやすくなるかとその対策について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくとで、正月休み中、健康を維持して、新年を健やかにスタートできます。

 

 

 

年末の忙しさが体調に及ぼす影響

 

年末の忙しさによって、

 

「体の疲れや脳の疲労感」

「ストレス」

 

を感じることが多くなります。

実は、「体の疲れと脳の疲労感」と「ストレス」は、仕事をするために活動する際に、体に正反対に働きをさせる役割があります。

そしてその役割は、忙しく仕事をする上で、欠かせないものです。

以下で、その働きと関係性について紹介させていただきます。

 

体の疲れと脳の疲労感が起こるメカニズムと役割

仕事や運動をすると、体がたくさんのエネルギーを使います。

エネルギーをたくさん使うと、その燃えかすとして、体の中に「活性酸素」という物質が増えます。

この物質は、体の防御機能として働く場合もありますが、その一方で、細胞をサビさせます。

それによって、脳や内臓、筋肉などの細胞の機能を低下させ、体の疲れや脳の疲労感を発生させます。

また、仕事や運動が激しいと、そのために活動する脳や内臓、筋肉に使うエネルギーを優先させるために、タンパク質を作るためのエネルギーを抑えます。

タンパク質は、筋肉や内臓、皮膚などを作る大切なものです。

そのタンパク質が作られない状態が長期化すると、今度は、脳や内臓、筋肉などの細胞を修復したり生成のためのタンパク質が不足して、その機能を低下させ、体の疲れや脳の疲労感を発生させます。

 

こうして発生する体の疲れや脳の疲労感は、仕事や運動を無理を続けることで、体に悪い影響が出る可能性があるため、

「休んで!」

と体が教えてくれている生体アラームの役割があります。

 

ストレスによって起きる体への影響とその役割 

仕事や運動が激しくなり、体や脳がストレスを感じると、「コルチゾール」「アドレナリン」といったホルモンが分泌されます。

コルチゾールは、脳や内臓、筋肉を使いすぎて起きる炎症や免疫反応を抑えたり、疲労因子が脳に作用するのを抑えて、脳が疲労感を感じにくくします。

また、アドレナリンは、脳や内臓、筋肉など機能をより活発にさせる働きがあります。

つまり、ストレスを感じると、疲労感を抑えて、体を活発にさせて、

「もっと頑張れ!」

と脳や体に、一時的にターボをかける役割があります。

 

体の疲れと脳の疲労感とストレスの関係性 

仕事をちょっとして、脳の疲労感や体の疲れを感じ、「休め!」という生体アラームに従ってすぐに休んでしまうと、仕事にならなくなります。

かといって、ストレス機能によって、無理に脳や筋肉、内臓などを動かせすぎると、予備燃料が切れてガス欠になった時に、急にダウンしたり、ひどい場合は過労死のリスクが高まります。

体の疲れや脳の疲労感とストレスの両者が、バランスとって活動することで、うまく日常の活動がおこなえます。

今回のブログのテーマに戻ると、年末の仕事の忙しさの疲労感を、ストレスの働きで抑え込んで、働けたとしても、問題はストレスが抑えるのはあくまでも疲労感だけで、きちんと回復しない限り、脳や体の疲れそのものが蓄積されています。

年末年始のお休みに、たまった疲れをしっかり回復させるための意識や行動をしなければ、体調を崩しやすくなります。

 

 

 

年末年始に体調を崩しやすい方の実例

 

先日、教員のお仕事をされている40歳代女性の方が、お体のメンテナンスで来院されました。

お体の状況をお聞きすると、三者面談や成績表の作成など、2学期の終盤は仕事が忙しすぎて、肩や首、腰がどうしようもなく痛くて、とにかく寝ても疲労が取れていない状況とのことでした。

お体を検査さえていただくと、背骨や骨盤のゆがみ、背部の左右の筋肉のアンバランス、股関節や肩や首の関節の可動域の低下など多岐にわたる体の不具合が発生しており、いかに仕事が忙しかったのかが見て取れました。

整体や鍼治療などで体を整える治療をした後は、

「体がすごく軽くなった感じがする」

「すごく明るく感じる、目が見えやすくなってます」

など、喜んでいただけました。

治療を終えた後に、何か質問とか気になることないですか?とお聞きしたところ、毎年、年末になると、気が緩むせいかゆっくり休んでいるのに、風邪をひいたり、体がだるくて動くのがしんどいとか、体調を崩すことが多いので、何を気をつけたらいいですか?というご質問を受けました。

確かに、今回の患者様以外にも、正月休みでゆっくり過ごしているにも関わらず、年末に体調を崩してしまう方が少なくありません。

次章では、年末年始の長期休暇中に、体調を崩さないための方法について、紹介させていただきます。

 

 

 

年末年始の休暇中に体調を崩さないための方法

長期の正月休みは、ゆっくり休むことも必要です。

それとともに、生活のリズムを整えて過ごすことで、年末年始に体調を崩すことを予防できます。

そのために、意識していただきたい正月休みの過ごし方のポイントを、以下で紹介させていただきます。

 

睡眠のリズムを整える 

休みになると、夜更かしもしたいし、朝はゆっくり寝たいものです。

しかし、それを続けると、睡眠の質が低下して、年末の仕事の疲れからの回復が遅れて、体調を崩す原因ともなります。

人間は睡眠をすることで、疲労が回復されます。

効率よく睡眠で脳や体の疲労を改善させるには、

「同じ時間に寝る」

「同じ時間に起きる」

ことをおすすめします。

また、朝、起きたときに、睡眠のサイクルを整える行動として、15分間ほどいいので、外に出てウォーキングなどして、体を動かしながら太陽の光を浴びるようにしてください。

太陽の光を浴びることで、睡眠に関わるホルモンが分泌されて、1日の睡眠のリズムが整い、睡眠の質を上げることができます。

 

腸を整える 

年末年始は、お酒やご馳走がそろっているので、一日中、ダラダラ食べてしまったり、お酒を飲みすぎたりしがちです。

腸は、栄養の消化吸収をおこなう所であり、免疫の細胞が多く集まっている場所であり、脳との関係も深い器官ですのです。

正月休みの食生活の乱れで、腸の機能が乱れると、体や脳の疲労の回復が遅れたり、免疫の低下により感染症にかかりやすくなります。

ですので、

・食事は6時間間隔で、一日3食を心がける

・水分を積極的にとる

・アルコールを飲む時は、同調の量の水を飲む

ようにして、腸に優しい食生活を心がけてください。

 

体温を整える

年末年始は、気温が低下して寒くなる時期です。

それによって、体温が低下すると、脳や内臓などの機能が低下して、疲労が回復しにくくなったり、免疫が低下して風邪をひきやすくなります。

体温を整えるためには、首や腰、足首などが直接、空気に触れないように、保温性の高い服やサポーターを装着したり、カイロを当てたりしてください。

また、湯船につかって、ゆっくり入浴することも、忙しいお仕事で疲れた体を回復させるのに効果的です。

理想的な入浴の基本は、

・15分間の入浴

・39〜41度にお湯の温度を設定

につかることです。

これによって睡眠の質も向上しますし、血流の促進によって、細胞に酸素や栄養がいきわたり、体の回復を促します。

 

 

 

まとめ

 

正月休み前の忙しさは、疲労感とストレスの相互作用で、なんとか乗り越えることはできるかもしれません。

ただ、それは体に無理をさせているので、正月休みに入った際には、回復を促すために、生活習慣を意識して過ごされることをおすすめします。

休み中の健康維持のための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも、長期休暇中に体調を崩してしまうお悩みが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像を、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に、冬の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

風邪が治ってもだるさが残る理由と疲労を解消するための3つの体操

冬の指先の冷えがスッキリ改善するための簡単にできるカイロを効果的な対処法

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

参考文献:

「疲労の科学・脳科学と抗疲労製品の開発」

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsbpjjpp/24/4/24_200/_pdf

「慢性的なストレスはからだに どのような影響を与えるか」

https://psych.or.jp/wp-content/uploads/2018/12/84-17-20.pd

二日酔いの原因と対策を徹底解説!年末の楽しい飲み会の翌日も快適に過ごすために

2024.12.28 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,,排尿,栄養・食事・飲み物,水分,生活習慣,胃痛,胃腸,脱水症,血流,頭痛,飲酒

皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、定期的にお体のメンテナンスに来られる患者様に、最近のお体の具合をお聞きすると、疲労感が抜けないというお悩みを訴えられました。

きっかけをお聞きすると、忘年会の席で、もともとお酒が全く飲めないのに、ジュースと間違って、お酒を飲んでしまってからだそうです。

甘いお酒だったので、途中まで気づかずに飲んだその日も気分が悪かったそうですが、その翌日に、朝、寝起きから、頭が痛くて体もだるい、いわゆる「二日酔い」状態になってしまったとのこと。

その日、一日中、頭が痛くて、それが治っても、体のだるさだけは、今も残ってしまっていると。

今回の患者様のケースは、特殊ではありますが、忘年会シーズンのこの時期は、お酒を飲む機会も増えて、ついつい楽しくて飲みすぎることも多いかと思われます。

そのために、翌日、二日酔いが発生して、体に不調をひきおこし、日常生活に大きな影響が出る方も少なくありません。

そこで今回は、二日酔いのメカニズムとその予防や対処法について紹介していきます。

このブログを最後まで読んでいただくことで、年末の飲む機会が増えるシーズンを、二日酔いにならずに、楽しく有意義に過ごせます。

 

 

 

二日酔いが起きるメカニズム

二日酔いは、お酒の飲み過ぎによって起こるのは間違いないのですが、このメカニズムはいまだにはっきりしていないのが現状です。

以下で、現在、二日酔いの要因として候補に挙げられていることを紹介させていただきます。

アセトアルデヒドの後遺症

お酒を飲むことで、体内にアルコールが入った際に、肝臓や筋肉でそれを分解するプロセスの途中で生じる物質に、「アセトアルデヒド」があります。

アセトアルデヒドは、さらに肝臓で、無害な酢酸に分解されますが、アセトアルデヒド自体は、人間にとって有害な物質です。

アセトアルデヒドによって、顔が赤くなったり、はき気、動悸、眠気などといったフラッシング反応を引き起こします。

お酒を飲んでいる最中のこれらの反応は、二日酔いの症状にも共通していることから、アセトアルデヒドが二日酔いの原因となっているのではないかという説がある。

しかし、二日酔いの方を検査しても、血中からアセトアルデヒドが検出される事は、ほぼないため、直接の原因とははっきりいえないとも。

 

プチ・アルコール依存症からに回復過程

アルコールを飲むと、理性や運動、記憶などに対する脳の機能に、混乱や変化が起こります。

アルコールを飲むことで起きた脳の機能が回復する過程で、はき気、動悸、冷や汗、手の震えといった症状が体に起きます。

この過程は、実は、アルコール依存症の方が、お酒を控えたときに起こす「禁断症状」です。

二日酔いも似たような症状が出るため、プチ・アルコール依存症からの回復過程で起きているのではないかという説もある。

こうした不快な症状を、アルコール依存症の方は、耐えることができないため、アルコールを終始飲み続け、脳が機能を変化を起こしっぱなしの状態にするのです。

二日酔いのときに、さらにお酒を飲む、いわゆる迎酒をすると、不快な症状がおさまるのは、禁断症状のミニバンが起きているのを迎え酒で抑えているという解釈ができます。

しかし、脳波検査を結果を見ると、アルコール依存症の禁断症状時と二日酔いの時では、正反対のパターンを示すことから、この解釈について異を唱えている研究もあります。

 

ホルモンの異常による脱水や低血糖

お酒に酔った状態から二日酔いの状態になっていく間に、尿の排泄を抑えるするホルモンの分泌が低下します。

それによって、お酒を飲むとトイレが近くなる現象が起きます。

体から尿の排出が増えると、体は脱水症状となり、二日酔いの症状でもある、口の渇きやはき気、けん怠感、頭痛が起こると考えられます。

また、アルコールの摂取で、血糖に関わるホルモンの機能が低下して、低血糖を引き起こし、低血糖の点型的な症状である、体がだるさや無気力、気持ちの悪さ、冷や汗、頭痛を引き起こします。

これらの症状も、二日酔の症状と共通することから、その原因と考えられている。

 

体が酸化や炎症の発生

人間の通常の状態は、弱アルカリ性です。

アルコールを飲むことで、体が酸性に傾き、二日酔いの状態でもそれは起こっています。

体が酸性に傾くことで、体の中でエネルギーの生成や細胞の機能が低下し、二日酔いで起きがちな疲労感が発生します。

また、このほか二日酔いの状態では、炎症反応の数値が高くなることも示されています。

つまり、アルコールの摂取によって体に起きる炎症が、二日酔いの要因とも考えられ、二日酔いを緩和するために、消炎鎮痛剤がある程度の効果があるのも、この説を肯定する根拠になっています。

 

お酒の中にある不純物

色がついてるお酒とそうでないお酒、そして醸造酒と蒸留酒によって、二日酔いのなりやすさに違いがあります。

例えば、ウイスキーとジンでは、ウイスキーの方が二日酔いを起こす起こしやすい、また、赤ワインと白ワインを比較すると、赤ワインの方が、二日酔いになりやすいと言う研究報告はあります。

つまり、お酒の色の元となる成分が多いことで、二日酔いが起きていると考えられます。

お酒に含まれる水とアルコール以外の成分は、コナジー(不純物)と呼ばれます。

コナジー(不純物)は、お酒の風味や個性を決める重要な要素です。

しかし、基本的に、コナジー(不純物)が多いお酒の方が、二日酔いを招きやすいとされています。

 

 

 

二日酔いを予防するためのお酒の飲み方

二日酔いを予防するためのお酒の飲み方を、以下で紹介させていただきます。

 

お酒を飲む前に食べる

アルコールの約90%は小腸で吸収されます。

そのため、胃の中でアルコールがとどまる時間が長いほど、吸収が遅れ、二日酔いの原因となるさまざまな要因を抑制できます。

そのためには、飲酒前や飲酒中にしっかりと食事をとることが重要です。

食事をとることで、胃の中にある食べ物が消化される際に、胃から小腸への入り口が狭くなります。

この状態により、胃の中にアルコールがとどまる時間が増えます。

また、肉、魚、大豆製品などたんぱく質や脂質を含む食品は、アルコールの刺激から胃を保護する役割も果たすため、飲酒中は積極的に食べることをおすすめします。

また、食事と一緒にアルコールを摂取することで、胃腸への負担が軽減されることも確認されています。

 

飲酒とともに水分の補給する

お酒を飲んだ量と同じくらいの水分を、摂取することも大切です。

アルコールには利尿作用があり、体から水分が失われ、二日酔いになりやすくなります。

飲酒中は、水が入ったチェイサーを横に置いて、すぐに水分の補給ができる環境を作ってください。

 

お酒のちゃんぽんは避ける

「ちゃんぽん」とは、異なる種類のお酒を混ぜて飲むことを指しますが、これ自体が悪酔いの直接的な原因ではありません。

問題は、複数の種類のお酒を飲むことで、どれだけのアルコールを摂取したかが把握しづらくなることです。

例えば、ビールから始めて日本酒やウイスキーに移ると、味が変わることで飲むペースが速くなり、気づかないうちに多くのアルコールを摂取してしまいます。

その結果、二日酔いが発生する可能性が高まります。

ですので、なるべく飲むお酒の種類を絞り、飲むスピードや量を意識することをおすすめします。

 

色付きのお酒は避ける

赤ワインやウイスキーなど色付きのお酒には、不純物(コナジー)が多く含まれています。

これらは二日酔いを引き起こす要因となるため、できるだけ避けて、ウォッカやジン、焼酎、白ワインなどの透明なお酒を選択してください。

ただ、これらのお酒もアルコール度数が高いので、やはり、飲むスピードや量も考慮してください。

 

 

 

 

二日酔いになった場合の改善法

二日酔いになってしまった場合の対処法を以下で紹介させていただきます。

 

十分な水分の補給

二日酔いになってしまった場合は、水分の補給が最優先です。

特に、スポーツドリンクや経口補水液は、アルコールを飲むことで起こる尿の排出で失われた水分だけでなく電解質も補給できるため、効果的です。

また、オレンジジュースなど甘い果物ジュースもおすすめです。

果物に含まれる果糖は、アルコールの分解を促進する作用があります。

オレンジジュースなどは、水分と果糖を同時に摂取できます。

 

過度に汗をかくことを避ける

ちなみに、二日酔いが発症したときに、サウナやお風呂で汗をかくことで、体からお酒を抜くといったことがおこなわれがちです。

しかし、サウナやお風呂にはいることで、体から水分が失われるため、かえって、二日酔いからの回復を遅らせる場合があります。

ですので、過度のサウナや入浴を避けて、なるべく体調が回復するまで無理せず安静に過ごすことをおすすめします。

 

二日酔いを改善するためのツボ

二日酔いの改善に効果のある「内関(ないかん)」というツボがあります。

ツボの位置は、手のひらを上に向け、手首を曲げた際にできる横ジワの中央から、肘に向かって指3本分、約45センチ進んだところが内関の位置です。

す両腕にあるこのツボを、心地よい刺激を感じる程度に、指で刺激してください。

 

 

 

 

まとめ

今回のブログでは、飲酒によって二日酔いが発症した原因として、以下のことを説明させていただきました。

・アセトアルデヒドの後遺症

・プチ・アルコール依存症からの回復過程

・ホルモン異常による脱水や低血糖

・体が酸化や炎症の発生

・お酒の中にある不純物

また、二日酔いを予防する方法として、以下のことを提示させていただきました。

・お酒を飲む前に食べる

・飲酒とともに水分の補給する

・お酒のちゃんぽんは避ける

・色付きのお酒は避ける

さらに、二日酔いが起こった場合の対処法について、以下のことを紹介させていただきました。

十分な水分の補給

・過度に汗をかくことを避ける

・二日酔いを改善するためのツボ

二日酔いは、日常生活に大きな支障をきたす可能性が高まるため、予防と早めのケアされることをおすすめします。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

もし、それでも、二日酔いからのお体の不調が続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関に受診されることをおすすめします。

当院でも、今回のブログで取り上げさせていただいたケースの二日酔いからのお体の不調のも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

また、他に、年末に起こるお体の不調への対策についてもブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

年末の繁忙期の長時間パソコン作業で起きる肩こりの要因と3つの肩こり予防準備動作

年末のお仕事の忙しのために起きる脳の疲労をいやして集中力と活力を取り戻す方法

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

参考文献:

e-ヘルスネット(厚生労働省)](https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-03-005.html)

忘年会での食べ過ぎが引き起こす胃の不調と胃の機能を改善するための3つのツボ

2024.12.21 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,栄養・食事・飲み物,水分,生活習慣,疲労,肥満,胃痛,胃腸,血流,飲酒

 

皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

年末になると、忘年会が開催されることが多くなります。

忘年会に参加して、仲間と一緒に美味しいお酒や料理を食べながら、会話を交わすのは非常に楽しいものです。

そんな楽しい場では、ついつい、いつも以上に飲んだり食べたりし過ぎてしまいます。

そうすると、次に日になると、胃のあたりにしんどさを感じる方が少なくありません。

先日も、50代男性の患者さんが、職場や友人との忘年会で、連日の食べ過ぎが続いた結果、翌朝になると胃に重たさを感じ、仕事に行ってもしんどくて集中できない状態になったそうです。

検査をしてみると、おなかや背中に張りや圧痛も出ており、その影響で肩こりや腰痛まで発症している状態でした。

当院での実例にような、食べ過ぎによる胃の疲れは、単に胃の不快感だけでなく、日常生活全体に影響を及ぼし、さらに他のお体の不調も呼び込む場合があります。

そこで今回は、食べ過ぎによる胃の不快感の原因とその対処法について紹介していきます。

このブログを最後まで読んでいただくことで、忘年会での食べ過ぎによる胃の不快感の原因が解消されて、快適に仕事や日常生活を送ることができます。

 

 

 

忘年会で食べ過ぎたことによる胃のトラブル原因

 

忘年会での食べ過ぎで、胃がしんどくなる原因として、以下の3つが主に考えられます。

 

消化器系への過度な負担

忘年会シーズンの暴飲暴食は、胃に大きな負担をかけます。

通常、胃に食べ物が入ると、胃が自動で波状に動き、それによって食べ物と胃酸が混じり合い、食べ物をかゆ状に消化します。

食べ過ぎると、胃が過度に広がってしまうことで、この波状の動きが鈍くなります。その結果、消化の不良が起こり、胃もたれや胃痛といった不快感を引き起こします。

 

胃酸過多による胃粘膜への刺激

食べ過ぎは、胃酸を過剰に分泌させます。胃酸の主成分は塩酸で、その強さは工業用の塩酸と同じぐらいの強さを持っています。

外食でのアルコールや脂っこいものや塩辛いものが胃に入ると、胃は自動的に胃酸の分泌を促進させます。

忘年会でそういったものを食べすぎることで、過剰な胃酸が分泌されて、強力な胃酸が胃の内側の粘膜を刺激し、炎症を引き起こすことがあります。

それによって、胃の疲れや痛みなどが引き起こされます。

 

ストレスと自律神経の乱れ

忙しい年末年始のストレスは、胃の調子を崩す一因です。

胃が自動的に働くのは、自律神経の働きによるものです。自律神経には、体を活動させるための交感神経と、体を回復させる副交感神経があります。

人間はストレスを感じると、体が活動モードである、交感神経が優位に動きます。交感神経が優位に働いているときには、胃腸の機能は抑えられます。

ストレスで交感神経が優位になり、胃腸の機能が抑制されているときに、忘年会で食べすぎると、十分な消化ができず、胃がしんどくなるという症状が引き起こされます。

 

 

 

忘年会後の胃痛を解消するためのツボ

 

食べ過ぎで胃がしんどい症状には、胃の機能を整える効果があるツボへの刺激が効果的です。

ここでは、胃の疲れを整えるための3つの重要なツボを、以下で説明させていただきます。

 

中脘(ちゅうかん)

中脘は、みぞおちとへそをを結んだ線のちょうど中間で、もしくは、へそから上に4本指分、上がったところにあります。

中脘への刺激方法としては、13回、人差し指、中指、薬指の3本の指の腹を使って、軽く円を描くように、20秒間、優しくさすってください。

 

足三里(あしさんり)

足三里は、ひざのお皿の下端から、指4本分、下がったところの、すねの骨の外側にあります。

足三里の刺激方法として、13回、左右の足で交互に、親指でツボを押し、円を描くように、20秒間、優しくさすってください。

 

裏内庭(うらないてい)

裏内庭は、足の裏にあり、足の人差し指の付け根と足の中指の付け根の間のくぼんだところにあります。

裏内庭の刺激方法として、13回、左右の足で交互に、親指でツボを押し、5秒ほど押し、3秒休むというリズムで、1分間、続けます。

 

 

 

まとめ

 

今回のブログでは、忘年会での食べ過ぎで、胃がしんどくなる主な原因として、以下の点を説明させていただきました。

・消化器系への過度な負担

・胃酸過多による胃粘膜への刺激

・ストレスと自律神経の乱れ

また、胃の不快感への対処法として、以下のツボへの刺激を紹介させていただきました。

・中脘(ちゅうかん)

・足三里(あしさんり)

・裏内庭(りないてい)

胃の疲れは、年末年始に向けて、日常生活に大きな影響を与えるため、早めのケアが重要です。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、それでも、胃の不調が続く場合は、専門の医療機関への受診をおすすめします。

当院でも、今回のブログで取り上げた胃の不快感にも対応していますので、お気軽にご相談ください。

 

また、他に胃腸の不調への対策を書いたブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

盲腸(虫垂炎)と胃痛の違いとは?見分け方を解説

ご高齢の方が腰痛を伴う正月の食生活からくる便秘となる理由とそれを解消するための方法

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

参考文献:

日本消化器病学会. (2021). 機能性ディスペプシア診療ガイドライン2021. https://www.jsge.or.jp/guideline/guideline/pdf/FD_2021.pdf

シニア女性に起きる秋の胃の不調の原因とそれを和らげるツボによるケア方法

2024.10.13 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,介護,家事,栄養・食事・飲み物,生活習慣,疲労,,胃痛,胃腸

 

 

 

皆さん、こんにちは。

加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

秋の涼しさを感じ始めたこの頃、シニア女性の方の中で、急に食欲が落ちて、料理を作るのもつらくなってしまったということはないでしょうか?

家族のために食事を作らなければいけないのですが、ご自身の胃の調子が悪いときは、大変つらい作業になってしまいます。

当院でも、ご家族の食事を作っておられる女性の方から、秋になると食欲不振や胃のむかつきについてのお悩みをよくお聞きします。

このような症状は、日常生活に大きな影響を与えかねません。

例えば、家族の食事を作る際に料理のにおいで、はき気をもよおしたり、体力が低下して家事がつらくなったりすることがあります。

また、栄養の不足による体調不良や、家族へに負担をかけてしまうことでストレスを感じてしまう問題も起こりやすくなります。

ご高齢の方の食欲の低下は、単なる一時的な症状ではなく、健康全体に関わる重要な問題なのです。

そこで今回は、シニア女性の秋の急な食欲低下の原因とその対処法について紹介していきます。

このブログを最後まで読んでいただくことで、秋の食欲の不振や胃のむかつきの原因が解消され、毎日の食事を楽しみ、家族との時間を心地よく過ごすことができます。

 

 

 

 

シニア女性の秋に起きる食欲不振の原因

秋に入ってから、シニア女性の方が、急な胃の不調が起きる原因として、以下のことが考えられます。

 

自律神経の乱れによる胃腸機能の低下

夏の暑さや家事、介護などの疲労やストレスが蓄積した状態で、秋の急な気温の寒暖差をうけることで、自律神経が乱れやすくなります。

体が受ける環境の変化に、無意識下で自動的に体を調整してくれる自律神経には、交感神経と副交感神経の2つの神経で構成されています。

交感神経は、体を活動させたりストレスに対応するために働く神経です。

体を活動させたりストレスがかかると、それに対応するために、交感神経が働いて、胃腸の動きを抑制して消化機能を弱めて、筋肉や心臓や肺などの機能を高め、体を活動しやすくさせます。

副交感神経は、体を回復させたりリラックスさせるために働く神経です。

食べたり飲んだりすることで、副交感神経が働いて、胃腸の機能を高めて、栄養を体に吸収させて、体を回復させます。

夏の暑さや家事の疲れなどのストレスが続いたことで、秋になっても、交感神経の働きが優位になり、副交感神経の働きが低下する状態が続き、その結果、ご飯を食べても消化機能がうまく働かず、胃の不調を引き起こします。

 

加齢による消化機能の低下

ご高齢の方が起こす食欲が低下する原因の一つとして、加齢に伴う消化の機能の低下があります。

加齢により、胃酸の分泌量が減少し、消化する力が低下します。

これにより、食べ物のすばやい消化や吸収が難しくなり、胃もたれや食欲不振につながります。

日本消化器病学会の研究では、70歳以上の約60%が、何らかの消化機能の低下を経験していると報告しています。

特に、夏の疲れが残る秋口は、この消化する機能の低下がより顕著になります。

その結果、胃のむかつきや食欲不振、さらには料理中のはき気といった症状が現れやすくなるのです。

 

機能性ディスペプシア

胃の検査をしても、特に、異常が見つからない胃の疾患として、「機能性ディスペプシア」というものがあります。

機能性ディスペプシアは、今後、国民病の一つになると予想されているほど、多くの方が発症される胃の不調の疾患です。

機能性ディスペプシアの症状として、

・食後のもたれ感

・少量の食事でお腹がいっぱいになる

・みぞおちの痛み

・胸焼け

・ はき気やげっぷ

などといった症状が6ヶ月以上前から始まり、3ヶ月以上続いている場合に診断されます。

明確な単一の原因は特定されていませんが、ストレスや過労による自律神経の乱れが主な要因として考えられています。

機能性ディスペプシアは、生命に関わる病気ではありませんが、生活の質に大きく影響するため、適切な診断と治療が重要です。

 

 

 

 

シニア女性の胃の不調に効くツボによるケア方法

食欲不振やはき気など、胃の不調を感じたら、まずは、胃に重篤な病気ががないかどうかを検査することが重要です。

専門の医療機関での診察を受けて、胃に異常がないことを確認した上で、以下のツボを使った胃のケア方法を実践してみてください。

 

裏内庭(うらないてい)

裏内庭(うらないてい)のツボの位置は、足裏の人差し指の付け根にあるふくらみのところにあります。

裏内庭(うらないてい)のツボを見つけたら、片足づつ、親指をツボに優しく押し当て、小さな円を描くように、5秒間、刺激します。

次に、反対側の足の裏内庭のツボも同じように刺激してください。

左右の足を交互に、3回づつ刺激してください。

 

足三里(あしさんり)

足三里(あしさんり)のツボの位置は、ひざのお皿の外側のくぼみから、指4本分下がったところにあります。

足三里(あしさんり)のツボを見つけたら、片足づつ、親指をツボに優しく押し当て、小さな円を描くように、5秒間、刺激します。

次に、反対側の足の足三里(あしさんり)のツボも同じように刺激してください。

左右の足を交互に、3回づつ刺激してください。

 

中脘(ちゅうかん)

 

中脘(ちゅうかん)のツボの位置は、みぞおちの真下、へそから上に指4本分のところにあります。

上向きに寝て寝て、中脘(ちゅうかん)のツボを見つけたら、指先で軽く押し、ゆっくりと円を描くように、5秒間、刺激します。

これらのツボ刺激は、当院でも患者様に指導している方法です。

ポイントとしては、きつい刺激は体を緊張させますので、気持ちがいい程度の圧で、ツボを刺激して、無理のない範囲で実践してください。

 

 

 

 

まとめ

今回のブログでは、シニア女性の方の胃のむかつきと食欲不振などの胃の不調が発症した要因として、以下が考えられることを説明しました。

・自律神経の乱れによる胃腸機能の低下

・加齢による消化機能の低下

機能性ディスペプシア

また、シニア女性の方の胃もたれへの対処法として、以下のツボによるケアを紹介しました。

裏内庭(うらないてい)のツボ刺激

・足三里(あしさんり)のツボ刺激

・中脘(ちゅうかん)のツボ刺激

食欲不振やはき気などの胃の不調は、家事や介護など、シニア女性の方の日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。

早めのケアが大切ですので、ぜひ今回、紹介させていただいたツボ刺激によるケア方法を試してみてください。

これらの方法が、みなさまの症状の改善のお役に立てれば幸いです。

もし、それでも胃の不調が続く場合は、お近くの専門の医療機関への受診をおすすめします。

加古川市の整骨院である当院でも、今回のような胃腸トラブルに対応していますので、お気軽にご相談ください。

また、他に、秋におきるお体の不調に関するブログも書いておりますので、参考にしていただければと思います。

 

夏から秋の季節の変わり目における朝の血圧が高まる原因と予防するための日常の対策

秋に入ると首が痛む方が増加する?その理由と対処法

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

参考文献:

1. 日本老年医学会. (2023). 高齢者の自律神経障害に関する調査報告. https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/

2. 厚生労働省. (2024). 高齢者の健康に関する実態調査. https://www.mhlw.go.jp/

3. 日本消化器病学会. (2023). 高齢者の消化器症状に関する疫学調査. https://www.jsge.or.jp/

 

女性必見!ストレスによる食べ過ぎからの胃痛への自宅でできるケア方法

2024.10.01 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,家事,日常生活の動作,栄養・食事・飲み物,生活習慣,疲労,胃痛,胃腸

皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

忙しい毎日の中で、ストレスを感じることが増えていませんか?

ストレス解消のために食べることは一時的な気分転換になるが、過度に食べ過ぎてしまうと胃の不快感を引き起こしてしまう場合があります。

当院でも、ストレスによる胃痛や食べ過ぎによる胃の不快感についてのお悩みをよくお聞きします。

実は、日本人の約3割がストレス性胃痛を経験しているという驚きの統計があります。

ストレスと胃痛の関係は、多くの方が悩まれている問題です。

胃の不快感は日常生活に大きな影響を与え、体のだるさや肩こりを引き起こすこともあります。

例えば、家事や趣味を楽しむ気力が失われたり、食事の時間が苦痛になったりすることがあります。

また、胃の不調が続くことで、仕事や人間関係にも支障が出てしまうかもしれません。

あなたも、このような症状で悩んでいませんか?

そこで今回は、ストレスで食べ過ぎて胃が痛くなる原因とその対処法について紹介していきます。

ストレス性胃痛や食べ過ぎによる胃の不快感は、適切な対処法を知ることで改善できる可能性があります。

このブログを最後まで読んでいただくことで、ストレスによる胃痛の原因が解消されて、日々の生活を快適に過ごし、家事や趣味を楽しむ日常を取りもどすことができます。

 

 

 

 

ストレスからくる食欲増加によって起きる胃痛のメカニズム

ストレスで食べ過ぎて胃が痛くなるという症状が発症する原因として、以下のことが考えられます。

 

ストレスによる食欲増加のメカニズム

ストレスと胃痛には、密接な関係があり、その一つがストレスによる食欲増加です。

ストレスを感じると、体内でコルチゾールというホルモンの分泌が増加します。

このホルモンは食欲を刺激し、特に、高カロリーの食品への欲求を高めます。

これは、ストレス下での生存本能が働いて、エネルギーとなるものを体に取り込もうとするためです。

例えば、重要なイベントの準備で緊張が続くと、無意識のうちに食べ過ぎてしまうのもそのためです。

日本肥満学会の調査によると、ストレスを感じている人の約60%が食欲の増加を報告しているそうです。

その結果、食べ過ぎによる胃への負担が増え、胃の不快感が引き起こされます。

 

ストレスによる胃酸の分泌増加による胃粘膜への刺激

ストレスは、胃酸の分泌にも影響を与えます。

通常、胃酸は、その強い酸によって、食物の消化を助け、有害な細菌を弱らせるなど、体を守る重要な役割を果たしています。

しかし、ストレスにより自律神経のバランスが崩れると、胃酸の分泌が過剰になることがあります。

これは、酸性雨が地面を侵食するように、胃粘膜を刺激し、炎症や痛みを引き起こします。

日本消化器病学会のガイドラインによると、胃酸関連疾患の患者の約60%が、ストレスや食生活の乱れを訴えているそうです。

その結果、胃の不快感や痛みが生じます。

 

 

 

重篤な病気のリスクとその他の症状

胃の痛みや不快感は、時として重篤な病気の初期症状である可能性があります。

例えば、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、まれに胃がんなどが隠れている場合があります。

これらの病気は、単なる胃痛とは異なり、以下のような追加症状を伴うことがあります。

・持続的な強い痛み

・はき気やおうと(特に血液が混じっている場合)

・急激な体重の減少

・大便が黒色である

胃の不快感が長期間続く場合や、上記の症状がある場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

 

 

 

 

ストレスによる食べ過ぎで起きた胃の不快感を和らげる3つのツボ

ストレスによる胃の不快感を和らげるツボ療法は、非常に効果的な方法です。

胃腸の調子を整えるツボを、以下で紹介させていただきます。

 

裏内庭(うらないてい)

 

ツボの位置

足の裏の人差し指の付け根にあるふくらんだ部分にあります。

刺激方法:

1. イスに座り、片方の足を反対側のひざの上に乗せます。

2. 親指で裏内庭を見つけ、中程度の力で押します。

3. 5秒間押し、2秒間緩めるを10回繰り返します。

4. 反対側の足も同じように刺激してください。

 

足三里(あしさんり)

位置:

ひざのお皿の下の外にくぼみから、指3本指分下がったところから、指1本分外側の部位です。

刺激方法:

1. イスに座り、片方の足を伸ばします。

2. ひざのお皿の下方の外側にあるくぼみから3本指分下がり、そこから指1本分外側の位置で足三里を見つけます。

3. その部位を親指で円を描くように、1分間ほど、優しく刺激します。

4. 反対側の足も同じように刺激してください。

 

中脘(ちゅうかん)

位置:

みぞおちから、へそに向かって2本指分上の部位です。

刺激方法:

1. 上向きに寝ます。

2. みぞおちから、へそに向かって2本指分下がったところに、中脘を見つけます。

3. その部位を、3本の指の腹を使って、1分間ほど、優しく円を描くように刺激します。

これらのツボ療法は、123回、特に、食前や食後におこなうことをおすすめします。

日本東洋医学会の研究によると、これらのツボを定期的に刺激することで、ストレスによる胃の不快感を訴える患者の約70%に症状の改善が見られたとの報告があります。

ツボ刺激による胃の不調をケアする際の注意点として、過度な刺激は避け、心地よいと感じる程度の力加減でおこなうことが重要です。

また、体調が優れない場合や、妊娠中の方は、事前に医療専門家に相談することをおすすめします。

ストレス性胃痛対策としてのツボ療法は、薬を使わずに自然な方法で症状を和らげることができる点が大きな利点です。

しかし、症状が、長期間、続く場合や、急激に悪化する場合は、必ず専門の医療機関を受診してください。

 

 

 

 

まとめ

今回のブログでは、ストレスで食べ過ぎて胃が痛くなる症状が発症する要因として、以下のことを説明しました。

・ストレスによる食欲増加のメカニズム

・ストレスによる胃酸の分泌増加

・重篤な病気のリスク

また、この症状への対処法として、以下を紹介させていただきました。

・ツボ療法(裏内庭、足三里、中脘)

ストレス性胃痛は、日常生活に大きな支障をきたす可能性が高まるため、早めのケアをおすすめします。

皆さま、ぜひこれらの方法を実践してみてください。

そのための方法として、今回紹介させていただいたことが、皆さまのお役に立てれば幸いです。

もし、それでもストレスによる胃の不快感のお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関に受診されることをおすすめします。

当院でも、今回のようなストレスで食べ過ぎたことによる胃の不快感に対応していますので、お気軽にご相談ください。

また、他にも生活習慣改善によるお体の不調への対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

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監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

 

参考文献:

1. 日本肥満学会. (2022). ストレスと肥満に関する実態調査. https://www.jasso.or.jp/data/pdf/news20220401.pdf

2. 日本消化器病学会. (2021). 機能性ディスペプシア診療ガイドライン2021. https://www.jsge.or.jp/guideline/guideline/pdf/FD_2021.pdf

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