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指のしびれ | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
皆さん、こんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
寒くなってくると、どんなに厚着をしていても、体に冷えを感じます。
特に、手の指先は、暖房の効いた部屋に入っても、なかなか温まってこないことが多いです。
先日も、当院に来院されたデスクワーカーの50歳代の女性の方が、指先の冷えのお困りごとを話されました。
その内容としては、手先が冷えることで、指先の動きが鈍くて、デスクワークでパソコン作業のためにキーボードを打つスピードが鈍くなり、作業が滞ってしまうと。
また、指先の冷えによって、握力も低下して、ペットボトルのフタが開けづらかったり、水筒を握り損ねて落としてしまったりするそうです。
この患者様のように、冬場の気温の低下により、手先の冷えて、仕事や日常生活に支障が出てしまう方が少なくありません。
そこで今回は、冬場の指先の冷えで体に起こる影響とその対処法について紹介していきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、指先の冷えを解消し、日常生活での動作をスムーズにできます。
血液は、37度ほどの温度を持っており、それが全身に流れることで、体は体温を保たれ、その温度により体の各組織が機能します。
冬になり気温が低下すると、その寒さに体の熱が奪われ、体の各機能が低下するためる、体温を保持しようとします。
そのため、体は生命の維持に必要な体の中心部にある内臓に血液を集めるようになり、体の末端にある指先や足先への血流が低下します。
また、血液の温度が寒い外気に奪われないため、血管を収縮させて、体の表面に流れる血流の量を少なくします。
指先は、体の中でも血管が細いため、寒さで血管が収縮することで、特に、冷えます。これらの反応は、体を自動的に調整する自律神経によるものです。
自律神経は、体を活動させたり守るモードにする交感神経と体をリラックスさせたり回復させるモードにする副交感神経に別れます。
人間が寒さを感じると、生命の危機と体が感じて、交感神経が優位に働きます。交感神経が働くと、体が血管を収縮させるモードとなります。
寒い環境による自律神経の働きによっても、指先の冷えが起きます。
指先の冷えを感じた際に、指先を温めてもなかなか回復しない場合があります。
その場合は、指先から離れた部分を温めることで、指先の乱れた血管の走行が回復して、血流が良くなるという研究報告がされています。
その指先の冷えに有効な指先から離れた部位と温め方を、以下で紹介させていただきます。
首には太い血管が通っているため、首を温めることで、温かい血液を指先に送ることができます。
また、首を温めると自律神経のうちの体をリラックスさせて血管を広げる副交感神経の活動が活発になります。
その結果、指先の冷えが改善される場合があります。首にカイロを当てる方法ですが、
・マフラーやネックウォーマー、タートルネックの服の上からカイロを貼る
・首専用のカイロである「かけぽか」(https://lecinc.jp/wellness/kakepoka/)を利用する
などの方法で首を温めてください。
肘の周辺は筋肉が薄いため、肘にカイロを貼ると、肘を通る血液が温まり、指先の冷えの改善が見込まれます。
肘の動きを邪魔をしない、肘の上の部分に、カイロを貼ると効果的です。
肘のサポーターや長袖のシャツの上から貼ってみてください。
カイロを首や時に貼る注意点としては、カイロによる低温ヤケドに気をつけてください。
そのためには、直接、皮ふに当てるのではなく、服やサポーターなどを介して、カイロで首や肘を温めてください。
また、カイロをふわっと体に当てるようにして、押し付けるようにカイロを体に当てることは避けてください。
今回のブログでは、冬の指先の冷えが発症したのは、以下の原因が考えられます。
– 血液が中心部に集まり、末端への血流が低下するため
– 寒さによる血管の収縮
– 自律神経の働きによる影響
また、指先の冷えの対処法として、以下の解決法を紹介させていただきました。
– 首をカイロで温める
– 肘の上をカイロで温める
指先の冷えは、日常生活に大きな支障をきたす可能性が高まるため、早めにケアされることをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、それでも冬の指先の冷えのお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関に受診されることをおすすめします。
当院でも、今回のブログで取り上げさせていただいたケースの指先の冷えによるお体の不調にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
また、他に冬の冷えによるお体の不調への対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:「冷え感を有する健康人におけるカイロ加温の部位別検討試験」https://www.jstage.jst.go.jp/article/onki/advpub/0/advpub_2330/_pdf/-char/ja
皆さん、こんにちは。
加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
秋の訪れとともに、急に寒くなってきましたが、こういった時期は、体調の不良が起こりやすいです。
その体調の不良の中に、脳梗塞やクモ膜下出血など、脳に関する生命に関わる病気があります。
テレビで注意喚起の放送がされたり、ご近所のかたが発症されたというお話を聞いて、他人ごとではないと、不安に思われる方も多いのではないでしょうか?
当院でも、そういったことに不安を感じておられるお話をよくお聞きします。
私自身も、身内が脳梗塞の発症直後に現場に、3度、居合わせたことがあり、そのときは、病院で救急の対応をしていただいたおかげで大丈夫でしたが、素早く的確な判断と対処が必要なことを実感しました。
そこで今回は、秋の気温低下に起こりやすい脳の疾患の特徴とその際の対応方法について、紹介させていただきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、秋に起こりやすい脳の病気を理解して、適切な判断を下すためのヒントを得ることができます。
秋の寒さによって引き起こされる脳の病気として、以下のものが代表的なものと考えられますので、病名とその症状の特徴を説明させていただきます。
脳梗塞(のうこうそく)
・脳の血管が、何らかの影響で詰まり、血流が途絶えることによって発生する
・突然の片側のマヒやしゃべることの障害が起こる
・ご高齢の方や高血圧、糖尿病の方は、発症のリスクが高い
・朝方に発症しやすいとされている
脳出血(のうしゅっけつ)
・脳内の血管が破れて出血する状態
・突然の激しい頭痛、はき気やおうと、意識の障害が特徴
・主な原因は高血圧で、活動時に起こりやすいとされている
くも膜下出血(くもまくかしゅっけつ)
・脳動脈のこぶになっている部分が破裂して出血する病気
・「頭を殴られたような」激しい頭痛が突然起こる
・女性に多く見られ、季節や時間帯に関係なく発症する可能性がある
一過性脳虚血発作(TIA)
・一時的に脳への血流が不足する状態で起きる
・症状は24時間以内に消失するが、その後に脳梗塞を発症するリスクが高い
– 高齢者や心疾患患者にリスクがあります。
これらの脳の血管の病気で、共通して現れる主な症状には以下のようなものがある。
1. 突然の頭痛
特に、くも膜下出血では「バットで殴られたような」激しい頭痛が特徴。
2. 意識の障害
軽度の意識がもうろうとすることや意識がなくなるなど、意識の障害の程度はさまざまです。
3. マヒ
片側の手足や顔面のマヒが、突然、現れることが多い。
4. 言語の障害
しゃべろうとしても言葉が出にくい、ろれつが回らないなどの症状が現れる。
5. 視覚の異常
視野が欠ける、物が二重に見えるなどの症状が起こることがある。
6. めまいや平衡感覚の障害
立ったり歩いたりしようとしても、めまいが起こったり、バランスが取れなかったりと、動作に障害が出ることがある。
7. はき気やおうと
突然、頭痛や意識の障害に伴って、はき気やおうとが起きることがある。
8. 感覚障害
手足のしびれや感覚が鈍くなる症状が現れることがある。
共通した症状の中でも特に、
・顔のゆがみ
・腕のマヒ
・言語の障害
が突然現れた場合は、速やかに、専門の医療機関を受診することが重要です。
ただし、症状の現れ方や程度は、障害を受けた脳の部位や範囲によって異なります。
また、これらの症状が全て同時に現れるわけではなく、個人差があることに注意が必要です。
寒暖差が大きいと脳の病気のリスクが高まることが確認されています。
以下に、そのメカニズムと影響について説明します。
寒暖差が激しい環境では、体が気温の変化に対応しようとして血管が収縮し、血圧が急上昇することがあります。
特に、朝方の寒さから昼間の気温上昇にかけて、その日の気温の差が、8〜10度以上になると、脳梗塞や脳出血などが発症するリスクが高まります。
脳の病気が発症しやすい時間帯は、特に、午前6時から午前10時頃です。
この時間帯は、「モーニングサージ」と呼ばれる時間帯であり、この時間帯に血圧が急上昇しやすいことから、脳卒中や脳梗塞などの発症リスクが高まります。
このため、ご高齢の方や高血圧の方は、この時間帯の活動を控えたり、適切な室温や体温の管理をおこなうことが推奨されています。
脳梗塞や脳出血などが疑われる場合、迅速な対応が生命を救うカギです。
以下に、具体的な対処法を説明させていただきます。
脳梗塞や脳出血などの疑いがある場合、まず、最初に行うべきことは、冷静に「119番」に電話して、救急車を呼ぶことです。
電話をした以降は、電話先のオペレーターの指示を受けて、動いてください。
脳の病気の症状がそれほど出ていなくて、救急車を呼ぶと大ごとになると思われ、迷われる方もいらっしゃると思われます。
その際には、「♯7119」に電話をしてください。
7119は、急な病気やケガで救急車を呼ぶべきかどうか迷ったときに、医師や看護師、専門の相談員に電話相談できるサービスです。
しかし、「♯7119」のサービスを受けられる地域は限られています。
7119のサービスを受けられる地域は、
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/items/appropriate006_01_kyukyu_anshin_01.pdf
からご確認ください。
7119のサービスを受けることができない地域にお住まいの方は、各市町村が設置している救急医療相談を、ネット調べたり役場に電話をしていただき、適切なアドバイスを受けてください。
例えば、兵庫県加古川市の場合は、
兵庫県全体でしたら、
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf15/hw11_000000003.html
に救急医療相談への電話番号が書かれています。
脳梗塞や脳出血は、早く対応する必要があります。
少しでも脳の疾患の疑いがある場合は、救急車を呼ぶ以外の対応として、すぐに、かかりつけの医師への相談するか、脳外科へ受診されることをおすすめします。
脳の病気で救急車を呼ぶべきか、医療機関に受診すべきかの判断に迷ったときに、全国版救急受診アプリ「Q助」を利用してください。
アプリ内で、質問に回答し、病気への救急対応のアドバイスを提供してもらえます。
詳しくは、
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/items/appropriate003_01_qsuke_chirasi.pdf
に書かれています。
スマホに無料でダウンロードできますので、あらかじめダウンロードされておくことをおすすめします。
今回のブログでは、秋の寒暖差で起こりやすい脳の病気とその特徴、そして、その対処法について紹介させていただきました。
脳梗塞やくも膜下出血などの脳の病気は、生命に関わる病気であり、迅速な対応が鍵です。
また、一過性脳虚血のように、一時は脳の病気の症状が出るが、24時間以内に消えて、その後、再び脳梗塞が起きる可能性が高い脳の病気もあります。
救急車を呼んだり脳外科に受診するのは、たいそうだと思いがちですが、少しでも疑いがある場合は、今回、紹介させていただいた対応を適切におこなってください。
また、秋になって、今回のケース以外でも、他のお体の不調を感じられる場合は、お近くの病院や治療院など専門の医療機関を受診されることをおすすめします。
当院でも、秋のお体の不調に対する施術をおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。
当院のブログでは、他に、以下のような秋に起こりやすいお体の不調への対策を書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
パソコン作業をしていたら、「親指の付け根が痛い・・・」ということはないですか?
現代において、デスクワークのお仕事をされている方は、パソコンによる作業が、大半を占めるかと思われます。
パソコンは、作業効率もよく、大変便利なものですが、長時間、パソコン作業をしていると、体に負荷がかかり、お体にいろいろな不調が出ます。
パソコン作業で引き起こされる体の不調の中の一つとして、親指のつけ根を曲げたり伸ばしたりするときに痛みがあります。
当院でも、このお悩みについてよく相談を受けます。
50代の女性患者さんの例をお話しします。
彼女は事務職で、1日の大半をパソコン作業に費やしています。1週間前から、左親指のつけ根に痛みを感じるようになりました。
キーボードを打つときや電話の受話器を持つときに痛みが響き、仕事の効率が落ちてしまいました。さらに、買い物袋を持ち上げたり、洗濯物を干したりするときにも痛みが出るため、家事もつらくなってしまいました。
彼女は「手を使うと痛みが出るので、使うのが怖い」と不安を感じているとのことでした。
こういった実例のように、この症状は、仕事中のタイピングや電話対応、家事での物の持ち運びなど、あらゆる場面で日常生活に支障をきたします。
そこで今回は、親指のつけ根を曲げたり伸ばしたりするときに痛みが起きるメカニズムと、日常生活でできる対処法について紹介させていただきます。
このブログを読むことで、親指の付け根の痛みの原因や対処法について理解を深めることができ、この情報が皆さんの日常生活の質の向上につながります。
デスクワークで、パソコン作業をすることで、親指の付け根に痛みが引き起こされる原因は、以下のことが考えられます。
デスクワークで、長時間、パソコンを使用すると、親指の付け根に痛みが生じることがあります。
これは、キーボードやマウスを操作する際、親指を曲げたり伸ばしたりと、反復して繰り返し使う動作によって、親指の付け根に炎症が起きている可能性が高いです。
指は、指についている「けん」(腱)と糸のようなものが、それをおおう「けんしょう」(腱鞘)という筒の中を滑って、動かされます。
繰り返し指を使っていると、「けん」(腱)と糸のようなものが、それをおおう「けんしょう」(腱鞘)という筒に擦れすぎて、炎症が起こります。
この炎症は、まるで指輪が指にぴったりとはまっている状態のようなものです。
通常、指と適正にはまっている指輪は、指の上をスムーズに動きますが、指がむくんだり、指輪の内側に汚れがたまったりすると、動きが悪くなり、指が痛くなったりします。
同様に、けん(腱)がけんしょう(腱鞘)の中で摩擦を起こし、炎症が生じることで、スムーズな動きが妨げられ、痛みを引き起こすのです。
特に、50代の女性の方は、加齢による組織の弾力性の低下も相まって、この症状が出やすくなります。
パソコン作業中の姿勢も、親指の付け根の痛みの原因です。
特に、画面が体の正面ではなく、右側や左側にあり、常に体を右や左にひねって作業をしている場合、手首に余計な負担がかかります。
これは、曲がった水道管に水を流すようなもので、自然な流れを妨げ、曲がった部分に水圧の力がかかるのと同様に、不自然な作業姿勢によるマウスやキーボード作業が、親指の付け根に過剰な負荷を書けるようになり、その結果、親指の付け根に痛みが発生しやすくなります。
デスクワークに集中するあまり、休憩を取らずに長時間作業を続けることも、手の痛みの原因です。
休憩をとらずに作業を続けると、手首や指の筋肉が疲労し、関節に過度の負担がかかります。
これは、休憩をとらずに長時間走り続けると足に痛みが出るのと同じ原理で、負担時間の増加が、親指の付け根の痛みを引き起こします。
仕事のストレスも、間接的に手の痛みを引き起こす要因です。
仕事で、ストレスを感じると、体が緊張し、無意識のうちに力が入ってしまいます。
これにより、キーボードやマウスを必要以上に強く握ったり、たたいたりしてしまい、手首や指に余計な負担がかかります。
そうすることを繰り返すことで、親指の付け根に痛みが発症するリスクが高まります。
これらの原因を理解し、適切な対策を取ることで、親指の付け根の痛みを軽減し、快適なデスクワーク環境を整えることができます。
その方法について、次章で紹介させていただきます。
パソコン作業で、親指のつけ根を曲げたり伸ばしたりするときに痛みを感じるへの有効な対処法として、以下のことを紹介させていただきます。
パソコン作業は、指から手首、肘や肩にかけて、同じ方向にねじるような動作です。
そのねじれを、整えることで、親指の痛みが緩和され、その方法として、ストレッチが有効です。
以下で、パソコン作業による親指の根本の痛みを緩和させるためのスストレッチ方法を紹介させていただきます。
・片方の腕を前の伸ばして、手のひらを上に向けます。
・もう片方の手で、伸ばした腕の手の指の上に置いて、手首を手の甲側にそらし、5秒間、保持します
・反対側の手も、同じようにおこなってください。
・これを、左右の腕で、3回づつ、繰り返しておこなってください
・片方の手の親指を、もう片方の手でつかみます。
・つかんだ手で、親指を優しく、ゆっくりと、痛みを感じない程度の力加減で、引っ張り、5秒間、保持します
・反対側の手も、同じようにおこなってください。
・これを、左右の腕で、3回づつ、繰り返しておこなってください
・両方の手を同時に、軽く握り、グーの状態で、5秒間、保持します
・次に、両方の手を同時に、大きく開いてパーの状態にし、5秒間、保持します
・これを3回、繰り返してください
エルゴノミクスキーボードは、手首への負担を軽減し、自然な姿勢でタイピングができるよう設計されています。以下の点に注意して選択してください。
・分割型キーボード:左右の手で自然な角度を保てるもの
・傾斜型キーボード:手首を自然な角度に保てるもの
・パームレスト付きキーボード:手首をサポートできるもの
研究によると、エルゴノミクスキーボードの使用により、手首の負担が約30%軽減されるという結果が出ています。
ただし、急激な変更は逆効果の可能性があるため、徐々に慣れていくことが大切です。
以下に、エルゴノミクスキーボードの販売リンクを貼り付けましたので、参考にしていただければ幸いです。
https://www.amazon.co.jp/s?k=%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%82%B4%E3%83%8E%E3%83%9F%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89&__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=O38FVYKX0SIR&sprefix=%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%82%B4%E3%83%8E%E3%83%9F%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89%2Caps%2C204&ref=nb_sb_noss_2
パソコンの適正な作業姿勢は、手首への負担を軽減し、親指の付け根の痛みの予防に役立ちます。パソコンの適正な作業姿勢として、
・イスの高さを調整し、足裏全体が床につくようにする
・背筋を伸ばし、肘が90度になるようイスの高さを調整する
・キーボードは、体の正面に置き、肘から15〜20cmほど離れた位置に設置する
・パソコンのモニターは、目線よりやや下になるように調整し、パソコンのモニターと目との距離は、40〜70cmを保つ
常にこれらの姿勢を保つことは難しいかもしれませんが、気がついたときでいいので、適正なパソコン作業の姿勢をしてみてください。
長時間のデスクワークは、親指の付け根の痛みを発症させるリスクを高めます。以下のような休憩の習慣を取り入れてください。
・1時間ごとに、5分程度の小休憩をとる
・休憩中に、先ほど紹介したストレッチをおこなう
・2時間に1回は、立ち上がって軽く歩くなど、体全体を動かす
研究によると、定期的な休憩とストレッチを行うことで、親指の付け根の痛みの症状が、約40%改善されたという報告があります。
親指のつけ根の痛みでお悩みの皆さま、今回のブログはいかがでしたでしょうか。
デスクワークによる手の痛みの主な原因は、長時間のパソコン作業による親指のつけ根の炎症や不適切な作業姿勢、休憩の不足、そしてストレスによる筋肉の緊張です。
これらの問題に対して、ストレッチ、適切な作業環境の整備など、自宅や職場ですぐに実践できる対策をご紹介させていただきました。
お仕事は、毎日、続くことですので、早めのケアが大切です。
今日から、少しずつでも対策を始めててください。
適切な対策を行うことで、仕事の効率アップはもちろん、日常生活の質も向上します。今回、紹介した方法が、皆様のお役に立てれば幸いです。
それでも、パソコン作業による親指の付け根の痛みの症状が改善しない場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関への受診をおすすめします。
当院・ひさき鍼灸整骨院でも、今回のようなお悩みにも対応しておりますのでお気軽にご相談ください。
また、当院のブログでは他にも、オフィスワーカーの方々に役立つ情報を多数公開しています。ぜひ、他の記事もチェックしてみてください。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
先日、小学校教師の40歳代女性の方が、首の痛みがでると、親指がしびれるとのお悩みで来院されました。
指はずっとしびれているわけではなくて、仕事が忙しくなり、首に痛みを覚えると発症するそうです。
指のしびれがでると、チョークを握る力だ弱くなって、授業に支障がでるとのこと。
また、首の痛みは、そのしんどさで、気分が悪くなったりやる気が落ちるともおっしゃっておられました。
小学校の先生方の仕事内容をお聞きすると、授業以外にも雑務が山積みで、本当にハードなので、こういった症状が発症するのもわかるような気がします。
そこで今回は、40歳代女性の小学生教師の方が、首の痛みを感じると親指がしびれる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、首の痛みからくる指のしびれを解決して、小学校教師のお仕事をスムーズにおこなえます。
文部科学省の「学校保健統計」によると、
小学校1年生の平均身長は、
・男子:116.5センチメートル
・女子:115.6センチメートル
小学校6年生の平均身長は、
・男子:で145.2センチメートル
・女子:146.7センチメートル
と報告されています。それに対して。
40歳代女性の平均身長は、158.1センチメートルです。
つまり、40歳代女性の教師の方が、小学生と接する際には、常に視線が下で、頭が前に傾く姿勢になりがちです。
また、授業以外の業務で、パソコンを使っての事務作業が、かなりの時間を費やすことをよくお聞きします。
長時間、パソコン作業をすると、画面に顔を近づけるため、こちらも、頭が前に傾く姿勢をとりがちです。
小学校教師の方は、どうしても頭が前に傾くような姿勢の崩れが発生します。
頭の重量は、成人ですと4〜5キログラムもあり、だいたいボーリングの玉の重さと同じぐらいです。
首の上に頭がのっているので、まっすぐに立って、姿勢がいい状態でしたら、頭を支える首への負担は、そのままの重さの4〜5キログラムです。
しかし、頭が前に倒れる角度が15度になると首へのかかる負担が、12キログラムに増加します。
さらに、30度、頭が前に倒れると18キログラム、45度で22キログラムと、角度がキツくなるほど首への負荷が増加します。
小学校の教師のお仕事をされている限り、頭が前に傾く姿勢は避けられないことからも、首の痛みが発生するのは、小学生教師の方に起こる特有の職業病ともいえます。
常に指にしびれがでている場合は、糖尿病や脳の病気、首のヘルニア、肘や手のひらに問題があるといったことが考えられます。
しかし、今回の患者様のように首の痛みが発生するに伴って指のしびれがでて、首の痛みがなくなると指のしびれがおさまるということでしたら、首の骨のゆがみが要因になっている可能性が高いです。
というのも、指を動かしたり、指でものを触ると感じる働きがある神経の根本は、首からでています。
首の骨は7本ありますが、親指や人差し指は、首の5番目と6番目の骨の間から出ている神経に支配されています。
また、中指首の6番目と7番目の骨の間から出ている神経に、薬指と小指は首の7番目と胸の1番目の骨の間から出ている神経に支配されています。
つまり、首の骨の配列のゆがみやその周辺の筋肉の緊張などで、神経が圧迫されると、しびれが発症します。
小学生と対するために常に視線が下に向けたり、パソコン作業で頭を前に傾ける姿勢では、首の骨の5番目に最も負荷がかかると言われています。
ということは、5番目からでる神経が親指と人差し指を支配しているため、しびれやチョークがつまみにくいといった障害ででやすくなります。
首の痛みに伴って起きる指のしびれへの対処法は、以下で紹介していきます。
頭が前に傾いた姿勢でいると、その状態で首の皮ふが固まってしまいます。
頭と首の位置関係を修復するためにも、首の皮ふへの刺激を加えて緩ませる必要があります。
そのために、以下の方法でおこなってください。
頭を前に傾けた状態で、首の後方の根本に両手を当てて、前外方に皮ふを伸ばします。
そのままゆっくり、頭を上げて、まっすぐ前を向いて、10秒間、キープします。
次に、頭を前に傾けた状態で、あごの下の首に手を当てて、皮ふを後方に伸ばします。
そのままゆっくり、頭を上げて、まっすぐ前を向いて、10秒間、キープします。
これを、3回、交互に繰り返してください。
頭と首の位置を整えるためには、その土台となる胸の部分をしっかりさせる必要があります。
そのために、以下の方法でおこなってください。
手のひらを前にして、耳の横で両手を上げてください。
腕を脇につけるように肘を曲げて手を下ろして、そのまま10秒間、キープしてください。
その際に、胸を開いて背中の肩甲骨同士を引っ付けるイメージでおこなってください。
これを3回、繰り返してください、
頭と首の位置関係を体に覚えてもらう必要があります。
そのために、以下の方法でおこなってください。
人差し指であごを後ろに押して、ノドの上方あたりに力が入っていることを意識して、10秒間、キープしてください。
この際に、アゴを下に傾けるんではなく、頭を後上方に引くイメージでおこなってください。
これを3回。繰り返してください。
小学校の教師の方の平均の業務時間を統計したところ、11時間15分と、一般企業に比べても、相当、長いです。
実際、小学生の教師の方とお話しさせていただくと、常に、忙しさと人手不足だとお聞きして、このようにお体に不調がせるのも無理はないと感じます。
そういった大変な教師の方のお仕事を少しでもスムーズにおこなえるように、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも首の痛みがでるたびに指にしびれがでてしまうお悩みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、前屈みの姿勢のお仕事で起こりがちな体のトラブルへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広