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太ももの痛み | ひさき鍼灸整骨院 - Part 2の記事一覧
春になると、いろいろな花が開花し始めて、特にシニアの女性の方から、ご自宅でガーデニングの作業をされるお話をよくお聞きします。
ガーデニングで、体を動かしたり、日光や風にあたって感覚を刺激することで、心身ともに健康を促進する効果が高いと言われています。
その一方、地面に近づいて作業する必要があるため、長時間、「しゃがむ」動作を取るため、体に負荷をかけることが多くなります。
それによって、肩や背中・腰・ひざなどに、痛みが出てしまうシニアの女性の方が、当院でも少なくありません。
そこで今回は、ガーデニング作業でしゃがむ姿勢を体に負荷を少なくスムーズにとれる条件とそれを促進させる方法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、しゃがみこんでのガーデニング作業によって、体を痛めることを防ぐことができます。
ガーデニング作業でのしゃがむ姿勢をスムーズにとるための条件
一昔前の日本では、畳の部屋での寝起きや和式トイレなど、しゃがみ姿勢は日常的にとっていました。
しかし、近年、日常生活が洋式になり、しゃがみ姿勢をする機会が減少しました。
そのため、しゃがみ姿勢の研究によると、年齢に関係なく、全体の20パーセントの方が、安定的にしゃがみ姿勢ができないという報告がされています。
以下で、スムーズにしゃがみ姿勢をとることができるための条件について紹介させていただきます。
しゃがみこむ姿勢は、・股関節・ひざ関節・足関節を最大限に曲げ込むことでおこなえます。
各関節に支障があると、それを代償するために他の関節に過剰な負荷をかけてしまいます。
特に、足関節の可動性が、しゃがみ姿勢が安定的にできるかを左右されると研究報告がされています。
足関節は、一般的には足の甲側に20度に曲がれば、正常とされています。
しかし、しゃがみ姿勢の足首の曲がる角度は、21〜34度あたりまで曲がることが必要とされます。
反対に、足関節が、足の甲側に曲がる角度が、15度以下になるとしゃがみ姿勢が困難になります。
ですので、股関節、ひざ関節、そして特に足関節の可動域を広げていくことが、しゃがみ姿勢を柔軟にできる条件となる。
立っているときは、多少、重心バランスが崩れても、動ける幅が広いので、ある程度は柔軟に対応できます。
しかし、しゃがみ姿勢は、各関節を曲げ込んでいいるため、重心のバランスをとる幅がせまくなり、非常に不安定な姿勢です。
しゃがみ姿勢での重心バランスは、足の裏が地面にしっかりと接地して、重心が前方にあることで安定します。
反対に、しゃがみ姿勢で重心バランスを後ろにすると、そのままひっくり返るか、ひっくり返らないよう踏ん張るために、筋肉を過剰に使います。
そのことで、しゃがみ姿勢が体に痛みや疲労を発生させます。
先ほどの「正常な関節可動域」の項目で、足関節の可動域が重要だと述べました。
それは、しゃがみ姿勢で前に重心バランスを持っていくために、足首をしっかり曲げることが必要なためです。
しゃがみ姿勢をスムーズにとるためには、以下のような筋肉の状態であることが重要です。
・姿勢を安定させる背中とおなかの筋肉の共同するバランスが良いこと
・最大可動域まで曲げる股関節、ひざ関節、足関節周辺の筋肉の柔軟性が高いこと
・しゃがみ姿勢の時に前方に重心を維持するスネの筋力が十分であること
・しゃがみ姿勢で土台となる骨盤の位置を維持するためにお尻の筋肉量と柔軟性が十分であること
以上のような条件が整うことで、しゃがみ姿勢をスムーズに取ることができます。
ガーデニングでしゃがむ動作をする際に、体への負荷を最小限にするためのポイントを以下で紹介していきます。
しゃがむ姿勢をとるために必要な、股関節・ひざ関節・足関節の可動域とその周辺の筋肉の柔軟性を促進するストレッチを以下で紹介していきます。
片方の足を前に出して、ひざを90度に曲げます。
もう一方の足を後ろに伸ばし地面にひざをつけます。
両手で地面につけて体を支えながら、重心を前に移動します。
後ろに引いた股関節の前面が伸びるのを感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。
反対の足も同じようにおこなってください。
足をクロスした状態で立ちます。
その状態のまま、体の力を抜いて前に倒したときに、後ろの足の太ももからひざ裏が伸びるのを感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。
反対の足も同じようにおこなってください。
足を軽く前後にひざを伸ばした状態でひらき、かかとも地面につけます。
前に出した足のひざを曲げながら、体の重心を前に移送して、ふくらはぎが伸びるのを感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。
反対の足も同じようにおこなってください。
片方の足のつま先と足の甲を床につけます。
そのまま、すねを前に押しだし、足のつま先と足の甲を床に押し付けてください(強くすると痛めますので軽い力で押し付けてください)。
足首の前面が伸びるのを感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。
反対の足も同じようにおこなってください。
以上のようなストレッチを、しゃがんでガーデニングをする前に準備体操としておこなうことと、ガーデニングを終えた後に整理体操としておこなってください。
体に負荷をかけるしゃがみ姿勢は、
、・頭が前方に突っ込みすぎている
・あごがひざに近づけすぎ
・腰や背中が丸く曲げすぎている
です。
重心バランスを前方に維持して、なおかつ筋肉バランスや関節への負荷を減らすためのしゃがみ方は、
・頭と背筋を一直線に維持する
・アゴを引いて必要な分だけ目線を下げる
・重心を足の指や前方足底にかける
・しゃがんだときの足幅は肩幅ぐらいにする
・しゃがんだときにひざと足先の方向をまっすぐにする
を意識することで、余分な力を使わずに楽にしゃがめます。
しゃがんでいるときだけではなく、立っている状態からしゃがむ動作、しゃがんでいる状態から立つ動作でも、体を痛めてしまうことも少なくありません。
その要因としては、体の中で一番重たいのは、お尻の筋肉の移動の仕方にあります。
お尻の筋肉を効率よく動かせば、安定したしゃがみ姿勢をとったり、解除できます。
肩幅ぐらいに足を広げて、足先とひざの方向をまっすぐ前にそろえて、足裏がしっかり接地しているのを感じて立つ。
股関節とひざを曲げて、両手を地面について体を支えて、お尻を上げた状態にする。
そのままお尻を下げて、アゴを引いて背筋を伸ばす。
両手を地面について体を支えて、ひざを軽く伸ばし、お尻を上げる。
お尻を上げたまま、両手をひざを上において、体を支える。
ひざにおいた手で体を支えながら、顔を上げて股関節、腰を伸ばして立ち上がる
ガーデニングは、手をかけてあげるほど答えてくれる充実感のある趣味です。
それだけに、熱心に時間を忘れて、しゃがみ姿勢を続けることで、体を痛めてしまいがちです。
春に好きなガーデニングを思う存分におこなうために、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでもしゃがむ姿勢が取りずらいようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に座り続けたことで起こる体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
統計では、70歳代の方の80%以上が、年に2回はお墓参りを行かれるという報告がされています。
また、お墓参りに行く機会として、お盆についで2位なのが、春のお彼岸です。
お墓参りは、故人やご先祖様をしのび、感謝の気持ちを伝える意味があります。
この統計の通り、当院でも春先のこの時期は、お墓にお参りに行かれたお話をよくお聞きします。
同時に、お墓の帰り道で、腰や足を痛めたり、転倒してケガをされる方が少なくありません。
先日も、70歳代女性の方が、お墓参りのために坂道を上り下りしただけなのに、翌日には腰からお尻にかけて痛みが発生したと訴えられました。
こういった要因としては、お墓の場所が山の斜面にあり、角度のある坂道を登ったり降りたりしなければならず、それに体がついてこないために起こりがちです。
そこで今回は、山の斜面に位置するお墓に参るときに、坂道の登り下りで体に負荷をかけない歩き方について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、体を痛めることがなくお墓参りができます。
坂道を登ったり、降ったりするときの歩行は、平地での歩行とは違ってきます。
以下で、坂道の上り下りでの歩行で体を痛めやすくなる理由を紹介します。
坂道を上るときには体が前に倒れ、下るときには体が後に倒れます。
このような姿勢の変化に対応し維持するために、下半身の各所に平地に比べて、2〜3倍の負荷をかけます。
この負荷に体が耐えきれないことで、坂道での歩行で体を痛めてしまいます。
坂道は平地よりも地面が不均衡で、段差や凹凸が多い。その不均衡に体が対応できないと、足やひざなどをねじったり、転倒しやすくなります。
坂道を上ったり下ったりする時は、体の重心のバランスを保つため、より多くの筋肉を使います。
特に下り坂では、重心のコントロールのために、足やひざに余計な負担がかかります。
その結果、体に痛みが発生しやすくなります。
このように、平地の歩行に比べて、坂道は体のバランスが不安定になるために、より多くのエネルギーや筋力、神経を使います。
日頃の運動の不足や疲労で、それに対応できないことで、坂道でケガをすることが引き起こされます。
坂道を歩いて上ったり下ったりする際に、体を痛めないようにするためのコツを以下で紹介させていただきます。
上り坂をスムーズに歩くコツとしては、
・骨盤の幅で足を「逆ハの字」に開いて歩く
・足首を90度に固定する
・骨盤や腰で足を上げ下げするイメージで歩き、なるべく足の筋肉を使わない
を意識しておこなってください。
上り坂を歩くイメージは、スキー板を逆ハの字の方向に向けて、雪の坂道を上る感覚です。
つま先を正面に向けるて、坂道を上ると、足首の角度は鋭角になり、ふくらはぎの筋肉に負荷がかかり、疲れやすくなります。
「逆ハの字」に開いて歩くことで、それを回避できます。
下り坂を歩くコツとしては、
・骨盤の幅で歩く
・つま先から着地するイメージで歩く
・坂の角度で体が前に倒れないように注意して歩く
・足の指を曲げて地面をつかむイメージで歩く
を意識して歩いてください。
上り坂に比べて下り坂の方が、ブレーキをかけながら歩くため、体に負荷がかかります。
できるだけ足の筋肉は使わずに、腰や骨盤をを使うイメージで歩いてください。
慣れない坂道を歩くことで、普段は使わない筋肉に負荷をかけることで、筋肉痛を引き起こしやすくなります。
そこから早く回復するために、おこなってほしいストレッチの方法を以下で紹介していきます。
片足を前に出して、ひざを90度に曲げます。
もう片方の足を後ろに伸ばし、ひざを床につけます。
体の重心を前に移動して、前に出した足のひざを曲げます。
後ろに伸ばした足の太ももの付け根が伸びるのを感じたら、そのまま10秒間、キープしてください。
反対側の足も同じようにおこなってください。
これを交互に3回繰り返してください。
片方の足を前に出して、ひざを伸ばし、足首を90度に曲げます。
前に出した足のひざの上に両手を当てて、体を前に倒します。
ひざの裏から太ももの裏が伸びたのを感じたら、そのまま10秒間、キープしてください。
反対側の足も同じようにおこなってください。
これを交互に3回繰り返してください。
壁に両手をつけて、片方の足を前に出して軽くひざを曲げてください。
もう片方の足を後ろに引いて、ひざを伸ばし、かかとを床につけてください。
重心を前に移動して、前に出した足のひざを曲げて、後ろに引いた足のふくらはぎが伸びるのを感じたら、そのまま10秒間、キープしてください。
反対側の足も同じようにおこなってください。
これを交互に3回繰り返してください。
お墓参りするときにケガをする方が多いためか。
「墓場で転んだケガは治りにくい」「墓場で転ぶと霊がついてくる」などといった迷信的な言葉が存在します。
そういった迷信は置いておいて、せっかくのお墓参りなので、気持ちよく無事におこなうことができるように、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも、お墓参りにいった際に体を痛めてしまいましたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に歩行についての対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
春休みに入ると、旅行やスポーツの遠征など、長時間、車を運転する機会が増えます。
長い時間、運転をすることで、帰宅してから数日は、腰の力が突然にガクッと力がぬけるような、ぎっくり腰になる寸前の腰痛を発症される方が少なくありません。
それでなくとも、春先は季節の変わり目のため、ぎっくり腰が発症しやすい時期です。
運転による腰痛がひどくなって、ぎっくり腰への要因となる事態になるのは避けたいところです。
そこで今回は、長時間、車を運転することによって、突然、腰の力がぬけるようなぎっくり腰になる寸前の腰痛を発症する理由と、その対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、運転が要因となる腰痛からぎっくり腰に移行することを防げます。
車の運転すると、振動やカーブの遠心力などが体にかかってきます。
安全に運転するためには、その体にかかる負荷に負けないように、運転姿勢を維持する必要があります。長時間、運転していると、
・肩を内側にねじる巻き肩の状態でハンドルを握る
・背中はシートにもたれて猫背になる
・骨盤後ろに倒してシートに座る
・ひざを軽く伸ばして足を前に伸ばす
・右足でペダルの切り替えしやすいように左に重心をのせる
といったようなゆがんだ姿勢なることが多いかと思われます。
車から伝わる負荷と運転の維持のために、ゆがんだ姿勢の状態で体中の筋肉を使います。
そうなると、筋肉に無駄な力を使わせてしまいます。
さらに、長時間の運転は、筋肉を使い続けるためのエネルギーの消耗が激しくなります。
体で作られるエネルギーの生産と消費のバランスが崩れると、筋肉の動きが悪くなり、疲労が発生します。
運転を終えて帰宅して数日たっても、仕事や家事で体を動かすので、筋肉を動かすためのエネルギーが回復が追いつかない場合があります。
そのため、筋肉を動かすエネルギー切れを起こし、力が抜けたような感じが生じます。
腰周辺の筋肉量は、体全体の中でも多い傾向にあり、それだけ日常生活で負荷がかかる部分でもあります。
運転によって、そんな腰回りの筋肉のエネルギー切れの状態で動くことで、支えきれずに、ぎっくり腰まではいかなくても力がぬけるような腰痛を引き起こします。
この状態を放置して、無理をして動くと、最悪、ぎっくり腰に移行する可能性が高まります。
筋肉を動かすエネルギーを回復するために必要なことは、
「血流」
「酸素」
「刺激」
の3つです。
具体的な方法を以下で紹介させていただきます。
筋肉を動かすためのエネルギーの素となるのは、水分・タンパク質・カルシウムなどといろいろあげられます。
筋肉の75パーセントは水分でできているので、水の摂取は積極的におこなってください。
また、バランスの取れた食生活を送っていただくことが、大前提としてあるのですが、それを筋肉の細胞に運ぶのが
“血液”
です。
血流を良くするために簡単にできることは、
「湯船につかる入浴で体を温める」
ことです。
それも筋肉が疲れている時は、朝風呂に入ることをおすすめします。
なぜなら、1日で一番、筋肉の機能が低下しているのが、寝起きの時間帯です。
この時に、体を温め血流を良くして、筋肉の回復が促進されます。
効果的に湯船につかる方法を、当院の別のブログでも紹介しておりますので、そちらも参考にしていたでけると幸いです。
筋肉のエネルギーを作る材料として欠かせないのが、
“酸素”
です。
ですので、仕事や家事の隙間時間や気がついたときに、意識的に深呼吸をおこなってください。
その方法として、
・肩の力を抜いて、ため息をつくように、おなかをへこませるイメージを持って、口から6秒間ほどかけて息をはいてください。
・ゆっくりと、おなかをふくらませるイメージを持って、鼻から4秒間ほどかけて息を吸ってください。
といったように深呼吸をおこなうと効率的に酸素を体に取り入れることができます。
また、体に酸素を取り入れるには、まず、息をはくことが重要です。
ですので、日常動作で、体を曲げたりねじったりするときは、息をはきながらおこなってもらうと、その後に自然と息を吸うことが伴われ、酸素を体に取り入れることができます。
運転中は同じ姿勢が多いため、その状態で筋肉が固まりがちです。
運転で固まった筋肉に適度な刺激を入れることで、柔軟性を取り戻せます。
運転で特に負荷がかかるのが、
「背中」
「腰」
「太ももの裏」
の筋肉です。
それらの筋肉を刺激するためのストレッチを以下で紹介していきます。
両方の前腕と小指をつけて、両手を天井の方向に向けて、四つんばいになります。
お尻を後方に移動させ、その状態で10秒間キープします。
それを3回繰り返してください。
上向きで寝て、両ひざの後ろで両手を組みます。
両手でかかえた足を、お尻を軽く浮かせるように胸の方向に近づけ、10秒間、キープします。
両手でかかえた足を左に倒して、10秒間、キープします。
両手でかかえた足を右に倒して、10秒間、キープします。
この3つの流れの動作を、3回、繰り返してください。
イスやベッドなどに座り、片足を斜め前に置いた台にのせ、ひざを軽く曲げ、腰に手を当てた状態にします。
ゆっくりと体を前方に上げて、太ももの裏が伸びたのを感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。
反対側の足も同じようにおこなってください。
それを、3回、繰り返してください。
車での移動は、経済的で小回りも効くため、大変便利です。
しかし、特に腰に負荷がかかるため、代償も大きくなる場合があります。
長時間の運転後に日常生活に支障が出ないように、少しでも腰痛を早く回復するために、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも長時間の車の運転で腰の痛みがが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に腰痛への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院
先日、定期的にお体のメンテナンスに来られる金属加工のお仕事をされておられる50歳代の男性の方が来院されました。
体を前屈みにしてお仕事をされるため、腰やお尻、太ももの痛みや疲労を訴えられることが多い方です。
今回のお体の状態をお聞きすると、忙しくて疲れているということと、座って靴下をはこうとしても、背中と太ももの付け根に痛みがでて、はきづらいとのとのことでした。
今回の患者様のようなお悩みを訴えることは少なくありません。
そこで今回は、座って靴下をはこうとすると、背中や太ももの付け根に痛みがでる理由をその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、スムーズに靴下をはくことができます。
靴下をはくために、太ももを胸の方向に持ち上げようとすると、それを支えるための柱となる骨盤と腰の骨を固定する必要があります。
なぜなら、片足の重さは、体重の15パーセントもあるからです。
体重が60キログラムなら、片足の重さは9キログラムにもなります。
普通に座っているときは、骨盤は後ろに倒れて、腰の骨は前に倒れた状態です。
その状態から、骨盤を前に倒して、腰の骨を反る状態に変化することで、太ももを持ち上げる場合に、安定して支えることができます。
骨盤を前に倒して、腰の骨を反る状態をキープするには、背中の筋肉を緊張させなければなりません。
普段、お仕事や家事で中腰の姿勢や物を持ち上げる動作が多いなどでも、背中の筋肉は使われます。
さまざまな要因で背中の筋肉が疲れて硬くなると、靴下をはくといった何気ない背中の筋肉に負荷をかける動作でも、耐えられず痛みを発症します。
靴下をはく際に起こすもう一つの動作が、太ももを胸の方向に持ち上げることです。
ひざから骨盤にかけて伸びる太ももの前面の筋肉が主力となって、太ももを胸方向に持ち上げます。
この筋肉が縮むと、ひざを伸ばしたり、太ももを上げたりする働きがあります。
靴下をはく動作は、ひざと股関節を曲げておこないます。
ひざを曲げることで太もも前の筋肉を伸ばした状態で、股関節を曲げるために太ももの前の筋肉を縮めようとする、相反した動きをとります。
それによって過度な負荷がかかるとともに、片足の重量の負荷も加わって、太ももの前面の筋肉の付着部である、太ももの付け根に痛みが発生します。
イスに座って靴下をはく際には、ちょっとした工夫で、背中や太ももの付け根への負担を軽減できます。
その方法を以下で紹介させていただきます。
片足を持ち上げた状態をキープしながら靴下をはくために、背中や太ももの付け根に負荷がかかります。
ですので、靴下をはきたい足を太ももの上に乗せて、足を上げてキープするための筋肉の負荷と足の重みを軽減することで、靴下がはきやすくなります。
ベッドなどでしたら、太ももをマットの上にのせて、足首から先ををベッドから出して、靴下をはくのもおすすめです。
他の方法としては、靴下をはきたい足を台にのせて、股関節を意識して、体を前に曲げます。
前に曲げるのが苦しいようでしたら、太ももと体の間に枕などのクッションをはさんで行ってみてください。
また、これらの姿勢がとりずらいようでしたら、「ソックスエイド」という靴下をはくための補助道具があります。
値段は1500円前後ですので、それを利用されるのも一つの手段です。
以下のリンクは、ソックスエイドの販売サイトです。参考にしていただければ幸いです。
イスに座って靴下をはきやすくするために、おこなってほしいストレッチを以下で紹介させていただきます。
壁に手をついて立ち、片方のひざを曲げて足先を持ちます。
足先を持った手で、足を上方に引き上げます。
その状態で10秒間、キープしてください。
反対の足も同じようにおこなってください。
これを交互に3回ずつおこなってください。
片方の足を前に出して、ひざを90度に曲げ、両手をひざの上にのせてください。
もう一方の足を後ろに引いて、床にひざをつけてください。
前に出した足のひざをゆっくり曲げて、重心を前に移動させてください。
後ろに引いた足の股関節の前面が伸びているのを感じたら、その状態で10秒間、キープしてください。
反対の足も同じようにおこなってください。
これを交互に3回ずつおこなってください。
腕を上げて、全体を壁につけてください。
そのままひざを曲げて、背中が伸びるのを感じたら、その状態で10秒間、キープしてください。
これを3回おこなってください。
普段、何気なくおこなっている靴下をはく動作がしにくいということは、ある意味、疲れがたまっているバロメータとも言えます。
日常の生活動作ができないと、煩わしさやストレスがたまります。
そういたことを防ぐためにも、今回、紹介させていただいたことが、みなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも靴下をはく動作に支障が出るようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に疲労への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
60歳代の女性の方が、股関節の前面の痛みで来院されました。
きっかけをお聞きすると、ウォーキングを30分ほどして、家に帰ったら痛みが発生したとのこと。
健康のためにとウォーキングを始めたら、かえって痛みが出てしまって、再開する自信がないとも。
ウォーキングは、
・生活習慣病の予防
・呼吸や心臓機能の向上
・持久力の強化
・体脂肪の燃焼
・筋力の増加
・骨密度の強化
・ストレスの解消
・腸の機能改善
・睡眠の質の向上
など効果が高い運動です。
長期的に健康を考えても、ウォーキングすることをあきらめないでほしい。
そこで今回は、ウォーキングをすることによって、股関節の前面に痛みが出る理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、ウォーキングで股関節を痛めずに健康を続伸できます。
股関節は、人間の体の中で最も大きい関節です。
それだけに、ウォーキングをする際には、主力の動力となる大切な部位です。
そのウォーキングする際のモーターとなる股関節の前面に痛みがでる理由を、以下で紹介させていただきます。
歩くと股関節の前面に痛みが出る場合は、骨盤が前に倒れて、筋肉に負荷をかけている可能性があります。
股関節の前面には、「大体四頭筋」や「腸腰筋」といった歩行や姿勢の維持に重要な働きをする筋肉があります。
骨盤が前に倒れた状態で歩き続けると、これらの筋肉が過剰に引き伸ばされて硬くなり、股関節の前面に痛みが発生します。
背中の筋肉は、体をまっすぐな姿勢に保つ働きがあります。
背中の筋肉が弱ることで、体を支える力が弱くなります。
弱くなった背中の筋肉を補い、姿勢を維持するために、股関節の前面を突き出すように、骨盤を前に倒して、体の前後の筋肉をバランスをとります。
その結果、股関節の前面に負荷がかかり、痛みが発症します。
歩行する際に、つま先はブレーキの働きをして、かかとはアクセルの働きをします。
常に重心がつま先にある状態で歩くと、ブレーキを常にかけながら歩いています。
そうすると、歩行時にブレーキの衝撃が股関節の前面にかかり、痛みが生じます。
ウォーキングの際に股関節前面に負荷をかけすぎないための対処法を以下で紹介させていただきます。
床に座り、ひざを曲げ、足は肩幅に広げ、つま先は外に向けます。
両腕の手のひらを、体の後ろについて、体を支えます。
両手で体を支えながら、両方のひざを同じ方向にゆっくり倒します。
このとき、足の裏は床から離れても大丈夫です。
反対方向にも、同じようにおこなってください。
これを10回繰り返してください。
床に、親指側を天井方向に向けて、両手を前に突き出し、下を向いてます。
その際に、枕もしくは折り畳んだタオルを胸の下に入れます。
片手は伸ばしたまま床につけて、もう片方の腕を上げ、上半身をゆっくり起こします。
腕を交代して、同じようにもあげてくだい。
この動きを、5回ずつおこなってください。
足を肩幅に開いて立ち、股関節の前面を軽く前に突き出し、つま先に重心をかけて立ちます。
少しずつ、突き出した股関節と腰を後ろに引きながら、足の裏の重心をかかとに移行して、重心がかかとに乗る位置で止めます。
これを10回繰り返してください。
ウォーキングは、お体の状態に合わせて、その頻度や負荷のかけ方を調整しながら行う必要があります。
ご自身にあったウォーキング量を探っている最中に、股関節の前面を痛めることもあります。
それによって、せっかく健康のために始めたウォーキングへの意欲を低下させないためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも股関節前面の痛みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に股関節前面のへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広