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太ももの痛み | ひさき鍼灸整骨院 - Part 3の記事一覧
結婚をされて、都心部から農村部に移って来られて方から、生活スタイルが変わって戸惑っているというお話をお聞きしました。
特に、自宅ではイスに座って過ごしていたのが、畳を引いた床で座っての生活時間が増えたとのこと。
洗濯物を床に座ってたたんだりテレビをみたりしていて、そこから立ち上がろうとすると、すっとできず、なにかとしんどいとのことでした。
イスに座っての生活習慣と床に座っての生活習慣について、内閣府の調査がされています。
その中で、家での食事をするときのスタイルについて、「テーブルで椅子に座って食べる」が約70パーセント、「畳や床に座って食べる」が約26パーセントという調査結果が出ています。
現在の日本は、床に座って生活するという和式の生活習慣から、イスに座って生活するという洋式の生活習慣に移行しつつあることがわかります。
このように、床からイスの生活が多くなることは、床からの立ち上がり動作が不慣れな方が増えるるということです。
イスでの生活の習慣が増えるデメリットもあります。
例えば、転倒したときには、床からの立ち上がりの動作が不慣れだと、起き上がることができず、助けも呼べないので重大な事故にもつながりかねません。
そこで今回は、床からの立ち上がりのパターンや特徴を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、体に負担の少ない床からの立ち上がりの方法がわかります。
立ち上がりのパターンは、
・お尻を高く上げるパターン
・片ひざ立ちパターン
・しゃがみパターン
の3パターンがあります。
お尻を高く上げるパターンは、いったん、四つんばいになり、お尻を高く上げてから、立ち上がる方法です。
片ひざ立ちパターンは、片足を前に出して、ひざ立ちをしてから立ち上がる方法です。
しゃがみパターンは、両ひざを折り曲げてから立ち上がる方法です。
ちなみに、子供が床から立ち上がるパターンを身につけるのは、
「お尻を高く上げるパターン→片ひざ立ちパターン→しゃがみパターン」
の順番で獲得していきます。
これは成長により、身体能力が上がることで、獲得できる順番でもあります。
この3つの床からの立ち上がりパターンのうち、
最も難易度の高い、床からの立ち上がり動作は、「しゃがみパターン」
です。そして、
最も簡単にできる、床からの立ち上がり動作は、「お尻を高く上げるパターン」
です。
床からの立ち上がりの研究では、お尻を高く上げるパターンしかできない人に比べて、片ひざ立ちパターンとしゃがみパターンができる人は、筋力やバランス能力が大きく上回っていると報告されています。
このことからも、床からの立ち上がり動作は、ご自身の身体能力に合わせて選択する必要があります。
安全性の面から言えば、身体能力に自信がない場合は、腕の力で体を支えることができる「お尻を高く上げるパターン」「片ひざ立ちパターン」をおすすめします。
お尻を高く上げるパターンは、片ひざ立ちパターンより総合的に、体への負荷が少ないという研究報告がされています。
しかし、腰痛をお持ちの方にとっては、お尻を高く上げるパターンより、片ひざ立ちパターンで立つ方がメリットもあります。
お尻を高く上げるパターンで、床から立ち上がる時には、体を前に30度曲げる必要があります。
体を前に曲げるほど、背中から腰の筋肉への負荷が大きくなります。
片ひざ立ちパターンで床から立つ場合は、体の角度は90度ぐらいなので、背中から腰の筋肉への負荷が少なく、骨や関節で体を支持する割合が増えます。
結果、腰痛をお持ちの方にとっては、片ひざ立ちパターンで床から立ち上がることをおすすめします。
床から立ち上がりをする動作の際、股関節のねじる方向で、腰の筋肉への負担が変わってきます。
股関節を外側方向にねじって立ち上がる動作の方が、股関節を内側方向にねじって立ち上がるより、負荷が少ないという研究データがあります。
立ち上がる際には、股関節の向きも意識しながらおこなうことをおすすめします。
立ち上がりの動作に必要な足の筋肉を、を比較研究したところ、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)と呼ばれる太ももの前面の筋肉が最も重要であるという結果になりました。
つまり、この筋肉を、鍛えることで立ち上がりの動作がおこなえます。
鍛え方としては、
・イスに座り、3秒かけて片足のひざをゆっくり伸ばし、その状態で5秒間、キープします。
そしてまた、3秒かけてゆっくりと足を下ろします。
反対側の足もおこなってください。これを左右の足で、5回ずつおこなってください。
床から立ち上がる際には、足首の関節、ひざ関節、股関節、の柔軟性も必要となってきます。
床から立ち上がる際、足首は足の甲側の方向に曲げる角度は、10度は必要とされています。
足の甲側の方向に足首の関節を曲げるときは、内くるぶしと外くるぶしの間にある骨が、後方のカカトの方向に滑って移動します。
この移動がないと、足首の関節は曲がりにくくなります。
立ち上がる時に足首に違和感を感じましたら、以下のような方法でアプローチしてみてください。
片足をひざの上にのせます。ひざにのせた足の内くるぶしと外くるぶしの後下方を、親指と人差し指でつまみ、後方に引っ張ります。
その状態のまま、もう片方の手で、足の甲側の方向に足首を曲げて、5秒間、キープしてください。
これを左右の足で、5回ずつおこなってください。
股関節、ひざ関節に関しては、当院のブログでその方法を紹介しておりますので、参考にしてください。
床からの立ち上がりをスムーズにおこなうためには、
・お尻を高く上げるパターンが体の負担が最も少ない
・腰が痛い方は片ひざ立ちパターンがおすすめ
・立ち上がるときは、股関節は外側に方向にねじると腰への負荷が減少
・床から立ち上がりには太ももの前面の筋肉が重要
・床からの立ち上がりには、足・ひざ・股関節の可動性が必要
ということがポイントです。
日常の何気ない動作ですが、床からの立ち上がりは、そのやりかた次第で、腰やひざを痛めてしまうことも少なくありません。
そういったことを回避するためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも床からの立ち上がりがしにくいようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に日常生活の動作のお困りごとへの対策ブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
シニアの女性の方から、
「スクワットが体にいいってテレビで言ってたのでやろうと思うんですけど、どうやってすればいいですか?」
というご相談をよくいただきます。
スクワットは、確かに下半身を強化するには、効果が高い筋力トレーニングです。
しかし、体にしっかりとした負荷がかかる筋力トレーニングでもありますので、ご自身の状態に合わせて、正しくおこわなければ、かえって体を痛めてしまう場合もあります。
晩年まで、舞台に立ち続けられた女優の森光子さんが、毎日、スクワットを続けておられたのは有名な逸話です。
一時期、それがテレビで報道されると、それにならって、スクワットに挑戦されてたシニアの女性の方が増えました。
その結果、腰やひざを痛めてしまった方をよくお見かけました。
森光子さんは、長年、体を鍛えたれておられたからこそ、毎日、スクワットができたのでしょう。
そのことから、いきなりしっかりとスクワットすることは、体が対応できずに、痛めるリスクが高いと思われます。
そこで今回は、スクワットの初心者が体を痛めてしまう理由とスクワットの初心者に適した低負担のスクワットの方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、スクワットの入門の時点で体を痛めることを避けながら、体を鍛えることができます。
シニアの女性の方が、スクワットをおこなうことで体を痛めるのは以下の理由が考えられます。
スクワットは、背中、腰、お尻、足などの多くの筋肉に負荷をかけるトレーニングです。
十分な筋力がないと、適切なフォームでスクワットをおこなえずに、お体を痛めてしまう可能性があります。
スクワットはひざ、股関節、腰などの関節に負荷をかけるトレーニングです。
関節の動きが硬い場合、スクワットをするときに、各関節との連携がうまくいかず、正しいフォームで動くことが難しくなります。
そうすると、関節への不適切な負荷がかかり、お体を痛めてしまう可能性があります。
スクワットをする際に、姿勢が悪い状態でおこなうと、腰や背中に不必要な負担がかかり、お体を痛めてしまう可能性があります。
例えば、腰痛、ひざの問題などが、現在あるもしくは過去にあった場合、スクワットをおこなうことで、悪化することで痛みを発症させる可能性があります。
スクワットは効果が高い筋肉トレーニングですが、適切におこなうのは難しくもあります。
ですので、まずは、スクワットを2分割して、低負荷から始めることをおすすめします。
その方法を以下で紹介していきます。
肩幅に足を開き、足先を少し外に向けて立ちます。
姿勢は直立し、背中はまっすぐに保ちます。腕は前に伸ばして、壁に手をつけます。
股関節を意識してお尻を後ろに引くイメージで、ひざを45度あたりまでゆっくり曲げます。
このとき、足先よりひざが前に出ないように気をつけて、背中もまっすぐの状態に保ちます。
この状態を5秒間、キープします。腰を落とし過ぎないように注意します。
ひざをゆっくりと伸ばして、元の立ち姿勢に戻ります。
イスに背筋を伸ばして、ひざが90度に曲がった状態で座ります。
片方のひざを45度まで上げて、5秒間キープします。
足を下の位置に戻したら、反対側のひざも同じようにおこなってください。
この2分割したスクワットを、各5回おこなってください。
慣れてきたら、段階的に回数を増やして、最終的には15回を軽くできるようになることを目指してください。
本格的なスクワットをご希望の方は、まずは、このスクワットを少なくとも1カ月おこない、基礎筋力がつけることをおすすめします。
スクワットは、筋力の強化、エネルギー上昇、骨密度の向上、関節の可動域の向上、姿勢の改善などなど、非常に効果が高い筋力トレーニングです。
そのスクワットを安全におこなうためにも、入門の方法として、今回のブログで紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
もしそれでも、スクワットによって体に違和感が出るようでしたら、お体をメンテナンスされることをおすすめします。
当院でも、今回のようなお悩みについての施術を行っておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
筋肉のケアに関するブログも書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
60歳代女性の方が、左のひざの外側の痛みで来院されました。
ボーリングが趣味で、週2〜3回ほど教室にも通われておられて、毎回、10ゲーム以上もされるとのことです。
ここ1か月ほど、左のひざの外側の痛みが発症。
それ以前は、お尻の痛みで寝られないこともあったが、最近は、その症状はでていないとのこと。
ボーリングができないほどのひざの痛みではないが、これからもボーリングを続けたいので、ひどくなる前に治しておこうと思い来院を決めたそうです。
そのかたにフォームを見せていただくと、ボールを手から離した段階で、左ひざの外側に負荷がかかっていることがわかりました。
そこで今回は、ボーリングを熱心におこなったことで、左のひざの外側の痛みが発症した理由とその対策を紹介させていただきます。
このブログを読んでいいただくことで、ひざの痛みに邪魔されることがなくボーリングが楽しむことができます。
ボーリングのフォームのフィニッシュは、右利きの方でしたら、左足一本で体を支えて立ちます。
ボーリングの球を投げた際に、ボーリングの球の重さがなくなることで、体が左方向に倒れる力が働きます。
それを支えるために、左足の外側の筋肉やじん帯を緊張させます。
このような、ひざの内から外にかかる力を支えるのに、お尻からひざをこえてふくらはぎ前外側につく「腸けいじん帯」が働きます。
また、「腸けいじん帯」は、お尻や太ももの前外側にある筋肉が緊張することで働きます。
「腸けいじん帯」が緊張すると、太ももの下の方の外側の骨、つまり、ひざの外側に押し付けられこすれます。
ランニングやボーリングなど、足に負荷をかけるスポーツでは、膝の外側の骨と「腸けいじん帯」がこすれすぎると、炎症をおこして痛みを発します。
これは「腸けいじん帯炎」と呼ばれる症状で、スポーツだけではなく日常生活にも支障がでるため、対策が必要です。
太ももの下の方の外側の骨に、「腸けいじん帯」がこすれないようにするには、「腸けいじん帯」を緊張させるお尻や太ももにある筋肉にアプローチする必要があります。
以下で、お尻や太ももにある筋肉を緩めるためのストレッチの方法紹介していきます。
イスに座り、ひざを曲げて、両手でひざを抱え込む
左ひざを右脇に両手で足を20秒間引きつける
これを左右に交互に3セットおこなってください。
左手で壁を持ち、右足を左の斜め前に、左足を右の斜め後ろに置いて、足をクロスさせる。
この時に体重は左足にかける。右のひざを曲げて、体重を右の足にのせて、体を壁方向に近づけ、左股関節を20秒間、引き伸ばす。
これを左右に交互に3セットおこなってください。
右ひざを屈曲して、右のかかとが右のお尻の外側に位置するように、右手で足を持つ
足を持った右手でかかとをお尻に近づけるように引っ張り上げる状態を20秒続ける。
これを左右に交互に3セットおこなってください。
最近のボーリング人口を見ると、60歳以上の方がボーリングを始める割合が増えている報告がされています。
つまり、ボーリングは、生涯を通してできるスポーツですので、ぜひ、楽しんでと続けていただきたいです。
ボーリングに取り組んでおられる方にとって、今回、紹介させていただいたことがお役に立てれば幸いです。
もし、それでも、左のひざの前外側の痛みが取れないようでしたら、お近くの病院か治療院で検査、治療を受けられることをおすすめします。
当院でも今回のような症状への治療をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他のひざの痛みついてのブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
5月に入り、コロナによる行動制限が大幅に解除され、季節的にも外出しやすくなりましたね。
休止していたヨガや体操、ウォーキングを再開したというお声をよく聴くようになりました。
そういった健康意識の高い方は、テレビや健康雑誌の情報を取り入れて、熱心に実践されておられます。
しかし、忠実に実践されたことで、かえってお体を痛めて来院される方もいらっしゃいます。
特に、「大股でウォーキング」をされた方が、股関節を痛めてしまう傾向が高い。
そこで今回は、大股でウォーキングしたら股関節を痛めてしまう理由と、股関節に優しいウォーキング方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、ウォーキングによる股関節の痛みを解決できます。
「大股」で歩くイメージは、自分ができる最大の歩幅で歩くという感じです。
よく推奨されている大股の歩幅は、「身長の45〜50%」
私の場合ですと、身長が175センチなので、大股歩幅は78〜87センチとなります。
実際にやると、ジャンプするように歩かないとその歩幅になりません。
大股で歩くことは、ウォーキングというよりはランニングに近く、運動としてのジャンルが違ってくるようにも思えます。
このジャンプするように歩くということが、股関節に大きな負担をかけて、痛めてしまう原因となります。
歩行するときの一連の流れで重要なことは、床に足が着地したときの「衝撃」を、体がいかにうまく受けられるかにあります。
そんなに歩くことで体に衝撃がかかるかな?と思われるかもしれません。
しかし、自分の体重をかけて足を床に着地した際の、その反動による衝撃は侮れません。
普通の歩行でさえ、股関節への負荷は、体重の約5倍もかかるとされています。
さらに、大股で歩くということは、先ほど記したようにジャンプに近い状態です。
ジャンプをすることで股関節にかかる負荷はなんと、体重の約12倍とされています。
そんな負荷がかかる大股ウォーキングを繰り返せば、股関節を痛めてしまうのも無理はありません。
大股でウォーキングしたことから股関節を痛めて当院に来られた、70歳代女性の方がいらっしゃいました。
その方は、
「歩いてたらピキって股関節の痛いんです」
というお悩みでご来院されました。
ウォーキングを普段からされているということだったので、距離や歩数など聞いていくと、
「大股で歩いてるんです、テレビで大股で歩かないと鍛えることができないって言ってたから」
とご自身がされているウォーキング方法を話していただきました。
大股で歩いていると、途中で痛くなって立ち止まり、痛みがおさまるまた歩くということを繰り返していたそうです。
また、途中で股関節が痛くなって家に帰れなくなることが怖くて、自分が行きたい景色がいい場所でウォーキングできないと。
ご自身の健康のためにされていることが、かえってご自身が希望することができないという非常にもったいない事例でした。
股関節を痛めないためのウォーキングのポイントは3つ。
歩行は足の裏を地面に着地した後、足首→ひざ→股関節の順番で連動していきます。
その過程で、床からの衝撃を吸収するためには、ひざと股関節が、クッションの役割ができるように、軽く曲げ伸ばしができるように、柔らかい状態でいることが必要です。
大股で歩くと、負荷がかかりすぎる上に、ひざや股関節を固める状態となり、余計に股関節を痛めてしまいます。
意識せず普通に歩ける歩幅は、自分の体にあっている証拠です。
ご自身が無理なく歩ける歩幅で歩いてみてくださいね。
大股での歩きは、歩くスピードが速くなります。
そうすると、体が揺れながら歩くこととなり、骨盤にブレが生じます。
骨盤がブレると、股関節も不安定になるため、それを補うために股関節周りの靭帯や筋肉に大きな負荷をかけます。
結果、股関節が疲れて、硬くなり、痛みを引き起こします。
ですので、体がブレない程度のスピードで歩いてみてください。
目安としては、頭が左右に揺れていない意識しながら歩いてみてください。
大きく揺れているようでしたら、歩くスピードの出し過ぎなので、ペースを落とすようにしてみてください。
①で述べたように、歩行は足の裏が着地してから、足首→ひざ→股関節の順番で連動していきます。
それをキレイに連動していくには、足先やひざ、股関節の方向がバラバラだとスムーズにはいけません。
ギクシャクしてしまうと、最終的に到達する股関節が帳尻を合わせるために、無理な動きや負荷がかかり、痛める原因にもなります。
ですので、歩行の一番最初の足先の向きをまっすぐにして安定させると、歩行がスムーズに連動して股関節に優しい歩き方となります。
ウォーキング中に、気がついたら足先をまっすぐに歩くように修正するで結構ですので、徐々に足先をまっすぐに歩くフォームを身につけていただければと思います。
「大股で歩くことで、理論的にこの筋肉が鍛えられる」
「カロリー計算上、大股で歩くと痩せられる」
という情報をよく見かけます。
確かに理にかなっていることなのですが、いかんせん大股で歩くことにお体がついていけず、股関節を痛めてしまう方を多く診てきました。
前述しましたが、自然な歩幅でウォーキングするだけでも、しっかりした運動になります。
今回ブログに紹介したことを参考に、楽しくウォーキングを続けていただければと思います。
また当院のブログで、股関節のケア方法も紹介しています。
リンクを貼り付けておきますので、併せてご参考にしてください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
60歳代女性の方がご来院されて、
「ボーリングをした晩は、両太もも裏がつって痛くて」
「整形の先生には運動は続けなさいと言われたけど」
「ボーリングは楽しいけど、こんなに痛かったら続けられへん」
とお悩みをお聞きしました。
運動したその晩、寝ていると足がつってしまうことはないですか?
私も経験がありますが、あれは本当に痛くて困りますよね。
そこで今回は、そうなった理由、対処法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、運動した晩に足がつることを解決できます。
人間の体は、約60%は水分です。
また、筋肉に至っては約75%が水分で構成されています。
その2~3%が失われただけで、筋肉が硬くなり、つりやすくなります。
特にコロナによるマスク生活が水分摂取の機会を減らしています。
そういった生活がここ2、3年続いたことで、体に水を保持する能力が落ちており、少し運動しただけで筋肉が疲れて、足が攣りやすくなります。
運動後に足がつるようでしたら、
「ウォーターローディング」
を日常行っていくことをオススメします。
「ウォーターローディング」とは、日頃から定期的に水分を補給し、体に水分を貯蓄しておくという考え方です。
やり方はとても簡単です。
・起床直後
・朝食時
・午前中に少なくとも一回は摂取
・昼食時
・夕食前に2~3回摂取
・夕食時
・入浴後
・就寝までに少なくとも1回
・就寝前
一回につき、200ml の水分を摂取してください。
麦茶、ルイボスティー どくだみ茶など、ノンカフェイの飲料をおすすめします。
コーヒー、緑茶、紅茶、ウーロン茶などカフェインを含む飲料
オーエスワン、ヴァームスマートフィットウォーターなど、水分吸収が良いハイポトニック飲料
運動前の30分前には水分摂取
運動は水分と共に、汗と共に出てしまったミネラルを摂取するために、お味噌汁やひじきなどを摂取してください。
運動中はしっかり水分を摂っていると思えても、日常から十分に水分を取れていない方は、足がつるリスクは高くなります。
日常生活から水分補給の習慣をつけておくことをオススメします。
ボーリングは片手でボールを扱うスポーツです。
良いフォームでもどうしてもお身体に歪みは出てしまいます。
その歪みが積もると、血流が悪くなり、お体に十分な水分や栄養が届かず、特に血流が悪くなる就寝時に足がつってしまいます。
その場合には、お近くの専門の治療院で、お身体を整え、血流を良い状態に維持できるお体にすrをオススメします。
当院もこの運動した晩に太ももが攣りやすい方に対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。
当院で治療を受けていただき、体を整えることで、スポーツした夜に太ももをつることの防止し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
治療後に、
「寝れるようになったし、前みたいにつることも無くなって、ボーリング後のケアの仕方もわかったし、湿布も貼らなくなって、湿布だいも浮くので助かってます。」
とご感想をいただきました。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広