





- Blog記事一覧 -朝、ひざの裏が痛むのは睡眠中の体の状態が影響?対処法は?

朝、起きて、身支度を整えたり、家事をしようと布団から出て歩き始めると、ひざの裏が痛くて動きにくい。
そして、その痛みを我慢して、しばらく動いていると、なぜか痛みがなくなって動けるようになるということはないですか?
朝は何かと忙しいのに、サクサク動けないと困りますよね。
そこで今回は、朝、起きた時にひざの裏が痛む理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、朝、起きた時にひざの裏が痛んで困ることが解消されます。

朝、起きた時にひざの裏が痛むのは、睡眠中に起きる体の状態が影響します。
睡眠中は、体がリラックスモード、回復モードになるため、起きている時よりも心臓がゆっくり動きます。
そのため全身の血流は、ゆっくり流れます。
また、一晩寝ているうちは、寝返りを平均20回ほどうつのですが、それでも起きている時よりは、体を動かさない状態が、大体の方は6から7時間ぐらいは続きます。
睡眠中は、そういった状態になるので、必然的に朝、起きる頃には、
・筋肉が固くなる
・関節の動きが悪くなる
・ひざの潤滑油が減る
・体の体温が低下する
ことが体におきます。
ですので、朝の寝起きは、体が一番動きずらいのです。
そして歩くという動作は、ひざを中心に体の各部位との連携が必要です。
朝の寝起きの体が固まっている状況では、歩いて体を前に押し出すのに使う、ひざ裏の組織がうまく機能せずに、痛みを引き起こしてしまうのです。
では、朝の寝起きに体が痛いのに、しばらく動いてると痛みが低下するのでしょうか?
例えば、寒い日に車をいきなり動かすと、エンジンを構成している金属が縮んでいたり、オイルが固まって、エンジンの回転力がうまく発揮できないので、しばらくエンジンをかけて暖気した方がスムーズに車が動きます。
それと同じで、体の血流が悪く体温の下がった寝起きに、いきなり体を動かすと、固くなった筋肉や関節に負荷がかかり、痛みが発生します。
しかし、しばらく動いていると、血液が全身に巡り出し、体もあったまることで、筋肉や関節に柔軟性が出て動けるようになるのです。
しばらく動いていてもひざの裏の痛みが取れない場合は、検査を受けるべき疾患の可能性もありますので、医療機関で相談されることをおすすめします。
ひざ裏の痛みが特徴の検査を受けるべき疾患としては、
・ベーカー嚢腫
・変形性膝関節症
・半月板損傷
・関節リウマチ
・エコノミークラス症候群
・後十字靭帯損傷 など

60歳代女性、主婦の方がひざの裏の痛みで来院されました。
先週から朝食を作ろうと、朝、布団から起き上がって台所に行こうとすると、ひざ裏が痛くて、うまく歩けないと。
それを我慢してしばらく台所で作業していると、いつの間にか痛みがなくなるとのことでした。
また、朝、起きた時の足のむくみがあるので、動脈がどうかなっているのではないかと心配になって、内科にかかったが、内科的には特に問題がなくて、筋肉や靭帯がおかしいのではないかと整形外科の受診を勧められたそうです。
実際に見させていただくと、確かに足のむくみがあり、ひざの最終までの曲げ込み付近で痛みがでて、股関節の回旋制限もありました。
むくみをとる手技と股関節、ひざ関節、足関節を矯正すると、動きやすくなったと感想をいただきました。
朝、起きた時にひざの裏の痛みについて、何か病気が隠れているのではとすごく心配されていたので、内科的なものはないと病院の方で診断されていましたし、整形外科的検査では特に重大な問題もなかったので、朝に起きる体の状態の傾向を説明して、その対策を紹介させていただいた症例でした。

朝起きたときに、ひざ裏が痛む対策としては、原因となっている睡眠するとどうしても起きてしまう筋肉や関節の硬さを取るために、血流と体温を上げ、柔軟性を上げる必要があります。
ひざを揺らして潤滑油を増やす
ひざの関節は袋に包まれており、その中にはトロッとした潤滑液が入っています。
寝ている間、関節が動かない状態が続くと、その潤滑油が袋に吸収されて、減ってしまいます。
そうすると、ひざを動かす際の潤滑液が不足して、うまく稼働できません。
ひざの関節をおおう袋の中の潤滑油を増やすには、関節を動かして袋に刺激を与える必要があります。
ひざに負担をかけずに袋から潤滑油を増やす刺激を入れる方法として、
・ひざの裏すぐ上の太ももあたりで、手を組んで、足を軽く持ち上げます。
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・その状態のまま、ふくらはぎを前後にぶらぶらと10回ほど揺らしてください。左右を3セットすればオッケーです。
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ひざを滑り伸ばす
ひざ裏が痛くて歩きづらい際には、実はひざを曲げるより、伸ばす機能のほうが重要です。ひざがスムーズに伸びれば、歩きやすくなります。
・上向きに寝た状態で、曲げられる範囲でひざを曲げて立てます。

・そのまま、床を滑らすようにひざを伸ばして、足全体を地面に着地さえます。


この際に、ひざを伸ばすために力を入れてキックするように伸ばすのではなく、出始めだけひざを伸ばす力を加えて、あとは足の重みで床を滑るように脱力して、ひざを伸ばしてください。
そうすることで、ひざの曲げ伸ばしの柔軟性が上がります。
左右5回ずつ1セット行ってください。
太ももをさする
太ももの表と裏の筋肉は、協調関係にあります。
太ももの前が緩めば、太もも裏からひざ裏の筋肉が緩んでいきます。
・まず、手のひらを股関節前面に当てます。

・そこから膝に向かってさすってください。

・ひざまで到達したら、また股関節前面に戻って、ひざに向かってさすってください。

これは股関節前面からひざへと、さする方向が筋肉を緩めるための肝です。
両足同時に10回やってください。

今回、紹介させていただいたように、朝が1日の中で体が硬い状態となってしまいます。
その状態で、無理をして動いていると、体に負荷がたまって、ぎっくり腰や寝違えなど、ひざ以外の症状も引き起こしかねません。
朝は忙しいかもしれませんが、少し時間をとっていただいて、紹介させていただいた対処をしていただくことで、朝を気持ちよく動ける助けになれば幸いです。
この対処法でも、なかなかひざの裏の痛みが取れないようでしたら、お近くの治療院で治療を受けることをお勧めします。
もちろん、当院でも朝のひざの裏の痛みへの施療を行っておりますので、ご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広