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座り方 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 13の記事一覧

先日、工業用ミシンを使って縫製のお仕事をされている40歳代の女性の方が、背中の痛みで来院されました。
工業用ミシンはどのように使っているかをお聞きすると、イスに座って、両手で縫製する布をコントロールしながら、右足や右ひざでミシンのペダルやレバーを操作していると。
また、職場の工業用ミシンで縫製するときは、背中を丸める姿勢をとって、ミシンに体を合わせる状態だそうです。
そうしていると、背中が痛くなって、仕事中に手が止まってしまい、仕事に支障が出てしまう状況。
背中の痛みもしんどいが、職場で、この職歴が長い方を見ていると、背中が曲がっている人も多いので、将来、自分もそうなるのかと不安に思い来院されたとのことです。
今回の患者様のように、扱いが難しい工業用のミシンを使い続けることで、背中に痛みが出る方が少なくありません。
そこで今回は、工業用ミシンを使うことで背中の痛みが発症する理由とお仕事中にできるケアする方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、工業用ミシンで縫製している最中に起こる背中の痛みを解消できます。

工業用ミシンを使っている際に背中の痛みが発生する要因を以下で紹介していきます。
ミシンで縫製する際は、手元をのぞきこむため、背中を丸めて、頭が前にたれ下がっている状態になりがちです。
頭の重さは、一般的に4〜5キログラムもあります。
その重たい頭が、前にたれさがった姿勢を保つためには、頭と首肩の筋肉を介してつながっている背中の大きな筋肉で引っ張る必要があります。
仕事のために、長時間、そのような姿勢をキープすることで、背中に負担をかけます。
その結果、背中の組織が疲労を起こし支えきれなくなることで、痛みを引き起こす可能性があります。
工業用のミシンは、手で操作するだけではなく、右足や右ひざでペダルやレバーでも操作します。
右の足やひざで自由に操作するためには、重心を左のお尻にもっていき、右のお尻への重心を軽くする必要があります。
そうすると、体が左に傾きます。ミシンで正確に縫製する際は、体をミシンの針の真正面に持ってくる必要があります。
左に傾いた体を、ミシンの針の正面に持っていくために、背中の筋肉で引っ張って、体を右方向にゆがませます。
この体のゆがませた姿勢をキープすることで、背中の筋肉に不均衡な負荷をかけて、痛みを引き起こす可能性があります。
ミシンの作業では、縫製する布を腕で動かしコントロールします。
それには、腕を自由に動かすための土台となる肩甲骨を固定する必要があります。
関節面同士は、通常、凹凸があり、かみ合う構造になています。
しかし、肩甲骨は、ろっ骨の上にのっているだけです。
そのままでは、ろっ骨から肩甲骨が滑り落ちてしまいます。
ろっ骨に肩甲骨を固定するのに、主に使われるのが背中の筋肉です。
長時間、ミシンの作業で腕を使うことは、土台となる肩甲骨を支える背中の筋肉にも負荷もかかります。
その結果、肩甲骨周辺の背部の筋肉が疲労して、痛み要因となる可能性がでてきます。
ミシンをおく作業台や椅子の高さ、照明の明るさなど、職場の作業環境が適切でない場合、それに体を無理に合わせる必要があります。
その過程で、背中への負荷がかかることで、痛みを引き起こす要因になる可能性があります。
このような要因が組み合わさって、女性の方が工業用ミシンを使用する際に背中の痛みが発生している可能性が考えられます。

ミシンをすることで起こる背中の痛みをケアするには、絞った雑巾を広げるように、体の全体がゆがみ取ることが必要です。
その方法を、以下で紹介させていただきます。
イスに座った状態で、アゴを後ろに引いて、背筋を伸ばします。

股関節を意識して、背筋を伸ばしたまま、体を前に倒してお尻を軽く上げます。

そのまま、トンっとお尻を下ろして座ります。これを3回繰り返してください。

イスに座ったまま、背筋を伸ばして、手を頭の後ろに当てて、肘を開いてください。

顔を上げて頭を後ろに倒して、頭の後ろに当てた手を押し、同時に、胸を開いて、肩甲骨を寄せてください。

その状態を10秒間、キープしてください。
これを3回繰り返してください。
イスに座ったまま、両足を伸ばして、手をお尻の横に当てます。
そのまま、両方の足首を、前後左右に、10秒間、動かしてください。
これを3回繰り返してください。

立ち上がって、かかとに重心がかかることを意識して、その場で足ふみを10秒間、おこなってください。


工業用のミシンが操作できることは、特殊な技術のため、体にかかる負担が独特です。
また、仕事内容としても、集中力や持久力も必要なお仕事であるのを感じます。
その分、布を使った服やカーテン縫製することで、物が出来上がっていく達成感があるということもお聞きします。
そんなやりがいのある工業用のミシンを使ったお仕事を続けていくためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでもミシン作業による背中の痛み解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他にイスに座ってのお仕事で起こる体の痛みへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

茶道歴の長い先生ほど、正座から立ち上がる動作で、ひざの痛みを訴えられることが多いです。
茶道のお点前は、一つをおこなうのに、総じて1〜2時間ほどかかります。
当院にも来院されている60歳代女性の茶道の先生方の足の甲にできる「正座だこ」を見るたびに、正座の時間の長さや頻度を感じます。
正座から立ち上がる動作で、ひざに痛みが発生すると、稽古や研究会など、人前でお点前をしたり正客をする際に支障が出ます。
そこで今回は、正座から立ち上がる際にひざの痛みが発生する理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、茶道に関わっている際に感じるひざの痛みが解消できます。

正座をすることでひざに与える影響は以下のとおりです。
人間のひざの関節は、その構造のため、
「130度」
までしか曲がらないようにできています。
正座は、ひざの関節を
「150度」
にまで曲げた状態です。
つまり、正座はひざの関節にとっては、無理やりに曲げ込んで、関節に負荷をかけた状態です。
太もも前面の筋肉量は、体の中の筋肉でも最も多い部分です。
この強力な筋肉が、星座によって、構造以上にひざが曲げられることで、過剰に引き延ばされます。
正座の時間が長くなれば、太もも前面の筋肉が伸ばし続けることとなり、疲労して硬くなります。
その結果、太ももの前面の筋肉の付け根であるひざに痛みが発生します。
正座によてひざの関節を過剰に曲げ込むことで、ひざ関節の中を通る血管が圧迫されます。
それによって、ひざ周辺に分布する神経に血液の供給が悪くなります。
血液は、酸素や栄養などを運ぶ液体なので、それが神経に届かないことで、神経の機能が低下して、ジンジンとしたしびれが発生します。

年齢が若いときには、それほど苦労しなかったが、年齢を重ねるごとに、正座から立ち上がるのが苦労される茶道の先生方が少なくありません。
その理由は、正座から立ち上がる動作の特性とご自身の筋肉量の変化に要因があります。
正座から立ち上がるために、ひざ関節を伸ばすときに、主に働くのが太ももの前の筋肉です。
前章でも述べましたが、長時間、正座をすると、太ももの前面の筋肉を過剰に伸ばし続けて、ついには硬くなります。
実は、ひざ関節は、曲げるときよりも、伸ばすときのほうが1.6倍ものエネルギーを要します。
また、ひざ関節を伸ばす動作は、ゆっくりやればやるほど、太ももの前面の筋肉の最大値に近い出力を出さないとできません。
さらに、統計で女性の方は50歳代から筋力が急激に落ちる傾向にあります。
つまり、筋力が落ちる年齢になった茶道の女性の先生方が、正座で硬くなった上にエネルギーが不足した状態の筋肉で、無理にひざの関節を伸ばして立つ動作をおこないます。
その結果、筋肉にダメージが出ると脳が判断して、その動作にブレーキをかけために、ひざ周辺に痛みを発生させます。

茶道においては、正座をすることは避けられない動作です。
ですので、長時間、正座する際におこなってほしい対処法を以下で紹介させていただきます。

130度しか曲げられないひざを、正座で150度まで曲げています。
ですので、正座をするときには、お尻に正座イスを入れて、20度分、ひざを曲げないようにすることをおすすめします。
目安としては、かかとからお尻の間にテニスボールが一個分が入るぐらいの幅をあけて正座をしてください。

注意点としては、正座いすが硬すぎて、かかとからお尻の角度が20度以上になっても、体が前に倒れて、かえってひざに負荷をかけるので、調整しながら正座をおこなってください。
正座いすは、ホームセンターや通販で販売されています。
正座いすの販売しているサイトのリンクを貼り付けましたので、参考にしていただければ幸いです。

正座からひざを伸ばすには、太ももの前面の筋肉を使います。
長時間、正座をするときには、太ももの前面の筋肉をサポートするために、テーピングを貼ることをおすすめします。
テーピングの種類は、筋肉テープと呼ばれるもので、テープには幅は5センチのものが使いやすいです。
その筋肉テープを40センチほど切ってください。
ひざを曲げられるだけ曲げてください。

ひざのお皿の下に、ぽこっとでた骨があります。

その骨を目安にして、ひざを曲げたままテープを貼り付けます。

そのまままっすぐ、テープを引っ張らずに、ふわっと太ももの前面に貼り付けてください。

テープを引っ張って貼ると、皮ふを引っ張って、かぶれの原因になりますので、テープがもつもともとの長さのまでま貼ってください。
おすすめの筋肉テープの販売サイトのリンクを貼り付けておきますので、参考にしていただければ幸いです。

正座をしていると、太ももの皮ふがひざの方向に引っ張られた状態で固まりがちです。
ですので、太もも前面の皮膚を刺激して、ひざが伸ばしやすいように、緩みを作ります。
まず、足を伸ばして、ひざの関節をはさんで、手を当てます。
太ももの前面に当てた手は、股関節方向に、すねに当てた手は、足関節方向にじわっと引っ張ります。
この状態を、10秒間、キープしてください。
反対の足も同じようにおこなってください。
これを交互に3回、おこなってください。

正座は、短い時間でしたら、腰に負荷がかからない座り方ですし、集中力も上がる座り方だと言われています。
ただ、茶道に関しては、正座の時間が長いため、それが積み重なると、お点前の動作に支障が出始めます。
長く茶道を楽しむためにも、正座によるひざへの負荷を軽減する方法を、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも正座からの立ち上がりでの痛みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他にひざ関節の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

先日、80歳代の女性の方が、お体のメンテナンスに来院されました、その際にお体の状態をお聞きすると、
「台所で料理をしていたときに振り向いたら」
「転んで尻もちをついてしまって」
「すごい音がしたから家族に心配をかけたんです」
というお話を聞かせていただきました。
幸い大きなケガはなく、軽い打撲のみですんだそうです。
東京消防庁によると、日常生活におけるさまざまな事故により、約4万人が救急で搬送されてきます。
そのうちの半数以上が、65歳以上の高齢者の方です。
そしてご高齢者の方の事故による救急の搬送の原因は、約80パーセントが「転倒や転落」です。
この高齢者の方の転倒や転落で怖いのは、「骨折」です。
ご高齢者の方が骨折をすることで、治癒するまでに時間がかかることや、転倒を体験したことからの恐怖から、活動量が減らす方が少なくありません。
その結果、寝たきりや認知症へ移行する可能性が高まります。
こういった流れを断ち切るためにも、
「予防が可能な転倒を減らす」
必要があります。そこで今回は、ご高齢者の方が転倒しやすくなる理由とその予防法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、日常生活で転倒するリスクを減らせます。

転倒するきっかけの行動は、「歩く」が約40パーセント、「立ち上がる」が約30パーセント という統計の結果が出ています。
転倒の主な要因は、加齢による「バランス能力」の低下と言われています。
人間は成長するにつれて、「重心を安定させる力」「姿勢を保つ力」が備わります。
これらは総合したものが「バランス能力」です。バランス能力は、
・目
・耳
・筋肉や皮ふ
からの情報が脳に送られることで保たれます。
加齢によって、目や耳や筋肉の機能が低下することで、バランス能力に影響が出ます。

ご高齢者お方が転送するのを防ぐ方法を、今すぐできる転倒予防法の工夫と転倒を予防するための体の鍛え方を、以下で紹介させていただきます。
動いているときに転倒する要因として、調理中に次の段取りを考えながら振り向くやバッグから物を取り出しながら歩くなど、
「複数のことを同時にする」
場面が多いとされています。
これは「二重課題」とも呼ばれて、複数のことを同時にすると、脳が処理しきれず、バランスの情報処理能力が低下して、転倒につながります。
「振り向いてから次の段取りを考える」「立ち止まってカバンから財布を取り出す」など、できる限り、複数のことは同時にせず、ひとつづつ分けて行動することで、転倒のリスクを減らすことができます。
もう一つのすぐにできる転倒予防は、家の中の環境の整備です。
ご高齢者が転倒される場所の約70パーセントは、家の中です。
家の中の転倒するリスクとなることを取り除くことで、転倒は予防できます。
家の中で転倒する要因となるのは、
・スリッパ
・お風呂のイス
・室内の明るさ
です。
それらについて、以下で紹介していきます。

スリッパで歩くときは、スリッパが脱げないように、つま先を引っ掛けるように歩くために不安定になります。
かかとまで包むようなスリッパにすることをおすすめします。
また、フローリングの床は滑りやすいため、グリップが効くスリッパにすることを検討してください。

お風呂は水がある環境のために滑りやすい場所です。
お風呂に手すりをつけ、体を支えるための設備を設置してください。
また、お風呂では、体を洗うときに使うイスの高さがポイントです。
お風呂での立ち座りがしやすいイスの高さは、
・身長が140~150cmの方は、バスチェアの座面の高さは38~40cm程度
・身長が150~160cmの方は、バスチェアの座面の高さは40~42cm
・身長が160~170cmの方は、バスチェアの座面の高さは42~44cm
を目安に購入してください。

室内の明るさについては、夜間にトイレに起きることを考えて、照明がつきやすいような工夫が必要です。
なぜなら、暗闇で見えにくい環境は、バランス能力が著しく低下します。
室内は枕元に置いているリモコンで照明をオンオフできるようにするとか、廊下の照明を人が通ると自動的につくようにするなどを検討してください。
暗闇で見えにくい環境は、バランス能力が著しく低下します。
バランス能力のキーとなる、目や耳の機能をアップするのは、なかなか難しいかもしれません。
しかし、筋肉や皮膚の感覚に関しては、年齢は関係なく、鍛えることで能力はアップできます。
以下で、バランスの感覚と筋力を鍛える方法を紹介していきます。
イスに座り、足の下にテニスボールを置きます。
足の裏の全体に行き渡るように、1分間、ボールを足の裏で転がしてください。

反対側の足も同じようにおこなってください。
これを交互に3回、繰り返しておこなってください。
足は肩幅ほど広げて立ち、壁に手をつけます。

体をねじり後ろを見て、10秒間、その状態をキープしてください。

反対側も同じようにおこなってください。
これを交互に3回、繰り返してください。
イスに座り、両手を外に広げてください。

片方の足とお尻を持ち上げて、10秒間、その状態をキープしてください。

反対側も同じようにおこなってください。
これを交互に3回、繰り返してください。
足は肩幅ほど広げて立ち、壁に手をつけます。

かかと上げて、10秒間、その状態をキープしてください。

これを3回繰り返してください。
イスに座って、体をひねることと腕を前後に

振り上げることを意識しながら、腕を前後に30回、振ってください。
イスん座り、両手をイスのふちをつかんでください。
太ももがイスの座面から離れるように、持ち上げて、10秒間、その状態をキープしてください。

反対側も同じようにおこなってください。これを交互に3回、繰り返してください。

転倒で痛い思いをされたご高齢の方から、買い物や友人と食事に行きたいけど、外出することが不安でひかえているというお話をよくお聞きします。
しかし、人間の体の仕組みとして、動くことでバランス能力は学習できます。
転倒の不安や巨富に打ち勝って、動いていただくためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも転倒への不安が解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられて、体のバランスを整えることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他にご高齢の方からよくお聞きするお悩みについてののブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

春は気温が上がって過ごしやすくなる反面、ぎっくり腰が発生しやすくなる時期でもあります。
その環境要因として、冬の寒さから活動量が減ることで身体能力が低下していることが挙げられます。
その状態から、春にいきなり活動を増やすことで、腰の組織がついていけず、ぎっくり腰を発生させます。
ぎっくり腰は、基本的には、何も手当をしなくても1カ月前後で、緩和されます。
その期間以上、痛みが変わらない場合は、腰の骨の骨折や内臓の病気が疑われますので、速やかに病院で精査されることをお勧めします。
通常、ぎっくり腰が起こると、激痛によって体を動かすことが困難となり、日常生活を送る上で支障がでます。
そこで今回は、ぎっくり腰が起こったときの腰の組織の状態とより早く回復させるための対処法について紹介させていただきます。

ぎっくり腰の身体的な要因は諸説があり、いまだに明確には解明されていません。
有力な要因としては、「椎間板ヘルニアの症状の一つ」であることが言われています。
それは、ぎっくり腰になった方の約70パーセントの方が、椎間板ヘルニアを発症していた研究報告がされているからです。

腰は、多方向に動くだけでなく、上半身の重みを支えたり、下半身からの衝撃を吸収する働きを担います。
その際にクッションになるのが、背骨と背骨の間にはさまっている“椎間板”です。
椎間板は、バームクーヘンのように弾力性のある輪を重ねた形状の中心部に、柔らかい球状のゼリーのような核が存在しています。

この椎間板に、何らかの要因で過剰な負荷がかかり、それが続くことで、中心にある状のゼリーのような核が後方に押し出されます。
そして、ついには、バームクーヘンのような輪を突き破って、外に飛び出します。
これが、“椎間板ヘルニア”と呼ばれる状態です。

腰の骨の後方に、腰から足につながる神経が通っています。
椎間板ヘルニアが発症すると、その腰の骨の後方を通る神経に、後方に飛び出した椎間板のゲル状の核が当たります。
神経に椎間板の核が、引っ付いた瞬間に、ぎっくり腰の特有の症状である激痛が発生します。

文頭でも述べましたが、ぎっくり腰は、放置しても自然と治っていきます。
しかし、なるべく早く、痛みを緩和して活動を復帰したいところです。
そのためのぎっくり腰発症後の生活習慣について、以下で紹介させていただきます。
ぎっくり腰が発症してから、安静にした人と動ける範囲で動いた方との、治るのに要した期間を比較した研究がされました。
その結果、動ける範囲で動い方のほうが、治りが早いという結果が出ました。
動くと言っても、無理をしてストレッチや筋トレをするという意味ではなく、寝続ける・座り続けるなどといった同じ体勢でいることを避けるということです。
そのことで、椎間板に同じ方向への圧力をかけ続けることを回避し、飛び出た椎間板の核の吸収が早まります。
動ける範囲で動くためには、痛み止めの薬で一時的に痛みを止めることもありです。

ぎっくり腰になると、それをかばうために、背中を丸めて「くの字」の姿勢をとります。
しかし、腰が前に曲げている状態は、椎間板の核が後ろに飛び出しやすい姿勢です。
例えていうなら、具沢山のハンバーガーにかぶりつくことで、ハンバーガーの後方からソースや具が飛び出してしまう状態と同じです。
つまり、体を前に曲げた姿勢を続けることで、かえってぎっくり腰を悪化させることになります。
腰が痛むでしょうが、なるべく背筋を伸ばして、体重を後ろにのせることができる姿勢を、探ってください。
そうすることで、ぎっくり腰の治りが早まります。
昔はぎっくり腰になると「冷やす」ことが主流でした。
しかし、最新の研究では、ぎっくり腰を発症後に温めた方が、治癒が早まるという報告がされています。
温める方法としては、39度〜41度程度の温度に設定した湯船にゆっくりつかっていただくことです。
お風呂から出た後は、腰が冷えないように腹巻きなどして、腰周辺の体温が逃げないように保温に努めてください。

ぎっくり腰は、そのあまりの痛さのために、安静や体を丸める姿勢など、かえって治りを遅らせる行動をとってしまいます。
ぎっくり腰から早く回復して、仕事や家事などの日常生活に復帰するためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでもぎっくり腰が解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に腰痛への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院

先日、定期的にお体のメンテナンスに来られる金属加工のお仕事をされておられる50歳代の男性の方が来院されました。
体を前屈みにしてお仕事をされるため、腰やお尻、太ももの痛みや疲労を訴えられることが多い方です。
今回のお体の状態をお聞きすると、忙しくて疲れているということと、座って靴下をはこうとしても、背中と太ももの付け根に痛みがでて、はきづらいとのとのことでした。
今回の患者様のようなお悩みを訴えることは少なくありません。
そこで今回は、座って靴下をはこうとすると、背中や太ももの付け根に痛みがでる理由をその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、スムーズに靴下をはくことができます。

靴下をはくために、太ももを胸の方向に持ち上げようとすると、それを支えるための柱となる骨盤と腰の骨を固定する必要があります。

なぜなら、片足の重さは、体重の15パーセントもあるからです。
体重が60キログラムなら、片足の重さは9キログラムにもなります。
普通に座っているときは、骨盤は後ろに倒れて、腰の骨は前に倒れた状態です。

その状態から、骨盤を前に倒して、腰の骨を反る状態に変化することで、太ももを持ち上げる場合に、安定して支えることができます。

骨盤を前に倒して、腰の骨を反る状態をキープするには、背中の筋肉を緊張させなければなりません。

普段、お仕事や家事で中腰の姿勢や物を持ち上げる動作が多いなどでも、背中の筋肉は使われます。
さまざまな要因で背中の筋肉が疲れて硬くなると、靴下をはくといった何気ない背中の筋肉に負荷をかける動作でも、耐えられず痛みを発症します。
靴下をはく際に起こすもう一つの動作が、太ももを胸の方向に持ち上げることです。

ひざから骨盤にかけて伸びる太ももの前面の筋肉が主力となって、太ももを胸方向に持ち上げます。
この筋肉が縮むと、ひざを伸ばしたり、太ももを上げたりする働きがあります。
靴下をはく動作は、ひざと股関節を曲げておこないます。
ひざを曲げることで太もも前の筋肉を伸ばした状態で、股関節を曲げるために太ももの前の筋肉を縮めようとする、相反した動きをとります。
それによって過度な負荷がかかるとともに、片足の重量の負荷も加わって、太ももの前面の筋肉の付着部である、太ももの付け根に痛みが発生します。

イスに座って靴下をはく際には、ちょっとした工夫で、背中や太ももの付け根への負担を軽減できます。
その方法を以下で紹介させていただきます。
片足を持ち上げた状態をキープしながら靴下をはくために、背中や太ももの付け根に負荷がかかります。
ですので、靴下をはきたい足を太ももの上に乗せて、足を上げてキープするための筋肉の負荷と足の重みを軽減することで、靴下がはきやすくなります。

ベッドなどでしたら、太ももをマットの上にのせて、足首から先ををベッドから出して、靴下をはくのもおすすめです。

他の方法としては、靴下をはきたい足を台にのせて、股関節を意識して、体を前に曲げます。
前に曲げるのが苦しいようでしたら、太ももと体の間に枕などのクッションをはさんで行ってみてください。


また、これらの姿勢がとりずらいようでしたら、「ソックスエイド」という靴下をはくための補助道具があります。
値段は1500円前後ですので、それを利用されるのも一つの手段です。
以下のリンクは、ソックスエイドの販売サイトです。参考にしていただければ幸いです。

イスに座って靴下をはきやすくするために、おこなってほしいストレッチを以下で紹介させていただきます。
壁に手をついて立ち、片方のひざを曲げて足先を持ちます。

足先を持った手で、足を上方に引き上げます。

その状態で10秒間、キープしてください。
反対の足も同じようにおこなってください。
これを交互に3回ずつおこなってください。
片方の足を前に出して、ひざを90度に曲げ、両手をひざの上にのせてください。
もう一方の足を後ろに引いて、床にひざをつけてください。

前に出した足のひざをゆっくり曲げて、重心を前に移動させてください。
後ろに引いた足の股関節の前面が伸びているのを感じたら、その状態で10秒間、キープしてください。

反対の足も同じようにおこなってください。
これを交互に3回ずつおこなってください。
腕を上げて、全体を壁につけてください。

そのままひざを曲げて、背中が伸びるのを感じたら、その状態で10秒間、キープしてください。

これを3回おこなってください。

普段、何気なくおこなっている靴下をはく動作がしにくいということは、ある意味、疲れがたまっているバロメータとも言えます。
日常の生活動作ができないと、煩わしさやストレスがたまります。
そういたことを防ぐためにも、今回、紹介させていただいたことが、みなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも靴下をはく動作に支障が出るようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に疲労への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広