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姿勢 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 3の記事一覧
春になり、暖かくなったことで、買い物や食事のために外で出歩く機会が増えていく時期です。
こういった季節になると、日頃、散歩しているときは大丈夫だが、買い物で歩き回ると、足が疲れて、その晩には足がつって痛い思いをされる方が少なくありません。
そこで今回は、普段は大丈夫だが、買い物で歩き回ると足が疲れてしまう理由とその対処法について紹介させていただいます。
このブログを読んでいただくことで、買い物で歩き回った後の疲れを素早く解消できます。
散歩を日頃からしているときは、それほど疲れないのに、買い物で歩き回ったときは、足が余計に疲れを感じる理由を以下で紹介していきます。
目線をまっすぐ前に向けて、背筋を伸ばして歩くときは、上半身と下半身はバランスが取れた状態で体は支えられていまが。
しかし、買い物をしているといは、商品を見るために視線が下に向けるため、
・頭が前に倒れる
・背中が丸くなる
・腰が落ちるる
といった上半身が脱力をした姿勢で歩くことになる。
それにより、上半身を支えながら歩くために、下半身に、すなわち足により負荷がかかるため、買い物をするために歩くと足に疲労が引き起こされます。
買い物をしていると、興味をひかれるものが目に飛び込みます。
そうすると、衝動的に歩いて近づいていきます。
通常は、目的に向かって、目標を意識して、体を動かします。
つまり、心と体は一体となって動きます。
しかし、買い物では、興味がひかれる商品があると、その瞬間に意識だけが先に目的に到達しまい、体が取り取り残された状態になる。
取り残された体は、無意識の状態となり、自動的に動きます。
この無意識の状態での体の動きは、5〜6歳ごろに獲得した動きのデータにもとづいて動きます。
通常の5〜6歳ごろの子供が走ったり箸を使ったりするなどの動きは、余計な力が入ってぎこちないものです。
そのデータを使って、買い物中は無意識で歩くので、必要以上に余計な力が足に入り、疲れやすくなります。
散歩のときは、前にすすむ足の力と同調して、上半身の力を前方につかい、力を使う「方向」を合わせて行動します。
しかし、買い物中は、前に足を使って歩きながら、上半身は商品を見るために、歩く方向とは別の方向に力が向きます。
そうすると、足と上半身の動きにズレが生じて、効率的な歩き方ができなくなり、買い物で歩き回っていると疲労がたまりやすくなります。
買い物で歩き回ることで疲れた足を回復させる体操の方法を以下で紹介していきます。
片方の足を前に出してひざを曲げ、反対側の足を後ろに引いて床にひざをつけます。
そのまま体重を前方に移動させて、後ろに伸ばした足の股関節の前面が伸びているのを感じたら、10秒間、キープしてください。
足を反対にして、同じようにおこなってください。これを3回繰り返してください。
両足を伸ばして座り、両足の指を開きながら、両足首を足の甲側に曲げます。
太ももやふくらはぎが伸びるのを感じたら、10秒間、キープします。
次は、両足の指をグーに握った状態で、両足首を足底側に伸ばして、10秒間、キープします。
これを3回繰り返してください。
イスに座って、片方の足のひざを曲げて、反対側の足の太ももの上にのせます。
息をはきながら、体を前に倒して、太ももの上にのせた足のお尻の筋肉が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。
足を反対にして、同じようにおこなってください。これを3回繰り返してください。
いろいろなものを見てワクワクしながら、買い物で歩き回るのは、ホルモンが分泌が促進されて、快楽や満足感が向上したり、ストレスが解消されやすくなります。
せっかく買い物で気分が良くなっているので、足の疲労によって不快な思いをされないためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも買い物で歩き回ったことで足の疲労が解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に歩行に関する対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
屋外で重たいものを持ったり、前屈みの姿勢で作業をされる溶接業や建築業などの方が、腰痛を訴えられることが多いです。
腰が痛くなるシーンは、作業の最中が主ではあるのですが、春先で意外に多いのが、休憩後に作業に入ろうするときです。
お昼ご飯を食べたり、お茶やおやつを食べたりと、数分間、座り込んだ後に、いざ立ちあがろうとすると、腰が痛んで、しばらく動きずく、作業再開に支障がでてきます。
毎度、休憩後に仕事を再開しようとすると起きる腰痛にストレスを感じるお話をよくお聞きします。
そこで今回は、春先の屋外の仕事で、休憩後に立ちあがろうとしたときに腰の痛みを感じる理由とその対処方法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、屋外のお仕事の方が、休憩後に起きやすい腰痛で不快な思いをすることを解消できます。
屋外で溶接業や建築業などの方が、体を動かしてお仕事をされていることで、汗をかき体が熱くなって体温が上がります。
人間の体を動かす筋肉は、37度のときが一番スムーズに、伸びたり縮んだりして機能性が上がります。
ですので、屋外でお体を動かして作業をしている最中は、体温が高いため筋肉は動きやすい。
しかし、休憩に入ると、春先のまだまだ寒い環境の中で、動きをピタッと止めてしまうため、体温が一気に下がります。
これは、体が体温を維持するために、熱をつくりだす働きの約60パーセントを筋肉の活動でおこなっているためです。
体温の低下は、生命の危機だと体が感じて、生命を維持するために、脳や内臓に血液を集中させます。
そうすると、体の表面にある筋肉への血流がとどこおり、仕事で体を動かしたために疲労した筋肉に、血液を通して、栄養や酸素の提供と老廃物の回収ができなくなります。
その結果、休憩中の間に、筋肉が硬くなり、休憩後にいざ立ちあがろうとすると、腰の筋肉が伸びずに痛みが発生します。
基本的には、休憩時間をじっと座ったりせずに、20分に一回は立ち上がって、少しでも歩いたもらうのがベストです。
座っていても、足を小刻みに揺らす貧乏ゆすりをするだけでも、体温が上がります。
しかし、休憩はゆっくりしたいので、そうもいかないかと思われます。
春先の屋外の仕事で、休憩後に立ちがった際に、腰の痛みが起きたときに、そのまま作業をすると、ぎっくり腰などを引き起こしかねません。
そこで、休憩後の腰痛の対処法として、ウォーミングアップとしての現場でも簡単に腰痛体操をおこなうことをおすすめします。
その方法を以下で紹介させていただきます。
壁に向かって1歩、はなれて立ちます。
両足を肩幅に開いて、肘を伸ばした状態で、両手を壁にあてます。
両肘を伸ばしたまま、腰を気持ちがいい状態まで反らします。
その状態で、10秒間、キープします。
これを3回。おこなってください。
両足を肩幅に開いて、壁にもたれます。
体を壁にもたれた状態で、壁から足を1歩、はなす。
骨盤を壁につけたまま、ゆっくりと上半身を脱力をして、上半身の重みを使って、腰を前に倒します。
腰を曲げた状態で、10秒間、キープします。
これを3回、繰り返してください。
壁に体の側面を向けて、両足を肩幅に開いて立ちます。
壁側の腕を、肘を曲げた状態で壁につけます。
このとき、肩と肘を水平にして壁につけて、体と壁の距離を調整します。
反対側の腕の手を骨盤のにあてて、骨盤を壁側に押して、お尻を壁方向にずらします。
ポート右肩が下がらないように肩が水平に保ちます。
お尻を左にずらした姿勢を10秒間、キープしてください。
これを3回、繰り返してください。
反対側も同じようにおこなってください。
現場のお仕事の休憩中は、同僚の方とお話をしたり、スマホを眺めたりと、座ったまま、すごされることも多いかと思われます。
作業を再開後にやる気や集中力を上げるためにも、そういったしリフレッシュをする時間は必要です。
ですので、休憩時間で座り込んだ後の腰痛をリカバーする方ために、今回、紹介させていただいたことが、みなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも、春先の屋外のお仕事の方が休憩後に起こりがちな腰痛を解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に腰痛への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
先日、調理補助のパートをされていいる50歳代の女性の方が、人差し指の付け根の痛みを訴えて来院されました。
お仕事内容をお聞きすると、キャベツや白菜などの野菜を調理するための下ごしらえを主に担当していると。
包丁でそれらの野菜を切り続けていたら、包丁を持った手の人差し指の付け根が痛くて、曲がりにくくなったそうです。
痛くなった人差し指の付け根をもんだり、湿布を貼っても、痛みがおさまらず、来院したとのことでした。
今回の患者様のように、包丁で食材をカットし続けると、人差し指の付け根に痛みが発症される方も少なくありません。
そこで今回は、包丁で野菜をカットし続けたことで、人差し指の付け根が痛くなる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくこと、包丁の使いすぎによる人差し指の付け根の痛みを解消できます。
手で包丁の柄に限らず物を握るときに、指の付け根の関節に一番負担がかからない角度は、この関節が60〜70度ぐらい手のひら側に曲がっている状態です。
また、ものを握るときに、一番、効率よく手のひらに力が入るのは、手首が20〜30度、手の甲に曲がっている状態です。
手首を手のひら側に曲げてものを握ると、かえって力が入りづらくなります。
この角度を保つためには、包丁を握りこむことで、手のひら側に力がいきすぎないようにする必要があります。
包丁を握りこみすぎないようにするには、手の甲の骨から肘の外側に向かって伸びる筋肉を緊張させて土台を作る必要があります。
手から前腕の手のひら側と手の甲側のバランスが取れることで、握りこむ動作による指の付け根の関節への負荷を最小限にできます。
しかし、野菜を切り続けていると、包丁を握る動作の土台となる手の甲の骨から肘の外側に向かって伸びる筋肉が疲れてきます。
そうすると、握る手の角度が崩れて、指の付け根の関節に負荷がかかり、炎症を起こすことで痛みが発生します。
特に、人差し指の付け根は、包丁の柄の上面部分との接触があるために他の指よりも負荷が多く、今回の患者様のような症状が生じやすくなります。
包丁で野菜をカットし続けたことにより痛む人差し指への対処法を以下で紹介させていただきます。
野菜をカットし続けることで、人差し指の関節に炎症が起こります。
まずは、仕事が終えたすぐに、痛みがある部分を冷やして炎症を抑えてください。
湿布を貼るとヒヤッとしますが、湿布を缶コーヒーに貼っても冷えないように、炎症を起こした指の付け根にあてても冷えません。
できれば、袋に水と氷を入れて、指に付け根に当ててください。
冷やす時間は、15分ほどオッケーです。仕事を終えて、2、3時間たてば、今度はお風呂で湯船につかって、指だけでなく体全体を温めてください。
包丁を握る時に土台となる、手の甲の骨から肘の外側に向かって伸びる筋肉のストレッチをおこなって回復を促すことをおすすめします。
右の手のひらを床の方に向けて、手首と肘を軽く曲げます。
手首は、左の手で右の手の甲をつかみ、右の手首を床方向と小指側方向に曲げます。
その状態で、右の肘を伸ばし、10秒間キープしてください。
これを3回、繰り返してください。
包丁を握るときによく使う手のひらの筋肉を刺激して、疲労の回復を促してください。
左手の親指と人差し指の指先で、右手の親指と人差し指の間の付け根の水かきの部分をつまんでください。
左の親指と人差し指の指先で、右手の親指と人差し指の間の筋肉を、気持ちがいいぐらいの強さで、10秒間、つまんでください。
これを3回、繰り返してください。
包丁で野菜を切り続けたことで人差し指の付け根が痛くなるのは、疲労のために包丁を握るフォームを崩している可能性があります。
それをカバーするために、手首や肩、腰などへの影響が出て、二次的な痛みが発生する場合もあります。
包丁を使う調理補助のお仕事をスムーズに続けていくためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも包丁の使い過ぎで人差し指の付け根の痛みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に調理による体の痛みへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
女性の方が、肩にバッグをかけて歩くときに、右か左かのかけやすい側の肩に、習慣的にかついでしまいがちです。
いつもとは反対側の肩にバッグをかけて歩いていると、疲れやすかったり、違和感を感じるとおしゃるかたは多いです。
しかし、かけやすい方の肩にバッグをかけ続けて歩き回った後に、バッグをかけている側の肩に痛みを発症される方が少なくありません。
そこで今回は、片方の肩にバッグをかけ続けて歩くことによって体に与える影響と、その対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、バッグを肩にかついで歩くことによる肩の痛みを解消できます。
長時間、片方の肩にバッグをかけて歩くと、バッグを重さと体のバランスをとるために体に負荷がかかります。
そのときに、なるべく疲れないように、筋力を使わないような姿勢をとりがちです。
その姿勢は、
・頭が前方に突きでる
・首の骨の並びがまっすぐにならぶ(通常は弓形に前方に曲がっている)
・背中がまるく曲がる
・肩甲骨が外に開く
・肩が内方にねじれて巻き肩になる
・腰の骨がまっすぐにならぶ(通常は弓形に前方に曲がっている)
・骨盤が後ろに倒れる
・足が外に開いてガニ股になる
といった状態になりがちです。
確かに、この姿勢で立っていると、筋力に頼ることが少なくなりますが、体を反らすような動きをすると背骨が不安定になるデメリットもあります。
この姿勢のデメリットが、片方の肩にバッグをかけて歩くときに、余計に肩への負荷を増加させます。
片方の肩にバッグをかけて立っていることで、バッグの重量で、体の重心がバッグをかけている側に傾き、肩の高さも下がっていきます。
その状態で歩くと、肩からバッグがずり落ちるので、重心や肩の高さを調整して安定させる動きをします。
その動きは、バッグをかけた肩と反対側に体を側屈・後方に傾けます。
そうすることで、肩に担いだバッグの方に傾いた重心を、体の中心によせて、左右の足に均等に体重を乗せて歩くことができます。
つまり、片方の肩に荷物をかけるときにしがちな姿勢のデメリットのため、歩くことで体は不安定な状態となり、バランスを取るために、体の負荷が大きくなります。
特に、バッグをかけた肩は、バッグの重量を持ち上げるだけでなく、歩くときに反対側に側屈・後方に倒れる体が倒れないように、引っ張り上げる必要があります。
そのために、バッグをかけた肩への負担が大きくなり、肩の痛みが発症します。
バックを肩にかけて歩くことで、首・肩・背中・腰・股関節のバランスが崩れてしまいます。
ですので、肩のみケアしても、他の部分がゆがんで動きが悪くなっている、結局、肩に負荷がかかってしまいます。
ですので、肩だけでなく、首・背中・腰・股関節へ刺激を入れる必要があります。
そのための体操を以下で紹介させていただきます。
足を肩幅に開いて立ち、両腕を背中側にまわして、お尻の後ろで両手を組み合わせます。
後ろで組んだ両手を体から離して、腕を後ろに伸ばします。
そのとき、肩甲骨同士を寄せて、胸を開くことを意識してください。
この状態で、10秒間、キープしてください。
これを3回、繰り返してください。
鼻から息を吸いながら、両肩を上にあげます。
口で息をはきながら、両肩の力を抜いてストンと下におろします。
これを、3回、繰り返してください。
上向きで寝て、ひざをそろえて90度に曲げます。ひざをそろえたまま、横に倒れる角度まで倒して、10秒間、キープしてください。
反対側も同じように、ひざを倒してください。これを3回繰り返してください。
上向きで寝て、片ひざを両手で抱えます。
抱えたひざを胸に近づけて、10秒間、キープしてください。
反対側も同じように、ひざを抱えてください。これを3回、繰り返してください。
片方の同じ肩にバッグをかけたり、傘を持つ手が同じなど、荷重をかける側がいつも同じというクセを持っておられる方は少なくありません。
こういった日常生活での、クセというものは、なかなかぬけないものです。
ですので、クセを矯正するより、今回の場合のように、どちらの肩にバッグをかけるクセがあるのかを把握しておいて、ケアをおこなっていくことを押すすまします。
そのための方法を、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも、片方のかたにバッグをかけて歩いたことで起こる肩の痛みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に肩の痛みへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
デスクワーク中に、長時間、パソコンの画面と見続けていると、首が重だるくなってしんどいと訴えられる方が多くいらっしゃいます。
また、仕事が終わり帰宅して、就寝しようと寝転がった瞬間に、びりっとした頭や肩の首の付け根に痛みが瞬間的に走って、思わず首を押さえることが、よくあるとのお話もお聞きします。
このように、デスクワークでパソコン画面を見続けるで、仕事中だけでなく、家に帰ってからも、ちょっとした動作で首の痛みを感じることが少なくありません。
仕事場でも家でも首の痛みが日常的に続くと、ストレスがたまったり、やる気や集中力の低下、睡眠のさまたげなど、負のループにおちいってしまいます。
そこで今回は、デスクワークでパソコン画面を見続けることで、首に痛みが発生する理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、デスクワークによる首の痛みを解消できます。
デスクワークでのパソコン作業の姿勢は、頭を前方に曲げて、パソコンの画面に目を近づけるような状態になることがよく見受けられます。
これは、イスに座ってパソコンと向かい合ったときに、パソコンが目の位置より低い机の上に置いてあるため、
「頭をさげてパソコン画面に視線を合わせる」
ことをおこなってしまうためです。
パソコン画面に頭を下げてまで視線を合わせるのは、目の焦点を合わせやすくなり、パソコンから発信される詳細な情報をより明確に見ようと集中力を上げるためです。
人間の頭の重さは、だいたいボーリングの玉と同じぐらいの4〜5キログラムあります。
この4〜5キログラムもの重さがある頭は、正常な姿勢では、30〜35度に前方へ弓形に曲がって積まれた7つの首の骨の上にのっています。
この正常な首の角度でしたら、首周辺の筋肉は最小限の均等な負荷で、頭の重みを支えることができます。
しかし、頭をさげてパソコン画面に視線を合わせることで、この正常な首の角度が30度以下になると、首周辺の筋肉への負荷が、頭の重さの約4倍の18キログラムに増加します。
パソコン画面に視線を合わせるために増加した頭の重みを支えるために、首の筋肉に過剰な負荷がかかったり、バランスがくすれることで、首に痛みが発生します。
また、この状態の姿勢が職場で習慣化すると、家に帰っても頭が前に下がった姿勢のクセが抜けず、自宅でも首の痛みが続いてしまいます。
頭の重みを支える首周辺の筋肉は、頭から首、鎖骨やろっ骨、肩甲骨に付着しています。
ですので、首だけではなく、肩や背中、胸などを刺激するストレッチをする必要があります。
デスクワークで使われる筋肉に適度な刺激を入れることで、血流が促進して、疲労して痛む首が改善されます。
両手を合わせて親指をアゴの下にあてます。
その状態で、息を深くはきます。鼻で息を吸いながら、アゴの下に当てた親指でアゴを上方にあげてます。
これを3回繰り返してください。
目線は正面に向けて、片方の手の人差し指にアゴの前に当てます。
そのまま目線を正面に向けたまま、後方に引きます。
この状態を10秒間、キープしてください。
これを3回繰り返してください。
両手を腰に回します。
その状態で、首を右側方に傾けて、10秒間、キープしてください。
次に、首を左側方に傾けて、10秒間、キープしてください。
これを3回繰り返してください。
胸を張って腕を体の後方に伸ばしてください。
その状態で、両手のひらを、10回、回旋させてください。
イスに座って、手を組んで前に伸ばし、同時に頭を組んだ両手の間に倒し、背中が後方に引っ張られるイメージで、背中を丸めます。
この状態を、10秒間、キープしてください。
これを3回繰り返してください。
デスクワーク中に首が痛むだけでなく、家に帰っても続くことで、精神的にもリフレッシュがさまたげられます。
また、首には血圧や呼吸、胃腸などを調整するセンサーが存在するため、首の不調は体全体の不調につながる可能性があります。
ですので、デスクワークによる首への負荷に対するケアをこまめにされることをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでもデスクワークによる首の痛みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に首の痛みへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広