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感染症 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 2の記事一覧

寒冷な環境下の仕事での尿意を我慢することで頭痛を伴う首や肩こりが発症する理由と対策

2024.03.06 | Category: 予防,体温,,冷え,冷え性,天候,姿勢,感染症,排尿,,水分,生活習慣,疲労,立ち方,肩こり,肩の痛み,腰痛,血圧,血流,関節,頭痛,風邪,首の痛み

 

寒い時期に外で、販売や受付、警備など、じっと立って動きの少ないお仕事中、頭痛を伴う肩や首のこりを発症する方が少なくありません。

その理由として、寒さにより体が冷えることで、血流の悪化や筋肉が硬くなりそのような症状を引き起こしてしまいます。

これに対する対処法については、当院のブログでも紹介しておりますので、参考にしていただければ幸いです。

また、そのほかに考えられる要因として、「排尿の我慢」です。

仕事中、尿意を感じても持ち場を離れることができず、これらの症状を引き起こす場合があります。

そこで今回は、尿意を感じても我慢することで、頭痛を伴う肩や首のこりが発症する理由と体への影響、その対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、寒い外でのお仕事をすることで、頭痛を伴う肩や首のこりを発症させるを予防できます。

 

 

 

寒い環境下で尿意が活発になる理由

 

寒い環境にいることで、体温の調節とぼうこうの反応によって、尿意が促進されます。

 

体温の調節

尿は、腎臓で血液から余分な水分と老廃物を取り除かれたもので作られています。

尿の元となる血液は37度前後の、いわば酸素や栄養の入った温かいお湯であり、それが全身に巡ることで、体温を保ち体の筋肉や内臓が機能します。

寒冷な環境では、血液を冷やさないように、皮膚表面に流れる血液の量を減らし、体の内側に血液を集めます。

内臓に血液が集まることにより、腎臓を通る血液も増えます。

結果、尿の精製量も増えることで、ぼうこうにたまる尿がたまりやすくなり、尿意を感じやすくなります。

 

ぼうこうの反応 

尿をぼうこうにためたり、排出したりるるのは、脳からの司令によって制御されています。

しかし、人の体は、寒さの刺激を感じると、その刺激の情報を脳に伝えるのと同時に、ぼうこうを支配している神経が独自で反応して、ぼうこうを収縮させる命令を発します。

そのことによって、寒さを感じると尿意が発生しやすくなります。

 

 

 

尿意を我慢することで首や肩こりが発生する理由

 

尿を排出することを我慢すると、頭痛を伴う首や肩のこりが発症する理由を以下で紹介していきます。

 

姿勢の調整

尿意を我慢すると、排尿しないためにぼうこうに尿がたまり膨らみます。

膨らんだぼうこうが、おなかの空間を圧迫して、腹圧が上昇させます。

腹圧が上昇すると、おなかが膨らみ、腰がそるような姿勢となる。

その姿勢の崩れを調整するために、首や肩の筋肉が過剰に働くことで疲労して、首や肩のこりを引き起こしやすくなります。

 

ストレスの増加

尿意を我慢することは、脳はストレスを感じます。脳と首や肩の筋肉は、極めて密接な関係にあります。

脳がストレスを感じると、同時に首や肩の筋肉も反応して、こりや痛みが発生しやすくなります。

 

 

尿意を我慢することで頭痛が発生する理由

 

排尿を我慢すると頭痛を引き起こす理由は以下のことが考えられます。

 

血圧の上昇

排尿を我慢するには、息を止めて力むという動作をとります。

便が出ない時に踏ん張ったり、高い場所で耳が詰まったときに耳抜きする動作でもあります。

これは、排尿を抑制するために腹圧を上げる動作であり、これによって胸の圧が上昇します。

心臓や肺がある胸の圧が上昇すると、血圧が上昇します。

それによって、頭部の血流に影響を与え、頭痛を引き起こす可能性があります。

 

筋肉の緊張

排尿を我慢することで、腹圧の上がり、首、肩の筋肉が緊張します。

これによって、頭部への血流が不足したり、神経が圧迫されることで、頭痛が生じる可能性があります。

 

 

 

排尿を我慢する体へのデメリット

 

排尿を我慢することで、健康に悪影響が出る可能性があります。以下で考えられるデメリットを紹介します。

 

ぼうこうの緩み 

ぼうこうは尿をためることができる袋です。

その袋から尿が排出されて空っぽのときは、袋の分厚さは1.5センチほどあります。

尿がたまっていくと、水風船のように膨らみ引き伸ばされて、袋は3ミリほどの厚さになります。

長時間にわたって排尿することを我慢していると、ぼうこうが伸びきって、縮まなくなる可能性があります。

そして、将来的に、尿を排出する能力が低下して、健康に影響を与える可能性が出てきます。

 

感染症へのリスク

排尿を我慢することで、尿が長時間、ぼうこうにたまり、それによって大腸菌などの細菌の増殖しやすくなります。

それによって、ぼうこう炎や尿道炎、腎盂腎炎などの感染症を引き起こすリスクが高まります。

 

排尿に関する筋肉の弱体化

尿を我慢することは、尿の通り道を閉めたり開いたりする筋肉を適切に使わない時間が増えます。

この筋肉が収縮したり弛んだりするバランスが崩れます。

それによって、意識的に排尿をコントロールする機能が低下します。

 

排尿時の失神 

長時間、排尿を我慢すると、血圧が上昇します。

その血圧が上昇した状態で、トイレにいって排尿を始めると、急激に血圧が下がります。そうすると、脳への適切な血液が供給されず、気を失うこともあります。

これは、「排尿失神」と呼ばれるもので、意識の喪失以外では一般的には無害とされています。

しかし、失神することによっての転倒により、打ちどころによっては、大きな事故につながります。

 

 

 

外の寒冷な環境で業務で排尿の頻度を抑える方法

 

基本的には、長時間、排尿を抑えるのは、体にとってデメリットしかありません。

しかし、業務上、何度も持ち場を離れるわけにはいかかない方も多いかと思われます。

以下で、外の寒冷な環境下でも、業務中になるべく尿意を感じる頻度を減らすための方法を紹介していきます。

 

貧乏ゆすりで体温を上げる

尿意は体に寒さを感じることで起こりやすくなります。

寒さを感じにくくするためには、体温を上げる必要があります。

そのためには、筋肉の活動が不可欠です。

しかし、仕事中に体を派手には動かせないかと思われます。

仕事中でもできる筋肉への刺激として、

 

「貧乏ゆすり」

 

をおすすめします。

その効果は、足を細かく5分間、ゆすることで、体温を2度も上がるとされています。

 

防寒着の着用

寒冷な気温の環境下で仕事をする際には、体の体温が外部に出ないように、十分に保温できる服装が必要です。

特に腹部や腰回りを、腹巻きやスパッツなどで温かく保つことで、ぼうこうに冷えが入るのを軽減できます。

 

温熱のグッズを使用する

カイロや電熱ベストなど、温熱グッズを使って体を温めてください。

これによって、外部からの寒冷刺激を防ぎ、排尿への頻度を減らすことができます。

 

暖かい飲み物の摂取

寒冷な環境で働く場合、温かい飲み物をとることも効果的です。

温かい飲み物は体を内側から温め体温を上げて、少し汗をかくことで、排尿の頻度を抑えるのに役立ちます。

 

深呼吸をする

寒い環境下では、呼吸が浅くなりがちです。

深呼吸をすることで、呼吸するための筋肉が動き、体が発熱します。

また、体に酸素が取り込まれることで、内臓の働きが活発になり、体温も上昇します。

そのことによって、尿意を感じる頻度を抑えることができます。

 

 

 

まとめ

 

長時間、外の寒冷の環境下でのお仕事後に、頭痛や首肩の痛みだけでなく、血尿やめまい、吐き気や発熱といった症状が出た場合は、すみやかに内科や泌尿器科の病院で検査・治療を受けてください。

排尿は体にとって、生命の維持にもかかわる必要不可欠な行為です。

しかし、寒い環境の中でお仕事をしている方にとっては、どうしても我慢を強いられることが多いと思われます。

原則としては、尿意に従ってトイレに行ってほしいのですが、業務に支障が出ないように排尿の頻度を抑える工夫として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

寒い環境下でお仕事をすることで、肩や首のこりでお困りでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に冷える環境への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

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お子さんから感染したお母さんに起こる後遺症としての腰痛への対処法

2024.02.24 | Category: 予防,体操・ストレッチ,免疫,,姿勢,寝起き,感染症,新型コロナウイルス,日常生活の動作,,生活習慣,疲労,睡眠,筋肉痛,股関節の痛み,背中の痛み,腰痛,関節,風邪

 

 

2月も終盤となって、気温も上がってきて、春が近くまで来ているのを感じます。

しかし、風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスなどの感染症は、まだまだ猛威を奮っています。

兵庫県の2月の感染症に関するの調査によると、兵庫県全体の感染者の約82パーセントが、15歳未満であると報告されています。

お子さんが何らかの感染症にかかると、看病するお母さん方もうつってしまうケースが多く見られます。

感染症のために熱が出て、数日、寝込んでしまったお母さん方が、病気から復帰して、いざ家事や仕事をしようとすると、腰痛に悩まされることが少なくありません。

そこで今回は、感染症を発症したお母様方が、病気から復帰した後に、腰痛が発症する理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、病み上がりに起こる腰痛を解消できます。

 

 

 

感染症から復帰した後に腰痛が発症する理由

 

 

 

お母さん方が、感染症で寝込んだ後に、腰痛が発症する理由は、以下のようなことが考えられます。

 

 

寝込んだことによる筋力の低下

風邪やインフルエンザなどにかかったことで、布団に寝たきりの生活を送り、筋力をほとんど使われないことで、筋力は急激に低下します。

寝たきりでいることで落ちる筋肉量は、1日で約3〜5パーセント、1週間で約20パーセントの筋力が減少します。

このような急激に筋力が低下する反面、筋力の回復には時間がかかります。

1日寝込むと、筋力の回復には1週間かかり、1週間寝込むと、筋力の回復に1カ月もかかります。

腰は、体を前後に曲げたり、ひねったりと、体幹を動かすだけでなく、腰を動かさないことで、体を安定させます。

また、上半身の重みを支え、下半身との連結を担います。

この腰の機能は、腰周辺の筋肉によることが大きいため、筋力が落ちることで腰を支えきれず腰痛を引き起こします。

 

免疫系の影響

風邪ウイルスやインフルエンザウイルスと体の免疫が戦う際に、ウイルスに対して免疫が優位な環境をつくつために、体温を上げる物質が分泌されます。

この物質はウイルスと戦う際には、非常に役に立つのですが、痛みも引き起こす物質でもあります。

 そのため、全身の筋肉や関節に痛みが発症し、全身痛症候群とも呼ばれます。

また、ウイルスと戦う免疫反応は、非常にエネルギーを消耗します。

そういったウイルスと戦った免疫による体の変化を、特に、日常生活で負荷がかかる腰が感じる機会が多いため、腰に痛みを感じやすくなります。

こういった理由で、感染症の後遺症として、腰痛が引き起こされます。

 

 

 

感染症の後遺症として起こる腰痛への対処法

 

 

 

感染症により寝込んだことにより、筋力が低下して、痛みの感度も上がっています。

いきなり腰痛への刺激がきついリハビリは、かえって腰の痛みを増加させかねません。

まずは、低刺激の体に優しい腰痛へのケアを以下で紹介させていただきます。

 

腹屈体操

腰にタオルを当てて上向きで寝て、ひざを60~90°に曲げます。

 

おなかに手を当てて、軽くあごをひいて、鼻から息を吸って、おなかを膨らませます。

 

次に、口からゆくり息をはいて、膨らんだおなかをゆっくり凹ませていきます。

これを5回繰り返してください。

 

バンザイ体操

腰にタオルを当てて上向きで寝て、ひざを60~90°に曲げ、腕を体の横に置きます。

 

 

軽くあごをひいて、鼻から息を吸いながら、腕を伸ばして、円を描くように頭の上までゆっくりあげていきます。

次に、息をはきながら、円を描くように、腕を元の位置である体の横に下ろします。

これを5回繰り返してください。

 

背屈体操

うつぶせに寝て、わきをしめて両方のひじを床につけて、無理のない程度に背中を逸らして、その姿勢を20秒間、キープします。

これを5回繰り返してください。

 

 

 

まとめ

 

 

 

今年は特に、感染症でご家族中が大変なことになったというお話をよくお聞きします。

感染症が治った後も、なかなか体が回復せずに、特に、腰痛に関しては悩まれている方も少なくありません。

腰は体の要であるため、日常生活においては素早く回復させる必要があります。

そういった腰痛に対して、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも感染症が治った後に起こる腰痛が解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に腰痛への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

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新型コロナが治った後、首の痛みが悩み…解消のポイントは?

2024.02.04 | Category: 予防,体操・ストレッチ,免疫,,感染症,新型コロナウイルス,生活習慣,疲労,肩の痛み,首の痛み

 

 

今年に入り、インフルエンザへの感染が猛威を奮っていますが、新型コロナへの感染も未だ高い水準で続いています。

とはいえ、新型コロナウイルスが拡大しだした当初に比べると、重症になることが少なくなったと言われています。

しかし、新型コロナに感染した後の後遺症が、いろいろとでます。

その一つに、「首の痛み」があります。

先日も、60歳代の女性の方が、新型コロナに感染し、治癒したけれども、首の痛みがでてだんだんとキツくなったことで来院されました。

首の痛みで振り向けない上に、肩や肘、腰まで痛みが広がってきて、生活に支障が出ているとのことでした。

このように、コロナ感染の後遺症として首の痛みを発症される方が少なくありません。

そこで今回は、コロナに感染することで首の痛みが発症する理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、コロナ感染後におこるつらい首の痛みを解消できます。

 

 

 

新型コロナウイルス感染後の後遺症について

 

 

新型コロナウイルスの感染後に起こる後遺症は、「長期COVID症候群(長期症状)」と呼ばれています。

新型コロナウイルスに感染した 一部の方は、感染から数週間や数カ月後に、後遺症に苦しむことがあります。

「長期COVID症候群(長期症状)」の症状を以下で紹介していきます、

 

 

疲労感

長期にわたって、何をするにも疲れやすい状態が続くことがあります。

 

呼吸系の症状

うまく呼吸ができないことや、息切れが起こしやすい状態が続く場合がある。

 

関節や筋肉の痛み

関節や筋肉の痛みや不快感を感じる状態が続く場合がある。

 

頭痛

頭が締め付けられたりズキズキするような長期的な頭痛が続く場合がある。

 

集中力や記憶の低下

認知する機能の障害や集中力や注意力が低下することが続く場合がある。

 

ニオイや味の感覚がなくなる

鼻や舌で感じる機能が消失して、何を匂っても何を食べても、感じない状態が続く場合がある。

 

心臓や血管の不調

心拍が早まったり不整脈を引き起こしたり、血圧の変化が激しい状態が続く場合がある。

 

 

 

長期COVID症候群(長期症状)によって首が痛くなる理由

 

 

前章で、長期COVID症候群(長期症状)の中で、関節や筋肉に痛みが発症することを述べました。

それが起こる過程として、新型コロナウイルスに感染すると、体がウイルスと戦うために免疫の反応が引き起こされます。

それによって、体の各部で炎症が生じます。

このときに起こる炎症が、関節や筋肉にも影響を与えます。

首は、頭や腕の重みがかかり、呼吸や血圧のセンサーもあります。

ですので、首は体の中でも、負荷が大きく敏感な部分です。

新型コロナウイルスに感染することで、首の関節や筋肉が弱ると、首の特異性から、後遺症として首の痛みが発症し持続してしまう可能性があります。

 

 

 

新型コロナウイルス感染後の後遺症として首の痛みへの対処法

 

 

首はとても繊細な部分です。

強い刺激はかえって痛みを助長させます。

以下で、優しい刺激で首の痛みを緩和する方法を紹介していきます。

 

鎖骨の下をさする

胸に手を当てて、鎖骨の下縁に沿って、端から端まで3秒ほどかけて、皮ふをゆっくりと優しくさすってください。

 

後頭の髪の生え際を刺激する

親指以外の4本の指で、後頭部に当てて支えます。

残った親指でうなじの外側をすべらせて、髪の生え際のあたりの凹みに親指を止める。

その状態で、頭を少し後ろに倒すことで、親指で押さえた部位に刺激を入れます。あくまでも優しく気持ちがいい程度の圧で、10秒ほどキープしてください。

 

首の前の筋肉を刺激する

顔を斜め上に向けて頭を傾けます。

傾けた側の首に筋肉の膨らみがあらわれます。

その膨らんだ筋肉を、耳から鎖骨に向けて、順に軽くつまんでいってください。

 

 

まとめ

 

 

新型コロナウイルスの感染による後遺症の中でも、首の痛みは、適切なケアをすることで、早く解決ができます。

そのために、今回のブログで紹介させていただいたことがお役に立てれば幸いです。

それでも、新型コロナウイルス感染後の後遺症として起こる首の痛みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに関しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に首の痛みに対しての対処法について書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。

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冬の感染症から身を守る!免疫を整えて感染症対策

2024.02.01 | Category: インフルエンザ,ストレス・自律神経障害,予防,体温,免疫,入浴,,冷え,感染症,新型コロナウイルス,生活習慣,疲労,睡眠,胃腸

 

 

 

ここ最近、ご家族の方がインフルエンザに感染されたというお話をよくお聞きします。

「兵庫県感染症発生動向調査週報(速報)」を見ても、2024年1月の第1週に比べて、第4週は爆発的に感染者数が増えています。

しかも、過去5年の中でも、インフルエンザに感染した患者数が最も多くなっている状況が報告されています。

また、最近は報道がされることが少なくなりましたが、新型コロナウイルスへの感染も増加しています。

こういった感染症の流行は、寒さや乾燥によってウィルスが増加しやすい環境の冬には、どうしてもはやりやすいものです。

とはいうものの、ご自身や家族が感染しないか心配になりますし、防ぎたいものです。そこで重要になってくるのが、体の免疫の状態です。

そこで今回は、免疫に影響を与える生活習慣について紹介させていただきます。

このブログを読んでいいただくことで、この冬に感染症にかかることを防げます。

 

 

 

免疫とは

 

近年のコロナ禍によって、その役割は注目されている「免疫」とは、私たちが生まれつき備わっている体を防御するためのシステムです。

代表的な免疫システムとしては、体内に侵入することで病気を起こす原因となるウィルスや細菌などを排除する働きがあります。

 

 

 

免疫は強すぎても弱すぎてもダメ?

 

よく「免疫力をあげる」という言葉を目にします。

しかし、あまり免疫はあげすぎても体に良い影響がでません。

免疫は、体内の異物を攻撃して排除する働きがあるのですが、その力が強すぎると自分自身の細胞をも攻撃してしまいます。

その代表的なのは、リウマチや花粉症などです。

強すぎる免疫の働きによって自分自身の細胞を攻撃することによって、リウマチでは骨の変形がおこったり、花粉症では鼻水や目のかゆみ・発熱などの症状を引き起こしてしまいます。

とはいうものの、免疫の働きが低下すると、ウイルスや細菌・がん細胞などが増殖して、病気を引き起こしてしまいます。

つまり、免疫は働かなさすぎても、働きすぎても、体は良い状態とはなりません。

だいじなのは、免疫がバランスをよく機能することなのです。

 

 

 

免疫のバランスが不調を起こしやすい習慣

 

免疫が不調になりやすい体の状態や生活習慣を以下で紹介させていただきます。

 

太りすぎややせすぎ 

体重と免疫との関係の研究は、いろいろとされてます。

結局のところは、太りすぎていても痩せすぎていても、免疫のバランスは乱れることが報告されています。

 

血糖値を上げすぎる食事

ご飯、パン、麺類などの穀物や、お菓子やジュースといった砂糖を多くふくむ食べ物は、血糖値を上げます。

血液の中の血糖値が上がると、糖が他の物質と結びついて、血管を攻撃する物質に変わります。

その物質から血管を守るために免疫が働きます。血糖が上がる食事を続けることで、免疫がその働きばかりを強いられるので、ウィルスや細菌が侵入した際に対応できなくなります。

こうして、血糖値を上げすぎる食事を続けることで、免疫を働かせるべき場面のバランスが崩れてしまいます。

 

腸の不調

食べ過ぎや飲み過ぎ、食事の時間が不定期なことで、腸に負担をかけると、免疫のバランスが崩れます。

腸の不調は、便秘、下痢、臭いおならがよくでる、などの症状がでます。

腸は、体全体の免疫に働く細胞の7〜8割が存在します。

つまり、腸の状態を悪くすることは、体の免疫機能を低下させることに直結します。

 

睡眠の不足

睡眠は体内の細胞を修復し、疲労を回復させるためのだいじな時間です。

当然、免疫細胞も睡眠中に、修復や強化されます。

また、睡眠が不足することで、太りやすくなったり、自律神経が乱れたり、血糖値が上がりやすくなったりして、免疫のバランスを崩しやすくなります。

 

ストレスの増加 

過度のストレスは、体が生命の危機を感じ、体を守ろうと免疫のシステムが過剰に働く場合があります。

それによって免疫が、自身の体にダメージを与えます。

この状態が続くと、感染症へ免疫が働かず、免疫システムのバランスが崩れてしまいます。

 

 

 

免疫を整えるためのポイント

 

感染症に備えて、免疫のバランスを整えるための生活習慣を以下で紹介させていただきます。

 

適切な体重を知る

自身の適切な体重を維持することで、免疫のバランスが維持されます。

適切な体重かどうかを知るための一つの方法として、BMI(身体質量指数)があります。

BMIの計算方法ですが、

 

体重(キログラム) ÷身長(センチメートル) ÷身長(センチメートル)

 

です。

身長がセンチメートルで設定するので、身長を100で割り、メートルに変える必要があります。

例えば、身長が173cmの場合は、1.73mとして計算します。この計算からでたBMIの値は、

 

・8.5未満 低体重、やせ型

・18.5から24.9 適正体重

・25から29.9 肥満傾向

・30以上 肥満

 

のように解釈されます。

これを目安にして、食生活や運動などで体重を調整してください。

 

腸を整える 

体全体の免疫に働く細胞の7〜8割が存在する腸を整えることで、免疫のバランスをとることができます。

腸の中には、善玉菌と悪玉菌と日和見菌が存在します。

それぞれに働きがあるのですが、 この中で、善玉菌が免疫の働きを担う細胞をアシストします。

つまり、善玉菌を腸内で増やすことで、免疫のバランスを整えることができます。

善玉菌を増やすには、そのエサとなる無ずに溶けやすい食物繊維を多く含む食材を食べて、腸に届ける必要があります。

水に溶けやすい食物繊維を多く含む食材として、

 

オクラ、モロヘイヤかめ、もずく、昆布、長芋、なめこ、キウイフルーツ、りんご、バナナ、納豆、

 

などがあります。

これらの食材を積極的にとっていくことで、免疫のバランスが良い体を作っていくことをおすすめします。

 

睡眠をとる 

免疫のバランスを整えるには、睡眠時間と睡眠の質が重要になります。

睡眠時間は、7時間ほどを確保するようにしてください。

また、睡眠を質の良い睡眠を確保するコツとして、

 

・朝の起きる時間を一定にする

・起きる時間を逆算して寝る時間を決めて、睡眠時間を確保する

・就寝する2時間前には、テレビやスマートフォンやパソコンを見るのをやめる

・コーヒーや紅茶などのカフェインを多く含む飲み物は、18時以降はひかえる

・寝る前の入浴のお湯の温度は、39度〜41度にして、ゆっくりとつかる

・アルコール飲料を飲みすぎない

・寝る前には、激しい運動はせず、ストレッチなどの静かに動かす程度にする

 

といったことを意識してください。

 

適度な運動をする 

適度に体を動かすと体の血液の流れが良くなり、体温が上がったり、老廃物が排せつされます。

そのことで免疫の働きをする細胞が働きやすくなります。

また、運動することによって、肥満の解消や 血糖値の改善、自律神経のバランスが整うなど、免疫のバランスを整える環境が改善されます。

注意点としては、過度な運動は体内に炎症を促して、免疫力を下げます。

ですので、無理をせず適度な運動をおこなうことをおすすめします。

適度な運動の理想は、20分程度の運動を、3日に1回、おこなうことです。

運動としては、ウォーキングがベストです。

外出ができないようでしたら、その場で足踏みやストレッチなどを、少しでも動かす習慣を作ってください。

 

太陽の光を浴びる

冬は特に寒いので家にこもりがちです。

太陽の光を体に浴びると、体にビタミンDが作られます。

ビタミンDと感染症との関係を示した研究では、血液の中のビタミンディーの濃度が低下してる人は、インフルエンザや新型コロナウィルスの感染を発症しやすいと報告されています。

つまり、感染症への対策には、体がビタミンDをつくりだすことが有効ということです。

太陽に当たる時間ですが、10分〜30分程度を目安にしてください。

ガラスの入った窓越しで日光浴をしても、ビタミンDを体が作るための光が通過しません。

手のひらを、直接、太陽の光に当てるだけでも、体でビタミンDは作られますので、防寒対策をしながら、外に出る機会を作ってください。

 

 

 

まとめ

 

一人が感染症になると、雪崩を打つように、ご家族がかかっていきます。

年度末にかけて、だいじな仕事や受験など、体調を崩すわけにはいかないイベントが多いかと思われます。

今年の冬、感染症を防ぐためにも、今回のブログで紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

もしそれでも解決できない、不安があるようでしたら、お近くの治療院にかかられて、お体をメンテナンスされることをおすすめします。

当院でも、お体の状態を整える施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に免疫に関するブログも書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。

冬の健康戦略:体温を上げて感染症から身を守る方法

受験勉強のストレスがからだに悪影響?受験本番に向けて体調を守る方法

インフルエンザを治癒後も続く疲労感は理由は呼吸機能の低下?その解消する方法は?

 

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

インフルエンザを治癒後も続く疲労感は理由は呼吸機能の低下?その解消する方法は?

2024.01.29 | Category: 予防,体操・ストレッチ,免疫,,感染症,新型コロナウイルス,生活習慣,疲労,筋肉の損傷,風邪

 

 

この冬、周囲でインフルエンザに感染されたお話をよくお聞きします。

しかし、インフルエンザは、効果の高い薬が、近年、開発されたので、早めに対処することで、重症は抑えることが多くなりました。

それでも、数日、熱をだすことで、体を消耗させます。

そのことによって、いろいろな後遺症が発症しますが、よく見られるのが、

 

「呼吸機能の低下」

 

です。

呼吸機能が低下する状態が長引くと、インフルエンザの感染によって落ちた体力や免疫力が回復せず、風邪やコロナなど、別の感染症にかかる心配がでてきます。

そこで今回は、インフルエンザの完治後も続く呼吸機能の低下の影響と呼吸機能を上げるための方法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、インフルエンザの感染後に出る体の不調を解決できます。

 

 

 

呼吸機能の低下による体への影響

 

呼吸によって体に取り込まれる酸素の役割は、

 

・エネルギー産生 

酸素は細胞内でのエネルギーを作るための重要な材料です。

 

・解毒作用 

酸素は、肝臓の働きを助けて、有害な物質を解毒します。

 

・免疫システムの支援

酸素は白血球などの免疫細胞が、異物と戦うために使用されます。

 

・細胞の修復 

酸素は、細胞の修復にも不可欠な材料です。

 

このように、酸素は体内のさまざまな生命維持機能に不可欠な役割を果たしています。

インフルエンザウイルスは、呼吸する際に機能する筋肉や関節を攻撃します。

それによって、呼吸機能がダメージがを受けます。

インフルエンザ完治後も、その損傷が残り、呼吸がしづらい状況が続くと、体に酸素が不足して、

 

・めまい

・息切れ

・集中力の低下

・筋肉の疲労

・内臓の不調

・免疫の低下

 

などの症状をひきおこします。

 

 

 

インフルエンザ感染した後に体に不調を訴える40歳女性の方の症例

 

月に一度、お体のメンテナンスに来られている40歳代の女性の方が、ご来院されました。

今のお体の状況をお聞きすると、年末にインフルエンザに感染したとのこと。

熱は、38度ほどで、3日で平熱に戻り、それほどきつい思いはしなかったと。

しかし、それ以来、疲労感が抜けず、仕事をするのがつらいとのことでした。

状況をお話ししていただいているとき、肩を上下して息をして、呼吸音も大きく、息苦しいようなお姿。

お体を検査すると、胸や背中が硬くてロッ骨の動きが悪くなっていました。

呼吸に関わる体の部分に施術を施したところ、呼吸が落ち着き、胸周りが楽になって体が軽くなったと喜んでいただけました。

インフルエンザ後に起こる呼吸障害により、日常生活に支障が出てしまうことがわかる症例でした。

 

 

 

呼吸機能を上げるためのロッ骨へのアプローチ法

 

当院の実例でも挙げさせていただきましたが、呼吸をうまくおこなうためには、ロッ骨の動きが重要になります。ロッ骨がスムーズに、左右前後に開いたり閉じたりすることで、肺に酸素を取り込めます。

インフルエンザや風邪などの呼吸系の病気は、ロッ骨を動かす筋肉が疲労して硬くなります。

以下で、ロッ骨の動きを改善するための方法を紹介させていただきます。

 

脇腹をさする 

まっすぐに立ち、顔を正面に向けて、両手の手のひらを体の脇腹に当てます。

脇腹に当てた手を上下前後に回すように1分間、優しくさすってください。

 

胸をさする

まっすぐに立ち、顔を正面に向けて、右の手のひらを左の鎖骨下の胸に当てます。

当てた手で、1分間、胸を上下左右に幅広く回すようにさすっていきます。

終了したら、反対側もおこなってください。

 

おなかをさする

まっすぐに立ち、顔を正面に向けて、両手の手のひらを、おなかの上の方にに当てます。

おなかに当てた手を上下前後に回すように1分間、優しくさすってください。

 

このようにインフルエンザによって硬くなったロッ骨へ刺激を与えることで、呼吸の機能が向上します。

注意点としては、ロッ骨は非常に繊細な骨ですので、優しく触ってください。

 

 

 

まとめ

 

呼吸は、1日に平均2万〜3万回もおこなわれています。

それだけ、体にとって酸素は重要な要素です。インフルエンザや風邪やコロナなどの感染症は、特に呼吸器にダメージを与えやすい病気です。

ですので、インフルエンザが治癒した後でも、なかなか体が本調子にならない場合は、一度、ご自身の呼吸を整えることをおすすめします。

そのための方法を、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも、今回のようなお悩みに関しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に感染症に関してのブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。

冬の健康戦略:体温を上げて感染症から身を守る方法

受験勉強のストレスがからだに悪影響?受験本番に向けて体調を守る方法

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

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