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冷え性 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 2の記事一覧
冬になって寒くなってくるとよくお聞きするお悩みが、「冷え性」です。
冷え性の中でも、「足先の冷え」に関しては、女性の方から、なかなか改善できないというお話をよくお聞きします。
足先が冷えると、ジンジンという痛みに近い感覚があり、足先の感覚が鈍くて歩きづらいとのこと。
そこで今回は、冬になって寒くなると足先が冷える理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただけることで、この冬に足先の冷えを解消できます。
日本人女性の2人に1人は「冷え性」だという調査報告がされています。以下で、「冷え性」とはどのようなものかを紹介させていただきます。
「冷え性」とは、
“通常の人は苦痛を感じない程度の温度環境下において、腰背部、手足の先、両下肢、片身、あるいは全身に異常な寒冷感を自覚し、この異常を一般的に年余にわたって持ち続ける病態を言う。多くの場合は、この異常に関する病識を有する。”
とされています。
もともと、冷え性であるところに、冬は冷えるという環境であるため、さらに冷え性が増していきます。
「冷え性」とは人間は、体の奥の体温が、22〜42度の範囲でしか生きられないとされています。
人は体の機能を自動調節する自律神経の働きによって、体温を一定に保とうとします。
心臓からでたときの血液は38度ぐらいの温度があり、それが体に巡ることで、体温が維持されます。
体が冷えて体温が下がってくると、体温を維持するために、血管を縮めて、皮膚の血流量が低下させ、血液から熱が放散しないようにシフトします。
また、それでも体温が上がらなければ、筋肉を震わせて、筋肉から熱を生産して体温を上げる機能があります。
寒いときに、体が震えるのは、体温を上げるための自動機能によるものなのです。
冷え性になると、筋肉や内臓の機能が低下するために、それに伴っていろいろな症状が伴います。
例えば、 肩こり、疲労、頭痛、便秘、気分の落ち込み、腰痛、めまい、ふらつき、貧血、慢性胃炎、生理の不順 などが冷え性によって発症する可能性が上がります。
足の指は、体の土台とも言える部分です。その役割としては、
・歩く、走る際に衝撃を吸収する
・立っているときに体を支える
・動くときに体のバランスをコントロールする
などといった日常生活で重要な役割を担います。
足先が冷え性によって、うまく稼働できないと、転けやすくなったり、兄をするにも体がブレて疲労しやすくなったり、姿勢がゆがんで腰や肩の痛みが起こりやすくなります。
血液は体温の他に、酸素や栄養を運び、生命活動には欠かせません。体温が下がってくると、まず命を守るために、内臓がある体の中心部に血液を優先的に集めます。
そうすると、心臓から遠い位置にある足先に血液が回ってこなくなります。
また、温かい血液が冷えないように血管を締めて、血液が流れる量を減らします。
足先の血管は細いため、血管が閉まることで、余計に冷え性が進みます。
前章で述べたように、足先に冷え性が続くと、体にさまざまな障害を起こして、日常生活に影響します。そこで足先の冷え性への対処法を以下で紹介させていただきます。
足先の裏や足の甲にカイロを貼ってもなかなか、足先が温まらないというお話をよくお聞きします。
足先の裏や足の甲を温める工夫はすごくいいケアです。
それにプラスして、足の内側のくるぶしにカイロを当てたり、サポーターやレッグウォーマーをかぶせて保温することをおこなってください。
内側のくるぶしに手をあてると、血液が流れる拍動を感じられます。
これは、太い血管が体の表面を通っている証拠です。心臓からでた際には、温かい血液でも、足先に来る頃には、血液の温度が低くなっています。
内くるぶしを温めることで、そこを通る血管に流れる血液を温めることで、足先に温かい血液を送ることができます。
また、東洋医学では、内くるぶしには「照海(しょうかい)」というツボがあります。
内くるぶしの一番高い部分から、親指の一本分の下のくぼみにあります。
このツボの効用の一つは、血行を良くすることです。
このように、内くるぶしを温めることで、足先の冷え性への改善が期待できます。
足先の血行をよくしようと、足先をもんでも反応が薄い際には、
「八風(はっぷう)」
というツボを刺激してください。
このツボの効用は、足先の冷えや高血圧の改善です。
ツボの位置は、足の親指から小指までの、指の付け根と指の付け根の間で、足の甲側にあります。
このツボは左右の足で、合計で8カ所あります。
刺激方法は、指の付け根と指の付け根の間を指ではさんで、気持がちいいぐらいの圧でつまんでください。
各ツボを10秒づつつまんでいってください。
冬場になると、温めてもすぐ足先が冷えてしまい、歩きにくい動きにくいというストレスを感じられる方が少なくありません。
今回、紹介させていただいたことが、解決するために、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
それでも足先の冷えがなかなか取れない場合は、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも、今回のようなお悩みに対しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に冷えに関するブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
冬になって寒くなると、冷え性の方は指先がかじかんでなかなか温まらないことがありますよね。
そんなとき、カイロを握ったり、手袋をしたりすると、指先の冷えがマシになってきます。
しかし、ときによっては、それでもなかなか指先が温まらない経験はありませんか?
指先が冷えていると、スマートフォンなんかも使いずらいし、画面の反応も悪いですよね。
対策をしても指先がなかなか温まらない場合は、もしかしたら
「目の疲れ」
からきているかもしれません。
特に、スマートフォンは、今や生活に欠かせないアイテムであるため、年々、使う時間も増えており、目の疲れを引き起こしています。
目が疲れるのはわかってはいるけど、スマートフォンは使わざるえない。
そこで今回は、スマートフォンを使うことで目が疲れると指先の冷える理由とその対策を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、この冬、指先の冷えでスマートホンが使いにくいことを解決できます。
スマートフォンが発するブルーライトが、目を疲れさせたり視力を悪くさせたりするとよく耳にするかと思います。
実際のところ、今の段階の研究結果から、アメリカの眼科学会では、「ブルーライトは目を傷つけない」と宣言しています。
また、ブルーライトを制限するアイテムもそれが返って悪い影響を及ぼすかもしれないと推奨はしてません。
まだまだ、ブルーライトと目の関係はわからないことが多いというのが現状のようです。
ブルーライトが目に与える影響でわかっていることは、ブルーライトを浴びていると、その光の強さから脳が昼間だと認識して、睡眠に必要なホルモンを作らないため、不眠の原因となるとこのとです。
話はそれましたが、問題はブルーライトではなくて、目に入る光の量なのです。
人間は眩しいものを見ると、目の黒目の部分である「瞳孔」小さくなり、目に光が入りすぎないように調節します。
この瞳孔を伸ばしたり縮めたりして目に入る光の量の調節は、目の周辺の筋肉が行います。
そしてこの調整を行うのが、自律神経と呼ばれる自動的に体の状態を維持するために働く神経が行います。
自律神経というのは、暑かったら汗をかいたり、胃に食べ物が入ったら消化液を出すなど、体を自動調整してくれる神経です。
この神経は、活動するために活発に動かす交感神経と、回復するために働く副交感神経に分かれます。
目に関していうと、瞳孔をひろげるのが交感神経です。瞳孔をひろげることで、暗いところで目に光を集め見えやすいようにし、遠いものを見えやすくします。
逆に、瞳孔を縮めるのが副交感神経です。瞳孔が縮むと、目に入る光の量を制限したり、近くものもを見えやすくします。スマートフォンを見る際は、副交感神経が働き瞳孔を縮めることで、
・スマートフォンの画面から発生する光が目に入るのを制限
・目の近くにあるスマートフォンの画面を見えやすくする
状態になる。このようにスマートフォンスを見る際には瞳孔を縮めるのですが、その瞳孔を縮めるためには、目の筋肉を使います。
つまり、目の筋肉が踏ん張った状態なんです。
スマートフォンを、長い時間、見ることで目の筋肉が疲れて踏ん張れなくなり、瞳孔が開いてきます。
瞳孔が開くということは、交感神経が活性化します。
交感神経は、瞳孔を開くほかに、血管を縮める働きもあります。
つまり、スマートフォンを見すぎて目が疲れると、瞳孔が開いて交感神経の働きが優位となり、血管が縮み、血流が悪くなります。
血流が悪くなると、心臓から一番遠くて、血管自体が細い指先に影響が出ます。
血液は、40度のぬるいお湯なので、血流が体をめぐることで、体温が維持されます。
その温かい血液が、目の疲れからの交感神経が優位になることで、指先に供給されないので、指先が冷たくなるのです。
ですので、指先をカイロや手袋で外部からいくら温めようとも、体の内部が冷えるまたは外部からくる温かさを受け入れる状態ではないので、指先がなかなか温まっていかないのです。
これは院長の私自身の体験談です。今年の11月と12月に2本回、治療の先生方の前で症例発表をさせていただく機会をいただきました。
症例発表では、スライドを使って行うので、パソコンでスライドの制作を空き時間があれば行っていました。
100枚ほどスライドを作らないといけなかったので、ずっとパソコンとにらめっこをしていたら、ある日指先が異常に冷えるようになりました。
患者さんに冷たい手で触るわけにはいかないので、お湯に手を入れたり、カイロをずっと手に当てたりしましたが、思ったようには温まっていかない。
この手が冷たくなると同時に、夕方になると目のかすんで、パソコンがつらくなってきて、これは目の疲れから来ているものだと気づき対策をしました。
ここまで目を酷使することが、初めてぐらいの機会だったのですが、目の疲れと指先の冷えが関係することを実体験できた症例でした。
スマートフォンを見すぎることで起きる、
「目の筋肉が疲労→瞳孔がひらく→交感神経が優位→血管が縮む→血流の悪化→指先が冷える」
といった悪循環を止めるためには、大元の「目の疲れ」を解消する必要があります。その方法を以下で紹介させていただきます。
スマートフォンの画面を集中してみているとまばたきの回数は減ります。一般的には1分間に20から30回程度のまばたきをします。スマートフォンの画面を集中してみることで、その回数が4分の1に激減すると言われています。 まばたきの効果として、
・目の表面を潤す
・涙の分泌を促す
・ドライアイを予防
・目の周りの筋肉をほぐす
・目の周辺の血流を良くする
・目の細かなごみを取り除く
・目の表面を整える
というように目の疲労をとるための要素を含んでいますので、意識的にまばたきをすることをおすすめします。
目を温めると、目とその周辺の組織の血管をひろげて、疲れた目の筋肉をやわらげます。
目を温める方法としては、
・市販のホットアイマスクを目に当てる
・ぬれタオルを電子レンジで40秒~1分程度温めて目まわりにのせる
・入浴時にあたたかいシャワーを目に当てる
などが有効です。
スマートフォンの画面を集中してみていると、眼球の動きが減ります。
ずっと同じ姿勢でいると体が固まってしまうのと同じように、眼球を動かさずに、スマートフォンの画面をじっと見続けていると、目の筋肉が固まってしまいます。
ですので、定期的に眼球を動かして、目にストレッチを施す必要があります。
その方法ですが、
・目をグッと強く閉じるて開ける
・目を上下左右に見る
・マユ毛の外がわと目じりの間から指2本分ぐらい外がわの凹みを軽く指でもむ
をやっていただけると目の筋肉を緩めることができます。
目薬をさすことで、その爽快感から目の疲労が取れそうな気がします。
しかし、市販の目薬には、目の血管を強制的にひろげる成分が入っているものが多いです。
目薬をさした時に、目がかゆく感じるのは、血管を広げたことで血流が急激に流れ込み、かゆみを引き起こしているからです。
目薬を頻繁にさすと、血管を無理に広げるので、血管を痛めてしまい、血管の弾力性が落ちます。
結果、血の流れが悪くなり目の疲労がますます増加する可能性があります。
ですので、市販の目薬をさす前に、「まばたきをする」「目を温める」「目をストレッチする」で目の疲労をとることをそすすめします。
今年、1週間あたりのスマホ利用の平均は20時間という調査結果が発表されました。
1日の中でこれだけ多い時間、スマートフォンを触るということは、目が疲れるのは無理がありません。
スマートフォンは大変便利ですが、その副反応の一つとして、指先の冷えを引き起こす可能性があります。
これから冬場で寒くなり、ただでさえ指先がかじかみやすくなる季節に、目の疲れからくる指先の冷えでお困りになる方に、今回のブログで紹介させていただいたことが少しでも助けになれば幸いです。
それでも目の疲れから、指先の冷えが取れないようでしたら、お近くの治療院で体をメンテナンスされることをおすすめします。
当院でも、今回のようなお悩みについての治療も承りますので、ご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院