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農作業 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 3の記事一覧

皆さん、こんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
庭に花を植え替えしようと、クワを使って土を掘り起こす作業をした後、夜、肩が痛くて眠れないということはないですか?
ガーデニングは心をいやす素晴らしい趣味ですが、思わぬ肩の痛みを引き起こしてしまう場合があります。
当院でも、庭でクワ作業をした後に、肩の痛みで眠りににくい、または、何度も目が覚めてしまうというお悩みをよくお聞きします。
夜間に肩の痛みで眠りの質が悪くなると、日常生活に大きな影響を与えます。
例えば、夜間の肩の痛みによる睡眠障害は、日中の疲労感が増大し、家事をこなす体力が低下したり、料理や家計管理などの細かい作業で間違いを起こしやすくなる可能性がある。
また、睡眠の質の低下は、イライラや落ち込みなどの感情の変動が激しくなり、職場や家族との関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。
そこで今回は、庭のクワ作業の後、肩の痛みで睡眠障害が起きる原因と睡眠時の対処法について紹介していきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、クワを使った後の肩の痛みの原因が解消されて、快適な睡眠を取り戻し、日中も元気に過ごすことができます。

庭の土を掘り起こすために、クワを振り下ろす動作を繰り返すことで、肩に大きな負担がかかります。
具体的に数値化すると、一般的なクワの重量は約3kg程度なので、肩にかかる瞬間的な力は、計算上、約9kgの重さがかかります。
実際の負担は、この単純な計算よりも大きくなる可能性があります。
その理由として、クワの振り下ろし動作は、一回だけではなく、繰り返しおこなうことで、負担が積み重なります。
また、クワを扱うフォーム、個人の筋力、掘り起こす土の硬さなどにより、さらに肩への負担は増加する可能性があります。
こういったクワを振り下ろす動作により、肩周辺の組織が損傷し、炎症が起こります。
肩関節は、関節包という袋に包まれて、その関節包の中に、筋肉やじん帯、肩関節の動きを良くするために潤滑油の働きをする滑液(かつえき)が入っています。
肩に炎症が起こると、関節包の中のこれらの肩関節の組織が腫れることで、肩関節の骨と骨の間が狭くなり、肩の可動性が低下します。
また、肩の腫れて演奏を起こした部分は、多くの神経が存在するため、痛みに敏感になります。
そういった状態で、夜間、寝ると、重力や腕の重みで、炎症を起こした肩が引っ張られ、痛みを感じやすくなる。

夜の睡眠中に起きる肩の痛みを軽減するために、適切な寝方を紹介させていただきます。

上向きで寝る際は、肩の下にタオルや薄い枕を入れることで、肩関節への負担を軽減できます。
具体的な方法として、
1. 上向きに寝る
2. 痛みのある肩の肘から腕の下に、折りたたんだタオルや薄い枕を置く
3. 肩が軽く持ち上がり、自然な位置になるよう調整し、その手はおなかの上におく
この方法により、肩が床方面に引っ張られることを防ぎ、肩関節の位置が安定することで、夜間の痛みが軽減される可能性があります。

横向きで寝る場合は、抱き枕を活用することで肩への負担を軽減できます。
手順として、
1. 痛みのある側の肩を上にして横向きに寝る
2. 抱き枕を胸の前に置き、両腕で軽く抱える
3. 上になっている痛みのある肩が、自然な位置になるよう腕の位置を調整する
この姿勢により、上腕が支えられ、肩関節への負担が軽減されます。

今回のブログでは、クワを使った庭での作業により、夜間の肩痛が発症した要因として、以下のことが考えられると説明させていただきました。
・クワを使用した繰り返しの動作による炎症
・肩関節周囲の炎症状態で寝ることでの肩への負担
また、夜間の肩痛への対処法として、以下の方法を紹介させていただきました。
・上向きで寝る際の枕の活用
・横向きで寝る際の抱き枕の使用
夜間の肩痛は、日常生活に大きな支障をきたす可能性が高いため、早めのケアをおすすめします。
ぜひ、今回、紹介した方法を試してみてください。それでも、夜間の肩の痛みのお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関への受診をおすすめします。
当院でも、今回のようなケースの夜間の肩の痛みにも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
他に、肩の痛みへの対策を書いた以下のようなブログもございますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:夜間痛がある肩関節周囲炎患者の握力との関連性 – J-Stage https://www.jstage.jst.go.jp/article/kinkipt/2010/0/2010_0_87/_article/-char/ja/

皆さん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
秋になって、枯れ葉が落ちすぎるので、脚立に登って木の剪定をした後、太ももの裏とふくらはぎに痛みを感じるようになったということはないですか?
木の手入れは、庭や家周辺の美観を保つ大切な作業ですが、脚立に登ってのこういった作業は思わぬ痛みを引き起こしてしまう場合があります。
当院でも、木の剪定後の太ももとふくらはぎの痛みについてのお悩みをよくお聞きします。
このような痛みは、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
例えば、畑でしゃがみ姿勢の作業から立ち上がろうとした際にスムーズに動けなかったり、お風呂から出るときに湯船のへりをまたぐのが困難になったりします。
さらに、卓球やグラウンドゴルフなどで、前屈みになるのがしづらくなるなど、趣味の活動にも影響が出てしまいます。
脚立に登って木の剪定によるによる太ももの裏とふくらはぎに痛みは、単なる不快感だけでなく、生活の質を低下させる可能性があるのです。
そこで今回は、木の剪定後に感じる太ももとふくらはぎの痛みの原因とその対処法について紹介していきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、脚立作業後の痛みの原因が解消されて、畑仕事や趣味を思う存分楽しめることができます。

脚立に登って木の剪定をした後に感じる太ももの裏とふくらはぎの痛みには、不安定な足場で姿勢を制御しようとした際に、筋肉への過度な負荷がかかることで引き起こされます。
脚立に登っての作業中、体が前に倒れないように立ち続ける姿勢を維持するために、太もも裏とふくらはぎの筋肉が重要な役割を果たします。
通常の立位姿勢でも、これらの筋肉は常に働いていますが、不安定な脚立の上では、その活動が著しく増加します。
研究によると、不安定な場所での立った姿勢を維持するためには、安定した場所と比べて、最大で2倍以上の筋肉の活動を必要とすることがわかっています。
さらに、脳は不安定な環境を認識すると、安全のために筋肉の出力を増やすよう命令します。
これは、いわば「用心のための過剰反応」と言えるでしょう。例えば、氷の上を歩くときに体が自然と緊張するのと似ています。
木の剪定作業では、腕を伸ばして枝を切る動作も加わるため、バランスを保つ難しさがさらに増します。
これにより、太もも裏とふくらはぎの筋肉は、長時間にわたって強い緊張状態に置かれます。
この持続的な緊張により、筋肉は疲労し、微細な損傷が発生します。
この過度な負荷と微細損傷の結果、太ももの裏とふくらはぎに痛みが引き起こされます。

脚立に登って木の剪定をした後に感じる太ももの裏とふくらはぎの痛みへの有効な対処法として、以下のことを紹介させていただきます。

脚立に登っての作業後の筋肉の痛みへの対策として、入浴は非常に効果的です。
入浴方法は、シャワーだけですまさずに、湯船につかることをおすすめします。お湯の温度は、39〜41度程度が適温です。
入浴時間は、10〜15分程度が理想的で、湯船につかりながら、太ももやふくらはぎを優しくなでるようにさすることで、さらに効果が期待できます。
また、入浴後は、水分の補給を忘れずにおこなってください。
研究によると、適切な温度と時間での入浴は、筋肉の緊張を和らげ、血流を20〜30%程度増加させる効果があるとされています。
これにより、作業によって発生した筋肉内の老廃物が排出され、痛みの軽減につながります。
入浴後に、脚立に登って木の剪定する際に使った筋肉をストレッチすることで、回復が早まります。そのためのストレッチの方法を、以下で紹介させていただきます。

1.背筋を伸ばしてイスに座り、片方の足を、反対側の足の太ももの上にのせます。
2. 背筋を伸ばしたまま、体を前に倒します。
3. 太ももの上にのせた側のお尻の筋肉が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。
4. 10秒たったら、元の姿勢にゆっくりと戻します。
5. 反対側も同様におこないます。
6.これを左右の足で交互に、3回、繰り返しおこなってください。

1. 背筋を伸ばしてイスに座り、片方の足を前に出し、つま先を上にあげます。
2. 背筋を伸ばしたまま、体を前に倒します。
3. 前に出した足の太もも裏の筋肉が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。
4. 10秒たったら、元の姿勢にゆっくりと戻します。
5. 反対側も同様におこないます。
6.これを左右の足で交互に、3回、繰り返しおこなってください。

1. 壁から腕の長さ分離れて立ちます。
2. 両手を壁につけ、一方の足を後ろに下げ、ひざお伸ばし、かかとを床につけます。
3.その状態から、前の足のひざを曲げて、体重を前に移動させます。
4. ふくらはぎの筋肉が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。
5. 10秒たったら、元の姿勢にゆっくりと戻します。
6.反対側も同様におこないます。
7.これを左右の足で交互に、3回、繰り返しおこなってください。

今回のブログでは、脚立に登って木の剪定をした後に感じる太ももの裏とふくらはぎの痛みが発症した要因として、以下のことが考えられると説明させていただきました。
・不安定な足場での姿勢制御による筋肉への過度な負荷
・長時間の緊張状態による筋肉の疲労と微細損傷
また、この症状への対処法として、以下を紹介させていただきました。
・入浴による血行促進
・お尻、太もも裏、ふくらはぎのストレッチ
太もも裏やふくらはぎは、歩く・立つ・座るなどといったいろいろな動作や姿勢の維持に関わるため、痛めると、日常生活に大きな支障をきたす可能性が高まるので、早めのケアをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介した方法が、皆さまのお役に立てれば幸いです。
もし、それでも症状が続く場合は、お近くの病衣にゃ整骨院アドの専門の医療機関への受診をおすすめします。
当院でも、今回のようなケースの太ももとふくらはぎの痛みにも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
また、庭での作業によって起きるお体の不調への対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:
農林水産省「農作業安全のための指針」
URL: https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/

皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
秋の稲刈りシーズン、実家の農作業を手伝った後、腰に痛みを感じることはないですか?
稲刈りは、日本人の主食を確保する大切な活動ですが、普段と異なる動きや姿勢は腰痛を引き起こしてしまう場合があります。
当院でも、稲刈り後の腰痛についてのお悩みをよくお聞きします。
実は、農作業による腰痛は、日本の農家の約70%が経験しているという驚きの統計があります。
腰痛は、日常生活に大きな影響を与えます。
特に、普段は会社勤めで、稲刈りのときだけ手伝いにいかかれる50代の男性の方は、稲刈り後の腰痛が起きることで、深刻な問題を引き起こします。
前屈みになると腰の痛みがキツくなることで、仕事での集中力が低下したり、長時間のデスクワークのために座り続けるのが困難になったりします。
また、朝、起きる際の痛みや車の運転中の不快感など、日常のあらゆる場面で支障が出てしまいます。
そこで今回は、稲刈り後に起きる腰痛の原因とその対処法について紹介していきます。
農作業後の腰痛に悩む方々に、少しでも役立つ情報をお届けしたいと思います。
このブログを最後まで読んでいただくことで、腰痛の原因を理解し、適切な対策を知ることで、日々の生活の質を向上させることができます。

稲刈り後の腰痛が発症する原因として、以下のことが考えられます。
稲刈り作業では、機械では刈れない部分の稲を手で刈ったり、収穫した重たい米袋を持ち上げたりするなど、長時間にわたって中腰の姿勢での作業をする必要があります。
この姿勢での作業は、腰部の筋肉に持続的に大きな負担をかけます。
普通に立っているときより、中腰にかかる腰への負担は、1.4〜2.2倍に増加すると、研究で報告されています。
また、農林水産省の調査によると、農作業中の腰痛の約60%が、中腰姿勢に関連しているとされています。
特に、普段は会社勤めをされておられる50代男性にとって、長時間の慣れない中腰の作業をおこなうことは、筋肉に大きなストレスを与えます。
その結果として、筋肉の疲労と緊張が蓄積され、稲刈り後の腰痛が引き起こされる。
稲をかる稲刈り機に、長時間、乗り続けることも腰痛の原因です。
稲刈り機に、長時間、乗っていると、機械からの持続的な振動が、椎間板に直接的な影響を与えます。
ゼリーのような水分を含んだ椎間板は背骨の間にあり、背骨に衝撃を吸収する役割を持っています。
特に、クッション性がない稲刈り機の座席に座っているため、腰の椎間板は、長時間の振動にさらされることで、その機能が低下する可能性があります。
椎間板が、稲刈り機の振動の衝撃を受けきれなくなります。
特に、50歳代になると、椎間板に含まれる水分が、加齢により少なくなる時期であるので、稲刈り機の振動の影響を大きく受ける可能性がある。
その結果、稲刈り機の振動によって腰の背骨にゆがみや炎症が起こり、稲刈り後の腰痛が引き起こさる。
50代になると、加齢に伴う筋力低下や回復力の減少が顕著になります。
特に、普段から運動習慣が少ない場合、この傾向はより顕著になります。
そういった年齢による影響から、特に普段からやり慣れていない稲刈りをすると、腰周辺の筋肉に大きなダメージを受け、さらに、その回復スピードも遅くなっているため、稲刈り後に腰の痛みを感じやすくなる。

稲刈り後に起こる腰痛の効果的な対処法について、以下で説明させていただきます。
特に、50代の兼業農家の方々に向けて、日常生活にすぐに取り入れられる実践的なアドバイスをご紹介します。

稲刈り後の腰痛を早く回復させるための重要な対処法の一つが、十分な水分摂取です。
適切な水分補給は、筋肉の回復を促進し、疲労を軽減する効果があります。
稲刈り作業中は、汗をかくことで体内の水分が失われます。
体の水分の不足は筋肉の柔軟性を低下させ、疲労や痛みを増加させる原因です。
十分な水分を摂取することで、筋肉内の老廃物の排出が促進され、回復が早まります。
具体的な水分補給の方法として、
1. 稲刈り作業終了後、30分以内に500ml程度の水分を摂取する。
2. 作業後、2-3時間は、30分おきに150〜200mlの水分を摂取する。
3. 就寝、1-2時間前には、200〜300mlの水を飲むことで、夜間の筋肉回復を助ける。
4.稲刈り後の数日間は、一回につき200〜300mlの水を、こまめに飲むことを意識する
といったことをおこなってください。
おすすめの飲み物としては、ミネラルウォーターやスポーツドリンク、経口補水液、緑茶などが疲労回復に役立ちます。
注意点として、アルコールやカフェインを含む飲料は利尿作用があるため、稲刈り直後は控えめにしてください。
また、一度に大量の水分を摂取すると、胃に負担をかけて、腰痛の痛みを助長する場合もあるので、少量ずつこまめに飲むことが大切です。

稲刈り後に起きる腰痛を早く回復させるための効果的な対処法として、湯船にしっかりつかることがあげられます。
特に、稲刈り後の数日間は、入浴時間を十分に確保し、温かいお湯につかることで、筋肉の緊張を和らげ、血行を促進できます。
効果的な入浴の方法として、
1. 湯船のお湯の温度設定は、38-41℃のぬるめのお湯がおすすめで、熱すぎるお湯は筋肉を緊張させるので、逆効果になる可能性があります。
2. 入浴時間は、10〜15分程度が適切で、長すぎると体力をかえって消耗してしまいます。
3. 入浴のタイミングは、就寝の1〜2時間前に入浴をするのがが理想的で、それによって睡眠の質も向上します。
4.入浴中に、ゆっくりと上半身を左右にひねってり、両手で片ひざずつ胸に引き寄せたりと、ストレッチすることでさらに回復を助けます。
といったことを意識して入浴してください。
注意点としては、高血圧や心臓病のある方は、かかりつけの病院に相談の上、入浴時間や温度を調整してください。
また、入浴後は、水分の補給を十分にしてください。

稲刈り後に起きる腰痛を早く回復させるための重要な対処法として、質の高い睡眠をしっかりとることがあげられます。
適切な睡眠は、
1. 睡眠中に成長ホルモンが分泌され、稲刈りで疲労した筋肉の修復が促進されます。
2. 質の高い睡眠は体内の炎症を抑えて、腰痛の緩和につながります。
3. 十分な睡眠は、体だけではなく脳も回復するため、脳が感じる痛みに対する耐性を高めます。
というメリットがありますので、睡眠は腰痛回復にはとても大切です。
質の高い睡眠のための工夫として、
1. 毎日、同じ時間に就寝することで、体を自動的に回復させる自律神経が整い、体の回復が促される。
2. 寝室環境の整備として、温度は18〜22℃、湿度:50〜60%を維持し、遮光カーテンを使用し、暗い寝室環境を作る。
3. 読書や深呼吸などの心身がリラックスするように心がける。
4.就寝の3時間前には夕食をすませる。
ことを心がけてください。
注意点としては、就寝前のアルコールやカフェインの過度の摂取は避けてください。
また、寝る直前のスマートフォンやパソコンの使用は控えめにしましょう。

今回のブログでは、稲刈り後の腰痛が発症する原因として、以下の要因を説明させていただきました。
・長時間の中腰姿勢による筋肉疲労
・稲刈り機の振動による椎間板への影響
・加齢による筋力低下と回復力の減少
また、稲刈り後の腰痛への対処法として、以下の方法を紹介させていただきました。
・適切な水分補給
・効果的な入浴
・質の高い睡眠
普段は会社勤めの50歳代男性の方が、慣れない稲刈りをすることで、その後に起きる腰痛は、仕事やプライベートなどの日常生活に大きな支障をきたす可能性が高まるため、早めのケアをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、それでも稲刈り後の腰痛のお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関に受診されることをおすすめします。
当院でも、今回のブログで取り上げさせていただいたケースの腰痛に対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
また、他にも農作業による体の不調への対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:
1. 農林水産省. (2022). 農作業安全のための指針. https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/
2. 日本整形外科学会. (2021). 腰痛診療ガイドライン. https://www.joa.or.jp/public/guideline/

皆さん、こんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
秋に入り、自宅の庭に伸び始めた雑草を、草抜きをしていたら、翌日に肩から肘までの上腕に痛みが出てきたということはないですか?
庭の手入れは気分転換になるが、不慣れな作業は体に負担をかけてしまう場合があります。
当院でも、草抜きをされることで起きた上腕の痛みについてのお悩みをよくお聞きします。
このような上腕の痛みは、日常生活に大きな影響を与えます。
例えば、洗濯物の入ったかごを持ち上げようとすると痛みで困難になったり、長時間、座っていても腕のだるさを感じたりします。
さらに、運転中にハンドル操作をする際にも、痛みが出て、安全運転に支障をきたす可能性もあります。
これらの症状は、雑草抜きによる腕の痛みとして特徴的なものです。
皆さんの中にも、似たような経験をされた方がいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、草抜きによって起きる肩から肘の上腕の痛みの原因と、その対処法について紹介していきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、肩から肘の痛みに悩まされずに、庭仕事を楽しみ、快適な生活を取り戻せます。

雑草を抜く作業をすることで、肩から肘までの上腕の痛みが発症する原因として、以下のことが考えられます。
雑草抜きによる腕の痛みの主な原因は、反復動作による筋肉の疲労と微細な損傷です。
草抜きの作業では、腕を曲げたり伸ばしたりする動作を繰り返すため、腕の前後にある筋肉に過度な負荷がかかります。
これらの筋肉は、肩から肘にかけて存在し、腕の動きを制御しています。
長時間の庭仕事で、これらの筋肉が疲労し、微細な損傷が蓄積されていきます。
例えば、雑草を引き抜く動作は、腕を伸ばし、引っ張り、曲げるという一連の動きの繰り返しです。
これは、ちょうどゴムを何度も引っ張るようなもので、徐々に弾力性が失われていくのと似ています。
研究によると、庭仕事を3時間以上続けると、上腕の筋肉に過度な負担がかかり、痛みのリスクが2倍に増加するという統計があります。
そういった要因が起こることで、肩から肘にかけての上腕に痛みが引き起こされます。
雑草を抜きは、そのための道具を使うと、効率的に作業が進みます。
しかし、たまにしか使わない不慣れな道具の使用も、上腕の痛みの原因となる。
これらの道具を使用する際、腕を不自然な角度で保持したり、急激な力を加えたりすることで、筋肉や腱に過度な負担がかかります。
例えると、新しい靴をはいて長距離を歩くようなもので、道具と体がしっくりこないことで、余計な負担がかかり、腕の痛みを引き起こします。
草抜きの作業中、前屈みの姿勢を、長時間、維持することが多くなります。
そうすると、体のバランスが崩れた状態になるため、背中から腕への連動した動きが低下し、それによって、腕に作業の負荷が集中することがあります。
つまり、前屈みの姿勢を続けることで、背中の筋肉の動きが制限されて、本来、背中が担うべき負荷を、腕が補わなければならなくなります。
これは、チームワークが崩れて、一人に仕事が集中するようなものです。
草抜き作業による上腕痛の原因として、この姿勢の問題は特に注意が必要です。
日本整形外科学会の調査によると、不適切な姿勢による上肢の痛みは、全体の約40%を占めるそうです。
この結果、肩から肘にかけての上腕に痛みが引き起こされやすくなります。

雑草を抜く作業をした後は、まずは、しっかりとお風呂に入って、腕の筋肉を温めてください。
その上で、以下のようなストレッチをおこなうことで、腕の痛みの回復が早まります。
1. 壁の前に立ち、痛みのある腕を伸ばして壁に手のひらをつけます。

2. ゆっくりと体を、壁につけた腕と反対側に回転させます。腕を伸ばしたまま壁に押し付けます。

3.腕の力こぶあたりが伸びるのを感じたら、10秒間、その姿勢を保持し、その後、ゆっくりと元の姿勢に戻ります。
4. 反対側の腕も同じようにおこなってください。
5.これを、左右の腕で交互に、3回、繰り返しおこなってください。
1. 立った状態で、片方の腕を肩の高さに前方にあげて、肘を曲げ、指先を肩に当てます。

2. 反対側の手で、曲げた肘を把持して、上方にゆっくり引き上げます。

3. 腕の後面が伸びるのを感じたら、10秒間、その姿勢を保持し、その後、ゆっくりと元の姿勢に戻ります。

4. 反対側の腕も同じようにおこなってください。
5.これを、左右の腕で交互に、3回、繰り返しおこなってください。
1. 片方の腕を、手のひらを前方に向けて頭の後ろに回して、前腕を頭に当て、反対側の手で、頭の後ろに回した腕の手首を把持します。

2. その状態から、顔を上にあげて頭を後ろに倒します。

3.背中から腕が伸びるのを感じながら、10秒間、その姿勢を保持し、その後、ゆっくりと元の姿勢に戻ります。

4. 反対側の腕も同じようにおこなってください。
5.これを、左右の腕で交互に、3回、繰り返しおこなってください。
これらのストレッチを日常生活に取り入れることで、上腕痛の改善と再発予防が期待できます。
ただし、痛みが強い場合や、2週間程度実践しても症状が改善しない場合は、専門医への相談をおすすめします。

今回のブログでは、肩から肘までの上腕の痛みが発症した原因として、以下のことを説明させていただきました。
・反復動作による筋肉の疲労と微細な損傷
・慣れない道具使用による体への負荷
・前屈み姿勢による腕への負荷集中
また、上腕痛への対処法として、以下を紹介させていただきました。
・腕の前面のストレッチ
・腕の後面のストレッチ
・背中から腕のストレッチ
雑草を抜く作業によって生じた腕の痛みは、家事や車の運転など、日常生活に大きな支障をきたす可能性が高いため、早めのケアをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、それでも上腕の痛みのお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関に受診されることをおすすめします。
当院でも、今回のブログで取り上げさせていただいたケースの上腕痛に対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
また、他に草抜きによるお体の不調への対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:厚生労働省. (2022). 職場における腰痛予防対策指針. https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/anzen/anzeneisei02.html

皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
稲刈りの準備で田んぼの周りの草刈りをしていたら、急に腰に痛みが走ったということはないですか?
農作業は自然と触れ合える素晴らしい仕事ですが、中腰の姿勢が続くことで腰痛を引き起こしてしまう場合があります。
当院でも、稲刈りで忙しくなるこの時期は、中腰の姿勢で腰の痛みを訴える方が多くなります。
実は、農業従事者の約8割が、腰痛を経験しているというデータもあるのです。
中腰姿勢をすることで腰の痛みが生じることは、日常生活に大きな支障をきたします。
例えば、草刈り作業中に腰が痛くなって作業を中断せざるを得なくなったり、朝、起きるときに腰の痛みで、動けなくなったりすることがあります。
また、長時間、座った後に立ち上がる際、腰が伸びずに痛みを感じることもあります。
これらの症状は、農作業の効率を下げるだけでなく、生活の質も低下させてしまいます。
皆さんの中にも、中腰の姿勢による腰の痛みに悩まされている方がいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、中腰の姿勢による腰痛の原因とその対処法について紹介していきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、中腰の姿勢による腰痛が解消され、快適に稲刈りに関する農作業をおこなえます。

中腰姿勢で農作業をすることで起きる腰痛の原因として、以下のことが考えられます。
農作業、特に、草刈りや稲刈り作業では、長時間、中腰の姿勢を維持することが多くあります。
この姿勢が続くと、腰部の筋肉に過度の負担がかかり、疲労が蓄積されます。
例えば、3日間連続で草刈り作業を行った場合、腰部の筋肉は回復するための十分な時間が取れずに疲労が蓄積され、痛みを引き起こす原因となる。
研究によると、中腰の姿勢を30分以上続けると、腰部の筋肉の活動が、20%以上増加し、疲労のリスクが高まるとされています。
その結果、腰痛が引き起こされます。
中腰の姿勢は、腰の骨への負担を増加させます。
立っているときの腰の背骨への負荷に比べて、中腰の姿勢で物を持っていいる状態が、腰の背骨への負荷が2.2倍に増加します。
特に、不安定な足場が多い田んぼ周辺で、中腰の姿勢が多くなる草刈りの一連の作業は、腰の背骨に大きな負担をかけることになる。
その結果、腰の背骨に炎症を起こして、腰に痛みが発生します。
シニアの方が腰痛となる原因として、体のバランスの崩れがあります。
特に、農作業に従事していると、中腰の姿勢での同じ動作の繰り返しで、特定の筋肉ばかりを使うため、全身のバランスが崩れやすくなります。
このバランスの崩れは、腰部周辺の筋肉の不均衡を引き起こします。
例えば、前かがみの姿勢が多い農作業では、背中の筋肉が過度に緊張し、反対に腹筋が弱くなりがちです。
これは、ちょうど家の柱が一方に傾いているような状態で、腰の背骨に不自然な負担がかかることになる。
また、長年の農作業で、腰周辺の一部の筋肉の柔軟性が低下すると、動作の際に、腰に余計な負担がかかり、腰痛リスクを高めます。

草刈りでによる中腰の農作業をした後に、腰痛の発症を防止するためのケア方法として、以下の3つを紹介させていただきます。
草刈り作業後、すぐにおこなうクールダウンストレッチは、腰痛の予防に非常に効果的です。
立った状態で、股関節を軸に、上半身をゆっくり息をはきながら前に屈みます。
その状態で、20秒間、保ちます。

上向けに寝てひざを立て、左右にゆっくり倒します。
各側、20秒間、保ちます。

四つんばいになり、背中を丸めたり反らしたりを、5回繰り返します。
日本整形外科学会の研究によると、作業後のストレッチングをおこなう人は、腰痛の発症リスクが約25%低下すると報告されています。
草刈り作業後に、温熱をによるケアは、腰周辺の筋肉の緊張を和らげ、血流を促進することで腰痛を予防します。
その方法としては、作業後すぐに、お湯の温度を39〜41度に設定した湯船に、15〜20分間、つかる。
入浴時に、湯船に入るのが難しい場合は、シャワーを腰に重点的にあてるようにしてください。
また、温熱パッドや温タオルを、腰に20分ほど、当てるのも効果的です。
農業医学研究所の調査によると、作業後の温熱療法を実施している農家は、腰痛の発症率が約30%低いことが報告されています。
草刈り作業後の適切な休息とポジショニングは、腰への負担を軽減し、腰痛を予防します。
硬めの床に上向けに寝て、ひざの下に枕やクッションを置きます。
これにより、腰の筋肉がリラックスし、腰の背骨にかかる圧力が軽減されます。
横向きに寝て、ひざの間に枕を挟みます。
これにより、背骨が自然なアライメントを保てます。
立っているときは、片足を軽く高い台に乗せます。
これにより、腰への負担が分散されます。
労働衛生研究所の報告によると、作業後に適切な休息とポジショニングを取り入れている農家は、腰痛の発症リスクが最大40%低下するという結果が出ています。

今回のブログでは、農作業による腰痛が発症する主な要因として、
・長時間の中腰姿勢による筋肉疲労
・中腰姿勢による腰の背骨への過度な負担
・体のバランスの崩れ
以下の点を説明しました。
また、農作業腰痛への効果的な対処法として、
・クールダウンストレッチ
・温熱によるケア
・適切な休息とポジショニング
次の3つを紹介させていただきました。
中腰姿勢の草抜きによる腰痛は、農作業だけでなく、そのほかの日常生活に大きな支障をきたす可能性が高いため、早めのケアをおすすめします。今回、紹介させていただいたことが、皆さまのお役に立てれば幸いです。
もし、それでも腰痛のお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関への受診をおすすめします。当院でも農作業による腰痛に対応していますので、お気軽にご相談ください。また、他に農作業による体の不調への対策についてのブログも書いておりますので、ぜひご覧ください。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:
1. 日本整形外科学会. (2021). 腰痛診療ガイドライン2019年版. https://www.joa.or.jp/public/guideline/
2. 農林水産省. (2022). 農業労働力に関する統計. https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/nougyou_roudou/