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脇腹の痛み | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
皆さん、こんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
秋の気温差を感じる季節になりましたが、こういった季節の変わり目はぜん息の発作が起こりやすく、そのぜん息発作が落ち着いた後に首の痛みを感じることはないでしょうか?
ぜん息は呼吸器系の病気ですが、ぜん息の発作がおさまり、その後に首の痛みが起こることが少なくありませんん。
当院でも、ぜん息後の首の痛みについてのお悩みをよくお聞きします。
ぜん息患者の約40%が、首や肩の痛みを経験しているというデータもあります。
ぜん息発作後の首の痛みは、日常生活に大きな影響を与えます。
下を向いての作業が困難になったり、車の運転中に首を動かすのもつらくなります。
さらに、せきをするたびに首に響く痛みは、仕事の集中力を低下させ、ストレスの原因にもなります。
このような症状は、単なる首こりとは異なり、より深刻な問題につながる可能性があります。
そこで今回は、ぜん息発作後の首に痛みが起きる原因とその対処法について紹介していきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、ぜん息後の首の痛みの原因が解消されて、首の痛みに悩まされずに、秋の季節を心地よく過ごせます。
ぜん息の症状の特徴として、連続した「せき」がでることです。
この連続したせきは、体力を大きく消費します。
その証拠に、 1回のせきで、約2kcalのエネルギーを消費するとされ、100回のせきをすると、軽いジョギングを30分おこなったのと同等のエネルギーを消費します。
また、連続した激しいせきをすることで、ときには、ろっ骨骨折を引き起こすほど、体に負荷がかかります。
そのような連続したせきがでることが特徴のぜん息ですが、ぜん息がおさまった後に、首の痛みが発症する主な原因について、せきのメカニズムとともに、以下で詳しく説明させていただきます。
せきをするメカニズムは、主に3つの段階で構成されています。
吸気相
ろっ骨の底部にある横隔膜が、息を吸うときに縮んで下にしずんで、空気が入る胸の中の空間を広げます。
同時に、息を吸うときに使うろっ骨周りの筋肉も縮んで、ろっ骨を広げ、こちらも空気が入る胸の中の空間を広げます。
さらに、首周辺の筋肉も縮んで、ろっ骨を引き上げて、空気が入る胸の中の空間を広げます。こうした過程で、胸の中に空気が入っていきます。
圧縮相
おなか周辺の筋肉が縮んで、おなかの中の圧を上げて、息をはくときに使うろっ骨周りの筋肉も縮んで、胸を中の空間を狭め、胸に入った空気が外にだすための圧力が働きます。
胸からのどへ空気がでようとする力が働くのを、のどにある声門が閉じることで、胸からのどを通って空気が外部に排出できなくなる。
それによって、のどの中で逃げ場の空気の圧が急激に上昇します。
呼出相
のどにある声門が、突然、開放され、おなか周辺の筋肉と息をはくときに使うろっ骨周りの筋肉が継続的に縮むことで、胸からのどを通って口から放出される空気に高速の気流が生み出されます。
このように、せきをするメカニズムは、最終的に、高速で高圧の空気が排出されることでおこなわれます。
ぜん息発作による連続したせきは、繰り返し首周辺の筋肉を使うことになり、それにより、筋肉が疲労したり、微小な損傷が蓄積され、その結果、首に痛みが発生する原因となる。
また、せきをする際に、無意識に首を前に出す姿勢をとることで、せきによって揺れる頭の重みが、首の筋肉にさらなる負担がかかり、首に痛みが生じやすくなります。
ぜん息後に起きる首の痛みへの有効な対処法として、以下のことを紹介させていただきます。
ぜん息でせきをする際に、体を丸めるような姿勢になることが多く、その姿勢で固まってしまいます。
その姿勢をまずは整えるために、上向きで寝て、手足を開いて、「大の字」になって、5分間、寝てください。
また、その状態で、ゆっくりと呼吸をしてください。
することで、ぜん息のせきで固まったおなかや胸、首周辺の組織が緩みます。
注意点としては、長い時間、上向きで寝ると、体がそって腰に負担がかかるため、寝る時間は、5分程度のおさめてください。
せきによる首の負担を軽減するためには、呼吸に関わるおなかの筋肉をリラックスさせることが重要です。
その方法として、
1. 上向きに寝て、ひざを立てます。
2. 両手をおなかの上に手を置き、ゆっくりと円を描くように優しく刺激します。
3. 呼吸を深くゆっくりしながら、時計回りに20回、反時計回りに20回、おこなってください。。
この刺激で、横隔膜の緊張を和らげ、呼吸を楽にします。結果として、せきによる首への負担が軽減されます。
ぜん息発作後の首の痛みを和らげるためには、胸の筋肉をリラックスさせることも重要です。その方法として、
1. 座った状態で、胸の前に手をあてます。
2. 手のひらで胸を、上下にゆっくりと、20回、動かして刺激します。
3. 次に、脇腹の中央あたりに、手を当てます。
4. 手のひらで脇腹の中央あたりを、上下にゆっくりと、20回、動かして刺激します。
この刺激により、胸の柔軟性が高まり、呼吸が楽になります。結果として、せきによる首への負担が軽減されます。
おなかと胸を緩めた後、首の筋肉を刺激することで、よりぜん息発作後の首の痛みを和らげることができます。
1. 座った状態で、首の後ろ側の髪の毛の生え際に手をあてます。
2. 首の後ろ側の髪の毛の生え際にあてた手をから、鎖骨に向けて、20回、優しくさすって刺激します。
3. 次に、鎖骨の肩側に手をあてます。
4. 鎖骨に沿って、鎖骨の肩側から胸の中央に向けて、20回、優しくさすって刺激します。
この刺激により、首の筋肉の血行が良くなり、緊張が和らぎます。結果として、ぜん息後の首の痛みが軽減されます。
今回のブログでは、ぜん息発作後の首の痛みが発症した要因として、以下が考えられることを説明しました。
・連続したせきによる体力消耗
・せきによる首周辺筋肉の疲労と微小損傷
・せきをする際の不適切な姿勢
また、ぜん息後の首痛改善の対処法として、以下を紹介しました。
・大の字で寝る
・おなかの筋肉を刺激する
・胸の筋肉を刺激する
・首の筋肉を刺激する
ぜん息の発作がおさまってから感じる首の痛みは、日常生活に大きな支障をきたす可能性があるため、早めのケアをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、それでも、ぜん息後に起きる首の痛み症状が続く場合は、お近くの病院や整骨院などの専門の医療機関への受診をおすすめします。
加古川市の整骨院である当院でも、このようなケースの首の痛みへの対応していますので、お気軽にご相談ください。
また、他に秋に起こりやすいお体の不調への対策ブログも参考にしてください。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:
5月になると、気温が上がってきます。
室温が25度以上になる日が続くと、これまで寝ているときに寒くないようにしていた分厚めもしくは重たい布団を、薄い布団にかえて、寝やすい状態にするようにします。
それまで使っていた布団は、次の秋や冬で気温が下がるまで使わないので、自宅の洗濯機やコインランドリーで洗濯をしたり、乾燥や殺菌目的で日光にあてるなどするために、洗濯物を持ち上げて運ぶ動作が増えます。
こういった布団の入れ替え時期に、布団を持ち上げて運ぶ動作によって、腰痛を引き起こされる方が少なくありません。
そこで今回は、布団を持ち上げて運ぶ動作によって腰痛が引き起こされる理由とそれを予防するための方法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、季節の変わり目におこなう布団の入れ替えで起こる腰の痛みを防ぐことができます。
布団を入れ替えるために、短期間で、持ち上げたり運んだりすることで、腰が痛くなる理由を以下で紹介させていただきます。
寒さを防ぐための布団は、分厚いものや重くなる傾向にあります。
そのため、持ち上げた際に、布団の厚さや重さを支えたりバランスをとるために、おなかや胸で布団を受けて、腰が反ってしまう姿勢をとりがちです。
そういった、自然な姿勢をとることで、腰に負荷がかかり、痛みが発生しやすくなります。
布団を持ち上げる際、腰を曲げて持ち上げる、いわゆる「中腰」でおこないがちです。
荷物を持って腰を曲げて持ち上げると、立っているときより腰への負荷が、
“2倍”
も増大します。
そのために、腰の筋肉や関節などに過度なストレスがかかり、腰を痛めてしまいます。
腰の骨は、腹筋や脇腹と背筋などで支えられています。
これらの筋肉が弱かったりバランスが悪いことで、重いものを持ち上げる際に、腰の関節を支えることができず負担がかかります。
そうすると、腰の関節に炎症が起こり、腰の痛みが発症する可能性が高まります。
布団を持ち上げたりおろしたり、運んだりするといった同じ動作を繰り返すことで、腰周辺の筋肉に負荷がかかるのが続き、だんだんと疲労し固くなります。
その状態で、さらに腰を使おうとすると、対応できず痛みがでてしまいます。
布団を持ち上げたり運んだりする動作によって、腰に痛みが出るのを防ぐための方法を以下で紹介させていただきます。
布団を持ち上げる際には、中腰を避けて、いったん、ひざを曲げて腰を落とし、背中をまっすぐに保ちながら持ち上げてください。
足の力を使って荷物を持ち上げることで、腰への負担が軽減できます。
荷物を運ぶことで腰痛を予防するためには、腹筋や背筋の筋力の増加が効果的です。
しかし、それらの筋肉は、一長一短ではつかないものです。
ですので、腰をサポートする道具であるコルセットをうまく活用することをお勧めします。
布団を持ち運びするときは、コルセットを腰に巻いて、腰をサポートしてください。
ただし、コルセットは、正しく巻かないと効果が出ませんので、
・コルセットの上縁がおへそ、下縁が骨盤の上部になるように装着する
・息を吸っておなかをへこました状態で、骨盤にかかるように装着する
・腰からおなかにむけて、斜めにバンドを伸ばし固定する
・コルセットをしめるテープやひもは、強めに引っ張り止める
・コルセットの中心と背骨を合わせて装着する
ことを意識してコルセットを装着してください。
また、コルセットをつけて布団も持ち運びするうちに、コルセットの固定が緩んできます。
こまめに、コルセットを締め直して、布団の入れ替え作業をおこなってください。
冬布団は重たいもしくは分厚いので、持ちにくいものです。
ですので、面倒かもしれませんが、腰に負担をかけるのを減らすためにも、一度に運ぶのではなく、分けて運ぶことをおすすめします。
こういった布団の入れ替えは、モチベーションや集中力がいるため、一気に作業をやりがちです。
しかし、長時間、同じ姿勢や動作を繰り返すことで、腰に負担がかかるため、適度に休憩をはさんで、腰を休める時間帯を作ってください。
布団の機能は進化して、どんどん軽くてあったかくなっています。
とはいえ、冬布団は、その大きさや枚数の多さで、仕舞う作業には大きな労力が入ります。
また、次の秋や冬になって布団がいい状態で取り出せるためにも、頑張っておこなわれる方も多いと思われます。
頑張られて布団の入れ替え作業をされている方が、腰を痛めるのを防ぐためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも布団の入れ替えのために腰の痛みが発生するようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、腰痛への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
春になると、いろいろな花が開花し始めて、特にシニアの女性の方から、ご自宅でガーデニングの作業をされるお話をよくお聞きします。
ガーデニングで、体を動かしたり、日光や風にあたって感覚を刺激することで、心身ともに健康を促進する効果が高いと言われています。
その一方、地面に近づいて作業する必要があるため、長時間、「しゃがむ」動作を取るため、体に負荷をかけることが多くなります。
それによって、肩や背中・腰・ひざなどに、痛みが出てしまうシニアの女性の方が、当院でも少なくありません。
そこで今回は、ガーデニング作業でしゃがむ姿勢を体に負荷を少なくスムーズにとれる条件とそれを促進させる方法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、しゃがみこんでのガーデニング作業によって、体を痛めることを防ぐことができます。
ガーデニング作業でのしゃがむ姿勢をスムーズにとるための条件
一昔前の日本では、畳の部屋での寝起きや和式トイレなど、しゃがみ姿勢は日常的にとっていました。
しかし、近年、日常生活が洋式になり、しゃがみ姿勢をする機会が減少しました。
そのため、しゃがみ姿勢の研究によると、年齢に関係なく、全体の20パーセントの方が、安定的にしゃがみ姿勢ができないという報告がされています。
以下で、スムーズにしゃがみ姿勢をとることができるための条件について紹介させていただきます。
しゃがみこむ姿勢は、・股関節・ひざ関節・足関節を最大限に曲げ込むことでおこなえます。
各関節に支障があると、それを代償するために他の関節に過剰な負荷をかけてしまいます。
特に、足関節の可動性が、しゃがみ姿勢が安定的にできるかを左右されると研究報告がされています。
足関節は、一般的には足の甲側に20度に曲がれば、正常とされています。
しかし、しゃがみ姿勢の足首の曲がる角度は、21〜34度あたりまで曲がることが必要とされます。
反対に、足関節が、足の甲側に曲がる角度が、15度以下になるとしゃがみ姿勢が困難になります。
ですので、股関節、ひざ関節、そして特に足関節の可動域を広げていくことが、しゃがみ姿勢を柔軟にできる条件となる。
立っているときは、多少、重心バランスが崩れても、動ける幅が広いので、ある程度は柔軟に対応できます。
しかし、しゃがみ姿勢は、各関節を曲げ込んでいいるため、重心のバランスをとる幅がせまくなり、非常に不安定な姿勢です。
しゃがみ姿勢での重心バランスは、足の裏が地面にしっかりと接地して、重心が前方にあることで安定します。
反対に、しゃがみ姿勢で重心バランスを後ろにすると、そのままひっくり返るか、ひっくり返らないよう踏ん張るために、筋肉を過剰に使います。
そのことで、しゃがみ姿勢が体に痛みや疲労を発生させます。
先ほどの「正常な関節可動域」の項目で、足関節の可動域が重要だと述べました。
それは、しゃがみ姿勢で前に重心バランスを持っていくために、足首をしっかり曲げることが必要なためです。
しゃがみ姿勢をスムーズにとるためには、以下のような筋肉の状態であることが重要です。
・姿勢を安定させる背中とおなかの筋肉の共同するバランスが良いこと
・最大可動域まで曲げる股関節、ひざ関節、足関節周辺の筋肉の柔軟性が高いこと
・しゃがみ姿勢の時に前方に重心を維持するスネの筋力が十分であること
・しゃがみ姿勢で土台となる骨盤の位置を維持するためにお尻の筋肉量と柔軟性が十分であること
以上のような条件が整うことで、しゃがみ姿勢をスムーズに取ることができます。
ガーデニングでしゃがむ動作をする際に、体への負荷を最小限にするためのポイントを以下で紹介していきます。
しゃがむ姿勢をとるために必要な、股関節・ひざ関節・足関節の可動域とその周辺の筋肉の柔軟性を促進するストレッチを以下で紹介していきます。
片方の足を前に出して、ひざを90度に曲げます。
もう一方の足を後ろに伸ばし地面にひざをつけます。
両手で地面につけて体を支えながら、重心を前に移動します。
後ろに引いた股関節の前面が伸びるのを感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。
反対の足も同じようにおこなってください。
足をクロスした状態で立ちます。
その状態のまま、体の力を抜いて前に倒したときに、後ろの足の太ももからひざ裏が伸びるのを感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。
反対の足も同じようにおこなってください。
足を軽く前後にひざを伸ばした状態でひらき、かかとも地面につけます。
前に出した足のひざを曲げながら、体の重心を前に移送して、ふくらはぎが伸びるのを感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。
反対の足も同じようにおこなってください。
片方の足のつま先と足の甲を床につけます。
そのまま、すねを前に押しだし、足のつま先と足の甲を床に押し付けてください(強くすると痛めますので軽い力で押し付けてください)。
足首の前面が伸びるのを感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。
反対の足も同じようにおこなってください。
以上のようなストレッチを、しゃがんでガーデニングをする前に準備体操としておこなうことと、ガーデニングを終えた後に整理体操としておこなってください。
体に負荷をかけるしゃがみ姿勢は、
、・頭が前方に突っ込みすぎている
・あごがひざに近づけすぎ
・腰や背中が丸く曲げすぎている
です。
重心バランスを前方に維持して、なおかつ筋肉バランスや関節への負荷を減らすためのしゃがみ方は、
・頭と背筋を一直線に維持する
・アゴを引いて必要な分だけ目線を下げる
・重心を足の指や前方足底にかける
・しゃがんだときの足幅は肩幅ぐらいにする
・しゃがんだときにひざと足先の方向をまっすぐにする
を意識することで、余分な力を使わずに楽にしゃがめます。
しゃがんでいるときだけではなく、立っている状態からしゃがむ動作、しゃがんでいる状態から立つ動作でも、体を痛めてしまうことも少なくありません。
その要因としては、体の中で一番重たいのは、お尻の筋肉の移動の仕方にあります。
お尻の筋肉を効率よく動かせば、安定したしゃがみ姿勢をとったり、解除できます。
肩幅ぐらいに足を広げて、足先とひざの方向をまっすぐ前にそろえて、足裏がしっかり接地しているのを感じて立つ。
股関節とひざを曲げて、両手を地面について体を支えて、お尻を上げた状態にする。
そのままお尻を下げて、アゴを引いて背筋を伸ばす。
両手を地面について体を支えて、ひざを軽く伸ばし、お尻を上げる。
お尻を上げたまま、両手をひざを上において、体を支える。
ひざにおいた手で体を支えながら、顔を上げて股関節、腰を伸ばして立ち上がる
ガーデニングは、手をかけてあげるほど答えてくれる充実感のある趣味です。
それだけに、熱心に時間を忘れて、しゃがみ姿勢を続けることで、体を痛めてしまいがちです。
春に好きなガーデニングを思う存分におこなうために、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでもしゃがむ姿勢が取りずらいようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に座り続けたことで起こる体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
先日、お体のメンテナンスを定期的にされる60歳代の女性の方が来院されました。
最近のお体の状態をお聞きすると、脇腹の筋肉がよくつるようになったそうです。
玄関に座って靴をはこうと前屈みになったときに、脇腹の筋肉をつったのがきっかけで、寝返りとうったり、車の助手席に乗っていてもつってしまうとのこと。
脇腹の筋肉が硬いせいかと思い、セルフケアとして側屈の体操で脇腹を伸ばそうとすると、かえって脇腹がつりそうになったとのことでした。
ふくらはぎの筋肉がつるこむら返しと違い、脇腹の筋肉をつってしまうと、おさめるのがなかなか難しいです。
そこで今回は、体を前に倒したり、ねじることで、脇腹の筋肉がつってしまう理由とそれを予防するための方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、日常の動作の中で脇腹の筋肉がつってしまうことを軽減できます。
脇腹は3つの筋肉で構成されています。
3つの筋肉は、ろっ骨・骨盤・おなか・背中と、広範囲につながっています。
脇腹の筋肉の働きは、
・内臓の保護と支持
・肺から息をはきだす際の補助
・排便、排尿、分べんなど、力むときに腹圧をあげる
・体幹の前屈、側屈、回旋、固定
・物を持ち上げるときに腰や骨盤を支える
など多岐にわたります。体を前屈をさせるのは、脇腹の筋肉が主要な働きをしますが、関節としては、腰の骨と股関節が関わってきます。
体を前に倒したり後ろに反ったりする動作は、
「腰椎骨盤リズム」
と呼ばれる腰の骨と股関節が同時に連動しておこなわれます。
腰の骨と股関節の連動がうまくいっていないと、脇腹の筋肉に負荷がかかります。
その結果、脇腹の筋肉がつりやすくなります。
つまり、腰の骨と股関節の動いをケアすることが、脇腹の筋肉をつることへの予防につながります。
脇腹の筋肉に負担を減らすために、以下で腰の骨と股関節の連動を整える方法を紹介させてただきます。
床に手とひざをつけて四つんばいの体制をとります。
息をはきながら、おなかを緩めて、ゆっくりと背中を丸めます。
四つんばいの姿勢に戻します。 息を吸いながら、背中を反らしてます。
これを3回、繰り返してください。
片方の足をひざを90度に曲げて前に出し、両手を前に出したひざの上にのせます。
もう一方の足を後ろに伸ばして床にひざをつけます。
前に出した足のひざをゆっくり曲げて、重心を前にかけます。
後ろに伸ばした股関節の前面が伸びるのを感じたらOKです。
ゆっくりと元の状態に戻します。反対側も同様におこないます。
これをこれを3回、繰り返してください。
両足を伸ばして床に座り、台の上に両足をのせ、足首は90度に曲げます。
体を前屈をして、10秒間、キープします。
太ももの裏からひざ裏が伸びるのを感じたらOKです。
これを3回、繰り返してください。
脇腹の筋肉は、いろいろな機能を担っているために、痛めてしまうと日常生活に支障が出ます。
それを予防するための方法を、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも脇の筋肉がつりやすいようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に筋肉がつることへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
昭和3年に作られたラジオ体操は、現在でも国民の体操として親しまれています。
子供の頃から親しんでいる体操なので、久しぶりにおこなっても、すぐにできてしまうほど体に染み込んでいます。
日本人のラジオ体操の体の染み込み具合は、ラジオ体操の音楽を聴くだけで、脳が活性化するという研究報告があるほどです。
そんな国民の体操であるラジオ体操は、健康への効果が高い反面、しっかりおこなうと、息が切れるほど激しい運動です。
また、一生懸命やりすぎることで、体を痛めてしまうことも少なくありません。
そこで今回は、ラジオ体操をおこなうメリットとリスクやおこなう上での注意点について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、体を痛めることがなくラジオ体操によって、健康を増進できます。
ラジオ体操をおこなうことのメリットとリスクを以下で紹介させていただきます。
ラジオ体操をおこなうことで体の健康に与えるメリットとして、
・全身を動かすことによる体力の維持
・血流の促進
・骨粗しょう症の予防
・呼吸機能の向上
・胃や腸の働きが改善
・肩こりや腰痛の解消
・脳の活性化
などあげられます。
ラジオ体操をおこなう上で、体を痛めてしまう可能性
朝の寝起きは、体温も低く、睡眠中に体を動かさないため、関節や筋肉が一日で最も硬い状態です。
朝におこなうことが多いラジオ体操を、活動モードになっていない体で行ってしまった場合、筋肉や関節への負荷が大きくなり、体を痛めてしまう可能性があります。
ラジオ体操は、音楽にのってリズムのって連続でおこないます。
そうすると、ラジオ体操が進むにつれて、反動をつけて体を伸ばしたり、曲げたり、ねじったりすることで、関節や筋肉を痛めてしまいます。
寝ている間に、呼吸や汗をかくことで、朝は体の水分量が低下しています。
その状態で、ラジオ体操でしっかり体を動かすと、筋肉を痛めてしまう可能性があります。
なぜなら、筋肉の72パーセントは水分で構成されているため、水分が不足すると柔軟性や機能が低下するためです。
ラジオ体操には、跳ぶ運動があります。
跳ぶことは、体重の約5倍の負荷が体にかかります。その衝撃に、筋肉や関節が耐えられない場合、体を痛めてしまいます。
このような要因が、単独もしくは複数に重なることで、ラジオ体操中に負傷する可能性が出てきます。
70歳代の女性の方が、脇の痛み当院に来院されました。
きっかけをお聞きすると、せっかく体を動かすためのラジオ体操なので、全力で一生懸命やっていたら、急に脇が痛くなったとのこと。
息を吸うたびに脇が痛くて、心配になって、整形外科でレントゲンを撮ってもらったそうです。
結果的には、骨には異常がなくて、湿布と痛み止めをもらったけれども、呼吸がしづらくて、困っているということでした。
検査してみると、ろっ骨を動かして呼吸を促進させる筋肉がかなり緊張して、そのためにろっ骨の可動性が低下している状態でした。
呼吸に関わる部分に整体と鍼の施術を施した後は、呼吸が楽になったというお言葉をいただきましたが、ラジオ体操でこれほど体を痛めてしまうこともあるのだという事例を体験しました。
ラジオ体操をフルにおこなうと、約400もの筋肉を、連続で短時間に動かします。
それだけの負荷がかかるラジオ体操をする際の注意点を以下で紹介してきます。
筋肉の活動は、深部体温が38度になると筋肉の機能が活動しやすくなります。
ラジオ体操をする前に、朝食を取ったり、朝風呂に入るなど、体温を上げることをおすすめします。
体温を上げる方法は、以下の当院のブログで詳しく書いておりますので、参考にしてください。
筋肉は、限界以上に伸ばしすぎたりねじると、かえって危険を感じて体を守るために、硬くなってしまいます。
筋肉や関節に痛みを感じるほど、全力で伸ばしたりねじったりすることを避けて、6から8割程度の力加減で、余裕をもっておこなってください。
朝、起きた際に、200〜300mlぐらいの水分、できれば、常温か温かい白湯やお茶をを摂取してください。
水分を飲んでから吸収されるまでには、30分ほどかかります。
ですので、ラジオ体操をおこなう30分前までには、水分をとてください。
また、ラジオ体操をした後にも、忘れずに水分をとってください。
ジャンプは心肺機能を上げることができる運動です。
しかし、体への負荷も大きい運動でもあります。腰やひざに不安を抱える方は、ラジオ体操のジャンプするシーンは、無理せずに足踏みに切り替えてください。
ラジオ体操は、準備運動というイメージがあります。
しかし、ラジオ体操を3〜5回もすれば、1日に必要な運動量に達するというほど、体に負荷をかける体操です。
朝、健康の増進のためにおこなうのでしたら、全力でおこなうよりも、少し余裕をもって、ゆったりとおこなうことをおすすめします。
そのためのポイントとして、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでもラジオ体操をするたびに体に痛むようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、体を動かすことで起こる筋肉痛への対策のブログも書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広