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日常生活で脇腹の筋肉がつる?予防するためには腰と股関節の連動を整えることが必須

2024.03.08 | Category: 予防,体操・ストレッチ,姿勢,座り方,日常生活の動作,生活習慣,疲労,筋肉の損傷,筋肉痛,股関節の痛み,脇腹の痛み,腰痛,関節,骨盤

 

先日、お体のメンテナンスを定期的にされる60歳代の女性の方が来院されました。

最近のお体の状態をお聞きすると、脇腹の筋肉がよくつるようになったそうです。

玄関に座って靴をはこうと前屈みになったときに、脇腹の筋肉をつったのがきっかけで、寝返りとうったり、車の助手席に乗っていてもつってしまうとのこと。

脇腹の筋肉が硬いせいかと思い、セルフケアとして側屈の体操で脇腹を伸ばそうとすると、かえって脇腹がつりそうになったとのことでした。

ふくらはぎの筋肉がつるこむら返しと違い、脇腹の筋肉をつってしまうと、おさめるのがなかなか難しいです。

そこで今回は、体を前に倒したり、ねじることで、脇腹の筋肉がつってしまう理由とそれを予防するための方法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、日常の動作の中で脇腹の筋肉がつってしまうことを軽減できます。

 

 

体を前屈やねじることで脇腹の筋肉がつる理由

 

脇腹は3つの筋肉で構成されています。

3つの筋肉は、ろっ骨・骨盤・おなか・背中と、広範囲につながっています。

脇腹の筋肉の働きは、

 

・内臓の保護と支持

・肺から息をはきだす際の補助

・排便、排尿、分べんなど、力むときに腹圧をあげる

・体幹の前屈、側屈、回旋、固定

・物を持ち上げるときに腰や骨盤を支える

 

など多岐にわたります。体を前屈をさせるのは、脇腹の筋肉が主要な働きをしますが、関節としては、腰の骨と股関節が関わってきます。

体を前に倒したり後ろに反ったりする動作は、

 

「腰椎骨盤リズム」

 

 

と呼ばれる腰の骨と股関節が同時に連動しておこなわれます。

腰の骨と股関節の連動がうまくいっていないと、脇腹の筋肉に負荷がかかります。

その結果、脇腹の筋肉がつりやすくなります。

つまり、腰の骨と股関節の動いをケアすることが、脇腹の筋肉をつることへの予防につながります。

 

 

 

腰の骨と股関節の連動を整える方法

 

脇腹の筋肉に負担を減らすために、以下で腰の骨と股関節の連動を整える方法を紹介させてただきます。

 

四つんばい体操 

床に手とひざをつけて四つんばいの体制をとります。

 

息をはきながら、おなかを緩めて、ゆっくりと背中を丸めます。

 

四つんばいの姿勢に戻します。 息を吸いながら、背中を反らしてます。

これを3回、繰り返してください。

 

片ひざ立ち体操 

片方の足をひざを90度に曲げて前に出し、両手を前に出したひざの上にのせます。

もう一方の足を後ろに伸ばして床にひざをつけます。

 

前に出した足のひざをゆっくり曲げて、重心を前にかけます。

後ろに伸ばした股関節の前面が伸びるのを感じたらOKです。

 

ゆっくりと元の状態に戻します。反対側も同様におこないます。

これをこれを3回、繰り返してください。

 

足伸ばし体操

両足を伸ばして床に座り、台の上に両足をのせ、足首は90度に曲げます。

 

体を前屈をして、10秒間、キープします。

太ももの裏からひざ裏が伸びるのを感じたらOKです。

これを3回、繰り返してください。

 

 

 

まとめ

 

脇腹の筋肉は、いろいろな機能を担っているために、痛めてしまうと日常生活に支障が出ます。

それを予防するための方法を、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも脇の筋肉がつりやすいようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に筋肉がつることへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

春の朝、ふくらはぎの筋肉がつる理由と予防するための方法

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広


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