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秋 | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
皆さん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院の久木崇広です。
秋から冬への季節の変わり目は、気温が急激に低下して寒くなります。
こういった時期は、過去のケガをした古傷がうずくような痛みを感じることがあります。
当院でも、個々の時期、首やひざなどのすでに治ったはずの部分が痛むというお悩みの方が少なくありません。
そこで今回は、秋から冬への気温が急激に低下して寒くなる時期に古傷が痛む原因とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、古傷がうずくことへの適切な対処がおこなうことができ、それによって、日常生活を快適に過ごせます。
秋から冬への季節の変わり目で気温が急激に低下すると、過去のケガや古傷がうずくような痛みを感じることがあります。
この現象には、体を自動調整してくれる自律神経の働きが、深く関与しています。
以下で、そのメカニズムを紹介させていただきます。
寒さに対する生理的な反応の一つとして、自律神経の中の交感神経が活発に働きます。
交感神経は、「闘争と逃走」のための反応を体に起こします。
気温が急激に低下すると、寒冷の刺激をストレスとして認識し、体を防御モードに切り替えます。
この寒さに対する防御反応の中で、交感神経は、体内の熱を保持するために血管が収縮させます。
こうした寒冷環境に対応するための交感神経の反応は、生命を維持するために必要なことです。
しかし、それが過剰になりすぎることで、血流が悪くなり、筋肉や関節などの組織に、血液を通して栄養や酸素の供給が十分にできなくなる。
そうすると、筋肉や関節などへのエネルギーが不足して固くなり、機能が低下します。
その状態で、筋肉や関節を動かすと、その動きに対応できず痛みが発生しやすくなる。
特に、古傷の部分は、組織が固くなっていることが多いため、十分な血液を通して栄養や酸素の供給がされたいと、他の部分に比べて機能低下の反応が早くなり、痛みを感じやすくなります。
気温の急激な低下は、自律神経系のバランスを崩しやすくします。
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つの神経で構成されます。
交感神経は、体を活動モードにするために働き、副交感神経は、体を回復やリラックスモードにするために働きます。
交感神経と副交感神経のバランスによって維持されることで、健康が保たれます。
しかし、急激に寒冷な環境になると、交感神経が大きく優位に立ち、副交感神経が抑制されがちです。
この不均衡により、交感神経が過剰に働くために、痛みを感じるセンサーがより敏感になり、通常の刺激でも強い痛みを感じる状態を引き起こします。
特に、寒冷環境では、古傷の部位が微細な刺激に対しても過敏に反応しやすくなり、その結果としてうずくような痛みが再現されることがある。
寒冷刺激は、体の反応だけでなく、心にも影響も引き起こします。
寒さを感じると、多くの人が無意識にストレスを感じ、これが交感神経の過剰な働きにつながります。
この心理的なストレスによって、ストレスホルモンが分泌され、痛みを引き起こしやすくなります。
特に、古傷はストレスに敏感に反応するため、痛みが再現されやすくなります。
寒くなって古傷がうずく場合、自宅で実践できる適切な対処法として、以下のことを紹介させていただきます。
血行の不良が古傷の痛みの原因の一つとなるため、血流を改善することが重要です。
1日30分程度のウォーキングや軽いジョギングが効果的です。
また、古傷の周辺の筋肉を、ゆっくりと動かすストレッチも有効です。
39〜-41度程度に設定した湯船に、15〜20分程度つかるのが有効です。
これにより、血管が拡張し、血行が促進されます。
また、入浴中に、古傷を優しくさすると、さらに効果的です。
カイロや湯たんぽを使用して、古傷を温めます。
また、古傷を覆う暖かい服装やサポーターを装着を心がけ、古傷をを冷やさないよう注意してください。
自律神経の乱れが痛みを引き起こす可能性があるため、リラックスすることが大切です。
鼻から4秒間、息を吸って、口から6秒間、息をはく深呼吸を、7回を繰り返すことで、自律神経のバランスが整い、痛みの軽減につながります。
1日7時間程度十分な睡眠の確保、寝起きの時間を一定にする、一日3食をしっかりとるといった規則正しい生活リズムを維持することをおすすめします。
そうすることで、自律神経の自律神経のバランスが整い、古傷に対しての感度を軽減できます。
血行の促進や筋肉の回復に、効果的な栄養素を積極的に摂取してください。
体を温める効果のある、しょうが、ネギ、にんにく、ごぼうなどの根菜類を積極的に摂取してください。
カボチャやアーモンドなどのビタミンEを多く含む食品、サバやサーモンなどのオメガ3脂肪酸を含む魚を積極的に摂取してください。
水分を十分に摂取することで、血液の粘度を下げて、体内の血液の循環がよくなります。
また、温かい飲み物を選ぶことで、さらに体を温める効果が期待できます。
今回のブログでは、寒くなって古傷がうずく原因について説明させていただきました。
・交感神経の防御反応による血管収縮
・自律神経のバランスの乱れによる痛覚の過敏化
・ストレスホルモンの分泌増加
また、古傷の痛みへの対処法として、以下を紹介させていただきました。
・血行促進のための運動や入浴、保温
・ストレス軽減と自律神経の調整
・栄養の管理
寒さによる古傷の痛みは、日常生活に支障をきたす可能性があるため、早めのケアをおすすめします。
ぜひ、今回、紹介させていただいた方法を試してみてください。
それでも、古傷の痛みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関への受診をおすすめします。
また、当院でも、今回のようなケースの寒さによる古傷のうずきへの対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
他に、寒さによるお体の不調への対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:気象庁「気象と気象用語」
https://www.jma-net.go.jp/matsuyama/publication/tenko/tenko201811.pdf
皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
冬に近づき、朝晩の気温が急激に低下してきました。
こういった寒い季節、暖かい部屋から冷えた室に移動したとき、胸が苦しくなったり、めまいを感じたりしたことはないでしょうか?
急激な温度変化によって、体に大きな負担をかけ、不調を引き起こす場合があります。
このとき起こる体の不調で怖いのが、“ヒートショック”です。
ヒートショックは、特に、11月から2月にかけて発症リスクが高まります。
急激な温度変化により血圧が乱高下し、脳や心臓などにダメージを受けるリスクが高まります。
驚くべきことに、日本では、年間約1万7千人もの方が、ヒートショックが原因で亡くなっているという統計報告があります。
家の全ての部屋の温度を一定しすることは難しいため、温度差が大きいが大きい浴室やトイレなどの部屋への出入りは、日常生活において避けることはできません。
そこで今回は、ヒートショックの概要とその対処法について紹介していきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、ヒートショックのリスクを理解し、適切な予防策を講じることで、寒い時期を安心して過ごすことができます。
ヒートショックについての概要を、以下で紹介させていただきます。
ヒートショックは、急激な温度変化によって引き起こされます。
特に、冬場は、暖房の効いた暖かい部屋から、寒い浴室やトイレなどに移動する際、体表面の温度が急激に下がります。
このとき、血管は収縮して血圧が上昇します。
その後、温かい湯船につかったり、再び暖かい部屋に戻ることで血管が拡張し、血圧が急激に低下します。
このような血圧の急激な変動は、脳や心臓などの血管に負担をかけ、それが血管の損傷につながり、ヒートショックのリスクが高まります。
ヒートショックは、11月から2月にかけて、外気温が低下し、暖房を使用することで室内外の温度差が大きくなる時期に増加します。
ヒートショックを引き起こす場所として最も多いのは、浴室と脱衣所です。
暖房の効いた部屋から寒い脱衣所へ移動し、その後さらに寒い浴室に入ることで体温が急激に変化します。
このような環境では血圧が急激に上下しやすく、心臓や脳への負担も大きくなります。
また、寒い日の外出は、暖房の効いた室内から寒い屋外に出る、寒い屋外から暖かい室内に入る、といった温度の急激な変化によって、ヒートショックのリスクを高めます。
特に、ヒートショックになりやすい方には、高齢者や心臓、糖尿病などの持病を抱える方です。
加齢や持病のため、自律神経などによって自動的に体温の調節する機能が低下し、急激な温度変化への耐性が弱まります。
そのため、急激に温度変化が起こる11月から2月にかけて、高齢者や心臓、糖尿病などの持病を抱える方は、ヒートショックが発症するリスクが高まります。
ヒートショックを予防するために、以下にそれぞれの具体的な予防法をまとめました。
ヒートショックは、入浴の過程で起こることが多いため注意が必要です。
お風呂に入る前に、脱衣所や浴室の中で暖房器具を稼働させて温めたり、シャワーを高い位置から浴槽に注ぎ、蒸気で温めておくことが大切です。
これにより、入浴時、暖かい部屋から脱衣所や浴室に移動する際の温度差を減少させることができます。
寒くなると、水分の補給が減少します。
そうすると、知らない間に、体は脱水状態になっている場合がある。
脱水状態の体は、血圧の変動が起こりやすくなります。
ですので、入浴前には水分の補給をおこない、脱水状態を避けて、血圧が安定した状態でいることが重要です。
入浴前にコップ一杯の水や麦茶を飲む習慣をつけることをおすすめします。
体が冷えている状態で、熱いお湯に入ると、急激な血圧の変化を引き起こします。
入浴時のお湯の温度は、39℃〜41℃程度に設定するようにしてください。
湯船に入る前に、かけ湯で体をお湯になじませてください。
心臓から遠い足元からかけ湯をし、徐々に全身へとお湯をかけていくことで、血管への負担をらすことができます。
暖かい部屋から寒い部屋に行く頻度が高い移動は、トイレです。
トイレでのヒートショックを予防する方法を以下で紹介していきます。
トイレは、通常寒い空間なので、暖房器具を設置することが重要です。
足元に、センサー付きの小型のセラミックファンヒーターを設置して、トイレの入室と同時に暖房が稼働する設定にすることをおすすめします。
トイレにいく際には、上着やカーディガンなどを着てから、向かってください。
衣服で体を覆うことで、急激な冷えから身を守り、血圧の急激な変化を防げます。
寒い日の外出時におけるヒートショックの予防方法について、以下に具体的な対策を紹介します。
外出する際は、重ね着を心掛け、体温を保持することが重要です。
特に、寒い日には、厚手のコートやセーター、手袋、マフラーなどを着て、暖かい服装を整えてから外出するようにして、体全体を温かく保つようにしてください。
寒い屋外から暖かい室内に入る際には、一瞬でも冷えた体が、急激な温度変化によって負担を受けないよう注意が必要です。
暖かい服装で入った後も、急激に服を脱がずに、暖かい部屋の温度に徐々に体を慣らしながら、ゆっくり脱衣するようにしてください。
気象庁のサイトに、「ヒートショック予報」(https://tenki.jp/heatshock/)があります。
こまめに、このヒートショック予報には「油断禁物」「注意」「警戒」などのレベルが表示されており、これを参考にしてヒートショックに対しての意識を高めたり、行動を調整してください。
今回のブログでは、ヒートショックが発症する要因を、以下のように説明させていただきました。
– ヒートショックは急激な寒暖差によって引き起こされる。
– 特に冬場は温度差が大きくなるため注意が必要。
– 高齢者や持病を抱える方はリスクが高まる。
また、ヒートショックへの対策として、以下のことを紹介させていただきました。
– 入浴時のヒートショック対策
– トイレでのヒートショック対策
– 寒い日の外出時におけるヒートショック対策
– 気象庁のヒートショック予報を活用
ヒートショックは、生命に大きなリスクをきたす可能性があるので、しっかりとした対策が必要です。
そのための方法として、今回紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
また、寒くなることで、お体の不調が生じている場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関に受診されることをおすすめします。
当院でも、寒くなる時期のお体の不調にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
また、他に、気温の低下によるお体の不調への対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:厚生労働省「入浴関連事故の実施把握及び予防策に関する研究について」(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002rkou-att/2r9852000002rkv5.pdf)
皆さん、こんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
車両の整備や検査のお仕事をされている方から、よく、腰の痛みのお悩みをお聞きします。
特に、秋になって寒くなってくると、そのお悩みが増加傾向にあります。
車両を整備や検査などを行うお仕事の方が腰痛を発症すると、屈む姿勢がつらくなったり仕事にしようが出る他にも、車の運転が苦痛になったり、寝つきが悪くなったりと、仕事の効率低下だけでなく、生活の質も低下してしまいます。
そこで今回は、車両を整備や検査などのお仕事をされている方々に多く見られる腰痛の原因とその予防方法について紹介していきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、職業性の腰痛の原因が解消されて、快適に仕事を続けながら、プライベートも充実して過ごすことができます。
車の整備や検査のお仕事をされている方が、気温が低下し始める秋になると腰痛を発症しやすくなる原因として、以下のことが考えられます。
立っているときに腰にかかる負担が100とすると、体を前に屈めると腰への負担が150に増加します。
車両の整備や検査の際に、屈んだ姿勢をとることが多くなるため、長時間、作業を続けると腰に過度の負担をかけることになります。
そうすると、前屈みの姿勢を維持するための腰周辺の筋肉が緊張して疲労し、その状態で作業を続けようとしても、腰周辺の筋肉が対応できず、痛みが発生します。
秋から冬にかけての気温低下は、筋肉の柔軟性を低下させます。
血液は、37度ほどの温度があり、全身に巡ることで、体温を維持して、筋肉や内臓などを温めて、その機能を維持します。
外部の気温が低下する環境にいると、血液が冷えて体温が低下するため、寒さを感じると血管が収縮させて、血流を流れを少なくして、体温の低下を防ぎます。
そうすると、筋肉への血流が減少し、筋肉に酸素や栄養の提供が低下します。
特に、車両を整備したり検査をされるお仕事の方は、腰に負荷をかける作業が多いため、腰周辺の血流が悪化するとエネルギーの不足を起こします。
その結果、腰周辺の筋肉の機能が低下して、その状態で無理に動かすと、腰に痛みを感じやすくなる。
車の整備する際には、安全性のために、安全靴を履くことは必要です。
安全靴は通常、普通のスニーカーと比べて底が硬くなっています。
これは安全性を確保するためですが、同時にクッション性が低下します。
硬い底は地面からの衝撃を吸収しにくく、その衝撃が直接、腰に伝わりやすくなります。
この衝撃が繰り返し腰にかかることで、腰痛のリスクが高まります。
車両整備や検査のために体を屈めるときに感じる腰痛、特に寒くなった時期の有効な対処法として、以下のことを紹介させていただきます。
車両整備や検査の作業中に頻繁に行う前屈み姿勢は、腰への負担を増大させる主な原因の一つです。
この負担を軽減し、腰痛を予防・改善するために、昼休み中や仕事の隙間時間を利用して、立ったままでできる効果的なストレッチ方法を紹介していきます。
1. まっすぐに立ち、右足を大きく前に踏み出してください。
2. 左ひざを床に近づけるように腰を落とし、右ひざが90度になるようにします。
3. 上半身をまっすぐに保ちながら、腰を前に押し、重心を前方移動しながら、右ひざを曲げます。
4. 右の太ももの付け根、股関節の前面が伸びるのを感じたら、10秒間、保持してください。
5. 反対側も同様に行います。
6.左右の足で交互に。3回。繰り返しおこなってください。
1. 片足を前に出し、つま先を上に向けます。
2. 背筋を伸ばしたまま、前に出した足のつま先に向かって、ゆっくりと上半身を倒します。
3. 太ももの裏が伸びるのを感じたら、10秒間、保持してください。
5. 反対側も同様に行います。
6.左右の足で交互に。3回。繰り返しおこなってください。
1. 足を肩幅に開いて立ってください。
2. 肘を曲げて、両手を頭の後ろで組みます。
3. ゆっくりと上半身を後ろに反らせ、胸を開きます。
4. 胸とおなかが伸びるのを感じたら、10秒間、保持してください。
5.この動作を、3回。繰り返しおこなってください。
秋冬の気温低下は、筋肉の硬直や血流の低下を引き起こし、腰痛のリスクを高めます。
特に、屋外での車両整備作業は寒さの影響を受けやすいため、適切な防寒対策が重要です。
腰を温めるための効果的な方法として、
・薄型のカイロを選択し、腰の両側に1枚ずつ貼る、もしくはおなかに貼る
・腰から下腹部までをカバーするような腹巻きを着用する
・ 休憩時間には、温かい飲み物を摂取し、内側からも体を温める
という対策をすることで、気温低下のために体が冷えて、腰が痛くなることを予防できます。
安全靴は作業中の足の保護には欠かせませんが、長時間の着用は腰への負担となる可能性があります。
休憩時間の時ぐらいは、可能であれば、安全靴を脱ぎ、軽い運動を行うことで、腰痛予防や改善に大きな効果が期待できます。
安全靴を脱いだあとは、
・座った状態で、足の指を広げたり、丸めたりを10回繰り返す
・足首を大きく円を描くように、時計回りと反時計回りを、各10回、回す
といった運をすることで、足首の柔軟性を高め、下肢全体の血流を改善します。
その結果、足全体の筋肉が活性化され、腰への負担が分散されます。
今回のブログでは、秋の気温低下する時期に、車両整備士の方に起きる腰痛が発症する要因として、以下のことを説明させていただきました。
・姿勢の不良による筋肉への負担
・寒冷環境による筋肉の硬直と血流の低下
・安全靴の影響
また、腰痛の対処法として、以下の方法を紹介させていただきました。
・前屈みで起きる腰痛を改善するためのストレッチ
・寒さ対策のためのカイロや腹巻きの使用
・休憩時の安全靴を脱いでの軽い運動
腰痛は日常生活に大きな支障をきたす可能性が高いため、早めのケアをおすすめします。
そのための方法として、今回紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、それでも、腰痛のお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関への受診をおすすめします。
当院でも、今回のブログで取り上げたケースの腰痛に対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
また、他の腰痛対策のブログも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:
1. 日本整形外科学会. (2021). 腰痛診療ガイドライン2021. https://www.joa.or.jp/public/guideline/
2. 厚生労働省. (2022). 国民生活基礎調査.
皆さん、こんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
秋になり、寒くなる日も多くなります。
そういった季節の変わり目は、インフルエンザの流行が始まります。
当院でも、周囲でインフルエンザにかかる人が増えてきて心配…、という不安を患者様からよくお聞きします。
インフルエンザへの感染は、日常生活に大きな影響を与える場合があります。
例えば、ご自身がインフルエンザにかかると、家事や仕事ができなくなるだけではなく、一緒に住まれている家族全員にうつしてしまい、心配や迷惑をかけてしまう可能性があります。
また、インフルエンザが治っても、体力が落ちて、それを取り戻すのに苦労する場合もあります。
そこで今回は、秋の気温低下とともに、インフルエンザが流行する理由と予防方法を紹介していきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、インフルエンザへのしっかりとした対策を講じ、安心してを日常生活を送れます。
秋になって、急激に気温が低下することと、インフルエンザが流行することの関連について、以下のことが考えられます。
秋になると、気温が低下し、湿度が下がることで、インフルエンザウイルスが活発に活動しやすくなります。
特に、寒い環境では、インフルエンザウイルスが空気中で、長時間、生存できるため、感染リスクが高まる。
寒くなる季節は、体温の調節が難しくなるため、体の免疫機能にも影響を与えます。
気温が下がると、体は熱を保つためにエネルギーを消費します。
それによる体のエネルギーの低下は、結果として、免疫力が低下します。
これにより、感染症に対する抵抗力が弱まり、インフルエンザにかかりやすくなる。
秋になると、外気温の変化に伴い、室内で過ごす時間が増えます。
特に、家族全員が集まる家庭では、密閉された空間での接触する機会が増加します。
その結果として、家族の誰かが外部からインフルエンザウイルスを持ち込むと、感染してしまうリスクも高まります。
また、暖房を使用することで、室内の空気が乾燥しやすくなり、これもまた、インフルエンザウイルスが生存しやすい環境を整える要因となります。
秋のインフルエンザ対策と体調を管理する有効な方法として、以下のことを紹介させていただきます。
秋のインフルエンザへの感染を予防する方法として、手洗いやうがいを徹底することが重要です。
外出から帰った際や食事前に、手を洗いやうがいを行うことで、体へのインフルエンザウイルスの侵入を防いでください。
研究によると、手洗いをすることで30〜50%、うがいをすることで40%、感染症にかかる割合が低下したと報告されています。
適切な免疫力を維持するためには、
・食事
・睡眠
・運動
が欠かせません。
食事は、朝昼晩と栄養バランスの取れたものを摂取し、特に、食材柑橘類やナッツ類などのビタミンCや亜鉛が豊富な食材を摂ることをおすすめします。
また、寒くなる季節は水分の摂取がおろそかになりがちですが、体内の水分量が不足すると免疫力の維持が困難いなるため、積極的にとるようにしてください。
睡眠は、同じ時間に寝て、同じ時間に起きるようにして、睡眠の質を上げるようにしてください。
研究によると、十分な睡眠をとった人は、免疫細胞の活性度が高まり、感染症に対する抵抗力が強くなると報告されています。
運動に関しては、軽い筋トレ・ウォーキング・ラジオ体操などの息が少しはずむ程度の運動を、週2回以上、1回30分以上、おこなうように心がけてください。
運動を習慣化している人は、運動をしない人に比べて、インフルエンザにかかる割合が、25〜50%少ないというデータもあります。
秋になると室内で過ごす時間が増えるため、室内の環境を整えることが重要です。
室内でのインフルエンザの感染を防止するためには、定期的に窓を開けて新鮮な空気を取り入れ換気することで、室内のウイルス濃度を下げることができます。
また、加湿器やぬれたタオルを室内で干すことで、室内を40%〜60%の適切な湿度に保ち、インフルエンザウイルスの生存を低下させ、のどや鼻の粘膜の乾燥を防ぐことで、インフルエンザウイルスの感染のリスクを下げることができる。
今回のブログでは、秋の気温が下がり始めるとインフルエンザが流行する理由を、以下のように説明させていただきました。
・インフルエンザウイルスが活発化
・免疫力が低下する
・生活環境が変化する
また、その対処法として、以下の予防法を紹介させていただきました。
・手洗いとうがいをこまめにする
・生活習慣を整える
・生活環境を改善する
インフルエンザに感染することで、日常生活に大きな支障をきたす可能性が高まるため、早めに感染予防の対策をされることをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、秋の急激な環境の変化により、体調に不安を感じておられる場合は、お近くの病院や治療院など専門医療機関に受診されることをおすすめします。
当院でも、秋から冬の季節の変わり目に体調を整えるために治療をおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。
また、他に秋に起きるお体の不調への対策についてのブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修:柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考資料:厚生労働省【令和6年度】今シーズンのインフルエンザ総合対策
皆さん、こんにちは。
加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
秋の訪れとともに、急に寒くなってきましたが、こういった時期は、体調の不良が起こりやすいです。
その体調の不良の中に、脳梗塞やクモ膜下出血など、脳に関する生命に関わる病気があります。
テレビで注意喚起の放送がされたり、ご近所のかたが発症されたというお話を聞いて、他人ごとではないと、不安に思われる方も多いのではないでしょうか?
当院でも、そういったことに不安を感じておられるお話をよくお聞きします。
私自身も、身内が脳梗塞の発症直後に現場に、3度、居合わせたことがあり、そのときは、病院で救急の対応をしていただいたおかげで大丈夫でしたが、素早く的確な判断と対処が必要なことを実感しました。
そこで今回は、秋の気温低下に起こりやすい脳の疾患の特徴とその際の対応方法について、紹介させていただきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、秋に起こりやすい脳の病気を理解して、適切な判断を下すためのヒントを得ることができます。
秋の寒さによって引き起こされる脳の病気として、以下のものが代表的なものと考えられますので、病名とその症状の特徴を説明させていただきます。
脳梗塞(のうこうそく)
・脳の血管が、何らかの影響で詰まり、血流が途絶えることによって発生する
・突然の片側のマヒやしゃべることの障害が起こる
・ご高齢の方や高血圧、糖尿病の方は、発症のリスクが高い
・朝方に発症しやすいとされている
脳出血(のうしゅっけつ)
・脳内の血管が破れて出血する状態
・突然の激しい頭痛、はき気やおうと、意識の障害が特徴
・主な原因は高血圧で、活動時に起こりやすいとされている
くも膜下出血(くもまくかしゅっけつ)
・脳動脈のこぶになっている部分が破裂して出血する病気
・「頭を殴られたような」激しい頭痛が突然起こる
・女性に多く見られ、季節や時間帯に関係なく発症する可能性がある
一過性脳虚血発作(TIA)
・一時的に脳への血流が不足する状態で起きる
・症状は24時間以内に消失するが、その後に脳梗塞を発症するリスクが高い
– 高齢者や心疾患患者にリスクがあります。
これらの脳の血管の病気で、共通して現れる主な症状には以下のようなものがある。
1. 突然の頭痛
特に、くも膜下出血では「バットで殴られたような」激しい頭痛が特徴。
2. 意識の障害
軽度の意識がもうろうとすることや意識がなくなるなど、意識の障害の程度はさまざまです。
3. マヒ
片側の手足や顔面のマヒが、突然、現れることが多い。
4. 言語の障害
しゃべろうとしても言葉が出にくい、ろれつが回らないなどの症状が現れる。
5. 視覚の異常
視野が欠ける、物が二重に見えるなどの症状が起こることがある。
6. めまいや平衡感覚の障害
立ったり歩いたりしようとしても、めまいが起こったり、バランスが取れなかったりと、動作に障害が出ることがある。
7. はき気やおうと
突然、頭痛や意識の障害に伴って、はき気やおうとが起きることがある。
8. 感覚障害
手足のしびれや感覚が鈍くなる症状が現れることがある。
共通した症状の中でも特に、
・顔のゆがみ
・腕のマヒ
・言語の障害
が突然現れた場合は、速やかに、専門の医療機関を受診することが重要です。
ただし、症状の現れ方や程度は、障害を受けた脳の部位や範囲によって異なります。
また、これらの症状が全て同時に現れるわけではなく、個人差があることに注意が必要です。
寒暖差が大きいと脳の病気のリスクが高まることが確認されています。
以下に、そのメカニズムと影響について説明します。
寒暖差が激しい環境では、体が気温の変化に対応しようとして血管が収縮し、血圧が急上昇することがあります。
特に、朝方の寒さから昼間の気温上昇にかけて、その日の気温の差が、8〜10度以上になると、脳梗塞や脳出血などが発症するリスクが高まります。
脳の病気が発症しやすい時間帯は、特に、午前6時から午前10時頃です。
この時間帯は、「モーニングサージ」と呼ばれる時間帯であり、この時間帯に血圧が急上昇しやすいことから、脳卒中や脳梗塞などの発症リスクが高まります。
このため、ご高齢の方や高血圧の方は、この時間帯の活動を控えたり、適切な室温や体温の管理をおこなうことが推奨されています。
脳梗塞や脳出血などが疑われる場合、迅速な対応が生命を救うカギです。
以下に、具体的な対処法を説明させていただきます。
脳梗塞や脳出血などの疑いがある場合、まず、最初に行うべきことは、冷静に「119番」に電話して、救急車を呼ぶことです。
電話をした以降は、電話先のオペレーターの指示を受けて、動いてください。
脳の病気の症状がそれほど出ていなくて、救急車を呼ぶと大ごとになると思われ、迷われる方もいらっしゃると思われます。
その際には、「♯7119」に電話をしてください。
7119は、急な病気やケガで救急車を呼ぶべきかどうか迷ったときに、医師や看護師、専門の相談員に電話相談できるサービスです。
しかし、「♯7119」のサービスを受けられる地域は限られています。
7119のサービスを受けられる地域は、
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/items/appropriate006_01_kyukyu_anshin_01.pdf
からご確認ください。
7119のサービスを受けることができない地域にお住まいの方は、各市町村が設置している救急医療相談を、ネット調べたり役場に電話をしていただき、適切なアドバイスを受けてください。
例えば、兵庫県加古川市の場合は、
兵庫県全体でしたら、
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf15/hw11_000000003.html
に救急医療相談への電話番号が書かれています。
脳梗塞や脳出血は、早く対応する必要があります。
少しでも脳の疾患の疑いがある場合は、救急車を呼ぶ以外の対応として、すぐに、かかりつけの医師への相談するか、脳外科へ受診されることをおすすめします。
脳の病気で救急車を呼ぶべきか、医療機関に受診すべきかの判断に迷ったときに、全国版救急受診アプリ「Q助」を利用してください。
アプリ内で、質問に回答し、病気への救急対応のアドバイスを提供してもらえます。
詳しくは、
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/items/appropriate003_01_qsuke_chirasi.pdf
に書かれています。
スマホに無料でダウンロードできますので、あらかじめダウンロードされておくことをおすすめします。
今回のブログでは、秋の寒暖差で起こりやすい脳の病気とその特徴、そして、その対処法について紹介させていただきました。
脳梗塞やくも膜下出血などの脳の病気は、生命に関わる病気であり、迅速な対応が鍵です。
また、一過性脳虚血のように、一時は脳の病気の症状が出るが、24時間以内に消えて、その後、再び脳梗塞が起きる可能性が高い脳の病気もあります。
救急車を呼んだり脳外科に受診するのは、たいそうだと思いがちですが、少しでも疑いがある場合は、今回、紹介させていただいた対応を適切におこなってください。
また、秋になって、今回のケース以外でも、他のお体の不調を感じられる場合は、お近くの病院や治療院など専門の医療機関を受診されることをおすすめします。
当院でも、秋のお体の不調に対する施術をおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。
当院のブログでは、他に、以下のような秋に起こりやすいお体の不調への対策を書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広