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梅雨 | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
最近の夏は、ゲリラ豪雨といった急激に天候が変化することが多くなりました。
そういった急激な天候の変化によって体の不調を訴える方が少なくありません。
その一つに、「首の痛み」があります。
首の痛みが発生するタイムングですが、晴れた天気から急に雨が降るといったタイミングだけではなく、激しい雨が降った状況から急に天気が回復して晴れるといったタイミングでも起こります。
そこで今回は、「雨→晴れ」の天候の変化のタイミングで起きる首の痛みの理由とその対処法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、夏の急激な天候の変化にも体を対応できます。
夏の激しい雨から急に晴れて天気が回復するタイミングで、首の痛みが起きる理由を、以下で紹介させていただきます。
人間は常に、体に約15トンもの空気の重みをによる圧、つまり、気圧を受けています。
晴れている天気は、高気圧で空気が重たい環境となるため、体にかかる圧が増します。
また、雨が降っているときは、低気圧で空気が軽い環境となるため、体にかかる圧が軽減します。
さて、夏は、急に雨が降って、急に晴れる天気が多いです。
つまり、雨から晴れに天気が回復する過程で、低気圧から高気圧に急激に変動します。
ということは、「空気が軽い→空気が重い」という環境の変化が起こります。
晴れて高気圧になると、空気が重みで体の外部からの圧が増加します。
そうなると、体の内部にある血管にも圧がかかって、血管が収縮し、交感神経が優位になります。
交感神経とは、環境に対応するために、自動的に体を調整してくれる自律神経の一つで、体を興奮や緊張させて活動モードにしてくれる神経です。
交感神経が働くと、
・心拍数の増加
・血圧の上昇
・血管の収縮
・呼吸数の増加
・胃腸の活動の抑制
などといった体の活動が起こります。
そして、晴れて高気圧となり、交感神経が急に優位になると、血管の収縮による血流が悪化し、筋肉の緊張が起こります。
交感神経の分布は、特に首周辺に多いこともあり、その影響をうけやすく、結果、首周辺の筋肉が結構不良や緊張しやすくなり、痛みが発生しやすくなります。
耳の奥にある内耳には、音を聞いたり体の平衡感覚に重要な役割を果たしています。
さらに、最近の研究では、内耳には、気圧を感知するセンサーが存在することもわかってきました。
内耳の機能は、内耳の中に流れるリンパ液が動くことで働きます。
ゲリラ豪雨など、夏の特有の天気によって、気圧が急激に変わることで、内耳にかかる圧も変わり、内耳の中のリンパの流れが乱れ、耳の機能に影響を与えます。
例えば、飛行機の離着陸時に感じる、耳の違和感や、ダイビングのときの耳抜きなどは、気圧の変化が内耳に影響を与えています。
内耳のリンパ液の流れが乱れると、めまいや耳鳴り、バランスの喪失などの症状が現れることがあります。
こういったストレスがかかることで、交感神経を刺激しされ、交感神経が多く配置されている、首の筋肉に緊張や痛みを引き起こすことが考えられます。
雨が降っている状況から天気が回復とともに起きる首の痛みを和らげるためには、以下の方法が効果的です。
首の皮ふを優しくさすることで、首に多く分布する交感神経の天気の変化により起こる過剰な興奮をおさめることができます。
この方法は、簡単でありながら効果的です。
・手のひらは、こすったりお湯につけたりして、温かい状態にしてください。
・両方の手のひらを首の後面から前面のおおって、首の付け根から髪の毛のはえぎわまでを、優しくゆっくりさすってください。
・さするスピードは、1秒間に5センチすすむスピードでおこなうことを意識しておこなってください。
・時間は、1回につき5分程度を目安におこなってください。
耳を温めることで、内耳の機能を安定させ、気圧変化に対する適応を助けます。
耳を温める方法として、ホットタホットタオルは、湿らせたタオルを電子レンジで500ワットの出力で30秒から1分間を目安に温めることで作れます。
また、ペットボトルに、200ml熱湯に対して100mlの水を加えて混ぜ合わせ、50度程度のお湯にを注いでください。
やけどをしないように、十分に温度を確認してから、10分程度を限度に、耳を温めてください。
温める位置は、耳の裏側で、耳と髪の毛の生え際の間を温めてください。
ここには、「頭竅陰(あたまきょういん)」「完骨(かんこつ)」「翳風(えいふう)」といった耳の不調や首の痛みに効果が高いツボが集中しています。
ですので、耳の後ろを温めることは、天気の変動による体の不調に有効です。
前回のブログでは、「晴れ→雨」の天候の変化のタイミングで起きる首の痛みの理由とその対処法について紹介しました。
今回、紹介した方法と合わせて、天候変化に対処して、首の痛みを軽減し、快適な夏を過ごすためにお役に立てれば幸いです。
それでも、「雨→晴れ」の天候の変化のタイミングで、首の痛みが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、天候や季節の特性によって起こる体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
最近のデータによると、日本の小学生のスポーツクラブでは、平均して約1~2時間、活動していると報告されいます。
特に夏の7月は気温と湿度が高く、1時間をこえる運動は小学生にとって体に大きな負担をかけます。
このため、保護者の方々も、お子さんの体調管理に苦労されることが少なくありません。
この夏、お子さんに健康を維持しながらスポーツを楽しんでもらうためには、適切な水分補給が非常に重要です。
そこで今回は、夏の厳しい環境下でスポーツをしている小学生のお子さんを持つ保護者の方々に向けて、効果的な水分補給の方法を2回のブログに分けてご紹介させていただきます。
一回めの今回は、スポーツドリンクが体に与える影響や吸収のメカニズムについて紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、お子さんが夏でも元気に運動を続けることができます。
夏に1時間をこえる激しい運動をする小学生は、全体の水分喪失の約90%以上が、皮ふ表面から出る汗によるものです。
運動によって排出される汗には、水分の他に、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの電解質が含まれています。
運動などによって、体重の2%の水分が失われると、疲労感やけいれんなど体に不調を引き起こす可能性があります。
こういった症状の発生を予防し、健康維持と回復を促進するためにも、適切な水分の補給が必要です。
スポーツドリンクを飲むことで、エネルギーや水分の吸収が早まるのは、「浸透圧」によるものです。
浸透圧とは、水がどのように動くかを決める力のことです。
浸透圧の現象を、きゅうりの塩もみで例えてみます。
きゅうりをそのまま置いておくと、きゅうりの中の水はそのままです。
しかし、きゅうりの表面に塩を振りかけると、きゅうりがしんなりします。
これは、塩の濃度が少ないきゅうりの中から、塩の濃度が濃いきゅうりの表面へ水分が移動するためです。
自然の法則で、濃度が濃い液体と濃度が薄い液体がお互いに通過できる膜に仕切られていると、お互いの濃度を同じにしようとする「浸透」という力が働きます。
きゅうりの例で言えば、きゅうりの中と外の塩分量が違うと、その違いを埋めようとして、水がきゅうりの中から外に動き、きゅうりの外の塩分量を薄めるように働きます。
自然界では、濃い方と薄い方をバランスをよくする力が働いており、塩分だけでなく、他の成分でも同じことが起こります。
スポーツドリンクに入っている水分や電解質の濃さは、私たちの体の血液や細胞の水分や電解質の濃さと同じくらいもしくは薄く作られています。
スポーツドリンクを飲むと、体の中でスポーツドリンクに入っている水分や電解質の濃さと、わたしたちの体の血液や細胞の水分や電解質の濃さの釣り合いを取るために浸透圧が働きます。
それによって、濃度が同じもしくは薄いスポーツドリンクの水分が、濃度が濃い私たちの血液や細胞に水分が流れ込みます。
こういった一連の流れで、スポーツドリンクを飲むと、体に水分が吸収されやすくなるのです。
夏場のスポーツをした際、消失して体の水分を補給するために、ミネラルウィーターや麦茶、スポーツドリンクが主な飲料になるかと思われます。
特に、スポーツドリンクは、その含まれる成分によって、
・アイソトニックドリンク
・ハイポトニックドリンク
・経口補水液
に分かれて、それそれに役割や異能が異なります。以下で、それぞれの飲料について紹介していきます。
浸透圧:血液と同じくらい
特徴:塩分と糖分がバランスよく含まれている
効果:すぐに体に吸収されやすく、エネルギー補給もできる
注意点:一部のアイソトニックドリンクは糖分が多く含まれている場合があり、飲み過ぎると逆に体の水分を奪うことがある
市販のアイソトニック飲料
・ポカリスエット(大塚製薬株式会社)
・miu プラススポーツ(花王株式会社)
・グリーン ダ・カ・ラ(サントリーホールディングス株式会社)
・アクエリアス(サントリーホールディングス株式会社)
・ボディメンテ(コカ・コーラシステム株式会社)
・ビタミンウォーター(グレースホールディングス株式会社)
浸透圧:血液よりも低い
特徴:塩分や糖分が少なめ
効果:水分補給がメインで、運動中や運動後に適している
注意点:エネルギー補給には向かない
市販のハイポトニック飲料
・アミノバリュー(大塚製薬株式会社)
・ラブズスポーツ(味の素株式会社)
・スーパーH2O(サントリーホールディングス株式会社)
・アミノバイタル(アミノバイタル株式会社)
・イオンウォーター(イオン株式会社)
・VAAMウォーター(明治株式会社)
・アクエリアス ゼロ(サントリーホールディングス株式会社)
浸透圧:血液よりも少し高い
特徴:塩分やミネラルが多く含まれている
効果:激しい運動や高温で大量の汗をかいたとき、病気のときに最適
注意点:日常的な飲み物としては塩分が多すぎることがある
市販の経口補水液のメーカー
・OS-1(オーツカファーマ株式会社)
・アクアソリタ(オーツカファーマ株式会社)
・アクアサポート(オーツカファーマ株式会社)
浸透圧:非常に低い
特徴:水分のみで、少しのミネラルが含まれている
効果:日常的な水分補給に最適
注意点:長時間の運動後には塩分や糖分が足りないことがある
スポーツドリンクは、効果的に水分補給ができる飲料ですが、飲み過ぎには注意が必要です。
以下に、スポーツドリンクの飲み過ぎのリスクを説明します。
一部のスポーツドリンクには、多くの糖分が含まれており、過剰に摂取すると虫歯のリスクが高まったり、体重が増加する要因になる。
また、のみずぎると糖分が多いスポーツドリンクが、血液や細胞の濃度が高くなり、血液や細胞の水分をが外に引っ張り出す浸透圧が働きます。
つまり、体に水分を補給するどころか、体から水分を取り出してしまい、スポーツドリンクの飲み過ぎることで、体に脱水状態を促す場合がある。
スポーツドリンクには、ナトリウム(塩分)が含まれており、過剰に摂取すると、体内の塩分濃度が上がります。
そうすると、糖分の過剰摂取と同じメカニズムで、脱水症状を引き起こします。
スポーツドリンクを過剰に飲むことで、糖分や塩分が多く体に入ることは、胃腸に負担がかかり、その結果、消化不良や腹痛・下痢を引き起こす。
以上のように、夏の激しい運動をする小学生には、水分補給が非常に重要ですが、- スポーツドリンクは適度に使用し、過剰な摂取を避けることをおすすめします。
スポーツドリンクだけでなく、水や低糖分・低塩分の飲料など、いろいろな飲料から水分をとるようにしてください。
運動で体から水分が失われたとき、効率的に水分補給だけでなくエネルギー補給をするのに、スポーツドリンクは有効です。
しかし、有効といっても、スポーツドリンクを飲み過ぎることで、脱水や腹痛などが発症して、かえって体調を悪化させることもあります。
スポーツドリンクの特性を知ることで、そういったリスクを防げます。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも運動する際の水分補給に関するへのお悩みが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、熱中症や脱水症についてのブログも書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
2024年の梅雨入りは、例年よりも2週間も遅く、梅雨明けは7月の中旬以降と予測されています。
梅雨が明けても、天気が安定せず、雨が降る日も多くなるとも予想されています。
つまり、7月いっぱいは、湿度が高い日が続くようです。
こういった、湿度が高い日が続くことで、身体がだるい状態が発生して、仕事や家事・学業などに影響がでる方が少なくありません。
そこで今回は、梅雨の時期の湿度が高い日が続くことで、身体にだるさを感じる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、湿気が高い日が続きても体の不調を解消できます。
湿気が高い日が続くことで、身体にだるさを感じるのは、「自律神経の乱れ」に大きな要因があります。
湿気による自律神経にどのような影響を与えるかを、以下で紹介させていただきます。
自律神経は、体のさまざまな機能を自動で調節しています。
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つの神経から成り、これらの神経が互いにバランスを取りながら、心拍数、呼吸、体温調節などを管理しています。
高湿度の環境下では、以下のようなことが自律神経に影響がでます。
多湿の環境では、体温を下げようとする反応が強まり、心拍数や発汗量が増加させる交感神経の活動が活発になります。
副交感神経の働きは、リラックスや回復を促進します。
多湿の環境では、交感神経の活動が優位になることで、副交感神経の活動が低下します。
その結果、身体が常に緊張したり、回復を促す胃腸などの内臓の機能が低下します。
湿度が高い環境での自律神経の変化は、以下のような影響を身体に引き起こします。
人間の体は、発汗して、それが蒸発する際に、体の中の熱が放散して、体温が下がります。
高い湿度の環境下では、体温を下げるために発汗しても、汗が皮ふに張り付いて、効果的に蒸発せず、体温を下げるのが難しくなります。
これにより、熱中症のリスクが高まります。
高い湿度の環境は、ベタベタしたり息苦しいことなどの不快感を感じて、さらに交感神経の活動を増加させます。
そうすると、ストレスに対するホルモンの分泌が増加して、体のエネルギーを搾り出す作用が働きます。
この状況が続くと、体のエネルギーが過度に消費されて、疲労感が増し、身体にだるさや集中力の低下・気分の落ち込みなどを引き起こします。
梅雨による湿度が高い日が続くことで、身体のだるさを感じます。それを解消するためには、自律神経を整える必要があります。そのための対処法を、以下で紹介させていただきます。
室内の温度と湿度を適切に管理することで、体温を調整する自律神経への負荷を軽減して、そのバランスを保つことができます。
理想的な室温は、20〜25度、湿度は40〜60%です。エアコンや除湿機などを使用して、快適な環境を維持してください 。
体感での湿度や気温の調整はむずかしいので、湿度計や気温計を部屋に設置して、室内の環境を調整してください。
規則正しい生活習慣をおくることで、身体の状態をオンにする交感神経とオフにする副交感神経の切り替えにリズムが生まれ、自律神経のバランスが整います。
おすすめの規則正しい生活習慣として、一定の時間に起床し、同じ時間に寝ることを心がけることです。
適度な運動をすることで、脳に適度な刺激が入り、湿度によって興奮して交感神経の働きを抑えて、体をリラックスと回復させる副交感神経の活動を促します。
特に、ウォーキングやストレッチなど、30分程度の軽い運動は、自律神経を整えるのに効果があります。
深呼吸をすることで、身体の呼吸を調整するセンサーが反応して、副交感神経が活性化されます。
湿気がある環境では、息苦しい場合が多いので、深呼吸をする際には、最初に息をしっかりはくことで、その後、息をしっかり吸うことができます。
毎日、気がついたときで構いませんので、しっかりと深呼吸されることをおすすめします。
湿気による自律神経の乱れを整えるためには、食事の配分が重要です。
1日にとる食事量を、朝食、昼食、夕食で配分は、
・朝食→全体の30%
・昼食→全体の40%
・夕食→全体の30%
の割合にすることで、自律神経が整いやすくなります。また、摂取する食材として、
・ビタミンB群→豚肉、卵など
・マグネシウム→アーモンド、ほうれん草など
・オメガ-3脂肪酸→サーモン、クルミなど
を取ることで、自律神経の働きをサポートします。
他には、食事時間を規則正しくすることで、自律神経のリズムが整いますので、朝食は起床後、1時間以内に、昼食と夕食は一定の時間にとることを心がけてください。
高湿度の発汗が多い時期には、こまめに水分をとることが重要ですので、食事とともに適度な水分補給をおこなってください。
睡眠は、副交感神経が優位になる時間帯です。寝室の温度や湿度を快適に保ち、寝やすい環境を整えることで、睡眠の質が向上して、自律神経が整いやすくなります。
また、 寝る1時間前には、スマートフォンやテレビなどの電子機器の使用を控え、読書や軽いストレッチをおこなうことでも、睡眠の質が上がります。
湿度が高い環境は、自律神経に大きな影響を与えることで、体温調節を困難にし、ストレスも増加するために、身体のだるさを引き起こします。
ですので、自律神経のバランスを整えることが、梅雨の時期の体の不調を解消するための対処法です。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも、梅雨の時期の湿気が高い環境下で起きる身体のだるさが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、天気による身体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
先日、60歳代女性の方が、左の肩こりを訴えて来院されました。
状態をお聞きすると、6月に入ってしばらくしてから、毎朝、起きたときに、左の肩にこりを感じて気分が悪いと。
しばらく動いていると、だんだんと肩こりが軽減していくそうです。
しかし、朝は、一緒に住んでる子供や孫のために、朝食を作ったり、出勤・登校の準備の手伝いなど忙しいため、朝、起きたときに、肩こりで動きや気分が悪いとしんどいとお話しいただきました。
今回、ご相談いただいた家事を一手に引き受けておられる患者様のように、寝て休んだはずなのに、朝、起きるといきなり肩こりを感じて、すっきりとした気分で1日を始めることができない方が少なくありません。
そこで今回は、家事を担っておられる方が、朝、起きたときに肩こりを感じる理由とその対策について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、朝、起きたときの肩こりを早期に解消して、スムーズに動き出せます。
家事を担っておられる女性の方が、朝、起きたときに肩こりを感じる理由を以下で紹介させていただきます。
枕や布団が体に合っていないために肩首が安定しないとか、一緒に寝ている子供やペットに合わせた姿勢で寝ているなど、寝る環境が整っていない場合も少なくありません。
そうすると、肩に負荷がかかるような不適切な姿勢で寝るように促され、肩周辺の筋肉が緊張し疲労して、朝、起きたときに肩こりを感じることがあります。
寝ている間の体は、心臓がゆっくり動いて、血管が開き、血流がゆっくり流れるモードになる。
寝ている間に、寝返りの不足などで体を動かすことが低下すると、寝ている間、この血流が低下がさらに増し、筋肉に血液を通して供給される酸素や栄養が不足して、筋肉が硬直させます。
これにより、朝に肩こりが現れやすくなります。
家事や仕事、家族の世話などで日中忙しく、夜間に自分のためだけのリラックスする時間が取れないと、心身が緊張状態が持続し、肩に力が入ったまま、寝る状態となる。
それが、朝、起きたときに肩こりを引き起こす可能性が高めます。
家事を担っておられる女性の方が、朝、起きたときに感じる肩こりを解消するための対策を以下で紹介させていただきます。
寝具や枕は、体にあったものを適切に選ぶことで、寝ている間、体に無理のない姿勢を保つことが重要です。
それにより、朝、起きたときの肩こりを軽減できます。
枕の高さは、背骨の自然なカーブを保つために重要です。適切な高さの枕を選ぶための基準を以下に示します。
睡眠時の姿勢が上向きの場合は、枕の高さが、「5〜10 cm」が推奨されており、通常、低めの枕が適しています。
睡眠時の姿勢が横向きの場合は、枕の高さは、「10〜15 cm」の肩幅に相当する高さが理想で、中程度から高めの枕が適しています。
睡眠時の姿勢が下向きの場合は、枕の高さは、「0〜5 cm」と首に負担をかけやすい寝方のため、できるだけ低い枕か、枕を使わない方が良いです。
衣装が枕の高さの一般的な基準ですが、個々の体格や肩幅に合わせることも重要です。
枕の下にタオルをひくとか、ビーズやそばガラの入った枕などで、ご自身にあった枕の高さを調整するのもおすすめします。
寝る前や起きたときに、肩周辺の組織に、適度な刺激を入れることで、血流が促されて、柔軟性や持久性があがります。
それによって、朝、起きたときの肩こりの軽減につながります。
朝、起きた時に感じる肩こりを予防・軽減するための体操を、以下で紹介させていただきますので、寝る前や寝起きにおこなってください。
座った状態で、両腕を肩の高さで横に広げ、手のひらを下に向けて、肘を直角に曲げます。
肩甲骨同士を背中側に引き寄せるようにして、両肘を後ろにひき、肩甲骨同士が寄せるのを感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。
これを3回、繰り返してください。
背筋を伸ばして座り、右手を頭の上を通して左耳の上に置きます。
頭にのせた右手の重みを利用して、ゆっくりと頭を右に倒し(手で頭を引っ張らない)、左の首が伸びるのを感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。
反対側も同じようにおこなってください。
これを3回、交互に繰り返してください。
座った状態で、背筋を伸ばし、両手を肩に置きます。
肘で大きな円を描くように、ゆっくりと肩を回します。
前方向に10回、後ろ方向に10回、肩甲骨が動いていることを意識しながら、回してください。
寝る前にストレスを軽減することで、寝ているときでも心身の緊張が緩み、睡眠の質が向上して、その結果、肩こりの改善につながります。
ストレスを緩和するために、自分のためだけの時間を確保することは重要です。
具体的にそのために必要な時間は、個人によって異なりますが、一般的なガイドラインとして、忙しい日常生活の中でも、最低でも30分は自分のためだけの時間を持ってください。
可能であれば、1~2時間、自分のためだけの時間を持つことが理想です。
また、一度にまとまった時間を取るのが難しい場合、15分や20分などの短い時間を複数回に分けて、自分のためだけの時間を取ることでも効果はあります。
以上のように、1日の中で自分のためだけの時間をとって、その中でご自身がリラックスして楽しめるものをおこなうことが、朝の肩こりの軽減につながります。
まとめ
家事を担っておられるかたは、朝からフルスロットで忙しく動かれる方が多いかと思われます。
その1日のスタートダッシュを肩こりによって制限されないように、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも家事を担っておられる女性の方が、朝、起きたときの肩こりが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、肩こりへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
主婦の方を対象としたアンケート調査で、90%の主婦の方が、「梅雨の時期に家事をするのは憂うつ」と回答しています。
これは、6月の梅雨の時期に家の家事を支える方に起こりやすい「家事六月病」とも呼ばれる現象です。
「家事六月病」が発症するのは、6月の梅雨の天候不順が、体調や家事に影響を与えているためだと言われています。
1日の家事にあてる時間は、5〜8時間とされています。
1日のそれほどの時間をあてる家事に、「家事六月病」の発症で、とどこおること、生活に大きな支障がでます。
そこで今回は、「家事六月病」が発生する理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、梅雨の時期の家事を快適におこなえます。
家事六月病は、特に、梅雨の時期に家事を支える多くの方が感じる症状です。
具体的な症状には以下のようなものがあります。
・イライラ感
・不安感
・落ち込み
・集中力の低下
・疲労感
・頭痛
・筋肉のこわばり
・睡眠の障害
・食欲の変化
・家事のやる気の低下による効率が悪化する
・人と会うことが面倒となり社交性が低下する
梅雨の時期になると、家事を支える方に生じやすくなる「家事六月病」は、以下のような要因で発生します。
梅雨の時期は、雨が多く、湿度が高くなります。
これにより、洗濯物が乾きにくくなったり、フローリングがべたつき掃除がしにくくなったり、お風呂やトイレの水回りに発生するカビ対策に追われるなど、家事が他の季節よりも負担が増加して、それが疲労につながり、家事へのモチベーションが下がります。
6月は春から夏への季節の変わり目で、気温や湿度の変動が大きい時期です。
季節の変わり目の気候に体が対応するためには、1〜2週間かかるとされています。
夏の気温と湿度の高い環境に対応できるまでのこの時期は、体調を崩しやすくなったり、疲れを感じやすくなり、それが家事の作業をとどこおらせることがあります。
家事六月病による心身の不調を予防・緩和するための対策を以下で紹介させていただきます。
睡眠は、梅雨の時期の崩れた体調の回復や気分の改善に、直接的な影響を与えます。
梅雨による不調を整えるために、質の良い睡眠をとるためには、毎晩、同じ時間に就寝し、毎朝、同じ時間に起床して、生活のリズムを一定にすることが重要です。
また、適切な睡眠をとるため、寝室は暗く静かに保ち、室内の湿度や温度を整え、寝る前のスマホなどの電子機器の使用を避けるなど、寝室の環境を整えることも重要です 。
睡眠に関しては、当院のブログでも紹介しております。
以下にリンクを貼り付けておりますので、参考にしていただければ幸いです。
適度な運動をすることで、梅雨によってかかる心身のストレスを軽減し、エネルギーのレベルの向上や気分がリフレッシュできます。
梅雨の時期でも屋内でできる運動として、ラジオ体操やスクワットを継続におこなうことは有効です。
スクワットの方法に関しては、当院のブログでも紹介しております。
以下にリンクを貼り付けておりますので、参考にしていただければ幸いです。
栄養のバランスの取れた食事をとることは、エネルギーのレベルを維持し、体調を整えるのに役立ちます。
特に、ビタミンB群や鉄分が不足すると、けん怠感を感じやすくなります。
野菜、果物、全粒穀物、プロテインをバランスよく取って、ほうれん草、豆類、赤身肉などの鉄分やビタミンB群を含む食品を積極的に取ってください。
また、食事をするときは、ゆっくりとよくかんで食べることで、脳に刺激が入り、疲労感やけん怠感からの回復につながります。
湿度や気温が高くなる梅雨の環境は、心身にストレスを与え、心身のバランスを崩します。
ストレスを管理することは、心身の健康を維持するために重要です。
心身をリラックスさせるためには、深呼吸を意識的に日常生活に取り入れることは有効です。
深呼吸をするときは、肩の力をぬいて、胸を張って、視線を軽く上に向けた状態で、4秒間かけて鼻から息を吸って、6秒間かけて口から息をはいてください。
体に酸素を取り込むことで、エネルギーの生産も上がり、心身の状態が向上します。
梅雨の時期は、おこなう家事の優先順位やスケジュールなどタスクの管理をすることで、ストレスを減少させ、効率的に家事をこなすために有用です。
家事六月病は、特に、梅雨の時期に多く見られる季節性の症状群です。
適切な対策を講じることで、これらの症状を緩和し、快適に家事をおこなえます。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも梅雨の時期の家事をすることににけん怠感を感じるお悩みが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、家事による体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広