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肩こり | ひさき鍼灸整骨院 - Part 28の記事一覧

年末に近づいてくると、家の大掃除を行うシーズン。
何も寒い時に大掃除しなくてもとは思うんだけど、今年の汚れは今年のうちにと、やらないことの方がストレスになると。
家の掃除する場所もいろいろですが、その中でもきついのが窓ふき。
家に明るくなうようにと、窓を大きくしたのが、この時ばかりは恨めしく感じます。
窓ふきをした後は、肩が痛んでつらい思いをします。
そこで今回は、肩を痛めない窓ふきの方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただけることで、年末の大掃除にする窓拭きによって、肩が痛くなることを防ぎ、良い年末年始を過ごすことができます。

人間が進化し、二足歩行となったことで、人間は腕が自由に使えるようになりました。
腕の可動域は股関節に比べても広く、いろいろな動作が可能になりました。
しかし反面、常に約3キログラムはある腕の重さが、支える肩には大きな負担となり、無理に使い続けると肩に痛みが発生しやすい。
国民生活調査で、日本人女性が訴える体の痛みでの1位は肩こり(男性は2位)なのを見ても、肩は痛みやすい部位です。
肩は可動域が広い分だけ、関節は緩く、脱臼しないように、筋肉や靭帯で支える必要があります。
その構造は、肩と腕の骨で構成している関節の間を、通ったり覆ったりしています。
腕を上げると、肩と腕の骨で構成している関節の間が狭くなります。
窓ふきのように、腕を上げて左右上下に動かし続けると、狭くなった肩の関節の中で、骨と筋肉や靭帯が擦れて炎症を起こし、肩が痛くなるのです。

窓ふきをするフォームは、体の真正面で腕を伸ばしてやることが多いと思います。
その体の真正面で窓ふきをする腕の角度は、より肩の関節の隙間を狭くして、肩の周辺組織を痛めやすくします。
肩には、「ゼロポジション」と言われる、肩に一番負担が少ない腕の上げる角度があります。
野球のピッチャーは、肩を痛めないためにこのゼロポジションの角度でピッチングすることが理想とされています。

ゼロポジションは、腕をゆっくりと上げていったときに約140度開いた状態です。
この「ゼロポジション」の角度で、窓ふきをおこなえば、肩を痛めにくくします。
ゼロポジションで窓ふきをおこなうためには、
・頭の後ろで手を組んで肘をまっすぐに伸ばした角度がゼロポジション

・ゼロポジジョンの角度で 右利きの人なら、真正面の窓ではなく体より右のエリアの窓をふく


・ 窓をふくリズムに合わせての左肩を揺らしたり回したりしながらおこなう がポイントです。
また、窓ふきをする際に、ハチマキをすると肩が動きやすくなります。
ハチマキは、単に精神的な気合いを入れるためのアイテムではなく、人間の動作にも作用を及ぼします。
諸説がありますが、戦国時代の武士たちは、ハチマキをしめることで、ヤリや刀を持つ手を動きやすくしたと考えられます。
そのメカニズムですが、ハチマキで頭の側方をしめることで、ハチマキの結び目は、必ず右上か左上になる。
すると、頭の側方をしめ付ける力には左右差が生まれ、その力の左右差は頭の側方を回転させるように働きます。

例えば、結び目を右上にしてハチマキをしめたときは、頭が右に回転するように働くため、首も右を向きやすくなり、左は向きにくくなります。
頭と首の右にひねりやすくなると、体全体も右に引っ張られるため、右肩が上げやすくなります。
逆に結び目を左上にしめれば、左の肩が動きやすくなります。
このメガディズムを利用すれば、ハチマキをして窓ふきをすれば、より肩が動きやすくなります。
この方法のポイントは、頭の回転に左右差をつけてしめ付けるという点なので、必ずしもハチマキである必要はないです。
現在は掃除をしてる人は少なそうですが、結び目に注目して頭に三角巾を巻いても同じ効果が得られます。

窓をふいてキレイにすると、家の中も気持ちも明るくなります。
ホームセンターや百均にいくと、窓ふきするための便利なアイテムが増えましたし、窓ふきをしてくれるロボットまで登場しています。
そういったものも利用しながら、今回のブログで紹介させていただいた、窓拭きをする際の体の使い方で、皆様の肩の痛みを減らす助けになれば幸いです。
それでも窓ふきで肩の痛みがでた場合は、お近くの治療院で施術を受けられることをおすすめします。
当院でも、今回のような条件で肩を痛められたかたの施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

仕事が原因でおこる4日以上も休む必要な病気のうち、約6割を占めるのが「腰痛」です。
ここまで高い疾病率ですから、腰痛は立派な労働災害ともいえます。
腰痛を訴えることが多い仕事の一つが、「接客業」です。
接客業の方に、職場環境をお聞きすると、長時間、立ちっぱなしであることをよくお聞きします。
立ち続けていると腰が痛くなって、仕事に集中できなかったり作業に支障が出てしまうとのこと。
そこで今回は、立ちっぱなしであることで腰痛を引き起こしてしまいがちな接客業の方に向けて、腰痛が起こる理由とその対策法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただけることで、接客のお仕事中におこる腰の痛みの悩みを解決できます。

腰痛には、体を前に曲げた時に腰が痛む「屈曲型腰痛」と体を逸らした時に腰が痛む「伸展型腰痛」があります。
接客業の方は、どうしても前屈みでお仕事をされますので、その状態を続けることで起きる「屈曲型腰痛」の方が多いです。
「屈曲型腰痛」の原因は、腰を動かすときに、腰の骨と骨盤と股関節の連動がうまくいかないためです。
通常、腰の骨と骨盤と股関節の連動して、体は約110度、前に曲がります。
その割合は、腰の骨が約40度、骨盤が約2度、股関節が約70度、となります。
この動きの割合は、「腰椎・骨盤リズム」といわれています。
このリズムが崩れると、動かない部位をカバーするために、カバーしている部位に無理な動きを強いられることとなり、腰痛が発生します。
特に、接客業の方は、前屈みの作業が多いため、腰の骨と骨盤と股関節周辺にある筋肉や靱帯、関節に疲労やゆがみを引き起こし、リズムが崩れます。
結果、腰痛を引き起こしやすくなるのです。

30歳代女性の方が、腰痛で当院に来院されました。
腰痛が発症したきっかけをお聞きしました。
すると、飲食業のお仕事で、前屈みで立っている時間が長くて、その時に腰の痛みが出たとのこと。
検査をすると、腰の回旋、骨盤の可動性が低下していましたが、特に、股関節の内側のひねりと挙上の動きが悪くなっていました。
患者さんご本人は、腰に意識が集中していることもあり、股関節の動きが悪くなっていることは自覚がなかったようです。
治療では、主に股関節の動きを改善したところ、腰の痛みが減少。
前屈みの立ち仕事で腰椎・骨盤リズムが崩れることで、腰痛を引き起こしてしまうことがわかる症例でした。

立ちっぱなしの状態でお仕事をされている接客業の方に腰痛が起きる理由は、腰の骨と骨盤と股関節の連動リズムの乱れです。
このリズムの乱れを改善する研究がされています。
それによると、この連動リズムの中で最も可動域が大きい股関節にアプローチすることで、明らかに改善されたと報告されています。
ということで、股関節の動きを上げるためのストレッチを紹介させていただきます。
股関節のストレッチ
①・両ひざを開いた状態で、両手は後ろにつきます。

・片方のひざを内側にたおし、反対のひざは外にたおします。

・外にたおした足を、内側にたおしたひざの上に乗せて、ひざとお尻を引っ張り合うように20秒伸ばします。反対側も同様におこいます。

股関節のストレッチ②
・いすに浅く腰かけて、左の足首を右ひざの上に置く。

・ゆっくり上半身を前に曲げて、左側のお尻が伸びるのを感じたところで、20秒そのまま状態でキープする。反対側も同じように行う


股関節のストレッチ③
・両手は後ろにつき、ひざを伸ばして、かかとの下に台を置き、足を高くした状態にします。

・ゆっくり上半身を前に曲げて、ひざの裏が伸びるのを感じたところで、20秒そのまま状態でキープする。反対側も同じように行う


腰が痛いと、どうしても腰だけに意識が行きがちですが、今回のように仕事の種類や環境によっては、腰の周辺に問題がある場合があります。
ですので、腰だけ治療してもなかなかよくならない。
立ちっぱなしの接客業の方に起こる腰痛を解消するために、今回、ブログで紹介させていただいたことがお役に立てれば幸いです。
それでも腰の痛みが減少しない、もしくはもっと仕事をする際にパフォーマンスを上げたいという方は、お近くの治療院で治療を受けられることをおすすめします。
当院でも、今回、取り上げた腰痛の治療を受けたまっておりますので、お気軽のご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

冬は魚が美味しいシーズン。
しかし、釣り人にとっては、冬は季節の中で一番釣果が上がらないシーズンだと言われます。
しかも、冬の海沿いの環境は過酷です。
それでも、楽しさが上回るので、時間があれば行きたくなるとのこと。
その代償として、冬に釣りへ行かれると、他のシーズン以上に体のあちこちが痛いと訴えられるます。
その中でも特に「腰痛」の率が高い。
そこで今回は、冬の海で釣りをすると腰が痛くなりやすい理由とその対策を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、腰痛に悩まされずに冬の釣りを楽しむことができます。

海の景観は、リラックス効果が高いという研究結果が出ています。
ですので、日常のストレスを解消するのためにも、釣りにいくことは望ましい。
そんな釣りですが、堤防での釣りでは立位で、船釣りでは座位で、同じ姿勢を長時間でいることが多いです。
しかも、冬の海に向かって釣りをすることは、冷風が吹いている吹きっさらしの環境下で行います。
この二つの条件が、腰痛を引き起こします。
冬の寒さで体が冷えてくると、体の機能を保つために約40度の温度をもつ血液の温度を下げてしまいます。
低体温になると、体の機能が低下するため、血液温度を保つために、血管を縮めて体の表面状の血流を減らします。
そのため、寒さで体を動かさないでいると、筋肉に供給される血流が低下します。
そのような状態で急に体を動かそうとしても、筋肉が伸びず、痛みが出てしまいます。
さらに、同じ姿勢を続けると、その状態で筋肉が固まり、動かす際に痛みを助長します。
そして、立位や座位を保つのに、体の中で一番負荷がかかるのが体の中心部である「腰」です。
冬の寒い環境下で同じ姿勢を続けてしまう釣りでは、腰痛が起こってしまうのは必然ですので、何らかの対策が必要となってきます。

50歳男性が、船釣り後に腰痛が起こったとのことで来院されました。
タチウオのシーズンということで、夜中から船に乗って釣りに出掛けて、釣りを開始して5時間ほどで40匹ほどのタチウオを釣られたそうです。
釣果は嬉しかったのですが、寒い夜の冬の海で、重たい電動リールと持って座りっぱなしで釣り続けたことで、船を降りる頃には腰が痛くなったとのことです。
この方は2週間前にメンテナンスに来られていたのですが、いつもよりも体のゆがみがキツくなていたので、冬の海での釣りが与える体の影響が見て取れる症例でした。
冬場の釣りで腰痛を起こさないために、その原因となる、
・循環
・姿勢
・筋肉
への対策を紹介させていただきます。

冬場に釣りをしていると、外部からの冷えや体を動かさないことから循環が悪くなり、腰痛を引き起こします。
ですので、外部から温める必要があります。
外部から体を温める道具としては、カイロが一番効果的です。
腰痛対策としてカイロを貼る場所ですが、
・腰
・お尻
・おなか
・うちくるぶし
この4ヶ所に当てると、外部から冷えることを防ぎ、腰痛を対策できます。
ただし、長時間、押し当てすぎると低温やけどする可能性がありますので、十分ご注意ください。

コルセットで腰を支え姿勢を補助することで、冬場の釣りでの腰痛への対策ができます。
よくコルセットをすると筋肉が落ちるからしないほうが良いという声を聞きます。
確かにその一面もあります。
しかし、長時間、同じ姿勢でいると筋肉は疲れてしまい、筋肉は疲れすぎると消耗して痩せてしまいます。
ですので常時、日常生活でコルセットを使うのではなく、同じ姿勢でいる時、今回の場合は釣りをしている時だけ、コルセットを使うというやり方で行いましょう。

固まらないようにストレッチを定期的に入れていく必要があります。
立って釣りざおを持ったままできる腰痛ストレッチとしては、

立った状態で片足を斜め前に伸ばし、足首を90度にして、体を軽く前に倒します。
前に出した足の膝裏当たりが伸びた感覚があればOKです。
20秒伸ばしたら、反対の足も行ってください。

座って釣りざおを持ったままできる腰痛ストレッチとしては、

座った状態で、しっかり息をはきながらおなかをへこませつつ、骨盤を後ろに倒すように腰を丸め、5秒間この状態をキープします。

その後、息を大きく吸いつつゆっくり腰から背中を伸ばして、5秒間この状態をキープします。
立位、座位のストレッチともに、30分に一回のペースで行ってください。

コロナ禍で釣りをする方が増えました。
釣りは楽しい反面、海難事故も引き起こします。
海での事故は、海に転落することが一番多いのですが、冬場が特に多発するシーズンです。
堤防のテトラポットでの釣りや船での釣りなど、足場が不安定な場所で踏ん張るには、腰の安定が必要です。
楽しく釣りをするためにも、腰痛対策をしっかりして臨んでいただきたい。
今回のブログを読んでいただくことで、その助けになれば幸いです。
それでも釣りをすると腰の痛みが出てしまう場合は、お近くの治療院で検査・治療を受けていただくことをおすすめします。
もちろん当院でも、釣りをすると腰が痛くなってしまう方の診療もお受けしております。
お気軽にご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

寒くなってくると、腰の痛みを訴える方が増えてきます。
腰が痛いと、日常生活でいろいろな支障がでます。
その中の一つに、椅子からの立ちあがりが困難になることです。
仕事や家事などをしているときに、椅子から立ち上がりがスムーズにできなければ、ストレスがたまりますし、周囲の人にも心配や迷惑をかけてしまいます。
そんなお困りごとをお持ちの方から、どうやって椅子から立てばよいですか?とよくご質問をいただきます。
そこで今回は、腰痛のために椅子から立ち上がるのがスムーズにできない方のために、その原因と対処法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、楽に椅子からの立ち上がることができます。

座っている時には、椅子に接地しているお尻と地面に接地している足の裏で体を支えています。
その時の重心は、お尻と足の裏の間にあることで、体を安定して座り続けることができます。
立ち上がる時には、お尻が椅子から離れるため、接地面が足の裏だけとなり、体を支える面が狭くなります。
その狭くなった接地面である足の裏の方に、重心を持っていかなければ立ち上がることができません。
その重心の持っていき方は、上半身を前方と上方に移動させる必要があります。
前方と上方移動のどちらか一つでもできなければ、立ち上がりが困難になります。
そんな上半身を前方と上方に移動させ椅子から立ち上がる時のフォームですが、骨盤を前に倒して、腰を反らした姿勢を立ち上がる前にする必要があります。
腰が痛い方は、どうしても体を丸めた猫背姿勢の方が楽なので、そのままの姿勢で立とうとすると、重心が後ろにかかったまま、上半身を上方移動のみで立ちあがろうとするので、立ち上がりが困難になってしまうのです。
足腰だけでの立ち上がり困難が長引くと、腕を使って歯を食いしばって、体を引き上げることが多くなります。
そうすると、背中や腕に負荷がかかり、肩こりや首の痛みなども追加で発生してしまいます。
ですので、こういった椅子からの立ち上がり困難は、早めに解決する必要があります。

80歳女性の方が、腰痛で来院されました。
立ってしまえば大丈夫なんだが、とにかく立ち上がる時に、腰が痛くて、毎度大変だということでした。
楽に椅子から立ち上がる方法ってあるんですか?
という質問をいただいたので、その方法をお伝えしました。
その場でやっていただくと、スムーズに立ち上がれることができ、やられたご本人も、びっくりされたのか、きょとんとされていました。
ちょっと体の使い方を変えることで、お困りのことが解決できるという症例でした。

腰痛のお持ちの方は、座っている姿勢の崩れから、立ち上がりのフォームが崩れてしまっています。
ですので、フォームの再獲得が必要になってきます。
フォームを修正することは大変簡単で、立ち上がり動作を分解して動けばいいだけです。
その方法ですが、
①ひざはに手のひらを当てて、地面の方向に押し付けます。

②腰を軽く反らして座ります。
ひざは90度より浅く曲げます。

③腰を軽く反らしたまま体を前に倒して、お尻を上げます。


④顔を上に向け、ひざを伸ばして体を上方にあげて立ち上がります。

このように、立ち上がり動作を、一つ一つ分解して行うと、スムーズに楽に立ち上がることができます。

腰が痛い時、イタタタと声を上げながら、毎度なんとか立ち上がることを繰り返すのは、本当に疲れます。
今回のブログで、スムーズに椅子から立ち上がることの助けになれば幸いです。
それでも、なかなか椅子から立ち上がれない場合は、お近くの治療院で検査や治療を受けていただくことをおすすめします。
もちろん当院でも、そういったことでお困りの方に対しても施術をおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

日本人は、畳や板の間に直接、腰を下ろして座る生活習慣の歴史が長い民族です。
そのDNAが色濃く残っているためか、椅子に座る生活と床に座る生活では、72%の方が「床で座る生活の方がくつろげる」と回答した統計がでています。
そして最近は特に、コロナや暑い気温が続くせいで、外出を控えて、家で座ってテレビやYouTubeなど見て過ごす時間が多くなっている傾向にあります。
床に座っている時間が長くなると、ご自身の姿勢が崩れていくのを感じて、これでは良くないと思い、どんな座り方がいいですか?というご質問をよく受けます。
床で座る方法は、正座や長座、横座りなど、いろいろとあります。
そこで今回は、床で座ることで体に与える影響と、床に座ることで起こるデメリットを解消する方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、安心して床で座って生活を送ることができます。

床に座るメリットは、直接地面との接触により、安定感を自然と無意識に覚え、リラックスできることです。
椅子でしたら、地面との距離があるため、転倒しないようにと多少の緊張感がでますが、床に座るとそれが減少します。
また椅子に座るより、目線が下がることで、部屋の空間を広く感じることができ、こちらもリラックス効果が発生すると言われています。
では、そんなリラックス効果が高いとされる床で座ることですが、座り方はいろいろとあります。
その中でも、体にとってベストな座り方は?
結論からいえば、「体がゆがまない床での座り方はない」ということです。
なぜなら、床での座り方のそれぞれにデメリットがあるからです。
「正座」

骨盤が安定して床に座る方法としては一番良いのです。
しかし、本来140度ほどしか曲がらなようにできているヒザを、無理に180度まで曲げてしまうことで、ヒザに負荷をかけて痛める可能性があります。
「長座」

座る姿勢の中で一番上半身が不安定になりやすく、足を伸ばして座る体勢を維持するためには、腰や太もも、お尻の筋肉の負担が大きくなります。
「アヒル座り」

股関節を内側に、ひざを外側に、過度に捻る体勢です。
下半身のねじれは、それを補うために、全身にゆがみを派生させます。
「横座り」

足を横に出した反対側の方に重心が傾きます。
そのままにしていると倒れてしまうので、上半身を反対側に自然と傾ける体勢となり、体のゆがみを助長します。
「あぐら」

膝を折り曲げた状態で広げることで、骨盤が後ろに倒れやすくなり、体が後ろに倒れていきます。
それを防ぐためには、体を前に倒す「猫背」の体勢をとってしまいがちとなり、姿勢を崩しやすくなります。
「体操座り」

両腕で膝を抱えて股関節を深く曲げ込むことで、内臓や血管を圧迫する体勢となってしまいます。
と、いろいろとデメリットをあげていきましたが、床に座るのが短時間でしたら、どの座り方でも大丈夫です。
しかし、同じ体勢の座り方で、長時間、床に座り続けていると、体に変調を起こします。
座ると楽に感じますが、実は、立っている時よりも、座っている時の方が、腰に1.4倍の負荷がかかります。
さらに、ただでさえ座ることは体に負荷を上に、床で座ると、それぞれの座り方が、筋力が必要となったり、体にねじれが生じたりと、プラスαの負荷をかけるので、長時間、床で座り続けるのを避ける必要があります。
余談ですが、座る時間が体に与える影響の研究で、座る時間が長くなるほど死亡リスクが増え、一回の座る時間が、30分未満であると死亡リスクは減少したという報告されています。
実際のところは、ご本人が座りやすいのでしたら、どの方法でも座ってもらってもいいです。
ただし、
「長時間、同じ体勢で座るのは避ける」
ことが、大前提です。
「座り方」より、「座っている時間」への意識が重要です。

80歳の女性の方が、腰痛でご来院されました。
昨年、急に腰痛がひどくなって、病院に行くと脊柱管狭窄症と診断されたが、リハビリの指示もなく、湿布と痛み止めを処方されたと。
腰痛が起こるまでは元気で動き回っていたので、現在、家事や散歩もできず、心配した娘さんに治療を勧められて来院されたとのことでした。
腰痛になって以来、床に長座で座って、長い時間、テレビを見ていることが多くなったが、そうしていると、姿勢がどんどん崩れていくのを自覚しているとお話しいただきました。
お体を診せていただくと、左の足が2センチほど短くなるほど、骨盤のゆがみがあり、このゆがみは、座る時間が増えた影響が大きいのではないかと思われます。
治療後は、腰痛に意識が集中しすぎて、肩こりの自覚がなかったためか、「肩が軽い・・・」と、驚いて盛んにつぶやいておられたのが印象的でした。
床で座る時間が増えたことで、腰だけではなく、体全体に影響を及ぼしたことが感じられる実例でした。

まず、「30分に一回」は、座っている体勢を変えることが大切です。
座っている状態から、立ち上がるなんかは、すごく体勢チェンジとしてはいいです。
しかし、テレビを見ているのに、いちいち立ち上がるなんか、面倒だと思います。
そこで、座ってテレビを見ながらできる、体の歪みをリセットできる方法を紹介させていただきます。
①お尻の真ん中あたりを触ると「坐骨」と呼ばれるとがった骨を感じると思います。
その坐骨を地面に意識して床に当てるように長座位で座ります。

②両手を床について、お尻を3センチほど浮かせます。

③両手の力を抜いて、お尻を床に落とします。その際に、坐骨に刺激を与えます。
これを3度ほど繰り返してください。

①長座位で座り、右のヒザを曲げます。

②曲げた右のヒザを床に滑らすように、力を抜いて伸ばします。
3回ほど繰り返したら、左足も同じように3回ヒザ伸ばしをおこなってください。

①あぐらをかいて、ゆっくりと息を吸いながら、手を耳の横に上げるように、ゆっくりと背伸びをします。
その際に、腰を軽く反らすイメージで、背筋を伸ばしてください。



②息をゆっくりをはきながら、ゆっくり腕を下ろして、体を脱力をしてください。これを3回繰り返してください。


統計によると、日本人は、一日平均5時間座っているという結果が出ています。
座ることは、体にとって楽そうですが、実は結構な負担を体にかけます。
それを補うために、座布団や座椅子などいろいろな補助具がありますが、座る時間が長ければ補助しきれないものです。
ですので、座っている時間に気をつけていただいて、こまめに体勢を変えるようにしてください。
その体勢を変えるための方法として、今回、ブログで紹介させていただいた当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
このことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広