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「無理な体勢で荷物をもってギックリ腰!その対処法は?」

2018.10.25 | Category: 腰痛

普段から腰がピキピキと痛いな~と思いながら、腰にかまっている暇なくお仕事で荷物を無理な体勢で持ち上げたときに、突然腰に痛みが走り動けなくなるということはないですか?

 

そんな突然の激しい腰痛の多くの場合は、“ギックリ腰”。西洋の方では“魔女の一撃”と呼ばれ、まさに腰にとっては痛恨の一撃となります。

 

初めてギックリ腰になられた方は、体勢を変えるたびに痛くて何が腰におこったのか訳が分からず呆然としてしまいます。何度もギックリ腰をやっておられる方なら、「しまった~」「やってしもた~」とギックリ腰がしばらく生活に支障をきたすことがわかっているので、がっくりきてしまいますよね。

 

私も26歳頃に初めてギックリ腰になったのですが、動くたびにいちいち脂汗がでるほど痛いので、どうしていいのかわからず往生しました。その後も何回か再発して、痛みをこらえながら仕事を泣きながらした覚えがあります。

 

先日、40歳代女性の方が3度目のギックリ腰を発症して、「余計なことをしてひどくなるのが怖くて・・・、家でどうすごしたらよいですか?」と連絡がありました。

 

ギックリ腰のあの痛みでは、何回再発してもとまどってしまうのは当然です。

 

そこで今回は、ギックリ腰になったときの日常生活の対処法を紹介させていただきます。

 

このことを知っていただくことで、ギックリ腰への正しい対処法をおこない、回復を早めることができます。

 


【ギックリ腰の病態】

ギックリ腰って腰がどうなっているの?という質問を良く受けますが、その答えはずばり、

 

「よくわかっていない」

 

なんです。そうなの?と思われるかもしれませんが、

 

・滑膜(かつまく)という背骨の関節を包んでいる袋が、背骨の関節にかみこんでしまっているため

・椎間板ヘルニアのため

・腰の筋肉や靭帯の損傷のため

 

というような、身体におこっているギックリ腰の原因の候補はあります。しかしいまだに原因を絞れていないのが現状です。

 

ただ、ギックリ腰に対する対処の仕方に対して、効果があるかどうかの研究は進んでいますので紹介していきます。

 

 

【ギックリ腰と断定する前に】

ギックリ腰になったと特定する前に、内臓や神経など他が原因で腰痛が起こっている場合があるので、まずは鑑別が必要です。ギックリ腰の症状と共に以下の症状が思い当たるようでしたら、病院で精密検査を受けてください。

 

・身体を曲げたりひねったりしなくても腰痛が続く場合

・胸の痛み

・癌・ステロイド治療を今も受けている・以前受けたことがある

・栄養不良

・体重減少

・広範囲の身体のしびれ

・背骨の変形

・発熱

 

また、一般的なギックリ腰は、数日をピークに4週間前後で徐々に軽快します。ぎっくり腰発症後、6週間を過ぎてもきつい腰痛が続くようでしたら、一度病院で腰の精密検査を受けてください。

 

 

【ギックリ腰へのQ&A】

Qギックリ腰になったら、安静にした方がいいの?

A痛みに応じて動いたほうが回復は早いです

 

昔は、ギックリ腰になったらベットや布団で横たわって安静ということが定番でした。しかし、最近の研究では安静の時間が長いと、回復に遅れがみられたという報告がされています。ギックリ腰になっても寝っぱなしにならず、痛いでしょうがゆっくりでもいいので、痛みに合わせて活動してください。

 

 

Qギックリ腰になったら、温める?or冷やす?

A温める(温めて痛みが増すようなら中止)

 

捻挫や打撲などケガをしたら冷やすといったイメージがあるかもしれません。しかし、ギックリ腰の場合は、冷やすことで症状改善したという研究報告はされていません。むしろ、温める治療をおこなってから4~7日後の腰の機能回復がすすむという研究報告がされています。お風呂につかる、腹巻をするなど腰回りの保温に努めてください。ただし、ギックリ腰直後に温めて痛みが増すようでしたら、即座に中止してください。

 

 

Qギックリ腰になったら、どんな治療を受けたらいいの?

A個人差はありますが、痛み止め薬・痛み止め注射・マッサージ(長時間のマッサージは不可)・鍼灸治療は一時的な痛みの緩和に効果あり

 

一発でギックリ腰がすっきりする治療法は、なかなかないのが現状です。ギックリ腰を起こす前の腰の状態が100%であるなら、ギックリ腰発症1か月後は、平均約60%回復するとされています。ざっくり言えば、ほっといてもなおる症状です。ただ、ギックリ腰発症直後の痛みはつらいので、それを少しでも抑える治療をうけながら、痛みに応じて動き・十分な栄養をとり・睡眠の質を上げることで回復を早めることができます。

 

 

Qギックリ腰になったら、コルセットはしたほうがいいの?

Aコルセットをしても痛みは治まりませんが、動く時の助けになります

 

コルセットをしめることで、ギックリ腰の痛みはおさまりません。しかし、起き上がって動かなければいけないときの助けにはなります。ギックリ腰になったからといって、仕事や家事が休める方ばかりではないかと思われます。ギックリ腰中の仕事や家事をする時だけ、コルセットを使用されることをおすすめします。

コルセットをすると筋力が落ちて、余計に腰痛がひどくなるのでな?と思われている方も多いかもしれません。道具も使いようということで、ギックリ腰中に仕事や家事など繰り返し腰に負担のかかる動作が強いられる場合は、腰を助けてあげてください。ギックリ腰の症状軽減後、徐々にコルセットを手放す時間を増やしていけばよいかと思います。

 

 

Qギックリ腰になったら、筋肉トレーニングはした方がいいの?

A痛みに応じて動いてください。無理な運動は逆効果になります。

 

ギックリ腰になると普段の運動不足が原因と思い当たるためか、筋肉トレーニングをした方がいいですか?と質問を受けます。慢性の腰痛の場合は、筋肉トレーニングは有効という報告がされています。しかし、ギックリ腰中に無理な運動をおこなうと、腰の炎症や痛みを感じる感度が敏感になり、かえって悪化させます。ギックリ腰になって焦る気持ちはわかりますが、ギックリ腰中は身体を鍛えるのではなく、長時間同じ体勢にならないように、動ける範囲で活動するだけでよいです。普段の日常生活が送れるようになってから、身体を鍛えることをチャレンジしてください。

 

 

Qギックリ腰は何度もなると聞きましたが、本当ですか?

A再発率は高いです。

 

ギックリ腰発症して1年後以内の再発率は70%。私の治療経験上でも、一度ギックリ腰を発症してしまうとその後何度も再発される方が多いです。ですから、普段からの運動やケアを心がける必要があります。何回かギックリ腰を発症すると、腰がピキピキするとか何もないのにつまずきやすくなるとか、何かしら身体がサインを送ってくれるのがわかるようになります。その時に見逃さずに対処するのが、再発防止につながります。

 


ギックリ腰になると、かがめない・寝返り打てない・靴下やズボンが履けない・トイレで手が後ろに届かないなどホントに困ります。

 

ギックリ腰に対して正しい対処法をしていただいて、少しでも早く回復していただければ幸いです。

 

 

それでもギックリ腰で苦しまれるようでしたら、『接骨鍼灸院じんぎゅう』にご相談ください。少しでも早く普段の生活が送れるようお手伝いさせていただきます。

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修


ご予約は、電話番号 079-490-5955 よりお願いいたします。

ネット予約は、ホームページよりお取りください。https://sekkotsushinkyu-jingyu.com/

治療中のため、電話にでられない場合もございます。折り返しお電話させて頂きますので、お手数をおかけしますが、お名前とお電話番号を留守電へお願いいたします。

完全予約制となっております。事前に電話もしくはネットにて、ご予約をお願いいたします。

【診療時間】
月曜日~土曜日 11:00~21:00
日曜日     13:00~19:00
休診日     火曜日

講習会などの為、臨時で休診させていただく場合もございます。お電話にてご確認のほど、よろしくお願いいたします。

【料金】
施術料 6,000円
初診料 2,000円

【アクセス】
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兵庫県加古川市新神野5丁目7-7 津田ビル1F-A
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40歳代の女性の方が今から知っておいて欲しい骨粗しょう症の事

2018.10.23 | Category: 腰痛

「自分の親がノロノロ動くのでイライラしていたけど、自分が親の年齢になってはじめて(どうして親の動作が遅いのか)わかったわ~」

 

というお話を時々聞きます。つまり、親が年齢を重ねるとおきる身体の不調が、将来私達にもおこることだと覚悟しておいた方がいいという経験談でもあります。

 

年齢を重ねることで将来身体におこってしまう身体の不調は色々とありますが、実際診療していて、加齢による身体の変化でよく聞く症例の一つに、「骨粗しょう症」があります。これは骨がスカスカになって弱くなっているというイメージがあり、なんか心配になりますよね。

 

日本で骨粗しょう症の患者数は推定1280万人。そのうち約77パーセントの980万人は女性が占めています。統計からみると、特に女性の方が将来にむけて、骨の心配をしなければいけないということになります。

 

そこで今回は、骨粗しょう症がどのようなもので、予防としてどうしていけばよいのかを紹介させていただきます。

 

このことをしていただくことで、将来骨粗しょう症になる確率を減らすことができます。

 


骨粗しょう症となって一番怖いのはずばり、

 

「骨折」

 

です。骨がもろくなることで、転ぶことが原因になるだけでなく、ちょっとした荷物の持ち上げやくしゃみをしただけでも、骨粗しょう症であるなら骨折する場合があります。

 

骨折は手術することで治ってはいきますが、骨折後に動くのが怖くなったり、おっくうになったりすることで、体力や気持ちが落ち込みで病気にかかりやすくなったり、寝たきり・認知症に発展する可能性があります。

 

ですから、強い骨を作り維持する必要があります。

 

 

【骨についての基礎知識】

①骨の役割

骨は、

 

・身体を支える

・脳や内臓を保護する

・血液を作る

・カルシウムを貯蔵する

 

役割があります。

 

②骨の構造

骨の表面は「骨膜」という組織に覆われています。

その内側に、「皮質骨」と「海綿骨」という2種類の骨があります。「皮質骨」は緻密で硬く丈夫で強い構造です。「海綿骨」は骨梁と呼ばれる、骨の柱が細かく網目状に張り巡らされ、スポンジ状の柔らかい構造です。身体を支え骨にかかる負担をしなやかに受け止めるために骨は、硬い「皮質骨」と柔らかい「海綿骨」の二重構造になっています。

中心部は、血液を作る骨髄が入っています。

骨の構成の中で、「皮質骨」と「海綿骨」にトラブルがおこることで、骨粗しょう症が発症します。

 

骨を縦に割った中の構造

 

 

③骨の成分

よく「骨を強くするためにカルシウムをとれ」と言われますが、それは骨の成分がカルシウムであると知られていることからだと思います。

 

骨の主成分を正確に言えば、

 

・コラーゲン

・カルシウム

・リン

 

です。イメージとしては、しなやかで強靭な繊維であるコラーゲンで鉄骨を組み、カルシウムとリンの結晶である硬くて丈夫な性質のハイドロキシアパタイトがコンクリートとして鉄骨の間に流し込まれて、骨が形成されています。骨はいわば、しなやかで丈夫な「鉄筋コンクリート」なのです。

 

 

【骨の代謝】

人間の爪は、一生の間どんどん伸びて入れ替わっていますよね。骨でも、

 

「一生の間休むこともなく、古い骨を破壊し新しい骨を作り入れ替えている」

 

作業が行われています。1年間で骨の約10パーセントが入れ替わり、10年かけて骨が全部新しくなるといわれています。

 

この骨の入れ替え作業は、「破骨細胞」「骨芽細胞」という2つの細胞が受け持っています。「破骨細胞」は酸や酵素で骨を溶かす「骨吸収」という作業を行います。「骨芽細胞」は、コラーゲンを分泌して、リン酸カルシウムが主成分のハイドロキシアパタイトを沈着させて「骨形成」の作業を行います。この骨の代謝のサイクルを図にすると、

 

 

 

「骨のリモデリング」と呼ばれる、「骨吸収」⇒「逆転期」⇒「骨形成」⇒「休止期」のサイクルが崩れると骨粗しょう症の原因となります。

 

 

【身体にとってのカルシウムの働き】

人間の身体の99パーセントのカルシウムは、骨に蓄えられます。カルシウムは、骨や歯の材料になるほかに、神経の伝達や筋肉を動かすときにも重要な役割を担います。

 

カルシウムが人間の身体にとって重要な働きをするため、人間の血液中にカルシウムを一定量保つ必要があります。食事で十分なカルシウムが取れない場合は、骨からカルシウムを持ち出して、不足分を補います。その時に働くのが先ほど記述しました「破骨細胞」です。この骨からのカルシウム持ち出しが増えることも、骨粗しょう症の原因となります。

 

 

【ホルモンとカルシウムの関係】

思春期になって初経が始まると、女性ホルモンが分泌されます。その女性ホルモンの中でも、「エストロゲン」というホルモンは、女性らしさと作りだすホルモンとして知られていますが、破骨細胞の働きを抑える、骨にとって重要なホルモンです。

 

女性は妊娠の時に、胎児のためにカルシウムを大いに使います。出産後に歯が弱くなることがあるのは、そのためです。その妊娠時に、血液の中のカルシウムがたらないということで、減骨細胞が働き、骨からカルシウムを補給しようとします。そうなると妊娠時はどんどん骨が弱くなってしまいます。それを押しとどめてくれるのが、「エストロゲン」です。

 

大変ありがたいホルモンですが、女性は閉経後このホルモンの分泌が減ってしまいます。そのことで、破骨細胞の働きを止めることができず、個人差はありますが閉経後に骨粗しょう症の要因となる場合があります。

 

【年齢による骨の強さの変化】

「骨量」とは、骨に含まれる石灰分などの量で、「骨密度」は骨梁を測定したときの1㎠あたりのカルシウム量をグラムで表したものです。「骨量」や「骨密度」は数値が高いほど骨が丈夫だということになります。この「骨量」や「骨密度」は、一生の間で大きく変化します。グラフで表すと、

 

 

 

骨量は男女ともに20歳頃が、一生で一番多い時期になります。高い骨量は、平均して40歳代まで続きますが、徐々に減少していきます。女性の場合は、閉経を迎えるころからホルモンの分泌が減ることで、急カーブを描いて骨量が減少し、65歳頃まで続きます。65歳以降は骨量の減少は緩やかになりますが、減少は止まるわけでもなく、歳をとるとともに骨量は減り続けます。

 

加齢により骨が弱くなっていくのは、避けることができない生理現象ではあります。しかし、働いている間にコツコツお金を貯めて、退職後に少しずつ生活のためにつかっていくと同じように、急激に下がる50歳までに前にいかに骨量を貯金しているかが、骨粗鬆症を避けるために必要となってきます。

 

また、急激に骨量が下がる50歳ごろから、それを押しとどめて緩やかにする努力が必要となってきます。

 

 

【骨粗しょう症の症状】

骨粗しょう症の症状は少なく、一般には骨折をおこしてから初めて症状があらわえます。骨粗しょう症になると無症状でおこりやすい骨折は、背骨の圧迫骨折です。無自覚で背骨の圧迫を起こしている場合の自分で感じることのできる症状としては、

 

・背中や腰に痛みがある

・背中や腰が曲がる

・2センチ以上背が低くなる

 

という症状がある場合は、一度レントゲン検査を受けてみてください。一つの背骨が折れるとその前後の背骨に圧がかかり、将棋倒し的に他の背骨が骨折していきますので、早めの対処が必要です。

 

 

 

【骨粗しょう症で骨折しやすい箇所】

その他にこんなことで骨折するのと思うほど、簡単に骨折するのが骨粗しょう症の特徴です。ここしやすい箇所としては、下の図の通りです。

 

 

 

【骨粗しょう症の検査】

①健康診断を受ける

会社もしくは自治体の健康診断を受けましょう。骨密度を計る項目がありますので、まずは簡易検査で骨の状態をチャックしましょう。

 

②レントゲン検査

過去に激しい転倒や事故を起こしている場合は、知らない間におこす背骨の圧迫骨折の有無を確認しておきましょう。

 

③二重エックス線吸収法(DXA)

腰の骨や太ももの骨の骨密度を調べるなら、DXA法が望ましいとされています。どこの病院でもないものなので、公益財団法人・骨粗鬆症財団のホームページの病院リスト(http://www.jpof.or.jp/public/)より探してみてください。

 

 

【骨粗しょう症となるリスク】

骨粗しょう症となってしまうことには、特に女性は受け入れざる得ないリスクと改善できるリスクがあります。

①取り除けないリスク

・女性

・加齢

・初経が遅い

・閉経が早い

・女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下

・卵巣切除

・遺伝子的に骨粗しょう症になりやすい(血縁に骨粗しょう症を発症しているものがいる)

・ステロイド剤の長期服用

 

②取り除けるリスク

・やせすぎ

・偏食、不規則な食生活

・無理なダイエットをしている

・運動不足

・過激な運動

・喫煙

・多量の飲酒

・多量のコーヒー紅茶

 

 

【骨粗しょう症を防ぐには】

①薬物療法

骨粗鬆症の薬に関しては、カルシウム剤だけでなくホルモンや骨吸収を抑えるなど多種あります。専門の病院で処方してもらってください。他の方が処方された骨粗しょう症の薬をもらって飲むのは、身体の状態によっては、副作用がでる場合がありますのでおやめください。

 

ちなみに、薬局で売っているカルシウム剤はその内容から骨粗しょう症改善にはあまり期待できません。

 

②栄養

納豆が好んで食べられている地域では、食べられていない地域に比べて骨粗しょう症の率が少ないという統計がでています。栄養は、骨粗しょう症と密接な関係があります。

 

・一日3回バランス食事をよくとる

・一日主菜・副菜の種類を8~10品以上目安に食べる

・水は一日1ℓ以上(みそ汁やスープも含めて)

・乳製品・小魚・大豆製品などからカルシウムを摂取

・肉・魚・大豆製品からたんぱく質を摂取

・魚・卵・干しシイタケからビタミンDを摂取

・納豆・ほうれん草・大根・のりなどからビタミンKを摂取

・納豆・ちりめんじゃこ・アーモンドなどからマグネシウムを摂取

・バナナ・シジミ・枝豆などからビタミンB6・B12・葉酸を摂取

 

③運動

運動によって骨に負荷をかけることで、骨は丈夫になっていきます。脈拍数が110~130程度になる運動が良いとされています。続けてやることに意味がありますので、ご自身の身体の状態と生活環境に合わせて運動してください。普段簡単にできる運動としてはウォーキングです。15分~30分程度のウォーキングから始めてみてください。

 


 

70~75歳あたりから立った状態からの転倒での骨折が増えると統計ででています。しかし70~75歳なかでも骨の強い方がいらっしゃいます。お話を伺うと、若いころから今に至るまで、運動や食事に気を使っておられる方が多いです。

 

先ほども記述しましたが、骨粗しょう症になるのは避けられないリスクもありますが、避けられるリスクもあります。今回ご紹介させていただいたことを参考にしていただいて、将来骨粗しょう症を回避するように日常生活を過ごしていただけたら幸いです。

 

 

それでも骨粗しょう症について不安がございましたら、『接骨鍼灸院じんぎゅう』にご相談ください。不安を解消するためのお手伝いをさせていただきます。

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修


ご予約は、電話番号 079-490-5955 よりお願いいたします。

ネット予約は、ホームページよりお取りください。https://sekkotsushinkyu-jingyu.com/

治療中のため、電話にでられない場合もございます。折り返しお電話させて頂きますので、お手数をおかけしますが、お名前とお電話番号を留守電へお願いいたします。

完全予約制となっております。事前に電話もしくはネットにて、ご予約をお願いいたします。

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月曜日~土曜日 11:00~21:00
日曜日     13:00~19:00
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「脊柱管狭窄症になったときの生活習慣の見直し」

2018.10.19 | Category: 腰痛

脊柱管狭窄症と診断されると、「将来歩けなくなったらどうしよう・・・」「歩くとしびれて動けなくなるから、外出が怖い・・・」などなど、不安が先に立って日常生活に積極性がなくなりますよね。

 

「脊柱管狭窄症の特徴と簡単にできる体操法」のブログ(https://sekkotsushinkyu-jingyu.com/post/post-1790)でも記述しましたが、神経根型タイプの脊柱管狭窄症であるなら、普段のセルフケア次第で治る可能性があります。

 

脊柱管狭窄症による不安で、活動が低下すると身体全体の機能が落ちて、ロコモシンドローム(https://sekkotsushinkyu-jingyu.com/post/post-1692のブログを参照してください)となり、寝たきりや認知症など他の症状を呼び寄せてしまいます。

 

脊柱管狭窄症の症状については、よくメディアで取り上げられ知られてきましたが、悪化しないために日常生活でどのように動いたら良いのか、あまり知られていません。

 

そこで今回は、脊柱管狭窄症を悪化させないために気を付けてほしい日常生活の活動方法について紹介させていただきます。

 

このことを知っていただくことで、脊柱管狭窄症が悪化してしまうのではないかと不安に思って動けなくなることをなくし、むしろ積極的に活動していけます。

 


脊柱管狭窄症になったときに、気を付けてほしいことは、

 

「腰に負担をかけない行動をとる」

 

ということです。当たり前のことかもしれませんが、どういったことが腰に負担をかけている・かけていないは、案外知らないものです。普段何気ない動きがが腰に負担をかけ、ひいては神経をも傷つけ、脊柱管狭窄症を悪化させます。日常生活で、そのような行動が、脊柱管狭窄症の対策になるのかを以下で紹介していきます。

 

【脊柱管狭窄症の症状を出さない暮らし方】

①座り方

和式の座り方は、正座・あぐら・体操座り・長座すわり・女の子座り・横座りがあります。しかし脊柱管狭窄症にとっては腰に負担がかかるので、全てNGです。

洋式の座り方はイスとなりますが、脊柱管狭窄症に良いイスの条件としては、「背もたれが肩甲骨より高く、背もたれにクッション性があり、寄りかかったときに腰に添うような背もたれで、座る部分が硬すぎないイス」となります。

イスの座り方としては、深く腰掛けて背中と腰を背もたれに寄りかかり力を抜きます。

デザインより機能性重視で、家具屋さんなどで色々試してみてください。

イスの生活はよいのですが、長時間の座り姿勢はいくらイスが良くても腰に負担をかけます。30分に一回は立ち上がって、腰を動かしてください。

 

②立ち姿勢

力を抜いて少し前かがみの姿勢をとります。一般的に良い姿勢とされる頭の先から足まで一本の線となるような姿勢は、脊柱管狭窄症には不向きです。腰が反り過ぎない、ほどほどの丸みがでる立ち姿勢が理想です。

 

③歩き方

歩くときは腰をやや丸めて、大股で歩くと神経を引っ張ってしまい痛みがでるので、小股でちょこちょこと歩くと神経の負担を減らします。杖やシルバーカートをつかって歩くと、自然に身体を少し丸めて歩くことができ、腰の負担を緩和できます。

 

④こまめに休憩

外出時には、こまめに休憩しながら動きましょう。イスがあれば座って、背もたれに腰と背中を預け肩の力を抜いて休憩してください。イスがなければ、壁に手をついて身体を支えて、休憩してください。

 

⑤洗濯物

洗濯は、腰を反らさない高さに調整して干してください。

 

⑥料理の下ごしらえ

長時間立って調理をすると、腰に負担がかかります。野菜を切ったり調味料をからめたりと料理の下ごしらえをするときは、ダイニングテーブルを作業台にしてイスに座って行ったほうが楽にできます。①で紹介したイスの座り方に注意しながら、行ってください。

 

⑦洗い物

洗い物をする時には、姿勢を少し前にかがめて、ひざをシンクの扉につけて身体を支えて行ってください。

 

⑧掃除機

掃除機を持つ手は、片手より両手で持もち、上体を少し前に倒してひざと股関節を柔らかく曲げ伸ばししながら、掃除機を使ってください。

 

⑨顔を洗う

顔を洗う時には、腰から上体を曲げるのではなく、股関節やひざをまげて上体を前に倒して行ってください。

 

⑩起き上がり方、荷物の持ち方

腰にトラブルがあるときは、起き上がり方に注意しなければ腰を痛めてしまう可能性があります。また、荷物の持ち方次第で、腰に1.5倍以上の負担を与えてしまいます。腰に負担のかからない起き上がり方、荷物の持ち方は、こちらのブログ(https://sekkotsushinkyu-jingyu.com/post/post-1086)に書いておりますので、ご参照ください。

 

 

【脊柱管狭窄症の外因になる生活習慣】

脊柱管狭窄症になった際に気を付けるべき生活習慣について紹介していきます。

喫煙

タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させる働きがあります。その結果血流が悪くなり、筋肉・靭帯・神経・骨・軟骨に悪影響を及ぼします。脊柱管狭窄症は、背骨と靭帯や椎間板などその周辺の組織の変形により、神経が圧迫され傷つくことから症状が現れます。変形や傷ついた組織を回復させるためには、血液は不可欠です。つまり、タバコによる血流の悪化は、脊柱管狭窄症の悪化にもつながります。禁煙は大変なものですが、身体のためにも考えてみてください。

 

②運動不足

運動不足により全身の筋肉の減少は、腰の筋肉量の減少でもあります。それによって良い姿勢が維持できなくなり、腰への負担が増加し、背骨や椎間板・靭帯の変形につながります。背骨や椎間板・靭帯の変形は、脊柱管狭窄症を発症させる大本でもあります。しっかり背骨を支える筋肉を維持するためにも、一日15分ほどのウォーキングで結構ですので、取り組んでみてください。腰に負担のかからないような運動としては、自転車運動や水中ウォーキングなどもお薦めです。

 

③ストレスの多い生活

ストレスがたまると、神経が乱れ痛みに過敏になります。気持ちが落ち込むと姿勢が悪くなったり、無駄に力みが入り背骨に負担がかかります。ストレス発散はなかなか難しいかもしれませんが、まずはゆっくり深呼吸をして身体の力を抜くことから始めてみてください。

 


 

脊柱管狭窄症において腰に負担のかからない行動は、基本的に軽く上体をかがめ腰を丸くさせることで、神経圧迫を減らすことを目的に行います。

 

今回紹介させていただいた行動パターンで神経の圧迫がなければ、痛みやしびれがまぬがれます。そのことで脊柱管狭窄症であっても、日常生活に支障をきたすのを避けることができます。

 

 

それでも脊柱管狭窄症によって日常生活に支障がでるようでしたら「接骨鍼灸院じんぎゅう」にご相談ください。治療と共に生活状況をお聞きし、困りごとを解決するお手伝いをさせていただきます。

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修


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「脊柱管狭窄症の特徴と簡単にできる体操法」

2018.10.18 | Category: 腰痛

脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)は、テレビや雑誌で取り上げられることも多くなったためか、病名がややこしいにもかかわらず、さらっと病名を言える方が増えたことを感じます。

 

芸能人でも、みのもんたさん、宮川大介さん、水前寺清子さんが脊柱管狭窄症を発症したことが報道されてました。私の脊柱管狭窄症の残念な思い出は、早くからチケットをとり楽しみにしていたお芝居の主演俳優さんが、脊柱管狭窄症ということで急遽降板してしまいガッカリしたことですね。

 

そんな仕事に穴をあけることができない芸能人ですら、休まざる得ないほどの症状がでる脊柱管狭窄症ですが、実は年齢を重ねると誰もが発症する可能性があります。

 

命に関わるものではないのですが、動くことが困難になり日常生活に支障がでますので、早めに気が付いて対策が必要です。

 

そこで今回は、脊柱管狭窄症はどのような病気か?脊柱管狭窄症を治すためのどのような体操をすればよいのか?について紹介させていただきます。

 

このことを知っていただくことで、正しい脊柱管狭窄症のセルフケアをして痛みを緩和し、日常生活での支障を緩和うることができます。

 


【脊柱管とは?】

背骨は身体を支える働きのほかに、脊髄(せきずい)・馬尾神経(ばびしんけい)という神経を守る役割もあります。脊髄は脳と共に人間の中枢神経とされていて、脳から身体を動かす命令や、冷たい・暑い・痛いと感じたことを脳に伝える大変重要な神経です。脳からでて一本の太い神経である脊髄は腰のあたりで終わり、その脊髄終わった部分から細かく枝分かれして下降し、下半身につながって行く神経の束ことを馬尾神経と呼びます。

 

その大切な脊髄や馬尾神経は、背骨の真ん中空いているに椎孔(ついこう)とよばれる穴が組み合わさってできたトンネルの中を通って保護されています。そのトンネルのことを、“脊柱管”と呼びます。

 

その脊髄が通るトンネルが、狭くなったりずれたりすることで、脊髄や馬尾神経が圧迫され脊柱管狭窄症の症状が発生します。

 

【脊柱管狭窄症の発症年齢】

50~70歳代。特に70歳代に多く見られます。

 

【脊柱管狭窄症の発症部位】

首・背中・腰と背骨のどの部分でも発症しますが、特に腰で発症することが多い。

 

【脊柱管狭窄症の原因】

原因としては、

 

①背骨自体の変形

②背骨の関節部分の変形

③背骨と背骨の間にあるクッションの役割をしてくれる椎間板の変形

④背骨通しをつないでくれている脊柱管内の靭帯が分厚くなる

⑤背骨が前にずれる

 

といった背骨とそれに付属する組織のトラブルで、神経が圧迫されて痛みやしびれがでてきます。

 

【脊柱管狭窄症の3タイプと症状】

①「神経根型」タイプ

脊髄から枝分かれした神経の一部が圧迫されることで症状が現れるタイプです。

左右どちらか一方の腰、お尻、太もも、ふくらはぎ、すね、足の甲、足の裏にかけて痛みやしびれや皮膚の感覚が鈍くなる、足に力が入りにくく、つまずきやすくなる症状が現れます。

 

また、典型的な神経根型タイプの中でも症状がでる場所の典型例は、

▶片方の太もも外側から足の甲にかけて痛みやしびれがでるタイプ

 

▶片方のお尻から足の後ろ側にかけて痛みやしびれがでるタイプ

 

その他に、じっとしていれば症状はそれほどでないが、長時間立ち続けたり、歩き続けたりした際に症状が現れ、少し休んで身体を丸めると症状が治まるという、“間歇跛行(かんけつはこう)”の症状が出るのがこのタイプの特徴です。

このタイプは、後で紹介させていただく脊柱管狭窄症の体操が有効です。

 

②「馬尾型」タイプ

脊髄から枝分かれした神経が、束で圧迫されることで症状が現れるタイプです。

このタイプは、両足の広い範囲でしびれ現れるのがメイン症状で、通常痛みはそれほど強くありません。

立ったり、歩いたりするときだけでなく、常時しびれを感じている場合もあります。

その他に、股間や肛門あたりのしびれやほてり、足に焼けるような痛み、尿漏れ、便秘の症状が現れ生活に支障がでます。

このタイプの多くは手術が必要となり、完治が難しい。

 

③「混合型」タイプ

①②の症状が合わさっておこり、馬尾タイプと同様に手術が必要となり、完治が難しい。

 

 

【脊柱管狭窄症と鑑別が必要な病気は?】

前述したような脊柱管狭窄症の症状と、似通った症状が現れる病気があります。対処法がそれぞれ違いますので、鑑別する基準を記述していきます。

 

脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアとの鑑別基準

椎間板ヘルニアは背骨と背骨の間でクッションの役割をする椎間板が変形して神経を圧迫して、下半身の痛みやしびれの症状が現れる病気です。脊柱管狭窄症との違いの見方としては、

 

立った姿勢の時に、身体を前屈(前にまげる)した時に楽になるなら脊柱管狭窄症

立った姿勢の時に、身体を後屈(後ろにそらす)した時に楽になるなら椎間板ヘルニア

 

脊柱管狭窄症と閉塞性動脈硬化症との鑑別基準

閉塞性動脈硬化症は、太ももやふくらはぎの動脈が硬くなることで血流が悪くなり、左右の足の皮膚の色が違ったり、足に痛みやしびれ・冷感といった症状が現れます。脊柱管狭窄症との違いの見方としては、

 

杖をついたり、カートを押しながらなら楽に歩けるなら脊柱管狭窄症

杖をついてもすかなくても、カートを押しながらでもそうでなくても症状が変わらないのなら閉塞性動脈硬化症

 

歩行中に症状が出たときに、身体をまるめて休むと楽になるなら脊柱管狭窄症

歩行中に症状が出たときに、立ち止まるだけで楽になるなら閉塞性動脈硬化症

 

歩くより自転車で移動するほうが楽なら脊柱管狭窄症

歩きでも自転車でもそれほど症状に変わらないなら閉塞性動脈硬化症

 

よくわからない場合は、お近くの整形外科や治療院でお尋ねください。対処法をまちがえると、かえって悪化する場合もありますので、ご注意ください。

 

【病院での脊柱管狭窄症の治療法】

通常病院では、脊柱管狭窄症の症状がではじめてから、3~6ヶ月は、コルセット・薬・注射による保存療法を行います。それでも効果がないようでしたら、手術となります。手術の方法は多種ありますが、基本的には神経が圧迫されている部分の背骨を削り、靭帯や椎間板を切除して、神経への圧を取り除きます。背骨が不安定な場合は、それに合わせて背骨通しを固定させる場合もあります。

 

 

【脊柱管狭窄症用の体操】

脊柱管狭窄症の痛みを和らげる体操のキモは、

 

「神経(脊髄)の通り道(脊柱管)を広げる」

 

ということになります。広げるためには身体を丸める必要があります。

 

①ひざ抱え体操

うえむきに寝ます。頭の位置は枕などで無理のない高さに調節してください。

 

両ひざをまげて、足の裏を床につけます。

 

両ひざを胸まで引き上げ、両手で抱えます。この時に、腰をしっかり丸めることを意識してください。お腹がでている人は、両ひざを広げてやってみてください。

 

1回20~30秒で、休憩しながら3回を1セットとしてやってください。

1日3セット以上を目安にやってください

 

※上向きの姿勢が無理なら、横向きになった状態でやってみてください。

 

②ふともも抱え体操

うえむきに寝ます。頭の位置は枕などで無理のない高さに調節してください。

 

両ひざをまげて、足の裏を床につけます。

 

太もも裏を両手で抱えて、ひざを胸のあたりまで引き上げ、腰をしっかり丸めます。ひざは楽に感じる程度に曲げて行ってください。

 

1回20~30秒で、休憩しながら3回を1セットとしてやってください。

1日3セット以上を目安にやってください

 

 

③足首抱え体操

両足をそろえてイスに座ります。足の裏はしっかり床につけてください。

 

上体をまげて両足首を両手で抱え込みます。この時、腰がしっかり丸まっていることを意識します。

 

お腹がでている人は、両ひざを広げてやってみてください。

 

1回20~30秒で、休憩しながら3回を1セットとしてやってください。

1日3セット以上を目安にやってください

 


 

脊柱管狭窄症により、神経の圧迫を長年放置しておくと、神経自体が傷み、たとえ手術したとしても傷ついた神経は回復せず、症状が残ってしまいます。ですから、脊柱管狭窄症は早めの対策が必要となってきます。

 

今回のブログで、脊柱管狭窄症と判別ができ体操によって症状が緩和の方向に持っていければ幸いです。

 

 

それでも脊柱管狭窄症の神経根タイプの症状が改善されないようでしたら、『接骨鍼灸院じんぎゅう』にご相談ください。背骨とその周りの筋肉にアプローチして、症状改善のお手伝いをさせていただきます。

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修


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「ホットフラッシュは下からやってくる?」

2018.10.14 | Category: 更年期障害

特に何をしたわけでも暑くもないのに、ほてりや大量の頭や顔に汗をかいてしまう“ホットフラッシュ”はやっかい症状です。

 

以前、観に行ったお芝居で、ホットフラッシュの熱を利用して発電するといった内容で笑いを取っていましたが、実際その症状がでてしまったご本人にとっては笑い事ではないですよね。

 

私の女性の知り合いでも、仕事をしている最中に、暑くもないのに急に汗がでて集中できないわ、周りからどうしたの?という目で見られるわ、ほんとに嫌だという話を聞かされたことがあります。

 

そこで今回はホットフラッシュの原因とその対策を紹介させていただきます。

 

このことを知っていただくことで、ホットフラッシュによる嫌な思いを減らすことができます。

 


東洋医学的にホットフラッシュの原因は、

 

「冷えのぼせ」

 

です。“上熱下寒”ともあらわされますが、ようするに上半身が熱く下半身が冷えている状態です。それではなぜ「冷えのぼせ」で汗をかくのかを説明していきます。それにはまず、人間が汗をかく種類について知っていただく必要があります。我々人間には、主に3種類の汗のかきかたがあります。

 

【発汗のしくみ】

①温熱性発汗

運動したときや熱をだしたときにかく汗を、温熱性発汗といいます。人間は体温が上がり過ぎると、細胞が壊れてしまいます。それを防ぐために、汗をかいて体温を身体の中から外へ逃がす機能を備えています。この機能をつかさどるのが、間脳や交感神経なのです。

 

交感神経とは、自律神経の一つで“闘争と逃走”の神経ともいわれる、命を守るために自動的に身体を調整してくれる神経です。この交感神経の機能はストレスがたまりすぎると暴走する傾向にあります。暴走の一つの症状として、命の危険性もなく体温調整しなくていい状況でも、発汗指令をだしてしまうことがあります。このことがホットフラッシュにもつながっていきます。

 

 

②精神性・情動性発汗

緊張すると手のひらや足の裏に汗をかきますよね。これが、精神性・情動性発汗です。

 

これは私達人間の先祖が、命の危機を感じ逃げたり戦うために走ったり木に登ったりするときに滑らないように、手のひらや足の裏に汗をかく仕組みができたといわれています。精神性・情動性発汗は、同じ汗でも①のような体温調整のものではないので、例えば寝ているときに全身には汗をかいても、手のひらや足の裏にはかかない汗の種類です。

 

③味覚反射性発汗

辛い物や酸っぱいものを食べたときに、主に顔面にでる汗が、味覚反射性発汗です。

 

 

【冷えのぼせのしくみ】

熱いものは上にのぼっていきやすく、冷たいものは下へたまりやすい性質があります。例えば、お風呂を中途半端に沸かしたときに入ると、上澄みの部分は温かいお湯ですが、底はぬるいもしくは冷たい水の状態ですよね。それと同じように、条件によって人間の身体は下半身が冷えて、上半身は熱くなりほてる構造になっています。

 

その冷えのぼせで下半身は冷えて上半身が熱いと、先ほど発汗の仕組みで説明させていただいた①の温熱性発汗が働き、上半身のこもった体温を下げようと汗をかきホットフラッシュの症状がでてしまいます。

 

 

【ホットフラッシュの原因】

つまり、

 

「交感神経の暴走+下半身の冷え」

 

が原因となっています。ホットフラッシュに対しては、精神的な緊張や冷えることを避けることが大切となってきます。

 

 

【ホットフラッシュの対策】

①呼吸を整える

自律神経の一つである交感神経は、先ほども説明させていただきましたが、身体を自動的にコントロールしてくれます。大変ありがたい機能なのですが、しかし自律神経は、手を曲げる・歩くというように自分の意志でコントロールして動かせるものではないのです。ただ唯一、自律神経をコントロールできる方法は“呼吸”です。

 

呼吸するときは、息を吸ったり吐いたりと自分の意志でコントロールできますよね。その呼吸は、人間の身体のしくみでは深く自律神経とかかわっています。

 

自律神経にはもう一つ、副交感神経というものがあり、汗をかくということに関しての交感神経の暴走を緩和してくれる働きをしてくれます。この副交感神経は、身体を自動的にリラックスや回復してくれるようにしてくれる神経です。闘争と逃走の神経である交感神経とは、多くの場合は真逆の働きをしてくれます。ですので、副交感神経の活動を上げることをすれば、自律神経のバランスが取れ、交感神経の暴走を緩和してホットフラッシュの対策にもなるということです。

 

呼吸は、

 

「息を吸う時は、交感神経が興奮する」

「息を吐く時は、副交感神経が興奮する」

 

とされています。このことから、ホットフラッシュ対策には、息を吐くことに重点を置いた呼吸が必要となってきます。その方法ですが、まず息を吐くことから始めます。

 

⒈イスに座った状態で、両手をお腹に当ててまず口から息を吐きます

 

⒉お腹を意識して、鼻から2秒ほどでさっと息を吸います。

 

6秒ほどかけて口からゆっくりと息を吐きます

 

⒋時間のある時に、2~5分ほどつづけてやってみてください。立った状態や寝た状態でもおこなえます。

 

②足の指のストレッチ

下半身冷えの対策として、足の指のストレッチとおこないます。足の指先に刺激を加えることで、下半身の血行を良くなり冷えへの対策となります。

⒈椅子に座り、一方の足をもう一方の太ももの上に乗せます。

 

⒉足の指先を覆うようにもちます。

 

⒊持った手で、足の裏の方向へ足の指を曲げ5秒間キープします。

 

⒋足の裏方向に曲げた手をパッとはなして、5秒間待ちます。

 

⒌これを左右5回ずつやってみてください。あとからじわじわと足元がぬくもってきます。

 

③ぶらぶら歩く

自律神経のバランスを良くして、下半身の冷えを同時に解消するには運動が一番手っ取り早いです。運動方法は、ウォーキングで十分です。ウォーキングの方法としては、

 

⒈手ぶらで

⒉肩の力を抜いて

⒊肘をのばして腕を大きく振りながら

⒋なるべく大股で歩く

 

を意識して、10~15分ほどの汗ばむ程度のウォーキングにチャレンジしてみてください。

 


 

ホットフラッシュの他の原因としては、閉経後の女性に多いということで、ホルモンの分泌が減少したためともいわれています。治るまでに私の治療経験上でみても、ホットフラッシュは1~2年ほどで自然におさまってくることが多いのです。

 

ただ、精神的にもかなりストレスになる症状ですので、なるべく早く収めるためにも、今回紹介させていただいたことをやってみてください。

 

 

それでもホットフラッシュがおさまらないようでしたら、『接骨鍼灸院じんぎゅう』にご相談ください。ホットフラッシュを軽減し日常生活に支障がでないようお手伝いさせていただきます。

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修


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