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「朝から腰が痛い!そんなお母さんに知ってほしい3つのこと」

2018.07.02 | Category: 腰痛

家族のだれよりも早起きして、家族のお世話をされるお母さん、

 

毎日、本当にご苦労様です。

 

そんなお母さんが、朝に目が覚めて起き上がろうとすると、

 

「う~、イタタ・・・」

 

と腰をかばいながら、ノロノロとしか動けなかったことはないですか?

 

特に朝は、腰が痛くても、家事をするためにお母さんは動かないといけない。

 

そんなお母さん方に、腰痛に対して、どんな不安や思いがありますか?とお聞きすると、

 

「痛そうに動いていたら、家族に気を使わせてしまうのは嫌やね。」

「痛いのに、動いたら余計に腰の痛みがひどくならないかな?」

「腰の痛みがひどくなって動けなくなったら、家族に迷惑がかかってしまうので、避けたいな。」

 

などなど、家族思いの返答が多いですね。

 

私としては、そんなに抱え込ますに、ちょっとぐらい痛いことを家族にアピールして、家事を手伝ってもらいたいところなのですが・・・。

 

家事は、ある意味お母さんの“聖域”なので、入れないし入ってほしくないところかもしれません。

 

お母さんは朝から腰が痛くても、休めない・頼れない・倒れることができない。そうなると、腰痛とはうまいこと付き合っていくしかないですね。

 

ということですので、腰痛とうまく付き合っていくための考え方や対処法を、いくつかご紹介させていただきます。

 


【動くことを怖がらない】

 

「腰が痛いのに動くと、余計にひどくなるじゃない?」

 

というような不安があるかもしれません。

 

しかし、日本整形外科学会が腰痛に対する科学的根拠の高い研究論文を多数吟味してまとめた「腰痛診療ガイドライン」によると、

 

「腰に痛みがあっても、痛みに応じて普通に日常活動を行うほうが、腰の痛みや動きが改善されやすい」

 

とされています。かえって、安静にしているほうが治りや動きがわるくなる報告がされています。

 

ですから、目覚めたときに「痛いのに、動いたら余計に腰の痛みがひどくならないかな?」と心配されずに、むしろ動いてもらうほうが改善されると証明されていますので、安心して動いてください。

 

ただし「痛みに応じて」ということなので、痛みと相談しながら動ける範囲で動いてくださいね。動くことを怖がらなくてもいいですが、慎重に!

 

 

【家事による腰への負担と対処法】

 

寝起きに腰が痛くても、動いて大丈夫ということですが、寝起きすぐに行う家事というものがどれぐらい腰に負担をかけているのでしょうか?

 

まず、家事に多い姿勢は?と考えてみると、台所での調理・掃除機をかける・お風呂掃除などなど、前かがみの作業がおおいですよね。そんな前かがみが腰に与える負担は、

 

前かがみの姿勢は、普通に立っているより、
1.5倍負担up!

 

荷物をもって前かがみ姿勢は、普通に立っているより、
2.2倍負担up!

 

ということがわかっています。正直、家事をするのに前かがみは避けられないので、

 

 

①前かがみの時は、足幅を広めにとって身体を安定させる。

×両足の間の面積狭いより、

     

両足の間の面積が広いほうが安定性が良くなります。

足元の安定性が良くなれば、上半身がブレることが減り、腰への負担が軽減されます。

 

 

②かがむ時は、腰だけで曲げずに膝をまげてかがむ。

×膝がのびた状態で持ち上げるより、

      

膝をまげてしゃがみこんでの持ち上げの方が、腰への負担が軽減。

 

 

 

③かがんで荷物を持ち上げるときは、なるべく身体に引き付けてから持ち上げる。

×体から離して持つと、腰への負担が増加。

      

身体に引き付けて持つと、腰への負担が軽減。

 

ということをやっていただいて、腰への負担を最小限にしましょう。

 

 

 

【腰が痛いときの起き上がり方】

 

「朝ね、腰が痛くて、ふとんからどう起きていいのかわからなくなる・・・。」

 

と訴えられる、寝起きの腰痛で悩むお母さんがいらっしゃいました。

 

普段何気なく無意識でできている日常の動作も、身体が痛むと途端にどう動いていいのかわからなくなる時があります。

 

実際に私も腰痛ではないのですが、膝をひどく痛めたときに階段を降りようとして、足ってどうやってあげるんだったけ?どちらの足から踏み出せばいいの?とわからなくなり、階段前で立ちすくんだことがありました。

 

ということなので、目覚めて腰が痛くてもパニックにならないように、あらかじめ知っておかれたほうが良いですね。

 

 

腰に負担の少ない起き上がり方

(仰向け状態で寝ているとして)

膝を曲げる

     

膝を左右どちらかにたおす。

同時に(腰をねじらないように)肩から腰を一直線に保つように横を向きます。

     

肘や腕で、身体を支えて起き上がる。

 


 

【まとめ】

朝から忙しいお母さんにとって、目覚めた瞬間からの腰痛は、焦りや不安を感じることが多いと思われます。

「備えあれば憂いなし」「恐怖は常に無知から生じる」という格言があります。あらかじめ、腰痛に対する知識を知っていただくことで、お母さん方の焦りや不安がやわらぐ材料にしていただきたいです。

 

それでも、不安が続くようでしたら、「接骨鍼灸院じんぎゅう」にご相談ください。家族のために一所懸命なお母さんを応援させていただきます。

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修


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