- Blog記事一覧 -3月, 2023 | 加古川市新神野 ひさき鍼灸整骨院 - Part 2の記事一覧
3月, 2023 | 加古川市新神野 ひさき鍼灸整骨院 - Part 2の記事一覧
40歳男性の方がご来院されて、
「長期出張から帰ってから、ほっとしたのか気が抜けてしまって」
「疲れやすくもなっている気がして…」
「こういうときの対処法ってあるんですか?」
というご相談をいただきました。
気持ちの落ち込みや疲れやすくなった理由や対処法がわからないということはないですか?
そこで今回は、そうなった理由、改善法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、この問題を解決することができます。
さらに詳しくそのようになった過程をお聞きしていきました。
出張というとどれぐらい行っておられたのですか?
「1ヶ月ほど単身赴任していました」
お仕事内容はどのような感じですか?
「システムエンジニア、じっと座っていることが多いですね」
お忙しいですか?「
「人手不足だし、納期もあるし、忙しいですね」
このことで一番お困りになることはなんですか?
「仕事してても、すぐ疲れて、やる気がでてこないことかな」
何かこのこといついて対処しましたか?
「同僚から姿勢が悪いからじゃないから、姿勢は気にするようにはしてるんですけど」
他に気になることはありますか?
「姿勢からきているのかよくわからないんですけど」
「まずは、なんというか体を正常な位置に戻したいなと思って」
とのことでした。
まず、長期の出張中は、慣れない環境、忙しい仕事で、毎日ストレスの連続。
そしてこのストレスを処理するため、自律神経の交感神経が働きすぎたと思われます。
交感神経は「闘争と逃走の神経」とも言われ、ストレスを対処し体を活動するには欠かせない神経です。
出張を終えて、緊張が解かれたことで、一旦、交感神経のスイッチがオフとなっのでしょう。
しかし、再び体を活動させるために、一旦、オフにした交感神経のスイッチを入れる方法を、体がわからなくなってしまったと思われます。
この交感神経のスイッチを入れるためには、適度な
「刺激」
を入れ、体に思い出してもらう必要があります。
刺激を体に伝えるのは、神経です。
神経は、家で例えると、家の壁裏や屋根裏の隙間にに張り巡らされた電気コードにあたります。
家傾きが歪むと、壁や屋根裏の隙間を通っている電気コードが圧迫されて、各部屋にうまく電気を通せなくなります。
これと同じで、体が歪むと、神経が圧迫されて刺激が体の各所にうまく伝わらなくなります。
つまり、刺激を効率よく伝えるためには、同僚の方が指摘されたように、
「姿勢」
が正しい状態でいることが欠かせなくなります。
正しい姿勢と言っても、警察官や社交ダンサーのようなそり返るような姿勢でなくていいのです。
その方にあった刺激が伝わりやすい姿勢が、正しい姿勢となります。
ですので、忙しさから解放されてほっとして、そこからまた心身ともに活動的にするためにも、姿勢を整えてもらえるお近くの専門の治療院で診てもらうことをお勧めします。
また、姿勢とは別の問題もあります。
それはデスクワークという仕事環境です。
仕事内容的に仕方がないことなのですが、デスクワークはじっとして作業していることが多く、体の刺激が入りずらい環境です。
ですので、その対処法としては、
①噛む
人間は咀嚼すると、噛むときの刺激が脳へ伝わり、自律神経の活動もか発になります。
昼食の時によく噛んで食べる。休憩中にガムやグミなど噛むなどして刺激を与えてください。
②尻餅
体に刺激を入れるために、仕事中に立ち上がって動いてもらうのが理想ですが、そうそう仕事中にウロウロはできません。
ですので、体を前に倒して軽くお尻を持ち上げ、尻餅をつく要領でお尻を椅子の座面に落としてください。
お尻に刺激が入ることで、背骨や脳に刺激が伝わります。
③ゆする
足を揺らすいわゆる「貧乏ゆすり」を行ってください。
ふくらはぎは、第二の心臓とも言われるほど体にとってエンジンオ役割を担います。
貧乏ゆすりをすることで、体に刺激が入り、体が活発に動くための助けになります。
当院もこの出張から帰ってきてから気持ちの落ち込みや疲れやすくなった方に対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。当院で治療を受けていただき、体を整えることで、気持ちの落ち込みや疲れやすくなったお身体を緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
忙しすぎて、それが落ち着いてほっとして、また忙しくなってと、スイッチのオンオフ繰り返す生活を多くの方がされておられると思います。
今回、ご相談いただいた方のように、そんな生活の中で調子を崩された時に、交感神経のスイッチの入れ方について参考にしていただければ幸いです。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
40歳代男性の方がご来院され、
「新幹線乗って出張してきたんだけど」
「なんか妙に疲れてしんどさが取れなへんねん」
「ようわからんしんどさをどうにかして欲しいと思って」
とご相談いただきました。
長時間の電車移動のためにきつい疲労を感じたり、引きずったりすることはないですか?
そこで今回は、電車移動で疲れる理由と対処法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、電車によるしつこい出張疲れを解決することができます。
さらに詳しくそのようになった過程をお聞きしていきました。
何時間ぐらい電車に乗られたんですか、
「行きが2時間30分ぐらい、帰りが3時間ぐらいかな?」
新幹線の中ではどう過ごされていましたか?
「パソコンとスマホずっとみてた」
ずっと座っておられたのですか?
「そうやね、ずっと座ってた、一回だけトイレにいったけど」
ということは新幹線の中ではあまり体動かさなかったんですね
「ん〜、たまに座ったまま背伸びぐらいはしたかな〜」
疲れが取れないことでお困りのことはなんですか?
「仕事に集中できないというか、気持ちがなんか乗らないことかな」
とのことでした。
新幹線に限らず、乗り物で体に負荷をかける要因として、電車の揺れによって起こる
「全身振動」
があげられます。
電車の揺れによって、小刻みに体が揺らされることによって起こる影響は、
①振動で筋肉が痛む
アメリカの振動の研究で、乗り物による振動を体に被曝させると、体を支える筋肉が疲労し、スムーズに体が動けなくなるという報告がされています。
②振動で水分アンバランス
振動によって体の水分が搾り出されて、また絞り脱された水分は違う体の箇所に吸収され、体の水分配置バランスが悪くなります。
いわゆる「むくみ」というものですね。
そのことで、体の老廃物がうまく抜けなくなり、疲労が抜けにくい状態となります。
③平衡感覚のズレ
平衡感覚は耳や目、皮膚で感じます。
電車に乗ってると、目はそんなに揺れを感じずその情報を脳に送ります。
しかし、耳の方は、揺れを感じているんで、補正するように脳に情報を送ります。
この情報の違いのすり合わせを、脳が電車に乗って振動を感じている間持続してしなければならず、脳を疲労させます。
④振動で自律神経のフル稼働
電車の振動からバランスを保つための筋肉や血管などに微調整しする働きは自律神経が行います。
長時間の乗車で、自律神経を働き続けて疲弊させることで、体を良い状態に保つための自律神経の働きができず、疲労が発生します。
このような理由から、電車から受ける振動は体に疲労をもたらします。
対策としては、
①歩く
乗車中になるべく立って「歩く」ことです。
歩くことは全身運動ですので、血流を良くして、疲労した筋肉に栄養を補給したり疲労物質を流すで、疲労と蓄積することを回避できます。
②安定
電車に乗っている際に、座席を倒し頭や体を密着させ安定させてください。また目をつぶって乗っている時間を作ってください。
そうすることで、振動によって起こる耳や目の平衡感覚のズレが緩和して、脳や自律神経への負担が減り、疲労しにくくなります。
③補給
深い呼吸と水分をしっかりとるようにしてください。
振動を体に受けているだけでも、エネルギーが消費されます。
体のエネルギーをうまく回すためには、酸素と水が欠かせません。
振動で消費したエネルギーを補給するためにも、こまめな深呼吸と水分補給を行なってください。
それでもなかなか疲労が取れないようでしたら、振動によって体に歪みがでて、回復しずらい体のバランスになっている可能性があります。
お近くの専門の治療院にて、体を整えることをお勧めします。
当院もこの長時間、電車を乗車したことで起こる疲労に対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。当院で治療を受けていただき、体を整えることで、電車に長時間乗車したことで起こるしつこい出張疲れを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
治療後は、
「体がまっすぐなってるのがわかる、楽やわ〜」
というご感想をいただきました。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
50歳代男性の方がご来院されて、
「腰の上の方というか背中が痛くて…」
何かきっかけとかありましたか?とお聞きすると、
「出張が多くてね、それでしんどいかも」
「出張先で、ちょっと暴飲暴食はしちゃってる」
とのことでした。
今回ご相談いただいたような、出張が多い上に、食事もバランスが悪くなって、背中が痛くなるようなことはないですか?
そこで今回は、出張や食事によって起こる背中の痛みについて、その理由と対処法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、背中の痛みを解決することができます。
今回の背中の痛みには、脳と腸との関係が深いです。
腸というのは、1億個以上の神経細胞があり、脳に次ぐ多さから、「第二の脳」とも呼ばれ、脳に命令されなくても自律して動くこともあります。
また、「脳」と「腸」は、互いに情報を共有し合う関係で、「脳腸相関」とも呼ばれています。
その脳と腸の関係をつなげるのが、自律神経です。
自律神経は、
①ストレスに対抗したり体の活動を促す「交感神経」
②栄養と吸収するために胃腸を動かしたりリラックスを促す「副交感神経」
の2つの神経に分かれます。
一部例外はありますが、交感神経がしっかり働いている時は、副交感神経の働きが低下します。
また逆に、副交感神経がしっかり動いている時は、交感神経が抑制されます。
今回ご相談いただいた方は、出張が続いているということでした。
出張で、慣れない場所、緊張する場所に行き仕事をするというのは、ストレスがかかり続けます。
そうすると脳がストレスを感じ、交感神経が働きます。
交感神経の動きが促進されると、副交感神経の働きが低下し、胃腸の動きが悪くなります。
その上、出張先で暴飲暴食しているということで、動きが悪い腸への負担を増長します。
そのことで、背中に痛みが発生します。
なぜ腸が疲れると背中が痛くなるのか?
それは、体の仕組みとして、内臓の状態を伝える神経と関係が深い、背中や腰の皮膚に反映される反射があります。
例えば、心臓に不調がある時、反射として、左肩から腕にかけて痛みが発生する場合があります。
今回のような腸が不調の際には、腰の上部、背中の真ん中あたりに痛みが発生します。
下の写真は、各内蔵が不調の際に、背中や腰に現れる痛みの場所です。
腸の疲れから背中に痛みが出てしまう場合の解決には、自律神経の調整が必要になります。
自律神経の調整の一つの方法としては、「呼吸」があります。
息を吸うと交感神経が働き、息を吐くと副交感神経が働きます。
何気なくおこなている呼吸ですが、いざ深くしようと思うと、今回の方のように出張疲れがある方にとっては案外難しいものです。
自律神経を調整できるほどの深い呼吸をするためには、体の歪みを整える必要があります。
自律神経を整え、腸の動きをよくし、背中の痛みを素早く治されたい方は、お近くの専門の治療院で体を整えてもらうことをお勧めします。
その上で、部分的ですが、腸を整える助けをしてくれるツボをご紹介させていただきます。
腸を整えるツボの名前は、
「裏内庭(うらないてい)」
です。
足の2番目の足の裏側の指の付け根にあります。そこを指で押して、痛気持ちいいぐらいの刺激を与えてください。
当院も胃腸の疲れからくる背中の痛みに対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。当院で治療を受けていただき、体を整えることで、背中の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
70歳代女性の方がご来院されて、
「膝のお皿の上あたりの筋肉が痛いの」
「バス旅行で歩き回ってからなんだけど」
「途中から動くのがしんどくて座り込んでもた」
とご相談いただきました。
コロナも落ち着いてきたことで、ご旅行をされる方も多くなってきましたね。
今回の場合のようなパックのバス旅行は、スケジュールがあるので、自分のペースで動けず無理をして、この方のように足に不調を訴える方は少なくありません。
そこで今回は、当院でのそうなった理由、対処法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、バスのパック旅行後に発症した、膝のお皿の上あたりの筋肉の痛みを解決することができます。
さらに詳しくそのようになった過程をお聞きしていきました。
ツアー内容はどんな感じですか?
「橋を渡ったり、梅を眺めたりして」
「人が多くて思うように進まなくて」
「結構忙しく歩き回ったんよ」
今の段階で一番困ることはなんですか?
「歩きだしがしんどいの、動くのが億劫になるの」
バス旅行から帰ってきてから何かケアしましたか?
「湿布はったぐらいかな」
ツアー中何か気になることとかありましたか?
「バスの中が寒くて」
「旅行から帰ってきたら結構足がむくんだ」
とのことでした。
「膝のお皿の上あたりの筋肉が痛い」と訴えられていましたので、どのあたりか説明してもらうと、太ももの前の中心部分のあたりを示されました。
お身体を見させていただくと、特に気になったのは、骨盤が後ろに倒れて、重心が後ろにあることでした。
このお身体のバランスですと、そのまま後ろに転んでしまいそうな感じを受けました。
今回、太もも前の筋肉が痛くなったのは、
後ろに倒れそうな体のバランスのため
であると思われました。
体を後ろに倒れないように、支える必要があり、それを主力でになっているのが、太ももの前の筋肉。
「体を支える」「歩く」の二重の負荷を、忙しい旅行スケジュールの中でかけすぎて、今回の症状が出てしまったと思われます。
ですので、解決方法としては、後ろに倒れそうな体のバランスを整えれば、太もも前の筋肉の負荷が減り、痛みは良くなっていきます。
太もも前の筋肉だけではなく、全身のバランスを整える必要がありますので、お近くの専門の治療院医にかかられることをお勧めします。
部分的なセルフケアとはなりますが、太もも前の筋肉を緩める方法として、
①座った状態で股関節の付け根を軽く5回ほど押します。
②両手で太ももを掴んで、股関節から膝に向かって皮膚の上を両手を滑らせます。それを10回ほど繰り返してください。
③次は逆方向、膝から股関節に向けて、太ももを掴んだ両手を10回滑らせます。
④最後に股関節の付け根を軽く5回ほど押します。
左右の太ももにやっていてください。このセルフケアで、太もも前の筋肉の柔軟性と血流を良くすることができます。
当院もバス旅行で膝のお皿の上あたりの筋肉が痛くなってしまった方に対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。
当院で治療を受けていただき、体を整えることで、膝の上の筋肉の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
治療後は、「動きやすい、背中が伸びてる感じがする」という感想をいただきました。
コロナがやっとおさまりつつあるので、皆様には旅行に楽しんでいただきたいです。
旅行に行く前や行った後に、お体について何かご相談がございましたら、ぜひ当院にお越しください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
50歳代男性の方がご来院されて、
「倉庫の内側に断熱材とか貼ろうと思って」
「大きなホッチキスみたいなやつで、ばちばち打ち込んでてん」
「そしたら肘の内側が痛くなって…」
とご相談いただきました。コロナ禍で、DIYが流行り専門職の方のような道具を使われる方が増えました。
慣れない機械を使われることで、肘の内側の痛みを訴えられる方は少なくありません。
そこで今回は、DIYの機械を使い肘の内側に痛みがでた理由と対処法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、肘の内側の痛みを解決することができます。
さらに詳しくそのようになった過程をお聞きしていきました。
肘の内側が痛くて困ることはなんですか?
「頭洗おうとしても痛いし」
「もの持ち上げると痛いし」
「手を仕事仕事やからちょっと困ってる」
作業はまだまだあるんですか?
「全然まだまだ終わってないの」
「安い機械を使ったから悪いと思うねん」
「もうちょっといい機械買おうと思ってる」
何かケアとかされましたか?
「湿布貼ったりサポーターしたけどきかへんくて」
とのことでした。
使われた機械は、エアガンのように、空気の力でホッチキスの弾を板に打ち込むものです。
この打ち込には、腕が跳ね上がる方向に衝撃を伝え、肘に、
「外反力(がいはんりょく)」
という負荷をかけます。
銃なら腕を跳ね上げたり肘を曲げて衝撃を吸収すればいいのです。
しかし、板にホッチキスを打つこむには、腕を跳ね上げないように、外反力に対抗する力が入ります。
外反力を制動するには、肘の内側から前腕や指に伸びる5つの筋肉が活躍します。
ホッチキスを板に打ち込みを連続で行うことで、衝撃を制動するための肘の内側からでる筋肉が疲れて硬くなります。
柔軟性がなくなった筋肉は、付け根である肘の内側に負荷がかかり、痛みを発生させてしまうのです。
ホッチキスの衝撃で硬くなった肘の内側から出る筋肉の対処法として、
①温める
硬くなった筋肉は、いわば冷凍肉です。
お風呂などに浸かり温め血流を良くして、冷凍状態の筋肉を柔らかくしてください。
②肘の内側から出る筋肉を伸ばすストレッチ
ホッチクスからでる衝撃を制動する際に、腕を内側に捻る動作を行います。
腕を内側に捻れた癖を解除するために、手のひらと上に向けて手首を逸らして、指と肘を伸ばずストレッチが有効です。
③皮膚を外側に誘導する
②と同じく、腕を内側に捻り癖を治すために、手のひら側の前腕の皮膚を伸ばします。
方向は、内側(小指側)から外側(親指側)に向かって、皮膚を伸ばしてください。
①、②、③を行なっていけば、ゆっくりながら良くなっていきます。
ただ、今回ご相談いただいた方は、断熱材を貼ったり、棚を取り付けたりと倉庫の改造を、夏までには終わりたいとご希望でした。
このように、ゆっくり待っていられない方は、お近くの専門の治療院にかかられることをお勧めします。
今回の痛みの原因である、肘の内側からでる5つの筋肉は、伸びる方向がそれそれ違います。
ですので、専門知識を持った治療院で、どの筋肉に支障が出ているのかを丁寧に見てもらい施術を受けることで、治癒期間を短縮することができます。
当院もDIYをしたことで肘の内側の痛みに対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。当院で治療を受けていただき、体を整えることで、肘の内側の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
治療後は、
「服着ようと肘捻っても痛くなかった〜」
と感想をいただきました。
コロナ禍で、ディープな域まで趣味を伸ばした方は多くおられます。
楽しく続けるためのも、お身体でお困りごとがあった際には、当院にご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広