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長時間、クーラーの効いた室内にいることで起きるめまいやふらつきの対処法防

2024.08.03 | Category: めまい,予防,体操・ストレッチ,冷え,,血流

 

先日、70歳代の女性の方が、お体の定期メンテナンスに来られました。

お体の状態をお聞きすると、最近、座った状態から立ち上がるときに、軽いめまいやふらつきがでるとのこと。

最近の生活習慣をお聞きすると、外が暑過ぎて、クーラーが効いた部屋にいる時間が長くなり、買い物も食材がなくなるまで外出するのを避けていると。

立ち上がるたびに、軽いとはいえめまいやふらつきが起きるのは、不快であるし、しんどいということでした。

今回、ご相談いただいた患者様のように、クーラーの効いた部屋で過ごす時間が長くなると、それまでは起きていなかった軽いめまいやふらつきを発生される方が少なくありません。

軽いとはいえ、めまいやふらつきは、転倒する可能性もありますので、特にシニアの方は早めに対策を立てる必要があります。

そこで今回は、夏のクーラーのきた部屋で過ごす時間が長くなると、立ち上がりに軽いめまいやふらつきが発症する理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、立ち上がりのたびに、めまいやふらつきが起きるストレスを解消できます。

 

 

 

めまいやふらつきは平衡感覚の機関の不調で発生

 

めまいやふらつきは、平衡感覚の異常で起こります。

平衡感覚が、、耳の奥にある「三半規管(さんはんきかん)」が主に担います。

三半規管とは、三半規管は、私たちの耳の奥ににある3つの小さなチューブで構成されて、私たちがどっちの方向に動いているのかを感じるのに役立ちます。

三半規管を構成している3つのチューブには、どの部分もリンパ液が入っています。

たとえば、ジェットコースターに乗って急に方向が変わると、三半規管を構成しているチューブ中の液体が動きます。

このリンパ液が流れて動き、チューブの中にある小さな毛のようなセンサーに触れて刺激して、私たちの脳に動いていることを知らせます。

ですので、目を閉じていても、体がどう動いているのかを感じることができます。

また、三半規管は、バランスをとるのにも役立ちます。

たとえば、片足で立つときにふらふらしないようにするのは、三半規管を構成しているチューブ中のリンパ液が動き、チューブの中にある小さな毛のようなセンサーに触れて刺激します。

その情報が脳に伝わります。その情報に基づいて、平衡を保つためにの命令が体にくだされ、バランスの維持のための調整がされます。

三半規管の中にあるリンパ液がうまく流れて働かないと、正しい平衡感覚の情報が脳に伝えることができません。

長時間、夏にクーラーの効いた部屋に、体が冷えて耳の血管が収縮し、血流が悪くなることがあります。

特に、耳の中の血流が悪くなると、内耳のリンパ液の産生や循環が不十分になり、リンパ液の流れが悪くなります。

その結果、平衡感覚の調整が損なわれ、めまいやふらつきが発生することがあります。

 

 

 

夏にクーラーの効いた部屋で立ち上がるときに起こる軽いめまいやふらつきの予防法

 

座った状態から立ち上がる際に、軽いめまいやふらつきを感じるとの症状は、特に、長時間、夏の暑さによってクーラーの効いた部屋で過ごすことで、悪化することが多くなります。

このような症状を予防するための方法を紹介させていただきます。

 

耳を温める

ドライヤーを用意し、温風が出る設定にします。

耳に直接当たらないように、ドラーヤーから耳までの離す距離を、30cmに保ちます。

耳全体を温めるために、ドライヤーを耳の周囲にゆっくりと動かします。

片耳につき、1~2分間、温めてください。

そうすることで、クーラーの冷えで滞った耳の血流が促され、その結果、三半規管のリンパの流れが改善することで平衡感覚が安定し、めまいやふらつきが軽減できます。

ドライヤー以外でも、カイロやホットパックなどの温かいものを、クーラーで冷えた耳に、ヤケドに注意しながら、直接当てるのも有効です。

 

耳を引っ張る

親指と人差し指で、耳をつまみます。指で摘んだ耳を、ゆっくりと、上下・前後・左右に、それぞれの方向に向けて、10秒間ずつ、引っ張ります。

耳を動かし刺激を入れることで、耳周りの血行が促進され、耳の中の血流が改善されることで、三半規管のリンパの流れもよくなり、その結果、平衡感覚が安定しめまいやふらつきを防げます。

 

 

 

まとめ

 

クーラーによって、耳までも冷えてしまうことは、なかなか自覚できないものです。

その状態を放置すると、今回、ご相談いただいた患者様のように、めまいやふらつきが発生します。

これが重症になると日常生活に大きな影響が出るので、症状が軽いうちに対処することをおすすめします。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも、夏にクーラーの効いた部屋で過ごしていると、立ち上がりの際にめまいやふらつきが発生するお悩みが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に、クーラーに当たる時間が長くなることで起きる体のの不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

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監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広


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