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なぜ夏の終わりに腰痛が増える?――冷房・運動不足・入浴習慣から考える対策

2026.08.24 | Category: ぎっくり腰,ゆがみ,予防,体操・ストレッチ,冷え,夏,姿勢,家事,寝起き,日常生活の動作,生活習慣,疲労,立ち仕事,立ち方,筋肉疲労,職業病,股関節の痛み,背骨,腰痛,膝の痛み,血流,運動,関節

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

まだまだ暑いですが、お盆も終わり、夏も終盤に向つつあります。

毎年、この時期になると、当院では「腰痛」を訴えられる方が増えてきます。

体のどこが痛くても大変ですが、特に、腰に痛みが出た場合は、日常生活の動作に大きな支障をきたします。

そこで今回は、夏の終わりに腰痛が起こりやすい理由とその対処法について紹介させていただきます。

 

夏の終わりに腰痛が起こりやすい理由

 

お盆が過ぎて、夏も終盤に向かう季節になると、腰痛が起こりやすくなる理由を結論から述べると、

「2か月ほど続いてきた夏特有の生活習慣の積み重ね」

であると考えられます。

具体的には、夏は、暑さを避けるために、

・一日中クーラーの効いた部屋で過ごす

・冷たい飲み物や食べ物をとる機会が増える

・暑いため、湯船につからずシャワーだけで済ませる

・暑さを避けるために外出や運動が減る

といった生活になりやすくなります。

こうした生活習慣は、熱中症や脱水症などを避けるために、仕方がないことではあります。

しかし、そういった習慣で、体の中心部である腰周辺の筋肉や関節などの組織の機能が低下して、腰痛を引き起こしやすくなります。

 

今すぐできる対処法

夏の終わりに起きる腰痛に対して、今すぐできる対処法として、

・クーラーの効いた部屋にいるときは、腹巻きやショール・膝掛けなどを使って、お腹や腰・足元が冷え過ぎないようにする

・冷たい飲み物ばかりにならないように、意識して常温や温かい飲み物も摂るようにする

・体調に問題がなければ、入浴はシャワーだけで済ませずに湯船につかり、ゆっくり体を温める

・室内でもよいので、その場で足踏みやつま先立ち、深呼吸するなど、こまめに体に刺激を入れる

こうした生活習慣に注意することよって、夏の間に低下した腰周辺の状態を少しずつ回復させることで、腰痛の予防や改善につながります。

 

夏の生活習慣が体に及ぼす影響

なぜ夏の間に続けてきた生活習慣によって、腰痛が起こりやすくなる理由を具体的には以下のようなことが考えられます。

冷房による体の冷え

北スウェーデンの労働者3,843人を対象に、職場での寒冷環境への曝露と、首・肩の痛みや腰痛との関連を調べた研究があります。

この研究では、仕事中に寒さを強く感じていた人は、寒さをほとんど感じていない人と比べて、その後に腰痛が発生するオッズが約1.6倍であったと報告されています。

このことから、寒冷環境への曝露と腰痛には関連があることが示されています。

もちろん、日本の夏に熱中症を防ぐためには、クーラーを使用して室温を適切に保つことが大切です。

一方で、冷房の風が直接体に当たったり、薄着のまま長時間過ごしたりすると、お腹や腰、足元などが冷えやすくなります。

体が冷えると、筋肉がこわばって動きにくく感じることがあります。

特に、腰周辺の筋肉は、立つ、座る、歩く、前かがみになるなど、日常生活のさまざまな動作で使われています。

そのため、冷房によって腰周辺の筋肉がこわばると、腰を動かす際に筋肉や関節への負担が増え、腰痛につながる可能性があります。

冷たい飲食物による影響

夏になると、暑さをしのぐために、冷たい水やお茶、ジュース、アイスクリームなどをとる機会が増えます。

もちろん、暑い時期の水分の補給は、非常に重要です。

しかし、冷たい飲み物ばかりを飲んだり、冷たい食べ物をとったりする食生活の習慣が続くと、胃腸に負担をかける場合もあります。

胃腸は、体の外部から見ると、ちょうど腰の位置に存在します。

胃や腸の神経と、腰のあたりの神経や筋肉は、脊髄でつながっています。

胃腸が疲れると、脳が勘違いしたり体を守ろうとしたりして、腰の筋肉を硬くしてしまいます。

その結果、腰の動きが低下して、腰に痛みを感じやすくなる場合があります。

 

シャワー中心の生活による影響

夏は暑いため、湯船につからずシャワーだけで済ませる方も多くなります。

せっかくお風呂に入って汗を流しても、体を湯船で温めると、お風呂から出た途端に汗をたくさんかいてしまって、お風呂に入った意味がなくなると感じるから、なかなか湯船につかれないとおっしゃる方もいらっしゃいます。

シャワーでも、体を洗って清潔にすることはできます。

しかし、湯船につかる場合と比べると、体全体を温めたり、ゆっくりリラックスしたりする機会が減り、体を温める習慣がなくなってしまいます。

腰周辺は分厚い筋肉に覆われていますので、温めるのに時間がかかります。

体が冷えたままでいると、血流が低下して、特に、温まりにくい腰周辺の筋肉はその傾向が高まります。

その結果、腰周辺の筋肉の柔軟性が低下して、腰痛が生じやすくなる場合があります。

 

夏の運動不足による影響

夏は日中の気温が非常に高くなるため、どうしても買い物や散歩など外出を控えたりと、体を動かす機会が減ります。

これは暑さから体を守るためには必要な行動です。

しかし、こうした生活が1~2か月続くと、夏前と比べて、体を動かす機会が減り、腰だけではなく、股関節や膝、足首なども動かす機会が減少します。

活動が低下すると、動かしていない関節の可動性や筋力が減少する傾向にあります。

その影響で、立ったり歩いたりするときに、腰と股関節や膝、足首などがうまく協調して動くことができなくなる場合があります。

その結果、日常の生活動作が、腰にかかる負担を集中させて、腰痛がひき起こしやすくなる場合もあります。

 

腰痛予防のストレッチ方法

腰が痛くなると、「腹筋とか筋トレをした方がいいですか?」というご相談を受けます。

筋トレ自体は、健康のために非常にいいことです。

しかし、腰が痛いのでいきなり筋トレをすると、体もびっくりしてしまいますので、まずは腰周辺の柔軟性を上げて、次の段階で筋トレを始められることをおすすめします。

そのためのストレッチの方法を以下で紹介させていただきます。

 

片膝を抱えるストレッチ

①床やベッドの上に、上向けに寝てください。

②右膝をゆっくり曲げ、両手で右膝を抱え、右膝を胸の方向へ、ゆっくり引き寄せます。

③お尻から腰にかけて、軽く伸びていると感じたら、その状態で10秒保ちます。

④10秒たったら、ゆっくり足を戻し、反対の左側の足でも同じように行います。

左右の足で交互に、3回、繰り返しおこなってみてください。

 

太ももの裏のストレッチ

 

①イスに浅めに腰掛け、背筋を軽く伸ばします。

②右足を前に伸ばし、かかとを床につけ、右足のつま先を軽く上に向けます。

③背筋を伸ばしたまま、股関節から上半身を前に倒します。

④太ももの裏が伸びたのを感じたら、その状態で10秒保ちます。

⑤10秒たったら、ゆっくり足を戻し、反対の左側の足でも同じように行います。

左右の足で交互に、3回、繰り返しおこなってみてください。

 

両膝倒しのストレッチ

①上向けに寝て、両膝を立て、両腕は体の横に置きます。

②息を吐きながら、両膝をゆっくり右側へ倒します。

③腰やお尻の左側が軽く伸びるのを感じたら、その状態で10秒保ちます。

④10秒たったら、ゆっくり足を戻し、反対の左側の足でも同じように行います。

左右の足で交互に、3回、繰り返しおこなってみてください。

 

整骨院でできること

夏の生活習慣による腰痛は、腰だけに要因が集中するのではなく、腰を挟む上半身と下半身の各部位の動きに何らかの支障をきたしていることも要因の一つです。

ですので、夏の生活習慣による腰痛は、全身の状態を把握してからの治療が必要になります。

当院では、詳しく現状のお悩みと生活の状態をお聞きした上で、姿勢の状態・背骨や骨盤の歪み・股関節や肩関節などの可動性・筋肉のバランスなどを検査します。

その上で、お一人お一人に合わせた、背骨や骨盤の歪みを整え・関節などの可動性や筋肉のバランスの調整を行う手技を行い、必要であるなら鍼治療や電気治療なども行います。

治療後も、生活習慣でのアドバイスや患者様の改めて気になることに答えさせていただきます。

そういった流れで治療をすることで、夏の生活習慣による腰痛が少しでも改善できるようにお手伝いさせていただいております。

 

腰の痛みで専門の医療機関で診てもらうべき目安

夏の暑さが和らぎ、活動量が戻ることで、腰痛が軽くなる方もいらっしゃいます。

一方で、腰痛にはさまざまな原因があるため、痛みが長引く場合や症状が強い場合には、医療機関などで原因を確認することが大切です。

具体的な目安となる症状は以下の通りです。

・発熱や悪寒を伴う腰痛

・原因不明の急激な体重の減少

・がんの既往歴がある

・強いケガをした後に発症した腰痛

・高齢者で突然発症した強い腰痛

・夜間も強く痛み、安静にしても改善しない

・足の筋力の低下や麻痺がある

・両足のしびれが強くなっている

・排尿・排便がしにくい、または、漏れる

・股の間にしびれがある

 

まとめ

冒頭でも述べましたが、当院に来院される方の傾向なのですが、毎年、お盆明けは、腰痛の発症が増加します。

体のどこを痛めても辛いですが、特に、腰は日常生活のどの動作にも関わってくるため、痛みが発生するとその影響は大きいものです。

ですので、そういったことを少しでも少なくするために、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

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【ブログ執筆者プロフィール】

氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)

資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)

得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調

整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。 整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。 痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。


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