- Blog記事一覧 -暖房器具の片付けの過程で起こりやすい腰痛を防ぐ方法

暖房器具の片付けの過程で起こりやすい腰痛を防ぐ方法

2024.06.05 | Category: 予防,体操・ストレッチ,入浴,姿勢,疲労,筋肉疲労,腰痛

 

6月に入り、暑くなってくると、電気カーペットやストーブ、こたつなどの暖房器具を片付けをされる方も多いかと思われます。

暖房器具は、片付ける前のお手入れに手がかかります。また、重たいもしくは持ちにくいものが多く、倉庫や押し入れに運んでしまうのに苦労されるお話をよくお聞きします。

そういった作業をおこなった結果、毎年、この時期は腰の痛みを訴える方が少なくありません。

そこで今回は、暖房器具のしまう過程で腰痛が発生しやすい理由と予防法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、夏への模様替えのために暖房器具を片付ける作業で起こりがちな腰の痛みを防げます。

 

 

 

暖房器具の片付けで腰痛が発生しやすい理由

 

暖房器具は多くの場合、重量があり、形状も不規則です。そのため、手入れがしにくかったり、持ちにくいものが多いです。

これらを、掃除したり持ち上げ運んだりする際に、不自然な姿勢でおこなうことで、腰に無理な力がかかります。

暖房器具の不自然な姿勢の代表として、腰を曲げて腰を曲げる

 

「中腰」

 

があります。

立っている時に腰にかかる負荷を100としたら、「中腰」になると、腰にかかる負担は150に増加します。

さらに、「中腰」で荷物を持つと、腰にかかる負担は220と大幅に増加。

また、暖房器具の片付けは、短期間に一気にやる傾向にあるので、腰に違和感を感じても、無理を押して最後までやってしまいます。

つまり、この腰への負荷が大きい中腰姿勢で無理に暖房器具の片付けを持続しておこなうことで、腰周辺の組織が損傷し、その結果、腰に痛みが発生しやすくなります。

 

 

 

暖房器具の片付けで発生しやすい腰痛の予防策

暖房器具を片付ける作業の際に、以下のようなことを気を付けておこなうことで、腰の痛みが発生するのを軽減できます。

 

荷物の適切な持ち上げ方をおこなう

物を持ち上げるときは、腰だけを曲げるのではなく、ひざを曲げて腰をいったん下に落とし、持つ荷物と体を近づけてから、持ち上げるようにしてください。

これにより、腰への負担を軽減できます。重量物の持ち上げ方について、当院のブログでも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

腰や背中の痛みを軽減!正しい重量物の持ち上げる際の注意点とコツ

 

持ち運びを工夫する

重い物は、人力だけで無理に持ち上げず、台車やキャスター付きの道具を使うことで、運ぶ際に腰への負担を減らすことができます。

また、荷物を重たいものや持ちにくいものは、一人で無理をせず、協力してもらえる方がいらっしゃる場合は、多人数で協力して、持ち上げて運ぶことも大切です。

 

片付け作業の前後に体操をする

暖房器具を片付ける作業前には、ラジオ体操をおこない体温を上げると、筋肉の柔軟性が向上して、ケガの防止に役立ちます。

また、暖房器具を片付ける作業を終えて、すぐに動きを止めると、体温が急激に低下して、腰周辺の筋肉や関節などが固まり、腰に痛みが発生しやすくなります。

ですので、軽く腰を前後に曲げたり回したり、足を開脚するなどの整理体操を行ってください。

作業後に疲れて体操ができない場合は、39度〜41度の温度に設定した湯船にゆっくりとつかっていただければ、整理体操の代わりにできます。

 

休憩をはさみながらおこなう

暖房器具の片付けは、時間を忘れて夢中でおこないがちです。

一気にやることで、腰に負荷が続くので、適度に休憩をはさみ、腰への負担の集中を軽減してください。

そうすることで、腰痛を予防できます。

 

腰のコルセットを使用する

暖房器具の片付ける過程で、腰に負荷が集中します。

作業による腰の負担をサポートするために、腰にコルセットを巻くことも有効です。

作業をしているうちに、コルセットが緩んできますので、こまめにコルセットを絞めなおしながら、作業をおこなってください。

 

 

 

まとめ

 

暖房器具の片付けは、年に一度の大変な作業です。その作業を、適切な方法でおこなうと、腰痛を予防しながら、健康状態のままで作業を終えることができます。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも暖房器具の片付け作業によって腰の痛みが発症するようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に、腰痛への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

掃除機をかけていると腰の痛みを訴えるシニア女性に知ってほしい腰痛を予防する方法

デスクワークの女性の方に起きる腰痛は反り腰のせい?その要因と改善するための体操3選

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広


月別アーカイブ

カテゴリ一覧

アクセス情報

所在地

〒675-0008
兵庫県加古川市新神野5-7-7 津田ビル1F-A

駐車場

1台あり

当院に向かい右側に駐車場がございます。駐車場入り口より、左列4番目が当院の駐車スペースとなっております。

休診日

水曜日・日曜日

予約について

当院は完全予約制となっております。

治療中は電話対応ができない場合もございます。留守番電話へお名前・電話番号・診察番号をご伝言ください。後ほど折り返しご連絡いたします。
ホームページからネット予約も出来ますのでご利用ください。