





- Blog記事一覧 -長時間のスマホの使用によって首が痛くなる原因とその対処法は?
みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
先日、40歳女性の方が、首の痛みを訴えられて来院されました。
詳しくお話をお聞きすると、お子さんの受験申し込みで、いくつかの学校の情報を調べるために、長い時間、スマホを操作していたのがきっかけだそうです。
首の痛みで、気分が悪くなるし、睡眠もなんだ浅い感じで、疲れが取れない日が続いていると。
当分、学校の受験情報の収集や受験申し込みで、スマホを触る必要に迫られるとのこと。
コロナ以来、何かとデジタル化して、何をするにもスマホを触らざる得ないことが多くなってています。
そうすると、今回、ご相談いただいたように、首に痛みが発生して、それに伴って体調不良を訴えられる方も少なくありません。
そこで今回は、長時間、スマホを触ることで、首への影響とその対処法について紹介させていただきます。

首は、棒や柱のような頭を支えるだけの役割だけではありません。
・頭を動かす
・頭の位置を脳へ伝える
・目や内耳から入る情報と連携して、頭と体のバランスを調整する
などの役割があります。
そのため、長時間、スマホを見るために首を前へ傾けた姿勢を続けると、単に首の筋肉が疲れるだけではなく、本来さまざまな役割を担っている首を、一定の位置で、長時間、働かせるだけの負担により疲労します。
その結果、首は他の機能が低下して、首の痛みだけではなく、疲労感・めまい・睡眠の質の低下などが起きる要因の一つになります。

スマホを使わない生活は、現在ではなかなか難しいものです。
今回、ご相談いただいた患者様のように、お子さんの受験情報を調べたり、申し込みをしたりするために、どうしても、長時間、スマホを使わなければならない時期もあります。
そこで重要になるのが、「スマホを使わないこと」ではなく、
「首に同じ負担をかけ続けないこと」
です。
そのためには、
・スマホを少し高い位置に持って操作する
・30分程度を目安に一度スマホから目を離し遠くをみる
・首を痛みが強くならない範囲で、ゆっくり首を動かす
・首にホットパックやホットタオルで温める
・眼球を上下左右に無理のない範囲で動かす
などを、スマホを触っている間は、こまめに行ってみてください。

「スマホ首」という言葉を聞いたことがある方も多いかと思われます。
「スマホ首」は、医学的な正式病名ではなく、一般的には、スマホを見るために頭が前に突き出る姿勢になることで、
・背骨の首の部分の上部(頭の首の骨との接続部)が伸展(後方に反る)
・背骨の首の部分の下部(肩の首の骨との接続部)が屈曲(前方に曲がる)
状態になることです。
ざっくりわかりやすく言えば、顔を上げて首を逸らして天井を眺め続ける首の状態に近いとも言えます。
つまり、顔をかげて天井を見続けると、首がだるくなって痛みが起こるのと同じようなことが首に起こります。
また、首の不調により、頭部の固定や動きのコントロールに不調が出ます。
その結果、体のバランス取るための目や内耳から入る情報にブレが生じて、めまいや頭痛など起こります。
また、首には自律神経(体を自動調整してくれる神経)・横隔神経、頸動脈小体(呼吸に関与する神経、センサー)・迷走神経(胃腸の動きに関与する神経)・頸動脈洞(血圧に関与するセンサー)などが集まっています。
スマホ首によって、それらの神経やセンサーに影響することもあり、さまざまな体の不調を引き起こすリスクが高まります。
「私はスマホ首だから首の骨が変形している」「首のカーブがなくなっているから治らない」と必要以上に心配する必要はありません。
スマホを触っているときに、常に、姿勢を完璧な状態にすることは不可能ですので、スマホを見る姿勢を長時間固定しないことが大切です。
スマホを触っているときに疲れたなと感じたら、以下のような姿勢を取っていただいて、スマホ操作によって起きた姿勢を解除するようにしてください。

スマホを置き、椅子に座っている場合は、足の裏を床にしっかりつけます。
そのまま、
「頭のてっぺんを上から軽く引っ張られている」
ようなイメージで、背筋を自然に伸ばします。
その状態を、5秒程度キープしたら、力を抜いてください。

スマホを操作していると、あごが前に突き出すような姿勢になります。
その反対の姿勢をするために、顔を下へ向けるのではなく、視線は正面に向けたまま、あごを軽く「斜め後方」へ引きます。
二重あごをつくるように強く引く必要はなく、首の後ろが軽く伸びる程度で十分です。
その状態を、5秒程度キープしたら、力を抜いてください。

首はとても繊細な部分なので、無理に回したり曲げたりすると、かえって痛みを増幅させてしまうこともあります。
スマホ操作で疲れた首周辺の筋肉を緩めようとする場合は、首と筋肉で密接につながっている肩甲骨を動かすことが有効です。
背中の肩甲骨を意識して、上下・左右・外回し・内回しなど、両肩をゆっくり動かしてください。
肩から背中が気持ちがいいと感じる程度に、20秒ほど動かしてみてください。
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長時間、スマホを使用したことをきっかけに首の痛みが出た場合でも、その原因のすべてスマホとは限りません。
他の日常で生活での要因も合わせて治すことで、より首の痛みの解消が早まります。
例えば、立っている時に体の土台になる足裏や足首、座っている時に体の土台になる骨盤などの動きが硬すぎたりゆるすぎたり、動きに不具合があると体のてっぺんにある首に大きく影響します。
当院では、首やその周辺の関節の動きの可動性や筋肉の調整も行うと同時に、足首や股関節・骨盤や背骨の腰の部分などの下半身の検査と治療を行います。
それによって、よりスマホによって疲れた体の回復を促し、睡眠や目の疲れなどを解消し疲れにくい体作りのお手伝いをさせていただきます。

長時間、スマホを使用した後、首が痛くなった場合、その多くは筋肉や関節などへの一時的な負担が関係している可能性があります。
しかし、中には別の病気やけがが原因となっている場合もあります。
次のような症状がある場合は、スマホの使い過ぎと決めつけず、内科や整形外科など専門の医療機関への相談をおすすめします。
・手や腕に強いしびれや痛みがある
・手や腕に力が入りにくい
・ボタンをかける、箸を使うなど、手先の細かい動作が急にしにくくなった
・歩きにくい、ふらつく
・急に強い頭痛が起こった
・発熱を伴う強い首の痛みがある
・痛みがどんどん強くなる
・安静にしていても強い痛みが続く
・夜中に痛みで何度も目が覚める
・原因不明の体重減少

日常生活で何をするにしてもスマホが必要となり、ますます手放せなってきています。
便利な反面、体にかかる負担も増えて、疲労や不調を訴えられる方も少なくありません。
スマホを操作すること自体は避けられないことも多いので、それによって首の痛みが少しでも軽減できるように、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。
その際には、当院にご相談ください。
当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。
完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。
監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
電話でのご予約はこちら>>079-490-5955
【ブログ執筆者プロフィール】
氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)
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資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)
得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調
整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。 整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。 痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。