





- Blog記事一覧 -暑い日に冷たい飲み物を飲み過ぎると、胃もたれや食欲不振になるのはなぜ?

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
連日、熱中症警戒アラートが発表されるほど、猛暑日が続いています。
冷房が十分に効かない職場で働く方にとっては、こまめな休憩や水分補給が欠かせません。
そのため、多くの職場でも、適切に休憩や水分補給ができるよう配慮されているかと思われます。
こうした職場の環境は熱中症予防のためにとても大切ですが、一方で、喉の渇きに任せて冷たい飲み物を一気に飲む習慣が続くと、胃腸に負担がかかり、食欲の低下や体のだるさにつながることがあります。
実際に当院でも、「夏になると胃の調子が悪い」「食欲が落ちて疲れが抜けない」といったご相談を受けることが少なくありません。
そこで今回は、冷たい飲み物を一気に飲むことで胃腸にどのような影響が起こるのか、そして胃を守るための予防法や対処法について、わかりやすくご紹介します。

職場環境が暑く、汗をたくさんかくと、強い喉の渇きを感じます。
そのため、休憩時間に冷たい飲み物を一気に大量に飲んでしまう方も少なくありません。
このような飲み方が続くことで胃に与える影響を、結論から言えば、
「胃が急激に冷やされることで、胃の働きや胃の血流が一時的に低下し、胃から小腸へ水分や食べ物を送り出す働きが遅くなる」
ことが発生します。
すると、胃の消化機能が低下して、消化不良や食欲不振が起こりやすくなります。
その結果、エネルギー源となる栄養を十分に吸収できなくなり、疲労感や体のだるさを感じやすくなります。

「冷たい飲み物」「一気に飲む」ということが、胃の不調につながります。
それを少しでも改善するためには、
・水筒は、細口のスクリュータイプや細いストロータイプを選ぶ
・ペットボトルに直接口を付けず、コップに注いだりストローを使ったりして飲む
・飲み物を一度口の中に含み、少ししてから飲み込む
・一度に大量に飲まず、100~200mL程度を目安に数回に分けて飲む
・一口飲んだら一呼吸置き、ゆっくり飲む
・冷蔵庫から出したばかりの飲み物ではなく、少し温度が上がってから飲む
といったように、休憩時間直後に、一気に飲むのではなく、休憩時間をフルに使って、ゆっくり飲むようにしてください。
また、仕事中に摂取する際も、こまめに少しずつ取るようにしてください。

胃の主な働きは、飲んだ水分や食べ物を一時的に胃の中にため、胃の動きによって胃液とよく混ぜ合わせながら、少しずつ小腸へ送り出すことです。
つまり、胃は「消化」を担う臓器であり、水分や栄養の多くは、その後、小腸で「吸収」されます。
通常、水だけであれば、飲んでから10~20分ほどで胃から小腸へ送られ始め、30~60分ほどで大部分が胃を通過し、小腸へ運ばれてから吸収されます。
一度に大量に飲むよりも、少量ずつこまめに飲む方が、小腸で効率よく吸収されやすくなります。
これは常温の水分のパターンです。
しかし、冷たい飲み物を一気に大量に飲むと、胃が急激に冷やされることで、胃の血流や胃の動きが一時的に低下します。
その結果、水分を小腸へ送り出す働きが遅くなり、胃の中に水分がとどまる時間が長くなります。
さらに、胃の動きが弱まることで、飲み物や食べ物を胃液と十分に混ぜ合わせる働きも低下するため、消化がスムーズに進みにくくなります。
その結果、胃もたれや食欲不振、消化不良などを起こしやすくなります。
こうした状態が続くと、十分な食事が摂れず、エネルギーや栄養素が不足して、疲れや体のだるさを感じやすくなることがあります。
冷たいものを飲み過ぎて、胃の調子が悪い状態を改善するために有効なツボを、以下で3つ紹介させていただきます。

足三里(あしさんり)ツボの場所は、ひざを軽く曲げ、お皿の下にある外側のくぼみにから、指4本分下が理、外側へ指1本分ずれたところ。
親指で気持ちいいと感じる強さで、5秒押し、ゆっくり離し、これを左右の足で5回繰り返します。

中脘(ちゅうかん)のツボの場所は、胸の中央のみぞおちと、おへその真ん中を結び、そのちょうど中間。
人差し指・中指・薬指の3本の指で、お腹が軽くへこむ程度の力で5秒ゆっくり押し、呼吸を止めず、5回ほど繰り返します。

内庭(ないてい)のツボの場所は、足の甲側の足の人差し指と中指の付け根の間の少しくぼんだところ。
親指で5秒ほど心地よい強さで押し、ゆっくり離し、これを左右の足で5回繰り返します。
冷たいものを飲んだことによる胃への血流の低下が、体の不調を起こしています。
それに対して、血流を改善するために、姿勢の改善・関節の可動域の向上・筋肉バランスの調整など行います。
また、内臓へ影響のある神経(迷走神経)が、首から出ているので、首の調整も合わせて行います。

胃の不調を感じていて、以下の症状がある場合は、速やかに内科や消化器科など専門の医療機関の受診をおすすめします。
・胃もたれや食欲不振が1~2週間以上続く
・強いみぞおちの痛みや繰り返す腹痛がある
・水分も摂れないほどの吐き気・嘔吐が続く
・吐血や黒色の大便が出ている
・原因の分からない体重減少がある

猛暑の中で作業をして大量の汗をかくと、喉の渇きを解消するために、ついつい、冷たい飲み物が欲しくなるし、一気に飲んでしまいます。
それによって、食欲が減少して疲労が積もると、長い夏を乗り越えるのもしんどくなってきます。
ですので、意識して水分補給の方法を工夫されることをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。
その際には、当院にご相談ください。
当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。
完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。
監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
電話でのご予約はこちら>>079-490-5955
【ブログ執筆者プロフィール】
氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)
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資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)
得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調
整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。
整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。
痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。